JPH08127402A - ライブラリ装置及びライブラリ装置のアクセッサハンド機構 - Google Patents

ライブラリ装置及びライブラリ装置のアクセッサハンド機構

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JPH08127402A
JPH08127402A JP26650994A JP26650994A JPH08127402A JP H08127402 A JPH08127402 A JP H08127402A JP 26650994 A JP26650994 A JP 26650994A JP 26650994 A JP26650994 A JP 26650994A JP H08127402 A JPH08127402 A JP H08127402A
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slider
fingers
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hand mechanism
accessor
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はモータの個数削減及び重量の軽減化
によりコストダウンを図ったライブラリ装置のアクセッ
サハンド機構を提供することを目的とする。 【構成】 アクセッサハンド機構はベースに回転可能に
取り付けられた搬送枠と、搬送枠に固定された互いに平
行な一対のスライドシャフトと、スライドシャフトにス
ライド可能に取り付けられた第1スライダと第2スライ
ダとを含んでいる。第1スライダと第2スライダとはコ
イルスプリングにより弾性的に接続されている。アクセ
ッサハンド機構は更に、第1スライダをスライドシャフ
トに沿って移動させる駆動手段と、中間部分が第2スラ
イドに回動可能に取り付けられ、先端部にカートリッジ
把持部を有し回転中心より基端部側に突起をそれぞれ有
する一対のフィンガと、フィンガを閉じる方向に付勢す
る付勢手段とを含んでいる。搬送枠は各フィンガの突起
が嵌合する一対のフィンガ開閉用の溝を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般的にライブラリ装置
に関し、特に、ライブラリ装置のアクセッサハンド機構
に関する。
【0002】ライブラリ装置は、光ディスクカートリッ
ジ又は磁気テープカートリッジ等の情報記録媒体カート
リッジを内部に多数収容し、選択されたカートリッジを
装置内部のドライブユニットにロードし、媒体に情報を
記録/再生する装置である。
【0003】特に近年、マルチメディア、画像データや
グラフィックデータのような大容量を必要とするデータ
の検索に光ディスクライブラリ装置の需要が増えてお
り、設置スペースが小さく、より多くの光ディスクカー
トリッジを収容できる大容量な光ディスクライブラリ装
置が望まれている。
【0004】
【従来の技術】一般的に光ディスクライブラリ装置は、
光ディスクカートリッジの投入及び排出を行うカートリ
ッジアクセスステーション(CAS)と、カートリッジ
を収容する複数のセルを有するセルドラムと、光ディス
クカートリッジに対してデータの記録再生を行うドライ
ブユニットと、カートリッジアクセスステーション、セ
ルドラム及びドライブユニットの間でカートリッジを搬
送するアクセッサとから構成される。
【0005】このような光ディスクライブラリ装置は、
コンピューターの大容量外部記憶装置として最近よく用
いられており、無人化しても確実に作動する信頼性が要
求される。
【0006】アクセッサはガイドシャフトに沿って垂直
方向に移動可能なハンドユニット又はハンド機構を備え
ており、ハンドユニットはカートリッジを把持するため
の一対のフィンガを有している。
【0007】ハンドユニットにはフィンガの開閉動作、
ハンドの前後方向へのスライド動作及びカートリッジを
反転してドライブユニットに挿入するための面反転動作
が要求される。従来のアクセッサハンドユニットでは、
これらの各動作に専用のモータを用いていた。
【0008】このため、上下方向に移動するアクセッサ
機構部に3個のモータが取り付けられ、重量増加及びア
クセッサの容量を大きくする原因となっていた。従来の
アクセッサでは、この機構部を上下に駆動するモータに
必要な駆動電力は約150ワット程度必要であった。
【0009】従来のアクセッサハンドユニットでは、フ
ィンガやカートリッジを押し出す部分が、ドライブユニ
ットの前面パネルと干渉し、ドライブユニットのローデ
ィング位置までカートリッジを搬送することができなか
った。
【0010】このため従来は、安価な一般的なドライブ
ユニットをライブラリ装置に搭載する場合、ドライブユ
ニット毎にカートリッジ受渡し機構を取り付ける必要が
あり、かなりコスト高となっていた。
【0011】また、従来のアクセッサではアクセッサの
上下スライド部とハンドユニットのベースが一体構造と
なっていたため、保守・交換の度に、ライブラリ装置の
側面パネル及び上部パネルを取り外して、ガイドシャフ
トを取り出す必要があり、フィールドでの保守交換が不
可能であったり、保守時間を多く必要とするという保守
性の問題があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、モー
タの個数削減及び重量の軽減化によりコストダウンを図
ったライブラリ装置のアクセッサハンド機構を提供する
ことである。
【0013】本発明の他の目的は、1つのモータにより
フィンガの開閉動作、ハンドユニットの前後移動動作及
びカートリッジの反転動作を実現するライブラリ装置の
アクセッサハンド機構を提供することである。
【0014】本発明の更に他の目的は、アクセッサハン
ド機構の小型化を図ることにより、設置スペースが小さ
く、省エネルギー化を実現したライブラリ装置を提供す
ることである。
【0015】本発明の更に他の目的は、OA机の下に設
置できるまで小型化を図ったライブラリ装置を提供する
ことである。本発明の更に他の目的は、カートリッジ投
入排出口及びオペレータパネルを装置上部に配置して操
作性の向上を図ったライブラリ装置を提供することであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの側面によ
