JP2001087194A - 表面処理具 - Google Patents

表面処理具

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JP2001087194A
JP2001087194A JP26998399A JP26998399A JP2001087194A JP 2001087194 A JP2001087194 A JP 2001087194A JP 26998399 A JP26998399 A JP 26998399A JP 26998399 A JP26998399 A JP 26998399A JP 2001087194 A JP2001087194 A JP 2001087194A
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fitting groove
plate
tool
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JP26998399A
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English (en)
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Takaaki Katakura
孝明 片倉
Sosaburo Ohara
荘三郎 大原
Akira Miyagi
晃 宮城
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KATAKURA SANGYO KK
Taiho Kogyo Co Ltd
Original Assignee
KATAKURA SANGYO KK
Taiho Kogyo Co Ltd
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    • B43L21/00Blackboard or slate cleaning devices
    • B43L21/04Wiper holders
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L1/00Cleaning windows
    • A47L1/06Hand implements
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
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    • A47L13/10Scrubbing; Scouring; Cleaning; Polishing
    • A47L13/16Cloths; Pads; Sponges
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    • A47L13/28Polishing implements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C17/00Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構造の各部材を組み立てて形成され、
例えば自動車のボディ或いはタイヤ、家具などの艶出し
作業時に際しては用いられる艶出し剤塗布具として利用
することができ、それ以外にも清掃(洗浄)具、黒板等
のイレイザー、ガラス等のスクレイパー等に利用できる
表面処理具を提案する。 【解決手段】 処理部21を形成するスポンジ、ブラシ
毛等の処理部材料2と、内面に係止構造31を形成した
一対のプラスチック製のプレート板3,3と、嵌合溝4
1を有するプラスチック製のホルダ4とから成り、前記
処理部材料2の端部を前記一対のプレート板3,3で挟
み込んだ状態で、前記ホルダ4の嵌合溝41に押し込む
ことにより、処理部材料2をホルダ4に一体に固定し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡易な構造の各部
材を組み立てて形成される表面処理具に関し、例えば自
動車のボディ或いはタイヤ、家具などの艶出し作業時に
