JPH07303014A - 超音波診断装置用自動振幅制御回路 - Google Patents

超音波診断装置用自動振幅制御回路

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JPH07303014A
JPH07303014A JP9532994A JP9532994A JPH07303014A JP H07303014 A JPH07303014 A JP H07303014A JP 9532994 A JP9532994 A JP 9532994A JP 9532994 A JP9532994 A JP 9532994A JP H07303014 A JPH07303014 A JP H07303014A
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JP
Japan
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large signal
ultrasonic diagnostic
received signal
reception
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JP9532994A
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Yuuji Kimita
裕治 木見田
Hidetoshi Arii
英利 有井
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Hitachi Ltd
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Aloka Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超音波診断装置の受信信号において、大信号
の前に現れる漏れ込み信号、及び大信号の後に現れる尾
引き信号を減衰させ、表示画面をより見やすくする。 【構成】 受信信号E(t)は2つに分岐され、一方は
遅延回路10に、他方は大信号検出器12に入力され
る。大信号検出器12は、受信信号E(t)のうち信号
レベルが基準電圧Vk を越える部分を大信号L(t)と
して取り出す。積分器14及び減衰量制御信号発生器1
6は、大信号L(t)に基づき減衰量制御信号C(t)
を求める。可変減衰器18は、遅延された受信信号を減
衰量制御信号C(t)に応じて減衰させる。受信信号E
(t)を大信号の前後にわたって減衰させることができ
るため、大信号の前後の漏れ込み及び尾引きの信号レベ
ルを抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波診断装置におけ
る受信信号の処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波診断装置は、生体へ超音波を送波
して反射エコーを電気信号として検出し、その電気信号
に基づいて生体内の断層画像や血流画像を求めて表示す
るものである。
【0003】生体内に、例えば心臓壁のような超音波を
よく反射する強反射体が存在すると、その強反射体から
の受信信号は信号レベルが高くなり、いわゆる大信号と
なる。ところが、そのような強反射体においては、通常
のエコーのほかに、強反射体内部での多重反射によるエ
コーが生じるため、受信信号において大信号の後に尾引
きと呼ばれる長い信号が続くことが多い。
【0004】このように尾引きを伴う場合、表示画面上
ではその部分が高輝度となり、画面がぎらぎらとして見
づらくなる。しかも、その尾引きは、本来不必要な信号
であり、取り除くべきものである。
【0005】そこで、従来はそのような尾引き信号を抑
制するために、AGC(自動ゲイン制御)による受信信
号の振幅制御が行われていた。この方法では、AGC
は、しきい値レベルを越える信号を検出すると、それを
大信号と判定し、その大信号以降に所定時間ゲインを下
げることにより、尾引き信号のレベルを下げていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】アレイ型探触子を用い
る超音波診断装置の場合、大信号には、前述の尾引き信
号のほかに、各振動子間の音響的及び電気的な漏れ込み
により、大信号の前に、いわゆる漏れ込み信号を伴うこ
とが多い。
【0007】しかしながら、従来の方法では、このよう
な大信号の前に出てくる漏れ込み信号には全く対処でき
ないという問題があった。
【0008】本発明は前述の問題点を解決するためにな
されたものであり、尾引き信号と漏れ込み信号の両方を
減衰させることが可能な超音波診断装置用自動振幅制御
回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明に係る超音波診断装置用自動振幅制御回路
は、受信信号を所定時間遅延させる遅延回路と、受信信
号のうち基準電圧よりレベルの高い部分を大信号として
検出する大信号検出手段と、遅延回路から出力された受
信信号を、大信号の前後にわたって減衰する減衰手段と
を有することを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明は以上のような構成を有しており、まず
遅延回路は受信信号を所定時間だけ遅延させる。一方、
大信号検出手段は受信信号を基準電圧と比較し、受信信
号が基準電圧を越えると、それを大信号として検出す
る。減衰手段は、大信号検出手段の出力信号に基づいて
遅延回路で遅延された受信信号を減衰させる。本発明で
は、遅延回路で遅延した受信信号を減衰させる構成とし
ているので、大信号の後に続く尾引き信号だけでなく、
大信号の前の漏れ込み信号も減衰させることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図に基
づいて説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。また、図2は、図1の回路の各部にお
ける信号波形の一例を示すタイムチャートである。
【0013】図1においては、受信信号を検波した後の
信号処理回路を示す。
【0014】検波された受信信号E(t)は2つに分岐
され、一方は遅延回路10へ入力され、他方は大信号検
出器12へ入力される。
【0015】遅延回路10に入力された受信信号は、所
