JPH07301779A - 画像投影装置及び画像投影方法 - Google Patents

画像投影装置及び画像投影方法

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JPH07301779A
JPH07301779A JP6114158A JP11415894A JPH07301779A JP H07301779 A JPH07301779 A JP H07301779A JP 6114158 A JP6114158 A JP 6114158A JP 11415894 A JP11415894 A JP 11415894A JP H07301779 A JPH07301779 A JP H07301779A
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polarization state
image display
liquid crystal
polarization
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JP6114158A
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English (en)
Inventor
Hideo Yokota
秀夫 横田
Yasuhiro Tamekuni
靖宏 為国
Hiroyuki Wada
宏之 和田
Akihiro Fujiwara
昭広 藤原
Nozomi Kitagishi
望 北岸
Tadashi Okino
正 沖野
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 前の画像の上に次の画像を上書きする表示素
子を使用することができ、しかも精度良く画像投影する
ことができる画像投影装置及び画像投影方法を提供する
ことを目的とする。 【構成】 順次画像を表示する液晶表示パネル1aと、
透過する偏光光を第1の偏光状態と該第1の偏光状態に
ほぼ直交する第2の偏光状態に変換する液晶変調パネル
1bと、これらの間に設置され特定の偏光方向の光を透
過させる偏光フィルタ2とを用いる。そして、画像信号
に基づき、その任意の領域に画像を表示するときに、そ
の領域に対応する前記液晶変調パネル1bの領域の光の
状態を、前記画像信号に同期して前記第1の偏光状態か
ら前記第2の偏光状態へ又は前記第2の偏光状態から第
1の偏光状態へ変換し、前記画像表示手段に表示された
画像を拡大投影する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3次元映像や複数の映
像を鑑賞するための画像投影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像投影装置としては、液晶パネ
ルやCRTなどに画像を形成してスクリーンに拡大投影
して鑑賞するプロジェクタ形式のものがあるが、これは
2次元映像の鑑賞に限られる。
【0003】これに対して、近年、3次元映像を鑑賞す
る画像投影装置が開発されており、例えばこの種の装置
として、右眼画像と左眼画像を形成し、各画像に対応す
る眼で観察するようにしたものがある。その一例を図2
0及び図21に示す。
【0004】図20に示す画像投影システムは、2台の
プロジェクタ101,102で右眼画像と左眼画像をそ
れぞれ偏光方向を直交させて重ねてスクリーン103に
投影し、観察者が偏光眼鏡104を装着して鑑賞するも
のである。
【0005】また、図21に示す画像投影システムは、
レンチキュラーレンズスクリーン111上に、その形状
に合わせて右眼と左眼の画像を2台のプロジェクタ11
2,113により投影し、観察者が所定の位置で鑑賞す
るものである。
【0006】これらの画像投影システムは2つの表示装
置が必要であるが、1つの表示装置で3次元の画像を表
示するものとしては、例えば図22に示すものがあっ
た。
【0007】この画像投影システムは、CRTプロジェ
クタにおいて、CRT121と、そのCRT121の表
示部の前に設置され所定の偏光方向のみ光を透過する偏
光フィルタ122と、入射する光の偏光方向を2つの直
交する状態に変調可能な光変調素子123とが設置され
ている。そして、液晶ドライバ124により、映像信号
の1つフレームを構成する奇フィールドと偶フィールド
に右眼の画像信号と左眼の画像信号をそれぞれ対応させ
て、交互に表示するようにし、その表示するタイミング
に同期して例えば右眼の画像を第1の偏光方向で射出
し、且つ左眼の画像を第2の偏光方向と直交する第2の
偏光方向で射出するように制御する。その画像が投影さ
れたスクリーン125を観察者が偏光眼鏡126を装着
して鑑賞するものである。
【0008】一方、表示素子として液晶表示パネルを用
いた画像投影装置としては、例えば特開平5−2324
03号公報や特開平5−257083号公報に開示され
るものがある。
【0009】特開平5−232403号に開示された装
置は、時間的な分割によって立体表示を行わせる時に
