JPH07301391A - 断熱容器及び該断熱容器を用いた測定装置 - Google Patents

断熱容器及び該断熱容器を用いた測定装置

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JPH07301391A
JPH07301391A JP6092038A JP9203894A JPH07301391A JP H07301391 A JPH07301391 A JP H07301391A JP 6092038 A JP6092038 A JP 6092038A JP 9203894 A JP9203894 A JP 9203894A JP H07301391 A JPH07301391 A JP H07301391A
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隆夫 平岩
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 この断熱容器は、高温又は低温から温度収録
部の損傷を防止し、再使用に要する時間を短縮すること
ができるので、温度測定装置を迅速に再使用できる。 【構成】 内部が真空のステンレス鋼製の二重構造2の
断熱容器1内に温度収録部3を収容し、温度収録部3と
電気的に接続されている温度センサ−7を断熱容器1外
の任意の測定部位に位置させ、出入部4を断熱栓5及び
耐熱性樹脂製の固定具9により塞ぐ。断熱栓5は断熱容
器1の外側にグラスウ−ルの断熱材外層5A及び内側に
グラスウ−ルの断熱材内層5C及び両層間にステンレス
鋼板である蓄熱材層5Bが耐熱性繊維の袋5Dに収納さ
れてなり、蓄熱材層5Bと連続する銅製の熱伝達部材8
は二重構造2の内壁に圧接されている。測定後には温度
収録部3を取り出し、分離した二重構造2及び蓄熱材層
5Bは急速に常温に戻すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内部に物を収納した状態
で常温との温度差が大きい高温又は低温条件下に置いて
使用する断熱容器であって、高温又は低温条件から断熱
容器内に収納された物を保護するための断熱容器に関
し、さらにはこの断熱容器を用いた測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の断熱容器30は図7に示されるよ
うに、出入部31を有する容器本体32及びこの出入部
31を開閉する蓋33を有し、断熱容器30内に収納さ
れ、高温又は低温から保護される物、例えば急激な温度
変化により故障が生じる精密機械である温度収録部34
の周囲及び蓋33の容器内側に断熱材Dを充填した層が
設けられていた。そして従来の断熱容器30を使用した
測定装置、例えば温度測定装置40においては、温度収
録部34を従来の断熱容器30内に収納し高温又は低温
から一定時間保護した状態で、温度収録部34とセンサ
−コ−ドにより連続する温度センサ−を断熱容器30の
外部に位置させて、高温又は低温条件下において温度を
測定する。例えば、高温下において従来の温度測定装置
40を使用する場合、断熱容器30内の温度収録部34
の温度は測定開始後、常温25℃から徐々に上昇し、6
0分後には温度収録部34の品質保証温度50℃に達す
る。従ってこの場合には品質保証温度に達する前、例え
ば温度収録部34が40℃となるまでの50分間内に測
定を終了する必要がある。そして測定終了後に断熱材D
に蓄積された熱を除去せずに、直ちに高温下において温
度測定装置40を再使用する場合には、断熱材Dによる
断熱効果が減少し、温度収録部34の温度が速やかに上
昇し、断熱容器30は温度収録部34を高温から10分
間も保護することができなくなる。従って断熱容器30
を再使用する前に断熱材Dに蓄積された熱を除去して断
熱材Dを常温に戻す必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の断熱容器30に
おいては、断熱材D層が厚く大量の断熱材Dを使用した
場合には、断熱材D全体の熱容量は大きくなるのでその
