JPH07299700A - 工作機械および工具の姿勢制御システム並びに研削システム - Google Patents

工作機械および工具の姿勢制御システム並びに研削システム

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JPH07299700A JP6121960A JP12196094A JPH07299700A JP H07299700 A JPH07299700 A JP H07299700A JP 6121960 A JP6121960 A JP 6121960A JP 12196094 A JP12196094 A JP 12196094A JP H07299700 A JPH07299700 A JP H07299700A
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村 洋 太 郎 畑
Takeki Shirai
井 武 樹 白
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Abstract

(57)【要約】 【目的】工具支持部に着目し、この工具の姿勢を可変と
し得る工作機械および工具の姿勢制御システムを提供す
る。 【構成】ワークWを支持するスピンドルユニット2に、
工具の姿勢を可変とする変位発生手段3を設けたことを
特徴とする。変位発生手段3は切り込み軸の角度変位を
発生させることを特徴とする。変位発生手段は、ワーク
に対して工具を送る際に、工具の姿勢を該工具の送り方
向前端側がワークから離れる方向に傾斜するように角度
変位を発生させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば平面研削盤等
の工作機械および工具の姿勢制御システム並びに研削シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】近
年、半導体技術で代表されるように微細加工の高精度化
の要求が高まっている。NC(数値制御)が開発されて
以来、機械各部の高剛性化と位置制御により加工精度は
飛躍的に向上したが、より機械加工の高精密化を図るに
は、”加工の知能化”の考えを取り入れる必要がある。
【0003】加工の知能化とは、加工現場で生じている
物理現象を情報としてサンセでとりこみ、予め用意した
モデルに入力し、そこからの出力と設計から定まる目標
値と比較して、その差に応じてアクチュエータを動か
し、加工で生じる現象そのものをリアルタイムで変化さ
せて所期の目的の加工を行うものである。
【0004】加工で生じる基本的な物理現象を図11に
示す。物を加工すると、加工の行われる部分100で加
工反力Nと熱Hの発生が生じる。この他にも動力源10
1からの発熱、熱と加工反力の伝達によるベース10
2,コラム103およびヘッド104等の構造体の変
形、周囲への熱Hや音Sの発散等の種々の現象が同時に
生じている。すなわち、すべての構成要素は力と熱で変
形しており、より加工の高精密化を図るためには、単な
る高剛性化による高精度化や、従来技術の組み合わせに
よるシステム化などでは不十分であった。この加工時の
物理現象としては、周囲の温度変化A、熱と力による各
構造部材の変形B、伝熱による温度分布C、内部ひずみ
D、外部ひずみE、加工による振動F等の種々の情報と
して把握することができる。
【0005】かかる見地から、加工の知能化を実現する
べく、目下具体的な工作機械の製作が種々試みられてい
る。
【0006】本発明は、工具支持部に着目し、この工具
の姿勢を可変とし得る工作機械および工具の姿勢制御シ
ステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
1.工作機械 上記目的を達成するために、本発明にあっては、ワーク
を支持するワーク支持部と、工具を支持する工具支持部
と、前記ワーク支持部と工具支持部とを連結する構造体
と、を備えた工作機械において、前記工具支持部に、前
記ワークに対する工具の姿勢を所定の姿勢とするような
変位を発生させる変位発生手段を設けたことを特徴とす
る。
【0008】変位発生手段は工具の切り込み軸の角度変
位を発生させることを特徴とする。
【0009】変位発生手段は、変位を発生させる方向に
は変形可能で切り込み軸と直交する工具の送り方向には
剛な弾性部材と、該弾性部材を弾性変形させる変位手段
と、を備えた能動的な手段であることを特徴とする。
【0010】変位発生手段は、ワークに対して工具を送
る際に、工具の姿勢を該工具の送り方向前端側が持ち上
がる方向に角度変位を発生させることを特徴とする。
【0011】変位発生手段は、工具の反送り方向の運動
