JPH07299604A - 自動旋盤の棒材振れ止め方法及び装置 - Google Patents

自動旋盤の棒材振れ止め方法及び装置

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JPH07299604A
JPH07299604A JP11024294A JP11024294A JPH07299604A JP H07299604 A JPH07299604 A JP H07299604A JP 11024294 A JP11024294 A JP 11024294A JP 11024294 A JP11024294 A JP 11024294A JP H07299604 A JPH07299604 A JP H07299604A
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JP
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jig
main shaft
lubricating oil
oil
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JP11024294A
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Nobuo Kamei
信夫 亀井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】振動や騒音を防止すると共に、加工精度の向上
を図る。 【構成】振れ止め治具30、40には、主軸の回転によ
って潤滑油を主軸の前方方向に送るように外径に外径油
溝31、41が、主軸の回転によって潤滑油を主軸の後
方方向に送るように内径に内径油溝33、42がそれぞ
れ形成され、この油溝によって送られる潤滑油によって
振れ止め治具30、40の内外径に油膜を形成し、振れ
止め治具30、40の油溝に潤滑油を供給するように、
主軸後端部に設けられた固定振れ止め治具40に潤滑油
を供給し、振れ止め治具30、40の内外径に形成した
潤滑油の油膜によって振動を緩和する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主軸を貫通して棒材を
供給する自動旋盤の主軸内部における棒材の振れ止め方
法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、主軸を貫通して棒材を供給する自
動旋盤においては、主軸内部における棒材の振れを防止
するために、主軸内部に棒材の振れ止め治具を挿入する
ことが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、棒材と振れ
止め治具との隙間は、棒材に径のバラツキや傷があるた
めにあまり小さくすることができず、主軸内部と振れ止
め治具との隙間も加工する棒材の径が変わるたびに容易
に振れ止め治具を交換するためには、余り小さくするこ
とができない。しかも、前記従来技術は、主軸内部に回
転振れ止め治具を挿入するのみなので、振れ止め治具は
主軸内部に遊合しており、前記した棒材と振れ止め治具
との隙間によって生じる振れ止め治具の振れによる主軸
の振動や騒音を完全になくすことはできなかった。ま
た、この主軸の振動によって、加工されるワークの真円
度や端面平面度等の加工精度が悪くなるという問題があ
った。
【0004】本発明の目的は、振動や騒音を防止すると
共に、加工精度の向上が図れる自動旋盤の棒材振れ止め
方法及び装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の手段は、主軸を貫通して棒材を供給
し、かつ主軸の内径部に振れ止め治具を挿入した自動旋
盤において、前記振れ止め治具の主軸の後端部の位置に
設けられた潤滑油供給部から供給された潤滑油を、前記
振れ止め治具の前記主軸の内径部又は前記振れ止め治具
と前記棒材との隙間に主軸の回転によって供給すること
を特徴とする。
【0006】上記目的を達成するための本発明の第2の
手段は、主軸を貫通して棒材を供給し、かつ主軸の内径
部に振れ止め治具を挿入した自動旋盤において、前記振
れ止め治具には、潤滑油を主軸の回転によって主軸の前
方方向に送るように油溝が形成され、前記油溝に潤滑油
を供給する潤滑油供給手段が前記振れ止め治具の主軸の
