JPH07298672A - モータドライブ回路 - Google Patents

モータドライブ回路

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Publication number
JPH07298672A
JPH07298672A JP6080032A JP8003294A JPH07298672A JP H07298672 A JPH07298672 A JP H07298672A JP 6080032 A JP6080032 A JP 6080032A JP 8003294 A JP8003294 A JP 8003294A JP H07298672 A JPH07298672 A JP H07298672A
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JP
Japan
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circuit
current
voltage
resistor
motor drive
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JP6080032A
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English (en)
Inventor
Naomoto Kubo
直基 久保
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータ駆動電流の増減にかかわらず、Loリ
ミッタ回路を機能させて、電磁音の発生を低減するこ
と。 【構成】 抵抗21に生じる電圧をPNP形トランジス
タ62のベースに与え、且つ同トランジスタ62のコレ
クタ−エミッタ間に定電流を流すことにより、エミッタ
電圧がモータ駆動電流の増減に応じて増減するので、こ
の電圧をLoリミッタ回路55の各NPN形トランジス
タ51〜53のベース電圧VL とする。これにより、モ
ータ駆動電流が増大して各相の端子電圧の最低レベルが
上昇してもLoリミッタ回路55が常に機能し、電磁音
の発生を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモータの電磁音発生の原
因となるトルクリップルを効果的に平滑化するモータド
ライブ回路に関し、8ミリ・ムービーカメラや、据え置
き型VTR等に用いられる三相駆動型小形ブラシレスモ
ータなど、各種多相モータのドライブ回路として有用な
ものである。
【0002】
【従来の技術】図5にはモータドライブ回路の第1従来
例の構成が示され、図8にはその改良形である第2従来
例が示されている。
【0003】<第1従来例>図5に示された第1従来例
のモータドライブ回路は、ロータに永久磁石を用いた小
形ブラシレスの三相駆動型モータMをドライブするもの
であり、集積化した回路ICと、集積回路ICに外付け
された抵抗値がR1の抵抗21及び抵抗値がR2の抵抗
22と、回転制御(サーボ)用の出力電圧VS が可変の
駆動電圧源30からなる。そして、集積回路ICにはト
ランジスタ回路を構成する6個のNPN形出力トランジ
スタ1〜6と、相切り替え基本信号生成回路7と、三相
波形生成回路8と、ベース電流調整回路9と、ロータの
回転位置を検出する位置検出回路10が含まれている。
モータMにはステータコイルとして、U相コイルL1,
V相コイルL2及びW相コイルL3があり、これらはY
結線されている。
【0004】集積回路ICの端子11〜17のうち、U
相端子11にモータMのU相コイルL1が、V相端子1
2にV相コイルL2が、W相端子13にW相コイルL3
がそれぞれ接続される。駆動電源用端子14とアース間
には、回転制御用に駆動電圧源30が接続され、この駆
動電圧源30からその電圧VS に応じてモータ駆動電流
が供給される。モータ駆動電流検出用端子15とアース
間には外部抵抗21が接続され、この抵抗21によって
モータ駆動電流が検出される。ベース電流調整用端子1
6とアース間には外部抵抗22が接続され、モータ駆動
電流検出用抵抗21との比R1/R2に応じて、後述の
如く各出力トランジスタ1〜6のベース電流がモータ駆
動電流に追従して変化する。端子17にはモータMから
の位置情報信号20が与えられ、この端子17から位置
検出回路10に供給され、ロータ回転位置の検出信号1
0Aが出力される。
【0005】集積回路IC内では、駆動電源用端子14
にモータ駆動電流吐き出し用の3個の出力トランジスタ
1〜3のコレクタが共通に接続され、各ベースは独立し
て三相波形生成回路8に接続されている。また、モータ
駆動電流検出用端子15に他の3個のモータ駆動電流吸
い込み用出力トランジスタ4〜6のエミッタが共通に接
続され、各ベースは独立して三相波形生成回路8に接続
されている。更に、U相端子11に出力トランジスタ1
のエミッタと出力トランジスタ4のコレクタが共通に、
V相端子12に出力トランジスタ2のエミッタと出力ト
ランジスタ5のコレクタが共通に、W相端子13に出力
トランジスタ3のエミッタと出力トランジスタ6のコレ
クタが共通にそれぞれ接続されている。従って、例えば
