JPH0729699U - 交通標識 - Google Patents
交通標識Info
- Publication number
- JPH0729699U JPH0729699U JP6253393U JP6253393U JPH0729699U JP H0729699 U JPH0729699 U JP H0729699U JP 6253393 U JP6253393 U JP 6253393U JP 6253393 U JP6253393 U JP 6253393U JP H0729699 U JPH0729699 U JP H0729699U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 運転者および歩行者が信号の切り替わり時間
を容易に認識でき、事故防止を図れるように視認性、誘
目性を高め、しかも、現有設備を使用し、現有設備に容
易に付加するだけで改造を可能とする。 【構成】 筐体4の内部に光源5と色、文字あるいは模
様を形成した表示板8とを備え、光源5の前面に通電す
ると光の透過量が変化するフィルム11を分割して設け
て、半減した光量と全光量とで、点灯時間の残り時間を
分割表示している。そのため、運転者および歩行者が信
号の切り替わり時間を容易に認識できる。
を容易に認識でき、事故防止を図れるように視認性、誘
目性を高め、しかも、現有設備を使用し、現有設備に容
易に付加するだけで改造を可能とする。 【構成】 筐体4の内部に光源5と色、文字あるいは模
様を形成した表示板8とを備え、光源5の前面に通電す
ると光の透過量が変化するフィルム11を分割して設け
て、半減した光量と全光量とで、点灯時間の残り時間を
分割表示している。そのため、運転者および歩行者が信
号の切り替わり時間を容易に認識できる。
Description
【0001】
本考案は、信号灯の表示部分を複数に分割し、時間の経過とともに順次表示部 分の光量を変化させることによって残り時間を示す交通標識に関する。
【0002】
交通標識には例えば交差点の信号機や横断歩道用信号機等がある。赤、黄、青 の3灯式の信号機では、青信号から赤信号への切り替えは、赤から青の間に黄の 信号灯を点灯することで注意を促しており、逆に赤信号から青信号に切り替える 場合は、赤信号を消灯するとともに青信号を点灯することをほぼ同時に行ってい る。 横断歩道用信号機の場合、青信号の点灯状態から赤信号に切り替える場合、青 信号を点滅させることによって横断歩道を横断中の歩行者に早く横断歩道を渡る ように注意を促し、これから横断歩道を渡ろうとしている歩行者に対しては、渡 るのを止めるように注意を喚起している。 これらの交通標識では、運転者および歩行者が信号の切り替わり時間を把握出 来ず、待たされることでいらいらしたり、交差点へ無理な進入や見込み発進をし て事故にあったり、あるいは交差点に取り残され、急に駆けだして転んでケガを したりする。
【0003】 これらの問題点を解決するものとして、実開昭62−158599号や実開昭 63−17900号がある。これらは、交通信号機の赤、黄、青の信号灯の制御 タイマー回路に同調して次の信号に切り替わるまでの残り時間を秒単位で順次発 光表示できるようにしたものである。
【0004】
しかし、これらは残り時間を秒単位の数字で表示をするため、運転者および歩 行者にとっては一瞬にして読み取る必要があり、判断するのが困難な場合があっ た。しかも信号灯とは別の表示器を設置しているため、信号灯と数字表示器の両 方の表示を瞬時に読み取らなければならず、煩わしさがあった。
【0005】 本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は運転者お よび歩行者が信号の切り替わり時間を容易に認識でき、事故防止を図れるように 視認性、誘目性を高め、しかも、現有設備を使用し、現有設備に容易に付加する だけで改造が可能となる交通標識を提供する。
【0006】
上記課題を解決するために、本考案の交通標識では、通電されると透明度が変 化するフィルムを複数枚に分割して光源の前面に設け、このフィルムの透過光量 が変化した部分を順次増加させていき、信号灯の点灯時間の残り時間を表示させ る。
【0007】
信号灯を点灯するときは、複数枚に分割されたフィルムの電源を全て通電状態 にして、フィルムを透明状態にしておき光を透過させる。点灯時間のうち、あら かじめ設定された残り時間になると、分割されたフィルムの電源を順次オフにす る。電源がオフにされたフィルムの部分は半透明となり、透過光量が半減し、電 源が通電状態で全光量が透過している透明なフィルムの部分とに差が生ずる。 この視覚的に生ずる透過光量の差によって残り時間を認識することができ、か つ、全光量が透過している部分がごく僅かになっても、半減した光量の部分が見 えるのでどの信号灯が点灯しているのかが容易に認識できる。
【0008】
図1、図2は本考案の実施例を示す正面図、側断面図であり、歩行者用の横断 歩道用信号機である。横断歩道用信号機1は、上側に赤色信号灯2が、下側に青 色信号灯3が、1つの筐体4の中に配設されている2灯式の信号機である。それ ぞれの信号灯2、3は光源である白熱灯5が鍋状の反射ケース6の底中央部分に 固設され、光を散乱させる透明散乱板7が反射ケース6の開口面の最も外側の部 分に取り付けられる。 その透明散乱板7の内側には、赤色信号灯2の場合、人の形や文字等をくり抜 いた赤色アクリル板8が取り付けられる。青色信号灯3の場合は、青色アクリル 板9が取り付けられ、赤、青の信号灯の構成の違いは、このアクリル板が異なる のみである。さらに、赤色アクリル板8、青色アクリル板9の内側に透明アクリ ル板10が取り付けられる。 通電されると透明度が変化するフィルム11(この実施例の場合は、通常は半 透明状態であって通電されると透明状態に変化するフィルム)は、縦方向に8枚 に分割されて、この透明アクリル板10の内側に、貼付、保持される。
【0009】 図3は本考案の実施例を示す1個の信号灯の回路図である。 筐体4には外部からAC100Vの電源ラインが引き込まれ、筐体4の中に収 納される制御回路12と白熱灯5に接続される。8枚に分割されたフィルム11 a〜11hには、一端にそれぞれAC100Vのコモンが、白熱灯5のコモンと 共通に接続される。一方、フィルム11a〜11hの他端は、それぞれのフィル ム11a〜11hに対応したリレー13a〜13hを介してAC100Vに接続 される。これらのリレー13a〜13hは制御回路12によって予め設定された 時間に作動するように制御される。
