JPH07302986A - チルトヒンジを備えた電子機器 - Google Patents

チルトヒンジを備えた電子機器

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JPH07302986A
JPH07302986A JP6114706A JP11470694A JPH07302986A JP H07302986 A JPH07302986 A JP H07302986A JP 6114706 A JP6114706 A JP 6114706A JP 11470694 A JP11470694 A JP 11470694A JP H07302986 A JPH07302986 A JP H07302986A
Authority
JP
Japan
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cable
shaft
case
connector
body case
Prior art date
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Pending
Application number
JP6114706A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Nishizawa
宜治 西澤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二つのケースにまたがる配線方法の改良によ
って、小型化、信頼性及び保守性の向上を図れるチルト
ヒンジを備えた電子機器を提供する。 【構成】 本体ケース1に、回動ケース2を回動開閉自
在に取り付けるためのチルトヒンジ5を備えた電子機器
において、チルトヒンジを構成するシャフト13を中空
軸とし、中空のシャフト内に、本体ケースと回動ケース
にまたがるケーブル14を配設する構成にした。また、
中空のシャフト内にコネクタ15を配設し、本体ケース
または回動ケースから引き出したケーブルを上記コネク
タ16に配線する構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はノート型パーソナルコン
ピュータ(以下、パソコンと略す)、携帯用ワードプロ
セッサ、ファクシミリ装置など、本体ケースに回動ケー
スを回動開閉自在に取り付けるチルトヒンジを備えた小
型電子機器に係り、特に上記二つのケース間にまたがる
配線の支持構造を改良して配線の損耗を防止したチルト
ヒンジを備えた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体技術の進歩により電子機器
の小型化が進み、例えばノート型パソコン、携帯用ワー
ドプロセッサのように、電子部品を実装した基板やキー
ボード等を装備した本体ケースに、表示装置等を備えた
回動ケースを回動開閉自在に取り付けた形態の電子機器
が普及しつつある。この種の電子機器は、両ケースを閉
止状態にしてコンパクト化すると携帯に便利となり、ま
た開放した場合には、卓上等に於いての操作が可能とな
るものである。ところで、このような小型電子機器にお
いては、本体ケース側のプリント基板等や回動ケース側
の表示装置等との間にまたがった配線が必要であり、こ
の配線の難しさが配線支持構造を複雑大型化し、その結
果機器の小型化を妨げたり、配線の保護構造への配慮不
足から、ケースの回動時にケーブルと配線支持部との摩
耗が発生してケーブルの損耗をもたらすといった問題が
生じている。
【0003】このような不具合を解消する為、図5に示
す特開平5-145244号公報に提示された方法では、二つの
ケース21、22 に夫々対向するように開口部を設け、それ
ぞれの開口部にそれぞれが嵌合するようにした二つの筒
状部材を設け、それら二つの筒状部材の端部同士が遊嵌
し合って互いに相対回転する中空軸23を構成するように
し、その中空軸内に二つのケースにまたがるケーブル24
を配設するように構成している。なお、図において、22
は表示側ケース(回動ケース)、21は本体ケース、25は
コネクタである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5-145244号公報に提示された上記従来技術では、本体ケ
ースに対して、回動ケースを回動開閉自在に取り付ける
ためのチルトヒンジが上記中空軸とは別に設けられてい
るので、部品点数が増大し、レイアウトを行う上で制約
が多くなり、装置の小型化を妨げていた。
【0005】
【発明の目的】本発明の目的は、上記のような従来技術
の問題を解決し、本体ケースに、回動ケースを開閉自在
に取り付けるチルトヒンジを備えた電子機器において、
上記二つのケースにまたがる配線方法の改良によって、
小型化、信頼性及び保守性の向上を図れるチルトヒンジ
を備えた電子機器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為本
発明では、第1の手段として、本体ケースに回動ケース
を回動開閉自在に取り付けるためのチルトヒンジを備え
た電子機器において、チルトヒンジを構成するシャフト
を中空軸とし、中空のシャフト内に、本体ケースと回動
ケースにまたがるケーブルを配設した。第2の手段とし
て、中空のシャフト内にコネクタを配設し、本体ケース
または回動ケースから引き出したケーブルを上記コネク
タに配線する構成にした。第3の手段として、上記にお
いて、上記ケーブルの周面には導電性被覆を備え、上記
ケーブルの導電性被膜の外周には接地用導電性弾性部材
を嵌着し該接地用導電性弾性部材の一部を該シャフトの
内壁の接地用導体部分と接続した。
【0007】
【作用】チルトヒンジを構成するシャフトを中空軸と
し、中空のシャフト内に、本体ケースと回動ケースにま
たがるケーブルを配設する構成にしたので、二つのケー
スにまたがるケーブルの配線のために専用部品を必要と
せず、且つケースの回動によってケーブルが摺動されな
くなり、耐久性を高めることができる。中空のシャフト
内にコネクタを配設し、本体ケースまたは回動ケースか
ら引き出したケーブルを上記コネクタに配線する構成で
は、ケーブルの取外しが簡単に行え、且つコネクタを配
設するための新たな配置スペースを必要としない。ケー
ブルの周面に取り付けられた導電性被覆をシャフトの内
壁に電気的に接続するための導電性弾性部材を配設する