電流吐き出し用と電流吸い込み用の2つの出力トランジ
スタ1と5がオンすれば、U相コイルL1とV相コイル
L2にモータ駆動電流が流れ、その波形が抵抗21によ
って検出される。なおモータ駆動電流は、出力トランジ
スタ1,5が飽和するので、基本的には駆動電圧源30
の電圧VS に依存して決まると言い得る。またモータ駆
動電流検出用端子15とベース電流調整用端子16にベ
ース電流調整回路9の入力端と出力端がそれぞれ接続さ
れ、位置検出回路10の出力端が相切り替え基本信号生
成回路7の入力端に接続されている。
【0006】相切り替え基本信号生成回路7は、位置検
出回路10から与えられるロータ回転位置検出信号10
Aを用いて、相切り替え基本信号7Aを生成し三相波形
生成回路8に与える。三相波形生成回路8は前記トラン
ジスタ回路を駆動するものであり、ベース電流調整回路
9からの電流9Aを相切り替え基本信号7Aに基づいて
分配することにより、電流吐き出し用出力トランジスタ
1〜3に流す三相波形のベース電流8A−1〜8A−3
を生成し、同じくベース電流調整回路9からの電流9B
を相切り替え基本信号7Aに基づいて配分することによ
り、電流吸い込み用出力トランジスタ4〜6に与える三
相波形のベース電流8B−4〜8B−6を生成する。
【0007】ベース電流調整回路9は駆動電圧源30の
電圧VS の増減によるモータ駆動電流の増減に対し、三
相波形生成回路8が出力トランジスタをオン(飽和)さ
せる範囲でベース電流を増減して流すように同回路8に
電流9A及び9Bを与えるものである。例えば、モータ
起動時など大きなパワーが必要な場合にはモータ駆動電
流に応じてベース電流を増加させるように電流値を大き
くし、定常回転時など比較的モータ駆動電流が少なくて
済む場合にはベース電流も減らすように電流値を小さく
する。
【0008】具体的には、ベース電流調整回路9では、
モータ駆動電流が流れる外部抵抗21と同じ電圧降下が
生じるように外部抵抗22に電流を流し、この外部抵抗
22に流れる電流に比例した大きさの電流9A及び9B
を三相波形生成回路8に与える。これにより、ベース電
流のモータ駆動電流に対する比はR1/R2となる。基
本的にはこれら抵抗値R1,R2は任意に設定できる。
【0009】<第1従来例の問題点>図5に示した従来
のモータドライブ回路は駆動電圧源30で電圧VS を上
下させることによりモータ駆動電流を制御することがで
きるという利点がある。しかし、相の切り替わり時に突
起状の電流が流れ、これによって、トルクリップルが生
じて、電磁音が発生するという問題がある。以下、これ
について図6〜図7を参照して説明する。図6には、図
5のモータドライブ回路各部の信号波形として、駆動電
圧源30の電圧VS 波形(図6(a))、V相端子12
とW相端子13の各電圧波形(図6(b))、U相端子
11の電圧波形(図6(c))、U相のモータ駆動電流
波形(図6(d))、外部抵抗22(R2)の電圧波形
(図6(e))がそれぞれ示されている。外部抵抗21
(R1)の電圧波形は外部抵抗22のものと同じであ
る。図7には、モータ駆動電流と出力トランジスタのコ
レクタ−エミッタ間電圧VCEとベース電流との関係が示
されている。
【0010】モータを三相で駆動する場合、モータの回
転に合わせて相を切り替える必要があり、図6ではU相
に対してV相とW相が一部重ね合わさりながら切り替わ
る様子を示している。U,V及びW各相において、端子
電圧がHIレベルの部分が出力トランジスタがモータ駆
動電流を吐き出している区間であり、LOレベルの部分
が出力トランジスタがモータ駆動電流を吸い込んでいる
区間であり、中間レベルの部分が出力トランジスタが非
導通の区間である。
【0011】今、U相のモータ駆動電流波形(図6
(d))に着目すると、図6(b)の斜線部分40の如
くV相とW相の端子電圧波形の重なりの影響により、U
相のモータ駆動電流波形に突起状部41が生じ、瞬間的
に余分な電流が流れる。そして、この瞬間的に流れる電
流に伴って、駆動電圧VS 波形、端子電圧波形、ベース
電流制御用のR2電圧波形にもそれぞれ突起状または凹
状部42〜46が生じる。突起状部41の大きさは各相
の重なり具合に応じて変化するが、あまり大きすぎると
電磁音発生の原因となり、逆に小さすぎるとモータが円
滑に回転できなくなる。
【0012】ここで、モータ駆動電流波形に生じる突起
状部41について詳しく説明する。突起状部41は前述
の如く相の切り替り目で発生する。今、図5において電
流吐き出し側では出力トランジスタ1がオンであり、こ
れに対して電流吸い込み側では出力トランジスタ5のオ
ンから出力トランジスタ6のオンに一部重なって切り替
わるものとする。相の切り替り目には、ベース電流調整
回路9から与えられる電流9Bは2つの出力トランジス
タ5,6のベース電流8B−5と8B−6に分配される
ことになる。即ち、図7に示すように、出力トランジス
タ5だけがオンであった通常時に同トランジスタ5にI
B なるベース電流が流れていたとすると、両出力トラン
ジスタ5,6がともにオンの相切り替わり時はそれぞれ
B /2なるベース電流が流れる。これによって、仮に
コレクタ−エミッタ間の飽和電圧が変化しないとすれ
ば、モータ駆動電流は出力トランジスタ5のみがオンで
