JPH07298660A - 同期電動機の駆動方法及び駆動装置 - Google Patents

同期電動機の駆動方法及び駆動装置

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JPH07298660A
JPH07298660A JP6080797A JP8079794A JPH07298660A JP H07298660 A JPH07298660 A JP H07298660A JP 6080797 A JP6080797 A JP 6080797A JP 8079794 A JP8079794 A JP 8079794A JP H07298660 A JPH07298660 A JP H07298660A
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JP
Japan
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setter
synchronous motor
output
synchronous
voltage
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JP6080797A
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English (en)
Inventor
Arata Sakuma
新 佐久間
Masahiro Kino
政宏 喜納
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】インバータにより誘導電動機として始動する同
期電動機の同期引入れさせて駆動するのに好適な駆動方
法および駆動装置を提供する。 【構成】駆動装置2には、第1設定器11と、第2設定
器12と、第3設定器13と、選択回路14と、ソフト
スタートと、第1変化率指令器16と、第2変化率指令
器17と、第3変化率指令器18と、第1タイマ19
と、第2タイマ20と、インバータ30とを備え、同期
電動機3を第1設定器11の設定値で始動させ、第2設
定器12の設定値に徐々に減少させることにより同期引
入れをさせて、その後、徐々に第3設定器13の設定値
まで加速させて、所望の回転速度を得る構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、同期電動機をインバ
ータにより誘導電動機として始動する同期電動機の駆動
方法および駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の同期電動機の駆動方法および駆動
装置は、同期電動機をインバータにより誘導電動機とし
て始動する際に前記同期電動機の定格電圧(v)、定格
周波数(f)から決まるv/f比の運転電圧,運転周波
数の交流をインバータより前記同期電動機に給電して
(以下、直入れ方法と称する)始動し、前記同期電動機
の同期引き入れを行っていた。
【0003】または、同期電動機をインバータにより誘
導電動機として始動する際に前記同期電動機の定格電
圧、定格周波数から決まるv/f比より大きくした始動
電圧,始動周波数の交流を前記インバータより前記同期
電動機に給電し(以下、電圧強め方法と称する)、前記
同期電動機に流れる電流を増加させることにより前記同
期電動機の出力トルクを増加させて始動し、前記同期電
動機を同期引き入れを行い、その後、電圧強め方法のま
まで運転電圧,運転周波数までインバータにより前記同
期電動機を加速させ、供用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記直入れ方法では、
特に、はずみ車効果(GD2 )が大きい負荷を駆動する
出力の大きい同期電動機では、誘導電動機として始動し
たときに過大な電流がインバータより流れ、インバータ
が過電流で非常停止をしてしまい、前記同期電動機の同
期引き入れどころか始動も確実に行われないという問題
がある。
【0005】また、電圧強め方法では同期電動機の同期
引き入れが確実に行われるが、同期引き入れ後の定常運
転時にも同期電動機に対して電流を増加させるので、前
記同期電動機が過熱するという問題があり、電流を増加
させるためにインバータの容量を大きくせねばならず駆
動装置の経済性を損う要因となっていた。この発明の課
題は、上述の問題点を解消する同期電動機の駆動方法お
よび駆動装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】インバータより同期電動
機に対して交流電力を供給することにより該同期電動機