ると、ベースと;該ベースに回転可能に取り付けられた
搬送枠と;該搬送枠に固定された互いに平行な一対のス
ライドシャフトと;前記スライドシャフトにスライド可
能に取り付けられた第1スライダと;前記スライドシャ
フトにスライド可能に取り付けられた第2スライダと;
前記第1スライダを前記スライドシャフトに沿って移動
させる第1駆動手段と;前記第1スライダと前記第2ス
ライダとを弾性的に連結する連結手段と;中間部分が前
記第2スライダに回動可能に取り付けられ、先端部にカ
ートリッジ把持部を有し回動中心より基端部側に突起を
それぞれ有する一対のフィンガと;前記一対のフィンガ
を閉じる方向に付勢する第1付勢手段とを具備し;前記
搬送枠は前記各フィンガの突起が嵌合する一対のフィン
ガ開閉用の溝を有していることを特徴とするライブラリ
装置のアクセッサハンド機構が提供される。
【0017】好ましくは、弾性連結手段は一対のコイル
ばねから構成され、一対のフィンガを閉じる方向に付勢
する前記第1付勢手段を兼用する。第1駆動手段により
第1スライダをスライドシャフトに沿って移動させる
と、第2スライダも移動する。
【0018】第2スライダは前進位置と後退位置の間で
移動可能であり、前進位置は第1前進位置と、第1前進
位置を越えた第2前進位置とを含んでいる。フィンガ開
閉用の溝が特殊形状を有しているため、第2スライダが
前進するにつれてフィンガは自動的に開く。
【0019】第2スライダが第1前進位置まで前進され
てから後退すると、フィンガは閉じて後退する。一方、
第2スライダが第2前進位置まで前進してから後退する
と、フィンガは開いて後退する。
【0020】搬送枠は第1駆動手段と同一のモータに接
続された第2駆動手段により、常に一方向に回転するよ
うに付勢されている。搬送枠の回転は回転防止部材が搬
送枠に当接することにより防止されている。
【0021】上述したように第2スライダは前進位置と
後退位置の間で移動可能であるが、後退位置はホームポ
ジションである第1後退位置と、第1後退位置を越えた
第2後退位置を含んでいる。通常は、第2スライダは第
1後退位置まで後退される。
【0022】第1後退位置では、回転防止部材が搬送枠
に当接しているため、搬送枠が回転することが防止され
る。第2スライダが第2後退位置まで後退されると、回
転防止部材と搬送枠との当接が解除され、搬送枠は18
0°自動的に回転してカートリッジを反転する。
【0023】本発明の他の側面によると、ライブラリ装
置であって、ライブラリ装置内に記録媒体カートリッジ
の投入及びライブラリ装置内から記録媒体カートリッジ
の排出を行うカートリッジ投入排出機構と;記録媒体カ
ートリッジを収容する複数のセルを有するセルユニット
と;記録媒体カートリッジに対してデータの記録再生を
行うドライブユニットと;前記カートリッジ投入排出機
構、前記セルユニット及び前記ドライブユニットの間で
記録媒体カートリッジを搬送するアクセッサとを具備
し;前記アクセッサは、垂直方向に移動可能に取り付け
られたベースと;該ベースに回転可能に取り付けられた
搬送枠と;該搬送枠に固定された互いに平行な一対のス
ライドシャフトと;前記スライドシャフトにスライド可
能に取り付けられた第1スライダと;前記スライドシャ
フトにスライド可能に取り付けられた第2スライダと;
前記第1スライダを前記スライドシャフトに沿って移動
させる駆動手段と;前記第1スライダと前記第2スライ
ダとを弾性的に連結する連結手段と;中間部分が前記第
2スライダに回動可能に取り付けられ、先端部にカート
リッジ把持部を有し回動中心より基端部側に突起をそれ
ぞれ有する一対のフィンガと;前記一対のフィンガを閉
じる方向に付勢する付勢手段とを具備し;前記搬送枠は
前記各フィンガの突起が嵌合する一対のフィンガ開閉用
の溝を有していることを特徴とするライブラリ装置が提
供される。
【0024】カートリッジ投入排出機構はライブラリ装
置の最上部に設けられており、このカートリッジ投入排
出機構から投入されるカートリッジを把持するため、ア
クセッサの薄型化が図られている。
【0025】アクセッサの薄型構造を実現するため、第
1駆動手段と第2駆動手段は同一のモータに接続されて
おり、このモータの出力シャフトが水平になるように取
り付けられている。
【0026】
【作用】第1スライダと第2スライダとは弾性連結手段
により連結されているため、第1スライダが移動される
と第2スライダも移動する。フィンガの開閉はフィンガ
の突起が嵌合する溝形状により決定されるため、第1及
び第2スライダの移動に応じてフィンガは自動的に開閉
する。
【0027】更に、第1スライダを移動させる第1駆動
手段と、搬送枠を回転させる第2駆動手段とは同一モー
タに連結されているため、1つのモータでフィンガの開
閉動作、第1及び第2スライダの移動及び搬送枠の回
転、即ちフィンガに把持されたカートリッジの反転を同
時に実現できる。
【0028】本発明のアクセッサハンド機構によると、
カートリッジの受け渡しのための搬送動作、カートリッ
ジ把持動作及びカートリッジの面反転動作等アクセッサ
に要求される様々な動作をただ1つのモータで実現でき
る。
【0029】モータを垂直に配置した場合、モータ上部
にギヤ機構等が配置されるため、アクセッサの高さは必
然的に高くなってしまう。本発明ではモータを水平方向
に配置したため、ギヤ機構等の配置に要する長さはアク
セッサの第2スライダの長さの中に吸収されてしまうた
め、アクセッサを薄型にすることが可能となる。
【0030】
【実施例】まず図1を参照すると、光ディスクライブラ
リ装置のハウジング17の前面側にはカートリッジ投入
排出口18が形成されている。
【0031】カートリッジ投入排出口18の周辺部には
複数のLED19及びLCDパネル20が設けられてい
る。光ディスクカートリッジ30はカートリッジ投入排
出口18から光ディスクライブラリ装置内に投入され
る。
【0032】カートリッジ投入排出口18及びLCDパ
ネル20が装置最上部に設けられているので、OA机の
下に置かれた光ディスクライブラリ装置に対する操作性
を向上することができる。
【0033】図2及び図3を参照すると、ハウジング1
7の内部には複数のセルを有するセルドラム3と、カー
トリッジアクセスステーション5が回転可能に設けられ
ている。セルドラム3と、カートリッジアクセスステー
ション5は同心上に配置されており、ロータリーエンコ
ーダー付きのモータ26により共に回転される。
