JPH0730261A - 電子機器のチルト機構 - Google Patents

電子機器のチルト機構

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JPH0730261A
JPH0730261A JP17047993A JP17047993A JPH0730261A JP H0730261 A JPH0730261 A JP H0730261A JP 17047993 A JP17047993 A JP 17047993A JP 17047993 A JP17047993 A JP 17047993A JP H0730261 A JPH0730261 A JP H0730261A
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JP
Japan
Prior art keywords
holes
hole
electronic device
convex portion
tilt mechanism
Prior art date
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Pending
Application number
JP17047993A
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English (en)
Inventor
Hideaki Okamoto
英明 岡本
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH0730261A publication Critical patent/JPH0730261A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、電子機器の設置条件などにかかわ
らず、表示部を見やすい角度に設定でき、チルト機構専
用部品不要であり、しかも電子機器の内部スペースもと
らない電子機器のチルト機構を提供するものである。 【構成】 本発明は、電子機器筐体に対し、チルト動作
しうる被回動体を備えた電子機器において、前記電子機
器筐体と前記被回動体の対向壁のいずれか一方を弾性材
で構成し、対向壁の一方に形成される凸部は他方に形成
される複数の貫通穴のいずれかに係合保持され、前記電
子機器筐体に対し前記被回動体をチルト動作する際に、
前記凸部は弾性材で構成される壁面の弾性変形を用いて
前記複数の貫通穴のいずれかから別の貫通穴に係合保持
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電話機、ファクシミリ、
その他電子機器の表示部のチルト動作を行う電子機器の
チルト機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子機器の表示部はチルト機構を
持たず表示部が固定されているのが一般的であるが表示
部が固定されているため、機器の置かれる位置、照明の
反射、使用者の位置の違いで表示面が見えにくくなると
いう問題点があった。こうした問題点を解決するため
に、電子機器の表示部にチルト機構を持つものが最近提
供されているが回転軸部分にバネクラッチを用い表示部
を回転、及び保持する方法やロック部材、コイルバネ等
を用いる方法がとられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の機構の場合バネ
クラッチ、もしくはロック部材、コイルバネといった部
品代が高価であり、またその大きさ、部品点数の多さに
より必要となるスペースが大きく機器のデザインを制限
してしまうという問題点があった。
【0004】本発明の目的はこの問題点を解決しようと
するもので部品点数を消減デザインの自由度を大きくし
ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】上記問題点を解
決するために本発明では電子機器筐体に対し、チルト動
作しうる被回動体を備えた電子機器において、前記電子
機器筐体と前記被回動体との回動軸を有した対向する壁
面の一方に凸部を備えると共に他方に複数の貫通穴を備
え、前記電子機器筐体と前記被回動体の対向壁面のいず
れか一方を弾性材で構成し、前記凸部は前記複数貫通穴
のいずれかに係合保持され、前記電子機器筐体に対し前
記被回動体をチルト動作する際に、前記凸部は弾性材で
構成される壁面の弾性変形を用いて前記複数の貫通穴の
いずれかからの別の貫通穴に係合保持されるようにした
ものである。
【0006】
【実施例】以下本発明の第1の実施例を図面を参照して
説明する。
【0007】図1において、1は電話機本体で、2は表
示部としてLCD3を備えたケースユニットであり、こ
のケースユニット2は電話機本体1に対し回動可能とな
っている。図2、3は図1に示すケースユニット2の回
動部を示すもので、図2、3において、4、5はそれぞ
れ電話機本体の上カバー、下カバーである。6はケース
ユニット2の回動軸で、7は上カバー4と一体に構成さ
れているケースユニット2の保持壁である。そしてその
保持壁7にはチルト動作させるための長穴である貫通穴
a、7b、7c、7dが形成されている。前記ケースユニ
ット2には前記貫通穴7a〜7dに保持可能となるように
図4に示すごとく凸部8が形成されている。前記保持壁
7は弾性材で構成されており前記貫通穴7a〜7dの長さ
と板厚がチルト動作しうる際の適度な弾性力を有するよ
