JPH0730124Y2 - 薬液攪拌機 - Google Patents
薬液攪拌機Info
- Publication number
- JPH0730124Y2 JPH0730124Y2 JP3886493U JP3886493U JPH0730124Y2 JP H0730124 Y2 JPH0730124 Y2 JP H0730124Y2 JP 3886493 U JP3886493 U JP 3886493U JP 3886493 U JP3886493 U JP 3886493U JP H0730124 Y2 JPH0730124 Y2 JP H0730124Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- shaft
- fixed
- blade
- stirring blade
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- Accessories For Mixers (AREA)
- Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は主として果樹の防除作業
に有用な薬液攪拌機に関する。
に有用な薬液攪拌機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種果樹の防除作業に用いる薬液攪拌
機としては、例えば実公昭54−824号や同57−5
7793号などのフレキシブル攪拌機が公知である。
機としては、例えば実公昭54−824号や同57−5
7793号などのフレキシブル攪拌機が公知である。
【0003】そして、これではフレキシブル軸の先端部
に取付けられた攪拌羽根を、薬液貯溜タンクの内部に沈
める一方、同じくフレキシブル軸の基端部を動力噴霧機
に接続使用して、その噴霧機からの取り出し動力により
攪拌羽根を回転させるようになっている。
に取付けられた攪拌羽根を、薬液貯溜タンクの内部に沈
める一方、同じくフレキシブル軸の基端部を動力噴霧機
に接続使用して、その噴霧機からの取り出し動力により
攪拌羽根を回転させるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記公知考
案の場合薬液貯溜タンクの深さに左右されることなく、
その内部へ汎用的に投入使用することができ、又フレキ
シブル軸を捲き曲げることにより、その小型コンパクト
な状態のもとに梱包や輸送などを行なえる利点がある反
面、その急角度に捲き曲げ過ぎると、フレキシブル軸の
ワイヤー切れを生じやすいほか、薬液貯溜タンクとの関
係上安定良く据え付け固定し難く、浮き上がりや振れ動
きを生じやすいために、タンク内の全体に及ぶ均一な攪
拌状態を効率良く得られない不利がある。
案の場合薬液貯溜タンクの深さに左右されることなく、
その内部へ汎用的に投入使用することができ、又フレキ
シブル軸を捲き曲げることにより、その小型コンパクト
な状態のもとに梱包や輸送などを行なえる利点がある反
面、その急角度に捲き曲げ過ぎると、フレキシブル軸の
ワイヤー切れを生じやすいほか、薬液貯溜タンクとの関
係上安定良く据え付け固定し難く、浮き上がりや振れ動
きを生じやすいために、タンク内の全体に及ぶ均一な攪
拌状態を効率良く得られない不利がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案はこのような課題
の改良を企図しており、そのために役立つ薬液攪拌機と
して、薬液貯溜タンクの深さに応じて伸縮調整可能な回
転軸並びにその回転軸用カバーと、そのカバーの伸縮調
整状態を固定するクランプバンドと、上記回転軸の上端
部に伝動連結された回転駆動源と、同じく回転軸の下端
部に伝動連結された攪拌羽根と、その攪拌羽根を包囲す
るように、上記カバーの下端部に取付け固定された篭型
羽根ガードと、上記カバーへ昇降調整自在に通し込まれ
た係留固定金具とを備え、上記羽根ガードが薬液貯溜タ
