JPH0729961Y2 - 結露取り具 - Google Patents

結露取り具

Info

Publication number
JPH0729961Y2
JPH0729961Y2 JP1990012962U JP1296290U JPH0729961Y2 JP H0729961 Y2 JPH0729961 Y2 JP H0729961Y2 JP 1990012962 U JP1990012962 U JP 1990012962U JP 1296290 U JP1296290 U JP 1296290U JP H0729961 Y2 JPH0729961 Y2 JP H0729961Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
storage chamber
liquid storage
dew condensation
absorbing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990012962U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03107051U (ja
Inventor
修右 山下
Original Assignee
アズマ工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アズマ工業株式会社 filed Critical アズマ工業株式会社
Priority to JP1990012962U priority Critical patent/JPH0729961Y2/ja
Publication of JPH03107051U publication Critical patent/JPH03107051U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0729961Y2 publication Critical patent/JPH0729961Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ビルの窓ガラスや風呂場のガラス、壁等の表
面に付着した結露を取り除くための結露取り具に関す
る。
[従来の技術] ビルの窓ガラスや風呂場のガラス、建物の壁などに付着
した結露を除去するための道具として、従来より、ゴム
製のヘラを備えた結露取り具が知られている。かかる結
露取り具は、ゴム製のヘラによってガラスや壁等の表面
に密着した結露を掻き取るもので、比較的きれいに取り
除くことができるため、広く利用されている。
しかしながら、従来の結露取り具は、単にゴム製のヘラ
で結露を掻き取るだけで、掻き取った結露水はそのまま
払拭面に沿って流下させて排出するようにしていたた
め、該結露が払拭面の他の部分や床等を汚染し易いとい
う欠点があった。
そこで本考案者は、実願昭1−128939号により、ヘラで
掻き取られた結露水を溜めるための液溜室を備えると共
に、該液溜室内に上記結露水を吸収して保持する吸水部
材を配設してなる結露取り具を提案し、上記従来の問題
点を解決した。
しかしながら、上記改良された結露取り具においては、
吸水部材をそれ自身の弾性力を利用して液溜室内に圧
入、保持させているため、吸水時の膨張が阻害されて十
分な吸水能力を発揮することができず、しかも、吸水し
て膨張することにより液溜室内に更に強い力で圧接され
るため、その取り出しも困難である。特に、吸水部材を
吸水時の膨張率が大きいセルローススポンジで構成した
場合にこのような問題が顕著に生じる。
吸水時の膨張が阻害されないように吸水部材を液溜室に
比べて十分小さく形成しておくと、吸水前に該吸水部材
が液溜室内でガタついたり脱落するおそれがある。
[考案が解決しようとする課題] 本考案の課題は、結露水を吸収する吸水部材を液溜室内
に収容してなる結露取り具において、上記吸水部材を、
吸水性を損なうことなく液溜室内に確実に収容、保持さ
せることができるように構成することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案の結露取り具は、握柄
と液溜室とを有する本体に、ガラス等の払拭面に付着し
た結露を掻き取るためのヘラ部材を取り付けると共に、
液溜室に流入した結露水を吸収、保持する吸水部材を設
けてなり、該吸水部材は、セルローススポンジからなる
吸収部と化学スポンジからなる保持部とを一体に結合す
ることにより構成され、該保持部の弾性力によって上記
液溜室内に保持されると共に、上記吸収部が、給水時に
膨張し得る程度の余裕をもって液溜室内に収容されてい
ることを特徴とするものである。
[作用] ヘラ部材で拭き取られた払拭面上の結露水は、液溜室内
に流入して吸水部材に吸収、保持され、払拭面を流下す
ることがないため、該払拭面や床等を汚染することがな
い。
一方、上記吸水部材は、化学スポンジからなる保持部の
弾性力により液溜室内に保持され、セルローススポンジ
からなる吸収部は余裕をもって液溜室に収容されている
から、該吸収部は吸水により十分膨張することができ、
その吸水能力は大きい。従って、吸水部材をその吸水性
を損なうことなく液溜室内に確実に収容、保持させるこ
とができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図及び第2図は本考案に係る結露取り具の一実施例
を示すもので、1は結露取り具本体を示し、該本体1
は、前面が開口する横長の液溜室2と、該液溜室2の背
後から後方に延びる握柄3とを備えており、これらの液
溜室2と握柄3とがプラスチックや金属などの素材によ
り全体として略T字型をなすように一体に形成されてい
る。
上記本体1の前面においては、液溜室2の開口4の下縁
4aが上縁4bよりもやや前方に突出しており、該下縁4aに
は、窓ガラスなどの払拭面に付着した結露を掻き取るた