あった通常時のモータ駆動電流の半分になるところであ
るが、これでは駆動電圧VS との電圧バランスが崩れる
ので、系は両出力トランジスタ5,6の飽和電圧を増加
してモータ駆動電流を急激に増加することによりバラン
スを保つように働く。また、このモータ駆動電流の増加
に比例してベース電流調整回路9の作用によりベース電
流が急激に増加するので、飽和電圧が減少し、最終的に
は図7中のベース電流IB ′に対応するモータ駆動電流
C ′に落ち着く。つまり、相の切り替わり目では、モ
ータ駆動電流が通常時よりも瞬間的に増加し、突起状部
41が発生する。
【0013】以上のことを数式で説明すると次の通りで
ある。通常時は式(1)が成立し、相の切り替わり時に
は式(2)が成立する。但し、これらの式(1),
(2)中の記号の意味は下記の通りとする。 VS :駆動電圧 VREV :逆起電圧 VSAT :出力トランジスタの通常時の飽和電圧 VSATO:電流吐き出し側出力トランジスタの相切り替わ
り時の飽和電圧 VSATI:電流吸い込み側出力トランジスタの相切り替わ
り時の飽和電圧 R :モータのコイル1つ当りの抵抗 R1 :モータ駆動電流検出用抵抗 IC :通常時のモータ駆動電流 IC ′:相切り替わり時のモータ駆動電流
【0014】
【数1】 VS =VREV +(R×2+R1)×IC +VSAT ×2 …式(1)
【0015】
【数2】 VS =VREV +(R+R1)×IC ′+R×IC ′/2+VSATO+VSATI …式(2)
【0016】そこで、近似的にR≫R1、VSAT ≒V
SATO≒VSATIとすると、駆動電圧VSが通常時と相切り
替わり時で一定であると仮定すれば、式(3)が成立す
る。即ち、相切り替わり時には、突起状部41として通
常時の1.3倍のモータ駆動電流が衝撃的に流れている
ことになり、これによって電磁音が発生することが理解
できる。
【0017】
【数3】 IC ′=IC ×1.3 …式(3)
【0018】<第2従来例>上述した電磁音は8ミリ・
ムービカメラやVTRにおいてオーディオ系や回転系に
悪影響を及ぼすため、これの原因となるモータ駆動電流
波形の突起状部41を抑制する手段として、図8に示す
ように、マフラー回路と呼ばれる補償回路50を図5の
モータドライブ回路の外部に付加したもが知られてい
る。
【0019】図8において、補償回路50は3つのNP
N形トランジスタ51〜53と、定電圧源54と、2つ
のPNP形トランジスタ56〜57からなる。3つのN
PN形トランジスタ51〜53はLo(ロー)リミッタ
回路55を構成するものであり、コレクタどうしが互い
に接続されており、これらのコレクタはダイオード接続
されたPNP形トランジスタ56のコレクタに共通に接
続されている。また、ベースどうしも互いに接続されて
おり、出力電圧がVL なる定電圧源54に共通に接続さ
れている。但し、これら3つのトランジスタ51〜53
のエミッタはそれぞれ独立にU相端子11、V相端子1
2、W相端子13に接続されている。他の1つのPNP
形トランジスタ57は先のダイオード接続されたトラン
ジスタ56とでカレントミラー回路58を構成するもの
であり、同トランジスタ57のコレクタはベース電流調
整用端子16に接続され、また両トランジスタ56,5
7のベースは互いに接続され、エミッタは適宜な電圧源
CCに接続されている。
【0020】上記補償回路50による突起状部41の抑
制作用は次の通りである。 電流吸い込み側の出力トランジスタのオンによりい
ずれかの相の端子電圧が所定値VL −VBE(VBEはトラ
ンジスタ51〜53のベース−エミッタ間電圧)より低
くなると、端子電圧の低さに応じた値のコレクタ電流が
Loリミッタ回路55のうちの対応する相のトランジス
タに流れる。また、この時、図9(a)に破線で示すよ
うに、端子電圧の最低レベルをVL −VBEに制限する。 このように各相端子電圧の最低レベルを持ち上げる
ことは、等価的に出力トランジスタの飽和電圧を増加さ
せたことになるから、ベース電流の平均値を小さくする
方向に作用し、特性曲線は図10中のIB ′で示すもの
となる。なお、補償回路50の有無にかかわらず、必要
なモータ駆動電流は同一である。 一方、Loリミッタ回路55のコレクタ電流はカレ
ントミラー回路58のダイオード接続したトランジスタ
56に流れるから、これと同じ大きさの電流がトランジ
スタ57よりベース電流調整用外部抵抗22にフィード
バックして流される。 この電流フィードバックにより、図9(b)に破線
で示すようにR2電圧波形の突起状部46以外の部分の
レベルが上昇し、通常時と相切り替わり時との間で、出
力トランジスタに供給するベース電流の差が少なくな
る。 このように、ベース電流に差が殆どないことによ
り、図10に示すように、相切り替わり時には出力トラ
ンジスタの飽和電圧が大きくなる。この飽和電圧はその
時流れるモータ駆動電流との兼ね合いで定まる。 上述したにおける出力トランジスタの飽和電圧の
増加及びベース電流平均値の低下、並びににおける出
力トランジスタの飽和電圧の増加により、相切り替わり
時のモータ駆動電流の急激な増加が抑制される。
【0021】以上のことを数式で説明すると次のように
なる。即ち、通常時は式(4)が成立し、相切り替わり
