JPH07299617A - チャック装置 - Google Patents

チャック装置

Info

Publication number
JPH07299617A
JPH07299617A JP5284095A JP5284095A JPH07299617A JP H07299617 A JPH07299617 A JP H07299617A JP 5284095 A JP5284095 A JP 5284095A JP 5284095 A JP5284095 A JP 5284095A JP H07299617 A JPH07299617 A JP H07299617A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chuck
claw
chuck device
chuck body
thick flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5284095A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Kageyama
英治 景山
Masahiro Okada
全博 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PIONEER MACH TOOL KK
Kyoritsu Seiki Corp
Original Assignee
PIONEER MACH TOOL KK
Kyoritsu Seiki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PIONEER MACH TOOL KK, Kyoritsu Seiki Corp filed Critical PIONEER MACH TOOL KK
Priority to JP5284095A priority Critical patent/JPH07299617A/ja
Publication of JPH07299617A publication Critical patent/JPH07299617A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gripping On Spindles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 チャックボディが高速で回転しても、風切り
音や振動が生じないチャック装置を提供する。 【構成】 爪台座35は円盤状に形成され、その中央外
面には複数の取付台座23が同一円周上に突出配置さ
れ、周縁には環状壁としての肉厚フランジ部21が前方
に向かって突出形成されている。そして肉厚フランジ部
21と複数の取付台座23との間が薄肉板20となって
いる。肉厚フランジ部21と取付台座23とはほぼ高さ
が同じに形成されている。爪台座35は肉厚フランジ部
21において複数のネジ22により前記チャックボディ
11の先端面に固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工作機械等において
ワーク等の被把持物を把持するのに使用されるチャック
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
チャック装置においては、チャック把持の爪がチャック
ボディの前方に突出し、その周囲が開放されている。こ
のため、チャックボディが高速で回転すると把持爪が空
気を回転中心側に巻き込み、その空気抵抗により風切り
音を生ずるとともに、チャックボディが振動するという
問題があった。従って、精密加工が不可能となり、軸受
部分にも振動が伝達されて、この軸受や周辺構成の寿命
が短くなるという問題もあった。
【0003】この発明はこのような従来技術に存在する
問題に着目してなされたものである。その目的とすると
ころは、チャックボディが高速で回転しても、風切り音
や振動が生じないチャック装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載のチャック装置の発明では、円筒状
のチャックボディの前面に把持爪を突設したチャック装
置において、把持爪を包囲する環状壁を突設したもので
ある。
【0005】また、請求項2に記載のチャック装置の発
明においては、チャックボディ前面に爪台座を配置し、
その爪台座の前面中央に把持爪を設け、前記環状壁を爪
台座の前面外周に形成し、爪台座を環状壁においてチャ
ックボディに固定したものである。
【0006】
【作用】請求項1に記載の発明においては、環状壁によ
り空気の巻き込みが防止される。
【0007】請求項2に記載の発明においては、環状壁
がチャックボディに対する把持爪の固定部を兼用する。
【0008】
【実施例】以下、この発明を具体化したチャック装置の
一実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】図2に示すように、スピンドル1は機械フ
レーム2に回転可能に支持され、その先端には被把持物
としてのワークWを把持するためのチャック装置3がア
ダプタ4を介して装着されている。プーリ5はスピンド
ル1の基端に固定され、図示しないモータの回転によ
り、このプーリ5を介してスピンドル1が高速回転され
る。回転ジャーナル6はスピンドル1の基端側に設けら
れ、連結管7を介してチャック3に連結されている。そ
して、この回転ジャーナル6のエア供給口8及びクーラ
ント等供給口9から、連結管7を介してチャック装置3
に、駆動用流体としてのエア、クーラント及びエアブロ
ーが供給される。
【0010】そこで、前記チャック装置3の構成につい
て詳述すると、図1及び図3に示すように、チャックボ
ディ11は円筒状に形成され、その内部には2つのシリ
ンダ室12,13が軸線方向に併設形成されている。バ
ックカバー14はチャックボディ11の基端面に接合固
定され、その中心には前記連結管7に連結される軸部1
5が設けられている。エア通路16はバックカバー14
及びチャックボディ11に形成され、連結管7を通して
供給されるエアが、このエア通路16を介して両シリン
ダ室12,13に導入される。
【0011】噴出口17は前記軸部15の中心に形成さ
れ、その中央には雌ネジ部18が設けられている。そし
て、図1に示すようにワークWが円柱状である場合に
は、噴出口17の雌ネジ部18にワークホルダ19が螺
合されて、このワークホルダ19の先端にワークWが保
持される。又、図4に示すようにワークWがフランジ部
Fを備えた円筒形状である場合には、前記連結管7を通
して供給されるクーラント及びエアブローが、噴出口1
7からワークWに向けて噴出される。
【0012】爪台座35は円盤状に形成され、その中央
外面には複数の取付台座23が同一円周上に突出配置さ
れ、周縁には環状壁としての肉厚フランジ部21が前方
に向かって突出形成されている。そして肉厚フランジ部
21と複数の取付台座23との間が薄肉板20となって
いる。肉厚フランジ部21と取付台座23とはほぼ高さ
が同じに形成されている。爪台座35は肉厚フランジ部
21において複数のネジ22により前記チャックボディ
11の先端面に固定されている。2つのピストン24,