際しては用いられる艶出し剤塗布具として利用すること
ができ、それ以外にも清掃(洗浄)具、黒板等のイレイ
ザー、ガラス等のスクレイパー等に利用できる表面処理
具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より作業者が把持するホルダを設け
たブラシ類や塗布具が提案されているが、その多くはブ
ラシ毛やフェルト等の材料を接着剤を用いてホルダに接
着した構造であって、接着剤が硬化するまで所望の強度
が得られないこと、接着剤中に有機溶剤が含有されるこ
と、等に起因して生産性が悪かった。即ち接着剤が硬化
する以前では製品形態を成していてもホルダからブラシ
毛やフェルト等の材料が脱落しやすい状態であるため、
硬化のための工程(放置)が必要であった。さらに、接
着剤中には人体に有毒で、引火性の高い有機溶剤が含有
され、作業者の健康が損なわれる虞があるため、十分な
排気装置の設置が必要となり、火気に対する厳重な注意
も必要であった。
【0003】また、接着剤を用いない構造のものも各種
提案されている。例えば図7に示すものは、フェルト材
料6の端部を、ホルダ7の先端と押さえ板8との間にリ
ベット9により挟み込んで一体化する構造である。しか
し、この種の構造では、複数のリベット9を取り付ける
ため、複数の貫通孔をホルダ7及び押さえ板8、並びに
フェルト材料6に設ける必要があり、またホルダ7及び
押さえ板8は硬質の材料で成形する必要があり、さらに
はリベット9の端部を溶着させるための加工が必要であ
った。
【0004】さらに、特開平11−42193号公報に
は、ヒンジを介して開閉可能に連結した2つの部材を開
いた状態で払拭布を臨ませ、この2つの部材を閉じるこ
とにより、これらの間に払拭布を挟み込む構造が提案さ
れている。しかし、上述のような構造を有する取っ手
は、極めて複雑な構造であるため生産性が悪いものであ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように接着剤を用
いない構造のブラシ類や塗布具は、構成部材の形状が複
雑であったり、組み立て作業に特殊な加工が必要である
ため、生産性が悪く、例えば使い捨て用としてはコスト
がかかるものであった。そこで、本発明は、接着剤を用
いることなく、且つ簡易な構造の各部材を容易に組み立
てて形成され、使い捨て用としても好適に用いることが
できる表面処理具を提案することを目的とする。
【0006】一方、自動車のタイヤやボディの艶出し作
業や自動車の窓ガラスの水滴付着防止処理は、処理剤を
被処理面に塗布する作業であり、作業者は、スポンジ等
の塗布具、容器に入った処理剤、使い捨て手袋を用意し
て行う必要があり、これらをトランクルーム内に常備し
ておくと、占有容積が大きく、頻繁に使うものではない
ため邪魔であった。尚、近年、このような問題を解決す
る水滴付着防止処理具として、処理剤が充填された容器
のキャップの内側にウエブが取り付けられた構造のもの
が市販されているが、このような水滴付着防止処理具
は、数回の使用によりウエブに汚れの付着が累積するた
め、窓ガラスに水滴付着防止処理剤を塗布する際に汚れ
をも付着させてしまうという問題を有していた。
【0007】
【課題を解決するために手段】本発明は前記に鑑み提案
されたものであって、処理部を形成するスポンジ、ブラ
シ毛等の処理部材料と、内面に係止構造を形成した一対
のプラスチック製のプレート板と、嵌合溝を有するプラ
スチック製のホルダとから成り、前記処理部材料の端部
を前記一対のプレート板で挟み込んだ状態で、前記ホル
ダの嵌合溝に押し込むことにより、処理部材料をホルダ
に一体に固定したことを特徴とする表面処理具に関する
ものである。
【0008】また、本発明は、特に処理部に艶出し剤、
洗浄剤等の液状物が吸蔵されるウエットタイプの表面処
理具に好適な構造をも見出したものであり、ホルダの嵌
合溝を形成した固定部の外側に、切除用フランジ部を延
設し、処理部を覆う膨出部と取付フランジ部とからなる
カバー材を被覆させ、取付フランジ部と切除用フランジ
部とを接合した構造のものは、保管時等には、カバー材
が液状物の揮発や流出を防止し、使用に際しては切除用
フランジ部を折ってカバー材と共に除去して使用できる