を工具の送り方向前端側がワークから離れる方向の運動
に変換する運動変換機構を備え、工具送り動作時に工具
に作用する送り反力によって工具の送り方向前端側を持
ち上げ可能とした受動的な手段であることを特徴とす
る。
【0012】工具支持部はスピンドルであることを特徴
とする。
【0013】工具はワークの平面加工を行うものであ
る。 2.工具の姿勢制御システム 上記工作機械において、工具の姿勢を外部から認識し、
この認識された姿勢情報に基づいて、変位発生手段を制
御することを特徴とする。
【0014】工具に作用する力を検出する力検出手段を
設け、この検出された力情報に基づいて、変位発生手段
を制御することを特徴とする。
【0015】工具の角度変位を検出する変位検出手段を
設け、該検出手段によって検出された角度変位情報から
工具の姿勢を認識し、この認識された姿勢情報に基づい
て、変位発生手段を制御することを特徴とする。
【0016】認識された姿勢情報に基づいて変位発生手
段を制御し、工具の角度変位を発生させることを特徴と
する。
【0017】力検出手段によって検出された力情報から
工具の変位量を求め、該変位量分を相殺するように変位
発生手段に変位を発生させることによって工具の姿勢を
一定位置に維持することを特徴とする。
【0018】工具とワークの相対位置を認識し、適正な
相対位置関係となるように工具の姿勢を制御することを
特徴とする。 3.研削システム また、研削システムは、テーブル面の平面形状を検出
し、ワークをテーブル面上に力を加えないで載置した状
態で加工前のワークの平面形状を検出して加工前のワー
クの形状を把握し、ワークに力を加えてテーブル面の形
状に倣って密着させてワークの平面形状を検出し、前記
テーブル面上の無変形状態のワークの平面形状情報と前
記テーブル面に密着状態のワークの平面形状情報からワ
ークの真の厚みと、ワークとテーブル面間のすきまを求
め、研削加工時には、ワークに力を加えてをテーブル面
に密着させて固定し、ワークの被加工面を前記すきま分
を加味した分だけ研削砥石の切り込み量を制御してワー
クの平面研削を行うことを特徴とする。
【0019】研削砥石は、送り方向前端側を持ち上げる
方向に傾斜させてワークに対する相対送り動作を行うこ
とを特徴とする。
【0020】相対送り動作は、砥石に対してテーブルを
移動させて行うことを特徴とする。
【0021】ワークの姿勢を検出し、ワークの姿勢の変
化に応じて砥石の姿勢を変化させてワークに対する砥石
の当たり状態を一定に保つことを特徴とする。
【0022】予めワークに加工力が加わった場合の砥
石,ワークおよびテーブルの変形量情報を知識として準
備しておき、研削時にワークに加わる加工力を検出し、
該検出した加工力情報と前記変形量情報に基づいて、加
工力に対応する変形量を相殺するように砥石と工具の少
なくとも一方を変形させることにより、加工力に対して
工具およびテーブルの変形を見かけ上ゼロとして剛性無
限大状態でワークを研削することを特徴とする。
【0023】
【作用】上記構成の工作機械および工具の姿勢制御シス
テムにあっては、変位発生手段によって変位発生させる
ことによって工具の切り込み軸の傾きを制御する。
【0024】特に、送り方向前端側が持ち上がるように
して送り動作を行うことにより、工具を送る際の食い込
みを防止でき、スムーズな加工を実現できる。
【0025】また、工具の姿勢制御は、工具の姿勢を外
部から認識し、この認識された姿勢情報に基づいて、角
度変位発生手段を制御することにより、工具の姿勢制御
を精密に行える。
【0026】一方、工具に作用する力を検出し、この力
情報に基づいて変位発生手段を制御することにより、力
に応じた最適な姿勢を得ることができる。
【0027】また、各工具の変位検出手段を設け、検出
された変位情報から工具の姿勢を認識するようにすれ
ば、外部の姿勢認識手段が不要となる。
【0028】また、各工具に力検出手段を設ければ、外
部の力検出手段が不要となる。
【0029】また、認識された姿勢情報に基づいて、角
度変位量分を相殺するように工具の変位発生部に変位を
発生させて工具の姿勢を一定位置に維持するようにすれ
ば、工具支持部は見かけ上剛性無限大となる。
【0030】そして、作業テーブルのワークと工具の相
対位置を認識し、適正な相対位置となるように工具の姿
勢を制御するようにすれば、工作機械の他の構成要素が
熱や力によって変形したとしても、常に加工状態を一定
に保つことができ、加工精度の向上を図ることができ
る。
【0031】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
【0032】図2は本発明の工作機械の構造体の概念構
成を示し、図4はより具体的な構成例を示している。