ンク内の底面へ定着するように垂立させた回転軸用カバ
ーの中途高さ位置を、上記係留固定金具によりタンクの
開口部へ係留固定させた状態において、上記攪拌羽根を
その回転駆動源により回転使用するように定めたことを
特徴とするものである。
の改良を企図しており、そのために役立つ薬液攪拌機と
して、薬液貯溜タンクの深さに応じて伸縮調整可能な回
転軸並びにその回転軸用カバーと、そのカバーの伸縮調
整状態を固定するクランプバンドと、上記回転軸の上端
部に伝動連結された回転駆動源と、同じく回転軸の下端
部に伝動連結された攪拌羽根と、その攪拌羽根を包囲す
るように、上記カバーの下端部に取付け固定された篭型
羽根ガードと、上記カバーへ昇降調整自在に通し込まれ
た係留固定金具とを備え、上記羽根ガードが薬液貯溜タ
ンク内の底面へ定着するように垂立させた回転軸用カバ
ーの中途高さ位置を、上記係留固定金具によりタンクの
開口部へ係留固定させた状態において、上記攪拌羽根を
その回転駆動源により回転使用するように定めたことを
特徴とするものである。
【0006】
【作用】本考案の上記構成によれば、回転駆動源から攪
拌羽根に回転動力を伝達する回転軸とその回転軸用カバ
ーが、薬液貯溜タンクの深さに応じて伸縮調整できるよ
うになっているため、そのタンクの深さ変化に左右され
ることなく、汎用的に使うことができる。
拌羽根に回転動力を伝達する回転軸とその回転軸用カバ
ーが、薬液貯溜タンクの深さに応じて伸縮調整できるよ
うになっているため、そのタンクの深さ変化に左右され
ることなく、汎用的に使うことができる。
【0007】又、羽根ガードが薬液貯溜タンク内の底面
へ定着する垂立状態として使用されるようになってお
り、その垂立した回転軸用カバーの中途高さ位置を、係
留固定金具によってタンクの開口部へ係留固定するよう
になっているため、攪拌羽根がタンク内において浮き上
がったり、或いは振れ動いたりするおそれなく、そのタ
ンク内の全体的に均一な薬液攪拌効果を得られる。
へ定着する垂立状態として使用されるようになってお
り、その垂立した回転軸用カバーの中途高さ位置を、係
留固定金具によってタンクの開口部へ係留固定するよう
になっているため、攪拌羽根がタンク内において浮き上
がったり、或いは振れ動いたりするおそれなく、そのタ
ンク内の全体的に均一な薬液攪拌効果を得られる。
【0008】更に、回転軸用カバーのクランプバンドを
弛緩させれば、そのカバーと回転軸を上下方向へ抜き出
し分解することができ、その小型コンパクトな分解状態
のもとに、梱包や輸送などを行なえる利点もある。
弛緩させれば、そのカバーと回転軸を上下方向へ抜き出
し分解することができ、その小型コンパクトな分解状態
のもとに、梱包や輸送などを行なえる利点もある。
【0009】
【実施例】以下、図示の実施例に基いて本考案の具体的
構成を詳述すると、その薬液攪拌機の組立状態を表わし
た図1〜10において、(S)は伸縮調整可能な回転軸
の総称であり、例えば約400mmの一定長さを備えた
芯軸(11)と、これにスライド自在として套嵌された
一定長さ(例えば約900mm)の鞘軸(12)との二
重構造をなしている。
構成を詳述すると、その薬液攪拌機の組立状態を表わし
た図1〜10において、(S)は伸縮調整可能な回転軸
の総称であり、例えば約400mmの一定長さを備えた
芯軸(11)と、これにスライド自在として套嵌された
一定長さ(例えば約900mm)の鞘軸(12)との二
重構造をなしている。
【0010】図ではその回転軸(S)の芯軸(11)を
断面四角形の鋼棒とし、鞘軸(12)をこれと対応する
断面四角形の鋼管から形作っているが、その相互の一体
に回転作用し得るならば、上記断面形状を四角形以外の
多角形に造形したり、又上記芯軸(11)と鞘軸(1
2)とがスプライン嵌合する回転軸(S)として作成し
たりしても良い。
断面四角形の鋼棒とし、鞘軸(12)をこれと対応する
断面四角形の鋼管から形作っているが、その相互の一体