後端部の位置に設けられたことを特徴とする。
【0007】上記目的を達成するための本発明の第3の
手段は、前記第2の手段において、前記振れ止め治具
は、主軸の後端部から主軸の内径部に挿入された固定振
れ止め治具と、この固定振れ止め治具に続いて主軸の前
方方向に挿入された回転振れ止め治具とからなり、それ
ぞれ潤滑油を主軸の回転によって主軸の前方方向に送る
ように外径に外径油溝が、主軸の後方方向に送るように
内径に内径油溝が形成され、前記潤滑油供給手段は主軸
の後端部の位置に設けられた固定振れ止め治具に設けら
れたことを特徴とする。
【0008】
【作用】前記第1及び第2の手段によれば、主軸と振れ
止め治具又は振れ止め治具と棒材との隙間に潤滑油が存
在するので、振れ止め治具や棒材の振れによる振動が緩
和され、振れ止め治具のスベリの発生による自励振動も
なくなり、これらの振れによる主軸の振動や騒音が防止
される。また主軸の振動が防止されることにより、加工
精度が向上し、騒音が防止されることにより、工場内の
環境が改善される。また主軸の回転によって、振れ止め
治具の前端部まで潤滑油が供給されるので、切粉を含ん
だ切削油の流れ込みも防止される。
【0009】また第3の手段によれば、潤滑油供給手段
によって固定振れ止め治具に供給された潤滑油は、主
軸、回転振れ止め治具及び棒材の回転によって回転振れ
止め治具の後方部より前方部に送られ、回転振れ止め治
具の前端部より溢れて回転振れ止め治具の内径及び外径
に充満する。そして、更に溢れた潤滑油は、回転振れ止
め治具の前端部の内径油溝より後方部に流れ、これによ
り、主軸と回転振れ止め治具、及び回転振れ止め治具と
棒材間の隙間に潤滑油が存在し、前記した効果が得られ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2によ
り説明する。図1に示すように、棒材を貫通するために
中空に形成された主軸1は軸受2、3を介して軸受ホル
ダ4、5に回転自在に支承されており、軸受ホルダ4、
5は、主軸台6に固定されている。主軸1の後方部に
は、後部支持体7が固定されており、後部支持体7に
は、主軸1に固定されたプーリ8が回転可能に支持され
ている。プーリ8には図示しない主軸駆動用モータから
の駆動力がベルト9を介してプーリ8に伝えられ、後部
支持体7と共に主軸1が回転する。
【0011】主軸1の前端側の内部には、チャックスリ
ーブ15が主軸1と共に回転可能で、かつ主軸中心線方
向に摺動可能に嵌装されている。チャックスリーブ15
の前端部の内部には、棒材16を把持するコレットチャ
ック17が嵌装されており、コレットチャック17はチ
ャックスリーブ15内に装着された圧縮コイルばね18
で前方方向に付勢されている。また主軸1の最先端には
コレットチャック17の前端部を受けるキャップナット
19が螺着されている。主軸1内には、前記チャックス
リーブ15の後方側に中空のチャック開閉管20が主軸
1と共に回転可能で、かつ主軸中心線方向に摺動可能に
嵌装されている。チャック開閉管20の後方には、チャ
ック開閉駆動管21が連接されており、チャック開閉駆
動管21には、該チャック開閉駆動管21を主軸中心線
方向に往復動させる回転シリンダ22の往復駆動部23
が取付けられており、回転シリンダ22は前記後部支持
体7に固定されている。従って、コレットチャック17
は、回転シリンダ22の往復駆動部23の往動及び復動
によって、チャック開閉駆動管21、チャック開閉管2
0及びチャックスリーブ15を介して閉及び開にさせら
れる。以上は、周知の構造である。
【0012】次に本実施例の特徴とする構造について説
明する。前記チャック開閉管20及びチャック開閉駆動
管21の内部には、複数個(実施例は7個)の回転振れ
止め治具30と、1個の固定振れ止め治具40とが配設
されている。これら振れ止め治具30、40は、図2に
示すように、外径に外径油溝31、41が形成され、ま
た前端部には隣接する回転振れ止め治具30の外径油溝
31が連通するように、外径油溜め部32が形成されて
いる。ここで、外径油溝31、41は、主軸1の前方か
ら見て、主軸1の回転方向と逆方向、即ち左ねじとなっ
ている。振れ止め治具30、40の内径には、内径油溝
33、42が形成され、後端部には隣接する回転振れ止
め治具30の内径油溝33又は固定振れ止め治具40の
内径油溝42が連通するように、内径油溜め部34が形
成されている。ここで、内径油溝33、42は、主軸1
