JPH0730335U - スクロールエンジン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 〔目的〕コンプレッサに用いられているスクロール装置
を 内燃機関として使用するのが目的である。 〔構成〕スクロール圧縮機（１）に 燃焼室（２）と、
スクロール膨張室（３）回転軸（４）を設けたエンジ
ン。

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、スクロール圧縮機に燃焼室とスクロール膨張室を取り付けたエ ンジンである。従来のエンジンは、ピストンの往復運動を回転運動に変換して いた。このため振動が発生していた。また、ロータリーエンジンの場合は、１ 回転時に数回爆発行程を行うため 多量の燃料を必要としていた。

本考案は、その欠点を除くためになされたもので、これを図面について説明 すれば スクロール圧縮機（１）に燃焼室（２）とスクロール膨張室（３）を 取り付ける。動作としては、スクロール圧縮機の原理を応用したものである。

本件でいうスクロール膨張室とは、スクロール圧縮機の動作を応用して、圧縮 機の 排気、圧縮、吸入の動作を、それぞれ 吸入、膨張、排気と置き換えた ものである。これによって 高圧ガスの圧力を 回転力に変換することができ る。スクロール圧縮機（１）とスクロール膨張室（２）は同軸で回転する。

スクロール圧縮機（１）とスクロール膨張室（２）のスクロール渦巻きは、互 いに逆渦巻きとする。

本件を 動作によって説明すると、燃料ガスと空気の混合気を スクロール 圧縮機（１）に 送る。この混合気を スクロール圧縮機（１）で圧縮ガスに する。 圧縮ガスを燃焼室（２）に送る。 燃焼室内の点火プラグなどで 圧 縮ガスに点火させて 爆発ガスを発生させる。 爆発ガスをスクロール膨張室 （３）に送る。送られたガスの膨張作用によって スクロールを回転させる。

この回転を、軸出力として 回転軸（４）から取り出す。

したがって、膨張力を回転力として 取り出すことができる。このため回転 力を 直接回転として取り出せるので 振動を少なくできる。また スクロー ル膨張室が、消音管の一部として動作するため、排気音を 小さくできる。

【図面の簡単な説明】

〔図１〕 本考案を エンジンに実施した構成図であ
る。 〔符号の説明〕 （１）は スクロール圧縮機、（２）は 燃焼室、
（３）はスクロール膨張室 （４）は 回転軸。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 〔請求項１〕スクロール圧縮機（１）に 燃焼室（２）
   と スクロール膨張室（３）、回転軸（４）を とりつ
   けた、エンジン。