に回転作用し得るならば、上記断面形状を四角形以外の
多角形に造形したり、又上記芯軸(11)と鞘軸(1
2)とがスプライン嵌合する回転軸(S)として作成し
たりしても良い。
【0011】(13)は上記芯軸(11)の上端部へ一
体回転し得るように套嵌された入力ソケツトであり、回
転駆動源(M)の出力軸(14)を受け入れた状態にお
いて、その出力軸(14)へビス(15)により固定一
体化されている。
体回転し得るように套嵌された入力ソケツトであり、回
転駆動源(M)の出力軸(14)を受け入れた状態にお
いて、その出力軸(14)へビス(15)により固定一
体化されている。
【0012】又、(16)は上記入力ソケツト(13)
も含む芯軸(11)の上端部を包囲するボツクスフラン
ジであり、その水平な張り出しフランジ部(16a)上
に固定設置された回転駆動源(M)により、上記回転軸
(S)が回転駆動されるようになっている。
も含む芯軸(11)の上端部を包囲するボツクスフラン
ジであり、その水平な張り出しフランジ部(16a)上
に固定設置された回転駆動源(M)により、上記回転軸
(S)が回転駆動されるようになっている。
【0013】その回転駆動源(M)として、図では自動
車のバツテリーに接続使用されるDCモーターを示して
おり、(17)はその接続コードであるが、DCモータ
ーに代るセルフスターター付きの小型エンジンを採用し
ても、さしつかえない。尚、DCモーターはスイツチ操
作によって、起動又は停止されるようになっている。
車のバツテリーに接続使用されるDCモーターを示して
おり、(17)はその接続コードであるが、DCモータ
ーに代るセルフスターター付きの小型エンジンを採用し
ても、さしつかえない。尚、DCモーターはスイツチ操
作によって、起動又は停止されるようになっている。
【0014】他方、上記鞘軸(12)の下端部には羽根
軸(18)が一体回転し得るように圧入されている。つ
まり、図9から明白なように、羽根軸(18)の上端部
が鞘軸(12)と対応する断面形状の伝動ヘツド(18
a)として、その鞘軸(12)の内部に嵌合された上、
ビス(19)により固定一体化されているのである。
軸(18)が一体回転し得るように圧入されている。つ
まり、図9から明白なように、羽根軸(18)の上端部
が鞘軸(12)と対応する断面形状の伝動ヘツド(18
a)として、その鞘軸(12)の内部に嵌合された上、
ビス(19)により固定一体化されているのである。
【0015】そして、その羽根軸(18)の下端部には
攪拌羽根(20)のボス(21)が套嵌され、且つビス
(22)により一体回転し得るように固定されている。
(23)は同じく羽根軸(18)の中途部に套嵌された
軸受ケースであり、その嵌合面に介挿された軸受メタル
(24)によって、上記羽根軸(18)を回転自在に支
持している。
攪拌羽根(20)のボス(21)が套嵌され、且つビス
(22)により一体回転し得るように固定されている。
(23)は同じく羽根軸(18)の中途部に套嵌された
軸受ケースであり、その嵌合面に介挿された軸受メタル
(24)によって、上記羽根軸(18)を回転自在に支
持している。
【0016】(25)は上記羽根軸(18)の径大な首
部(18b)と軸受ケース(23)との上下相互間に介
在されたスラストワツシヤ、(26)は同じく軸受ケー
ス(23)と攪拌羽根(20)のボス(21)との上下
相互間に介挿された別なスラストワツシヤであり、その
何れも羽根軸(18)のスラスト荷重を受担する。
部(18b)と軸受ケース(23)との上下相互間に介
在されたスラストワツシヤ、(26)は同じく軸受ケー
ス(23)と攪拌羽根(20)のボス(21)との上下
相互間に介挿された別なスラストワツシヤであり、その
何れも羽根軸(18)のスラスト荷重を受担する。
【0017】又、(G)は攪拌羽根(20)を安全に包
囲する羽根ガードであり、金属杆の骨組(27)とこれ
に張設された金網(28)とから全体的な篭型に造形さ