めの弾性ヘラ部材5が交換可能に装着されている。この
ヘラ部材5は、ゴムや合成樹脂等の弾性素材によって上
記開口4の下縁4aの長さにほぼ等しい長さを有するよう
に形成され、その背面長手方向に形成した溝5a内に本体
1の下縁4aを嵌入させることにより該本体1に取り付け
られている。なお、該ヘラ部材5をネジ又は接着剤など
の手段により固定してもよい。
上記液溜室2の内部には、ヘラ部材5で掻き取られた結
露水を吸収して保持する吸水部材7が着脱自在に配設さ
れている。この吸水部材7は、第3図に詳細に示すよう
に、吸水性に勝れたセルローススポンジからなる吸収部
8と、化学スポンジからなる保持部9とを一体に結合し
たもので、吸収部8は、吸水時に十分膨張することがで
きるように液溜室2内にやや余裕をもって収容される大
きさに形成され、一方、保持部9は、吸収部8に比べて
横幅は十分小さく形成されているが、厚さは液溜室2の
高さに比べて十分大きく形成され、この厚さによって液
溜室2内に弾力的に収容されている。
以上の構成を有する結露取り具の使用時には、十分に乾
燥させた吸水部材7を本体1の液溜室2内に開口4から
挿入し、保持部9の弾性力により該液溜室2内に保持さ
せる。このとき吸収部8は、吸水時に十分膨張すること
ができるように若干の余裕をもって液溜室2内に収容さ
れる。
次に、上記結露取り具によって結露を取る場合には、第
4図に示すように、ヘラ部材5が開口4の下側に位置す
るように結露取り具の上下を決めて握柄3を持ち、該ヘ
ラ部材5を適当な力でガラス等の払拭面に押し付けつつ
下から上に向けて移動させる。それにより、払拭面上の
結露10は、該ヘラ部材5で掻き取られて本体1内へと流
入し、吸水部材7に吸収されて保持される。従って、掻
き取った結露水が払拭面を伝ってそのまま流下すること
がないばかりでなく、液溜室2内に流入した結露水が結
露取り具を動かすときにこぼれ落ちるといった不具合が
なく、結露取り作業を簡単且つ安全に行うことができ
る。この場合、掻き取った結露水は、主として吸水部材
7の吸収部8によって吸収され、一部が保持部9によっ
ても吸収される。また、セルローススポンジからなる上
記吸収部8は、液溜室2内に余裕をもって収容されてい
るから、吸水により十分膨張することができ、従ってそ
の吸水能力は大きい。掻き取った結露水の量が多くて吸
水部材7が吸収しきれない結露水が液溜室2内に溜まっ
ている場合でも、該液溜室2の開口4部が上記吸収部8
によって閉塞されているため、溜った結露水がこぼれ落
ちることがない。
また、上記吸水部材7の水分吸収量が限界に達した場合
などは、該吸水部材7を上記本体1の開口4から取り外
し、それを絞って吸収力を回復させた後、再度該開口4
内に装着する。或は別の吸水部材7と交換することもで
きる。
なお、手の届かない高所の結露を掻き取る場合には、延
長棒等を上記握柄3に連結して使用することもできる。
[考案の効果] 本考案によれば、本体の内部に吸水部材を配設し、ヘラ
部材により掻き取った結露水を該吸水部材に吸収、保持
させるようにしたので、掻き取った結露水が払拭面を伝
って流下することを防止して該払拭面や床面の汚染を確
実に防止することができるばかりでなく、液溜室からこ
ぼれ落ちることをも確実に防止することができ、しか
も、吸水部材が吸収しきれない結露水が液溜室内に溜っ
ている場合でも、該吸水部材の吸収部が液溜室の開口部
を閉塞して蓋の役割も兼ねるため、溜った結露水がこぼ
れ落ちるといった不具合も解消し、結露取り作業を簡単
且つ安全に行うことができる。
また、上記吸水部材は、化学スポンジからなる保持部の
弾性力により液溜室内に保持され、セルローススポンジ
からなる吸収部は余裕をもって液溜室に収容されている
から、該吸収部は吸水により十分膨張することができ、
その吸水能力が阻害されることはない。従って、吸水部
材をその吸水性を損なうことなく液溜室内に確実に収
容、保持させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図はその
断面図、第3図は吸水部材の斜視図、第4図は使用状態
の断面図である。 1…本体、2…液溜室、 3…握柄、5…ヘラ部材、 7…吸水部材、8…吸収部、 9…保持部、10…結露。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】握柄と液溜室とを有する本体に、ガラス等
    の払拭面に付着した結露を掻き取るためのヘラ部材を取
    り付けると共に、液溜室に流入した結露水を吸収、保持
    する吸水部材を設けてなり、該吸水部材は、セルロース
    スポンジからなる吸収部と化学スポンジからなる保持部
    とを一体に結合することにより構成され、該保持部の弾
    性力によって上記液溜室内に保持されると共に、上記吸
    収部が、給水時に膨張し得る程度の余裕をもって液溜室
    内に収容されていることを特徴とする結露取り具。
JP1990012962U 1990-02-13 1990-02-13 結露取り具 Expired - Lifetime JPH0729961Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990012962U JPH0729961Y2 (ja) 1990-02-13 1990-02-13 結露取り具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990012962U JPH0729961Y2 (ja) 1990-02-13 1990-02-13 結露取り具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03107051U JPH03107051U (ja) 1991-11-05
JPH0729961Y2 true JPH0729961Y2 (ja) 1995-07-12