【0033】すなわち、図2に示すように、工具Tを支
持する工具支持部としてのモータ一体型のスピンドルユ
ニット2と、このスピンドルユニットの姿勢を可変とす
るRCC機構3と、ワークをXーY軸方向に移動させ、
かつZ軸方向及びMx,My方向に姿勢制御可能な送り
テーブル4と、送りテーブル4上に固定されワークWを
支持するワーク支持部としての加工テーブル5と、ワー
クに作用する力を検出する力検出部6等が高剛性の構造
体7に組み込まれている。
【0034】構造体7は、スピンドルの中心軸に対して
左右対称に構成され、可及的に左右の変位が対称的に生
じるようにしている。
【0035】ここで、RCC機構とはリモート・センタ
・コンプライアンスの意で、所定の姿勢となるように自
分自身が姿勢制御を行う調整能を持つ機構の意味であ
る。
【0036】構造体7は、送りテーブル4が支持される
固定ベッド8と、スピンドルユニット2が支持されるヘ
ッド9と、上記固定ベッド8とヘッド9とを連結するコ
ラム10と、から構成されている。
【0037】送りテーブル4は、X軸,Y軸方向の2方
向に配置された直線運動案内機構11を介してXーY軸
方向に移動可能となっており、X,Y軸方向の送り動作
を送りネジ機構12によって行うようになっており、適
宜微動送りを可能とするようにナノ駆動リング40が設
けられる。
【0038】直線運動案内機構11は、図6(a)に示す
ように、軌道レール111と、軌道レール111に沿っ
て移動自在に設けられる移動ブロック112と、軌道レ
ール111と移動ブロック112の対向面間に形成され
る転動体転走溝113a,113b間に介装される転動
体114と、から構成される。
【0039】スピンドルユニット2は、図4に示すよう
に、ヘッド9に対して直線運動案内機構14を介してZ
軸方向に案内されるZ軸テーブル13に、RCC機構3
を介して取り付けられている。
【0040】Z軸テーブル13は、大きなストロークボ
ールはねじで、微小な位置決めはナノ駆動リング40で
行うナノ駆動リング付きねじ送り機構12を介してZ軸
方向に駆動される。
【0041】また、構造体7には、図7に示すように、
構造体7自身の変形を監視するための自己変形モニタセ
ンサ100が設けられている。自己変形モニタセンサ1
00は、固定ベッド5,コラム7およびヘッド6に適宜
設けられ、各部の変形をモニタするようになっている。
【0042】図1(a),(b)には、スピンドルユニット
2の具体的な構成例を示している。
【0043】スピンドルユニット2は、図1に示すよう
に、スピンドル21と、このスピンドル21と一体的に
組み付けられたビルトインタイプのモータMsと、から
構成され、モータMs外周には発熱を吸収する冷却管2
3が装着される。
【0044】スピンドル21としては、たとえば、静圧
空気軸受等の精密スピンドルが用いられる。
【0045】このスピンドルユニット2とZ軸テーブル
13の間に、上記RCC機構3を取り付けることによ
り、スピンドルユニット2を介して、工具Tを自由自在
に高精度で傾斜させたり、Z方向に変位させるようにな
っている。
【0046】RCC機構3はリング部材で、Z軸テーブ
ル13の端部に固定される環状の固定環31と、スピン
ドルユニット2の外周に固定される可動環32と、固定
環31と可動環を32連結する薄肉の環状平板構造の環
状ばね部33とから構成されている。環状ばね部33は
外径端が固定環31に、内径端が可動環32に一体的に
接続されている。この環状ばね部33は、スピンドルユ
ニット2が切り込み軸方向であるZ軸に対して傾く方向
およびZ軸方向に変位可能で、かつ水平方向には剛で変
位不能の構成となっている。環状ばね部32は完全な円
環でなく、穴状の切欠きがあってもよい。
【0047】固定環31は略L字形のリング部材で、内
周面が段付き円筒形状の外径リング部311と、この外
径リング部311の一端から内向きに全周的に延びる内
向きフランジ部312と、から構成される。また、可動
環32は断面略矩形状のリング部材で、その外周が外径
リング部311内周と所定間隔離れた位置に同心的に配
置され、かつ上端面が内向きフランジ部312と上下に
所定間隔離間して対向配置されている。そして、環状ば
ね部33の外径端は外径リング部311の内周段部31
3に、内径端は可動環21の上端に接続されている。
【0048】そして、上記固定間31の内向きフランジ
部312と固定環32の上下対向面間に、内向きフラン
ジ部312と固定環32の間隔を変化させる変位手段と
しての圧電素子34が介装されている。この圧電素子3
4は、環状ばね部33の円周方向に複数、この実施例で
は主送り方向と横送り方向に対応して4箇所に等配され
ている。
【0049】変位手段としては、圧電素子や電歪素子の
