JP3667974B2 - 電動機制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商用電源により運転されている交流電動機を一旦フリーラン状態とし、このフリーラン中の交流電動機を再度運転状態とする交流電動機の引込み運転を、最短時間で確実にしかも安定に行なえるようにした電動機制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図20は、従来の電動機制御装置の構成例を示す回路図である。
【0003】
図20に示すように、電動機制御装置は、電力を配電する商用電源1と、この商用電源1からの電力を開閉する遮断器2と、商用電源1の交流電力を直流電力に変換する順変換器3と、この順変換器3により変換された直流電力を平滑する平滑回路4と、この平滑回路4により平滑された直流電力を任意の交流電力に変換し、交流電動機6に供給して駆動する逆変換器5とから、主回路が構成されている。
【0004】
一方、交流電動機6の回転速度を検出する速度検出器7と、交流電動機6の運転速度、すなわち通常運転時の逆変換器5の周波数基準を設定する設定器30と、この設定器30からの出力をオンオフ(入り切り)するスイッチ47と、このスイッチ47からの出力信号に所定の変化率を与える変化率制限器31と、交流電動機6の端子電圧を検出する電圧検出器34と、この電圧検出器34からの出力信号を直流に変換する整流回路35と、順変換器3の入力電流を検出する電流検出器32と、この電流検出器32からの出力信号を直流に変換する整流回路33と、変化率制限器31からの出力信号と整流回路35からの出力信号との差から、電流基準信号を演算し出力する電圧制御器36と、この電圧制御器36からの出力信号と整流回路33からの出力信号との差から、位相基準信号を演算し出力する電流制御器37と、この電流制御器37からの出力信号に沿って順変換器3の位相を制御する位相制御器38と、変化率制限器31からの出力信号から、逆変換器5の出力周波数を演算する周波数制御器39と、引込み運転の条件を設定する設定器40と、この設定器40からの出力信号と整流回路35からの出力信号とを比較し、整流回路35の出力信号量が設定器40の設定値よりも小さいことを検出すると出力を生じる比較器41と、引込み運転指令を与えるスイッチ42と、このスイッチ42からの出力信号と比較器41からの出力信号との論理積(AND)をとるAND回路43と、このAND回路43からの出力信号により速度検出器7からの出力信号を保持するホールド回路44と、このホールド回路44からの出力信号、すなわち引込み過渡状態時の周波数基準に、所定のバイアスを補正信号として与える設定器83と、ホールド回路44からの出力信号から設定器83により設定された補正信号を減算した信号をオンオフ(入り切り)するスイッチ48と、AND回路43からの出力信号により、上記電圧制御器36、電流制御器37、位相制御器38、周波数制御器39に、それぞれ制御開始指令を与える運転シーケンス回路45と、この運転シーケンス回路45からの出力信号の出力から所定時間経過後に信号を出力するタイマー46とから構成されている。
【0005】
以上の構成における交流電動機6の基本的な制御内容は、例えば「ニュードライブエレクトロニクス」(電気書院発行 上山直彦編著)の第4章P103〜P109に詳細説明されており、既に公知の技術であるので、ここではその説明を省略し、以下に交流電動機6の引込み制御に関する動作について説明する。
【0006】
所定回転数からフリーラン状態となった交流電動機6の速度を、速度検出器7により検出し、電圧検出信号である整流回路35からの出力レベルが、設定器40からの設定値よりも小さくなっている条件において、スイッチ42により引込み運転指令を入力すると、AND回路43からの出力信号により、ホールド回路44はその時点での速度検出器7からの出力信号を保持する。
【0007】
そして、この保持された信号は、スイッチ48を介して、周波数制御器39に入力されると共に、整流回路35からの出力信号との差が電圧制御器36に入力される。また、これと同時に、運転シーケンス回路45から、電圧制御器36、電流制御器37、位相制御器38、周波数制御器39に制御開始指令が与えられて、交流電動機6の制御が開始される。
【0008】
図21は、かかる電動機制御装置における制御開始以後の各部の信号状態を示す波形図である。
【0009】
なお、図21中、e1は交流電動機6速度、e2はホールド信号、e3は電流検出信号、e4は電圧検出信号、e5はスイマー46の設定時間、e6は補正信号をそれぞれ示している。
【0010】
すなわち、図21に示すように、制御開始直後は、フリーラン中の交流電動機6の再励磁と速度低下を停止させるため、逆変換器5の最大電流e3が流れ、これにより徐々に電圧検出信号e4も上昇方向に変化する。
【0011】
しかし、逆変換器5の出力周波数に対して、交流電動機6の速度には偏差があり、電圧検出信号e4の上昇は、交流電動機6に流れる電流量と、上記すべり量とにより決定される値に留まる。
【0012】
その後、トルクが徐々に確立して、すべりが減少する方向に移行すると、電圧検出信号e4が上昇を始め、電圧検出信号e4がホールド回路44からの出力信号であるホールド信号e2から補正信号e6を減算した信号以上になると、電圧制御器36および電流制御器37によって電流検出信号e3が急激に減少し、交流電動機6のすべりが零付近で運転される。
【0013】
以上のような動作を数回繰返すうちに、各部の信号がバランスして、交流電動機6の引込み運転が完了する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来の電動機制御装置においては、次のような問題がある。
【0015】
(a)交流電動機6の引込み運転時の電圧・周波数基準信号が、動作開始直前の交流電動機6の速度に対して、所定の補正信号が減算された値となるが、回生側から力行側に移行する時間が長くなり、運転モード切替時のすべり変化に伴なって大きな出力パワーが必要となる。
【0016】
(b)負荷の慣性力が大きいと、フリーラン中の交流電動機6の速度低下を抑えることができず、すべりが増加して交流電動機6が失速状態となり、引込みすることができない。
【0017】
(c)交流電動機6の引込み開始直後と引込み完了間際で、すべりが零付近での運転となり、力行・回生が繰り返されて、制御が不安定となる。
【0018】
本発明の目的は、フリーラン中の交流電動機の引込み運転を、最短時間で確実にしかも安定に行なうことが可能な電動機制御装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、商用電源の交流電力を直流電力に変換する順変換器と、変換された直流電力を任意の交流電力に変換し、交流電動機に供給して駆動する逆変換器と、交流電動機の速度を検出する速度検出器と、交流電動機の通常運転時の周波数基準又は引込み運転時の周波数基準を入力し、該周波数基準に応じて逆変換器の出力周波数を制御する周波数制御手段と、交流電動機に印加される電圧の検出値と設定値との差に基づく信号と速度検出器により検出された速度信号ならびに引込み指令による信号を入力し、速度検出器の出力信号を引込み過渡状態時の周波数基準として保持するホールド手段と、ホールド手段に保持された引込み過渡状態時の周波数基準から補正信号を減算した値を、周波数制御手段の引込み運転時の周波数基準として与える設定手段とを備えて構成される電動機制御装置において、
請求項1の発明では、交流電動機をフリーラン状態とした後、当該交流電動機の端子電圧が所定値以下になったタイミングで、フリーラン中の交流電動機の引込み運転を再開する際、運転再開後、交流電動機の電流検出量が所定値以下になったことを検出すると出力を生じる第1の手段と、第1の手段からの出力により、設定手段からの補正信号をオフする第2の手段と、第2の手段により補正信号がオフにされた時点から所定時間経過すると周波数制御手段に与える周波数規準を通常運転時の周波数基準に切替える第3の手段とを備えて成ることを特徴とを備える。
【0020】
従って、請求項1の発明の電動機制御装置においては、交流電動機の引込み開始時に、所定のバイアスを与えている補正信号が、速度検出器からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準から減算され、交流電動機の速度よりも低い周波数基準信号が逆変換器の周波数制御器に与えられ、この周波数基準信号にしたがった交流出力が、交流電動機に逆変換器を介して与えられる。このため、交流電動機の引込み制御開始直後は、すべりがマイナスとなって、回生運転状態となる。
【0021】
その後、交流電動機の速度が逆変換器の出力周波数に徐々に近づいてくると、逆変換器の電圧検出信号が上昇を始め、その後交流電動機の電流検出量は減少方向となり、あらかじめ設定された所定値に対して、交流電動機の電流検出量が小さくなると、第1の手段からの出力により、まず上記所定のバイアスを与えている補正信号が第2の手段によってオフ(切離)され、その後所定時間経過した時点で、逆変換器の周波数指令があらかじめ設定された通常運転時の周波数基準に、第3の手段によって切替えられる。
【0022】
これにより、速度検出器からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準に対して、所定のバイアスを与えている補正信号が減算された信号から、一旦引込み過渡状態時の周波数基準に切り替わり、すべりがプラス方向に移行することによって、それまでの回生運転から力行運転に移行する。その後、所定時間経過した時点で、逆変換器の周波数指令が通常運転時の周波数基準に切替わり、交流電動機の通常運転が行なわれる。
【0023】
以上により、本発明の電動機制御装置では、フリーラン中の交流電動機の引込み運転を、最短時間で、確実に、しかも安定に行なうことができる。
【0024】
また、請求項2の発明では、交流電動機をフリーラン状態とした後、当該交流電動機の端子電圧が所定値以下になったタイミングで、フリーラン中の交流電動機の引込み運転を再開する際、運転再開後、交流電動機の端子電圧が所定値以上になったことを検出すると出力を生じる第4の手段と、第4の手段からの出力により、設定手段からの補正信号をオフする第2の手段と、第2の手段により補正信号がオフにされた時点から所定時間経過すると周波数制御手段に与える周波数規準を通常運転時の周波数基準に切替える第3の手段とを備える。
【0025】