ため、極めて実用性に富んだものとなる。
【0009】
【作用】前記構成を有する本発明の表面処理具は、処理
部を形成する処理部材料と、一対のプレート板と、ホル
ダとから成り、各部材が極めて簡易な構造であるため極
めて生産性が高いものである。また、これらの各部材を
組み立てるに際しても従来のように接着剤を用いること
もなく、溶着等の作業をも必要としないので、この点で
も極めて生産性が高いものである。また、処理部に液状
物を吸蔵させたウエットタイプの表面処理具は、従来の
各種カップ型液状菓子類のように蓋を剥離するための特
殊な接着剤(イージーピール用接着剤)を用いていない
ので、生産性が高い。即ち、イージーピール用接着剤
は、内部の充填物が外部へ漏洩しないシール性と、使用
に際して容易に剥がすことができる易剥離性とを共有し
ている必要があり、バランスが困難で、一方が優位であ
ると他方が損なわれ易かった。これに対し、本発明で
は、両フランジ部で接合するので、高いシール性を得る
ことができ、使用に際してはその接合部分はそのまま
で、ホルダの切除用フランジ部を折って切除することに
より容易にカバー材を取り外すことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の表面処理具について、図
示実施例に基づいて以下に詳細に説明する。
【0011】〔第1の実施例〕図1〜4に示す本発明の
第1の実施例は、自動車のタイヤ用の艶出し剤塗布具に
適用したウエットタイプの表面処理具1であって、処理
部21を形成する処理部材料2は、一般的にスポンジと
称されるウレタン等の軟質連続発泡体であり、その内部
には艶出し剤(溶液)が吸蔵されている。この艶出し剤
塗布具1は、基本的に処理部材料2と、一対のプラスチ
ック製のプレート板3,3と、プラスチック製のホルダ
4とから成り、前述のように処理部材料2内に艶出し剤
を吸蔵させているため、その揮発や流出を防止するカバ
ー材5を設けている。
【0012】〔処理部材料〕処理部材料2は、使用に際
して被処理面と接触する処理部21を形成するものであ
って、ウエットタイプの製品に適用する場合には内部に
液状物が吸蔵(貯蔵)される部材である。図示実施例で
はこの処理部材料2は、前述のようにスポンジであり、
後述する他の実施例のようにブラシ毛でもフェルトでも
良く、或いは繊維ウエブ、不織布など特に材質を限定す
るものではない。例えば各種塗布具などのウエットタイ
プの製品に適用する場合は、液状物を吸蔵(貯蔵)可能
なスポンジ、フェルト等を用いるが、はたきやイレイザ
ー(黒板消し)等の払拭具やブラシなどのドライタイプ
の製品に適用する場合は、ブラシ毛や布等を用いること
もできる。また、その形状も特に限定するものではな
く、図示実施例では矩形体の処理部材料2を用い、その
端部をプレート板3,3で挟み込むことにより半円柱状
の処理部21を形成するようにしたが、これらの態様に
限定するものではなくどのような形状でも良い。
【0013】〔プレート板〕一対のプレート板3,3
は、内面に係止構造31を備えて前記処理部材料2の端
部を挟み込み、後述するホルダ4に一体に固定するため
部材であり、プラスチック製の成形品である。図示実施
例ではこのプレート板3,3は、薄肉で短冊状の板材で
あって、その内面側には断面三角形状の凸部31がそれ
ぞれ2条ずつ形成されている。係止構造はこのような態
様に限定するものではなく、例えば、プレート板3,3
の内面側に鋭いトゲ状の多数の円錐型、角錐型等の突起
を設けても良く、また一方のプレート板の内面に凸部
を、他方のプレート板の内面に凹部を形成しても良く、
その他どのような形状のものでもよい。また、このプレ
ート板3,3は、その下端の横幅L2 が後述するホルダ
4の嵌合溝41の長さL1 よりも僅かに長尺に形成され
ている。
【0014】〔ホルダ〕ホルダ4は、嵌合溝41を備え
て前記処理部材料2(処理部21)を保持するものであ
り、艶出し作業に際して把持する部分(把持部42)を
有する部材でもあり、プラスチック製の一体成形品であ
る。図示実施例ではこのホルダ4は、中空筒体状の把持
部42の一端に、角部が丸められた(丸角部を有する)
略四角形状の固定部43が把持部41の長さ方向に対し