時には式(5)が成立する。但し、これらの式(4),
(5)中の記号の意味は下記の通りとする。 VS :駆動電圧 VREV :逆起電圧 VSAT :出力トランジスタの通常時の飽和電圧 VSATO:電流吐き出し側出力トランジスタの相切り替わ
り時の飽和電圧 VSATI:電流吸い込み側出力トランジスタの相切り替わ
り時の飽和電圧 R :モータのコイル1つ当りの抵抗 R1 :モータ駆動電流検出用抵抗 IC :通常時のモータ駆動電流 IC ′:相切り替わり時のモータ駆動電流
【0022】
【数4】 VS =VREV +(R×2+R1)×IC +VSAT ×2 …式(4)
【0023】
【数5】 VS =VREV +(R+R×(1/2)+R1)×IC ′+VSATO+VSATI …式(5)
【0024】そこで、近似的にR≫R1,VSATO≒V
SATI≒VSAT ′とおくと、電圧VS が一定であれば、I
C ′は式(6)で与えられることになり、VSAT ′>V
SAT であるから、その第2項の作用により、補償回路5
0を付加した場合は、相切り替わり時のモータ駆動電流
C ′は付加しない第1従来例に比べて、IC ×1.3
よりも小さくなる。つまり、2つの外部抵抗21,22
に生じる電圧波形は同じであることから、図9(b)の
破線の如くR2電圧波形の突起状部46が小さくなるこ
とにより、モータ駆動電流に生じる突起状部41も小さ
くなる。
【0025】
【数6】 IC ′=IC ×1.3−(VSAT ′−VSAT )/(R×0.66) …式(6)
【0026】<第2従来例の問題点>ところが、モータ
Mに負荷に加わった場合、一般に、回転数を一定に保つ
ために、駆動電圧源30の電圧VS を大きくしてモータ
駆動電流を増大させる制御が行われる。そのため、モー
タ駆動電流が或る程度以上になると、各相の端子電圧の
最低レベルがLoリミッタ回路58の所定値VL −VBE
より大きくなり、Loリミッタ回路58が実質的に機能
しなくなる。これでは、補償回路50があってもモータ
駆動電流の大きい場合に、突起状部41を抑制すること
ができず大きな電磁音の発生を許容してしまうことにな
る。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した従来
技術の問題点に鑑み、モータ駆動電流が増大しても電磁
音の発生を低減することができるモータドライブ回路を
提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する第1
の発明は、モータの駆動電流を供給する駆動電圧源と;
モータに流れる駆動電流を検出する第1の抵抗と;電流
吐き出し側トランジスタ,電流吸い込み側トランジスタ
及びモータに接続される端子を有し、前記駆動電圧源と
第1の抵抗との間でモータに通電するトランジスタ回路
と;第2の抵抗と;第1の抵抗の両端に生じる電圧と同
じ電圧が第2の抵抗に生じるように第2の抵抗に電流を
流し、この電流に比例した大きさの電流を出力するベー
ス電流調整回路と;モータの回転位置の検出信号により
相切り替えの基本信号を生成する相切り替え基本信号生
成回路と;この相切り替え基本信号生成回路の相切り替
え基本信号及び前記ベース電流調整回路の出力電流に基
づき前記トランジスタ回路のトランジスタにベース電流
を供給するトランジスタ駆動回路と;前記トランジスタ
回路の端子に現われる電圧を所定値と比較し、所定値以
下の場合に所定値に制限すると共に所定値との差に応じ
た電流を流すローリミッタ回路と;ローリミッタ回路で
検出した電流に比例した大きさの電流を前記第2の抵抗
に流すカレントミラー回路とを具備するモータドライブ
回路において:前記所定値を前記モータ駆動電流の増減
に応じて増減する所定値設定回路を具備することを特徴
とするものである。
【0029】また第2の発明は前記所定値設定回路が、
前記第1の抵抗の両端に生じる電圧を入力信号とし、一
定電流を流す定電流源または抵抗と、トランジスタで構
成されるバッファ回路とを含み、このバッファ回路から
出力される電圧により前記所定値を設定するものである
ことを特徴とする。第3の発明は前記所定値設定回路
が、前記バッファ回路内において前記トランジスタのエ
ミッタと一定電流を流す定電流源または抵抗との間に接
続した手動式可変抵抗器を有し、同可変抵抗器と前記一
定電流を流す定電流源または抵抗との間に生じる電圧に
より前記所定値を設定するものであることを特徴とす
る。第4の発明は前記所定値設定回路が、前記第1の抵
抗の両端に生じる電圧を高い入力インピーダンスで増幅
するアンプを有し、このアンプの出力を前記バッファ回
路の入力信号とするものであることを特徴とする。第5
の発明は前記所定値設定回路が、前記バッファ回路への
入力信号からノイズ成分を除去するフィルタを有するこ
とを特徴とする。
【0030】
【作用】上記の構成において、第1の発明のモータドラ
イブ回路では、モータ駆動電流が増大してトランジスタ
回路の端子電圧の最低レベルが上昇しても、ローリミッ
タ回路の所定値も上昇し、常にローリミッタ回路が機能
する。従って、モータ駆動電流の増減にかかわらず、電
磁音を抑制することができる。
【0031】特に、第2の発明では、モータ駆動電流に
比例した第1の抵抗の両端の電圧に応じて自動的に所定