うに設定されている。12は保持壁7と周囲面との段
差、71は回転軸6を支持する軸受部である。図4のケ
ースユニットにおいて、回転軸および係合凸部、9は凸
部8の根元部、10はLCD3の表示面を保護するパネ
ル部材である。
【0008】ケースユニット2は上カバー1に対し図中
下側から取り付けられ回転軸6が軸受部71に挿入さ
れ、さらにケース支持板11により下側から回転軸6を
支持するようになっている。そして係合凸部8が貫通穴
a、7b、7c、7dに0.5〜1ミリ程度係合すること
によりケースユニット2はその位置で保持される(図
2、3、5参照)。
【0009】上記構成で、LCD3を備えたケースユニ
ット2を見やすい角度に変えたいときは、ケースユニッ
ト2の後端を手で動かせばよい。ケースユニット2は回
転軸6を支点として動くようになっており、このとき係
合凸部8が貫通穴7aからはずれ貫通穴7aと7bとの間
の中間部15を図6に示す如く押す。保持壁7の板厚、
貫通穴7a、7b、7c、7dの長さを適当な弾性力がでる
ような寸法に設定してあるので図6のように保持壁7は
板バネとして作用し凸部8の貫通穴7aに対する係合量
の分だけたわみケースユニット2は回動可能な状態とな
る。ケースユニット2を回転させていくと係合凸部8は
貫通穴7bに係合し保持壁7はたわんだ状態から復帰し
ケースユニット2はその位置で保持される。さらに回転
させていくと貫通穴7c、7dに係合し、貫通穴7dに係
合した時点で図3、7の状態となり、段差12と係合凸
部8の根元部9が当接しそれ以上回転力を加えてもケー
スユニット2が上カバー4から抜けないように構成され
ている。
【0010】なお実施例中は貫通穴の数は各面4個だが
貫通穴の長さ、貫通穴の中間部15の幅、板厚を適当な
値に設定すれば増やすことは可能である。また係合凸部
8と貫通穴7a、7b、7c、7dの接触面18は図5のよ
うに互いに傾斜面、もしくは曲面(不図示)としておく
ことによりケースユニット2を何回動かしても摩耗しに
くくなるのでケースユニット2の保持力や動作荷重は安
定する。
【0011】(他の実施例)図8は本発明の第2の実施
例を示し、上記第1の実施例中で係合凸部8はすべて貫
通穴7a、7b、7c、7dと係合しているが、図8のよう
に貫通穴の中間部15に一つ以上の凹部17を設けて、
凸部8と凹部17が係合するようにしても良い。特にス
ペース上の問題で貫通穴7a、7b、7c、7dの数を増や
せない場合凹部17を設けることにより動作荷重を変え
ることなくチルト段数を増やすことができる。
【0012】図9は本発明の第3実施例を示し、上記第
1の実施例では保持壁7は上カバー4に設けているがケ
ース支持板に形成してもよい。その際は貫通穴7a
b、7c、7dの長さ、保持壁7の板厚等を上記実施例
と同じように調整しておけば同じ動作荷重を得ることが
可能である。
【0013】図10は本発明の第4の実施例を示し、1
7は上記第1の実施例中の貫通穴7a、7b、7c、7d
代りに設けた凹部であり凸部8と係合可能になってい
る。20は前記ケースユニット2の前記凸部8近傍に設
けたスリット状の穴である。このスリット状の穴20は
その間の部分21が押されたときにたわむために必要な
弾性力が出るように長さを設定する。図11は図10の
ケースユニット2の側面を示すもので、チルト機構の操
作方法は上記実施例と同様であり部分21の作用は上記
第1の実施例中の保持壁7と同様となる。
【0014】図12は本発明の第5の実施例を示し、凹
部171をケースユニット2に設け、係合凸部8を上カ
バー4の保持壁7に設けた場合を示す。71は保持壁7
に設けた貫通穴であり、この間の貫通穴の中間15が適
度な弾性力を持つように形成される。上記第1の実施例
と同様にケースユニット2を操作したとき係合凸部8が
押され15部がたわみチルト可能となる。
【0015】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、電
子機器筐体に対し、チルト動作しうる被回動体を備えた
電子機器において、前記電子機器筐体と前期被回動体と
の回動軸を有した対向する壁面の一方に凸部を備えると
ともに他方に複数の貫通穴を備え、前記電子機器筐体と
前記被回動体の対向壁面のいずれか一方を弾性材で構成
し、前記凸部は前記複数の貫通穴のいずれかに係合保持
され、前記電子機器筐体に対し前記被回動体をチルト動
作する際に、前記凸部は弾性祭で構成される壁面の弾性
編成を用いて前記複数の貫通穴のいずれかからの別の貫
通穴に係合保持されるため、電子機器の設置条件などに
かかわらず、表示部を見やすい角度に設定できる。ま
た、チルト機構専用部品不要であり、その分コストダウ
ンをはかれ、更に、電子機器の内部スペースもとらない
のでデザイン上の自由度が大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電話機の外観図で
ある。
【図2】図1に示す電話機の一部を切り欠いて側面図で
ある。
【図3】図2に示す電話機のチルト角最大時の側面図で
ある。
【図4】図1に示すケースユニットの詳細図である。
【図5】図1に示す電話機のチルト回動部のAーA線断
面図である。
【図6】図5に示すチルト回動部のチルト動作時の断面
図である。
【図7】図5に示すチルト回動部のチルト動作最大時の
断面図である。
【図8】本発明の第2の実施例を示すチルト回動部の断
面図である。
【図9】本発明の第3の実施例を示すチルト回動部の断
面図である。
【図10】本発明の第4の実施例を示すチルト回動部の
