JPH0730129Y2 - ノズル - Google Patents

ノズル

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JPH0730129Y2
JPH0730129Y2 JP13864189U JP13864189U JPH0730129Y2 JP H0730129 Y2 JPH0730129 Y2 JP H0730129Y2 JP 13864189 U JP13864189 U JP 13864189U JP 13864189 U JP13864189 U JP 13864189U JP H0730129 Y2 JPH0730129 Y2 JP H0730129Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はノズルに係り、特に製紙機械関連部材の洗浄
用に用いて好適な目詰まりしにくいノズルに関する。
〔従来の技術〕
従来製紙機械のフエルト,ワイヤ等を洗浄する洗浄装置
の高圧水噴射ノズルは、ノズル正面中心部に噴水孔が1
つ開口されている通常のノズルが使用されている。この
ノズルを左右方向に往復運動をする噴水管に固定して摺
動装置で往復動させて前記フエルト等を洗浄すると、例
えばフエルトの幅中央部分は噴水を充分に浴びるが両端
部(耳部)には充分に噴水が当らないという難点があ
る。これに対して本願出願人はかかる難点を解消すべ
く、さきに特願昭62−67607号において、ノズル孔を2
孔形成したノズルを開示した。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記一般的な1孔ノズルや前記2孔ノズルにおいて目孔
が詰った場合には、前記噴水管からノズルを取外して掃
除しなければならないという問題点があった。
この考案は前記実情に鑑み、自動的にノズル孔の洗浄を
することができ、かつ1つのノズルから2条以上の噴水
も噴射することのできるノズルを提供することを目的と
して開発されたものである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は前記課題を解決し、目的を達成するために、 先端面にノズル大孔を形成した筒状のノズル基体の内腔
内に摺動体をノズルの軸線方向に摺接可動状に収容し、
該摺動体は基端部を前記内腔内周面と摺動可能の外周面
とし、先端部を前記ノズル大孔の内周面と摺接可能の外
周面に形成すると共に、先端縁周面には、ノズルの軸方
向に沿った1本以上のノズル溝を刻設し、摺動体の基端
部とノズル基体の内腔前端壁面間に弾発材を、常態では
摺動体が後退してノズル大孔内周面と摺動体の先端縁周
面間に間隙が生じるが、摺動体の基端面に水圧がかかる
と摺動体の先端縁周面がノズル大孔の内周面に密接する
ように介在させたことを特徴とするノズル。
という技術的な手段を講じた。
〔作用〕
このノズルは、通常のノズルと同様に配管に固定して通
水する。水圧がかかるとノズル基体内の摺動体は弾発材
に抗して先端方向へと摺動するため、摺動体の先端縁周
面はノズル基体のノズル大孔内周面に密接するので、圧
水は摺動体の先端周面に形成されたノズル溝から噴出す
る。
このノズルに対する通水の圧力を減じると弾発材の弾発
力によって摺動体が後退するため、摺動体の先端縁周面
とノズル大孔の内周面間に間隙が生じて水が流出するか
ら、その流出によってノズル溝の目詰まり等が生じても
自動的に洗浄することができ、また人手で洗浄するのも
容易である。
〔実施例〕
この考案の実施例を図面に基づいて説明する。第1図は
直進用のノズル(第1実施例)の断面図である。ノズル
1のノズル基体2は円筒状体で、先端面の中央部にノズ
ル大孔3が開設されている。該ノズル大孔3の後端内周
面にテーパ面3Aが形成されている。ノズル大孔3と連通
する内腔4の基端部内周面にはメネジ部4Aが形成されて
いる。