を駆動する同期電動機の駆動方法において、この第1の
発明では、インバータが同期電動機の始動電圧,始動周
波数の交流を給電することによって該同期電動機を誘導
電動機として始動し、インバータの出力を、前記始動電
圧,始動周波数より低い値の同期引き入れ電圧,同期引
き入れ周波数まで徐々に低下させ、インバータの出力
を、同期引き入れ電圧,同期引き入れ周波数のまま予め
定めた時間継続させることによって前記同期電動機の同
期引き入れを行い、同期引き入れ後、インバータの出力
を同期電動機の運転電圧,運転周波数まで徐々に上昇さ
せる同期電動機の駆動方法を備える。
【0007】また第2の発明では、インバータが同期電
動機の始動電圧,始動周波数の交流を給電することによ
って該同期電動機を誘導電動機として始動し、インバー
タの出力を、前記始動電圧,始動周波数より低い値の同
期引き入れ電圧,同期引き入れ周波数まで徐々に低下さ
せ、インバータの出力を、同期引き入れ電圧,同期引き
入れ周波数のまま、電動機電流が予め定めた値を下回る
まで継続させることによって前記同期電動機の同期引き
入れを行い、同期引き入れ後、インバータの出力を同期
電動機の運転電圧,運転周波数まで徐々に上昇させる同
期電動機の駆動方法を備える。
【0008】さらに、インバータより同期電動機に対し
て交流電力を供給することにより該同期電動機を駆動す
る同期電動機の駆動装置において、この第3の発明で
は、同期電動機の始動電圧,始動周波数を設定する第1
設定器と、前記第1設定器に設定した始動電圧,始動周
波数より低い値の同期引き入れ電圧,同期引き入れ周波
数を設定する第2設定器と、同期電動機の運転電圧,運
転周波数を設定する第3設定器と、第1,第2,第3設
定器の出力を入力とし、このうちの1つを選択して出力
する選択回路と、選択回路の出力の変化を緩慢な変化に
して出力するソフトスタート回路と、選択回路によって
第1設定器が選択されたときの前記ソフトスタート回路
の変化率を指令する第1変化率指令器と、選択回路によ
って第2設定器が選択されたときの前記ソフトスタート
回路の変化率を指令する第2変化率指令器と、選択回路
によって第3設定器が選択されたときの前記ソフトスタ
ート回路の変化率を指令する第3変化率指令器と、第1
設定器の選択継続時間を定める第1タイマと、第2設定
器の選択継続時間を定める第2タイマとを備え、前記選
択回路は、前記同期電動機の運転開始から第1タイマに
定めた時間は、第1設定器出力を選択し、第1変化率指
令器が指令する変化率で第1設定器に設定した始動電
圧,始動周波数までインバータ出力を上昇させ、第1タ
イマが定めた時間の経過後、第2タイマが定めた時間
は、第2設定器出力を選択し、始動電圧,始動周波数か
ら第2変化率指令器が指令する変化率で第2設定器に設
定した同期引き入れ電圧,同期引き入れ周波数までイン
バータ出力を低下させて同期引き入れを行い、第2タイ
マに定めた時間の経過後は、第3設定器出力を選択し、
第3変化率指令器が指令する変化率で第3設定器に設定
した運転電圧,運転周波数までインバータ出力を上昇さ
せる。
【0009】また、第4の発明では、同期電動機の始動
電圧,始動周波数を設定する第1設定器と、前記第1設
定器に設定した始動電圧,始動周波数より低い値の同期
引き入れ電圧,同期引き入れ周波数を設定する第2設定
器と、同期電動機の運転電圧,運転周波数を設定する第
3設定器と、第1,第2,第3設定器の出力を入力と
し、このうちの1つを選択して出力する選択回路と、選
択回路の出力の変化を緩慢な変化にして出力するソフト
スタート回路と、選択回路によって第1設定器が選択さ
れたときの前記ソフトスタート回路の変化率を指令する
第1変化率指令器と、選択回路によって第2設定器が選
択されたときの前記ソフトスタート回路の変化率を指令
する第2変化率指令器と、選択回路によって第3設定器
が選択されたときの前記ソフトスタート回路の変化率を
指令する第3変化率指令器と、第1設定器の選択継続時
間を定める第1タイマと、第2設定器の選択継続時間を
定める第3タイマと、インバータの出力電流を検出する
電流検出器と、前記電流検出器の検出値と予め定めた電
流設定値とを比較する比較器と、前記比較器による比較
の結果、出力電流の検出値が電流設定値を下回った場合
に前記選択回路へ選択信号を出力する選択信号発生回路
とを備え、前記選択回路は、前記同期電動機の運転開始
から第1タイマに定めた時間は、第1設定器出力を選択
し、第1変化率指令器が指令する変化率で第1設定器に
設定した始動電圧,始動周波数までインバータ出力を上
昇させ、第1タイマが定めた時間の経過後、第3タイマ
が定めた時間が経過し、前記選択信号が出力されるまで