【0034】ハウジング17中には更に、複数台の光デ
ィスクドライブユニット6と、セルドラム3、カートリ
ッジアクセスステーション5及びドライブユニット6の
間でカートリッジを搬送するアクセッサ2が設けられて
いる。
【0035】ロータリーエンコーダー付きのモータ21
の出力軸に固定されたプーリ22とハウジング17に回
転可能に取り付けられたプーリ23に渡りタイミングベ
ルト24がかけ回されている。
【0036】このタイミングベルト24に保持ブラケッ
ト42が固定され、保持ブラケット42にアクセッサ2
のハンドユニット40が取り付けられている。モータ2
1を回転すると、アクセッサハンドユニット40がガイ
ドシャフト25に沿って垂直方向に移動される。
【0037】セルドラム3は多数のセルを有しており、
各セルにはそれぞれ一巻ずつの光ディスクカートリッジ
が収納できるように構成されている。多数のセルのうち
特定のセルにはドライブユニット6の光ヘッドをクリー
ニングするためのクリーニングカートリッジが収納され
る。
【0038】カートリッジアクセスステーション5は、
オペレータが外部から投入した光ディスクカートリッジ
をアクセッサ2に受け渡す位置まで搬送したり、或い
は、使用済みのカートリッジをアクセッサ2から受け取
り、所定の位置まで搬送してカートリッジ投入排出口1
8を介して外部に排出する。
【0039】カートリッジアクセスステーション5には
透過型光センサ等から構成されたIDホールセンサ28
が設けられており、カートリッジアクセスステーション
5に投入されたクリーニングカートリッジを検出する。
【0040】複数のLED19は装置の状態表示(電源
投入状態、オンライン状態、ビジー状態)と警告とを行
う。LCDパネル20は、ヘッドクリーニング中及びク
リーニングカートリッジ交換時期等の各種メッセージを
表示する。
【0041】オペレータがカートリッジ投入排出口18
から光ディスクカートリッジ30を投入すると、カート
リッジアクセスステーション5のストッパ27にカート
リッジが当接する。
【0042】モータ26を駆動して、カートリッジアク
セスステーション5をセルドラム3と共に180°回転
し、カートリッジをアクセッサ2に受け渡す。アクセッ
サ2は光ディスクカートリッジを受け取ると、該カート
リッジを搬送してセルドラム3の指定されたセルにカー
トリッジを挿入する。
【0043】光ディスクカートリッジに対してデータの
記録或いは再生を行う場合には、アクセッサ2がセルド
ラム3の指定されたセルからカートリッジを取り出して
搬送し、指定されたドライブユニット6に挿入する。
【0044】光ディスクカートリッジの媒体に対するデ
ータの記録或いは再生が終了すると、アクセッサ2がド
ライブユニット6からカートリッジを取り出して搬送
し、セルドラム3の指定されたセルにカートリッジを挿
入する。
【0045】使用済の光ディスクカートリッジを外部に
排出する場合には、アクセッサ2がセルドラム3の指定
されたセルからカートリッジを取り出して搬送し、カー
トリッジアクセスステーション5に受け渡す。次いで、
モータ26を駆動してカートリッジアクセスステーショ
ン5を180°回転し、カートリッジ投入排出口18か
らカートリッジを外部に排出する。
【0046】次いで、主に図4〜図6、図8及び図9を
参照して、アクセッサハンドユニットを概略的に説明す
る。まず図8及び図9を参照すると、アクセッサハンド
ユニット40のベース44に搬送枠50が回転可能に取
り付けられている。
【0047】ベース44にはフロントパネル46が一体
的に取り付けられている。ベース44にはハンドユニッ
ト40を保持ブラケット42に対して位置決めするため
の穴44a、44bが形成されている。
【0048】フロントパネル46は光ディスクカートリ
ッジの通過を許容する長方形開口70と、この長方形開
口70の概略中央部に形成された円形開口72を有して
いる。
【0049】搬送枠50の前端部にはフロントパネル4
6の長方形開口70と同様な長方形開口が形成されてい
る。搬送枠50の前端部には更に、搬送枠46の円形開
口72に接触して転動する複数のローラ78が取り付け
られている。
【0050】ローラ78が円形開口72に沿って転動す
ることにより、搬送枠50の前端側がベース44に回転
可能に支持される。フロントパネル46には更に、LE
D74と、光検出器76が図示のような位置関係で取り
付けられている。
【0051】即ち、LED74から出射した光ビームが
円形開口72の概略中心を通るようにLED74及び光
検出器76がフロントパネル46に取り付けられてい
る。図4に最もよく示されているように、ベース44の
ブラケット45にロータリーエンコーダー付きのモータ
48が取り付けられている。モータ48の出力軸49に
はギヤ60が固定されており、ギヤ60はギヤ62と噛
み合っている。ギヤ62と同一軸に固定されたギヤ64
がギヤ66と噛み合い、ギヤ66はシャフト56に固定
されたギヤ68と噛み合っている。
【0052】図4と図21を合わせて参照すると明らか
なように、搬送枠50の後端部は二重軸構造によりベー
ス44に対して回転可能に支持されている。即ち、中空
円筒部材又はスリーブ52が軸受54を介して回転可能
にベース44で支持されており、スリーブ52の一端は
搬送枠50に固定されている。シャフト56がスリーブ
52内に挿入され、一対の軸受58で回転可能に支持さ
れている。
【0053】このように、搬送枠50はその前端部でロ
ーラ78と円形開口72との接触により回転可能に支持
され、その後端部で二重軸構造により回転可能に支持さ
れているため、ベース44により安定して支持される。
【0054】図8及び図9を再び参照すると、搬送枠5
0には後で詳細に説明する片方向ガイドユニット80が
取り付けられている。ベース44には搬送枠50の回転
を防止する回転防止部材206が回動可能に取り付けら
れている。
【0055】図10を参照すると、ガイドシャフト20
に固定された保持ブラケット42は2つの突起42a、
42bを有している。ハンドユニット40は、保持ブラ
ケット42の突起42a、42bをベース44の穴44
a、44b内に挿入することにより位置決めされて、ね
じにより保持ブラケット42に固定される。このよう
に、ハンドユニット40がガイドシャフト25と分離し
ているため、ハンドユニットの交換が容易である。
【0056】図11を参照すると、搬送枠とフロントパ