断面図である。
【図11】図10に示すケースユニットの側面図であ
る。
【図12】本発明の第5の実施例を示すチルト回動部の
断面図である。
【符号の説明】 1 電話機本体 2 ケースユニット 6 ケースユニット2の回動軸 7 ケースユニット2の保持壁 7a、7b、7c、7d ケースユニット2の貫通穴 8 ケースユニット2の凸部 9 凸部8の根元部 15 貫通穴の中間部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器筐体に対し、チルト動作しうる
    被回動体を備えた電子機器において、前記電子機器筐体
    と前記被回動体との回動軸を有した対向する壁面の一方
    に凸部を備えると共に他方に複数の貫通穴を備え、前記
    電子機器筐体と前記被回動体の対向壁面のいずれか一方
    を弾性材で構成し、前記凸部は前記複数の貫通穴のいず
    れかに係合保持され、前記電子機器筐体に対し前記被回
    動体をチルト動作する際に、前記凸部は弾性材で構成さ
    れる壁面の弾性変形を用いて前記複数の貫通穴のいずれ
    かから別の貫通穴に係合保持されることを特徴とする電
    子機器のチルト機構。
  2. 【請求項2】 前記弾性材で構成される壁面は前記貫通
    穴の長さと板厚がチルト動作しうる際の適度な弾性力を
    有するように設定されていることを特徴とする請求項
    (1)記載の電子機器のチルト機構。
  3. 【請求項3】 前記貫通穴以外に、前記凸部が係合可能
    である一つ以上の凹部を有することを特徴とする請求項
    (1)、(2)の記載のチルト機構。
  4. 【請求項4】 前記貫通穴と前記凸部が係合する面は傾
    斜面もしくは曲面になっていることを特徴とする請求項
    (1)、(2)、(3)記載のチルト機構。
  5. 【請求項5】 前記貫通穴の代りに前記凸部が係合可能
    な一つ以上の凹部が形成され、さらに前記凸部もしくは
    凹部を有する面の少なくとも一方に、凸凹の係合とは無
    関係な位置に一つ以上のスリット状の穴が形成され、前
    記スリットの長さと周辺の板厚が前記回動部材を適度な
    弾性力で回動可能となるように設定されてことを特徴と
    する請求項(1)記載のチルト機構。
  6. 【請求項6】 前記貫通穴を有する壁面は隣接面との間
    に一定の空間を有し前記回動部材に前記凸部とは別に前
    記空間と同程度の高さの凸部を有し、最大チルト角度以
    上の回転に対しこの凸部が前記回動部材もしくは固定部
    材に当接可能に形成したことを特徴とする請求項
    (1)、(2)、(3)、(4)もしくは(5)記載の
    チルト機構。
JP17047993A 1993-07-09 1993-07-09 電子機器のチルト機構 Pending JPH0730261A (ja)

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JP17047993A JPH0730261A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 電子機器のチルト機構

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JP17047993A JPH0730261A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 電子機器のチルト機構

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JPH0730261A true JPH0730261A (ja) 1995-01-31

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ID=15905715

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JP17047993A Pending JPH0730261A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 電子機器のチルト機構

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JP (1) JPH0730261A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6781821B2 (en) 2001-10-25 2004-08-24 Sharp Kabushiki Kaisha Electronic apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6781821B2 (en) 2001-10-25 2004-08-24 Sharp Kabushiki Kaisha Electronic apparatus

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Effective date: 20031126

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Effective date: 20040302

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