の期間は、第2設定器出力を選択し、始動電圧,始動周
波数から第2変化率指令器が指令する変化率で第2設定
器に設定した同期引き入れ電圧,同期引き入れ周波数ま
でインバータ出力を低下させて同期引き入れを行い、第
3タイマに定めた時間の経過後、前記選択信号発生回路
より選択信号が出力されると第3設定器出力を選択し、
第3変化率指令器が指令する変化率で第3設定器に設定
した運転電圧,運転周波数までインバータ出力を上昇さ
せる。
【0010】
【作用】同期電動機を誘導電動機として始動し、滑りs
で回転している状態からの同期引き入れが可能な条件
は、式(1)で表される。
【0011】
【数1】
【0012】ここで、sは同期引き入れ可能な滑り、N
は電動機の定格速度〔min-1〕、GD2 は電動機を含
む負荷のはずみ車効果〔kg・m2 〕、Pm は同期化出
力〔kW〕、fは電源(インバータ)の出力周波数〔H
z〕である。この発明は、インバータより同期電動機に
給電している場合において、式(1)右辺のfが任意に
変えられることに着目し、図5に示すように、前記イン
バータは前記同期電動機に対し、まず第1設定器で設定
された始動周波数(f1 )の交流を与えて給電を開始
し、前記同期電動機が誘導電動機として始動した後(時
刻t1 )、前記インバータの周波数を第2設定器で設定
された同期引き入れ周波数(f2 、f1 >f2 )まで徐
々に低下させ(時刻t2 )、前記第2設定器の設定した
同期引き入れ周波数(f2 )のまま予め定めた時間(t
3 −t2 )継続して前記同期電動機に給電し、式(1)
の右辺の値を大きくして前記同期電動機の同期引き入れ
を確実に行う。また、前記インバータの出力を第3設定
器の設定した運転周波数(f0 、f0 >f1 ,f2 )ま
で(時刻t4 )、前記同期電動機が脱調しないように、
徐々に増加させ、運転周波数まで加速する。
【0013】
【実施例】図1は、この発明の第1の実施例を示す同期
電動機の駆動装置のブロック図である。図1において、
同期電動機3は、商用電源1から駆動装置2を介して供
給される交流電力によって駆動され、駆動装置2は、同
期電動機3の始動電圧,始動周波数(v1 ,f1 )を設
定する第1設定器11と、前記始動電圧,始動周波数よ
り低い値の同期引き入れ電圧,同期引き入れ周波数(v
2 ,f2 )を設定する第2設定器12と、同期電動機3
の運転電圧,運転周波数(v0 ,f0 )を設定する第3
設定器13と、第1設定器11の出力と第2設定器12
の出力と第3設定器13の出力とが入力され、それぞれ
の出力から1つを選択して出力する選択回路14と、選
択回路14の出力の変化を緩慢な変化にして出力するソ
フトスタート回路15と、ソフトスタート回路15の前
記変化の時間当たりの変化率を指令し、同期電動機3
を、外部よりの駆動指令4により始動させるために第1
設定器11の出力が選択回路14により選択された時に
作動する第1変化率指令器16と、ソフトスタート回路
15の前記変化の時間当たりの変化率を指令し、第1設
定器11の出力から第2設定器12の出力に選択回路1
4の出力が選択された時に作動する第2変化率指令器1
7と、ソフトスタート回路15の前記変化の時間当たり
の変化率を指令し、第2設定器12の出力から第3設定
器13の出力に選択回路14の出力が選択された時に作
動する第3変化率指令器18と、第1設定器11の出力
が、駆動指令4が指令して、選択回路14により選択さ
れた後、第2設定器12に選択回路14の出力が選択さ
れるまでの時間(T1 )を設定,計測する第1タイマ1
9と、第1設定器11の出力が選択回路14により選択
された後、第2設定器12の出力に選択回路14の出力
が選択され、さらに、主設定器13の出力に選択回路1
4の出力が選択されるまでの時間(T2 )を設定,計測
する第2タイマ20と、ソフトスタート回路15の出力
により動作するインバータ30とから構成されている。
【0014】図1の動作を、図2に示すタイムチャート
を参照しつつ、以下に説明する。図2において、駆動指
令4が入力されると(図2(イ))、選択回路14によ
り第1設定器11と第1変化率指令器16が選択され
(図2(ニ),(ホ))、ソフトスタート回路15の入
力には第1設定器11の出力値(v1 ,f1 )が入力さ
れ(図2(ヘ))、ソフトスタート回路15の出力は第
1変化率指令器16の変化率で上昇し(図2(ト))、
1 ,f1 に達する。図2(ト)で示す設定値がインバ
ータ30に入力されて、同期電動機3は誘導電動機とし
て始動し(図2(チ))、駆動指令4により計測を開始
した第1タイマ19がタイムアップ(T1 後)すると
(図2(ロ))、選択回路14により第2設定器12と