ネルの他の実施例が示されている。搬送枠50の前端部
にカートリッジの通過を許容する長方形開口51が形成
されており、長方形開口51の概略中央部に円形開口5
3が形成されている。
【0057】フロントパネル46′は開口51に対応す
る長方形開口70と、円形開口53に沿って転動する複
数のローラ79を有している。フロントパネル46′の
ローラ79が搬送枠50の前端部に設けた円形開口53
に沿って転動することにより、搬送枠50の前端部がベ
ース44により回転可能に支持される。
【0058】次に図7を参照して、アクセッサの制御系
を簡単に説明する。アクセッサコントローラ110はM
PU88と、制御ファームウェアを有するROM90
と、複数のD/Aコンバータ92,98,104と、複
数の増幅器94,100,106と、複数のパルスカウ
ンター96,102,108を含んでいる。
【0059】ドラム用モータ26の回転はエンコーダー
82で検出される。例えば、エンコーダー82はモータ
26の1回転あたり200パルスを出力する。エンコー
ダー82から出力されたパルスはドラム用パルスカウン
タ96でカウントされ、カウント値がMPU88に入力
される。
【0060】同様に、モータ21及び48の回転を検出
するエンコーダー84及び86の出力パルスはハンドユ
ニット上下用パルスカウンタ102及びハンドユニット
駆動用パルスカウンタ108でそれぞれカウントされ、
カウント値がMPU88に入力される。
【0061】次に図4、図12、図13及び図14を参
照して、アクセッサハンド機構の詳細について説明す
る。図4に示すように、搬送枠50には一対のスライド
シャフト112,114が互いに平行に取り付けられて
いる。
【0062】一対のスライドシャフト112,114に
は第1スライダ130及び第2スライダ140がスライ
ド可能に取り付けられている。即ち、図14を参照する
と明らかなように、第1スライダ130は2か所の取付
け部158,160でスライドシャフト114にスライ
ド可能に取り付けられ、スライドシャフト112に対し
ては1か所の取付け部162で遊びをもって取り付けら
れている。
【0063】同様に、第2スライダ140はスライドシ
ャフト112に2か所の取付け部164,166でスラ
イド可能に取り付けられ、スライドシャフト114に対
しては1か所の取付け部168で遊びをもって取り付け
られている。
【0064】図19に最もよく示されているように、第
1スライダ130は上部プレート132と下部プレート
134を一対のシャフト136,138で連結して構成
されている。
【0065】図14を参照すると明らかなように、第1
スライダ130の下部プレート134は連結部材156
でモータ48により駆動されるタイミングベルト128
に連結されている。第2スライダ140は一対の長穴1
41,143を有しており、これらの長穴141,14
3中にシャフト136,138がそれぞれ挿入されてい
る。
【0066】第2スライダ140の後端部には一対の突
起142,144が形成されており、シャフト136,
138と突起142,144に渡り一対のコイルばね1
46,148が取り付けられている。よって、第1スラ
イダ130と第2スライダ14は一対のコイルばね14
6,148により弾性的に連結されている。
【0067】図4及び図21を参照すると、タイミング
ベルト128はプーリ124,126に渡りかけ回され
ている。モータ48の回転力は、ギヤ60,62,6
4,66及び68を介してシャフト56に伝達される。
【0068】シャフト56が回転されると、シャフト1
18が傘歯車120,122を介して回転されるととも
に、搬送枠50の板金フレーム116がスリーブ52及
び軸受54により回転可能に支持されているため、板金
フレーム116に連結された搬送枠50が水平軸線回り
に回転する。即ち、搬送枠50は一方向に回転するよう
に付勢されている。
【0069】プーリ124がシャフト118に固定され
ているため、タイミングベルト128が回転駆動され、
第1スライダ130がスライドシャフト112,114
に沿ってスライドする。
【0070】第2スライダ140は一対のコイルばね1
46,148により第1スライダ130に弾性的に連結
されているため、第2スライダ140も第1スライダ1
30に追随して同一方向にスライドする。
【0071】第2スライダ140はその両側に一対の突
出部170,172を有しており、各突出部には穴が形
成されている。これらの穴に軸178,180を挿入す
ることにより、一対のフィンガ174,176が第2ス
ライダ140に回動可能に取り付けられる。
【0072】各フィンガ174,176はその先端にカ
ートリッジ把持部174a、176aを有しており、回
動軸178,180に対して把持部174a、176a
の反対側に突起182,184をそれぞれ有している。
【0073】図13に最もよく示されているように、各
フィンガ174,176の基端部には長穴175,17
7がそれぞれ形成されており、これらの長穴175,1
77中に第1スライダ130のシャフト136,138
が挿入されている。
【0074】図4及び図15を参照すると、搬送枠50
には各フィンガ174,176の突起182,184が
嵌合する一対のフィンガ開閉用の溝186,188が形
成されている。
【0075】図14を参照すると明らかなように、各フ
ィンガ174,176の突起182,184は各フィン
ガから上下に突出するように形成されている。よって、
フィンガ開閉用の溝186,188も搬送枠50の上面
側及び下面側に形成されている。
【0076】図15に示すように、溝186は前後方向
に伸長した第1部分186aと、搬送枠50の前方端部
側に設けられた第2部分186bと、第1部分186a
と第2部分186bとを連結する第3部分186cと、
同じく第1部分186aと第2部分186bとを連結す
る、第3部分186cより横方向外側に設けられた第4
部分186bとを含んでいる。
【0077】図4を参照すると明らかなように、溝18
8も第1乃至第4部分を含んでおり、溝186と対称関
係で搬送枠50に形成されている。各フィンガ174,
176は突起182,184を溝186,188にそれ
ぞれ嵌合させて、第2スライダ140にスライド可能に
取り付けられる。
【0078】図4及び図15を参照すると明らかなよう
に、各溝186,188の第4部分には片方向ガイド1