従って、請求項2の発明の電動機制御装置においては、交流電動機の引込み開始時に、所定のバイアスを与えている補正信号が、速度検出器からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準から減算され、交流電動機の速度よりも低い周波数基準信号が逆変換器の周波数制御器に与えられ、この周波数基準信号にしたがった交流出力が、交流電動機に逆変換器を介して与えられる。このため、交流電動機の引込み制御開始直後は、すべりがマイナスとなって、回生運転状態となる。
【0026】
その後、交流電動機の速度が逆変換器の出力周波数に徐々に近づいてくると、逆変換器の電圧検出信号が上昇を始め、その後交流電動機の端子電圧は増加方向となり、あらかじめ設定された所定値に対して、交流電動機の端子電圧が大きくなると、第4の手段からの出力により、まず上記所定のバイアスを与えている補正信号が第2の手段によってオフ(切離)され、その後所定時間経過した時点で、逆変換器の周波数指令があらかじめ設定された通常運転時の周波数基準に、第3の手段によって切替えられる。
【0027】
これにより、速度検出器からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準に対して、所定のバイアスを与えている補正信号が減算された信号から、一旦引込み過渡状態時の周波数基準に切り替わり、すべりがプラス方向に移行することによって、それまでの回生運転から力行運転に移行する。その後、所定時間経過した時点で、逆変換器の周波数指令が通常運転時の周波数基準に切替わり、交流電動機の通常運転が行なわれる。
【0028】
以上により、本発明の電動機制御装置では、フリーラン中の交流電動機の引込み運転を、最短時間で、確実に、しかも安定に行なうことができる。
【0029】
一方、請求項3の発明では、交流電動機をフリーラン状態とした後、当該交流電動機の端子電圧が所定値以下になったタイミングで、フリーラン中の交流電動機の引込み運転を再開する際、運転再開後、交流電動機の電流検出量が所定値以下になったことを検出すると出力を生じる第1の手段と、第1の手段からの出力により、設定手段からの補正信号を所定の変化率により減少させる第5の手段と、第5の手段により補正信号が所定値以下になったことを検出すると周波数制御手段に与える周波数規準を通常運転時の周波数基準に切替える第6の手段とを備える。
【0030】
従って、請求項3の発明の電動機制御装置においては、交流電動機の引込み開始時に、所定のバイアスを与えている補正信号が、速度検出器からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準から減算され、交流電動機の速度よりも低い周波数基準信号が逆変換器の周波数制御器に与えられ、この周波数基準信号にしたがった交流出力が、交流電動機に逆変換器を介して与えられる。このため、交流電動機の引込み制御開始直後は、すべりがマイナスとなって、回生運転状態となる。
【0031】
その後、交流電動機の速度が逆変換器の出力周波数に徐々に近づいてくると、逆変換器の電圧検出信号が上昇を始め、その後交流電動機の電流検出量は減少方向となり、あらかじめ設定された所定値に対して、交流電動機の電流検出量が小さくなると、第1の手段からの出力によって第5の手段が動作し、上記所定のバイアスを与えている補正信号が所定の変化率により減少され、その後第6の手段によって、第5の手段からの出力信号が所定値以下(ほぼ零)になったことを検出した時点で、逆変換器の周波数指令があらかじめ設定された通常運転時の周波数基準に切替えられる。
【0032】
これにより、速度検出器からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準に対して、所定のバイアスを与えている補正信号が減算された信号から、一旦引込み過渡状態時の周波数基準に切り替わり、すべりがプラス方向に移行することによって、それまでの回生運転から力行運転に移行する。その後、補正信号が所定値以下(ほぼ零)になった時点で、逆変換器の周波数指令が通常運転時の周波数基準に切替わり、交流電動機の通常運転が行なわれる。
【0033】
以上により、本発明の電動機制御装置では、フリーラン中の交流電動機の引込み運転を、最短時間で、確実に、しかも安定に行なうことができる。
【0034】
さらに、速度検出器からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準に所定のバイアスを与えている補正信号が、所定の変化率で減少されることにより、過渡的な電圧、電流の急変を抑制することができる。
【0035】
また、請求項4の発明では、交流電動機をフリーラン状態とした後、当該交流電動機の端子電圧が所定値以下になったタイミングで、フリーラン中の交流電動機の引込み運転を再開する際、運転再開後、交流電動機の端子電圧が所定値以上になったことを検出すると出力を生じる第4の手段と、第4の手段からの出力により、設定手段からの補正信号を所定の変化率により減少させる第5の手段と、第5の手段により補正信号が所定値以下になったことを検出すると周波数制御手段に与える周波数基準を通常運転時の周波数基準に切替える第6の手段とを備える。
【0036】
従って、請求項4の発明の電動機制御装置においては、交流電動機の引込み開始時に、所定のバイアスを与えている補正信号が、速度検出器からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準から減算され、交流電動機の速度よりも低い周波数基準信号が逆変換器の周波数制御器に与えられ、この周波数基準信号にしたがった交流出力が、交流電動機に逆変換器を介して与えられる。このため、交流電動機の引込み制御開始直後は、すべりがマイナスとなって、回生運転状態となる。
【0037】
その後、交流電動機の速度が逆変換器の出力周波数に徐々に近づいてくると、逆変換器の電圧検出信号が上昇を始め、その後交流電動機の端子電圧は増加方向となり、あらかじめ設定された所定値に対して、交流電動機の端子電圧が大きくなると、第4の手段からの出力によって第5の手段が動作し、上記所定のバイアスを与えている補正信号が所定の変化率により減少され、その後第6の手段によって、第5の手段からの出力信号が所定値以下(ほぼ零)になったことを検出した時点で、逆変換器の周波数指令があらかじめ設定された通常運転時の周波数基準に切替えられる。
【0038】
これにより、速度検出器からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準に対して、所定のバイアスを与えている補正信号が減算された信号から、一旦引込み過渡状態時の周波数基準に切り替わり、すべりがプラス方向に移行することによって、それまでの回生運転から力行運転に移行する。その後、補正信号が所定値以下(ほぼ零)になった時点で、逆変換器の周波数指令が通常運転時の周波数基準に切替わり、交流電動機の通常運転が行なわれる。
【0039】
以上により、本発明の電動機制御装置では、フリーラン中の交流電動機の引込み運転を、最短時間で、確実に、しかも安定に行なうことができる。
【0040】
さらに、速度検出器からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準に所定のバイアスを与えている補正信号が、所定の変化率で減少されることにより、過渡的な電圧、電流の急変を抑制することができる。
【0041】
一方、請求項5の発明では、交流電動機をフリーラン状態とした後、当該交流電動機の端子電圧が所定値以下になったタイミングで、フリーラン中の交流電動機の引込み運転を再開する際、運転再開後、交流電動機の電流検出量が所定値以下になったことを検出すると出力を生じる第1の手段と、第1の手段からの出力により、設定手段からの補正信号を一次遅れ特性により減少させる第7の手段と、第7の手段により補正信号が所定値以下になったことを検出すると周波数制御手段に与える周波数規準を通常運転時の周波数基準に切替える第6の手段とを備える。
【0042】
従って、請求項5の発明の電動機制御装置においては、交流電動機の引込み開始時に、所定のバイアスを与えている補正信号が、速度検出器からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準から減算され、交流電動機の速度よりも低い周波数基準信号が逆変換器の周波数制御器に与えられ、この周波数基準信号にしたがった交流出力が、交流電動機に逆変換器を介して与えられる。このため、交流電動機の引込み制御開始直後は、すべりがマイナスとなって、回生運転状態となる。
【0043】
その後、交流電動機の速度が逆変換器の出力周波数に徐々に近づいてくると、逆変換器の電圧検出信号が上昇を始め、その後交流電動機の電流検出量は減少方向となり、あらかじめ設定された所定値に対して、交流電動機の電流検出量が小さくなると、第1の手段からの出力によって第7の手段が動作し、上記所定のバイアスを与えている補正信号が一次遅れ特性により減少され、その後第6の手段によって、第7の手段からの出力信号が所定値以下(ほぼ零)になったことを検出した時点で、逆変換器の周波数指令があらかじめ設定された通常運転時の周波数基準に切替えられる。
【0044】
これにより、速度検出器からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準に対して、所定のバイアスを与えている補正信号が減算された信号から、一旦引込み過渡状態時の周波数基準に切り替わり、すべりがプラス方向に移行することによって、それまでの回生運転から力行運転に移行する。その後、補正信号が所定値以下(ほぼ零)になった時点で、逆変換器の周波数指令が通常運転時の周波数基準に切替わり、交流電動機の通常運転が行なわれる。
【0045】
以上により、本発明の電動機制御装置では、フリーラン中の交流電動機の引込み運転を、最短時間で、確実に、しかも安定に行なうことができる。
【0046】
さらに、速度検出器からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準に所定のバイアスを与えている補正信号が、一次遅れ特性で減少されることにより、過渡的な電圧、電流の急変をより一層効果的に抑制することができる。
【0047】
また、請求項6の発明では、交流電動機をフリーラン状態とした後、当該交流電動機の端子電圧が所定値以下になったタイミングで、前記フリーラン中の交流電動機の引込み運転を再開する際、運転再開後、交流電動機の端子電圧が所定値以上になったことを検出すると出力を生じる第4の手段と、第4の手段からの出力により、設定手段からの補正信号を一次遅れ特性により減少させる第7の手段と、第7の手段により補正信号が所定値以下になったことを検出すると周波数制御手段に与える周波数規準を通常運転時の周波数基準に切替える第6の手段とを備える。