第2変化率指令器17が選択され(図2(ニ),
(ホ))、ソフトスタート回路15の入力には第1設定
器12の出力値(v2 ,f2 )が入力され(図2
(ヘ))、ソフトスタート回路15の出力は第1変化率
指令器17の変化率で下降し(図2(ト))、v2 ,f
2 に達する。図2(ト)で示す設定値がインバータ30
に入力されて、同期電動機3の同期引き入れが行われ
る。駆動指令4により計測を開始した第2タイマ20が
タイムアップ(T2 後)すると(図2(ハ))、選択回
路14により第3設定器13と第3変化率指令器18が
選択され(図2(ニ),(ホ))、ソフトスタート回路
15の入力には第3設定器13の出力値(v0 ,f0
が入力され(図2(ヘ))、ソフトスタート回路15の
出力は第2増加率指令器18の変化率で上昇し(図2
(ト))、v0 ,f0 に達すると、同期電動機5は所定
の回転速度になる(図2(チ))。
【0015】図3は、この発明の第2の実施例を示す同
期電動機の駆動装置のブロック図である。図3において
は、同期電動機3は図1と同様に、商用電源1から駆動
装置5を介して供給される交流電力によって駆動され
る。また、駆動装置5は、同期電動機3の始動電圧,始
動周波数(v1 ,f1 )を設定する第1設定器11と、
前記始動電圧,始動周波数より低い同期引き入れ電圧,
同期引き入れ周波数(v2 ,f2 )を設定する第2設定
器12と、電動機3の運転電圧,運転周波数(v0 ,f
0 )を設定する第3設定器13と、第1設定器11の出
力と第2設定器12の出力と第3設定器13の出力とが
入力され、それぞれの出力から1つを選択して出力する
選択回路21と、選択回路21の出力の変化を緩慢な変
化にして出力するソフトスタート回路15と、ソフトス
タート回路15の前記変化の時間当たりの変化率を指令
し、同期電動機3を、外部よりの駆動指令4により始動
させるために第1設定器11の出力が選択回路21によ
り選択された時に作動する第1変化率指令器16と、ソ
フトスタート回路15の前記変化の時間当たりの変化率
を指令し、第1設定器11から第2設定器12の出力に
選択回路21の出力が選択された時に作動する第2変化
率指令器17と、ソフトスタート回路15の前記変化の
時間当たりの変化率を指令し、第2設定器12の出力か
ら第3設定器13の出力に選択回路21の出力が選択さ
れた時に作動する第3変化率指令器18と、第1設定器
11の出力が選択回路21により選択された後、第2設
定器12に選択回路21の出力が選択されるまでの時間
(T1 )を設定,計測する第1タイマ19と、第2設定
器12の出力が選択回路21により選択された後、予め
定めた時間(T3 )を設定,計測する第3タイマ22
と、インバータ30の出力電流を検出する電流検出器3
1と、電流検出器31の出力値が予め設定した設定値以
下になったことを検知する比較器23と、第3タイマ2
2がタイムアップした後(T3 後)、比較器23が動作
した時に第2設定器12の出力から第3設定器13の出
力に選択回路21の出力が選択されるように動作する選
択信号発生回路24と、ソフトスタート回路15の出力
により動作するインバータ30とから構成されている。
【0016】図3の動作を、図4に示すタイムチャート
を参照しつつ、以下に説明する。図4において、駆動指
令4が入力されると(図4(イ))、選択回路21によ
り第1設定器11と第1変化率指令器16が選択され
(図4(ニ),(ホ))、ソフトスタート回路15の入
力には第1設定器11の出力値(v1 ,f1 )が入力さ
れ(図4(ヘ))、ソフトスタート回路15の出力は第
1変化率指令器16の変化率で上昇し(図4(ト))、
1 ,f1 に達する。図4(ト)で示す設定値がインバ
ータ30に入力されて、同期電動機3は誘導電動機とし
て始動し(図4(チ))、駆動指令4により計測を開始
した第1タイマ19がタイムアップ(T1 後)すると
(図4(ロ))、選択回路14により第2設定器12と
第2変化率指令器17が選択され(図4(ニ),
(ホ))、ソフトスタート回路15の入力には第1設定
器12の出力値(v2 ,f2 )が入力され(図4
(ヘ))、ソフトスタート回路15の出力は第3変化率
指令器17の変化率で下降し(図4(ト))、v2 ,f
2 に達する。図4(ト)で示す設定値がインバータ30
に入力されて、同期電動機3の同期引き入れが行われ
る。第1タイマ19がタイムアップ(T1 後)すること
により計測を開始した第3タイマ22がタイムアップ
(T3後)して(図4(ハ))、電流検出器31の出力
値が、同期電動機3の同期引き入れが行われたことによ
り、予め設定した設定値以下になったことを比較器23
が検知して(図4(リ))、選択信号発生回路24が動