も、左眼と右眼との間で画像のクロストークを低減させ
るようにするため、画面を走査線により走査して表示ユ
ニットから表示光が出射する時に、偏光制御ユニットに
より表示ユニットからの表示光に対し、その偏光方向を
制御するようにしたものである。
【0010】また、特開平5−257083号公報に開
示された装置は、フリッカが全く発生しない良好な立体
画像を得るために、液晶パネルに同時に表示した左右視
の画像毎に偏光方向を90°差に変換して、偏光方向に
90°差を有する左右視の画像を同一フィールドに表示
できるようにしたものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た図22に示す画像投影装置では、各フィールドを右眼
と左眼で交互に観察する手段(偏光素子など)123が
用いられているために、表示素子としては、図23
(a),(b)に示すように光点で画像を描画するCR
T121のようなものに限られてしまう。すなわち、図
24(a),(b)に示すように1フィールド(または
フレーム)の表示時間中に画像を画像表示手段121A
に表示し続け、次のフィールド(またはフレーム)の表
示において前フィールド(またはフレーム)の画像の上
に次の画像を上書きするような例えばTN(ツイストネ
マチック)液晶を使ったTFT液晶表示素子や、1つの
フィールドに異なる画像を混在して書き込むような表示
素子を使用することができないという問題があった。
【0012】また、上述の公報に開示された装置におい
ては、前の画像の上に次の画像を上書きしたり、1つの
フィールドに異なる画像を混在して書き込んだりする表
示素子を用いた場合においては、十分満足の行く良質な
画像を投影することができなかった。
【0013】本発明は上記従来の問題点に鑑み、前の画
像の上に次の画像を上書きしたり、1つのフィールドに
異なる画像を混在して書き込んだりする表示素子を使用
することができ、しかも良質な画像投影を行うことがで
きる画像投影装置及び画像投影方法を提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像投影装置は、順次画像を表示する画像表
示手段と、偏光状態の変調可能な液晶部材と分割された
透明電極とから成り透過する偏光光を第1の偏光状態と
該第1の偏光状態にほぼ直交する第2の偏光状態とに変
換する多分割光変調手段と、前記画像表示手段と前記多
分割光変調手段との間に設置され特定の偏光方向の光を
透過させる偏光選択手段と、前記1つの画像表示手段に
2つの異なる画像を表示するための画像信号を生成する
画像信号生成手段と、前記画像信号生成手段から供給さ
れる画像信号に基づき前記画像表示手段に画像を表示す
る画像表示制御手段と、前記画像表示制御手段が前記画
像表示手段の任意の領域に画像を表示するときに、その
領域に対応する前記多分割光変調手段の領域の光の状態
を、前記画像信号に同期して前記第1の偏光状態から前
記第2の偏光状態へ又は前記第2の偏光状態から前記第
1の偏光状態へ変換するように制御する変調制御手段
と、前記画像表示手段に表示された画像を拡大投影する
投影手段とを有するものである。
【0015】上述した画像投影装置において、前記投影
手段に拡大投影された画像を、前記第1の偏光状態と前
記第2の偏光状態とで選択的に観察するための選択観察
手段を設けることが望ましい。
【0016】上述した画像投影装置において、前記多分
割光変調手段は、前記画像表示手段と前記投影手段との
間に設けられることが望ましい。
【0017】上述した画像投影装置において、前記多分
割光変調手段の分割された領域は、その領域に対応した
前記画像表示手段の画像表示領域と前記投影手段におけ
る前記画像表示手段側の瞳位置とを結ぶほぼ直線上に設
けられていることが望ましい。
【0018】上記目的を達成するために本発明の画像投
影方法は、順次画像を表示する画像表示手段と、偏光状
態の変調可能な液晶部材と分割された透明電極とから成
り透過する偏光光を第1の偏光状態と該第1の偏光状態
にほぼ直交する第2の偏光状態に変換する多分割光変調
手段と、前記画像表示手段と前記多分割光変調手段との
間に設置され特定の偏光方向の光を透過させる偏光選択
手段とを用い、前記1つの画像表示手段に2つの異なる
画像を表示するための画像信号に基づき前記画像表示手
段の任意の領域に画像を表示するときに、その領域に対
応する前記多分割光変調手段の領域の光の状態を、前記
画像信号に同期して前記第1の偏光状態から前記第2の
偏光状態へ又は前記第2の偏光状態から前記第1の偏光
状態へ変換し、前記画像表示手段に表示された画像を拡
大投影するようにしたものである。
【0019】
【作用】上記構成により本発明の画像投影装置によれ
ば、変調制御手段は、画像表示制御手段が画像表示手段
の任意の領域に画像を表示するときに、その領域に対応
する多分割光変調手段の領域の光の状態を、画像信号に
同期して第1の偏光状態から第2の偏光状態へ又は第2
の偏光状態から第1の偏光状態へ変換するように制御
し、投影手段は、画像表示手段に表示された画像を拡大
投影する。これにより、現在書き込みを行っている画素