断熱効果は大きく、温度収録部34の温度変化速度は遅
くされ、温度測定装置40は温度収録部34が約40℃
となるまでの約50分間使用され得る。しかし温度測定
後、温度測定装置40を再使用するためには大量の断熱
材Dを常温に戻すことが必要となるが、熱容量が大きく
かつ熱伝導度の低い断熱材Dからの熱の移動は困難であ
るため、大量の断熱材Dを常温に戻した後に温度測定装
置40を再使用するには約60分間もの時間を要した。
一方、断熱材Dの使用量を少なくした場合には断熱材D
全体の熱容量は小さくなり断熱材Dの断熱効果は弱くな
り、温度収録部34は常温25℃から30分という短時
間で50℃に昇温してしまう。従って測定後、断熱材D
を30分という短時間で常温に戻すことができるので、
迅速に温度測定装置を再使用することができるものの、
一方、温度収録部34は30分間しか断熱されないため
温度測定装置の使用可能時間が約20分という短時間と
される不都合が生じる。しかして使用上の便利さを図る
ためには、上記の例では温度測定装置及び断熱容器は約
50分間使用され得る一方、温度測定装置及び断熱容器
を再使用するために要する時間は約20分という短時間
とされることが好ましい。そこで請求項1ないし請求項
4に記載の発明の課題は断熱容器内部に収納された物を
高温又は低温から従来と同じ時間保護することができる
断熱容器において、再度使用可能とされるのに必要な時
間は従来よりも短縮され得る断熱容器を提供することに
ある。また請求項5に記載の発明の課題は、測定結果収
録部及び測定部を高温又は低温下に配置して測定を行う
測定装置において、測定結果収録部を高温又は低温から
従来と同じ時間保護することができ、測定後再度使用可
能とされるのに必要な時間は従来よりも短縮され得る測
定装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1では内部に物を収納した状態で高温下又は
低温下に置かれ、高温又は低温から前記物を保護する断
熱容器であって、前記物の出入部を有する断熱容器本体
と、この出入部を開閉する断熱手段とを有し、前記容器
本体は、容器外側に位置する外壁及び容器内側に位置す
る内壁が連続してなる二重構造であり、この二重構造の
内部は真空であることを特徴とし、前記断熱手段はこの
断熱手段により前記出入部を閉じた場合において、前記
断熱容器の外側の方に位置して熱の伝達を抑制する外側
の断熱部材と、耐熱容器の内側の方に位置して熱の伝達
を抑制する内側の断熱部材及びこれらの両断熱部材間に
位置する蓄熱手段を有することを特徴とする断熱容器を
創作した。
【0005】そして請求項2では、前記断熱手段により
前記出入部を閉じた場合において、前記内壁及び前記蓄
熱手段間の熱の移動を促進する熱伝達手段を有すること
を特徴とする請求項1に記載の断熱容器を創作した。
【0006】請求項3では、前記蓄熱手段は前記断熱部
材よりも熱伝導度が高く、前記断熱手段から分離可能で
あることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の断
熱容器を創作した。
【0007】請求項4では前記蓄熱手段は同体積の前記
断熱部材と比較して熱容量がより大きい材質よりなるこ
とを特徴とする請求項1ないし請求項3の内のいずれか
一つに記載の断熱容器を創作した。
【0008】請求項5では請求項1ないし請求項4の内
のいずれか一つに記載の断熱容器の前記断熱容器本体の
内部に測定結果収録部を収納した状態で高温下又は低温
下に置かれ、前記測定結果収録部を高温又は低温から保
護した状態で、測定を行う測定装置であって、前記出入
部を前記断熱手段を用いて閉じた状態において、前記測
定結果収録部は前記断熱容器外の測定部と電気的に接続
されていることを特徴とする測定装置を創作した。
【0009】前記断熱部材としては例えば、熱を伝達す
る性質の小さい材料である断熱材を使用でき、この断熱
材には無機物質では石綿、ガラス綿などがある。有機物
質では各種繊維、コルク質、発泡合成樹脂質などがあ
る。不燃性の断熱材が高温にて使用するのにより安全で