て垂直に形成され、この固定部43に細長な嵌合溝41
が形成されている。把持部42の外側面には突条からな
る滑り止め部421が設けられ、内部には補強壁部42
2が設けられている。上記嵌合溝41は、その長さL1
が前記プレート板3,3の下端の横幅L2 よりも僅かに
短尺に形成されている。そして、この嵌合溝41を構成
する側面は、平坦状に形成されている。この嵌合溝41
は、図8及び図9に示す各比較例のように係止凸部41
1や係止鍔部412を形成していないので、形状が簡易
で生産が容易である。
【0015】また、このホルダ4の固定部43の外側に
は、切除用フランジ部44が延設状に周設されている。
図示実施例ではこの切除用フランジ部44は、固定部4
3の外縁に段差を介して一段低く、薄肉に形成され、前
記固定部43と同様に丸角部を有する形状である。その
外縁には、処理部21側へ立ち上がる4枚の起立片45
が設けられている。この起立片45は、使用に際して切
除用フランジ部44を除去するときに、手の指の腹が当
たる部分となり、これがなければ薄肉の縁部が手の指の
腹に食い込んで痛みを生ずる場合もある。また、この起
立片45は、カバー材5を一体的に接合する工程におい
ては、カバー材5の取付位置を規制する機能も果たす。
さらに、使用以前においては、切除用フランジ部44の
強度を向上する機能、カバー材5を保護する機能も果た
す。
【0016】さらに、切除用フランジ部44の基端部に
は、その上面及び下面の両方にV字溝46を周設した。
また、各丸角部にも2本ずつV字溝46’を形成した
が、その裏面側のみに形成した。そして、図に示すよう
に丸角部の裏面においては2本の直線状のV字溝46’
と、1本の弧状のV字溝46とで囲まれる扇型が形成さ
れるようにした。
【0017】〔カバー材〕カバー材5は、前述のように
処理部材料2に吸蔵させた艶出し剤の揮発や流出を防止
する部材であって、処理部21を覆う膨出部51と取付
フランジ部52とを有する透明プラスチック製の成形品
である。この取付フランジ部52は、前記ホルダ4の切
除用フランジ部44と略同一寸法に形成されている。
【0018】〔組み立て〕本発明の表面処理具1は、こ
のようなそれぞれ簡易な構造の処理部材料2、プレート
板3,3、ホルダ4、カバー材5を組み立ててなるもの
であり、その組み立ても極めて容易である。即ち処理部
材料2の端部(下端)をプレート板3,3で挟み込み、
この状態でホルダ4の嵌合溝41に押し込むことによ
り、処理部材料2をホルダ4に一体に固定することがで
きる。尚、前述のようにプレート板3,3の下端の横幅
2 は、嵌合溝41の長さL 1 よりも僅かに長尺に設定
して締代を附与する。従って組み立てるときは押圧力を
かけて押し込む所謂シマリバメ嵌合とする。挿着(挿
入)した後は、プレート板3,3の下端側縁が嵌合溝4
1の内面に弾性変形により食い込んで強固に固定される
ものとなる。而してプラスチックは、一般に弾性変形で
も、そのまま長日数放置すると、クリープ変形して元に
戻らない塑性変形の状態となる性質があるから、従って
単なるシマリバメ嵌合だけでは、経時変化により徐々に
締代が減少して保持力が低下することになる。これに対
して本発明は、プレート板3,3を下部が突出した形状
としたので、クリープした場合ホルダ4の嵌合溝41は
底部41’は広がるが、入口部41”は広がらない形状
に変形を生じるので、プレート板3,3の抜け方向の抵
抗は減少することがなく、これによって長期に亘って強
固な保持力が維持される。嵌合溝41内に挿入された状
態ではプレート板3,3は僅かに屈曲することもある
が、処理部材料2を挟み込む力がより強くなり、何等問
題を生じない。その後、処理部21に艶出し剤を吸蔵さ
せ、カバー材5の取付フランジ部52と切除用フランジ
部44とをウエルド加工(溶着)等により一体に接合す
ればよい。
【0019】〔使用態様〕こうして組み立てられた本発
明の表面処理具1は、使用以前にはカバー材5によって
処理部21に吸蔵させた艶出し剤の揮発や流出を防止す
ることができ、使用に際しては切除用フランジ部44の
基端(V字溝46)を折って切除することにより容易に
カバー材5を取り外すことができる。即ち前述のように
切除用フランジ部44の外縁には起立片45が設けられ