25はシリンダ室12,13内に移動可能に配設され、
それらの中心には薄肉板20に順次連接する筒状軸部2
6が設けられている。そして、シリンダ室12,13内
にエアが供給されて、ピストン24,25がチャックボ
ディ11の先端側に移動されたとき、筒状軸部26を介
して薄肉板20が外側に撓曲される。
【0013】複数の把持爪27は連結体28によりシリ
ンダ状に連結された状態で、ネジ29により前記薄肉板
20の取付台座23に各別に固定されている。そして、
前記ピストン24,25の移動により薄肉板20が撓曲
されたときには、この把持爪27が開放されてワークW
の把持が解除され、薄肉板20が原状態に復帰したとき
には、把持爪27が閉成されてワークWの把持が行われ
る。
【0014】複数のネジ孔30は前記薄肉板20の肉厚
フランジ部21に所定間隔おきで形成されている。そし
て、図4に示すように、フランジ部Fを有する円筒状の
ようなワークWを把持する場合には、このネジ孔30に
ネジ31を螺合することにより、肉厚フランジ部21の
外面にホルダ32が取着され、このホルダ32にワーク
Wの外周部Fが当接されることによって、ワークWが大
きなものであっても高速回転時における振動等が防止さ
れた状態で支持される。
【0015】図1及び図3に示すように、複数のネジ孔
33は前記チャックボディ11の外周に所定間隔で形成
され、このネジ孔33には調整ネジ34がそれぞれ螺合
されている。そして、この調整ネジ34の螺合量を変更
することにより、チャック装置3の回転時における動バ
ランスを調整することができる。
【0016】次に、前記のように構成されたチャック装
置について動作を説明する。さて、このチャック装置に
おいて、回転ジャーナル6のエア供給口8から連結管7
を介してチャックボディ11内のシリンダ室12,13
に所定圧のエアが供給されると、ピストン24,25が
シリンダボディ11の先端側へ同時に移動されて薄肉板
20が外側に撓曲される。それにより、複数の把持爪2
7は閉成状態から開放される。
【0017】この状態で、図1又は図4に示すように、
ワークWを把持爪27間に挿入して、ワークホルダ19
又はフランジホルダ32に当接させる。その後、前記シ
リンダ室12,13へのエアの供給を停止すると、薄肉
板20が自体の復元力により撓曲状態から原状態に復帰
されると共に、ピストン24,25が原位置に移動され
る。それにより、複数の把持爪27が閉成されて、ワー
クWが把持爪27間で把持される。
【0018】以上のように、この実施例のチャック装置
においては、エア供給に伴い2つのピストン24,25
が同時に移動されて、その移動力の総合により薄肉板2
0が撓曲されるようになっているため、薄肉板にエア圧
を直接作用させることにより、薄肉板を撓曲させるよう
に構成した従来装置や、1つのピストンにエア圧を付与
することにより、薄肉板を撓曲させるように構成した従
来装置に比較して、エアの圧力を半減することができ
る。従って、低圧力のエア配管が行われている一般の工
場等で実施した場合においても、増圧装置を設けたり配
管構造を強化したりする必要がなく、設備費用を低減す
ることができる。
【0019】又、この実施例のチャック装置では、薄肉
板20にエア圧力が直接作用しないため、薄肉板20に
クラック等が生じた場合でも、装置がエア供給時に爆発
するおそれはない。さらに、この実施例の装置において
は、エアの圧力が小さいため、エア圧力を変更してピス
トン24,25の移動量を大きくとることにより、把持
爪27の作動ストロークを大きくすることができる。従
って、エア圧力の変更により、把持爪27の把持力を調
節を容易に行うことができる。
【0020】そして、この実施例のチャック装置におい
ては、複数の把持爪27と取付台座23がその外方から
包囲されているため、チャック装置を高速回転させても
肉厚フランジ部21が空気の巻き込みを阻止する。その
ため振動も発生せず、風切り音も発生せず、ミクロン単
位の加工を正確に行うことができ、又、軸受部分の早期
磨耗等が生じることがなく、寿命を延長できる。しか
も、この実施例においては、肉厚フランジ部21が爪台
座35の取付部を兼ねているため、部品点数が少なくな
り、構成が簡単になる。
【0021】なお、この発明は前記実施例の構成に限定
されるものではなく、例えば、ピストンの個数を3個以
上の複数個に変更したり、流体圧として油圧を使用した
りする等、この発明の趣旨から逸脱しない範囲で、各部
の構成を任意に変更して具体化することも可能である。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明においては、チャック装置を高速で回転させても振
動も、風切り音も発生せず、精密加工を正確に行うこと
が可能となり、さらには、軸等の寿命を延ばすことがで
きる。
【0023】請求項2に記載の発明においては、部品点
数を少なくして構成を簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を具体化したチャック装置の一実施
例を示す部分断面図。
【図2】 そのチャック装置を備えたスピンドルユニッ
トの全体を示す正面図。
【図3】 同じくチャック部分の部分破断側面図であ
る。
【図4】 同チャック装置に異なった形状のワークを装
着した状態を示す部分破断正面図である。
【符号の説明】
3…チャック装置、11…チャックボディ、12…シリ
ンダ室、13…シリンダ室、20…薄肉板、21…肉厚
フランジ部、23…取付台座、27…把持爪、35…爪
台座、W…被把持物としてのワーク。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のチャックボディの前面に把持爪
    を突設したチャック装置において、把持爪を包囲する環
    状壁を突設したチャック装置。
  2. 【請求項2】 チャックボディ前面に爪台座を配置し、
    その爪台座の前面中央に把持爪を設け、前記環状壁を爪
    台座の前面外周に形成し、爪台座を環状壁においてチャ
    ックボディに固定した請求項1に記載のチャック装置。
JP5284095A 1995-03-13 1995-03-13 チャック装置 Pending JPH07299617A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5284095A JPH07299617A (ja) 1995-03-13 1995-03-13 チャック装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5284095A JPH07299617A (ja) 1995-03-13 1995-03-13 チャック装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15386392A Division JPH05345207A (ja) 1992-06-12 1992-06-12 チャック装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07299617A true JPH07299617A (ja) 1995-11-14