【0048】
従って、請求項6の発明の電動機制御装置においては、交流電動機の引込み開始時に、所定のバイアスを与えている補正信号が、速度検出器からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準から減算され、交流電動機の速度よりも低い周波数基準信号が逆変換器の周波数制御器に与えられ、この周波数基準信号にしたがった交流出力が、交流電動機に逆変換器を介して与えられる。このため、交流電動機の引込み制御開始直後は、すべりがマイナスとなって、回生運転状態となる。
【0049】
その後、交流電動機の速度が逆変換器の出力周波数に徐々に近づいてくると、逆変換器の電圧検出信号が上昇を始め、その後交流電動機の端子電圧は増加方向となり、あらかじめ設定された所定値に対して、交流電動機の端子電圧が大きくなると、第4の手段からの出力によって第7の手段が動作し、上記所定のバイアスを与えている補正信号が一次遅れ特性により減少され、その後第6の手段によって、第7の手段からの出力信号が所定値以下(ほぼ零)になったことを検出した時点で、逆変換器の周波数指令があらかじめ設定された通常運転時の周波数基準に切替えられる。
【0050】
これにより、速度検出器からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準に対して、所定のバイアスを与えている補正信号が減算された信号から、一旦引込み過渡状態時の周波数基準に切り替わり、すべりがプラス方向に移行することによって、それまでの回生運転から力行運転に移行する。その後、補正信号が所定値以下(ほぼ零)になった時点で、逆変換器の周波数指令が通常運転時の周波数基準に切替わり、交流電動機の通常運転が行なわれる。
【0051】
以上により、本発明の電動機制御装置では、フリーラン中の交流電動機の引込み運転を、最短時間で、確実に、しかも安定に行なうことができる。
【0052】
さらに、速度検出器からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準に所定のバイアスを与えている補正信号が、一次遅れ特性で減少されることにより、過渡的な電圧、電流の急変をより一層効果的に抑制することができる。
【0053】
一方、請求項7の発明では、交流電動機をフリーラン状態とした後、当該交流電動機の端子電圧が所定値以下になったタイミングで、フリーラン中の交流電動機の引込み運転を再開する際、運転再開後、補正信号として、交流電動機の電流検出量と設定された所定量との比較結果に基づいて出力する第8の手段と、第8の手段からの出力信号が所定値以下になったことを検出すると周波数制御手段に与える周波数規準を通常運転時の周波数基準に切替える第6の手段とを備える。
【0054】
従って、請求項7の発明の電動機制御装置においては、交流電動機の引込み開始時は、第8の手段によって交流電動機の電流検出量と固定設定された所定量とを比較して得られる補正信号が、交流電動機の電流検出量により大きくなる。そして、この補正信号が、速度検出器からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準から減算され、交流電動機の速度よりも低い周波数基準信号が逆変換器の周波数制御器に与えられ、この周波数基準信号にしたがった交流出力が、交流電動機に逆変換器を介して与えられる。このため、交流電動機の引込み制御開始直後は、すべりがマイナスとなって、回生運転状態となる。
【0055】
その後、交流電動機の速度が逆変換器の出力周波数に徐々に近づいてくると、逆変換器の電圧検出信号が上昇を始め、その後交流電動機の電流検出量は減少方向となり、補正信号も交流電動機の電流検出量の低下にしたがって減少し、その後第6の手段によって、補正信号が所定値以下(ほぼ零)になったことを検出した時点で、逆変換器の周波数指令があらかじめ設定された通常運転時の周波数基準に切替えられる。
【0056】
これにより、速度検出器からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準に対して、所定のバイアスを与えている補正信号が減算された信号から、一旦引込み過渡状態時の周波数基準に切り替わり、すべりがプラス方向に移行することによって、それまでの回生運転から力行運転に移行する。その後、補正信号が所定値以下(ほぼ零)になった時点で、逆変換器の周波数指令が通常運転時の周波数基準に切替わり、交流電動機の通常運転が行なわれる。
【0057】
以上により、本発明の電動機制御装置では、フリーラン中の交流電動機の引込み運転を、最短時間で、確実に、しかも安定に行なうことができる。
【0058】
さらに、速度検出器からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準に所定のバイアスを与えている補正信号が、交流電動機の電流検出量と固定設定された所定量との比較結果に基づいて補正されることにより、主回路の電圧、電流の変化を見ながらリアルタイムに、過渡的な電圧、電流の急変をさらにより一層効果的に抑制することができると共に、フリーラン中の交流電動機の引込み運転を、より一層最短時間で行なうことができる。
【0059】
また、請求項8の発明では、交流電動機フリーラン状態、当該交流電動機の端子電圧が所定値以下になったタイミングで、引込み運転を再開する際、運転再開後、補正信号として、交流電動機に印加される電圧の検出値とホールド手段に保持された引込み過渡状態時の周波数基準との比較結果に基づいて出力する第9の手段と、第9の手段からの出力信号が所定値以下になったことを検出すると周波数制御手段に与える周波数規準を通常運転時の周波数基準に切替える第6の手段とを備える。
【0060】
従って、請求項8の発明の電動機制御装置においては、交流電動機の引込み開始時は、第9の手段によって逆変換器の電圧検出信号と速度検出器からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準とを比較して得られる補正信号が、交流電動機の端子電圧により大きくなる。そして、この補正信号が、速度検出器からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準から減算され、交流電動機の速度よりも低い周波数基準信号が逆変換器の周波数制御器に与えられ、この周波数基準信号にしたがった交流出力が、交流電動機に逆変換器を介して与えられる。このため、交流電動機の引込み制御開始直後は、すべりがマイナスとなって、回生運転状態となる。
【0061】
その後、交流電動機の速度が逆変換器の出力周波数に徐々に近づいてくると、逆変換器の電圧検出信号が上昇を始め、その後交流電動機の端子電圧は増加方向となり、補正信号が交流電動機の端子電圧の増加にしたがって減少し、その後第6の手段によって、補正信号が所定値以下(ほぼ零)になったことを検出した時点で、逆変換器の周波数指令があらかじめ設定された通常運転時の周波数基準に切替えられる。
【0062】
これにより、速度検出器からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準に対して、所定のバイアスを与えている補正信号が減算された信号から、一旦引込み過渡状態時の周波数基準に切り替わり、すべりがプラス方向に移行することによって、それまでの回生運転から力行運転に移行する。その後、補正信号が所定値以下(ほぼ零)になった時点で、逆変換器の周波数指令が通常運転時の周波数基準に切替わり、交流電動機の通常運転が行なわれる。
【0063】
以上により、本発明の電動機制御装置では、フリーラン中の交流電動機の引込み運転を、最短時間で、確実に、しかも安定に行なうことができる。
【0064】
さらに、速度検出器からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準に所定のバイアスを与えている補正信号が、逆変換器の電圧検出信号と速度検出器からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準との比較結果に基づいて補正されることにより、主回路の電圧、電流の変化を見ながらリアルタイムに、過渡的な電圧、電流の急変をさらにより一層効果的に抑制することができると共に、フリーラン中の交流電動機の引込み運転を、より一層最短時間で行なうことができる。
【0065】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0066】
(第1の実施の形態:請求項1に対応)
図1は、本実施の形態による電動機制御装置の構成例を示す回路図であり、図20と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0067】
すなわち、本実施の形態の電動機制御装置は、図1に示すように、図20におけるタイマー46を省略し、これに代えて、設定器80と、比較器81と、タイマー81aと、タイマー82と、スイッチ48aとを備えた構成としている。
【0068】
なお、図1中、設定器80と比較器81とにより第1の手段を構成し、スイッチ48aにより第2の手段を構成し、計時手段であるタイマー81aと切替手段であるスイッチ47,48とにより第3の手段を構成している。
【0069】
設定器80は、引込み完了タイミングを設定する。
【0070】
比較器81は、設定器80からの設定値と整流回路33からの出力信号とを比較し、整流回路33からの出力信号が設定器80からの設定値よりも小さくなったことを検出すると出力を生じる。
【0071】
すなわち、設定器80および比較器81は、交流電動機6をフリーラン状態とした後、交流電動機6の端子電圧が所定値以下になったタイミングで、フリーラン中の交流電動機6の引込み運転を再開する際、運転再開後、交流電動機6の電流検出信号が所定値以下になったことを検出するものである。
【0072】
タイマー81aは、比較器81が動作してから所定時間経過したことを検出すると出力を生じる。
【0073】
タイマー82は、比較器81の動作を、運転シーケンス回路45からの出力信号が与えられてから所定時間遅らせて行なう。
【0074】
スイッチ48aは、比較器81からの出力によりオフし、ホールド回路44からの出力信号に補正信号として入力されるバイアス量を設定する設定器83からの出力信号である補正信号をオフする。
【0075】
スイッチ47は、タイマー81aからの出力によりオンし、スイッチ48は、タイマー81aからの出力によりオフし、これにより逆変換器5の周波数指令を、設定器30からの出力であるあらかじめ設定された通常運転時の周波数基準に切替える。