他に、磁歪素子や物体の熱膨張を利用して伸縮させる熱
アクチュエータや、流体圧によって伸縮するアクチュエ
ータ、さらにボイスコイルや磁歪素子等、要するに指令
値に基づいて指令値に比例して伸縮する各種アクチュエ
ータを利用することができる。
【0050】一方、環状薄肉部33の固定環31あるい
は可動環32との付け根部には歪ゲージ35が貼着され
ており、スピンドルユニット2の変位量およびスピンド
ルユニット14に作用する力および変位が検出可能とな
っている。
【0051】変位を検出する手段としては、歪ゲージ等
の抵抗式センサの他に、差動トランスやうず電流センサ
等の電磁誘導式センサ、静電容量式のセンサ等、微小変
位を検出可能な種々のセンサを用いることができる。
【0052】また、力検出手段としては、荷重に応じて
弾性変形する弾性部材と、この弾性部材の歪の検出値か
ら作用する力を検出してもよい。
【0053】図1(c)には、RCC機構3の動作状態を
模式的に示している(収縮状態)。たとえば、互いに対
向する位置にある圧電素子34の一方を縮め、他方を伸
張させれば傾斜することになる。また、伸縮させる圧電
素子34を選択することによって、スピンドルユニット
2をあらゆる方向に傾斜させることが可能である。
【0054】また、すべての圧電素子34を伸縮量を同
一に設定すれば工具Tは同じ姿勢のままZ軸方向に変位
することになる。
【0055】RCC機構3は、上述したように自ら変位
して工具が所定の姿勢となるように変位を発生させるも
のである。所定の姿勢は、切り込み条件等によって種々
設定可能であるが、通常、平面研削盤等の平面加工の工
具の場合には、工具の姿勢を送り方向前端側が持ち上が
るような姿勢を保つように制御する。
【0056】すなわち、通常の工具では図3(a)の点線
及び図3(d)に示すように、工具の送り動作をするとそ
の摩擦反力によって送り方向前前端側の頭が下がって加
工面に食い込み高精度の平面度を出せない。そこで、図
3(b)に示すように、平面加工工具としてのカップ砥石
Tの姿勢をカップ砥石Tの送り方向前端側の頭が持ち上
がるように角度変位を発生させ、加工面への食い込みを
防止する。この場合は圧電素子34等の能動的な素子を
有するので、能動的なRCC機構(アクテイブRCC機
構)である。
【0057】また、能動的なRCC機構3ではなく、図
3(c)に示すように、カップ砥石Tの反送り方向の運動
をカップ砥石Tの送り方向前端側がワークWから離れる
方向の運動に変換するリンク機構等の運動変換機構3a
を設け、機械的に工具送り動作時に工具に作用する送り
反力によって工具の送り方向前端側を持ち上げ可能とし
た受動的な構成としてもよい。
【0058】Z軸テーブル13は中空の枠体で、構造体
ヘッド6に設けられた装着穴601内周に、互いに平行
に配置される一対の直線運動案内機構14を介してZ軸
方向に案内される。
【0059】送りねじ機構12は、図5に示すように、
ボールねじ軸121と、このボールねじ軸121に対し
て多数のボール122を介して螺合されるナット123
と、ボールナット123と被送り部材124間に介在さ
れるナノ駆動リング40と、から構成されている。
【0060】ナノ駆動リング40は、軸方向に変位する
リング状ばね41に、電気信号によって伸縮動作する変
位手段としての圧電素子42が組み込まれている。
【0061】圧電素子42に電圧を加えると、図5(b)
に示すように、圧電素子42が伸張して被送り部材12
4が微動送りされる。また、リング状ばね41に貼着さ
れた歪ゲージ43により微動送り量を検出でき、フィー
ドバック制御により精密に駆動される。このリング状ば
ね41は、ナット123に固定される固定リング411
と、被送り部材124に固定される可動リング412
と、固定リング411と可動リング412を連結する平
板状の環状肉部413とから構成される。
【0062】また、図6(a)〜(d)に示すように、送り
テーブル4を支持する直線案内機構11の各移動ブロッ
ク112に、Z軸方向に伸縮可能なアクチュエータ50
が組み込まれ、送りテーブル4の姿勢を制御可能として
いる。
【0063】アクチュエータ50は、基本的な構造はナ
ノ駆動リング40と同一であり、Z軸方向に変位するリ
ング状ばね51に、電気信号によって伸縮動作する変位
手段としての圧電素子52が組み込まれている。
【0064】圧電素子52に電圧を加えると、圧電素子
52が伸張して送りテーブル4がZ軸方向に変位する。
また、リング状ばね51に貼着された歪ゲージ53によ
りZ軸方向の変位を検出でき、フィードバック制御によ
り精密に駆動される。リング状ばね51は、移動ブロッ
クに固定される固定リング511と、テーブル4に固定
される可動リング512と、固定リング511と可動リ