以外の画素を表示し続ける画像表示手段においても、良
質な画像投影を行うことができる。
【0020】上述した画像投影装置において、選択観察
手段は、投影手段に拡大投影された画像を第1の偏光状
態と第2の偏光状態とで選択的に観察するために観察者
に用いられる。これにより、観察者は、容易に立体画像
等を長時間鑑賞することができる。
【0021】上述した画像投影装置において、多分割光
変調手段を画像表示手段と投影手段との間に設けること
により、的確な光変調作用が行われる。
【0022】上述した画像投影装置において、多分割光
変調手段の分割された領域は、その領域に対応した画像
表示手段の画像表示領域と投影手段における画像表示手
段側の瞳位置とを結ぶほぼ直線上に設けることにより、
投影手段が例えばテレサントリックになっていないよう
な場合にも、的確に対処することができる。
【0023】上記目的を達成するために本発明の画像投
影方法によれば、画像信号に基づき画像表示手段の任意
の領域に画像を表示するときに、その領域に対応する多
分割光変調手段の領域の光の状態を、前記画像信号に同
期して第1の偏光状態から第2の偏光状態へ又は第2の
偏光状態から第1の偏光状態へ変換し、そして画像表示
手段に表示された画像を拡大投影する。これにより、現
在書き込みを行っている画素以外の画素を表示し続ける
画像表示手段においても、良質な画像投影を行うことが
できる。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0025】図1は、本発明に係る画像投影装置の第1
実施例の概略構成を示す模式図である。
【0026】図中1は画像表示手段であり、この画像表
示手段1は、後述するように画像表示用の液晶表示パネ
ル(画像表示素子)1aと、光変調用の液晶変調パネル
(光変調素子:多分割光変調手段)1bと、これら液晶
表示パネル1aと液晶変調パネル1bとの間に挟装され
た光偏光用の偏光フィルタ1cとから構成されている。
【0027】より具体的には、図2に示すように液晶表
示パネル1aは、TN液晶等が封入された液晶層1a−
1と、偏光フィルタ1c側に各画素毎に設けられた透明
電極1a−2と、その透明電極1a−2に対面して設け
られた透明電極1a−3とを有する構造を成し、該透明
電極1a−2,1a−3に接続された画像表示制御回路
11によって駆動されるようになっている。
【0028】また、液晶変調パネル1bは、前記液晶表
示パネル1aと同様にTN液晶等が封入された液晶層1
b−1と、前記液晶表示パネル1aの画素表示領域に対
応した領域で該液晶層1b−1が作用するように偏光フ
ィルタ1c側に設けられた透明電極1b−2と、その透
明電極1b−2に対面して設けられた透明電極1b−3
とを有する構造を成し、該透明電極1b−2,1b−3
に接続された変調制御回路12によって駆動されるよう
になっている。
【0029】図1に戻り、この画像表示手段1の液晶表
示パネル1a側の光軸上には、偏光フィルタ2、コンデ
ンサレンズ3、及び光源4が順次配置されている。偏光
フィルタ2は、光源4からの光より任意の偏光方向の光
を選択する機能を有し、また、前記画像表示手段1の偏
光フィルタ1cは、この偏光フィルタ2と偏光の軸が直
交するように配置されれている。
【0030】コンデンサレンズ3は、前記液晶表示パネ
ル1aに入射する照明光が画面の全ての領域でほぼ均一
になるように画像表示手段1を透過する光の状態をコン
トロールする機能を有する。また、光源4は、液晶表示
パネル1aを照明するものであり、メタルハライドラン
プ等から成る。
【0031】一方、画像表示手段1の液晶変調パネル1
b側の光軸上には、投影レンズ5及びスクリーン6が順
次配置されている。投影レンズ5は、液晶表示パネル1
aに生成される画像を拡大投影するために画像表示手段
1側がテレセントリックとなっている。
【0032】そして、前記画像表示制御回路11によ
り、液晶表示パネル1aを1フレームの奇数フィールド
には右眼視画像を表示し、偶数フィールドには左眼視画
像を表示するように駆動することにより、各偏光の軸が
直交するように偏光フィルタが配置された偏光眼鏡7を
装着した観察者は、右眼画像を右眼で、左眼画像を左眼
で観察するので、立体感のある3次元映像を観察するこ
とができる。
【0033】なお、この画像投影装置は、3次元映像の
みではなく、2次元映像も得ることができる。すなわ
ち、液晶変調パネル1bの駆動を停止して液晶表示パネ
ル1aに通常の映像を表示すればよい。そのとき、映像
の種類により液晶変調パネル1bの駆動を停止するよう
に制御してもよい。
【0034】図3は、前記画像表示手段1の光学的作用
を説明するための説明図である。
【0035】同図において、光源4から発した光は、偏
光フィルタ2により特定の偏光状態の光となり、画像が
表示されている液晶表示パネル1aにおいて白を表現す
る光は、偏光方向を90°回転して透過し、黒を表現す
る光はそのままの偏光状態で透過し、偏光フィルタ1c
によりそのままの偏光状態の光(黒を表現する)はカッ