定の遅延時間td だけ遅延された後、可変減衰器18に
入力される。
【0016】大信号検出器12は、受信信号E(t)を
基準電圧Vk と比較し、受信信号E(t)のうち基準電
圧Vk を越える信号部分だけを取り出し、大信号L
(t)として出力する。受信信号E(t)として図2の
波形(ア)に示した信号が与えられた場合、同図の波形
(イ)に示したような大信号L(t)が得られる。な
お、大信号検出器12としては、例えば図3に示すよう
な回路を用いることができる。図3に示した大信号検出
器は、オペアンプを用いた絶対値回路と反転回路とから
成っており、受信信号E(t)のうち基準電圧Vk を越
える部分のみが正の電圧信号として出力される。なお、
大信号検出器の構成は図3に示したものに限らず、同じ
機能を有する周知の回路を用いてもよい。
【0017】大信号L(t)は、積分器14で積分され
る。積分器14から出力される積分信号L* (t)は、
図2の波形(ウ)に示したような波形となる。図2に示
したように、積分信号L* (t)は大信号L(t)より
なだらかで幅の広い信号となっている。本実施例では、
この積分信号L* (t)を受信信号E(t)を減衰させ
るときの減衰量を決めるための信号として用いる。これ
により、大信号部分を含む広い範囲にわたって受信信号
を減衰させることが可能となる。積分信号L*(t)の
信号幅は受信信号の減衰範囲を示すことになるが、この
減衰範囲の幅は積分器14の時定数の設定によって変更
することが可能である。
【0018】積分信号L* (t)は減衰量制御信号発生
器16に入力される。減衰量制御信号発生器16では、
積分信号L* (t)をもとに減衰量制御信号C(t)を
生成する。本実施例では、減衰の程度を元の信号のレベ
ルに対する減衰後の信号のレベルの比率で表すようにし
ている。従って、減衰量制御信号C(t)は、元の信号
のレベルを1としたときの比率を表す0から1までのレ
ベルの信号となっている。具体的には、減衰量制御信号
C(t)としては、積分信号L* (t)に適切な変換係
数を掛けて1(V)から引いたものを用いる。従って、
減衰量制御信号C(t)は、図2の波形(エ)に示した
ような信号となる。なお、減衰量制御信号発生器16と
しては、例えば図4に示した回路を用いることができ
る。図4に示した回路では、抵抗R´の抵抗値を変える
ことにより、積分信号L* (t)を減衰量制御信号C
(t)に変換する際の変換係数を適宜変えることができ
る。
【0019】減衰量制御信号C(t)は、可変減衰器1
8に入力される。可変減衰器18では、遅延された受信
信号を減衰量制御信号C(t)に基づいて減衰させる。
本実施例では、可変減衰器18としてかけ算器を用いて
おり、遅延された受信信号を、減衰量制御信号C(t)
を乗じることにより減衰させている。本実施例では、遅
延時間td だけ遅延された受信信号を可変減衰器で減衰
させるので、受信信号を大信号のほぼtd だけ前の部分
から減衰させることが可能となる。よって、可変減衰器
18からの出力信号E* (t)は、図2の波形(オ)に
示すように、大信号部分の前後にわたって減衰された信
号となる。
【0020】なお、本実施例では、遅延回路10の遅延
時間td を変えることにより、減衰の開始点を変えるこ
ともできる。
【0021】このように、本実施例は、受信信号を一旦
遅延させてから減衰させる構成としているので、大信号
の前の信号部分から減衰させることができる。従って、
本実施例によれば、受信信号を大信号の前の漏れ込み部
分から減衰させることが可能となる。
【0022】なお、本実施例は、受信信号に減衰量制御
信号を掛けることにより受信信号を減衰させる構成であ
ったが、受信信号の減衰手段はこれに限らず、例えば受
信信号から減衰量制御信号を引くことによって減衰させ
る構成としてもよい。ただし、このような構成にする場
合は、減衰量制御信号をその構成に適合するような形式
の信号にする必要があるのはいうまでもない。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る超音
波診断装置用自動振幅制御回路によれば、大信号の後の
尾引き部分を減衰させるだけでなく、大信号の前に来る
漏れ込み部分も減衰させることができる。これにより、
超音波診断装置の表示画面のぎらつきを抑え、見やすい
診断画像を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る超音波診断装置用自動振幅制御回
路の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1に示した超音波診断装置用自動振幅制御回
路の各部における信号波形の一例を示した波形図であ
る。
【図3】大信号検出器の一例を示すブロック図である。
【図4】減衰量制御信号発生器の一例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
10 遅延回路 12 大信号検出器 14 積分器 16 減衰量制御信号発生器 18 可変減衰器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号を所定時間遅延させる遅延回路
    と、 前記受信信号のうち基準電圧よりレベルの高い部分を大
    信号として検出する大信号検出手段と、 前記遅延回路から出力された受信信号を、前記大信号の
    前後にわたって減衰する減衰手段と、 を有することを特徴とする超音波診断装置用自動振幅制
    御回路。
JP9532994A 1994-05-09 1994-05-09 超音波診断装置用自動振幅制御回路 Expired - Fee Related JP2975526B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006275814A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Tokyo Gas Co Ltd 超音波流量計

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006275814A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Tokyo Gas Co Ltd 超音波流量計

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