の前方から見て、主軸1の回転方向と同方向、即ち右ね
じとなっている。
【0013】前記固定振れ止め治具40は、前記チャッ
ク開閉駆動管21の後方に配設され、図示しないベース
に固定された潤滑油供給部取付部材50に固定されてい
る。潤滑油供給部取付部材50には、ホース端子60が
取付けられ、ホース端子60は図示しないパイプを介し
てオイルポンプに接続されている。固定振れ止め治具4
0の前方部は、チャック開閉駆動管21の内部に挿入さ
れて前記回転振れ止め治具30の後端部に当接してい
る。固定振れ止め治具40の前記外径油溝41は、チャ
ック開閉駆動管21に挿入された部分に形成され、前記
ホース端子60より外径油溝41に連通するように複数
の油供給通路43が形成されている。
【0014】また潤滑油供給部取付部材50の下方に
は、チャック開閉駆動管21の内周と固定振れ止め治具
40の外周間の隙間を通って流れ出した潤滑油を外部に
落下させる油穴51が設けられている。固定振れ止め治
具40の内径には後方部を除き前記内径油溝42が形成
され、後端部の近くには排出用の油溝44が形成され、
その下方部には該油溝44内の潤滑油を下方に落下させ
る油穴45が形成されている。また油穴45、51より
落下した潤滑油を受けるために、潤滑油供給部取付部材
50には潤滑油受け61が固定され、潤滑油受け61の
排出口62から図示しないオイルタンクに還流されてい
る。なお、振れ止め治具30、40の外径主軸1の内径
又は振れ止め治具30、40の内径と棒材16との隙間
は、0.2〜0.3mm程度とすることが望ましい。
【0015】次に作用について説明する。棒材16は、
固定振れ止め治具40の後方側より回転振れ止め治具3
0内を通してコレットチャック17に挿入され、棒材1
6の先端部はコレットチャック17によってチャックさ
れる。このように棒材16が主軸1に貫通して供給され
た状態で主軸1が回転して切削加工が行われる。この
時、図示しないオイルポンプよりホース端子60に潤滑
油が供給される。主軸1は、図示しない主軸駆動用モー
タからの駆動力がベルト9を介してプーリ8に伝えられ
て回転し、コレットチャック17でチャックされた棒材
16が回転し、図示しない刃物で切削加工が施される。
また主軸1及び棒材16が回転すると、回転振れ止め治
具30もこの回転に連れられて共に回転する。
【0016】前記したようにホース端子60に潤滑油が
供給されると、その潤滑油は、固定振れ止め治具40の
油供給通路43、外径油溝41を通って最後方の回転振
れ止め治具30の後端の外径油溜め部32に供給され
る。主軸1が回転すると、固定振れ止め治具40は回転
しないので、固定振れ止め治具40の外径油溝41はポ
ンプの作用をして潤滑油を主軸前方に強制的に送り、最
後方の回転振れ止め治具30の後端の外径油溜め部32
に圧送される。この潤滑油は、固定振れ止め治具40の
外径油溝41のポンプ作用による圧力と主軸1及び回転
振れ止め治具30の回転による遠心力との相互作用によ
って回転振れ止め治具30の外径油溝31に沿って主軸
前方方向に流れて最前方の回転振れ止め治具30の前端
部まで流れる。そして、最前方の回転振れ止め治具30
の前端部で潤滑油が溢れて最前方の回転振れ止め治具3
0の内径油溜め部34内に流れ込む。
【0017】この最前方の回転振れ止め治具30の内径
油溜め部34内に流れ込んだ潤滑油は、回転振れ止め治
具30及び棒材16の回転によって回転振れ止め治具3
0の内径油溝33を主軸後方方向に流れて最後方の回転
振れ止め治具30の内径油溜め部34に送られる。この
内径油溜め部34に送られた潤滑油は、固定振れ止め治
具40の内径油溝42のポンプ作用によって内径油溝4
2内に充満し、棒材16の外径と固定振れ止め治具40
の内径との隙間を通って固定振れ止め治具40の油溝4
4に流れ、油穴45を通って潤滑油受け61に落下す
る。潤滑油受け61に落下した潤滑油は、排出口62を
通って図示しないオイルタンクに回収される。なお、固
定振れ止め治具40の内径の後端部に設けられた油溝の
ない部分は、内径油溝42のポンプ作用によって潤滑油
が過度に流出するのを防止して、振れ止め治具30、4
0の内径に潤滑油を貯留させるために作用する。
【0018】このように、振れ止め治具30、40の外
径油溝31、41及び内径油溝3342に潤滑油が流れ
ることによって、当然振れ止め治具30、40の内外径
にも潤滑油が溢れ出し、棒材16と振れ止め治具30、