値が増減される。第3の発明では、可変抵抗器を手動調
整することにより、所定値を自由に設定することができ
る。また、第4の発明では、第1の抵抗からモータ駆動
電流が殆ど分流しないので、ベース電流調整回路に殆ど
誤差が生じない。更に、第5の発明では、ノイズ成分が
除去されるので、所定値が安定化する。
【0032】
【実施例】以下、図面を参照して本発明をその実施例と
ともに説明する。なお、図面において、図1には第1の
実施例に係るモータドライブ回路の構成が示され、図2
〜図4にはそれぞれ第2〜第4の実施例に係るモータド
ライブ回路の構成が示されている。
【0033】<第1の実施例>図1に示された第1の実
施例のモータドライブ回路は、ロータに永久磁石を用い
た小形ブラシレスの三相駆動型モータMをドライブする
ものであり、集積化した回路ICと、集積回路ICに外
付けされた抵抗値がR1の第1の抵抗21及び抵抗値が
R2の第2の抵抗22と、回転制御(サーボ)用の出力
電圧VS が可変の駆動電圧源30と、補償回路60から
なる。そして、前述の如く集積回路ICにはトランジス
タ回路を構成する6個のNPN形出力トランジスタ1〜
6と、相切り替え基本信号生成回路7と、三相波形生成
回路8と、ベース電流調整回路9と、位置検出回路10
が含まれている。また、補償回路60はロー(Lo)リ
ミッタ回路55とカレントミラー回路58と、所定値設
定回路70からなる。モータMにはステータコイルとし
て、U相コイルL1,V相コイルL2及びW相コイルL
3があり、これらはY結線されている。
【0034】集積回路ICの端子11〜17のうち、U
相端子11にモータMのU相コイルL1が、V相端子1
2にV相コイルL2が、W相端子13にW相コイルL3
がそれぞれ接続される。駆動電源用端子14とアース間
には、回転制御用に駆動電圧源30が接続され、この駆
動電圧源30からその電圧VS に応じてモータ駆動電流
が供給される。モータ駆動電流検出用端子15とアース
間には外部抵抗21が接続され、この抵抗21によって
モータ駆動電流が検出される。ベース電流調整用端子1
6とアース間には外部抵抗22が接続され、モータ駆動
電流検出用抵抗21との比R1/R2に応じて、後述の
如く各出力トランジスタ1〜6のベース電流がモータ駆
動電流に追従して変化する。端子17を通して位置検出
回路10にモータMからの位置情報信号20が供給さ
れ、同回路10からロータ回転位置の検出信号10Aが
出力される。
【0035】補償回路60は3つのNPN形トランジス
タ51〜53と、2つのPNP形トランジスタ56〜5
7と、定電流源61と、1つのPNP形トランジスタ6
2からなる。3つのNPN形トランジスタ51〜53は
Lo(ロー)リミッタ回路55を構成するものであり、
コレクタどうしが互いに接続されており、これらのコレ
クタはダイオード接続されたPNP形トランジスタ56
のコレクタに共通に接続されている。また、ベースどう
しも互いに接続されており、所定値設定回路66のトラ
ンジスタ62のエミッタに共通に接続されている。但
し、これら3つのトランジスタ51〜53のエミッタは
それぞれ独立にU相端子11、V相端子12、W相端子
13に接続されている。他の1つのPNP形トランジス
タ57は先のダイオード接続されたトランジスタ56と
でカレントミラー回路58を構成するものであり、同ト
ランジスタ57のコレクタはベース電流調整用端子16
に接続され、また両トランジスタ56,57のベースは
互いに接続され、エミッタは適宜な電圧源VCCに接続さ
れている。
【0036】所定値設定回路66は定電流源61と、エ
ミッタフォロワーのバッファ回路を構成するPNP形ト
ランジスタ62とからなる。このトランジスタ62のベ
ースはモータ駆動電流検出用端子15に接続され、コレ
クタはアースに接続され、エミッタは定電流源61を介
して適宜な電圧源VCCに接続されている。従って、モー
タ駆動電流の増大に伴って抵抗21の電圧が上昇するの
でトランジスタ62のベース電位が上昇し、エミッタ電
位が上昇する。つまり、モータ駆動電流の増減に応じて
Loリミッタ回路55の各トランジスタ51〜53のベ
ース電位VL が増減する。この場合、Loリミッタ回路
55の各トランジスタ51〜53とバッファ回路を構成
するトランジスタ62とが一方がNPN形で他方がPN
P形という如く互いに逆のタイプとしたことにより、温
度特性による悪影響を受けないリミッタ動作を行うこと
ができる。なお、定電流源61の代りに、抵抗(図示せ
ず)を用い、この抵抗を電圧源V CCとトランジスタ62
のエミッタ間に接続することにより、同トランジスタ6
2に近似的に一定電流を流すようにしても良い。
【0037】集積回路IC内では、駆動電源用端子14
にモータ駆動電流吐き出し用の3個の出力トランジスタ
1〜3のコレクタが共通に接続され、各ベースは独立し
て三相波形生成回路8に接続されている。また、モータ
駆動電流検出用端子15に他の3個のモータ駆動電流吸
い込み用出力トランジスタ4〜6のエミッタが共通に接
続され、各ベースは独立して三相波形生成回路8に接続
されている。更に、U相端子11に出力トランジスタ1
のエミッタと出力トランジスタ4のコレクタが共通に、
V相端子12に出力トランジスタ2のエミッタと出力ト