あり、耐熱性により優れている耐熱性の断熱材が高温に
て使用するのにより適切である。また前記蓄熱手段は熱
を蓄えることのできる手段であり、例えば前記断熱部材
よりも比熱が大きく、かつ前記断熱部材よりも熱伝導度
が高い材料を使用できる。
【0010】
【作用】上記請求項1に記載の構成の断熱容器は、断熱
容器本体が真空二重構造であることから断熱容器内の物
は容器外の高温又は低温から保護される。また断熱容器
の外側の断熱部材により出入部内外の熱の移動が抑制さ
れる。さらに熱は蓄熱手段に蓄熱されるので外側の断熱
部材及び内側の断熱部材の間の熱の移動は抑制され、従
って断熱容器外の温度による断熱容器内の物の温度変化
が抑制される。断熱容器の使用後においては物と分離し
た容器本体は急速に冷却又は加熱し、迅速に常温に戻す
ことができる。また二重構造の形状であることからも塊
形状の場合と比べ、迅速に常温に戻すことができる。
【0011】また請求項2に記載の構成の断熱容器は、
熱伝達手段により内壁及び蓄熱手段間の熱の移動が促進
されるので、断熱容器本体の二重構造の外壁及び内壁間
の熱の移動による断熱容器内の物の温度変化が抑制され
る。請求項3に記載の構成の断熱容器は、使用後におい
て断熱手段から蓄熱手段を分離し、分離した蓄熱手段は
断熱部材よりも熱伝導度が高いので、断熱部材よりも迅
速に常温に戻すことができる。請求項4に記載の構成の
断熱容器においては、前記蓄熱手段は同体積の前記断熱
部材と比較して熱容量がより大きい材質、すなわち前記
断熱部材よりも比熱及び密度がより大きい材質であるた
め、前記蓄熱手段の体積をより小さくできる。
【0012】請求項5に記載の構成の測定装置において
は、容器外の測定部により測定された結果信号は電気的
に接続された断熱容器内部の測定結果収録部に記録され
る。また請求項1ないし請求項4の内のいずれか一つに
記載の断熱容器の断熱容器本体の内部に測定結果収録部
を収納しているので、前記した請求項1、2、3又は4
の断熱容器の作用により測定結果収録部は高温又は低温
から保護され、測定後は断熱容器を従来よりも迅速に再
使用できるので、測定装置も従来よりも迅速に再使用で
きる。
【0013】
【実施例】
実施例1 実施例1について図1及び図2に基づいて説明する。本
実施例の課題は上記した本発明の課題に加えて、二重構
造の外壁から内壁への熱の移動がより良好に抑制される
断熱容器を提供することにある。そしてもう一つの課題
は従来よりも小型の断熱容器を提供することにある。さ
らには高温下及び低温下に測定結果収録部である温度収
録部及び測定部である温度センサ−を配置した状態で、
温度を測定することのできる従来よりも小型の温度測定
装置を提供することにある。本例1の断熱容器1は図1
に示されるように、温度収録部3が出入可能とされる出
入部4を有する断熱容器本体である二重構造2及びこの
出入部4を開閉可能とする断熱栓5を有している。そし
て本例1の断熱容器1を使用した本例1の温度測定装置
10はその内部に温度収録部3を収納した状態で高温下
又は低温下に置かれ、高温又は低温から温度収録部3を
保護するものであり、断熱容器1内に温度収録部3が収
納され、出入部4を断熱栓5を用いて閉じた状態におい
て、温度収録部3に連続する六本のセンサ−コ−ド6は
断熱栓5及び出入部4間のわずかな間隙を通り、断熱容
器1外の温度測定部である温度センサ−7と電気的に接
続され、この間隙はセンサ−コ−ド6により略充填され
る。
【0014】二重構造2は金属類の中では比較的熱伝導
度の低いステンレス鋼板製(厚さ1mm)であり、断熱容
器1外側に位置する外壁及び断熱容器1内側に位置する
内壁が連続してなり、この外壁及び内壁間、すなわち二
重構造2内部は真空とされている。断熱容器1の大きさ
は温度収録部3を出入可能とするために温度収録部3よ
り一回り大きいだけである。断熱栓5は図2に示される
ように各々別部材である断熱材外層5A、蓄熱材層5B
及び断熱材内層5Cを耐熱性の繊維の袋5Dに前記の順
に入れて袋5Dの口を閉じた構造とされている。断熱栓
5は請求項中の断熱手段に相当し、断熱材外層5Aは請