40の内外径の隙間には潤滑油の油膜が存在するので、
回転振れ止め治具30や棒材16の振れによる振動が緩
和され、振動や騒音が防止される。また棒材16の振動
が防止されることにより、加工精度が向上する。また回
転振れ止め治具30の前端部に潤滑油が溢れることによ
って、切粉等を含んだ切削油の流れ込みが防止される。
また、このようにして潤滑油は切削油と混合することが
生じるので、潤滑油として切粉等を充分除いた切削油を
使用することが望ましい。
【0019】次に切削実験を行った結果について説明す
る。なお、切削は次のような条件で行った。材料は外径
30mm×長さ2.5mの研削仕上げ黄銅材、主軸回転
数は3200rev/min、切込み深さは0.5m
m、加工製品の長さは28mm、送りは0.005mm
/revで自動棒材送り装置を使用した。この結果、図
3及び図4に示すような結果が得られた。図3及び図4
で横軸は加工個数、縦軸は加工精度であって、図3は端
面平面度、図4は真円度で、実線は本実施例(主軸内部
の振れ止め治具に潤滑油を供給した場合)、点線は従来
例(主軸内部に振れ止め治具を設けない場合)を示す。
図3及び図4の結果をまとめると表1のようになる。表
1より明らかなように、端面平面度については、本実施
例は従来例に比べ、平均値で0.7μm、標準偏差で
0.3μm向上した。また真円度については、本実施例
は従来例に比べ、平均値及び標準偏差で共に0.8μm
向上した。
【0020】ここで、図4の加工個数40個と52個の
位置に従来例においては顕著なピークが認められるが、
加工することによって棒材の長さが短くなり、いずれか
の振動の共振点に近付いたものと思われる。このような
場合でも、本実施例によれば格別の精度の悪化は生じて
いない。
【表1】
【0021】なお、上記実施例は、回転振れ止め治具3
0を容易に交換するために複数個で構成したが、全体を
1個で構成してもよい。また振れ止め治具30、40に
外径油溝31、41及び内径油溝33、41を形成した
が、次のような実施態様でもよい。
【0022】第1の態様は、回転振れ止め治具30のみ
に外径油溝31及び内径油溝33を形成し、固定振れ止
め治具40の油供給通路43を最後方の回転振れ止め治
具30の外径油溜め部32に連通するように形成する。
この場合には、固定振れ止め治具30は最小限の長さと
して油溝がなくても潤滑油による油膜が形成されるよう
にすることが望ましい。
【0023】第2の態様は、固定振れ止め治具40のみ
とし、これを主軸1の中空部の全長又は少なくともほぼ
中央部まで伸ばし、この固定振れ止め治具40に外径油
溝41及び内径油溝42を形成する。主軸1の途中まで
とした場合には、外径油溝41の先端部において内径油
溝42に潤滑油が確実に流れ込むように先端部に油溝の
ない部分を設け、内外径の油溝41、42を連通する油
穴を設ける。
【0024】第3の態様は、第2の態様と同様に、固定
振れ止め治具40のみとし、これを主軸1の中空部の全
長又は少なくともほぼ中央まで伸ばし、固定振れ止め治
具40の外径と主軸1の内径との間に充分な隙間を形成
し、1乃至3個所の支持部又は軸受部を設けて剛性の不
足を補うようにする。油溝は内径油溝42のみを形成し
て先端部には油溝のない部分を設け、支持部又は軸受部
にも潤滑油が供給されるように油穴で連通することが望
ましい。この内径油溝42は主軸1の回転によって潤滑
油が後方部より前方部に流れるように油溝の方向を形成
する。この場合は、潤滑油はコレットチャック17側か
ら溢れ出るようになる。
【0025】また前記した本実施例及び第1、第2の態
様において、振れ止め治具30、40の内径油溝33、
42は主軸1の回転によって潤滑油が後方部より前方部
に流れるように、また外径油溝31、41は主軸1の回
転によって潤滑油が前方部より後方部に流れるように油
溝の方向を形成し、潤滑油が内径油溝33、42の先端
より遠心力の作用によって外径油溝31、41に流れる
ようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明の請求項1乃至3によれば、潤滑
油供給手段によって振れ止め治具に供給された潤滑油
は、主軸、振れ止め治具及び棒材の回転によって振れ止
め治具の後方部より前方部に送られ、振れ止め治具の前
端部より溢れて振れ止め治具の内径及び外径に充満す
る。このようにして、主軸と振れ止め治具又は振れ止め