【0076】
次に、以上のように構成した本実施の形態の電動機制御装置の作用について、図2に示す波形図を用いて説明する。
【0077】
交流電動機6の引込み開始時に、設定器83によって設定された所定のバイアスを与えている補正信号e6が、ホールド回路44からのホールド信号e2、すなわち速度検出器7からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準から減算され、交流電動機6の速度よりも低い周波数基準信号が逆変換器5の周波数制御器39に与えられ、この周波数基準信号にしたがった交流出力が、交流電動機6に逆変換器5を介して与えられる。このため、交流電動機6の引込み制御開始直後は、すべりがマイナスとなって、回生運転状態となる。
【0078】
その後、交流電動機6の速度が逆変換器5の出力周波数に徐々に近づいてくると、逆変換器5の電圧検出信号e4が上昇を始め、その後交流電動機6の電流検出信号e3は減少方向となり、設定器80であらかじめ設定された所定の引込み完了判定レベルe7に対して、交流電動機6の電流検出信号e3が小さくなると、比較器81からの出力信号により、まず上記所定のバイアスを与えている補正信号e6がスイッチ48aによってオフ(切離)される。
【0079】
その後、所定時間経過した時点で、タイマー81aからの出力信号により、スイッチ47がオンすると共に、スイッチ48がオフすることによって、逆変換器5の周波数指令が、ホールド回路44からのホールド信号e2に対して補正信号e6が減算された信号から、設定器30によりあらかじめ設定された通常運転時の周波数基準に切替えられる。
【0080】
これにより、すべりがプラス方向に移行することによって、それまでの回生運転から力行運転に移行する。
【0081】
上述したように、本実施の形態の電動機制御装置では、以下のような効果を得ることができる。
【0082】
(a)交流電動機6の引込み運転時の電圧・周波数基準信号が、動作開始直前の交流電動機6の速度に対し、所定の補正信号が減算された値で引込み運転の初期段階を処理し、その後電流検出信号の変化により、補正信号のみを無効とするようにしているので、運転開始直後は回生運転となる引込み完了時点で直ちに力行運転となるため、引込み時間を最短にすることが可能となる。
【0083】
(b)負荷の慣性力が大きい場合でも、引込み処理中はフリーラン中の交流電動機6の速度が逆変換器5の出力周波数まで低下するのを待って、その後制御可能なすべりの範囲で力行運転とするようにしているので、交流電動機6が失速することなく引込み制御を確実に行なうことが可能となる。
【0084】
(c)引込み開始直後は回生運転で、引込み完了直後に力行運転とするようにしているので、すべりが零付近での運転がなくなり、安定した引込み運転を行なうことが可能となる。
【0085】
(第2の実施の形態:請求項2に対応)
図3は、本実施の形態による電動機制御装置の構成例を示す回路図であり、図1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0086】
すなわち、本実施の形態の電動機制御装置は、図3に示すように、図1における比較器81の入力の一方を整流回路33からの出力信号とせずに、これに代えて、整流回路35からの出力信号としたものである。つまり、設定器80からの設定値と整流回路35からの出力信号とを比較し、整流回路35からの出力信号が設定器80からの設定値よりも大きくなったことを検出すると出力を生じる新たな比較器81を備えた構成としている。
【0087】
すなわち、設定器80および比較器81は、交流電動機6をフリーラン状態とした後、交流電動機6の端子電圧が所定値以下になったタイミングで、フリーラン中の交流電動機6の引込み運転を再開する際、運転再開後、交流電動機6の端子電圧が所定値以上になったことを検出するものである。
【0088】
なお、図3中、設定器80と比較器81とにより第4の手段を構成している。
【0089】
次に、以上のように構成した本実施の形態の電動機制御装置の作用について説明する。
【0090】
交流電動機6の引込み開始時に、設定器83によって設定された所定のバイアスを与えている補正信号e6が、ホールド回路44からのホールド信号e2、すなわち速度検出器7からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準から減算され、交流電動機6の速度よりも低い周波数基準信号が逆変換器5の周波数制御器39に与えられ、この周波数基準信号にしたがった交流出力が、交流電動機6に逆変換器5を介して与えられる。このため、交流電動機6の引込み制御開始直後は、すべりがマイナスとなって、回生運転状態となる。
【0091】
その後、交流電動機6の速度が逆変換器5の出力周波数に徐々に近づいてくると、逆変換器5の電圧検出信号e4が上昇を始め、その後交流電動機6の端子電圧e4は増加方向となり、設定器80であらかじめ設定された所定の引込み完了判定レベルe7に対して、交流電動機6の端子電圧e4が大きくなると、比較器81からの出力信号により、まず上記所定のバイアスを与えている補正信号e6がスイッチ48aによってオフ(切離)される。
【0092】
その後、所定時間経過した時点で、タイマー81aからの出力信号により、スイッチ47がオンすると共に、スイッチ48がオフすることによって、逆変換器5の周波数指令が、ホールド回路44からのホールド信号e2に対して補正信号e6が減算された信号から、設定器30によりあらかじめ設定された通常運転時の周波数基準に切替えられる。
【0093】
これにより、すべりがプラス方向に移行することによって、それまでの回生運転から力行運転に移行する。
【0094】
上述したように、本実施の形態の電動機制御装置では、交流電動機6の引込み運転時の電圧・周波数基準信号が、動作開始直前の交流電動機6の速度に対し、所定の補正信号が減算された値で引込み運転の初期段階を処理し、その後電圧検出信号の変化により、補正信号のみを無効とするようにしているので、前記第1の実施の形態の場合と同様に、(a)〜(c)なる効果を得ることが可能となる。
【0095】
(第3の実施の形態:請求項3に対応)
図4は、本実施の形態による電動機制御装置の構成例を示す回路図であり、図1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0096】
すなわち、本実施の形態の電動機制御装置は、図4に示すように、図1におけるタイマー81a、およびスイッチ48aを省略し、これに代えて、変化率制限器84と、零レベル検出器85とを、新たに付加した構成としている。
【0097】
なお、図4中、変化率制限器84により第5の手段を構成し、零レベル検出器85と切替手段であるスイッチ47,48とにより第6の手段を構成している。
【0098】
変化率制限器84は、比較器81の出力により動作し、ホールド回路44からの出力信号に補正信号として入力されるバイアス量を設定する設定器83からの出力信号である補正信号を所定の変化率により減少させる。
【0099】
零レベル検出器85は、変化率制限器84からの出力信号が所定値以下(ほぼ零)になったことを検出すると出力を生じる。
【0100】
スイッチ47は、零レベル検出器85からの出力によりオンし、スイッチ48は、零レベル検出器85からの出力によりオフし、これにより逆変換器5の周波数指令を、設定器30からの出力であるあらかじめ設定された通常運転時の周波数基準に切替える。
【0101】
次に、以上のように構成した本実施の形態の電動機制御装置の作用について説明する。
【0102】
交流電動機6の引込み開始時に、設定器83によって設定された所定のバイアスを与えている補正信号e6が、ホールド回路44からのホールド信号e2、すなわち速度検出器7からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準から減算され、交流電動機6の速度よりも低い周波数基準信号が逆変換器5の周波数制御器39に与えられ、この周波数基準信号にしたがった交流出力が、交流電動機6に逆変換器5を介して与えられる。このため、交流電動機6の引込み制御開始直後は、すべりがマイナスとなって、回生運転状態となる。
【0103】
その後、交流電動機6の速度が逆変換器5の出力周波数に徐々に近づいてくると、逆変換器5の電圧検出信号e4が上昇を始め、その後交流電動機6の電流検出信号e3は減少方向となり、設定器80であらかじめ設定された所定の引込み完了判定レベルe7に対して、交流電動機6の電流検出信号e3が小さくなると、比較器81からの出力信号により、まず上記所定のバイアスを与えている補正信号e6が、変化率制限器84によって所定の変化率で減少される。
【0104】
その後、変化率制限器84からの出力信号が所定値以下(ほぼ零)になったことが、零レベル検出器85によって検出された時点で、零レベル検出器85からの出力信号により、スイッチ47がオンすると共に、スイッチ48がオフすることによって、逆変換器5の周波数指令が、ホールド回路44からのホールド信号e2に対して補正信号e6が減算された信号から、設定器30によりあらかじめ設定された通常運転時の周波数基準に切替えられる。
【0105】
これにより、すべりがプラス方向に移行することによって、それまでの回生運転から力行運転に移行する。
【0106】
上述したように、本実施の形態の電動機制御装置では、交流電動機6の引込み運転時の電圧・周波数基準信号が、動作開始直前の交流電動機6の速度に対し、所定の補正信号が減算された値で引込み運転の初期段階を処理し、その後電流検出信号の変化により、補正信号のみを無効とするようにしているので、前記第1の実施の形態の場合と同様に、(a)〜(c)なる効果を得ることが可能となる。
【0107】
さらに、ホールド回路44からのホールド信号e2、すなわち速度検出器7からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準に所定のバイアスを与えている補正信号を、所定の変化率で減少させるようにしているので、過渡的な電圧、電流の急変を抑制することが可能となる。
【0108】
(第4の実施の形態:請求項4に対応)
図5は、本実施の形態による電動機制御装置の構成例を示す回路図であり、図3と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0109】
すなわち、本実施の形態の電動機制御装置は、図5に示すように、図3におけるタイマー81a、およびスイッチ48aを省略し、これに代えて、変化率制限器84と、零レベル検出器85とを、新たに付加した構成としている。
