JP2538959B2 - 内燃機関 - Google Patents

内燃機関

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JP2538959B2 JP62319765A JP31976587A JP2538959B2 JP 2538959 B2 JP2538959 B2 JP 2538959B2 JP 62319765 A JP62319765 A JP 62319765A JP 31976587 A JP31976587 A JP 31976587A JP 2538959 B2 JP2538959 B2 JP 2538959B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はガソリンエンジン,ディーゼルエンジン及び
ガスエンジン等の内燃機関に関する。
〔従来の技術〕 内燃機関とは,燃料の燃焼によって生じた高温高圧の
ガスを直接ピストン及びタービン羽根などに作用させ,
その膨張によって燃料の燃焼熱を機械的仕事に変える熱
機関である。したがって,ガスタービン,ジェットエン
ジン及びロケットも内燃機関に含めうるが,通常はシリ
ンダー内で気体または液体燃料と空気との混合気を点火
・爆発させて,ピストンを動かす往復動式のものを指す
ことが多い。なお,これらは,燃料の種類からガソリン
エンジン,ディーゼルエンジン及びガスエンジンに大別
される。
また,動作面からは4サイクル式と2サイクル式さら
にはロータリ式とに分けられるが,4サイクル式は第2図
に示される例のように吸気弁と排気弁とを備え,吸入・
圧縮・膨張・排気によるピストンの2往復で1回の動作
が完成する。2サイクル式は第3図に示される例のよう
に,吸排気弁を持たず,シリンダ壁にある掃気口および
排気孔をピストン側部で開閉し,ピストンの1往復で吸
入・圧縮および膨張・排気を行わせる。4サイクル式及
び2サイクル式とも圧縮端で点火・爆発する。つまり4
サイクル式ではクランク軸2回転で,2サイクル式ではク
ランク軸1回転で夫々1回の仕事をおこなう。したがっ
て,シリンダーの大きさと回転数が同じであれば,2サイ
クル式は4サイクル式の約2倍の出力が得られる。ま
た,他にロータリ式もあり,3つの部屋を持ったものが実
用化されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
近年,産業の発展を示すエネルギ消費量の増大に伴っ
て各種産業設備上の問題が発生しており,内燃機関もか
かる問題点への対応を余儀なくされている。
例えば,環境改善に係る排出ガス浄化をより経済的な
手法で改善すること,エネルギ経済的には燃料消費量の
一層の低減などが求められている。
内燃機関の排出ガスの成分は燃料性状により大きく異
なるが,主成分はN2,CO2及びH2Oであり,他に大気汚
染物質とされているSOX,NOX,CO,CnHm及び各種粒子状物
質などが含まれている。
これらのうち,大気汚染物質の排出量は少ない程望ま
しく,表1に示す様に日本の自動車に対しては,1966年
よりガソリン車に,また1974年以降にはディーゼル車に
対しても規制が開始され,今日に至っている。
このような規制値に適合させるため,燃焼改善,未燃
分の処理及び排出ガスの処理など各種方法が提案され,
一部は実用に供されている。
これら各種方法のうち,排出ガスの処理については,
例えば排出ガス浄化触媒中に排出ガスを通過させる方法
が最も実用的と思われるが,装置の大きさ及び圧力損失
等の点で一層の改善が求められている。
この改善の一手法として,燃焼用酸化剤ガスとして酸
素富化空気を用いることが考えられている。即ち,こう
することによって,第1には内燃機関本体から排出され
るガスの総量が減少することによって後流側に設置され
る排ガス浄化設備をほゞそのガス量に応じて小さくする
ことができる。第2には,N2分の減少による燃焼の改善
であり,特に低カロリー燃料の燃焼性向上,又未燃分の
低減及びNOX発生量の低減が計られることである。とこ
ろがこのような酸素富化空気燃焼法はまだ実用化されて
いない。その理由としては,酸素富化空気の製造装置が
大きすぎること,及び製造に要する動力がきわめて多い
ことなどである。
本発明は上記に鑑みなされたもので,排ガスの浄化が
充分になされ,かつコンパクトな内燃機関を提供するこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は前記問題点を解決するために、水素、石炭及
び各種炭化水素を燃料とし空気中の酸素を酸化剤とする
内燃機関において、圧縮機容器と、該圧縮機容器内を往
復動自在で上記内燃機関のクランク軸に同期して駆動さ
れるピストンと、上記圧縮機容器の内部上面に取付けら
れた窒素吸着剤とよりなる圧縮機を設け、該圧縮機の上
端部に上記内燃機関のシリンダの吸気孔に接続する酸素
リッチガス出口孔を、同圧縮機の上部に空気入口孔を、
同圧縮機の下部に窒素リッチガス排出孔を設けてなるこ
とを特徴とする内燃機関を提供しようとするものであ
る。
〔作用〕
上記構成を有する本発明によれが、クランク軸の回転
によりピストンが押し上げられるときに、圧縮空気中の
窒素が窒素吸着剤に吸着されてシリンダへ酸素リッチガ
スが供給され、クランク軸によりピストンが押し下げら
れるときに、窒素吸着剤に吸着した窒素が外部に排出さ
れることになる。
〔実施例〕
本発明の1実施例を第1図に示し以下に詳細に説明す
る。