ング512を連結する平板状の環状肉部513とから構
成される。また、固定リング511には、上方に突出す
るストッパ部514が設けられ、可動リング512の下
面に当接して下限位置を位置決めしている。
【0065】このアクチュエータ50によって、図6
(e)〜(h)に示すように、テーブル4の姿勢を自由自在
に変化させることができ、テーブル4の走り平行度、ピ
ッチング、ローリングをダイレクトに補正することで、
従来では得られなかったような精度を出すことが可能に
なる。
【0066】図8は加工テーブル5を構成する6分力テ
ーブルを示している。この加工テーブル5の中央にワー
クWを把持する真空チャック等の把持部5aが設けら
れ、その周囲にワークWに作用する力を検出する力検出
部6が設けられている。
【0067】また、加工テーブル5上に把持されたワー
クWの平面形状を測定する測定装置として非接触のレー
ザ変位計70を備えており、送りテーブル4のXーY方
向への送りと組み合わせて、ワークWの面形状を測定し
て把握できる。加工前、加工途中、加工後のワークWの
形状を調べられ有効である。
【0068】工作機械が平面研削盤で、工具がカップ砥
石の場合には、送りテーブル4の適宜位置に、カップ砥
石をドレッシングするため、テーブルに固定したドレッ
サを設けることが好ましい。
【0069】また、熱の変形に及ぼす影響を最小限にす
るために、研削油や、スピンドルユニット、テーブル駆
動用モータの冷却用媒体は、それぞれの別装置によって
温度調節できるように構成している。
【0070】上記したように、この工作機械は次のよう
な機能を有している。
【0071】(a)スピンドル2の姿勢制御機能 (b)ワークW(テーブル4)の姿勢制御機能 (c)ナノ駆動リング付きねじ送り機構12による超微動
送り機能 (d)ワークwの形状把握機能 (e)加工力把握機能 (f)自己変形モニタ機能 (g)剛性無限大機能 以下、各機能について説明する。
【0072】(a)スピンドルユニット2の姿勢制御機能 スピンドル2は静圧空気軸受にて回転自在に支持するエ
アースピンドル21が用いられ、Z軸テーブル13の間
に圧電素子312と歪ゲージを35組み込んだ円環状の
RCC機構3を取り付けることにより、スピンドル2を
介して工具Tを自由自在に高精度で傾斜させたり、Z方
向に変位させることができる。
【0073】(b)ワークW(テーブル4)の姿勢制御機
能 直線運動案内機構11の複数の移動ブロック12に設け
たアクチュエータ50によって、図6(e)〜(h)に示す
ように、テーブル4の姿勢、ひいてはワークWの姿勢を
自由自在に変化させることができ、テーブル4の走り平
行度,ピッチング,ローリングをダイレクトに補正する
ことで、従来では得られなかったような精度を出すこと
が可能になる。
【0074】(c)ナノ駆動リング40付きねじ送り機構
12による超微動送り機能 ナノ駆動リング40をボールねじのナット123に取り
付けるだけで、モータ駆動では考えられなかったような
高分解能で駆動できる超微動送り機能である。
【0075】この実施例では、X軸およびY軸方向のね
じ送り機構12およびZ軸方向のねじ送り機構12にす
べて備えており、送り量を超高精度でもって制御できる
ばかりか、超微小量切り込みが可能になる。
【0076】(d)ワークW等の形状把握機能 非接触のレーザ変位計70を備えており、送りテーブル
4と組み合わせてワークWのXーY平面座標における高
さを測定することにより、ワークWの平面形状を把握で
きる。加工前、加工途中、加工後のワークの形状を調べ
られ有効である。
【0077】テーブル面の平面度、さらに被加工物の平
面度(これはワークをテーブルに拘束せずに静置した場
合と、拘束して固定した場合の2種類)の計3種類平面
度をそれぞれインラインで繰り返し測定できることが好
ましい。
【0078】この変位計70による測定は、加工後に工
具Tが切り込み方向上方に退避した後に、測定面上に移
動してきて変位測定できるように構成されている。
【0079】(e)加工力把握機能 工具Tの加工着力点を知るために、加工力を6軸(切り
込み方向、主送り方向、横送り方向の軸方向の力と、そ
れらの方向の軸回りのモーメントを検知できるように構
成されている。
【0080】(f)自己変形モニタ機能 コラム10の変形をコラム10に貼り付けた変形センサ
群によりモニタできる。加工時の発熱等によるコラム1
0の変形の情報を使いこなして工具とワークの姿勢の変
化を知り、工具あるいはワークの姿勢を制御することに
よって変形分を補正でき、超精密な加工を実現できる。
このコラム10の変形は、装置内の内部基準を有する方
法により最小分解能により検知できることが好ましい。