【0110】
なお、図5中、変化率制限器84により第5の手段を構成し、零レベル検出器85と切替手段であるスイッチ47,48とにより第6の手段を構成している。
【0111】
変化率制限器84は、比較器81の出力により動作し、ホールド回路44からの出力信号に補正信号として入力されるバイアス量を設定する設定器83からの出力信号である補正信号を所定の変化率により減少させる。
【0112】
零レベル検出器85は、変化率制限器84からの出力信号が所定値以下(ほぼ零)になったことを検出すると出力を生じる。
【0113】
スイッチ47は、零レベル検出器85からの出力によりオンし、スイッチ48は、零レベル検出器85からの出力によりオフし、これにより逆変換器5の周波数指令を、設定器30からの出力であるあらかじめ設定された通常運転時の周波数基準に切替える。
【0114】
次に、以上のように構成した本実施の形態の電動機制御装置の作用について説明する。
【0115】
交流電動機6の引込み開始時に、設定器83によって設定された所定のバイアスを与えている補正信号e6が、ホールド回路44からのホールド信号e2、すなわち速度検出器7からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準から減算され、交流電動機6の速度よりも低い周波数基準信号が逆変換器5の周波数制御器39に与えられ、この周波数基準信号にしたがった交流出力が、交流電動機6に逆変換器5を介して与えられる。このため、交流電動機6の引込み制御開始直後は、すべりがマイナスとなって、回生運転状態となる。
【0116】
その後、交流電動機6の速度が逆変換器5の出力周波数に徐々に近づいてくると、逆変換器5の電圧検出信号e4が上昇を始め、その後交流電動機6の電流検出信号e3は減少方向となり、設定器80であらかじめ設定された所定の引込み完了判定レベルe7に対して、交流電動機6の端子電圧e4が大きくなると、比較器81からの出力信号により、まず上記所定のバイアスを与えている補正信号e6が、変化率制限器84によって所定の変化率で減少される。
【0117】
その後、変化率制限器84からの出力信号が所定値以下(ほぼ零)になったことが、零レベル検出器85によって検出された時点で、零レベル検出器85からの出力信号により、スイッチ47がオンすると共に、スイッチ48がオフすることによって、逆変換器5の周波数指令が、ホールド回路44からのホールド信号e2に対して補正信号e6が減算された信号から、設定器30によりあらかじめ設定された通常運転時の周波数基準に切替えられる。
【0118】
これにより、すべりがプラス方向に移行することによって、それまでの回生運転から力行運転に移行する。
【0119】
上述したように、本実施の形態の電動機制御装置では、交流電動機6の引込み運転時の電圧・周波数基準信号が、動作開始直前の交流電動機6の速度に対し、所定の補正信号が減算された値で引込み運転の初期段階を処理し、その後電圧検出信号の変化により、補正信号のみを無効とするようにしているので、前記第2の実施の形態の場合と同様に、(a)〜(c)なる効果を得ることが可能となる。
【0120】
さらに、ホールド回路44からのホールド信号e2、すなわち速度検出器7からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準に所定のバイアスを与えている補正信号を、所定の変化率で減少させるようにしているので、過渡的な電圧、電流の急変を抑制することが可能となる。
【0121】
(第5の実施の形態:請求項5に対応)
図6は、本実施の形態による電動機制御装置の構成例を示す回路図であり、図1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0122】
すなわち、本実施の形態の電動機制御装置は、図6に示すように、図1におけるタイマー81a、およびスイッチ48aを省略し、これに代えて、スイッチ86と、コンデンサ88と、抵抗器87と、零レベル検出器85とを、新たに付加した構成としている。
【0123】
なお、図6中、スイッチ86とコンデンサ88と抵抗器87とにより、第7の手段である一次遅れ特性を構成している。
【0124】
スイッチ86は、比較器81の出力によりオフし、設定器83からの出力信号をオフする。
【0125】
コンデンサ88は、スイッチ86がオンしている期間に、設定器83からの出力信号である補正信号を記録(充電)する。
【0126】
抵抗器87は、コンデンサ88に記録された補正信号を、スイッチ86がオフした際に放電して減少させる。
【0127】
すなわち、スイッチ86、抵抗器87、コンデンサ88は、ホールド回路44からの出力信号に補正信号として入力されるバイアス量を設定する設定器83からの出力信号である補正信号を一次遅れ特性により減少させるものである。
【0128】
次に、以上のように構成した本実施の形態の電動機制御装置の作用について説明する。
【0129】
交流電動機6の引込み開始時に、設定器83によって設定された所定のバイアスを与えている補正信号e6が、ホールド回路44からのホールド信号e2、すなわち速度検出器7からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準から減算され、交流電動機6の速度よりも低い周波数基準信号が逆変換器5の周波数制御器39に与えられ、この周波数基準信号にしたがった交流出力が、交流電動機6に逆変換器5を介して与えられる。このため、交流電動機6の引込み制御開始直後は、すべりがマイナスとなって、回生運転状態となる。
【0130】
その後、交流電動機6の速度が逆変換器5の出力周波数に徐々に近づいてくると、逆変換器5の電圧検出信号e4が上昇を始め、その後交流電動機6の電流検出信号e3は減少方向となり、設定器80であらかじめ設定された所定の引込み完了判定レベルe7に対して、交流電動機6の電流検出信号e3が小さくなると、比較器81からの出力信号によって、スイッチ86がオフし、まず上記所定のバイアスを与えているコンデンサ88に記録された補正信号e6が、抵抗器87、コンデンサ88によって一次遅れ特性で減少される。
【0131】
その後、コンデンサ88からの補正信号e6が所定値以下(ほぼ零)になったことが、零レベル検出器85によって検出された時点で、零レベル検出器85からの出力信号により、スイッチ47がオンすると共に、スイッチ48がオフすることによって、逆変換器5の周波数指令が、ホールド回路44からのホールド信号e2に対して補正信号e6が減算された信号から、設定器30によりあらかじめ設定された通常運転時の周波数基準に切替えられる。
【0132】
これにより、すべりがプラス方向に移行することによって、それまでの回生運転から力行運転に移行する。
【0133】
上述したように、本実施の形態の電動機制御装置では、交流電動機6の引込み運転時の電圧・周波数基準信号が、動作開始直前の交流電動機6の速度に対し、所定の補正信号が減算された値で引込み運転の初期段階を処理し、その後電流検出信号の変化により、補正信号のみを無効とするようにしているので、前記第1の実施の形態の場合と同様に、(a)〜(c)なる効果を得ることが可能となる。
【0134】
さらに、ホールド回路44からのホールド信号e2、すなわち速度検出器7からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準に所定のバイアスを与えている補正信号を、一次遅れ特性で減少させるようにしているので、過渡的な電圧、電流の急変をより一層効果的に抑制することが可能となる。
【0135】
(第6の実施の形態:請求項6に対応)
図7は、本実施の形態による電動機制御装置の構成例を示す回路図であり、図3と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0136】
すなわち、本実施の形態の電動機制御装置は、図7に示すように、図3におけるタイマー81a、およびスイッチ48aを省略し、これに代えて、スイッチ86と、コンデンサ88と、抵抗器87と、零レベル検出器85とを、新たに付加した構成としている。
【0137】
なお、図7中、スイッチ86とコンデンサ88と抵抗器87とにより、第7の手段である一次遅れ特性を構成している。
【0138】
スイッチ86は、比較器81の出力によりオフし、設定器83からの出力信号をオフする。
【0139】
コンデンサ88は、スイッチ86がオンしている期間に、設定器83からの出力信号である補正信号を記録(充電)する。
【0140】
抵抗器87は、コンデンサ88に記録された補正信号を、スイッチ86がオフした際に放電して減少させる。
【0141】
すなわち、スイッチ86、抵抗器87、コンデンサ88は、ホールド回路44からの出力信号に補正信号として入力されるバイアス量を設定する設定器83からの出力信号である補正信号を一次遅れ特性により減少させるものである。
【0142】
次に、以上のように構成した本実施の形態の電動機制御装置の作用について説明する。
【0143】
交流電動機6の引込み開始時に、設定器83によって設定された所定のバイアスを与えている補正信号e6が、ホールド回路44からのホールド信号e2、すなわち速度検出器7からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準から減算され、交流電動機6の速度よりも低い周波数基準信号が逆変換器5の周波数制御器39に与えられ、この周波数基準信号にしたがった交流出力が、交流電動機6に逆変換器5を介して与えられる。このため、交流電動機6の引込み制御開始直後は、すべりがマイナスとなって、回生運転状態となる。
【0144】
その後、交流電動機6の速度が逆変換器5の出力周波数に徐々に近づいてくると、逆変換器5の電圧検出信号e4が上昇を始め、その後交流電動機6の端子電圧e4は増加方向となり、設定器80であらかじめ設定された所定の引込み完了判定レベルe7に対して、交流電動機6の端子電圧e4が大きくなると、比較器81からの出力信号によって、スイッチ86がオフし、まず上記所定のバイアスを与えているコンデンサ88に記録された補正信号e6が、抵抗器87、コンデンサ88によって一次遅れ特性で減少される。
【0145】
その後、コンデンサ88からの補正信号e6が所定値以下(ほぼ零)になったことが、零レベル検出器85によって検出された時点で、零レベル検出器85からの出力信号により、スイッチ47がオンすると共に、スイッチ48がオフすることによって、逆変換器5の周波数指令が、ホールド回路44からのホールド信号e2に対して補正信号e6が減算された信号から、設定器30によりあらかじめ設定された通常運転時の周波数基準に切替えられる。