前記ノズル基体2の基端部外周面にはオネジ部2Aが形成
され、またノズル基体2の長手中央部にはスパナ嵌合の
ための切欠部2B,2Bが形成されている。該ノズル基端2
の外径が約25mmなら、ノズル大孔3の内径は約8〜10mm
に設定されるが、これに限定されるものではない。
前記内腔4内には摺動体5がノズル1の軸線L方向に摺
動可能に収容されている。
前記摺動体5は基端部の外径が前記内腔4の内周面に摺
接可能の太さの円形に形成され、基端面に水路5A,5Aが
軸線L方向に沿って形成されている。また摺動体5の先
端部は細径に形成され、先端縁周面5Bは前記ノズル大孔
3の内周面と摺接嵌合が可能の太さに形成されている。
該先端縁周面の基端部寄りにはテーパ面5Cを先端に有す
るフランジ部5Dが形成されており、該テーパ面5Cは前記
ノズル大孔3の基端部のテーパ面3Aと密接可能の径に形
成されている。しかして、摺動体5の先端縁周面5Bには
等間隔配置で4つのノズル溝6…が第2図によく示すよ
うにノズルの軸線に沿って形成されている。
前記内腔4には摺動体5の先端部に外嵌するようにコイ
ルスプリングから成る弾発材7が収容されている。該弾
発材7は常時において、摺動体5の先端部がノズル孔3
から基端部方向へ後退して無接触状に維持し、水圧がか
かった時には摺動体5が弾発材7に抗して前進し、摺動
体5の先端部がノズル孔3内に嵌入しうるように支持し
ている。
前記ノズル基体2のメネジ部4Aにはストッパ8が螺合さ
れている。該ストッパ8は前記摺動体5が弾発材7によ
り後退しすぎないように位置規制するためのもので、通
水路8A,8Aが形成されている。図中符号9はシール材で
ある。
上記のように構成されたこの実施例においてノズル1を
水道管Pに固定して通水すれば、水圧が低い状態では第
1図に示す状態でノズル大孔3と摺動体5先端縁周面5B
間に間隙が生じているため流水がノズル大孔3全域から
流出する。しかして摺動体5に水圧がかかると弾発材7
に抗して前進するため、摺動体5の先端部はノズル大孔
3内に嵌合し、両テーパ面3A,5Bが密接し合うことから
圧水は4条のノズル溝6,6…から噴出することになる。
また水圧を減少させれば摺動体5は後退するため、第1
図に示す状態となり、ノズル溝6…が水垢等で目詰まり
等になってもノズル大孔3から流出する水で自動的に洗
浄排出され、或いは人手によってノズル溝3部分を容易
に洗浄することができる。
従って、このノズルを例えば製紙機械関連フエルト、ワ
イヤ等の洗浄装置に使用すれば、1本のノズルから4条
の噴水が噴出するため、フエルトの耳部の洗浄も効率よ
く洗浄することができ、かつ目詰まりに対してもノズル
そのものの洗浄が容易という効果がある。
なおこの実施例において、ノズル溝は4条を示したが、
1条,2条,6条以上等任意に変化させることができる。
またホース先端にノズル1を固定させることによって、
例えば自動車に対する噴射洗浄と水圧を減少させた流水
洗い等にも使用することができる。
第3図は第2実施例を示すノズルの断面図である。
この第2実施例も第1実施例と構成の大略は同じなので
同じ部材、同じ作用部分には同一符号を使用し、説明を
省略する。
この第2実施例における特徴は噴水がノズルの軸方向に
対して斜めに噴水する点である。
すなわち、ノズル大孔3は先細のテーパ面(軸線Lに対
して約20度の傾斜角)に形成されている。また摺動体5
の先端縁周面5Bも前記ノズル大孔3のテーパ面に合うテ
ーパ面に形成されている。
また先端縁周面5Bに形成されたノズル溝6,6…は2条が
対称位置に形成されているが該両ノズル溝6,6から噴出
する噴水10A,10Bが軸線Lとの交点で衝突しないよう
に、第5図及び第6図で図解するよう軸線Lに対し僅に
傾斜させてある。
以上の構成によって、この実施例のノズル1は2条のノ
ズル溝6,6から噴出する2条の噴水を途中で衝突させる
ことなく末広がり状に噴射させることができるため、製