作して(図4(ヌ))、選択回路21により第3設定器
13と第3変化率指令器18が選択され(図4(ニ),
(ホ))、ソフトスタート回路15の入力には主設定器
13の出力値(v 0 ,f0 )が入力され(図4
(ヘ))、ソフトスタート回路15の出力は第3変化率
指令器18の変化率で上昇し(図4(ト))、v0 ,f
0 に達すると、同期電動機5は所定の回転速度になる
(図4(チ))。
【0017】上記第1,第2の実施例において、インバ
ータ30は、同期電動機3の定格電圧と定格周波数から
決まるv/f比で出力電圧と出力周波数の比率が予め設
定されている。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば、運転電圧,運転周波
数より充分に低い始動電圧,始動周波数で同期電動機の
始動を開始させることにより流れる電流が小さくなるの
で、従来の直入れ方法で問題であったインバータが過電
流で非常停止をすることもなく、始動後、前記始動電
圧,始動周波数から徐々に同期引き入れ電圧,同期引き
入れ周波数までインバータ出力を低下させて、同期引き
入れを行うことにより誘導電動機として始動した同期電
動機の同期引き入れが確実に行うことができる。また、
従来の電圧強め方法の如く、電流を増加させてトルクを
増す必要がないので、同期引き入れ後の定常運転時に
も、インバータの容量を大きくする必要は無く、駆動装
置のコストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す同期電動機の駆
動装置のブロック図
【図2】図1の動作を説明するタイムチャート
【図3】この発明の第2の実施例を示す同期電動機の駆
動装置のブロック図
【図4】図3の動作を説明するタイムチャート
【図5】この発明の動作を説明するタイムチャート
【符号の説明】
1…商用電源、2,5…駆動装置、3…同期電動機、4
…駆動指令、11…第1設定器、12…第2設定器、1
3…第3設定器、14,21…選択回路、15…ソフト
スタート回路、16…第1変化率指令器、17…第2変
化率指令器、18…第3変化率指令器、19…第1タイ
マ、20…第2タイマ、22…第3タイマ、23…比較
器、24…選択信号発生回路、30…インバータ、31
…電流検出器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インバータより同期電動機に対して交流電
    力を供給することにより該同期電動機を駆動する同期電
    動機の駆動方法において、 インバータが同期電動機の始動電圧,始動周波数の交流
    を給電することによって該同期電動機を誘導電動機とし
    て始動し、 インバータの出力を、前記始動電圧,始動周波数より低
    い値の同期引き入れ電圧,同期引き入れ周波数まで徐々
    に低下させ、 インバータの出力を、同期引き入れ電圧,同期引き入れ
    周波数のまま予め定めた時間継続させることによって前
    記同期電動機の同期引き入れを行い、 同期引き入れ後、インバータの出力を同期電動機の運転
    電圧,運転周波数まで徐々に上昇させることを特徴とす
    る同期電動機の駆動方法。
  2. 【請求項2】インバータより同期電動機に対して交流電
    力を供給することにより該同期電動機を駆動する同期電
    動機の駆動方法において、 インバータが同期電動機の始動電圧,始動周波数の交流
    を給電することによって該同期電動機を誘導電動機とし
    て始動し、 インバータの出力を、前記始動電圧,始動周波数より低
    い値の同期引き入れ電圧,同期引き入れ周波数まで徐々
    に低下させ、 インバータの出力を、同期引き入れ電圧,同期引き入れ
    周波数のまま、電動機電流が予め定めた値を下回るまで
    継続させることによって前記同期電動機の同期引き入れ
    を行い、 同期引き入れ後、インバータの出力を同期電動機の運転
    電圧,運転周波数まで徐々に上昇させることを特徴とす
    る同期電動機の駆動方法。
  3. 【請求項3】インバータより同期電動機に対して交流電
    力を供給することにより該同期電動機を駆動する同期電
    動機の駆動装置において、 同期電動機の始動電圧,始動周波数を設定する第1設定
    器と、 前記第1設定器に設定した始動電圧,始動周波数より低
    い値の同期引き入れ電圧,同期引き入れ周波数を設定す
    る第2設定器と、 同期電動機の運転電圧,運転周波数を設定する第3設定
    器と、 第1,第2,第3設定器の出力を入力とし、このうちの
    1つを選択して出力する選択回路と、 選択回路の出力の変化を緩慢な変化にして出力するソフ