トされる。偏光フィルタ1cを透過した光は、液晶表示
パネル1aの表現する画像(例えば右画像、左画像)に
対応した偏光方向を液晶変調パネル1bにより変調され
て透過していく。
【0036】図4は、前記画像表示制御回路11の内部
構成を示すブロック図である。
【0037】外部から入力された映像信号(本実施例で
はコンポジット号)は、Y/C分離回路11aを通り、
輝度信号(Y信号)と色信号(C信号)に分離される。
色信号は、色信号処理回路11bで信号レベル等の処理
が施された後、色復調回路11cに送られる。そして、
色復調回路11cによってB−Y、G−Y,R−Yの色
差信号が復調され、マトリクス回路11dへ送られる。
【0038】一方、Y/C分離回路11aによって分離
された輝度信号は、同期分離回路11eへ送られ、複合
同期信号が切り取られ、マトリクス回路11dへ送られ
る。マトリクス回路11dでは、入力される輝度信号と
B−Y、G−Y,R−Y信号とによりR(レッド),G
(グリーン),B(ブルー)信号を生成し、映像信号処
理回路11fによって駆動に適した信号に変換され、H
−ドライバ11gへ送られる。
【0039】同期分離回路11eから切り離された複合
同期信号は、タイミングコントロール回路11hへ送ら
れ、液晶表示パネル1a駆動用のタイミングクロックが
作成され、H−ドライバ11g及びVドライバ11iへ
送られる。H−ドライバ11g及びVドライバ11i
は、入力されるタイミングクロック信号とR,G,B信
号とにより液晶表示パネル1aを駆動する。
【0040】なお、外部から入力される映像信号は、Y
−C分離された信号であってもよい。Y−C分離された
信号を入力する場合はY−C分離回路11aは不要とな
る。
【0041】図5は、前記変調制御回路12の内部構成
を示すブロック図である。
【0042】同図において、前記画像表示制御回路11
におけるタイミングコントロール回路11hから画像表
示用の水平、垂直同期信号がカウンタ回路12aに入力
される。カウンタ回路12aでは、垂直同期信号によっ
てリセットされた後、水平同期信号の数をカウントす
る。
【0043】遅延回路12bは、垂直同期信号と、液晶
表示パネル1aに画像が表示され始めるまでの間に存在
する水平同期信号とをカウントしないように調整するも
のである。
【0044】さらに、遅延回路12bの出力は、デコー
ダ回路12cに入力され、デコーダ回路12cは、液晶
表示パネル1aに各フィールドの画像が表示され始める
ことを感知し、駆動回路12dに対して、後述するn分
割された液晶変調パネル1bの領域1−1を示す信号を
送出する。
【0045】カウンタ回路12aのカウント値が所定値
に達すると、デコーダ回路12cにパルスを送出し、カ
ウント値をリセットし、引き続き水平同期信号の数をカ
ウントする。カウンタ回路12aの所定値は、例えば液
晶表示パネル1aの垂直ライン数がm、液晶変調パネル
1bの分割数がnとするとm/nのカウント数に設定さ
れる。
【0046】デコーダ回路12cは、カウンタ回路12
aから所定値に達したパルスを受けとると、n分割され
た液晶変調パネル1bの領域1−2から順に領域1−n
までを示す信号を駆動回路12dへ出力する。駆動回路
12dは、デコーダ12cからの信号が示す液晶変調パ
ネル1bの領域を前記画像表示制御回路11のタイミン
グコントロール回路11hから入力されるフィールド判
別信号に応じて順次駆動する。この駆動は例えば偶フィ
ールド時は液晶変調パネル1bに電圧を印加し、奇数フ
ィールド時は電圧の印加を停止するごとく制御される。
【0047】図6は、駆動回路12dから出力される駆
動波形(矩形波形)のタイミングの一例を示す図、図7
(a)〜(d)は、図6に示す前記駆動波形の期間a〜
dにそれぞれ対応した液晶変調パネル1bと液晶表示パ
ネル1aの動作状態を示す図である。
【0048】図6において、垂直同期信号後に偶フィー
ルドの画像表示が液晶表示パネル1aで開始されると、
デコーダ回路12cは駆動回路12dに領域1−1の選
択信号を送出する。駆動回路12dは、領域1−1に対
し、フィールド判別信号に応じて電圧を印加し、図6の
偶フィールド時の期間aにおいては液晶変調パネル1b
及び液晶表示パネル1aが図7(a)に示す状態とな
る。
【0049】すなわち、電圧が印加された液晶変調パネ
ル1bの領域1−1のみ、光の回転方向が90°変換さ
れる。液晶表示パネル1aには液晶変調パネル1bの領
域1−1に対応するエリアに偶フィールドの表示が行わ
れていく。領域1−1に対応する偶フィールドの水平表
示ラインが例えば前記m/n本に達すると、カウンタ回
路12aがデコーダ回路12cにパルスを出力し、デコ
ーダ回路12cは、領域1−2を示す信号を駆動回路1
2dへ送る。
【0050】駆動回路12dは、領域1−2に対し、フ
ィールド判別信号が偶フィールドを示しているため電圧
を印加し、図6の偶フィールド時の期間bにおいては、
液晶変調パネル1b及び液晶表示パネル1aが図7
(b)の状態へ進む。
【0051】以下同様の動作が行われ、図6の期間cの
終了時に偶フィールドの表示が終了する。そのときは、