れていると共に、その底面には上記骨組(27)を活用
して、金属製の定着板(29)が施蓋状態に取付け固定
されている。
囲する羽根ガードであり、金属杆の骨組(27)とこれ
に張設された金網(28)とから全体的な篭型に造形さ
れていると共に、その底面には上記骨組(27)を活用
して、金属製の定着板(29)が施蓋状態に取付け固定
されている。
【0018】その定着板(29)は図11の使用状態図
から示唆される通り、上記攪拌羽根(20)による薬液
の下降流を積極的又は意図的に受担して拡散させると共
に、その下降流の押し下げ力によって攪拌羽根(20)
の浮き上がりや振れ動きなどを規制し、薬液貯溜タンク
(T)内の底面に対する確固な定着力を起生させるため
のものである。
から示唆される通り、上記攪拌羽根(20)による薬液
の下降流を積極的又は意図的に受担して拡散させると共
に、その下降流の押し下げ力によって攪拌羽根(20)
の浮き上がりや振れ動きなどを規制し、薬液貯溜タンク
(T)内の底面に対する確固な定着力を起生させるため
のものである。
【0019】そして、このような羽根ガード(G)の上
面中央部から一体的に張り出す取付筒(30)が、上記
軸受ケース(23)に套嵌された上、ボルト(31)を
介して固定一体化されている。
面中央部から一体的に張り出す取付筒(30)が、上記
軸受ケース(23)に套嵌された上、ボルト(31)を
介して固定一体化されている。
【0020】更に、(C)は上記回転軸(S)に応じて
伸縮し得る回転軸用カバーの総称であり、その芯軸(1
1)を包囲するステンレス鋼管の上部カバー(32)
と、鞘軸(12)を包囲する同様なステンレス鋼管の下
部カバー(33)とから成る。
伸縮し得る回転軸用カバーの総称であり、その芯軸(1
1)を包囲するステンレス鋼管の上部カバー(32)
と、鞘軸(12)を包囲する同様なステンレス鋼管の下
部カバー(33)とから成る。
【0021】即ち、その上部カバー(32)が上記ボツ
クスフランジ(16)の下端部から一体的に下方へ延長
されている一方、下部カバー(33)は上記羽根軸(1
8)の軸受ケース(23)から一体的に上方へ延長され
ており、その相互の常時オーバーラツプする嵌合状態に
保たれている。(34)は上部カバー(32)の上端部
をボツクスフランジ(16)の下端部に固定するボルト
である。
クスフランジ(16)の下端部から一体的に下方へ延長
されている一方、下部カバー(33)は上記羽根軸(1
8)の軸受ケース(23)から一体的に上方へ延長され
ており、その相互の常時オーバーラツプする嵌合状態に
保たれている。(34)は上部カバー(32)の上端部
をボツクスフランジ(16)の下端部に固定するボルト
である。
【0022】この点、図では芯軸(11)を包囲する上
部カバー(32)の開口径(d1)が、鞘軸(12)を
包囲する下部カバー(33)の開口径(d2)よりも大
きく定められているが、その相互のスライド作用により
伸縮し得る限り、逆に下部カバー(33)の開口径(d
2)を上部カバー(32)の開口径(d1)より大きく
定めても良い。
部カバー(32)の開口径(d1)が、鞘軸(12)を
包囲する下部カバー(33)の開口径(d2)よりも大
きく定められているが、その相互のスライド作用により
伸縮し得る限り、逆に下部カバー(33)の開口径(d
2)を上部カバー(32)の開口径(d1)より大きく
定めても良い。
【0023】何れにしても、芯軸(11)の下端部を図
5、6のように、その上部カバー(32)の下端部より
も、予じめ一定量(w)だけ下方へ張り出すか、又は鞘
軸(12)の上端部をその下部カバー(33)の上端部
よりも、一定量(w)だけ上方へ張り出すことが好まし
い。
5、6のように、その上部カバー(32)の下端部より
も、予じめ一定量(w)だけ下方へ張り出すか、又は鞘
軸(12)の上端部をその下部カバー(33)の上端部
よりも、一定量(w)だけ上方へ張り出すことが好まし
い。
【0024】そうすれば、芯軸(11)と鞘軸(12)