構成では、ネジ止めなどを行うことなく、ケーブルの被
覆をアースに落すことができる。
【0008】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例を詳細に説
明する。図1は本発明が適用される電子機器の斜視図で
ある。本体ケース1は電子部品を実装した基板(斜視図
には表われない)やキーボード3等を備え、回動ケース
2は表示装置4等を備えている。上記本体ケース1と回
動ケース2は、図のA及びB部(いずれも枢支部)にお
いて、後述するチルトヒンジ機構によって回動開閉自在
に結合され、未使用時、回動ケース2は手操作によって
閉じられ、本体ケース1に重なる状態になり、使用時に
は手操作により図のような状態に開かれる。
【0009】図2は本発明の一実施例を示す電子機器の
チルトヒンジ5の要部分解斜視図である。図のように、
チルトヒンジ5は本体ケース1に取り付けるための第1
のブラケット11、回動ケース2に取り付けるための第2
のブラケット12を備え、これら二つのブラケットはシャ
フト13に対して回動自在に取り付けられている。このシ
ャフトの回動抵抗(トルク)は、図示されていないトル
ク付与部によって所定に設定されている。また、シャフ
ト13は中空軸になっており、この中を、本体ケース1と
回動ケース2間にまたがるケーブル14が図のように通っ
ている。なお、一方のブラケットをシャフトに固定する
と共に、他方のブラケットをシャフトに対して回動自在
にしてもよい。本体ケース1に対して回動ケース2を回
動する場合には、シャフト13が各ブラケット11、12 に対
して相対回転することによってケーブルにダメージを与
えることなく、上記回動を許容する。
【0010】図3は本発明の他の実施例のチルトヒンジ
部の断面図である。本実施例でも、上記実施例で図示説
明した第1のブラケット11、第2のブラケット12によっ
てシャフト13a を所定の回転抵抗をもって回動自在に支
持する点では同様であるが、図3に示すように、シャフ
ト13aの中空部にケーブル14の他に、更に第1のコネク
タ15が配設される。なお、図において、17は第1のコネ
クタ15の回転を防止するための該コネクタの外周から突
設された回転防止爪であり、この回転防止爪17をシャフ
ト13aに設けられた穴18にはめ込むことによりコネクタ
15の回転が防止される。図に示すように、本体ケース1
または回動ケース2から引き出されたケーブル14がシャ
フト13aの中空部に配設された第1のコネクタ15に接続
され、この第1のコネクタ15には、これと嵌合する第2
のコネクタ16がシャフト13aの外側から着脱可能に取り
付けられる、第2のコネクタ16には他方のケースから引
き出されたケーブル14aが接続されて、本体ケース1と
回動ケース2が電気的に接続される。この実施例におい
ても、上記と同様に回動ケース2は本体ケース1に対し
て回動できるとともに、コネクタ15が固定である為、シ
ャフト内部のケーブルも回動せず、ダメージを受けるこ
とがない。
【0011】図4は本発明の更に他の実施例を示すチル
トヒンジ部の要部断面図である。本実施例のケーブルは
図のように導電性被覆19によって覆われ、この被覆19の
外周面にリング状の接地用導電性弾性部材20を密着固定
してはめ込み、導電性弾性部材20を取り付けた部分がシ
ャフト13bの中空部内に位置するように配設する。上記
導電性弾性部材20は例えば図のように外径方向に拡開し
た複数の板バネを備えており、この板バネを介して導電
性被覆19をシャフト13b の内壁(接地用導体部分)に電
気的に接続する。こうして、ネジ止めなどを行うことな
く、ケーブルの被覆をアースに落すことができる。な
お、ケーブルを被覆で覆い、その被覆をアースに落とす
のは、ケーブル内の信号を外部の雑音から守るためであ
る。図4の実施例のアース構造は、図2の実施例及び図
3の実施例に対して共に適用することができる。
【0012】なお、前記のように、チルトヒンジは図1
に示すA及びB部に配設されるが、本発明が実施される
チルトヒンジは一般にはいずれか一方である。しかし、
必要に応じて両方のチルトヒンジに実施することも可能
である。また、チルトヒンジの共通化のために、ケーブ
ルを配さないチルトヒンジも他方と共通にしてもよいの
は当然である。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
チルトヒンジを構成するシャフトを中空軸とし、中空の
シャフト内に、本体ケースと回動ケースにまたがるケー
ブルを配設する構成にしたことにより、二つのケースに
またがるケーブルの配線のために専用部品を必要とせ
ず、且つケースの回動によってケーブルが摺動されなく
なるので、小型化及び信頼性の向上を図ることができ
る。また、中空のシャフト内にコネクタを配設し、本体
ケースまたは回動ケースから引き出したケーブルを上記
コネクタに配線する構成では、ケーブルの取外しが簡単
に行え、且つコネクタを配設するための新たな場所を必
要としないので、保守性の向上と機器の小型化を図るこ
とができる。ケーブルの周面に取り付けられた導電性被
覆をシャフトの内壁(接地用導体部分)に電気的に接続
するための接地用導電性弾性部材を配設する構成では、
ネジ止めなどを行うことなく、ケーブルの被覆をアース
に落すことができるので、容易な作業で信頼性の向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実施される電子機器の斜視図である。
【図2】本発明の一実施例を示す電子機器の要部の斜視
図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す電子機器の要部の断
面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す電子機器の要部の断
面図である。
【図5】従来技術の一例を示す電子機器の説明図であ
る。
【符号の説明】
1…本体ケース、2…回動ケース、3…キーホード、4
…表示装置、5…チルトヒンジ、11…第1のブラケッ
ト、12…第2のブラケット、13…シャフト、14…ケーブ
ル、15…第1のコネクタ、16…第2のコネクタ、17…回
転防止爪、18…穴、19…導電性被覆、20…導電性弾性部
材。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G06F 17/21