紙用のフエルトの織目に斜方向からの噴水を噴射させて
効率よく洗浄させることができ、かつ目詰等が生じても
ノズル溝6の洗浄が容易である。
勿論、この実施例においても、ノズル溝6を4条,5条,6
条以上形成させ、或いは噴射角度を変化させることがで
きる。また前記ノズル溝6を第5図において軸線Lと平
行にしておくことによって複数のノズル溝6…から噴出
する噴水を途中で激しく衝突させて霧を発生させるよう
にすることも可能である。
更に摺動体5の周面に沿った回転を防止するためには摺
動体の基端部周面に軸線方向を向くキイ溝(図示しな
い)を形成し、ノズル基体2内腔にキイを突設すること
で満足される。
〔考案の効果〕
上記のように構成されたこの考案は次のようなすぐれた
効果を有している。
(1)目詰まり等が生じても水道からノズルに至る間の
水圧を減少させることによって弾発材により摺動体が後
退するため、自動的にノズル溝の洗浄をすることがで
き、また人手による洗浄も容易である効果がある。
(2)ノズル大孔に摺動体の先端縁周部が摺接嵌合する
態様で、摺動体の先端縁周面にノズル溝を任意数条形成
することができるため、フエルト等の洗浄効果を高める
ことができる効果がある。
(3)摺動体の先端縁周面をテーパ状に形成することに
よって、ノズル軸線方向に対して末広がり状に複数の噴
水を噴射させることができ、フエルトの織目等に対する
効果的な洗浄を容易にすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例に係り、第1図は第1実施例を
示すノズルの断面図、第2図はノズル内に収容する摺動
体の斜視図、第3図は第2実施例ノズルの通水しない状
態を示す断面図、第4図は第2実施例ノズルの水圧のか
かった状態を示す断面図、第5図は第2実施例ノズルの
平面図、第6図は第2実施例ノズルの摺動体におけるノ
ズル溝部分を示す側面図である。 1…ノズル、2…ノズル基体、2A…オネジ部、2B…切欠
部、3…ノズル大孔、3A…テーパ面、4…内腔、4A…メ
ネジ部、5…摺動体、5A…水路、5B…先端縁周面、5C…
テーパ面、5D…フランジ、6…ノズル溝、7…弾発材、
8…ストッパ、8A…水路、9…シール材、10A,10B…噴
水、P…水道管、L…軸線。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端面にノズル大孔を形成した筒状のノズ
    ル基体の内腔内に摺動体をノズルの軸線方向に摺接可動
    状に収容し、該摺動体は基端部を前記内腔内周面と摺接
    可能の外周面とし、先端部を前記ノズル大孔の内周面と
    摺接可能の外周面に形成すると共に、先端縁周面には、
    ノズルの軸方向に沿った1本以上のノズル溝を刻設し、
    摺動体の基端部とノズル基体の内腔前端壁面間に弾発材
    を、常態では摺動体が後退してノズル大孔内周面と摺動
    体の先端縁周面間に間隙が生じるが、摺動体の基端面に
    水圧がかかると摺動体の先端縁周面がノズル大孔の内周
    面に密接するように介在させたことを特徴とするノズ
    ル。
  2. 【請求項2】前記摺動体の先端縁周面は先細のテーパ面
    に形成されていることを特徴とする第1項記載のノズ
    ル。
  3. 【請求項3】前記ノズル溝はノズルの軸線方向に対して
    平行でなくやや傾斜していることを特徴とする第2項記
    載のノズル。
  4. 【請求項4】前記摺動体の基端部には周面にノズルの軸
    方向に沿う通水路が形成されていることを特徴とする第
    1項記載のノズル。
JP13864189U 1989-12-01 1989-12-01 ノズル Expired - Lifetime JPH0730129Y2 (ja)

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