ているので、この起立片45の外面に指の腹を当てて内
側に押圧すると、切除用フランジ部44は基端のV字溝
46にて折り込まれ、容易に切り離すことができる。ま
たその際、切除用フランジ部44は、固定部43より一
段低く形成したので、切り離しに際して生ずるバリは、
固定部43の頂部(角部)より低い位置に形成されるも
のとなる。さらに、前記のように丸角部の裏面にもV字
溝46’を形成したので、この丸角部においても確実に
V字溝46に沿って丸く折って切り離すことができ、形
成されるバリは極めて少なく且つ小さいものとなる。し
たがって形成されるバリによって指先などを傷つけられ
ることも殆どなく、極めて安全性が高いものとなる。こ
うしてカバー材5を取り外すと、図4の状態となり、ホ
ルダ4の把持部42を持って、自動車のタイヤに処理部
21を押し当てると、処理部21は固定部43とタイヤ
との間に挟まれる状態となり、処理部21の内部に吸蔵
された艶出し剤が滲み出て、タイヤ表面に艶出し剤が塗
布されるものとなる。
【0020】次に、本発明におけるプレート板3,3の
作用を、図8及び図9に示す比較例と比較することによ
り、詳細に説明する。即ち図8に示す比較例は、プレー
ト板3aの外面側に係合凹部32を形成し、ホルダ4a
の嵌合溝41aを構成する側面に形成した係合凸部41
1に係合させる構造であるが、このような構造では基本
的にプレート板3a,3a間から処理部材料2aが脱落
し易い。また、その脱落を防止するためには、プレート
板3a,3aによる圧縮を極めて強固にした状態で嵌合
溝41aに挿入すると共に、嵌合溝41aの幅寸法は高
い精度が必要となり、嵌合溝41aの成形がより一層困
難となる。しかも、そのような嵌合溝41aへのプレー
ト板3a,3aの挿入作業は極めて困難になる。また図
9に示す比較例は、プレート板3bの内面側に係止構造
31bを設けているため、前記図8の比較例よりは処理
部材料2bの脱落が生じ難く、プレート板3b,3bの
挿入作業も容易ではあるが、その上端外面には被係止部
33を形成し、ホルダ4bの嵌合溝41bを構成する側
面上端に形成した係止鍔部412に係止させる構造であ
るため、前記図8の比較例と同様に嵌合溝41bの成形
が困難である。これに対し、本発明は、前述のように処
理部材料2の脱落を一対のプレート板3,3の内面に形
成した係止構造で防止し、プレート板3,3の脱落をそ
の下端の横幅L2 をホルダ4の嵌合溝41の長さL1
りも僅かに長尺に形成することにより防止する構造であ
るため、プレート板3の成形も嵌合溝41の成形も極め
て容易である。即ち本発明では処理部材料2の脱落をプ
レート板3,3の対向方向の挟み込みにより防止し、プ
レート板3,3の脱落をプレート板3,3の長さ方向の
挟み込みにより防止する構造であって、プレート板3a
(3b)による処理部材料2a(2b)の脱落もプレー
ト板3a(3b)自体の脱落も、何れもプレート板3a
(3b)の対向方向で防止しようとする図8、図9の比
較例とは明らかに構造が異なるものである。したがっ
て、本発明では前記比較例に比べてホルダ4に対する処
理部材料2及びプレート板3,3の一体化強度が高く、
プレート板3,3及び嵌合溝41の成形も極めて容易で
あり、組み立てにおけるプレート板3,3の挿入作業も
極めて容易である。
【0021】〔第2の実施例〕図5に示す本発明の第2
の実施例は、簡易ブラシに適用したドライタイプの表面
処理具1であって、処理部21を形成する処理部材料2
はブラシ毛である。この簡易ブラシ1は、処理部材料2
の材質、固定部43が薄肉であること、切除用フランジ
部44やカバー材5が設けられないことを除いて前記第
1の実施例とほぼ同様であり、同一符号を付して説明を
省略する。
【0022】〔第3の実施例〕図6に示す本発明の第2
の実施例は、イレイザー(黒板消し)に適用したドライ
タイプの表面処理具1であって、処理部21を形成する
処理部材料2は布材である。このイレイザー1は、処理
部材料2の材質、切除用フランジ部44やカバー材5が
設けられないこと、把持部42の形状を除いて前記第1
の実施例とほぼ同様であり、同一符号を付して説明を省
略する。
【0023】以上本発明を図面の実施例に基づいて説明