【0081】(g)剛性無限大機能 機械各部の荷重に対する変位を調べて把握しておき、6
軸力センサ6からの加工力に応じて変位分を補正するこ
とで、あたかも剛性が無限大であるかのように加工でき
る。
【0082】上記構成の工作機械においては、工具Tの
姿勢、切り込み方向(Z軸方向)の変位と、主送り方向
(X軸方向)・主送り方向(Y軸方向)と直交する横送
り方向の傾きの計3軸を検出し、それが任意の大きさに
なるよう実時間制御できることが好ましい。
【0083】また、加工テーブル5のワーク把持部の姿
勢(送りテーブル4の姿勢と同じ)、切り込み方向の変
位と、主送り方向・主送り方向と直交する横送り方向の
傾きの計3軸を検出し、それが任意の大きさになるよう
実時間制御できることが好ましい。
【0084】実時間制御を行うために、パソコン程度の
コンピュータ/インターフェイスを有することが好まし
い。
【0085】図10には上記工作機械の概略的な制御構
成を示している。
【0086】工具姿勢を制御するRCC機構3及びテー
ブル姿勢制御用のアクチュエータ50は、外部センサあ
るいは力センサや変位センサから得られるスピンドルユ
ニット2及び加工テーブル5の姿勢に関する情報からな
される。加工テーブル5の姿勢は直線運動案内機構11
の軌道レール111,移動ブロック112,構造体のベ
ース8,ボールねじ軸121,ボールナッ122等の各
システム構成要素の変形によって変化し、また工具Tの
姿勢も同様にZ軸テーブル13の直線運動案内機構14
のボールねじ軸121あるいは構造体自体のコラム10
やヘッド9等の構成要素の変形によって変化し、各構成
要素の変形は熱と力によって生じる。
【0087】加工テーブル5や工具Tの姿勢を知るため
には、まず加工テーブル5や工具Tの姿勢を直接見るた
めの変位計70やビデオカメラ等の視覚センサを用いる
ことができる。また、加工テーブル5や工具Tの姿勢を
直接検出するのではなく、各構成要素の変形量を検出す
るようにしてもよい。各構成要素の変形量を検出するに
は、構成要素の変形量を直接検出してもよいし、歪を検
出するようにしてもよい。また、各構成要素に加わる熱
と力を検出して変形量を演算するようにしてもよい。さ
らに、各構成要素の内力状態によって音を含む振動特性
が変化することも考えられるので、振動特性を姿勢情報
として検出するようにしてもよい。要するに、すべての
構成要素は歪・温度・音・形等として情報を発生してお
り、これら構成要素から発せられる情報のうち、利用可
能なあらゆる情報をもとにして、制御装置201によっ
て工具T及び加工テーブル5の姿勢を認識して各微小変
位量を演算し、駆動用のドライバD3,D50を通じてR
CC機構3,アクチュエータ50を駆動制御するように
なっている。
【0088】本発明の工作機械1を研削盤に適用する
と、従来の研削加工では難しかったフォトマスク、シリ
コンウエハー等に要求される超高精度平坦面研削が、各
種センサと、アクチュエータの組み込まれた知能化機械
要素の採用により可能となった。
【0089】図9にはソフトモードの遂行手順を示して
いる。
【0090】[手順]変位計70によって、ワークW
を置かずに、加工テーブル5のワーク把持部5aの平面
形状を把握する。この平面形状の把握は、ワーク把持部
5aのZ変位を、送りテーブル4をXーY方向に送って
内部センサによってXーY座標面の全点測定して記憶す
る(図9(a)参照)。
【0091】そして、加工テーブル5のZ変位が0.1
[μm]となるような、アクチュエータ50の圧電素子
52の出力を多点計測して記憶し、0.1[μm]/2
00[mm]精度を確保する [手順]次いで、ワーク把持部5aにワークWを吸引
せずに置いて、ワークWの平面形状を把握する。このワ
ークWのワーク把持部5aにワークWを吸引せずに、ワ
ークWのZ変位を、XーY方向全点測定して記憶する。
【0092】このワークWのZ変位は、ワークWのワー
ク把持部5aとワークW下面間のスキマとワークWの厚
みを足し合わせた寸法である。(図9(b)参照) [手順]次に、ワーク把持部5a上のワークWを吸引
してワークW下面をワーク載置部5aとの間の隙間がな
いように密着させる。この状態のワークWの平面形状
を、ワークWのZ変位として把握する。
【0093】このワークのZ変位はワークの厚みである
(図9(c)参照)。
【0094】[手順]予め外部センサにて加工テーブ
ル5のZ変位を全点測定して記憶し、手順と同じよう
にZ変位が0となるようなアクチュエータ50の圧電素
子52の出力を全点計算して記憶する。
【0095】[手順]研削(ある高さ)ー(すきま
分)がワークWの厚みであり、平坦面を出すためにはス
キマ分を切り込み量に足して切り込み全面を研削する
(図9(d)参照)。
【0096】この時、カップ砥石Tの姿勢をRCC機構