とを嵌合させて、全体的な回転軸(S)として組み立て
作業する場合に、その一定量(w)の張り出しに基づく
先導作用によって、その芯軸(11)と鞘軸(12)の
みならず、これを包囲する上部カバー(32)と下部カ
バー(33)も、極めて円滑にすばやく差し込み嵌合さ
せることができるからである。
とを嵌合させて、全体的な回転軸(S)として組み立て
作業する場合に、その一定量(w)の張り出しに基づく
先導作用によって、その芯軸(11)と鞘軸(12)の
みならず、これを包囲する上部カバー(32)と下部カ
バー(33)も、極めて円滑にすばやく差し込み嵌合さ
せることができるからである。
【0025】(35)はその上部カバー(32)と下部
カバー(33)の嵌合状態をスライド不能に固定するた
めのクランプバンドであり、その嵌合上の外側をなす上
部カバー(32)の下端部に付属設置されている。(3
6)はそのクランプバンド(35)の口径収縮用割溝、
(37)はそのクランプバンド(35)の締結ボルトで
あり、これを締め上げて、クランプバンド(35)を閉
合させることにより、上記カバー(C)の伸縮作用を固
定状態に施錠でき、逆に緩めることによって、そのカバ
ー(C)を自由に伸縮させたり、更には抜き出し分解す
ることもできるようになっている。
カバー(33)の嵌合状態をスライド不能に固定するた
めのクランプバンドであり、その嵌合上の外側をなす上
部カバー(32)の下端部に付属設置されている。(3
6)はそのクランプバンド(35)の口径収縮用割溝、
(37)はそのクランプバンド(35)の締結ボルトで
あり、これを締め上げて、クランプバンド(35)を閉
合させることにより、上記カバー(C)の伸縮作用を固
定状態に施錠でき、逆に緩めることによって、そのカバ
ー(C)を自由に伸縮させたり、更には抜き出し分解す
ることもできるようになっている。
【0026】次に、図11は本考案に係る薬液攪拌機の
使用状態を示しており、その使用に当っては薬液貯溜タ
ンク(T)の開口部(38)から挿入して、その羽根ガ
ード(G)がタンク(T)内の底面へ定着する安定状態
に垂立させるのである。
使用状態を示しており、その使用に当っては薬液貯溜タ
ンク(T)の開口部(38)から挿入して、その羽根ガ
ード(G)がタンク(T)内の底面へ定着する安定状態
に垂立させるのである。
【0027】その場合、図12のような係留固定金具
(B)を用いて、そのコ字型の金属板片(39)をタン
ク(T)の開口部(38)へ喰わえ付かせて、そのタン
ク(T)へ蝶ボルト(40)などにより押圧固定すると
共に、その金属板片(39)とボルト(41)により連
結した係留バンド(42)を上記回転軸(S)のカバー
(C)へ昇降自在に通し入れて、その係留バンド(4
2)により安定な垂立状態に固定保持する。(43)は
その係留バンド(42)の締結固定ボルトである。
(B)を用いて、そのコ字型の金属板片(39)をタン
ク(T)の開口部(38)へ喰わえ付かせて、そのタン
ク(T)へ蝶ボルト(40)などにより押圧固定すると
共に、その金属板片(39)とボルト(41)により連
結した係留バンド(42)を上記回転軸(S)のカバー
(C)へ昇降自在に通し入れて、その係留バンド(4
2)により安定な垂立状態に固定保持する。(43)は
その係留バンド(42)の締結固定ボルトである。
【0028】又、タンク(T)の深さは区々相違変化す
るので、これに合わせて図1と図2との対比から示唆さ
れる通り、回転軸(S)とそのカバー(C)を伸縮調整
し、上記羽根ガード(G)が常にタンク(T)内の底面
へ定着するように保った上、その攪拌羽根(20)を回
転駆動源(M)によって回転させるのである。
るので、これに合わせて図1と図2との対比から示唆さ
れる通り、回転軸(S)とそのカバー(C)を伸縮調整
し、上記羽根ガード(G)が常にタンク(T)内の底面
へ定着するように保った上、その攪拌羽根(20)を回
転駆動源(M)によって回転させるのである。