したが、本発明は前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限りどの
ようにでも実施することができる。例えば実施例におい
てはウエットタイプの例として艶出し剤塗布具を示した
が、それ以外にも処理部材料や吸蔵させる液状物を変更
することにより、例えば自動車の窓ガラスの水滴付着防
止処理具、(看板用)極太マジック等として利用するこ
とができる。また、ドライタイプの例としては、処理部
材料を硬質ゴムとすることにより、ガラス等のスクレイ
パーとして利用することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明の表面処理具
は、処理部を形成する処理部材料と、一対のプレート板
と、ホルダとから成るが、各部材が極めて簡易な構造で
あるため、極めて生産性が高い。また、これらの組み立
て作業においては、従来のように接着剤や溶着等の作業
を必要としないので、作業者の安全性が高く、特殊な装
置・設備を導入する必要もなく、実用性が高い。また、
処理部に液状物を吸蔵させたウエットタイプの表面処理
具は、両フランジ部で接合するので、高いシール性を得
ることができ、使用に際してはその接合部分はそのまま
で、ホルダの切除用フランジ部を折って切除することに
より容易にカバー材を取り外すことができる。したがっ
て、このタイプの表面処理具は、使い捨て用として好適
に用いることができる。そして本発明の表面処理具は、
動車のボディ或いはタイヤ、家具などの艶出し作業時に
際しては用いられる艶出し剤塗布具として、或いは清掃
(洗浄)具、黒板等のイレイザー、ガラス等のスクレイ
パー等の多種多様な用途に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表面処理具の第1の実施例を示す分解
斜視図である。
【図2】第1の実施例の表面処理具を組み立てた状態を
示す側断面図である。
【図3】第1の実施例に用いたホルダを把持部側から見
た平面図である。
【図4】第1の実施例の使用状態を示す斜視図である。
【図5】第2の実施例の表面処理具を示す側断面図であ
る。
【図6】第3の実施例の表面処理具を示す側断面図であ
る。
【図7】従来の表面処理具の一例を示す側断面図であ
る。
【図8】比較例を示す側断面図である。
【図9】比較例を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 表面処理具 2 処理部材料 21 処理部 3 プレート板 31 凸部(係止構造) 4 ホルダ 41 嵌合溝 42 把持部 43 固定部 44 切除用フランジ部 5 カバー材 51 被覆部 52 取付フランジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大原 荘三郎 東京都港区高輪2丁目21番44号 タイホー 工業株式会社内 (72)発明者 宮城 晃 東京都港区高輪2丁目21番44号 タイホー 工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理部を形成するスポンジ、ブラシ毛等
    の処理部材料と、内面に係止構造を形成した一対のプラ
    スチック製のプレート板と、嵌合溝を有するプラスチッ
    ク製のホルダとから成り、 前記処理部材料の端部を前記一対のプレート板で挟み込
    んだ状態で、前記ホルダの嵌合溝に押し込むことによ
    り、処理部材料をホルダに一体に固定したことを特徴と
    する表面処理具。
  2. 【請求項2】 処理部には、艶出し剤、洗浄剤等の液状
    物が吸蔵され、 ホルダの嵌合溝を形成した固定部の外側には、切除用フ
    ランジ部が延設され、 処理部を覆う膨出部と取付フランジ部とからなるカバー
    材を、被覆させて取付フランジ部と切除用フランジ部と
    を接合したことにより、この状態における液状物の揮発
    や流出を防止すると共に、使用に際しては切除用フラン
    ジ部を折ってカバー材と共に除去して使用することを特
    徴とする請求項1に記載の表面処理具。
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