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケースに、回動ケースを回動開閉自
    在に取り付けるためのチルトヒンジを備えた電子機器に
    おいて、該チルトヒンジは少なくとも一方のケースに対
    して相対回転可能に支持されたシャフトを備え、該シャ
    フトを中空軸とし、中空のシャフト内に、本体ケースと
    回動ケースにまたがるケーブルを挿通したことを特徴と
    するチルトヒンジを備えた電子機器。
  2. 【請求項2】 上記中空のシャフト内にコネクタを配設
    し、上記本体ケースまたは上記回動ケースから引き出し
    たケーブルを上記コネクタに接続したことを特徴とする
    請求項1記載のチルトヒンジを備えた電子機器。
  3. 【請求項3】 上記ケーブルの周面には導電性被覆を備
    え、上記ケーブルの導電性被膜の外周には接地用導電性
    弾性部材を嵌着し該接地用導電性弾性部材の一部を該シ
    ャフトの内壁の接地用導体部分と接続したことを特徴と
    する請求項1又は2記載のチルトヒンジを備えた電子機
    器。
JP6114706A 1994-04-28 1994-04-28 チルトヒンジを備えた電子機器 Pending JPH07302986A (ja)

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JP6114706A JPH07302986A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 チルトヒンジを備えた電子機器

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ID=14644590

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JP6114706A Pending JPH07302986A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 チルトヒンジを備えた電子機器

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JP (1) JPH07302986A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013156723A (ja) * 2012-01-27 2013-08-15 Fujitsu Frontech Ltd 情報処理装置
WO2018100710A1 (ja) * 2016-12-01 2018-06-07 株式会社日立ハイテクノロジーズ 配線ガイド機構および電子機器

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CN110024244A (zh) * 2016-12-01 2019-07-16 株式会社日立高新技术 布线引导机构及电子设备
US10630064B2 (en) 2016-12-01 2020-04-21 Hitachi High-Technologies Corporation Wiring guide mechanism and electronic device

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