90,192がそれぞれ挿入されている。図16(A)
に示すように、片方向ガイド190,192はばね性を
有する連結部材194で連結され、片方向ガイドユニッ
ト80を形成する。片方向ガイドユニット80は樹脂モ
ールドで成型される。
【0079】図16(B)に示すように、片方向ガイド
190は円弧状のガイド面190aと、斜面190bと
を有している。図15に示すように、円弧状のガイド面
190aでフィンガ174の突起182を溝186の第
1部分186aから第3部分186cに案内するように
片方向ガイド190がフィンガ開閉用の溝186中に配
置される。
【0080】同様に、片方向ガイド192もその円弧状
ガイド面でフィンガ176の突起184を溝188の第
1部分から第3部分へ案内するように、フィンガ開閉用
の溝188中に配置される。
【0081】図16(C)に示すように、片方向ガイド
ユニット80の連結部材194はばね性を有しているた
め、各片方向ガイド190,192はフィンガ174,
176の突起182,184がそれぞれの斜面に乗り上
げると、垂直方向に変位する。
【0082】図17(A)に示すように、各フィンガ1
74,176は引っ張りコイルばね146,148によ
り常に閉じるように付勢されている。第1スライダ13
0及び第2スライダ140は引っ張りコイルばね14
6,148で互いに連結されているため、タイミングベ
ルト128の回転により第1スライダ130が前進する
と、第2スライダ140はある程度遅れて第1スライダ
130に追随する。この第1及び第2スライダ130,
140のスライド時の位相ずれ及びフィンガ開閉用の溝
186,188の形状がフィンガの開閉角度を決定す
る。
【0083】図17(B)に示すように矢印Aのように
スライダ130,140が前進すると、フィンガ17
4,176は開き、矢印Bのようにスライダ130,1
40が後退すると、フィンガ174,176は閉じるよ
うになっている。
【0084】フィンガ174,176の開閉動作は、第
2スライダ140が前進する位置によって決定される。
フィンガ174,176の開閉動作を図18を参照して
詳細に説明する。図18(A)に示すように、フィンガ
174,176はその突起182,184を溝186,
188中にそれぞれ嵌合しながら移動される。
【0085】図18(B)に示すように、フィンガ17
4の突起182が溝186の第2部分186bと第4部
分186dとの接続部付近まで移動されたとき、即ち第
2スライダ140が第1前進位置まで移動されてから後
退したときにはフィンガ174,176は開いて前進
し、閉じて後退する。
【0086】これは、図18(B)と図15を合わせて
参照すると明らかなように前進時にはフィンガ174の
突起182が片方向ガイド190により、溝186の第
1部分186aから第3部分186cへと案内されるた
め、フィンガ174,176はコイルばね146,14
8の付勢力に抗して開くことになる。
【0087】後退時には、コイルばね146の作用によ
りフィンガ174はその突起182が溝186の第4部
分186dを通って後退するため、フィンガ174,1
76は閉じて後退することになる。
【0088】フィンガ174が後退するときには、片方
向ガイド190はフィンガの突起182に押されて逃げ
るため、突起182の通過を許容する。フィンガ176
の突起184と片方向ガイド192との関係も同様であ
る。
【0089】図18(C)に示すように、フィンガ17
4の突起182が溝186の第2部分186bまで前進
してから後退すると、即ち第2スライダ140が第1前
進位置を越えて第2前進位置まで前進してから後退する
と、フィンガ174の突起182は矢印に示された経路
に従って溝186中を移動する。
【0090】これにより、フィンガ174,176は開
いて前進し、開いたままで所定位置まで後退することに
なる。所定位置を越えると、フィンガ174,176は
閉じて後退する。
【0091】第2スライダ140が第2前進位置まで前
進されて、後退するときのフィンガ174,176の開
閉動作を図19を用いて更に詳細に説明する。図12及
び図13に最もよく示されているように、第2スライダ
140には先端にフック150を有する板ばね152が
固定されている。
【0092】板ばね152にはローラ198が回転可能
に取り付けられている。第1スライダ130の上部プレ
ート132はフック150が係合する開口133を有し
ている。
【0093】図19(A)に示すように、搬送枠50に
は突起部196aを有する直線状カム196が一体的に
形成されている。この直線状カム196にローラ198
が常に接触しながら、第1及び第2スライダ130,1
40がスライド運動をする。
【0094】上述したように、第2スライダ140は第
1スライダ130が前進するにつれて徐々に遅れて前進
する。よって、スライダ130,140が前進を開始し
た初期の間は、フック150と開口132の位置がずれ
ているため、フック150は開口132と係合すること
はない。
【0095】第2スライダ140が第1前進位置まで前
進されると、開口132はフック150と係合可能位置
まで近付くが、この時にはローラ198が突起196a
に乗り上げるため、フック150が開口132から逃
げ、フック150が開口132と係合することはない。
【0096】よって、第2スライダ140が第1前進位
置まで前進されて後退された時には、図18(B)に示
すようにフィンガ174の突起182が溝186の第4
部分186dを通って後退するため、フィンガ174,
176は開いて前進し、閉じて後退することになる。
【0097】一方、第2スライダ140が第1前進位置
を越えて前進すると、図19(B)に示すようにローラ
198がカム196の突起部196aを通り過ぎるた
め、フック150が開口132に係合しフィンガ17
4,176は開いた状態でロックされる。
【0098】よって、第2スライダ140が第2前進位
置まで前進されると、フィンガ174,176は開いた
状態でロックされることになる。従って、第2スライダ
140が第2前進位置から後退されると、図19(B)
に示すようにフィンガ174,176は開いた状態でロ
ックされているため、フィンガ174,176の突起1
82,184は図18(C)に示すように各溝186,
188の第3部分を通って後退する。
【0099】所定位置まで後退すると、図19(A)に