液晶変調パネル1bの全ての領域が電圧印加状態となっ
ている。
【0052】次に、奇フィールドの表示が始まると、デ
コーダ回路12cは領域1−1を示す信号を駆動回路1
2dへ送る。駆動回路12dは、フィールド判別信号が
奇を示しているため、液晶変調パネル1bの領域1−1
の電圧印加を停止し、その結果、液晶変調パネル1bの
領域1−1の光回転方向が偶フィールドに対して90°
回転することになる(図7の(d)の状態)。以下同様
の動作が繰り返される。
【0053】以上の動作により、現在書き込みを行って
いる画素以外の画素を表示し続ける画像表示素子におい
ても、偶フィールド及び奇フィールドをそれぞれ所定の
光変調方向にて射出可能となる。
【0054】なお、液晶変調パネル1bに印加する電圧
は、液晶変調パネル1bの材質等により正電圧と負電圧
を交互に印加するようにしてもよい。また、駆動回路1
2dが液晶変調パネル1bを駆動する駆動波形は、矩形
波形ではなく図8に示すようなパルス波形によるもので
あってもよい。
【0055】また、図9(a),(b)に示すように液
晶変調パネル1bのスクリーン側に1/4波長板21を
設け、その波長板21の偏光軸Aが液晶変調パネル1b
を射出するそれぞれの光の偏光方向に45°傾くように
し、射出する光が右旋光の円偏光光と左の旋光の円偏光
光に変換されるようにし、さらに、観察者の装着する偏
光眼鏡7にも同様に1/4波長板22を設け、この波長
板22の偏光軸Aが眼鏡7の偏光フィルタの偏光方向に
対して45°傾くようにし、入射する円偏光光がそれぞ
れ偏光方向が直交する直線偏光光に変換され、左右画像
を選択するようにすると、観察者の頭の向きによらず画
像を選択することができるので、さらに望ましい。
【0056】また、液晶表示パネル1aの表示ライン数
よりも液晶変調パネル1bの分割数を少なく設定しても
よいし、液晶表示パネル1aの表示ライン数と同じ数に
して表示ラインと偏光変調領域を対応させてもよいし、
液晶表示パネル1aを構成する各画素に偏光変調領域を
対応させてもよい。
【0057】また、液晶表示パネル1aは、TN液晶に
限らず、FLC(強誘電)液晶やSTN液晶などのよう
に画像を表示するときに光の偏光特性を使って光変調す
る表示素子や、PDLC(高分子分散型液晶)、微小可
動ミラーアレイなどの偏光特性以外の特性を使って光を
変調する表示素子であってもよく、表示素子にPDLC
等を用いたときには、図10に示すように偏光フィルタ
1cは、画像表示手段1の入射側にあってもよい。分割
された液晶変調パネル1bは、異なるフィールドの画像
の漏れを防止するために高速で駆動するものがよく、例
えばFLCが適している。
【0058】また、投影レンズ5が本実施例に示すよう
にテレサントリックになっていない場合には、図11に
示すように液晶変調パネル1bの分割された領域が、対
応する画素(群)と投射レンズ5の画像表示側瞳位置T
とを結ぶ直線上に位置するように配置すればよい。
【0059】本実施例において、画像表示手段1に画像
を表示する際に、奇フィールドには第1の画像を、偶フ
ィールドには該第1の画像と全く関係のない第2の画像
を表示するようにし、第1の画像の偏光方向と一致する
偏光眼鏡を通して観察することにより第1の画像を選択
的に観察することができ、第2の画像の偏光方向と一致
する偏光眼鏡を通して観察することにより第2の画像を
選択的に観察することができ、例えば旅客機の乗客席に
スクリーンを設けて2つの異なる映画を上映し、乗客が
好みに合わせて映画を選択して鑑賞するようなことも可
能である。
【0060】次に、本発明の第2実施例を説明する。
【0061】図12は、本発明に係る画像投影装置の第
2実施例の概略構成を示す模式図である。
【0062】本実施例は、映像信号のR,G,B信号に
対応して液晶表示パネルを3枚使用した画像投影装置の
例であり、図中31R,31G,31Bは、映像信号の
R,G,B信号に対応して設けられた画像表示手段であ
る。
【0063】この画像表示手段31R,31G,31B
の各々の内部構成は、上述の第1実施例の画像表示手段
1と同様であり、画像表示手段31Rには、前記画像表
示手段1における液晶表示パネル1a、液晶変調パネル
1b及び偏光フィルタ1cにそれぞれ相当する液晶表示
パネル31R−a、液晶変調パネル31R−b及び偏光
フィルタ31R−cが設けられている。同様に、画像表
示手段31Gには、液晶表示パネル31G−a、液晶変
調パネル31G−b及び偏光フィルタ31G−cが設け
られ、画像表示手段31Bには、液晶表示パネル31B
−a、液晶変調パネル31B−b及び偏光フィルタ31
B−cが設けられている。
【0064】そして、各画像表示手段31R,31G,
31Bのそれそれの液晶表示パネル31R−a,31G
−a,31B−aには、映像信号のR,G,Bの信号が
入力されるようになっている。
【0065】光源34の光軸上には、ダイクロイックミ
ラー41〜44と反射ミラー51,52とが設けられて
いる。そして、ダイクロイックミラー42,43間には
前記画像表示手段31R、偏光フィルタ32R及びコン