ランジスタ5のコレクタが共通に、W相端子13に出力
トランジスタ3のエミッタと出力トランジスタ6のコレ
クタが共通にそれぞれ接続されている。従って、例えば
電流吐き出し用と電流吸い込み用の2つの出力トランジ
スタ1と5がオンすれば、U相コイルL1とV相コイル
L2にモータ駆動電流が流れ、その波形が抵抗21によ
って検出される。なおモータ駆動電流は、出力トランジ
スタ1,5が飽和するので、基本的には駆動電圧源30
の電圧VS に依存して決まると言い得る。またモータ駆
動電流検出用端子15とベース電流調整用端子16にベ
ース電流調整回路9の入力端と出力端がそれぞれ接続さ
れ、位置検出回路10の出力端が相切り替え基本信号生
成回路7の入力端に接続されている。
【0038】相切り替え基本信号生成回路7は、位置検
出回路10から与えられるロータ回転位置検出信号10
Aを用いて、相切り替え基本信号7Aを生成し三相波形
生成回路8に与える。三相波形生成回路8は前記トラン
ジスタ回路を駆動するものであり、ベース電流調整回路
9からの電流9Aを相切り替え基本信号7Aに基づいて
分配することにより、電流吐き出し用出力トランジスタ
1〜3に流す三相波形のベース電流8A−1〜8A−3
を生成し、同じくベース電流調整回路9からの電流9B
を相切り替え基本信号7Aに基づいて配分することによ
り、電流吸い込み用出力トランジスタ4〜6に与える三
相波形のベース電流8B−4〜8B−6を生成する。
【0039】ベース電流調整回路9は駆動電圧源30の
電圧VS の増減によるモータ駆動電流の増減に対し、三
相波形生成回路8が出力トランジスタをオン(飽和)さ
せる範囲でベース電流を増減して流すように同回路8に
電流9A及び9Bを与えるものである。例えば、モータ
起動時など大きなパワーが必要な場合にはモータ駆動電
流に応じてベース電流を増加させるように電流値を大き
くし、定常回転時など比較的モータ駆動電流が少なくて
済む場合にはベース電流も減らすように電流値を小さく
する。
【0040】具体的には、ベース電流調整回路9では、
モータ駆動電流が流れる外部抵抗21と同じ電圧降下が
生じるように外部抵抗22に電流を流し、この外部抵抗
22に流れる電流に比例した大きさの電流9A及び9B
を三相波形生成回路(トランジスタ駆動回路)8に与え
る。これにより、ベース電流のモータ駆動電流に対する
比はR1/R2となる。基本的にはこれら抵抗値R1,
R2は任意に設定できる。
【0041】<第1の実施例の動作説明>モータを三相
で駆動する場合、前述の如くモータの回転に合わせて相
を切り替える必要があり、例えば図6の如くU相に対し
てV相とW相が一部重ね合わさりながら切り替わる。
U,V及びW各相において、端子電圧がHIレベルの部
分が出力トランジスタがモータ駆動電流を吐き出してい
る区間であり、LOレベルの部分が出力トランジスタが
モータ駆動電流を吸い込んでいる区間であり、中間レベ
ルの部分が出力トランジスタが非導通の区間である。
今、U相のモータ駆動電流波形(図6(d))に着目す
ると、前述の如く図6(b)の斜線部分40の如くV相
とW相の端子電圧波形の重なりの影響により、U相のモ
ータ駆動電流波形に突起状部41が生じ、瞬間的に余分
な電流が流れる。そして、この瞬間的に流れる電流に伴
って、駆動電圧VS 波形、端子電圧波形、ベース電流制
御用のR2電圧波形にもそれぞれ突起状または凹状部4
2〜46が生じる。突起状部41の大きさは各相の重な
り具合に応じて変化するが、あまり大きすぎると電磁音
発生の原因となり、逆に小さすぎるとモータが円滑に回
転できなくなる。そこで、補償回路60が突起状部41
を抑制して、電磁音を低減する。
【0042】上記補償回路60による突起状部41の抑
制作用は次の通りである。 電流吸い込み側の出力トランジスタのオンによりい
ずれかの相の端子電圧が所定値VL −VBE(VBEはトラ
ンジスタ51〜53のベース−エミッタ間電圧)より低
くなると、端子電圧の低さに応じた値のコレクタ電流が
Loリミッタ回路55のうちの対応する相のトランジス
タに流れる。また、この時、図9(a)に破線で示すよ
うに、端子電圧の最低レベルをVL −VBEに制限する。 この場合、Loリミッタ回路55の各トランジスタ
51〜53のベース電位VL が所定値設定回路66の作
用によりモータ駆動電流の増減に応じて増減するので、
モータ駆動電流が増大して各相の端子電圧の最低レベル
が上昇しても、Loリミッタ回路55の所定値VL −V
BEより大きくならないように調整することができ、常に
Loリミッタ回路55が機能することになる。 このように各相端子電圧の最低レベルを持ち上げる
ことは、等価的に出力トランジスタの飽和電圧を増加さ
せたことになるから、ベース電流の平均値を小さくする
方向に作用し、特性曲線は図10中のIB ′で示したも
のとなる。なお、補償回路60の有無にかかわらず、必
要なモータ駆動電流は同一である。 一方、Loリミッタ回路55のコレクタ電流はカレ
ントミラー回路58のダイオード接続したトランジスタ
56に流れるから、これと同じ大きさの電流がトランジ
スタ57よりベース電流調整用外部抵抗22にフィード
バックして流される。 この電流フィードバックにより、図9(b)に破線