治具と棒材との隙間に潤滑油が存在するので、振れ止め
治具や棒材の振れによる振動が緩和され、振れ止め治具
のスベリの発生による自励振動もなくなり、これらの振
れによる主軸の振動や騒音が防止される。また主軸の振
動が防止されることにより、加工精度が向上し、騒音が
防止されることにより、工場内の環境が改善される。ま
た主軸の回転によって、振れ止め治具の前端部まで潤滑
油が供給されるので、切粉を含んだ切削油の流れ込みも
防止される。
【0027】また請求項4によれば、振れ止め治具は、
棒材の外径に対応して交換可能なので、棒材の外径寸法
に関係なく常に良好に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動旋盤の棒材振れ止め装置の一実施
例を示す断面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】切削実験結果であって、端面平面度を示す図で
ある。
【図4】切削実験結果であって、真円度を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 主軸 16 棒材 30 回転振れ止め治具 31 外径油溝 33 内径油溝 40 固定振れ止め治具 41 外径油溝 42 内径油溝 50 潤滑油供給部取付部材 60 ホース端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸を貫通して棒材を供給し、かつ主軸
    の内径部に振れ止め治具を挿入した自動旋盤において、
    前記振れ止め治具の主軸の後端部の位置に設けられた潤
    滑油供給部から供給された潤滑油を、前記振れ止め治具
    の前記主軸の内径部又は前記振れ止め治具と前記棒材と
    の隙間に主軸の回転によって供給することを特徴とする
    自動旋盤の棒材振れ止め方法。
  2. 【請求項2】 主軸を貫通して棒材を供給し、かつ主軸
    の内径部に振れ止め治具を挿入した自動旋盤において、
    前記振れ止め治具には、潤滑油を主軸の回転によって主
    軸の前方方向に送るように油溝が形成され、前記油溝に
    潤滑油を供給する潤滑油供給手段が前記振れ止め治具の
    主軸の後端部の位置に設けられたことを特徴とする自動
    旋盤の棒材振れ止め装置。
  3. 【請求項3】 前記振れ止め治具は、主軸の後端部から
    主軸の内径部に挿入された固定振れ止め治具と、この固
    定振れ止め治具に続いて主軸の前方方向に挿入された回
    転振れ止め治具とからなり、それぞれ潤滑油を主軸の回
    転によって主軸の前方方向に送るように外径に外径油溝
    が、主軸の後方方向に送るように内径に内径油溝が形成
    され、前記潤滑油供給手段は主軸の後端部の位置に設け
    られた固定振れ止め治具に設けられたことを特徴とする
    請求項2記載の自動旋盤の棒材振れ止め装置。
  4. 【請求項4】 前記振れ止め治具の外径は、主軸の内径
    部に緩やかに嵌合する寸法であり、内径は、棒材の外径
    より僅かに大径であって、棒材の外径に対応して交換可
    能であることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の
    自動旋盤の棒材振れ止め装置。
JP11024294A 1994-04-27 1994-04-27 自動旋盤の棒材振れ止め方法及び装置 Pending JPH07299604A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008036747A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Citizen Holdings Co Ltd 工作機械の主軸
JP2009166177A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Ikura Seiki Co Ltd 棒材供給機
JP2019038099A (ja) * 2017-06-21 2019-03-14 ギルドメイスター イタリアーナ ソシエタ ペル アチオニ 工作機械と共に用いるためのバーローダ装置、及び、そのようなバーローダ装置を装備した工作機械

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