デンサーレンズ33Rが配置され、反射ミラー52とダ
イクロイックミラー43との間には、前記画像表示手段
31G、偏光フィルタ32G及びコンデンサーレンズ3
3Gが配置され、さらにダイクロイックミラー42と反
射ミラー51との間には、前記画像表示手段31B、偏
光フィルタ32B及びコンデンサーレンズ33Bが配置
されている。
【0066】そして、ダイクロイックミラー43,44
の光軸と反射ミラー51及びダイクロイックミラー44
の光軸上の投射レンズ35を介してスクリーン36が配
置されている。なお、光源34、偏光フィルタ32R,
32G,32B、コンデンサーレンズ33R,33G,
33B、投射レンズ35、スクリーン36、及び偏光眼
鏡37は、それぞれ上述した図1の光源4、偏光フィル
タ2、コンデンサーレンズ3、投射レンズ5、スクリー
ン6、及び偏光眼鏡7に相当するものである。但し、投
射レンズ35における画像表示手段側の凸レンズは、液
晶変調パネル31R−b,31G−b,31B−b側に
それぞれ1つずつ配置されている。
【0067】本実施例は、液晶ドライバ61により、
R,G,Bの映像信号がそれぞれ液晶表示パネル31R
−a,31G−a,31B−aに送られて制御される以
外は、上記第1実施例の制御方法と同じように制御さ
れ、偏光眼鏡37を装着した観察者は、右眼画像を右眼
で、左眼画像を左眼で観察するので、立体感のある3次
元カラー映像を観察することができる。
【0068】次に第3実施例を説明する。
【0069】図13は、本発明に係る画像投影装置の第
3実施例の概略構成を示すブロック図であり、上述した
図4及び図5に対応した画像表示制御回路及び変調制御
回路を示すものである。なお、図4及び図5に共通する
要素には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略す
る。
【0070】本実施例の画像投影装置は、液晶表示パネ
ル(画像表示素子)1aに倍速表示を行う場合の例であ
り、上記実施例と同様に、外部から入力された映像信号
は、Y/C分離回路11aを通り、輝度信号(Y信号)
と色信号(C信号)に分離される。色信号は、色信号処
理回路11b、色復調回路11c、及び色復調回路11
cを経由してマトリクス回路11dへ送られる。
【0071】一方、輝度信号は、同期分離回路11eを
経由してマトリクス回路11dへ送られる。マトリクス
回路11dでは、入力される輝度信号とB−Y、G−
Y,R−Y信号とによりR,G,B信号を生成し、これ
をA/Dコンバータ11jへ送る。A/Dコンバータ1
1jにおいてディジタル信号に変換された信号は、フレ
ームメモリ11kに一旦記憶された後、タイミングコン
トロール回路11hからの指示に従いD/Aコンバータ
11lによってアナログ信号に変換される。さらに、映
像信号処理回路11fにより駆動に適した信号に変換さ
れた後、Hドライバ11gに送られる。
【0072】タイミングコントロール回路11hは、同
期分離回路11eによって切り離された複合同期信号を
入力し、A/Dコンバータ11j、フレームメモリ11
k、及びD/Aコンバータ11lをコントロールするコ
ントロール信号と、液晶表示パネル1a駆動用のタイミ
ングクロックとを作成する。このパネル1a駆動用のタ
イミングクロックは、H−ドライバ11g及びVドライ
バ11iへ送られる。H−ドライバ11g及びVドライ
バ11iは、入力されるタイミングクロック信号と、フ
レームメモリ11kから読み出されて信号処理された
R,G,B信号とにより液晶表示パネル1aに画像を表
示する。
【0073】また、タイミングコントロール回路11h
は、フレームメモリ11k内の1フィールド呼び出し
を、例えばNTSC方式におけるフィールド画像表示の
倍速で制御し、液晶表示パネル1a駆動用タイミングク
ロックも、NTSC方式におけるフィールド画像表示の
倍速で表示可能なように構成されている。
【0074】本構成の倍速表示は、例えばNTSC方式
の偶もしくは奇の1フィールドの表示を行う期間に(図
14(a))、偶及び奇の2フィールドの表示を行うも
のである(図14(b))。
【0075】次に、タイミングコントロール回路11h
から、倍速表示用の水平、垂直同期信号がカウンタ12
aに入力される。そして、上記実施例と同様にカウンタ
回路12aでは、垂直同期信号によってリセットされた
後、水平同期信号の数をカウントする。そして、遅延回
路12b、デコーダ回路12c及び駆動回路12dが上
記実施例と同様に動作して、液晶変調パネル1bを制御
する。
【0076】これにより、液晶表示パネル1bの倍速表
示状態においても、倍速表示用の同期信号を基にn分割
されている液晶変調パネル1bを制御することにより、
倍速表示される偶フィールド及び奇フィールドのそれぞ
れの画像を所定の光偏光方向にて出力することができ
る。
【0077】次に第4実施例を説明する。
【0078】図15は、本発明に係る画像投影装置の第
4実施例の概略構成を示すブロック図であり、上記第3
実施例に対応した画像表示制御回路及び変調制御回路を
示すものである。なお、図13に共通する要素には同一