で示したようにR2電圧波形の突起状部46以外の部分
のレベルが上昇し、通常時と相切り替わり時との間で、
出力トランジスタに供給するベース電流の差が少なくな
る。 このように、ベース電流に差が殆どないことによ
り、図10に示したように、相切り替わり時には出力ト
ランジスタの飽和電圧が大きくなる。この飽和電圧はそ
の時流れるモータ駆動電流との兼ね合いで定まる。 上述したにおける出力トランジスタの飽和電圧の
増加及びベース電流平均値の低下、並びににおける出
力トランジスタの飽和電圧の増加により、相切り替わり
時のモータ駆動電流の急激な増加が抑制される。
【0043】以上のことは先に式(4)〜(6)で説明
した通りである。即ち、通常時は式(4)が成立し、相
切り替わり時には式(5)が成立する。そこで、近似的
にR≫R1,VSATO≒VSATI≒VSAT ′とおくと、電圧
S が一定であれば、IC ′は式(6)で与えられるこ
とになり、VSAT ′>VSAT であるから、その第2項の
作用により、補償回路60を付加した場合は、相切り替
わり時のモータ駆動電流IC ′は付加しない従来例に比
べて、IC ×1.3よりも小さくなる。つまり、2つの
外部抵抗21,22に生じる電圧波形は同じであること
から、図9(b)の破線の如くR2電圧波形の突起状部
46が小さくなることにより、モータ駆動電流に生じる
突起状部41も小さくなる。
【0044】<第2の実施例>図2に示された第2の実
施例のモータドライブ回路は、第1の実施例(図1)に
対し、所定値設定回路66中の定電流源61とバッファ
回路を構成するトランジスタ62のエミッタとの間に手
動式可変抵抗器63を直列に接続し、同トランジスタ6
2と可変抵抗器63の直列回路に生じる電圧をLoリミ
ッタ回路55のトランジスタ51〜53のベースに印加
するようにしたものである。これにより、可変抵抗器6
3の抵抗値R3を手動で変化させることによりベース電
位VL が変化するので、Loリミッタ回路55の所定値
L −VBEを自由に調整することができる。
【0045】<第3の実施例>図3に示された第3の実
施例のモータドライブ回路は、第2の実施例(図2)に
対し、所定値設定回路66中のバッファ回路を構成する
トランジスタ62のベースとモータ駆動電流検出用端子
15との間にオペアンプを用いたゲイン1のバッファア
ンプ64を設け、モータ駆動電流検出用抵抗21に生じ
る電圧をバッファアンプ64の高い入力インピーダンス
で受けて同アンプ64の出力をトランジスタ62のベー
スに印加するようにしたものである。このように高い入
力インピーダンスのアンプで抵抗21に生じる電圧を受
けることにより、図1または図2の場合にはモータ駆動
電流の一部がトランジスタ62のベースに分流するため
同電流の検出に少し誤差が生じ、従ってベース電流調整
回路9の動作にも少し誤差が生じるところであったが、
このような誤差がなくなる。なお、第3の実施例(図
3)と同様、第1の実施例(図1)に対して端子15と
トランジスタ62のベースとの間にバッファアンプを設
けても良い。
【0046】<第4の実施例>図4に示された第4の実
施例のモータドライブ回路は、第3の実施例(図3)に
対し、所定値設定回路66中のバッファアンプ64の出
力とバッファ回路を構成するトランジスタ62のベース
との間にノイズ除去用にフィルタ65を設けたものであ
り、その理由は次の通りである。
【0047】モータ駆動電流検出用端子15において抵
抗21により生じる電圧の波形は前述の如くリップルを
含んでおり、安定した電圧ではない。そのため、リップ
ルを含んだままだとLoリミッタ回路55の所定値にも
リップルが含まれることになり好ましくない。そこでフ
ィルタ65によりリップルを除去する。
【0048】図4ではフィルタ65としてRCローパス
フィルタを用い、時定数をリップル周波数より大きく設
定している。しかし、リップルを除去できるものであれ
ばバンドパスフィルタでも良く、あるいはRCフィルタ
以外の他の任意構成のフィルタでも良い。なお、第4の
実施例(図4)と同様、第1の実施例(図1)あるいは
第2の実施例(図2)に対しても、端子15とトランジ
スタ62のベースとの間にフィルタを設けてリップル除
去を行っても良い。
【0049】上記各実施例におけるトランジスタ1〜
6,51〜53,56〜57及び62はそれぞれ図示し
たようにNPN形またはPNP形のものであるが、これ
には限定されず、回路構成に応じて適宜なものを使うこ
とができる。
【0050】
【発明の効果】第1の発明のモータドライブ回路によれ
ば、モータ駆動電流が増大してトランジスタ回路の端子
電圧の最低レベルが上昇しても、ローリミッタ回路の所
定値も上昇し、常にローリミッタ回路が機能する。従っ
て、モータ駆動電流の増減にかかわらず、電磁音を抑制
することができる。
【0051】また、第2の発明によれば、モータ駆動電
流に比例して自動的に所定値が増減する。また、第3の
発明によれば、可変抵抗器を手動調整することにより、
所定値を自由に設定することができる。また、第4の発
明によれば、バッファ回路には第1の抵抗からモータ駆
動電流が殆ど分流しないので、ベース電流調整回路に殆
ど誤差が生じない。更に、第5の発明によれば、ノイズ