示すようにローラ198がカム196の突起部196a
に乗り上げるためフック150が開口132から外れ、
フィンガ174,176は閉じることになる。このよう
に、フック150と直線カム196の突起部196aと
の組み合わせにより、フィンガオープンを維持するタイ
ミング動作を実現する。
【0100】第1スライダ130の移動距離は、第1ス
ライダのホームポジションである後退位置からモータ4
8に接続されたエンコーダー86のパルス数をカウンタ
ー108でカウントし、そのカウント値をMPU88に
入力することにより正確に求められる。従って、一対の
コイルばね146,148により第1スライダ130に
連結されている第2スライダ140の移動距離も、この
カウント値から求められる。
【0101】よって、第2スライダ140を第1前進位
置まで移動させるか、第2前進位置まで移動させるか
は、エンコーダー86が発生するパルス数に基づいてM
PU88がモータ48の回転を制御することにより達成
される。
【0102】セルドラム3のセルに収容されている光デ
ィスクカートリッジをアクセッサ2のハンドユニット4
0が取り出す際には、アクセッサ2が指定されたセルに
アクセスし、第2スライダ140が第1前進位置まで前
進してから後退するように制御される。
【0103】フィンガ174,176は開いて前進し閉
じながら後退するため、フィンガ174,176は光デ
ィスクカートリッジ30の側面を把持して長方形開口7
0を介してカートリッジを搬送枠50中に引き込むこと
ができる。
【0104】セルドラム3の指定されたセルに光ディス
クカートリッジ30を挿入するときには、第2スライダ
140は第2前進位置まで前進されてから後退するよう
に制御される。
【0105】フィンガ174,176がカートリッジを
把持しながらセルへの挿入が開始されるが、スライダ1
30,140が前進するにつれてフィンガ174,17
6は開いていき、いっぱいに開いた位置でロックされ
る。
【0106】この状態はフィンガ174,176がセル
ドラム3に干渉することはなく、第2スライダ140の
先端に設けられている一対の突出部154によりカート
リッジ30はセル内に押し込まれる。
【0107】次に図20を参照して、ドライブユニット
にカートリッジを挿入/取り出す動作について説明す
る。カートリッジ30をドライブユニット6に挿入する
ときには、第2スライダ140は第2前進位置まで前進
してから後退するように制御される。
【0108】フィンガ174,176がいっぱいに開い
たロックされた状態で第2スライダ140が前進するた
め、フィンガ174,176が図20に示すようにドラ
イブユニット6に干渉することなく、第2スライダ14
0の前端に設けられた一対の突出部154で光ディスク
カートリッジをドライブユニット6内に挿入することが
できる。
【0109】データの再生又は書き込みの終了した光デ
ィスクカートリッジ30はイジェクトボタンを押すこと
により、又はホストコンピュータやサーバからのイジェ
クト信号によりドライブユニット6から部分的に排出さ
れる。これによりカートリッジ30の一部分がドライブ
ユニット6から外に飛び出た状態となる。
【0110】よって、第2スライダ140を第1前進位
置まで前進させてから後退するように制御することによ
り、ドライブユニット6から部分的に飛び出たカートリ
ッジ30をフィンガ174,176で把持して搬送枠5
0内に引き込むことができる。
【0111】次に図22及び図23を参照して、カート
リッジ30を反転する面反転機構について説明する。ハ
ンドベース44に固定した軸202に第1回転防止部材
200が回動可能に取り付けられている。
【0112】図23(A)に示すように、第1回転防止
部材200はコイルばね204により時計回り方向に付
勢されて搬送枠50の突出部50aに衝突している。図
21を参照して説明したように、搬送枠50は常に一方
向に回転するように付勢されているが、第2スライダ1
40が前進位置とホームポジションである第1後退位置
との間にあるときには、第1回転防止部材200が搬送
枠50の突出部50aに当接することにより、搬送枠5
0の回転が禁止されている。
【0113】ハンドベース44には更に、第2回転防止
部材208が軸210で回動可能に取り付けられてい
る。第2回転防止部材208はコイルばね212により
図22で時計回り方向に付勢されて、搬送枠50の逆方
向への回転を防止する。
【0114】図4に最もよく示されているように、第2
スライダ140の両側には一対の当接解除部材206が
一体的に形成されている。これらの当接解除部材206
は第2スライダ140が第1後退位置を越えて第2後退
位置に向かって後退すると、搬送枠50の開口50bを
通して搬送枠の外に飛び出す。
【0115】カートリッジの反転を行いたいときには、
第2スライダ140を図23(B)に示すように第1後
退位置を越えて第2後退位置まで後退させる。これによ
り、当接解除部材206がコイルばね204の付勢力に
抗して第1回転防止部材200を反時計回りに回動する
ため、第1回転防止部材200と搬送枠50の突出部5
0aとの当接が解除され、搬送枠50は回転する。
【0116】搬送枠50が回転すると、当接解除部材2
06と第1回転防止部材200との係合は外れるため、
第1回転防止部材200はコイルばね204の付勢力に
より図23(A)に示した状態に復帰し、搬送枠50が
180°回転した状態で搬送枠を再びロックする。
【0117】これにより、カートリッジの反転動作を容
易に達成することができ、光ディスクの両面にデータ領
域を有する光ディスクカートリッジの場合にも、光ディ
スクの両面にデータのライト/リードを行うことができ
る。
【0118】以上の説明では、本発明を光ディスクライ
ブラリ装置のアクセッサハンド機構に適用した例につい
て説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、磁気テープカートリッジ等を扱う他のライブラリ装
置のアクセッサハンド機構にも同様に適用可能である。
【0119】
【発明の効果】本発明は以上詳述したように構成したの
で、カートリッジ受け渡しのための搬送動作、カートリ
ッジ把持動作及びカートリッジの面反転動作をただ1つ
のモータの使用により実現できるため、アクセッサハン
ドユニットの省エネルギー化及びコストダウンを図るこ
とができるという効果を奏する。