の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0079】本実施例の画像投影装置は、液晶表示パネ
ル(画像表示素子)1aに倍速表示を行う場合の他の例
であり、異なる2つの映像信号S1,S2を上記第3実
施例において説明した信号処理と同様な動作を経て、そ
れぞれ異なるフレームメモリ11k−1,11k−2に
格納する。フレームメモリ11k−1,11k−2に格
納された信号は、タイミングコントロール回路11hに
より倍速で読み出される。倍速で読み出された信号は、
タイミングコントロール回路11hにて1フィールド毎
に制御されるビデオスイッチ71により、異なる2つの
映像信号S1,S2が1フィールド毎に交互にA/Dコ
ンバータ11j−1,11j−2へ送られ、上記第3実
施例と同様の動作で1枚の液晶表示パネル1aに画像が
表示される。
【0080】図16(a),(b)は、本実施例におけ
る液晶表示パネル1aに表示される映像例を示す図であ
る。
【0081】本実施例では、2つの異なる映像信号を倍
速読出ししており、通常読みだし時(図16(a))の
1フィールド表示期間に、異なる映像信号S1,S2の
それぞれの片フィールドずつを表示するものである(図
16(b))。
【0082】本実施例において、n分割された液晶変調
パネル1bは、図17(a)〜(d)に示すごとく映像
信号S1,S2の表示される領域に応じて偏光方向が制
御される。
【0083】従って、本実施例によれば、1枚の液晶表
示パネル1aを用い、異なる2つの映像信号をそれぞれ
所定の光変調方向にて射出することが可能となる。
【0084】なお、本発明は上記実施例に限定されず種
々の変形が可能である。
【0085】例えば図18に示すように、表示画面を複
数に分割して画像を表示する画像表示素子の前にn分割
された光変調素子を配置して、この光変調素子を表示画
面と同期させて制御することにより、所定フィールドの
画像を所定の光変調方向にて射出することも可能であ
る。
【0086】また、表示されている画素以外の画素が表
示されない画像表示素子においても、偶及び奇フィール
ドの両方の画像を同時に表示する場合は、偶及び奇所定
のフィールドを所定の光変調方向に射出可能である。
【0087】また、画像表示素子の表示に対応して光変
調素子の領域を制御しているため、光変調素子の分割は
図19に示すごとく等分でなくともよい。
【0088】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明の画像
投影装置によれば、画像表示制御手段が画像表示手段の
任意の領域に画像を表示するときに、その領域に対応す
る多分割光変調手段の領域の光の状態を、画像信号に同
期して第1の偏光状態から第2の偏光状態へ又は第2の
偏光状態から第1の偏光状態へ変換するように制御した
ので、現在書き込みを行っている画素以外の画素を表示
し続ける画像表示手段においても、良質な画像投影を行
うことが可能となる。また、例えば液晶表示パネルを使
用することができるので、大幅に小型化することができ
る。
【0089】上述した画像投影装置において、前記投影
手段に拡大投影された画像を、光の前記第1の偏光状態
と前記第2の偏光状態とで選択的に観察するための選択
観察手段を設けることにより、観察者は、該選択観察手
段を用いることによって容易に立体画像等を長時間鑑賞
することができる。
【0090】上述した画像投影装置において、多分割光
変調手段を画像表示手段と投影手段との間に設けること
により、的確な光変調作用が可能となり、良質な画像投
影を行うことが可能となる。
【0091】上述した画像投影装置において、多分割光
変調手段の分割された領域は、その領域に対応した画像
表示手段の画像表示領域と投影手段における画像表示手
段側の瞳位置とを結ぶほぼ直線上に設けることにより、
投影手段が例えばテレサントリックになっていないよう
な場合にも、的確に対処することが可能となる。
【0092】また、本発明の画像投影方法によれば、画
像信号に基づき画像表示手段の任意の領域に画像を表示
するときに、その領域に対応する多分割光変調手段の領
域の光の状態を、前記画像信号に同期して第1の偏光状
態から第2の偏光状態へ又は第2の偏光状態から第1の
偏光状態へ変換し、そして画像表示手段に表示された画
像を拡大投影するようにしたので、上記発明と同様の効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像投影装置の第1実施例の概略
構成を示す模式図である。
【図2】第1実施例における液晶表示パネルの構成を示
す図である。
【図3】第1実施例における画像表示手段の光学的作用
を説明するための説明図である。
【図4】図2に示す画像表示制御回路11の内部構成を
示すブロック図である。
【図5】図2に示す変調制御回路12の内部構成を示す
ブロック図である。
【図6】図5に示す駆動回路12dから出力される駆動
波形のタイミングの一例を示す図である。
【図7】第1実施例における液晶変調パネルと液晶表示
パネルの動作状態を示す図である。