【0146】
これにより、すべりがプラス方向に移行することによって、それまでの回生運転から力行運転に移行する。
【0147】
上述したように、本実施の形態の電動機制御装置では、交流電動機6の引込み運転時の電圧・周波数基準信号が、動作開始直前の交流電動機6の速度に対し、所定の補正信号が減算された値で引込み運転の初期段階を処理し、その後電圧検出信号の変化により、補正信号のみを無効とするようにしているので、前記第2の実施の形態の場合と同様に、(a)〜(c)なる効果を得ることが可能となる。
【0148】
さらに、ホールド回路44からのホールド信号e2、すなわち速度検出器7からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準に所定のバイアスを与えている補正信号を、一次遅れ特性で減少させるようにしているので、過渡的な電圧、電流の急変をより一層効果的に抑制することが可能となる。
【0149】
(第7の実施の形態:請求項7に対応)
図8は、本実施の形態による電動機制御装置の構成例を示す回路図であり、図20と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0150】
すなわち、本実施の形態の電動機制御装置は、図8に示すように、図20におけるタイマー46および設定器83を省略し、これに代えて、設定器89と、補正信号演算器90と、零レベル検出器85とを備えた構成としている。
【0151】
なお、図8中、設定器89と補正信号演算器90とにより第8の手段を構成し、零レベル検出器85と切替手段であるスイッチ47,48とにより第6の手段を構成している。
【0152】
設定器89は、電流検出信号e3に対し、補正信号出力レベルe8を設定する。
【0153】
補正信号演算器90は、設定器89からの出力信号e8と電流検出信号e3との比較結果(偏差)に基づいて、補正信号e6を演算する。
【0154】
すなわち、設定器89および補正信号演算器90は、交流電動機6をフリーラン状態とした後、交流電動機6の端子電圧e4が所定値以下になったタイミングで、フリーラン中の交流電動機6の引込み運転を再開する際、運転再開後、ホールド回路44からの出力信号e2、すなわち速度検出器7からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準から所定のバイアスを与えている補正信号e6減算している。
【0155】
零レベル検出器85は、補正信号演算器90からの出力信号である補正信号e6が所定値以下(ほぼ零)になったことを検出すると出力を生じる。
【0156】
スイッチ47は、零レベル検出器85からの出力によりオンし、スイッチ48は、零レベル検出器85からの出力によりオフし、これにより逆変換器5の周波数指令を、設定器30からの出力であるあらかじめ設定された通常運転時の周波数基準に切替える。
【0157】
次に、以上のように構成した本実施の形態の電動機制御装置の作用について、図9に示す波形図を用いて説明する。
【0158】
交流電動機6の引込み運転開始時は、過大な電流検出信号e3によって補正信号e6が大きくなり、交流電動機6の速度が逆変換器5の出力周波数に近づくと、電圧検出信号e4が上昇し、これによって電流検出信号e3は減少方向となり、補正信号e6も電流検出信号e3の低下にしたがって減少し、最終的に補正信号e6が零となる。
【0159】
その後、この補正信号e6が零になったことが、零レベル検出器85によって検出された時点で、零レベル検出器85からの出力信号により、スイッチ47がオンすると共に、スイッチ48がオフすることによって、逆変換器5の周波数指令が、ホールド回路44からのホールド信号e2に対して補正信号e6が減算された信号から、設定器30によりあらかじめ設定された通常運転時の周波数基準に切替えられる。
【0160】
すなわち、補正信号e6が電流検出信号e3の低下にしたがって減少するため、逆変換器5の出力容量に見合った交流電動機6のすべり特性の範囲内で制御が可能となり、安定かつ最短での引込み運転を実現することができる。
【0161】
上述したように、本実施の形態の電動機制御装置では、交流電動機6の引込み運転時の電圧・周波数基準信号が、動作開始直前の交流電動機6の速度に対し、所定の補正信号が減算された値で引込み運転の初期段階を処理し、その後電流検出信号の変化により、補正信号のみを無効とするようにしているので、前記第1の実施の形態の場合と同様に、(a)〜(c)なる効果を得ることが可能となる。
【0162】
さらに、ホールド回路44からのホールド信号e2、すなわち速度検出器7からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準に所定のバイアスを与えている補正信号を、交流電動機6の電流検出信号e3と固定設定された所定量e8との比較結果に基づいて補正するようにしているので、主回路の電圧、電流の変化を見ながらリアルタイムに、過渡的な電圧、電流の急変をさらにより一層効果的に抑制することができると共に、フリーラン中の交流電動機6の引込み運転を、より一層最短時間で行なうことが可能となる。
【0163】
(第8の実施の形態:請求項8に対応)
図10は、本実施の形態による電動機制御装置の構成例を示す回路図であり、図8と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0164】
すなわち、本実施の形態の電動機制御装置は、図10に示すように、図8における補正信号演算器90を省略し、これに代えて、新たな補正信号演算器90を備えた構成としている。
【0165】
新たな補正信号演算器90は、前記整流回路35からの電圧検出信号e後述する引込み過渡状態時の周波数基準e9との比較結果(偏差)に基づいて、補正信号e6を演算する。
【0166】
すなわち、補正信号演算器90は、交流電動機6フリーラン状態、交流電動機6の端子電圧が所定値以下になったタイミングで、引込み運転を再開する際、運転再開後、補正信号として、交流電動機6に印加される電圧の検出値e4とホールド回路44に保持された、すなわち速度検出器7からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準との比較結果に基づいて出力するものである。
【0167】
なお、図10中、補正信号演算器90とにより第9の手段を構成している。
【0168】
次に、以上のように構成した本実施の形態の電動機制御装置の作用について、図11に示す波形図を用いて説明する。
【0169】
交流電動機6の引込み運転開始時は、過大な電流検出信号e3によって補正信号e6が大きくなり、交流電動機6の速度が逆変換器5の出力周波数に近づくと、逆変換器5の電圧検出信号e4が上昇し、その後交流電動機6の端子電圧e4は増加方向となり、補正信号e6は電圧検出信号e4の増加にしたがって減少し、最終的に補正信号e6が零となる。
【0170】
その後、この補正信号e6が零になったことが、零レベル検出器85によって検出された時点で、零レベル検出器85からの出力信号により、スイッチ47がオンすると共に、スイッチ48がオフすることによって、逆変換器5の周波数指令が、ホールド回路44からのホールド信号e2に対して補正信号e6が減算された信号から、設定器30によりあらかじめ設定された通常運転時の周波数基準に切替えられる。
【0171】
すなわち、補正信号e6が電圧検出信号e4の増加にしたがって減少するため、逆変換器5の出力容量に見合った交流電動機6のすべり特性の範囲内で制御が可能となり、安定かつ最短での引込み運転を実現することができる。
【0172】
上述したように、本実施の形態の電動機制御装置では、交流電動機6の引込み運転時の電圧・周波数基準信号が、動作開始直前の交流電動機6の速度に対し、所定の補正信号が減算された値で引込み運転の初期段階を処理し、その後電圧検出信号の変化により、補正信号のみを無効とするようにしているので、前記第7の実施の形態の場合と同様に、(a)〜(c)なる効果を得ることが可能となる。
【0173】
さらに、ホールド回路44からのホールド信号e2、すなわち速度検出器7からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準に所定のバイアスを与えている補正信号を、逆変換器5の電圧検出信号e4とホールド回路44からの出力信号e2、すなわち速度検出器7からの出力信号である引込み過渡状態時の周波数基準との比較結果に基づいて補正するようにしているので、主回路の電圧、電流の変化を見ながらリアルタイムに、過渡的な電圧、電流の急変をさらにより一層効果的に抑制することができると共に、フリーラン中の交流電動機6の引込み運転を、より一層最短時間で行なうことが可能となる。
【0174】
(第9の実施の形態)
図12は、本実施の形態による電動機制御装置の構成例を示す回路図であり、図1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0175】
すなわち、本実施の形態の電動機制御装置は、図12に示すように、図1における設定器83からの出力信号である補正信号e6を、周波数制御器39の入力信号部のみに与えるようにし、さらに比較器81からの出力信号により、補正信号e6をオフ(無効)にするスイッチ92を備えた構成としている。
【0176】
従って、本実施の形態の電動機制御装置では、逆変換器5の周波数基準信号のみを補正するようにしているので、前記第1の実施の形態の場合と同様の効果を得ることができるのに加えて、逆変換器5側の周波数のみ制御されるため、順変換器3側の制御の安定性をより一層向上させることが可能となる。
【0177】
(第10の実施の形態)
図13は、本実施の形態による電動機制御装置の構成例を示す回路図であり、図3と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0178】
すなわち、本実施の形態の電動機制御装置は、図13に示すように、図3における設定器83からの出力信号である補正信号e6を、周波数制御器39の入力信号部のみに与えるようにし、さらに比較器81からの出力信号により、補正信号e6をオフ(無効)にするスイッチ92を備えた構成としている。
【0179】
従って、本実施の形態の電動機制御装置では、逆変換器5の周波数基準信号のみを補正するようにしているので、前記第2の実施の形態の場合と同様の効果を得ることができるのに加えて、逆変換器5側の周波数のみ制御されるため、順変換器3側の制御の安定性をより一層向上させることが可能となる。