【0120】更に、アクセッサハンドユニットの小型化
及び重量の軽減化を図ることができ、ハンド先端位置の
位置決め精度のアップを達成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ディスクライブラリ装置の外観斜視図であ
る。
【図2】光ディスクライブラリ装置の透視図である。
【図3】光ディスクライブラリ装置の断面図である。
【図4】アクセッサハンド機構の平面図である。
【図5】図4の右側面図である。
【図6】図4の左側面図である。
【図7】アクセッサ制御系のブロック図である。
【図8】ハンドユニット外観斜視図である。
【図9】背面側から見たハンドユニット外観斜視図であ
る。
【図10】ハンドユニットの交換を説明する図である。
【図11】搬送枠とフロントパネルの他の実施例を示す
図である。
【図12】ハンド機構の斜視図である。
【図13】図12の一部拡大図である。
【図14】底面側から見たハンド機構斜視図である。
【図15】搬送枠のガイド溝とフィンガの突起との関係
を示す図である。
【図16】片方向ガイドを示す図である。
【図17】フィンガ開閉動作を示す図である。
【図18】フィンガの突起のガイド溝中の移動の仕方と
フィンガ開閉動作との関係を示す図である。
【図19】フィンガ開閉タイミングを説明する図であ
る。
【図20】ドライブユニットとハンドユニットとの関係
を示す図である。
【図21】ハンドユニットの二重軸構造を示す断面図で
ある。
【図22】面反転機構を示す正面図である。
【図23】面反転機構の側面図である。
【符号の説明】
2 アクセッサ 3 セルドラム 5 カートリッジアクセスステーション 6 ドライブユニット 30 光ディスクカートリッジ 40 ハンドユニット 44 ハンドベース 50 搬送枠 130 第1スライダ 140 第2スライダ 174,176 フィンガ 186,188 フィンガ開閉用の溝 190,192 片方向ガイド

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースと;該ベースに回転可能に取り付
    けられた搬送枠と;該搬送枠に固定された互いに平行な
    一対のスライドシャフトと;前記スライドシャフトにス
    ライド可能に取り付けられた第1スライダと;前記スラ
    イドシャフトにスライド可能に取り付けられた第2スラ
    イダと;前記第1スライダを前記スライドシャフトに沿
    って移動させる第1駆動手段と;前記第1スライダと前
    記第2スライダとを弾性的に連結する連結手段と;中間
    部分が前記第2スライダに回動可能に取り付けられ、先
    端部にカートリッジ把持部を有し回動中心より基端部側
    に突起をそれぞれ有する一対のフィンガと;前記一対の
    フィンガを閉じる方向に付勢する第1付勢手段とを具備
    し;前記搬送枠は前記各フィンガの突起が嵌合する一対
    のフィンガ開閉用の溝を有していることを特徴とするラ
    イブラリ装置のアクセッサハンド機構。
  2. 【請求項2】 前記フィンガ開閉用の各溝は、伸長した
    第1部分と、該第1部分よりも横方向内側の前記搬送枠
    の前端部分に形成された第2部分と、前記第1部分と第
    2部分とを連結する第3部分と、前記第3部分よりも横
    方向外側で前記第1部分と第2部分とを連結する第4部
    分とを含んでおり;前記溝の第1部分と第4部分の連結
    部に挿入された、前記各フィンガの突起を前記溝の第1
    部分から第3部分へと移動するようにガイドする一対の
    片方向ガイドを更に具備した請求項1記載のライブラリ
    装置のアクセッサハンド機構。
  3. 【請求項3】 前記一対の片方向ガイドは前記搬送枠に
    固定されたばね性を有する連結部材により連結されてお
    り、前記各片方向ガイドは弾性的に変位して前記各フィ
    ンガの突起が前記溝の第4部分から第1部分へ移動する
    のを許容する請求項2記載のライブラリ装置のアクセッ
    サハンド機構。
  4. 【請求項4】 前記第2スライダは前進位置と後退位置
    の間で移動可能であり前記前進位置は前記各フィンガの
    突起が前記各溝の第3部分と第4部分との連結部分まで
    移動される第1前進位置と、該第1前進位置を越えて前
    記突起が前記溝の第2部分まで移動される第2前進位置
    とを含んでいる請求項3記載のライブラリ装置のアクセ
    ッサハンド機構。
  5. 【請求項5】 前記各フィンガの突起が前記溝の第1部
    分にあるときには前記一対のフィンガは前記付勢手段の
    付勢力により閉じており、前記各突起が前記各溝の第1
    部分から第3部分を通って第2部分に移動すると前記一
    対のフィンガは前記付勢手段の付勢力に抗して開く請求
    項4記載のライブラリ装置のアクセッサハンド機構。
  6. 【請求項6】 前記第2スライダが前記第1前進位置を
    越えて所定位置まで前進されたとき、前記一対のフィン
    ガを開いた状態でロックするロック手段と、前記第2ス
    ライダが前記第1前進位置を越えて後退されたとき、前
    記ロックを解除するロック解除手段を更に具備した請求
    項5記載のライブラリ装置のアクセッサハンド機構。
  7. 【請求項7】 前記ロック手段は前記第2スライダに固
    定されたフックと、前記第1スライダに形成された前記
    フックが係合する穴とから構成され;前記ロック解除手
    段は前記搬送枠の内面に形成された直線カムと、前記フ
    ックに取り付けられた前記直線カムに沿って移動するカ
    ムフォロワーとから構成される請求項6記載のライブラ
    リ装置のアクセッサハンド機構。
  8. 【請求項8】 前記第2スライダを前記第2前進位置か
    ら後退させると、前記各フィンガの突起は前記各溝の第
    2部分から第3部分を通って第1部分へと移動すること
    により、前記一対のフィンガが開いて後退する請求項7
    記載のライブラリ装置のアクセッサハンド機構。
  9. 【請求項9】 前記第2スライダはその前端部にドライ
    ブユニット内にカートリッジを押し込むように適合した
    突出部を有している請求項1記載のライブラリ装置のア
    クセッサハンド機構。
  10. 【請求項10】 前記弾性連結手段は前記付勢手段を兼