3を用いて、上述したように送り方向前端側を持ち上げ
気味に制御する。 [手順]ワークWをチャックせず、ワークWのZ変位
を全点測定する。平坦面になっているはずであり、なっ
ていなければ補正して手順から繰り返す(図9(e)参
照)。 ーハードモードの遂行ー 手順,は同じである。
【0097】手順として、ホットワックスまたは、氷
チャック、多点へそ出しテーブルで無変形把持を行う。
【0098】は同じ、 手順 平坦に加工し、研削自体には剛性無限大モードで行う。
【0099】手順 全点測定し、平坦面になっているはずで、なっていなけ
れば剛性無限大モードで研削を繰り返す。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
変位発生手段によって変位発生させることによって工具
の切り込み軸の傾きを制御する。
【0101】特に、送り方向前端側がワークから離れる
方向に傾けることによって、工具を送る際の食い込みを
防止でき、スムーズな加工を実現できる。
【0102】また、工具の姿勢制御は、工具の姿勢を認
識し、この認識された姿勢情報に基づいて、角度変位発
生手段を制御することにより、工具の姿勢制御を精密に
行える。
【0103】一方、工具に作用する力を検出し、この力
情報に基づいて変位発生手段を制御することにより、力
に応じた最適な姿勢を得ることができる。
【0104】また、各工具の変位検出手段を設け、検出
された変位情報から工具の姿勢を認識するようにすれ
ば、外部の姿勢認識手段が不要となる。
【0105】また、各工具に力検出手段を設ければ、外
部の力検出手段が不要となる。
【0106】また、力検出手段によって検出された力情
報から工具の角度変位を求め、該変位量分を相殺するよ
うに工具の角度変位発生部に変位を発生させて工具の姿
勢を一定位置に維持するようにすれば、工具支持部は見
かけ上剛性無限大となる。
【0107】そして、作業テーブルのワークと工具の相
対位置を認識し、適正な相対位置となるように工具の姿
勢を制御するようにすれば、工作機械の他の構成要素が
熱や力によって変形したとしても、常に加工状態を一定
に保つことができ、加工精度の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係る工具姿勢制御装
置を示すもので、同図(a)は概略断面図、同図(b)は底
面図、同図(c)はRCC機構の要部断面図である。
【図2】図2は本発明の一実施例に係る工作機械の構造
体の概念構成を示す斜視図である。
【図3】図3は姿勢制御機構の説明図である。
【図4】図4は本発明の一実施例に係る工作機械のより
具体的な構成を示す図である。
【図5】図5はナノ駆動リング付きボールねじ送り機構
の構成図である。
【図6】図6(a)〜(d)は送りテーブルの姿勢制御用ア
クチュエータを備えた直線運動案内機構を示す図、同図
(e)〜(h)は送りテーブルの姿勢制御状態の説明図であ
る。
【図7】図7は構造体の変形センサの取付箇所を示す図
である。
【図8】図8は加工テーブルと変位センサを示す図であ
る。
【図9】図9は研削手順の一例を示す図である。
【図10】図10は制御構成を示す図である。
【図11】図11は工作機器の加工で生じる基本的な物
理現象を示す図である。
【符号の説明】
1 工作機械 2 スピンドルユニット 3 RCC機構(変位発生手段) 4 送りテーブル 5 加工テーブル(ワーク支持部) 6 力センサ 7 構造体 8 固定ベース 9 ヘッド 10 コラム 11 直線運動案内機構 12 ボールねじ送り機構 13 Z軸テーブル 40 ナノ駆動リング 50 姿勢制御アクチュエータ 60 振れ回り吸収用継手部材 70 変位センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B24B 41/04 49/16

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークを支持するワーク支持部と、工具を
    支持する工具支持部と、前記ワーク支持部と工具支持部
    とを連結する構造体と、を備えた工作機械において、 前記工具支持部に、前記ワークに対する工具の姿勢を所
    定の姿勢とするような変位を発生させる変位発生手段を
    設けたことを特徴とする工作機械。
  2. 【請求項2】変位発生手段は工具の切り込み軸の角度変
    位を発生させることを特徴とする請求項1に記載の工作
    機械。
  3. 【請求項3】変位発生手段は、変位を発生させる方向に
    は変形可能で切り込み軸と直交する工具の送り方向には
    剛な弾性部材と、該弾性部材を弾性変形させる変位手段