【0029】そうすれば、薬液攪拌機のそれ自体が、タ
ンク(T)に対して振れ動いたり、浮き上がったりする
おそれのない安定状態を保つと共に、攪拌羽根(20)
もその羽根ガード(G)によって、タンク(T)内の底
面に定着されているため、その底面に沈澱しやすい薬液
を確実に効率良く拡散させることができ、タンク(T)
内の全体に均一な攪拌効果を容易に得られるのである。
ンク(T)に対して振れ動いたり、浮き上がったりする
おそれのない安定状態を保つと共に、攪拌羽根(20)
もその羽根ガード(G)によって、タンク(T)内の底
面に定着されているため、その底面に沈澱しやすい薬液
を確実に効率良く拡散させることができ、タンク(T)
内の全体に均一な攪拌効果を容易に得られるのである。
【0030】そして、このような効果はタンク(T)の
深さ変化に拘らず、常時適正に達成することができる。
又、回転軸(S)の芯軸(11)と鞘軸(12)はスラ
イド自在に嵌合されており、そのカバー(C)の上部カ
バー(32)と下部カバー(33)もスライド自在に嵌
合されていて、その全体として上下方向へ抜き出し分解
することも可能であるため、その分解した状態のもと
に、内部の点検や清掃を容易に行なえるほか、その小型
コンパクトに梱包や輸送、保管などを便利良く行なえ
る。
深さ変化に拘らず、常時適正に達成することができる。
又、回転軸(S)の芯軸(11)と鞘軸(12)はスラ
イド自在に嵌合されており、そのカバー(C)の上部カ
バー(32)と下部カバー(33)もスライド自在に嵌
合されていて、その全体として上下方向へ抜き出し分解
することも可能であるため、その分解した状態のもと
に、内部の点検や清掃を容易に行なえるほか、その小型
コンパクトに梱包や輸送、保管などを便利良く行なえ
る。
【0031】
【考案の効果】以上のように、本考案の薬液攪拌機では
その構成上、薬液貯溜タンク(T)の深さに応じて伸縮
調整可能な回転軸(S)並びにその回転軸用カバー
(C)と、そのカバー(C)の伸縮調整状態を固定する
クランプバンド(35)と、上記回転軸(S)の上端部
に伝動連結された回転駆動源(M)と、同じく回転軸
(S)の下端部に伝動連結された攪拌羽根(20)と、
その攪拌羽根(20)を包囲するように、上記カバー
(C)の下端部に取付け固定された篭型羽根ガード
(G)と、上記カバー(C)へ昇降調整自在に通し込ま
れた係留固定金具(B)とを備え、上記羽根ガード
(G)が薬液貯溜タンク(T)内の底面へ定着するよう
に垂立させた回転軸用カバー(C)の中途高さ位置を、
上記係留固定金具(B)によりタンク(T)の開口部
(38)へ係留固定させた状態において、上記攪拌羽根
(20)をその回転駆動源(M)により回転使用するよ
うに定めてあるため、冒頭に述べた従来技術の課題を確
実に改良できる効果がある。
その構成上、薬液貯溜タンク(T)の深さに応じて伸縮
調整可能な回転軸(S)並びにその回転軸用カバー
(C)と、そのカバー(C)の伸縮調整状態を固定する
クランプバンド(35)と、上記回転軸(S)の上端部
に伝動連結された回転駆動源(M)と、同じく回転軸
(S)の下端部に伝動連結された攪拌羽根(20)と、
その攪拌羽根(20)を包囲するように、上記カバー
(C)の下端部に取付け固定された篭型羽根ガード
(G)と、上記カバー(C)へ昇降調整自在に通し込ま
れた係留固定金具(B)とを備え、上記羽根ガード
(G)が薬液貯溜タンク(T)内の底面へ定着するよう
に垂立させた回転軸用カバー(C)の中途高さ位置を、
上記係留固定金具(B)によりタンク(T)の開口部
(38)へ係留固定させた状態において、上記攪拌羽根
(20)をその回転駆動源(M)により回転使用するよ
うに定めてあるため、冒頭に述べた従来技術の課題を確
実に改良できる効果がある。
【0032】即ち、上記構成によれば回転軸(S)と、
これを包囲するカバー(C)とが伸縮調整可能であるた
め、薬液貯溜タンク(T)の深さ変化に拘らず、常にそ