【図8】図5に示す駆動回路12dから出力される駆動
波形の他の形状を示す図である。
【図9】第1実施例における変形例を示す図である。
【図10】第1実施例における変形例を示す図である。
【図11】第1実施例における変形例を示す図である。
【図12】本発明に係る画像投影装置の第2実施例の概
略構成を示す模式図である。
【図13】本発明に係る画像投影装置の第3実施例の概
略構成を示すブロック図である。
【図14】倍速表示の表示例を示す図である。
【図15】本発明に係る画像投影装置の第4実施例の概
略構成を示すブロック図である。
【図16】第4実施例における液晶表示パネルに表示さ
れる映像例を示す図である。
【図17】第4実施例における液晶変調パネルと液晶表
示パネルの動作状態を示す図である。
【図18】本発明の変形例を示す図である。
【図19】本発明の変形例を示す図である。
【図20】従来の画像投影システムを示す図である。
【図21】従来の他の画像投影システムを示す図であ
る。
【図22】従来の他の画像投影システムを示す図であ
る。
【図23】従来の表示素子の表示状態を示す図である。
【図24】従来の他の表示素子の表示状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 画像表示手段 1a 液晶表示パネル(画像表示素子) 1b 液晶変調パネル(光変調素子) 1c 偏光フィルタ 2 偏光フィルタ 3 コンデンサレンズ 4 光源 5 投影レンズ 6 スクリーン 11 画像表示制御回路 12 変調制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 15/00 (72)発明者 藤原 昭広 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 北岸 望 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 沖野 正 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順次画像を表示する画像表示手段と、 偏光状態の変調可能な液晶部材と分割された透明電極と
    から成り透過する偏光光を第1の偏光状態と該第1の偏
    光状態にほぼ直交する第2の偏光状態とに変換する多分
    割光変調手段と、 前記画像表示手段と前記多分割光変調手段との間に設置
    され特定の偏光方向の光を透過させる偏光選択手段と、 前記1つの画像表示手段に2つの異なる画像を表示する
    ための画像信号を生成する画像信号生成手段と、 前記画像信号生成手段から供給される画像信号に基づき
    前記画像表示手段に画像を表示する画像表示制御手段
    と、 前記画像表示制御手段が前記画像表示手段の任意の領域
    に画像を表示するときに、その領域に対応する前記多分
    割光変調手段の領域の光の状態を、前記画像信号に同期
    して前記第1の偏光状態から前記第2の偏光状態へ又は
    前記第2の偏光状態から前記第1の偏光状態へ変換する
    ように制御する変調制御手段と、 前記画像表示手段に表示された画像を拡大投影する投影
    手段とを有することを特徴とする画像投影装置。
  2. 【請求項2】 前記投影手段に拡大投影された画像を、
    前記第1の偏光状態と前記第2の偏光状態とで選択的に
    観察するための選択観察手段を設けたことを特徴とする
    請求項1記載の画像投影装置。
  3. 【請求項3】 前記多分割光変調手段は、前記画像表示
    手段と前記投影手段との間に設けられたことを特徴する
    請求項1または2記載の画像投影装置。
  4. 【請求項4】 前記多分割光変調手段の分割された領域
    は、その領域に対応した前記画像表示手段の画像表示領
    域と前記投影手段における前記画像表示手段側の瞳位置
    とを結ぶほぼ直線上に設けられていることを特徴とする
    請求項3記載の画像投影装置。
  5. 【請求項5】 順次画像を表示する画像表示手段と、偏
    光状態の変調可能な液晶部材と分割された透明電極とか
    ら成り透過する偏光光を第1の偏光状態と該第1の偏光
    状態にほぼ直交する第2の偏光状態に変換する多分割光
    変調手段と、前記画像表示手段と前記多分割光変調手段
    との間に設置され特定の偏光方向の光を透過させる偏光
    選択手段とを用い、 前記1つの画像表示手段に2つの異なる画像を表示する
    ための画像信号に基づいて前記画像表示手段の任意の領
    域に画像を表示するときに、その領域に対応する前記多
    分割光変調手段の領域の光の状態を、前記画像信号に同
    期して前記第1の偏光状態から前記第2の偏光状態へ又
    は前記第2の偏光状態から前記第1の偏光状態へ変換
    し、 前記画像表示手段に表示された画像を拡大投影すること
    を特徴とする画像投影方法。
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