求項中、外側の断熱部材に相当し、蓄熱材層5Bは蓄熱
手段に及び断熱材内層5Cは内側の断熱部材に各々相当
する。
【0015】断熱材外層5Aは直径90mm、厚さ105
mmのグラスウ−ル層であり、蓄熱材層5Bは直径90m
m、厚さ10mmのステンレス鋼板であり、断熱材内層5
Cは直径90mm、厚さ10mmのグラスウ−ル層である。
断熱栓5で出入部4を塞ぐ際には、出入部4の外側に断
熱材外層5Aが位置し、温度収録部3に近接する全面が
断熱材内層5Cとされるように使用される。蓄熱材層5
Bには錆止め塗料を塗布した銅板製で、その先端が半円
形状の熱伝達部材8、8がその対応する二カ所に耐熱性
接着剤により取り付けられている。この熱伝達部材8、
8は請求項中、熱伝達手段に相当する。袋5Dにはこの
熱伝達部材8の位置に合わせて開孔5E、5Eが設けら
れ、この開孔5E、5Eから各熱伝達部材8、8を袋外
へ突出させることにより、断熱栓5により出入部4を閉
じた状態において熱伝達部材8、8の先端は断熱容器2
の内壁に圧接する状態とされる。また固定具9は耐熱性
樹脂であるシリコン製であり、出入部4全体を断熱栓5
の上部から覆う平面部及びこの平面部の全周囲に垂直に
連続する縁部を有し、この縁部が耐熱容器2の出入部4
近傍の二重構造2に嵌合されることにより固定具9は耐
熱容器2に固定され、断熱栓5の外れが防止される。な
お温度収録部3としては商品名DATA COLLEC
TOR(安立計器株式会社製)を使用した。但し、セン
サ−コ−ド6の太さはより細いものに代えて使用した。
【0016】本例1の温度測定装置10を使用する場合
には断熱容器1内に温度収録部3が収納され、断熱栓5
及び固定具9が断熱容器2に取り付けられ、温度センサ
−7が断熱容器2外に置かれた状態で、温度を測定する
場所、例えばパン焼き用オ−ブン内に断熱容器1を配置
する。そして六個の温度センサ−7はパン焼き釜内の異
なる部位及び/又はパン生地の異なる部位に配置され、
各部位の温度を検出し、温度検出信号を出力し、センサ
−コ−ド6はこの温度検出信号を断熱容器1内の温度収
録部3に伝達する。温度収録部3は伝達された温度検出
信号を各部位別に経時的にメモリ−に記憶する。高温の
パン焼きオ−ブン内においても二重構造2が金属類の中
では比較的熱伝導度の低いステンレス鋼を材料とし、そ
の内部が真空とされていること及び断熱効果を有する断
熱栓5により断熱容器1外部周囲の高温から温度収録部
3は保護される。そして二重構造2の外壁は高温とされ
るが、その熱が二重構造2の内壁に伝わることはまず、
耐熱性樹脂製である固定具9により抑制され、さらに後
述するように蓄熱材層5B及び熱伝達部材8、8により
大きく抑制される。断熱材外層5Aの断熱容器1の外側
に位置する表面部分はオ−ブン内と略同温度の高温とな
るが、このために却って断熱容器1外の熱が断熱材外層
5Aに一定量以上伝達されなくなる。これは熱の伝達が
温度差があるところで起こるためである。そして断熱材
外層5Aからの熱は次にグラスウ−ルよりも熱伝導度が
高いステンレス鋼製である蓄熱材層5Bに伝達され、熱
容量が大きい蓄熱材層5Bに熱が蓄積されるため、断熱
材内層5Cへの熱の伝達が抑制される。また熱伝導度の
大きい銅製の熱伝達部材8、8が二重構造2の内壁と接
しているため二重構造2の外壁から内壁へ伝達された熱
は熱伝達部材8、8により蓄熱材層5Bに伝達され、蓄
積される。これにより二重構造2の外壁から内壁へ熱が
伝達が抑制され、外壁から内壁への熱の伝達による温度
収録部3の温度上昇が抑制される。
【0017】温度測定後においては本例1の温度測定装
置10を高温のパン焼きオ−ブン内から取り出し、固定
具9を耐熱容器2から取り外し、袋5Dを保持して断熱
栓5を耐熱容器2の出入部4から取り外す。次に温度収
録部3を断熱容器1内から取り出す。取り出した温度収
録部3のメモリ−内に記録化された温度を通信ケ−ブル
でホストコンピュ−タ(パソコン)に転送してデ−タを
読み取り、処理及び管理を行う。このデ−タ転送後、デ
−タはパソコンサイドのフロッピディスクにより保存、
管理される。このように本例の温度測定装置10により