の羽根ガード(G)をタンク(T)内の底面へ定着させ
ることができ、その薬液攪拌機としての汎用性に優れ
る。
これを包囲するカバー(C)とが伸縮調整可能であるた
め、薬液貯溜タンク(T)の深さ変化に拘らず、常にそ
の羽根ガード(G)をタンク(T)内の底面へ定着させ
ることができ、その薬液攪拌機としての汎用性に優れ
る。
【0033】又、上記回転軸用カバー(C)には係留固
定金具(B)が昇降自在に通し込まれており、これを薬
液貯溜タンク(T)の開口部(38)へ係留固定するこ
とによって、攪拌機をその羽根ガード(G)がタンク
(T)内の底面へ定着する状態として、安定・確固に垂
立させることができるため、そのタンク(T)内の底面
に沈澱しやすい薬液を、攪拌羽根(20)の回転作用に
より効率良く拡散させつつ、タンク(T)内の全体的に
均一な攪拌効果を得られるのである。
定金具(B)が昇降自在に通し込まれており、これを薬
液貯溜タンク(T)の開口部(38)へ係留固定するこ
とによって、攪拌機をその羽根ガード(G)がタンク
(T)内の底面へ定着する状態として、安定・確固に垂
立させることができるため、そのタンク(T)内の底面
に沈澱しやすい薬液を、攪拌羽根(20)の回転作用に
より効率良く拡散させつつ、タンク(T)内の全体的に
均一な攪拌効果を得られるのである。
【0034】この点、特に請求項2の構成を採用するな
らば、その篭型羽根ガード(G)の定着板(29)によ
って、タンク(T)内の底面に対する定着力を昂めるこ
とができ、一層優れた攪拌効果を得られるほか、果樹の
防除作業などに当り、自動車の荷台上にタンク(T)を
載せたままで、そのバツテリーを電源として便利良く攪
拌作用できる効果もある。
らば、その篭型羽根ガード(G)の定着板(29)によ
って、タンク(T)内の底面に対する定着力を昂めるこ
とができ、一層優れた攪拌効果を得られるほか、果樹の
防除作業などに当り、自動車の荷台上にタンク(T)を
載せたままで、そのバツテリーを電源として便利良く攪
拌作用できる効果もある。
【0035】更に、回転軸用カバー(C)のクランプバ
ンド(35)を弛緩させれば、そのカバー(C)と回転
軸(S)を上下方向へ抜き出し分解することもできるた
め、その内部の保守点検や清掃作業上便利であるほか、
小型コンパクトな分解状態のもとに梱包や輸送などを行
なえる効果もある。
ンド(35)を弛緩させれば、そのカバー(C)と回転
軸(S)を上下方向へ抜き出し分解することもできるた
め、その内部の保守点検や清掃作業上便利であるほか、
小型コンパクトな分解状態のもとに梱包や輸送などを行
なえる効果もある。
【図1】本考案に係る薬液攪拌機の概略全体を示す正面
図である。
図である。
【図2】図1と対応する短縮状態を示す正面図である。
【図3】図1の3−3線に沿う拡大断面図である。
【図4】図3の4−4線に沿う拡大断面図である。
【図5】図3から分解された芯軸とそのカバーを示す拡
大正面図である。
大正面図である。
【図6】図5の6−6線断面図である。
【図7】図5の7−7線に沿う拡大断面図である。
【図8】同じく図3から分解された鞘軸とそのカバーを
示す拡大正面図である。
示す拡大正面図である。
【図9】図8の9−9線断面図である。
【図10】図8の10−10線に沿う拡大断面図であ
る。
る。
【図11】本考案の使用状態を示す説明図である。
【図12】図11の部分拡大図である。
(11)・芯軸 (12)・鞘軸 (16)・ボツクスフランジ (18)・羽根軸 (20)・攪拌羽根 (29)・定着板 (32)・上部カバー (33)・下部カバー (35)・クランプバンド (38)・開口部 (B)・係留固定金具 (C)・カバー (G)・羽根ガード (M)・回転駆動源 (S)・回転軸 (T)・薬液貯溜タンク
Claims (2)
- 【請求項1】薬液貯溜タンク(T)の深さに応じて伸縮
調整可能な回転軸(S)並びにその回転軸用カバー
(C)と、そのカバー(C)の伸縮調整状態を固定する
