JPH0730311U - パティキュレートフィルタのシール材冷却構造 - Google Patents

パティキュレートフィルタのシール材冷却構造

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JPH0730311U
JPH0730311U JP6076593U JP6076593U JPH0730311U JP H0730311 U JPH0730311 U JP H0730311U JP 6076593 U JP6076593 U JP 6076593U JP 6076593 U JP6076593 U JP 6076593U JP H0730311 U JPH0730311 U JP H0730311U
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filter
particulate
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Abstract

(57)【要約】 【目的】僅かな部品の追加でパティキュレート捕集器の
外板に接しない部位に配設された非外接シール部を冷却
することにより、シール材の耐久性を向上でき、かつシ
ール材をフィルタブロックに密着させてシール材のシー
ル性を損なうことがない。 【構成】エンジンの排気マニホルドに接続された排気管
11の途中にパティキュレート捕集器12が設けられ、
捕集器12の内部に形成されたフィルタ室21にシール
材24を介して複数のフィルタブロック23が収容され
る。シール材24のうち捕集器12の外板に接しない部
位に配設された非外接シール部27に沿ってシール冷却
管28が設けられ、このシール冷却管28の両端が捕集
器12外に開放される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はエンジンの排ガス中のパティキュレートを捕集するフィルタブロック のシール材を冷却する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のパティキュレートフィルタとして、本出願人はフィルタブロッ ク本体の上縁及び下縁に上溝及び下溝がそれぞれ形成され、これらの上溝及び下 溝の深さ又は幅より大径に形成されたロープ状シール材が上溝及び下溝に配設さ れ、このシール材を上溝及び下溝に押付けて固定する金属製のブロックカバーが ブロック本体の3つの側面を被覆しかつ残りの1つの側面に排気出口用開口部を 有するパティキュレート捕集用フィルタブロックを実用新案登録出願した(実願 平5−40397)。上記ブロック本体はシール材及びブロックカバーを介して パティキュレート捕集器内に収容される。
【0003】 このように構成されたフィルタブロックでは、ブロック本体の3つの側面がブ ロックカバーで覆われるので、フィルタブロックを金属部品と同等に扱うことが でき、ブロック本体が外力から保護される。また複数のフィルタブロックの溶接 による組立てが可能になる。更にロープ状シール材がブロックカバーでブロック 本体毎に固定されるので、長期間使用してもシール材が抜け落ちず、高いシール 性を維持し続ける。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のパティキュレート捕集用フィルタブロックでは、シール材のうち捕 集器の外板に接しない部位に配設されたシール材は、冷却されることなく常にエ ンジンの排ガスにさらされるので、排ガスと略同一の温度まで上昇する。この結 果、エンジンの運転条件によって排ガス温度がシール材の耐熱温度を越えると、 シール材の耐久性が損なわれる恐れがある。
【0005】 本考案の目的は、僅かな部品の追加でパティキュレート捕集器の外板に接しな い部位に配設された非外接シール部を冷却することにより、シール材の耐久性を 向上でき、かつシール材をフィルタブロックに密着させてシール材のシール性を 損なうことのないパティキュレートフィルタのシール材冷却構造を提供すること にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の構成を、実施例に対応する図1を用いて説 明する。 本考案のパティキュレートフィルタのシール材冷却構造は、エンジンの排気マ ニホルドに接続された排気管11の途中に設けられたパティキュレート捕集器1 2と、捕集器12の内部に形成されたフィルタ室21,22にシール材24を介 して収容された複数のフィルタブロック23と、シール材24のうち捕集器12 の外板に接しない部位に配設された非外接シール部27に沿って設けられ両端が 捕集器12外に開放されたシール冷却管28とを備えたものである。
【0007】
【作用】
エンジンの運転条件により排ガスの温度がシール材24の耐熱温度を越えても 、非外接シール部27はシール冷却管28に接しているため、シール冷却管28 内を通る冷たい外気により冷却され、非外接シール部27がその耐熱温度を越え ない。またシール冷却管28は非外接シール部27をフィルタブロック23に押 付けるので、シール材24のシール性を損なわない。
【0008】
【実施例】
次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図1〜図3に示すように、車両用ディーゼルエンジンの排気マニホルドには排 気管11が接続され、この排気管11の途中にはパティキュレート捕集器12が 設けられる。捕集器12は捕集器本体13と、捕集器13の上面に設けられた角 錐台状の排ガス流入部14と、捕集器本体13の両側面にそれぞれ設けられた角 柱状の一対の排ガス流出部16,17と、捕集器本体13の下面に設けられた箱 状のパティキュレート溜まり部18とを有する。捕集器本体13の内部は仕切壁 19により、一対のフィルタ室21,22に区画される(図2)。
【0009】 一対のフィルタ室21,22にはそれぞれ直方体のフィルタブロック23が2 つずつ収容される(図2)。フィルタブロック23は図示しないがセラミック多 孔質体からなる複数枚のフィルタプレートをフィルタ接合材を介在させて配列し 互いに接合させることにより作られる。フィルタブロック23の上縁及び下縁の 全周にシール材24が配設され、フィルタブロック23はシール材24を介して 捕集器本体13のフィルタ室21,22にそれぞれ収容される。シール材24は ガラス繊維又はセラミック繊維により形成され、適度の弾性を有する。