高温のパン焼き釜内の異なる部位及び/又はパン生地の
異なる部位の温度の経時的変化を測定することができ
る。そして測定後暫くの間は断熱容器1は高温を維持す
るので、測定後、断熱容器1内に温度収録部3を収納し
た状態で放置すると、断熱容器1の熱により温度収録部
3が破損する恐れがあるが、温度測定後においては本例
の温度測定装置10は、温度収録部3と高温となってい
る断熱容器1とを分離することができるので、上記の問
題は生じない。また、温度収録部3を取り外した後の二
重構造2には温度変化に弱い温度収録部3が収納されて
いないので、急速に冷却し常温とすることができるた
め、本例の温度測定装置10を再使用可能とするのに必
要な時間が短縮され得る。さらに温度収録部3を取り外
した後の二重構造2は高温であるのは表面のみであり、
断熱材よりも熱容量が小さいため、従来の温度収録部が
断熱材を充填した耐熱容器内に収納されていた場合と比
較してその冷却がより迅速とされる。断熱栓5の冷却に
関しては、図7に示されるように従来の温度測定装置4
0において、温度収録部34が断熱材Dを充填した耐熱
容器内に収納されていた場合と比較して断熱材の使用量
がより少量であるため、その冷却がより迅速とされる。
そして本例1の断熱栓5は袋から断熱材内外層5C、5
A及び蓄熱材層5Bを取り出すことによりこれらの三層
を分離することができ、分離した蓄熱材層5Bは板形状
のステンレス鋼であり、断熱材よりも熱伝導度が高いこ
とから従来よりも急速に冷却し常温とできる。またステ
ンレス鋼であることから水等の液体を用いて冷却するこ
ともでき、便利である上、冷却に要する時間も短縮され
得る。さらに板形状であることも急速に冷却するのに有
利である。なお常温とされた蓄熱材層5Bを使用すれ
ば、断熱材内外層5C、5Aを常温に完全に戻すことな
く本例の温度測定装置10を再使用することができる。
また本例の温度測定装置10の再使用をさらに急ぐ場合
には、先の温度測定に使用した高温の断熱栓5を予備の
常温の断熱栓5に代えて使用してもよい。
【0018】また本例1の温度測定装置10によると、
温度収録部3を断熱する手段としてその内部を真空にし
たステンレス二重構造2内に温度収録部3を収納し、断
熱栓5を使用するので、断熱のために断熱材のみを使用
していた従来の場合と比較して断熱容器1のサイズがよ
り小さくでき、よって温度測定装置10が従来よりも小
型化され使用上便利である。また蓄熱材層5Bはステン
レス鋼製であり、断熱材よりも比熱及び密度が大きいた
め、同体積の断熱材よりも熱容量がより大きい。従って
蓄熱材層5Bの体積は、断熱材よりも比熱のみが大きい
材料を蓄熱材層5Bとして使用する場合と比較してより
小さくされ得る利点があり、断熱容器1のコンパクト化
に貢献する。本例においては断熱容器1の内部に断熱栓
5が挿入されることにより断熱容器1内部の広さは温度
収録部3が大きく移動し得ない大きさとされているた
め、振動により断熱容器1内の温度収録部3が破損する
ことが抑制される。また本例の温度測定装置10による
と、温度収録部3及び温度センサ−7がパン焼きオ−ブ
ン内に配置されるので、オ−ブン外に温度収録部を配置
し、センサ−コ−ドをオ−ブン外からオ−ブン内へ配置
する場合と異なり、温度を測定するオ−ブンにはセンサ
−コ−ド6をオ−ブン内から外へと配置する設備を必要
としない。従って任意のオ−ブン内の温度が測定でき,
便利である。そしてオ−ブン外に温度収録部を配置する
場合と比較して、センサ−コ−ド6の長さに大きく左右
されることなくオ−ブン内の任意箇所の温度測定が可能
とされる。そして本例では二重構造2の材質として耐熱
性、加工性、耐錆性、強度に優れたステンレス鋼を使用
しているので本例1の断熱容器1はこれらの点に優れて
いる。また断熱材として燃焼の問題のないグラスウ−ル
を使用しているので耐火性にも優れている。本例では請
求項2中の熱伝達手段を蓄熱材層5Bに固定したが、熱
伝達手段を容器本体であるステンレス二重構造2の内壁
の方に固定し、容器内に突設させてもよく、その形状は