    と、を備えた能動的な手段であることを特徴とする請求
    項1または2に記載の工作機械。
  4. 【請求項4】変位発生手段は、ワークに対して工具を送
    る際に、工具の姿勢を該工具の送り方向前端側を持ち上
    げる方向に角度変位を発生させる請求項2に記載の工作
    機械。
  5. 【請求項5】変位発生手段は、工具の反送り方向の運動
    を工具の送り方向前端側を持ち上げる方向の運動に変換
    する運動変換機構を備え、 工具送り動作時に工具に作用する送り反力によって工具
    の送り方向前端側を持ち上げ可能とした受動的な手段で
    ある請求項1に記載の工作機械。
  6. 【請求項6】工具支持部はスピンドルである請求項1,
    2,3または4に記載の工作機械。
  7. 【請求項7】工具はワークの平面加工を行うものである
    請求項1,2,3,4または5に記載の工作機械。
  8. 【請求項8】請求項1,2,3,4,5,6または7の
    工作機械において、工具の姿勢を認識し、この認識され
    た姿勢情報に基づいて、変位発生手段を制御することを
    特徴とする工具の姿勢制御システム。
  9. 【請求項9】構造体を介して連結されるワークと工具間
    の力が伝達される経路に工具に作用する力を検出する力
    検出手段を設け、この検出された力情報に基づいて、変
    位発生手段を制御することを特徴とする請求項8に記載
    の工具の姿勢制御システム。
  10. 【請求項10】工具の角度変位を検出する変位検出手段
    を設け、該検出手段によって検出された角度変位情報か
    ら工具の姿勢を認識し、この認識された姿勢情報に基づ
    いて、変位発生手段を制御する請求項8に記載の工具の
    姿勢制御システム。
  11. 【請求項11】認識された姿勢情報に基づいて変位発生
    手段を制御し、工具の角度変位を発生される請求項8,
    9または10に記載の工具の姿勢制御システム。
  12. 【請求項12】力検出手段によって検出された力情報か
    ら工具の変位量を求め、該変位量分を相殺するように変
    位発生手段に変位を発生させることによって工具の姿勢
    を一定位置に維持することを特徴とする請求項11に記
    載の工具の姿勢制御システム。
  13. 【請求項13】工具とワークの相対位置を認識し、適正
    な相対位置関係となるように工具の姿勢を制御する請求
    項8,9,10,11または12に記載の工具の姿勢制
    御システム。
  14. 【請求項14】テーブル面の平面形状を検出し、 ワークをテーブル面上に力を加えないで載置した状態で
    加工前のワークの平面形状を検出して加工前のワークの
    形状を把握し、 ワークに力を加えてテーブル面の形状に倣って密着させ
    てワークの平面形状を検出し、 前記テーブル面上の無変形状態のワークの平面形状情報
    と前記テーブル面に密着状態のワークの平面形状情報か
    らワークの真の厚みと、ワークとテーブル面間のすきま
    を求め、 研削加工時には、ワークに力を加えてをテーブル面に密
    着させて固定し、ワークの被加工面を前記すきま分を加
    味した分だけ研削砥石の切り込み量を制御してワークの
    平面研削を行うことを特徴とする研削システム。
  15. 【請求項15】研削砥石は、送り方向前端側を持ち上げ
    る方向に変位を発生させてワークに対する相対送り動作
    を行うことを特徴とする請求項14に記載の研削システ
    ム。
  16. 【請求項16】相対送り動作は、砥石に対してテーブル
    を移動させて行うことを特徴とする請求項15に記載の
    研削システム。
  17. 【請求項17】ワークの姿勢を検出し、ワークの姿勢の
    変化に応じて砥石の姿勢を変化させてワークに対する砥
    石の当たり状態を一定に保つことを特徴とする請求項1
    4,15または16に記載の研削システム。
  18. 【請求項18】予めワークに加工力が加わった場合の砥
    石,ワークおよびテーブルの変形量情報を知識として準
    備しておき、研削時にワークに加わる加工力を検出し、
    該検出した加工力情報と前記変形量情報に基づいて、加
    工力に対応する変形量を相殺するように砥石と工具の少
    なくとも一方を変形させることにより、加工力に対して
    工具およびテーブルの変形を見かけ上ゼロとして剛性無
    限大状態でワークを研削することを特徴とする請求項1
    4,15,16または17に記載の研削システム。
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