Family

ID=31516405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990012962U Expired - Lifetime JPH0729961Y2 (ja) 1990-02-13 1990-02-13 結露取り具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0729961Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5816373U (ja) * 1981-07-27 1983-02-01 三洋電機株式会社 回転式圧縮機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03107051U (ja) 1991-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6668418B2 (en) Squeegee implement
US7594294B2 (en) Cleaning implement
US6003187A (en) Combination mop and wiper
WO2012018677A2 (en) Multifunctional plane surface cleaner, assembly and method of use
US7574767B2 (en) Cleaning implement
JP2001087194A (ja) 表面処理具
US11220851B2 (en) Hinge lubrication device
JPH0729961Y2 (ja) 結露取り具
US20050034263A1 (en) Cleaning device
KR101818533B1 (ko) 쓰레받기
US5313683A (en) Household cleaning implement
JPS6213576Y2 (ja)
EP0117712B1 (en) Device for removing moisture from window panes and the like
JPS5841897Y2 (ja) 清掃具
JPS6112916Y2 (ja)
JPH0121635Y2 (ja)
JPS5816371Y2 (ja) 清掃具
KR880001905Y1 (ko) 걸레가 결합된 브러시 로울러
JPS5816372Y2 (ja) 清掃具
JP3113244U (ja) 筆洗浄具
JPS5925340Y2 (ja) 清掃用具
US4118822A (en) Louvered window cleaner
KR101594007B1 (ko) 세차용구
JP2545832Y2 (ja) 床面洗浄機に於ける汚水滴下防止装置
KR200428907Y1 (ko) 유리창 청소기

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term