成分が除去されるので、所定値が安定化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のモータドライブ回路を
示す構成図。
【図2】第2の実施例のモータドライブ回路を示す構成
図。
【図3】第3の実施例のモータドライブ回路を示す構成
図。
【図4】第4の実施例のモータドライブ回路を示す構成
図。
【図5】第1従来例のモータドライブ回路を示す構成
図。
【図6】図5の回路各部の信号波形を示す図。
【図7】図5の回路におけるモータ駆動電流と出力トラ
ンジスタのコレクタ−エミッタ間電圧とベース電流の関
係を示す図。
【図8】第2従来例のモータドライブ回路を示す構成
図。
【図9】図8の回路における突起状部を抑制する作用の
説明図。
【図10】図8の回路におけるモータ駆動電流と出力ト
ランジスタのコレクタ−エミッタ間電圧とベース電流と
の関係を示す図。
【符号の説明】
M 三相モータ L1〜L3 コイル VS 駆動電圧 IC 集積回路 1〜3 電流吐き出し側出力トランジスタ 4〜6 電流吸い込み側出力トランジスタ 7 相切り替え基本信号生成回路 8 三相波形発生回路(トランジスタ駆動回路) 9 ベース電流調整回路 10 位置検出回路 11 U相端子 12 V相端子 13 W相端子 14〜17 端子 20 位置情報信号 21 モータ駆動電流検出用抵抗(第1の抵抗:R1) 22 ベース電流調整用抵抗(第2の抵抗:R2) 30 駆動電圧源 40 相切り替わり部分 41〜46 突起状(または凹状)部 51〜53 ローリミッタ回路用トランジスタ 55 ローリミッタ回路(Loリミッタ回路) 56,57 カレントミラー回路用トランジスタ 58 カレントミラー回路 60 補償回路 61 定電流源 62 バッファ回路を構成するトランジスタ 63 手動式可変抵抗器 64 バッファアンプ 65 フィルタ 66 所定値設定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02P 6/02 371 P

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの駆動電流を供給する駆動電圧源
    と;モータに流れる駆動電流を検出する第1の抵抗と;
    電流吐き出し側トランジスタ,電流吸い込み側トランジ
    スタ及びモータに接続される端子を有し、前記駆動電圧
    源と第1の抵抗との間でモータに通電するトランジスタ
    回路と;第2の抵抗と;第1の抵抗の両端に生じる電圧
    と同じ電圧が第2の抵抗に生じるように第2の抵抗に電
    流を流し、この電流に比例した大きさの電流を出力する
    ベース電流調整回路と;モータの回転位置の検出信号に
    より相切り替えの基本信号を生成する相切り替え基本信
    号生成回路と;この相切り替え基本信号生成回路の相切
    り替え基本信号及び前記ベース電流調整回路の出力電流
    に基づき前記トランジスタ回路のトランジスタにベース
    電流を供給するトランジスタ駆動回路と;前記トランジ
    スタ回路の端子に現われる電圧を所定値と比較し、所定
    値以下の場合に所定値に制限すると共に所定値との差に
    応じた電流を流すローリミッタ回路と;ローリミッタ回
    路で検出した電流に比例した大きさの電流を前記第2の
    抵抗に流すカレントミラー回路とを具備するモータドラ
    イブ回路において:前記所定値を前記モータ駆動電流の
    増減に応じて増減する所定値設定回路を具備することを
    特徴とするモータドライブ回路。
  2. 【請求項2】 前記所定値設定回路は、前記第1の抵抗
    の両端に生じる電圧を入力信号とし、一定電流を流す定
    電流源または抵抗と、トランジスタで構成されるバッフ
    ァ回路とを含み、このバッファ回路から出力される電圧
    により前記所定値を設定するものであることを特徴とす
    る請求項1記載のモータドライブ回路。
  3. 【請求項3】 前記所定値設定回路は、前記バッファ回
    路内において前記トランジスタのエミッタと一定電流を
    流す定電流源または抵抗との間に直列に接続した手動式
    可変抵抗器を有し、同可変抵抗器と前記一定電流を流す
    定電流源または抵抗との間に生じる電圧により前記所定
    値を設定するものであることを特徴とする請求項2記載
    のモータドライブ回路。
  4. 【請求項4】 前記所定値設定回路は、前記第1の抵抗
    の両端に生じる電圧を高い入力インピーダンスで増幅す
    るアンプを有し、このアンプの出力を前記バッファ回路
    の入力信号とするものであることを特徴とする請求項2
    ないし3記載のモータドライブ回路。
  5. 【請求項5】 前記所定値設定回路は、前記バッファ回
    路への入力信号からノイズ成分を除去するフィルタを有
    することを特徴とする請求項2ないし4記載のモータド
    ライブ回路。
JP6080032A 1994-04-19 1994-04-19 モータドライブ回路 Withdrawn JPH07298672A (ja)

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