かぎホックのかぎ形状でもよく、また内壁の全周囲に設
けても、又は何箇所設けてもよい。なお本実施例は測定
する室温が高温の場合について説明したが、測定する室
温が低温の場合にも同様に測定することができ、本例1
の温度測定装置10は使用する周囲温度が−40℃〜+
230℃の場合に最適に使用することができる。しかし
断熱材内外層5C、5Aび蓄熱材層5Bのサイズを変え
ることにより、この温度測定装置10の使用可能とされ
る温度をより高温又は低温とすることができ、使用可能
時間も任意に調整することができる。そして断熱材内外
層5C、5Aび蓄熱材層5Bのサイズを変えた場合にも
従来の断熱材のみを使用することにより断熱する場合に
比較して、同時間使用可能とされる本例の温度測定装置
10は再使用に要する時間がより短時間とされる。また
本実施例は測定対象が温度である場合について説明した
が、測定対象は温度に限らず、断熱容器1内に収納する
測定結果収録部に電気的に連続する測定部であるセンサ
−として各種センサ−を使用することにより、高温又は
低温条件下における各種測定対象を本発明の断熱容器を
使用した本発明の測定装置により測定することができ
る。
【0019】実施例2 本例2の断熱容器11は図3に示されるように実施例1
の断熱容器1において熱伝達部材8、8を除いた断熱栓
15とした外は実施例1の断熱容器1と同様の構成を有
する。 比較例 比較例の断熱容器20は図8に示されるように本例2の
断熱容器11の断熱栓15から蓄熱材層5Bを除き、全
体が断熱栓15と同形同大のグラスウ−ルの層である断
熱栓25とした外は実施例2の断熱容器11と同様の構
成を有する。 試験例 本例2の断熱容器11及び比較例の断熱容器20の断熱
性能を比較するために以下の試験を行った。熱源をガス
とした200℃のコンベックオ−ブン内に初期温度2
3.5℃である温度収録部3を収納し、断熱栓15又は
断熱栓25により出入部4を閉じた本例2の断熱容器1
1及び比較例の断熱容器20を投入し、図4に示される
三カ所の部位、アはセンタプラグの差込み部、イは断熱
容器11又は20の奥に位置する温度収録部3の角の部
分及びウは断熱容器11又は20の出入部4側に位置す
る温度収録部3の角の部分の各ア、イ、ウの温度の経時
的変化を測定した。本例2の結果を図5に示し、比較例
の結果を図6に示す。図5及び図6中、縦軸は温度
(℃)、横軸はオ−ブン内に投入後の時間(分)を示
し、グラフア、イ、ウは各々ア、イ、ウの部位の温度変
化を示している。図5に示されるように、本例2では最
も温度上昇の著しい箇所はウ(断熱容器11の出入口4
側に位置する温度収録部3の角の部分)であるが、この
ウの温度が温度収録部3のデ−タ−保持保証温度である
40℃を越えるのは測定開始42分後においてであり、
後述する比較例の場合よりも14分延長されている。そ
して測定開始60分後においてもア、イ、ウの全ての部
位の温度は温度収録部3の品質保証温度域の50℃を越
えなかった。一方、図6に示されるように、比較例では
最も温度上昇の著しい箇所はア(センタプラグの差込み
部)である。一方本例2では逆にアは最も温度上昇が抑
制された部位となっている。そして比較例ではアの温度
は測定開始28分後において既に40℃を越え、同41
分後において50℃を越えていた。上記の結果から蓄熱
材層5Bを有する断熱栓15を用いた本例2の断熱容器
11を使用した温度測定装置は実際の各種のパン焼き用
のオ−ブン内又はトンネル釜内に配置して各種のパンが
焼き上がるまでに要する時間使用して、オ−ブン内及び
焼型やパン生地の種々の部分の温度を測定するために十
分使用可能であることが分かった。
【0020】
【発明の効果】請求項1ないし請求項4に記載の断熱容
器によると、高温又は低温条件下において容器内の物を
高温又は低温から従来と同時間保護することができる
上、断熱容器を再使用するために必要とされる時間が従
来よりも短縮され得る。従って従来の断熱容器よりも使
用上便利である。請求項2に記載の断熱容器によると、
熱伝達手段は内壁及び蓄熱手段間の熱の移動を促進する
ので、内外壁間の熱の移動は抑制され、断熱効果がより