【0010】 シール材24は捕集器本体13の外板に沿ってかつ外板に接するように配設さ れた外接シール部26と、外板に接しない部位に配設された非外接シール部27 とを備える。非外接シール部27は仕切壁19の上端及び下端に沿って配設され た第1シール部27aと、フィルタブロック23,23間に配設された第2シー ル部27bとを有する(図1及び図2)。第1シール部27a及び第2シール部 27bに沿ってかつ第1シール部27a及び第2シール部27bに接するように 十字状に形成された一対のシール冷却管28,28が捕集器本体13の上面及び 下面に配設される。これらのシール冷却管28,28の4つの端部はそれぞれ開 放され、これらの端部は互いに連通する。捕集器本体13上面に設けられたシー ル冷却管28の4つの端部は排ガス流入部14から僅かに突出し、捕集器本体1 3下面に設けられたシール冷却管28の4つの端部はパティキュレート溜まり部 18から僅かに突出する。
【0011】 まパティキュレート溜まり部18は図示しない仕切壁により一対の焼却室29 に区画され、これらの焼却室29には焼却室29に堆積したパティキュレートを 焼却する一対のヒータ31がそれぞれ挿着される。ここでは一方の焼却室29及 び一方のヒータ31のみを図示する(図1)。排ガス流入部14の一方の側面に は単一の排ガス導入管32が接続され、一対の排ガス流出部16,17の一方の 側面にはそれぞれ一対の排ガス排出管33,34が接続される。排気管11は一 端が排気マニホルドに接続され他端が排ガス導入管32に接続された単一の上流 側排気管11aと、一端が一対の排ガス排出管33,34にそれぞれ接続された 一対の下流側排気管11b,11cとを有する(図1及び図2)。一対の下流側 排気管11b,11cには、図示しないが先端をフィルタブロック23に向けて ノズルがそれぞれ挿入され、ノズルより下流側にシャットオフバルブが配設され る。また上流側排気管11aには図示しないが圧力センサが設けられる。
【0012】 このように構成されたパティキュレートフィルタのシール材冷却構造の動作を 説明する。 エンジンの排ガスが図2の実線矢印で示すようにフィルタ室21のフィルタブ ロック23,23、排ガス流出部16、排ガス排出管33及び下流側排気管11 bを通って排出されている状態で、圧力センサ(図示せず)が所定値以上の排ガ スの圧力を検出すると、下流側排気管11bのシャットオフバルブ(図示せず) が閉じられ、同時に下流側排気管11cのシャットオフバルブ(図示せず)が開 かれる。この状態で下流側排気管11bに挿入されたノズル(図示せず)からフ ィルタ室21のフィルタブロック23,23に向って圧縮エアが噴射されて、フ ィルタ室21のフィルタブロック23,23に堆積したパティキュレートが吹飛 ばされる。
【0013】 下流側排気管11cのシャットオフバルブが開かれることにより、エンジンの 排ガスは破線矢印で示すようにフィルタ室22のフィルタブロック23,23に 流入する。排ガス中のパティキュレートはこれらのフィルタブロック23,23 内を通過するときに捕集され、清浄な排ガスは排ガス流出部17、排ガス排出管 34及び下流側排気管11cを通って大気に排出される。
【0014】 エンジンの運転条件により排ガスの温度が変化して、排ガスの温度がシール材 24の耐熱温度を越える場合がある。この場合、シール材24のうち外接シール 部26は捕集器本体13の外板に接しているため、外板を介して冷たい外気によ り冷却され、外接シール部26がその耐熱温度を越えることはない。またシール 材24のうち非外接シール部27はシール冷却管28に接しているため、シール 冷却管28内を通る冷たい外気により冷却され、非外接シール部27がその耐熱 温度を越えることはない。この結果、シール材24の耐久性を向上できる。また シール冷却管28は非外接シール部27をフィルタブロック23に押付けるので 、シール材27のシール性を損なうことはない。
【0015】 なお、上記実施例ではエンジンとして車両用エンジンを挙げたが、これは一例 であって産業機械用エンジン、船用エンジン又はその他のエンジンでもよい。 また、上記実施例ではフィルタ室にフィルタブロックを4個収容したが、これ に限らずフィルタ室に2個、3個又は5個以上のフィルタブロックを収容しても よい。
【0016】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、パティキュレート捕集器の内部に形成さ れたフィルタ室にシール材を介して複数のフィルタブロックを収容し、シール材 のうち捕集器の外板に接しない部位に配設された非外接シール部に沿ってシール 冷却管を設け、このシール冷却管の両端を捕集器外に開放するように構成したの で、シール冷却管内を通過する冷たい外気により非外接シール部を冷却できる。 この結果、シール材の耐久性を向上できる。また、シール冷却管という比較的簡 単な形状の部品の追加だけ済むので、殆ど製造コストを押上げることはない。更 にシール冷却管は非外接シール部をフィルタブロックに押付けるので、シール材 のシール性を損なうことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例パティキュレートフィルタのシ
ール材冷却構造を示す図2のA−A線断面図。
【図2】図1のB−B線断面図。
【図3】そのシール冷却管を含む捕集器の斜視図。
【符号の説明】
11 排気管 12 パティキュレート捕集器 21,22 フィルタ室 23 フィルタブロック 24 シール材 27 非外接シール部 28 シール冷却管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの排気マニホルドに接続された
    排気管(11)の途中に設けられたパティキュレート捕集器
    (12)と、 前記捕集器(12)の内部に形成されたフィルタ室(21,22)
    にシール材(24)を介して収容された複数のフィルタブロ
    ック(23)と、 前記シール材(24)のうち前記捕集器(12)の外板に接しな
    い部位に配設された非外接シール部(27)に沿って設けら
    れ両端が前記捕集器(12)外に開放されたシール冷却管(2
    8)とを備えたパティキュレートフィルタのシール材冷却
    構造。
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