【0180】
(第11の実施の形態)
図14は、本実施の形態による電動機制御装置の構成例を示す回路図であり、図4と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0181】
すなわち、本実施の形態の電動機制御装置は、図14に示すように、図4における変化率制限器84からの出力信号である補正信号e6を、周波数制御器39の入力信号部のみに与えるようにし、さらに零レベル検出器85からの出力信号により、補正信号e6をオフ(無効)にするスイッチ92を備えた構成としている。
【0182】
従って、本実施の形態の電動機制御装置では、逆変換器5の周波数基準信号のみを補正するようにしているので、前記第3の実施の形態の場合と同様の効果を得ることができるのに加えて、逆変換器5側の周波数のみ制御されるため、順変換器3側の制御の安定性をより一層向上させることが可能となる。
【0183】
(第12の実施の形態)
図15は、本実施の形態による電動機制御装置の構成例を示す回路図であり、図5と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0184】
すなわち、本実施の形態の電動機制御装置は、図15に示すように、図5における変化率制限器84からの出力信号である補正信号e6を、周波数制御器39の入力信号部のみに与えるようにし、さらに零レベル検出器85からの出力信号により、補正信号e6をオフ(無効)にするスイッチ92を備えた構成としている。
【0185】
従って、本実施の形態の電動機制御装置では、逆変換器5の周波数基準信号のみを補正するようにしているので、前記第4の実施の形態の場合と同様の効果を得ることができるのに加えて、逆変換器5側の周波数のみ制御されるため、順変換器3側の制御の安定性をより一層向上させることが可能となる。
【0186】
(第13の実施の形態)
図16は、本実施の形態による電動機制御装置の構成例を示す回路図であり、図6と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0187】
すなわち、本実施の形態の電動機制御装置は、図16に示すように、図6におけるコンデンサ88の端子電圧である補正信号e6を、周波数制御器39の入力信号部のみに与えるようにし、さらに零レベル検出器85からの出力信号により、補正信号e6をオフ(無効)にするスイッチ92を備えた構成としている。
【0188】
従って、本実施の形態の電動機制御装置では、逆変換器5の周波数基準信号のみを補正するようにしているので、前記第5の実施の形態の場合と同様の効果を得ることができるのに加えて、逆変換器5側の周波数のみ制御されるため、順変換器3側の制御の安定性をより一層向上させることが可能となる。
【0189】
(第14の実施の形態)
図17は、本実施の形態による電動機制御装置の構成例を示す回路図であり、図7と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0190】
すなわち、本実施の形態の電動機制御装置は、図17に示すように、図7におけるコンデンサ88の端子電圧である補正信号e6を、周波数制御器39の入力信号部のみに与えるようにし、さらに零レベル検出器85からの出力信号により、補正信号e6をオフ(無効)にするスイッチ92を備えた構成としている。
【0191】
従って、本実施の形態の電動機制御装置では、逆変換器5の周波数基準信号のみを補正するようにしているので、前記第5の実施の形態の場合と同様の効果を得ることができるのに加えて、逆変換器5側の周波数のみ制御されるため、順変換器3側の制御の安定性をより一層向上させることが可能となる。
【0192】
(第15の実施の形態)
図18は、本実施の形態による電動機制御装置の構成例を示す回路図であり、図8と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0193】
すなわち、本実施の形態の電動機制御装置は、図18に示すように、図8における補正信号演算器90からの出力信号である補正信号e6を、周波数制御器39の入力信号部のみに与えるようにし、さらに零レベル検出器85からの出力信号により、補正信号e6をオフ(無効)にするスイッチ92を備えた構成としている。
【0194】
従って、本実施の形態の電動機制御装置では、逆変換器5の周波数基準信号のみを補正するようにしているので、前記第7の実施の形態の場合と同様の効果を得ることができるのに加えて、逆変換器5側の周波数のみ制御されるため、順変換器3側の制御の安定性をより一層向上させることが可能となる。
【0195】
(第16の実施の形態)
図19は、本実施の形態による電動機制御装置の構成例を示す回路図であり、図10と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0196】
すなわち、本実施の形態の電動機制御装置は、図19に示すように、図10における補正信号演算器90からの出力信号である補正信号e6を、周波数制御器39の入力信号部のみに与えるようにし、さらに零レベル検出器85からの出力信号により、補正信号e6をオフ(無効)にするスイッチ92を備えた構成としている。
【0197】
従って、本実施の形態の電動機制御装置では、逆変換器5の周波数基準信号のみを補正するようにしているので、前記第8の実施の形態の場合と同様の効果を得ることができるのに加えて、逆変換器5側の周波数のみ制御されるため、順変換器3側の制御の安定性をより一層向上させることが可能となる。
【0198】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の電動機制御装置によれば、交流電動機の引込み運転時の電圧・周波数基準信号が、動作開始直前の交流電動機の速度に対し、所定の補正信号が減算された値で引込み運転の初期段階を処理し、その後電流検出信号または電圧検出信号の変化により、補正信号のみを無効とするようにしているので、運転開始直後は回生運転となる引込み完了時点で直ちに力行運転となるため、引込み時間を最短にすることが可能となる。
【0199】
また、本発明の電動機制御装置によれば、負荷の慣性力が大きい場合でも、引込み処理中はフリーラン中の交流電動機の速度が逆変換器の出力周波数まで低下するのを待って、その後制御可能なすべりの範囲で力行運転とするようにしているので、交流電動機が失速することなく引込み制御を確実に行なうことが可能となる。
【0200】
さらに、本発明の電動機制御装置によれば、引込み開始直後は回生運転で、引込み完了直後に力行運転とするようにしているので、すべりが零付近での運転がなくなり、安定した引込み運転を行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電動機制御装置の第1の実施の形態を示す回路図。
【図2】同第1の実施の形態の電動機制御装置における各部の信号状態を示す波形図。
【図3】本発明による電動機制御装置の第2の実施の形態を示す回路図。
【図4】本発明による電動機制御装置の第3の実施の形態を示す回路図。
【図5】本発明による電動機制御装置の第4の実施の形態を示す回路図。
【図6】本発明による電動機制御装置の第5の実施の形態を示す回路図。
【図7】本発明による電動機制御装置の第6の実施の形態を示す回路図。
【図8】本発明による電動機制御装置の第7の実施の形態を示す回路図。
【図9】同第7の実施の形態の電動機制御装置における各部の信号状態を示す波形図。
【図10】本発明による電動機制御装置の第8の実施の形態を示す回路図。
【図11】同第8の実施の形態の電動機制御装置における各部の信号状態を示す波形図。
【図12】本発明による電動機制御装置の第9の実施の形態を示す回路図。
【図13】本発明による電動機制御装置の第10の実施の形態を示す回路図。
【図14】本発明による電動機制御装置の第11の実施の形態を示す回路図。
【図15】本発明による電動機制御装置の第12の実施の形態を示す回路図。
【図16】本発明による電動機制御装置の第13の実施の形態を示す回路図。
【図17】本発明による電動機制御装置の第14の実施の形態を示す回路図。
【図18】本発明による電動機制御装置の第15の実施の形態を示す回路図。
【図19】本発明による電動機制御装置の第16の実施の形態を示す回路図。
【図20】従来の電動機制御装置の構成例を示す回路図。
【図21】従来の電動機制御装置における各部の信号状態を示す波形図。
【符号の説明】
1…商用電源、
2…遮断器、
3…順変換器、
4…平滑回路、
5…逆変換器、
6…交流電動機、
7…速度検出器、
30,40,80,83,89…設定器、
31,84…変化率制限器、
32…電流検出器、
34…電圧検出器、
33,35…整流回路、
36…電圧制御器、
37…電流制御器、
38…位相制御器、
39…周波数制御器、
41,81…比較器、
43…AND回路、
42,47,48,86,92,48a…スイッチ、
45…運転シーケンス回路、
46,82,81a…タイマー、
85…零レベル検出器、
87…抵抗器、
88…コンデンサ、
90…補正信号演算器。

Claims (8)

  1. 商用電源の交流電力を直流電力に変換する順変換器と、前記変換された直流電力を任意の交流電力に変換し、交流電動機に供給して駆動する逆変換器と、前記交流電動機の速度を検出する速度検出器と、前記交流電動機の通常運転時の周波数基準又は引込み運転時の周波数基準を入力し、該周波数基準に応じて前記逆変換器の出力周波数を制御する周波数制御手段と、前記交流電動機に印加される電圧の検出値と設定値との差に基づく信号と前記速度検出器により検出された速度信号ならびに引込み指令による信号を入力し、前記速度検出器の出力信号を引込み過渡状態時の周波数基準として保持するホールド手段と、前記ホールド手段に保持された引込み過渡状態時の周波数基準から補正信号を減算した値を、前記周波数制御手段の引込み運転時の周波数基準として与える設定手段とを備えて構成される電動機制御装置において、
    前記交流電動機をフリーラン状態とした後、当該交流電動機の端子電圧が所定値以下になったタイミングで、前記フリーラン中の交流電動機の引込み運転を再開する際、運転再開後、前記交流電動機の電流検出量が所定値以下になったことを検出すると出力を生じる第1の手段と、
    前記第1の手段からの出力により、前記設定手段からの補正信号をオフする第2の手段と、
    前記第2の手段により前記補正信号がオフにされた時点から所定時間経過すると前記周波数制御手段に与える周波数規準を前記通常運転時の周波数基準に切替える第3の手段と、
    を備えて成ることを特徴とする電動機制御装置。