31はディーゼル機関で、吸気孔33から流入した燃料と
空気の混合気がピストン34により圧縮されると、その爆
発・膨張により今度はピストン34が押し下げられ、燃焼
した排ガスは排気孔38から排出され排ガスタービン29に
導入されるとともに、このピストン34の上下動によりク
ランク軸24が回転され出力として取り出される。
一方、排ガスタービン29により駆動される空気圧縮機
03によって加圧された空気は、空気溜04を経由して圧縮
機061へと供給される。
該圧縮機061は、圧縮機容器13と、圧縮機容器13内を
往復動自在なピストン12と、圧縮機容器13の内部上面に
取り付けられる窒素吸着剤(図の斜線部)とからなって
おり、圧縮機容器13の上端面には燃料と空気が混合され
る混合器33に連通する酸素リッチガス出口孔体が、上部
には空気溜04に連通する空気入口孔が、下部には外部に
開放される窒素リッチガス排出孔20が設けられている。
また、ピストン12の下端はクランクシャフト14に連結
されており、該クランクシャフト14はカップリング36に
よりクランク軸24と接続されており、クランク軸24の回
転によりシリンダ34と同期してピストン12が上下動され
るようになっている。
次に酸素富化装置1の動作について説明する。
ピストン12が押し上げられるときに、空気入口孔18か
ら導入される空気が圧縮され、ピストン12が空気入口孔
18よりも上方に移動し内部の空気が一定以上に加圧され
ると酸素リッチガス出口孔19が開き、窒素吸着剤により
窒素が除かれた酸素リッチガスが混合器33へと供給され
る。
ピストン12が下降を開始し空気入口孔18から再び空気
が導入され始めると、窒素吸着剤に吸着された窒素が吸
引され、ピストン12が窒素リッチガス排出孔20よりも下
方に移動すると、窒素リッチガスが窒素リッチガス排出
孔20から外部に放出される。
また、図より明らかなように、酸素富化装置1の左側
の圧縮機061のピストン12はディーゼル機関31の右側の
シリンダ32のピストン34と同期して駆動されるようにな
っている。
即ち、上記右側のシリンダ34が吸着状態あるときに、
上記左側の圧縮機061から酸素リッチガスが混合器33を
介して吸気孔37へ供給されるようになっている。
同様に、酸素富化装置1の右側の圧縮機061のピスト
ン12はディーゼル機関31の左側のシリンダ32のピストン
34と同期して駆動されるようになっている。
以上のような簡素な酸素富化装置1により、燃焼用の
空気として酸素リッチガスを供給することができるの
で、機関の出力当たりの排出ガス量を低減でき、また低
カロリー燃料の燃焼も容易にすることができる。
〔発明の効果〕
本発明は、水素、石炭及び各種炭化水素を燃料とし空
気中の酸素を酸化剤とする内燃機関において、圧縮機容
器と、該圧縮機容器内を往復動自在で上記内燃機関のク
ランク軸に同期して駆動されるピストンと、上記圧縮機
容器の内部上面に取付けられた窒素吸着剤とよりなる圧
縮機を設け、該圧縮機の上端部に上記内燃機関のシリン
ダの吸気孔に接続する酸素リッチガス出口孔を、同圧縮
機の上部に空気入口孔を、同圧縮機の下部に窒素リッチ
ガス排出孔を設ける構成としているので、次のような効
果を奏することができる。
(1)出力当たりの排出ガス量を減ずることができるの
で、排出ガス浄化装置のコンパクト化を図ることができ
る。
(2)低カロリー燃料の燃焼が容易になるので、対応可
能燃料の種類、範囲が拡がるとともに、水を混入させた
燃料の使用も可能となり、経済的な内燃機関を提供でき
る。
(3)酸素リッチガスを簡易な構成で実現することがで
きる。
(4)ヒストンの往復動により酸素リッチガスの供給と
窒素リッチガスの排出が交互に繰り返されているので、
窒素吸着剤の吸着能力が時間の経過とともに低下しな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す図、第2図、第3図は従
来例を示す図である。 04は空気溜、12はピストン、13は圧縮機容器、18は空気
入口孔、19は酸素リッチガス出口孔、20は窒素リッチガ
ス排出孔、33は混合器である。 01:酸素富化装置,02:真空ポンプ,03:空気圧縮機,06:吸
着塔,21,31:ディーゼル機関,061:往復動圧縮機,29:排ガ
スタービン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土佐 陽三 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重 工業株式会社長崎研究所内 (56)参考文献 特開 昭54−52224(JP,A) 特開 昭58−51258(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水素、石炭及び各種炭化水素を燃料とし空
    気中の酸素を酸化剤とする内燃機関において、圧縮機容
    器と、該圧縮機容器内を往復動自在で上記内燃機関のク
    ランク軸に同期して駆動されるピストンと、上記圧縮機
    容器の内部上面に取付けられた窒素吸着剤とよりなる圧
    縮機を設け、該圧縮機の上端部に上記内燃機関のシリン
    ダの吸気孔に接続する酸素リッチガス出口孔を、同圧縮
    機の上部に空気入口孔を、同圧縮機の下部に窒素リッチ
    ガス排出孔を設けてなることを特徴とする内燃機関
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