【0010】 次に本考案の交通標識の動作について説明する。 まず、信号灯を点灯する場合について説明すると、外部からAC100Vが入 力されると、白熱灯5が点灯する。同時に制御回路12にもAC100Vが入力 されて、全リレー13a〜13hが作動してオンとなり、分割された全フィルム 11a〜11hを通電状態にする。通電されたフィルム11a〜11hは全て透 明状態となり、白熱灯5からの全光量を透過する。 点灯してから所定時間経過し、予め定められた点灯時間の残り時間になると、 制御回路12の中のタイマーによってまずリレー13aがオフとなり、フィルム 11aが通電状態から無通電状態になる。無通電状態となったフィルム11aは 、半透明状態になり、いままで白熱灯5の全光量を透過していた状態から、半分 の透過光量の状態となる。
【0011】 予め定められた点灯時間の残り時間をタイマーにより8等分しておき(点灯時 間を8等分してもよい)、タイマーによって次のリレー13bをオフ動作させ、 リレー13bと対応するフィルム11bを半透明状態にする。この動作を順次移 行させていき、フィルムの半透明状態を増やしていく。図4に点灯時間の残り時 間が半分となった状態を示す。青信号灯2の上部半分つまり11aから11dま でが半分の透過光量の状態で下部半分つまり11eから11hまでが全透過光量 の状態となり、このように全光量の部分と半分の光量の部分とを分割表示し、そ の比によって、消灯時間まで、あとどの位の状態なのかが一目で認識できる。
【0012】 信号灯を消灯する場合は、外部からのAC100Vがオフとなって白熱灯5が 消灯するとともに、制御回路12へ入力されていたAC100Vがオフとなるた め、タイマーが解除され、かつ、全フィルム11a〜11hは無通電状態となり 、半透明状態となる。このようにして点灯、残り時間の表示、消灯の動作を繰り 返す。
【0013】 次に赤信号灯や青信号灯の切り替えについて説明すると、まず、青信号灯2が 点灯して、全フィルム11a〜11hが透明状態で信号灯全体が全透過光量によ り明るく点灯する。点灯時間のうち所定の残り時間になると上部のフィルム11 aから順次半透明状態になり、半減された透過光量により少し暗く見える部分が 上部から下部へと増えていく。最下部のフィルム11hが半透明状態になると青 信号灯2全体が消灯すると同時に赤信号灯3が点灯する。赤信号灯3の場合も青 信号灯2と同様に動作し、この動作を繰り返す。 本考案の交通標識は、交差点の交通信号機、特に横断歩道用信号機、歩行者専 用信号機、押しボタン歩行者用信号機のほかに工事用信号機や踏切横断用信号機 等にも利用できる。
【0014】
通常は半透明であるが、通電されると透明となるフィルムを複数枚に分割し て信号灯の内部に設けたので、光源からの透過光量が全光量の部分と半減された 光量に分割可能となり、点灯時間の残り時間が全透過光量の部分と半減された透 過光量の部分との分割比によって表示されるので、信号灯そのものを見れば運転 者および歩行者にとって信号灯の点灯時間の残り時間が明確に認識でき、視認性 、誘目性が高まり、安全性が高く、待つことのイライラが解消できる。 点灯時間の残り時間が少なくなり、光源からの透過光量が全光量である部分 がごく狭い範囲になっても、信号灯の上部から消灯していくものと異なり、半減 した光量の部分が残存しているので、現在点灯している信号灯が何色かが明確に 識別できるので安全性がある。 現有設備にフィルムと制御回路を付加するだけで改造が簡単に行える。
【図1】本考案の構造を示す正面図である。
【図2】本考案の構造示す側断面図である。
【図3】本考案の構成を示す回路図である。
【図4】本考案の動作状態を示す図である。
1 横断歩道用信号機。 2 赤色信号灯。 3 青色信号灯。 4 筐体。 5 白熱灯。 6 反射ケース。 7 透明散乱板。 8 赤色アクリル板。 9 青色アクリル板。 10 透明アクリル板。 11 フィルム。 12 制御回路。 13 リレー。
Claims (1)
- 【請求項1】光源(5)と、色や模様あるいは文字を表
示する表示板(8)とを備えた交通標識において、 前記光源(5)の前面に、通電すると前記光源(5)か
らの透過光量が変化する、複数枚に分割されたフィルム
(11)を備えたことを特徴とする交通標識。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6253393U JPH0729699U (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 交通標識 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6253393U JPH0729699U (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 交通標識 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0729699U true JPH0729699U (ja) | 1995-06-02 |
Family
ID=13202948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6253393U Pending JPH0729699U (ja) | 1993-10-27 | 1993-10-27 | 交通標識 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0729699U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6246918A (ja) * | 1985-08-26 | 1987-02-28 | ヘキスト アクチェンゲゼルシャフト | Zsm−5型のゼオライトの製造方法 |
JPH0222795U (ja) * | 1988-07-29 | 1990-02-15 |
-
1993
- 1993-10-27 JP JP6253393U patent/JPH0729699U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6246918A (ja) * | 1985-08-26 | 1987-02-28 | ヘキスト アクチェンゲゼルシャフト | Zsm−5型のゼオライトの製造方法 |
JPH0222795U (ja) * | 1988-07-29 | 1990-02-15 |
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