    用するコイルばねから構成される請求項1記載のライブ
    ラリ装置のアクセッサハンド機構。
  11. 【請求項11】 前記搬送枠を回転させる第2駆動手段
    を更に具備した請求項1記載のライブラリ装置のアクセ
    ッサハンド機構。
  12. 【請求項12】 前記第1駆動手段と前記第2駆動手段
    は駆動力伝達手段を介してただ一つのモータに接続され
    ている請求項11記載のライブラリ装置のアクセッサハ
    ンド機構。
  13. 【請求項13】 前記第2駆動手段は前記搬送枠に固定
    された中空円筒部材と、該中空円筒部材を回転可能に支
    持する第1軸受手段と、一端が前記駆動力伝達手段に連
    結され他端が前記搬送枠に作動的に連結された前記中空
    円筒部材中に挿入されたシャフトと、該シャフトを回転
    可能に支持する第2軸受手段とを含んでいる請求項12
    記載のライブラリ装置のアクセッサハンド機構。
  14. 【請求項14】 前記搬送枠の一方向の回転を防止す
    る、該搬送枠に回動可能に取り付けられた第1回転防止
    部材と;該第1回転防止部材を前記搬送枠に当接する方
    向に付勢する第2付勢手段とを更に具備した請求項1記
    載のライブラリ装置のアクセッサハンド機構。
  15. 【請求項15】 前記搬送枠の逆方向の回転を防止す
    る、該搬送枠に回動可能に取り付けられた第2回転防止
    部材を更に具備した請求項14記載のライブラリ装置の
    アクセッサハンド機構。
  16. 【請求項16】 前記第2スライダは前記第1回転防止
    部材と前記搬送枠との当接を解除する当接解除部材を有
    しており、前記第2スライダは前進位置と後退位置との
    間で移動可能であり、該後退位置は前記当接解除部材が
    前記第1回転防止部材に衝突しない第1後退位置と、該
    第1後退位置を越えて後退された前記当接解除部材が前
    記第1衝突防止部材を前記第2付勢手段の付勢力に抗し
    て回転させて、前記第1回転防止部材と前記搬送枠との
    当接を解除する第2後退位置とを含んでいる請求項15
    記載のライブラリ装置のアクセッサハンド機構。
  17. 【請求項17】 前記ベースはカートリッジの通過を許
    容する長方形開口と、該長方形開口の概略中央部分に形
    成された円形開口とを有するフロントパネルを有してお
    り、前記搬送枠はその前端部分に取り付けられた前記フ
    ロントパネルの円形開口に接触して転動する複数のロー
    ラーと、前端部分に形成されたカートリッジの通過を許
    容する長方形開口を有している請求項1記載のライブラ
    リ装置のアクセッサハンド機構。
  18. 【請求項18】 前記フロントパネルに取り付けられた
    カートリッジを検出するセンサを更に具備した請求項1
    7記載のライブラリ装置のアクセッサハンド機構。
  19. 【請求項19】 前記センサは発光素子と受光素子とを
    含んだフォトセンサであり、該発光素子からの光ビーム
    が前記円形開口の概略中心を通るように前記発光素子及
    び受光素子が前記フロントパネルに取り付けられている
    請求項18記載のライブラリ装置のアクセッサハンド機
    構。
  20. 【請求項20】 前記搬送枠はその前端部にカートリッ
    ジの通過を許容する長方形開口と、該長方形開口の概略
    中央部分に形成された円形開口とを有しており、前記ベ
    ースはカートリッジの通過を許容する長方形開口と、前
    記搬送枠の円形開口に接触して転動する複数のローラー
    とを有しているフロントパネルを含んでいる請求項1記
    載のライブラリ装置のアクセッサハンド機構。
  21. 【請求項21】 前記フロントパネルに取り付けられた
    カートリッジを検出するセンサを更に具備した請求項2
    0記載のライブラリ装置のアクセッサハンド機構。
  22. 【請求項22】 ライブラリ装置であって、 ライブラリ装置内に記録媒体カートリッジの投入及びラ
    イブラリ装置内から記録媒体カートリッジの排出を行う
    カートリッジ投入排出機構と;記録媒体カートリッジを
    収容する複数のセルを有するセルユニットと;記録媒体
    カートリッジに対してデータの記録再生を行うドライブ
    ユニットと;前記カートリッジ投入排出機構、前記セル
    ユニット及び前記ドライブユニットの間で記録媒体カー
    トリッジを搬送するアクセッサとを具備し;前記アクセ
    ッサは、 垂直方向に移動可能に取り付けられたベースと;該ベー
    スに回転可能に取り付けられた搬送枠と;該搬送枠に固
    定された互いに平行な一対のスライドシャフトと;前記
    スライドシャフトにスライド可能に取り付けられた第1
    スライダと;前記スライドシャフトにスライド可能に取
    り付けられた第2スライダと;前記第1スライダを前記
    スライドシャフトに沿って移動させる駆動手段と;前記
    第1スライダと前記第2スライダとを弾性的に連結する
    連結手段と;中間部分が前記第2スライダに回動可能に
    取り付けられ、先端部にカートリッジ把持部を有し回動
    中心より基端部側に突起をそれぞれ有する一対のフィン
    ガと;前記一対のフィンガを閉じる方向に付勢する付勢
    手段とを具備し;前記搬送枠は前記各フィンガの突起が
    嵌合する一対のフィンガ開閉用の溝を有していることを
    特徴とするライブラリ装置。
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US8264790B2 (en) 2009-07-15 2012-09-11 Fujitsu Limited Housing apparatus for housing housed object, housing method therefor, and library apparatus for housing recording medium
CN110482087A (zh) * 2018-05-15 2019-11-22 苏州优点优唯医疗科技有限公司 一种智能留样库
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