良好とされる。請求項3に記載の断熱容器によると、使
用後の断熱手段から蓄熱手段を分離してこの蓄熱手段を
迅速に常温とすることができるので、断熱容器を再使用
するために必要とされる時間がより短縮され得る。請求
項4に記載の断熱容器によると、蓄熱手段の体積を小さ
くすることができるので、使用上便利である。請求項5
に記載の測定装置によると、高温下及び低熱下に測定結
果収録部及び測定部を配置した状態で従来と同時間測定
することができる上、測定装置を再使用するために必要
とされる時間が従来よりも短縮され得る。従って従来の
測定装置よりも使用上便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本例1の温度測定装置の断面図である。
【図2】本例1の断熱栓の断面図である。
【図3】本例2の断熱容器の断面図である。
【図4】試験例における温度測定位置を示す説明図であ
る。
【図5】試験例における本例2の結果を示すグラフであ
る。
【図6】試験例における比較例の結果を示すグラフであ
る。
【図7】従来の断熱容器の断面図である。
【図8】比較例の断熱容器の断面図である。
【符号の説明】
1 断熱容器 2 二重構造 3 温度収録部 4 出入部 5 断熱栓 5A 断熱材外層 5B 蓄熱材層 5C 断熱材内層 6 センサ−コ−ド 7 温度センサ− 8 熱伝達部材 9 固定具 11 断熱容器 15 断熱栓

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に物を収納した状態で高温下又は低
    温下に置かれ、高温又は低温から前記物を保護する断熱
    容器であって、前記物の出入部を有する断熱容器本体
    と、この出入部を開閉する断熱手段とを有し、前記容器
    本体は、容器外側に位置する外壁及び容器内側に位置す
    る内壁が連続してなる二重構造であり、この二重構造の
    内部は真空であることを特徴とし、前記断熱手段はこの
    断熱手段により前記出入部を閉じた場合において、前記
    断熱容器の外側の方に位置して熱の伝達を抑制する外側
    の断熱部材と、耐熱容器の内側の方に位置して熱の伝達
    を抑制する内側の断熱部材及びこれらの両断熱部材間に
    位置する蓄熱手段を有することを特徴とする断熱容器。
  2. 【請求項2】 前記断熱手段により前記出入部を閉じた
    場合において、前記内壁及び前記蓄熱手段間の熱の移動
    を促進する熱伝達手段を有することを特徴とする請求項
    1に記載の断熱容器。
  3. 【請求項3】 前記蓄熱手段は前記断熱部材よりも熱伝
    導度が高く、前記断熱手段から分離可能であることを特
    徴とする請求項1又は請求項2に記載の断熱容器。
  4. 【請求項4】 前記蓄熱手段は同体積の前記断熱部材と
    比較して熱容量がより大きい材質よりなることを特徴と
    する請求項1ないし請求項3の内のいずれか一つに記載
    の断熱容器。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4の内のいずれか
    一つに記載の断熱容器の前記断熱容器本体の内部に測定
    結果収録部を収納した状態で高温下又は低温下に置か
    れ、前記測定結果収録部を高温又は低温から保護した状
    態で、測定を行う測定装置であって、前記出入部を前記
    断熱手段を用いて閉じた状態において、前記測定結果収
    録部は前記断熱容器外の測定部と電気的に接続されてい
    ることを特徴とする測定装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014038268A1 (ja) * 2012-09-04 2014-03-13 株式会社村田製作所 圧電振動部品
CN104078083A (zh) * 2014-06-15 2014-10-01 张寒军 一种自伴热仪表保温装置

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