    トスタート回路と、 選択回路によって第1設定器が選択されたときの前記ソ
    フトスタート回路の変化率を指令する第1変化率指令器
    と、 選択回路によって第2設定器が選択されたときの前記ソ
    フトスタート回路の変化率を指令する第2変化率指令器
    と、 選択回路によって第3設定器が選択されたときの前記ソ
    フトスタート回路の変化率を指令する第3変化率指令器
    と、 第1設定器の選択継続時間を定める第1タイマと、 第2設定器の選択継続時間を定める第2タイマとを備
    え、 前記選択回路は、 前記同期電動機の運転開始から第1タイマに定めた時間
    は、第1設定器出力を選択し、第1変化率指令器が指令
    する変化率で第1設定器に設定した始動電圧,始動周波
    数までインバータ出力を上昇させ、 第1タイマが定めた時間の経過後、第2タイマが定めた
    時間は、第2設定器出力を選択し、始動電圧,始動周波
    数から第2変化率指令器が指令する変化率で第2設定器
    に設定した同期引き入れ電圧,同期引き入れ周波数まで
    インバータ出力を低下させて同期引き入れを行い、 第2タイマに定めた時間の経過後は、第3設定器出力を
    選択し、第3変化率指令器が指令する変化率で第3設定
    器に設定した運転電圧,運転周波数までインバータ出力
    を上昇させることを特徴とする同期電動機の駆動装置。
  4. 【請求項4】インバータより同期電動機に対して交流電
    力を供給することにより該同期電動機を駆動する同期電
    動機の駆動装置において、 同期電動機の始動電圧,始動周波数を設定する第1設定
    器と、 前記第1設定器に設定した始動電圧,始動周波数より低
    い値の同期引き入れ電圧,同期引き入れ周波数を設定す
    る第2設定器と、 同期電動機の運転電圧,運転周波数を設定する第3設定
    器と、 第1,第2,第3設定器の出力を入力とし、このうちの
    1つを選択して出力する選択回路と、 選択回路の出力の変化を緩慢な変化にして出力するソフ
    トスタート回路と、 選択回路によって第1設定器が選択されたときの前記ソ
    フトスタート回路の変化率を指令する第1変化率指令器
    と、 選択回路によって第2設定器が選択されたときの前記ソ
    フトスタート回路の変化率を指令する第2変化率指令器
    と、 選択回路によって第3設定器が選択されたときの前記ソ
    フトスタート回路の変化率を指令する第3変化率指令器
    と、 第1設定器の選択継続時間を定める第1タイマと、 第2設定器の選択継続時間を定める第3タイマと、 インバータの出力電流を検出する電流検出器と、 前記電流検出器の検出値と予め定めた電流設定値とを比
    較する比較器と、 前記比較器による比較の結果、出力電流の検出値が電流
    設定値を下回った場合に前記選択回路へ選択信号を出力
    する選択信号発生回路とを備え、 前記選択回路は、 前記同期電動機の運転開始から第1タイマに定めた時間
    は、第1設定器出力を選択し、第1変化率指令器が指令
    する変化率で第1設定器に設定した始動電圧,始動周波
    数までインバータ出力を上昇させ、 第1タイマが定めた時間の経過後、第3タイマが定めた
    時間が経過し、前記選択信号が出力されるまでの期間
    は、第2設定器出力を選択し、始動電圧,始動周波数か
    ら第2変化率指令器が指令する変化率で第2設定器に設
    定した同期引き入れ電圧,同期引き入れ周波数までイン
    バータ出力を低下させて同期引き入れを行い、 第3タイマに定めた時間の経過後、前記選択信号発生回
    路より選択信号が出力されると第3設定器出力を選択
    し、第3変化率指令器が指令する変化率で第3設定器に
    設定した運転電圧,運転周波数までインバータ出力を上
    昇させることを特徴とする同期電動機の駆動装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008148546A (ja) * 2006-11-14 2008-06-26 Mitsubishi Electric Corp 同期機の制御装置及び同期機の制御方法
US8804383B2 (en) 2012-03-09 2014-08-12 Delta Electronics, Inc. Starter of grid-connected inverter and control method thereof

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