  2. 商用電源の交流電力を直流電力に変換する順変換器と、前記変換された直流電力を任意の交流電力に変換し、交流電動機に供給して駆動する逆変換器と、前記交流電動機の速度を検出する速度検出器と、前記交流電動機の通常運転時の周波数基準又は引込み運転時の周波数基準を入力し、該周波数基準に応じて前記逆変換器の出力周波数を制御する周波数制御手段と、前記交流電動機に印加される電圧の検出値と設定値との差に基づく信号と前記速度検出器により検出された速度信号ならびに引込み指令による信号を入力し、前記速度検出器の出力信号を引込み過渡状態時の周波数基準として保持するホールド手段と、前記ホールド手段に保持された引込み過渡状態時の周波数基準から補正信号を減算した値を、前記周波数制御手段の引込み運転時の周波数基準として与える設定手段とを備えて構成される電動機制御装置において、
    前記交流電動機をフリーラン状態とした後、当該交流電動機の端子電圧が所定値以下になったタイミングで、前記フリーラン中の交流電動機の引込み運転を再開する際、運転再開後、前記交流電動機の端子電圧が所定値以上になったことを検出すると出力を生じる第4の手段と、
    前記第4の手段からの出力により、前記設定手段からの補正信号をオフする第2の手段と、
    前記第2の手段により前記補正信号がオフにされた時点から所定時間経過すると前記周波数制御手段に与える周波数規準を前記通常運転時の周波数基準に切替える第3の手段と、
    を備えて成ることを特徴とする電動機制御装置。
  3. 商用電源の交流電力を直流電力に変換する順変換器と、前記変換された直流電力を任意の交流電力に変換し、交流電動機に供給して駆動する逆変換器と、前記交流電動機の速度を検出する速度検出器と、前記交流電動機の通常運転時の周波数基準又は引込み運転時の周波数基準を入力し、該周波数基準に応じて前記逆変換器の出力周波数を制御する周波数制御手段と、前記交流電動機に印加される電圧の検出値と設定値との差に基づく信号と前記速度検出器により検出された速度信号ならびに引込み指令による信号を入力し、前記速度検出器の出力信号を引込み過渡状態時の周波数基準として保持するホールド手段と、前記ホールド手段に保持された引込み過渡状態時の周波数基準から補正信号を減算した値を、前記周波数制御手段の引込み運転時の周波数基準として与える設定手 段とを備えて構成される電動機制御装置において、
    前記交流電動機をフリーラン状態とした後、当該交流電動機の端子電圧が所定値以下になったタイミングで、前記フリーラン中の交流電動機の引込み運転を再開する際、運転再開後、前記交流電動機の電流検出量が所定値以下になったことを検出すると出力を生じる第1の手段と、
    前記第1の手段からの出力により、前記設定手段からの補正信号を所定の変化率により減少させる第5の手段と、
    前記第5の手段により前記補正信号が所定値以下になったことを検出すると前記周波数制御手段に与える周波数規準を前記通常運転時の周波数基準に切替える第6の手段と、を備えて成ることを特徴とする電動機制御装置。
  4. 商用電源の交流電力を直流電力に変換する順変換器と、前記変換された直流電力を任意の交流電力に変換し、交流電動機に供給して駆動する逆変換器と、前記交流電動機の速度を検出する速度検出器と、前記交流電動機の通常運転時の周波数基準又は引込み運転時の周波数基準を入力し、該周波数基準に応じて前記逆変換器の出力周波数を制御する周波数制御手段と、前記交流電動機に印加される電圧の検出値と設定値との差に基づく信号と前記速度検出器により検出された速度信号ならびに引込み指令による信号を入力し、前記速度検出器の出力信号を引込み過渡状態時の周波数基準として保持するホールド手段と、前記ホールド手段に保持された引込み過渡状態時の周波数基準から補正信号を減算した値を、前記周波数制御手段の引込み運転時の周波数基準として与える設定手段とを備えて構成される電動機制御装置において、
    前記交流電動機をフリーラン状態とした後、当該交流電動機の端子電圧が所定値以下になったタイミングで、前記フリーラン中の交流電動機の引込み運転を再開する際、運転再開後、前記交流電動機の端子電圧が所定値以上になったことを検出すると出力を生じる第4の手段と、
    前記第4の手段からの出力により、前記設定手段からの補正信号を所定の変化率により減少させる第5の手段と、 前記第5の手段により前記補正信号が所定値以下になったことを検出すると前記周波数制御手段に与える周波数基準を前記通常運転時の周波数基準に切替える第6の手段と、
    を備えて成ることを特徴とする電動機制御装置。
  5. 商用電源の交流電力を直流電力に変換する順変換器と、前記変換された直流電力を任意の交流電力に変換し、交流電動機に供給して駆動する逆変換器と、前記交流電動機の速度を検出する速度検出器と、前記交流電動機の通常運転時の周波数基準又は引込み運転時の周波数基準を入力し、該周波数基準に応じて前記逆変換器の出力周波数を制御する周波数制御手段と、前記交流電動機に印加される電圧の検出値と設定値との差に基づく信号と前記速度検出器により検出された速度信号ならびに引込み指令による信号を入力し、前記速度検出器の出力信号を引込み過渡状態時の周波数基準として保持するホールド手段と、前記ホールド手段に保持された引込み過渡状態時の周波数基準から補正信号を減算した値を、前記周波数制御手段の引込み運転時の周波数基準として与える設定手段とを備えて構成される電動機制御装置において、
    前記交流電動機をフリーラン状態とした後、当該交流電動機の端子電圧が所定値以下になったタイミングで、前記フリーラン中の交流電動機の引込み運転を再開する際、運転再開後、前記交流電動機の電流検出量が所定値以下になったことを検出すると出力を生じる第1の手段と、
    前記第1の手段からの出力により、前記設定手段からの補正信号を一次遅れ特性により減少させる第7の手段と、
    前記第7の手段により前記補正信号が所定値以下になったことを検出すると前記周波数制御手段に与える周波数規準を前記通常運転時の周波数基準に切替える第6の手段と、
    を備えて成ることを特徴とする電動機制御装置。
  6. 商用電源の交流電力を直流電力に変換する順変換器と、前記変換された直流電力を任意の交流電力に変換し、交流電動機に供給して駆動する逆変換器と、前記交流電動機の速度を検出する速度検出器と、前記交流電動機の通常運転時の周波数基準又は引込み運転時の周波数基準を入力し、該周波数基準に応じて前記逆変換器の出力周波数を制御する周波数制御手段と、前記交流電動機に印加される電圧の検出値と設定値との差に基づく信号と前記速度検出器により検出された速度信号ならびに引込み指令による信号を入力し、前記速度検出器の出力信号を引込み過渡状態時の周波数基準として保持するホールド手段と、前記ホールド手段に保持された引込み過渡状態時の周波数基準から補正信号を減算した値を、前記周波数制御手段の引込み運転時の周波数基準として与える設定手段とを備えて構成される電動機制御装置において、
    前記交流電動機をフリーラン状態とした後、当該交流電動機の端子電圧が所定値以下になったタイミングで、前記フリーラン中の交流電動機の引込み運転を再開する際、運転再開後、前記交流電動機の端子電圧が所定値以上になったことを検出すると出力を生じる第4の手段と、
    前記第4の手段からの出力により、前記設定手段からの補正信号を一次遅れ特性により減少させる第7の手段と、
    前記第7の手段により前記補正信号が所定値以下になったことを検出すると前記周波数制御手段に与える周波数規準を前記通常運転時の周波数基準に切替える第6の手段と、
    を備えて成ることを特徴とする電動機制御装置。
  7. 商用電源の交流電力を直流電力に変換する順変換器と、前記変換された直流電力を任意の交流電力に変換し、交流電動機に供給して駆動する逆変換器と、前記交流電動機の速度を検出する速度検出器と、前記交流電動機の通常運転時の周波数基準又は引込み運転時の周波数基準を入力し、該周波数基準に応じて前記逆変換器の出力周波数を制御する周波数制御手段と、前記交流電動機に印加される電圧の検出値と設定値との差に基づく信号と前記速度検出器により検出された速度信号ならびに引込み指令による信号を入力し、前記速度検出器の出力信号を引込み過渡状態時の周波数基準として保持するホールド手段と、前記ホールド手段に保持された引込み過渡状態時の周波数基準から補正信号を減算した値を、前記周波数制御手段の引込み運転時の周波数基準として与える設定手段とを備えて構成される電動機制御装置において、
    前記交流電動機をフリーラン状態とした後、当該交流電動機の端子電圧が所定値以下になったタイミングで、前記フリーラン中の交流電動機の引込み運転を再開する際、運転再開後、前記補正信号として、前記交流電動機の電流検出量と設定された所定量との比較結果に基づいて出力する第8の手段と、
    前記第8の手段からの出力信号が所定値以下になったことを検出すると前記周波数制御手段に与える周波数規準を前記通常運転時の周波数基準に切替える第6の手段と、
    を備えて成ることを特徴とする電動機制御装置。
  8. 商用電源の交流電力を直流電力に変換する順変換器と、前記変換された直流電力を任意の交流電力に変換し、交流電動機に供給して駆動する逆変換器と、前記交流電動機の速度を検出する速度検出器と、前記交流電動機の通常運転時の周波数基準又は引込み運転時の周波数基準を入力し、該周波数基準に応じて前記逆変換器の出力周波数を制御する周波数制御手段と、前記交流電動機に印加される電圧の検出値と設定値との差に基づく信号と前記速度検出器により検出された速度信号ならびに引込み指令による信号を入力し、前記速度検出器の出力信号を引込み過渡状態時の周波数基準として保持するホールド手段と、前記ホールド手段に保持された引込み過渡状態時の周波数基準から補正信号を減算した値を、前記周波数制御手段の引込み運転時の周波数基準として与える設定手段とを備えて構成される電動機制御装置において、
    前記交流電動機フリーラン状態、当該交流電動機の端子電圧が所定値以下になったタイミングで、引込み運転を再開する際、運転再開後、前記補正信号として、前記交流電動機に印加される電圧の検出値と前記ホールド手段に保持された引込み過渡状態時の周波数基準との比較結果に基づいて出力する第9の手段と、
    前記第9の手段からの出力信号が所定値以下になったことを検出すると前記周波数制御手段に与える周波数規準を前記通常運転時の周波数基準に切替える第6の手段と、
    を備えて成ることを特徴とする電動機制御装置。
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