クランプバンド(35)と、上記回転軸(S)の上端部
に伝動連結された回転駆動源(M)と、同じく回転軸
(S)の下端部に伝動連結された攪拌羽根(20)と、
その攪拌羽根(20)を包囲するように、上記カバー
(C)の下端部に取付け固定された篭型羽根ガード
(G)と、上記カバー(C)へ昇降調整自在に通し込ま
れた係留固定金具(B)とを備え、 上記羽根ガード(G)が薬液貯溜タンク(T)内の底面
へ定着するように垂立させた回転軸用カバー(C)の中
途高さ位置を、上記係留固定金具(B)によりタンク
(T)の開口部(38)へ係留固定させた状態におい
て、上記攪拌羽根(20)をその回転駆動源(M)によ
り回転使用するように定めたことを特徴とする薬液攪拌
機。 - 【請求項2】攪拌羽根(20)の回転駆動源(M)をD
Cモーターとして、自動車のバツテリーと接続使用でき
るように定めると共に、 薬液貯溜タンク(T)内の底面に定着される定着板(2
9)を、篭型羽根ガード(G)の底面へ施蓋状態に取付
け固定したことを特徴とする請求項1記載の薬液攪拌
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3886493U JPH0730124Y2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | 薬液攪拌機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3886493U JPH0730124Y2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | 薬液攪拌機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH073717U JPH073717U (ja) | 1995-01-20 |
JPH0730124Y2 true JPH0730124Y2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=12537077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3886493U Expired - Lifetime JPH0730124Y2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | 薬液攪拌機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0730124Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012040556A (ja) * | 2011-09-27 | 2012-03-01 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 流体の攪拌方法およびアーム回転式スパージャ |
US9744507B2 (en) * | 2012-11-29 | 2017-08-29 | Emd Millipore Corporation | 2D low level mixing bag for storage and shipping |
US9827541B1 (en) | 2012-11-29 | 2017-11-28 | Emd Millipore Corporation | 2D low level mixing bag for storage and shipping |
-
1993
- 1993-06-22 JP JP3886493U patent/JPH0730124Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH073717U (ja) | 1995-01-20 |
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