Family

ID=12926054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5284095A Pending JPH07299617A (ja) 1995-03-13 1995-03-13 チャック装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07299617A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5464233A (en) Finger chuck for use with machine tool
JPS62193704A (ja) 超精密旋盤
JP2001047337A (ja) 内面加工治具
US7862051B2 (en) Diaphragm chuck
CA2235975A1 (en) Workholding apparatus
US6676340B2 (en) Tool and method for machining workpieces
US3423098A (en) Ball chuck with roll-back bearing
JPH07299617A (ja) チャック装置
JPH05345207A (ja) チャック装置
JP3974363B2 (ja) 内面加工方法及び装置
JP2873448B1 (ja) ダイヤフラム型チャック
JP3247205B2 (ja) 主軸装置
JP3582547B2 (ja) マスキング塗装方法およびマスキング塗装用治具
JPH06262409A (ja) チャックの加工物受止装置
JP3855122B2 (ja) 工作機械の主軸装置
JP3023769B2 (ja) 工作機械用エアーチャック
JPH0871885A (ja) 切屑吸引装置
KR102209779B1 (ko) 디스크형 제품 고정용 콜렛 척
JP2506321Y2 (ja) 超音波スピンドル
JPH04343606A (ja) 主軸装置
JP2816382B2 (ja) ダイヤフラム型チャック
JP2004268212A (ja) 主軸装置
KR20060026624A (ko) 워크 이젝터 바의 이중 베어링 지지구조
JPH0453607A (ja) 工作機械のワーク支持装置
JP2512754Y2 (ja) 回転ノズル