JPH07296747A - ゲッター支持体 - Google Patents

ゲッター支持体

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Publication number
JPH07296747A
JPH07296747A JP8707694A JP8707694A JPH07296747A JP H07296747 A JPH07296747 A JP H07296747A JP 8707694 A JP8707694 A JP 8707694A JP 8707694 A JP8707694 A JP 8707694A JP H07296747 A JPH07296747 A JP H07296747A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
getter
ray tube
magnetic field
getter support
cathode ray
Prior art date
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Pending
Application number
JP8707694A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuji Yamamoto
卓司 山本
Tetsuya Yano
哲也 箭野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Original Assignee
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd, Kansai Nippon Electric Co Ltd filed Critical Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Priority to JP8707694A priority Critical patent/JPH07296747A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偏向ヨークによる陰極線管内の偏向磁界を安
定させて高品質の陰極線管を実現させるゲッター支持
体。 【構成】 陰極線管のネック部1からファンネル部2の
略中央まで延びるステンレス等の金属製ゲッター支持体
7で、基端部が電子銃4の先端部に固定され、先端部に
ステンレス等の金属のゲッター容器9が固定され、ゲッ
ター容器9にゲッター6が充填される。ゲッター支持体
7の少なくとも、陰極線管内の偏向ヨーク5の位置に相
当する偏向磁界領域mの部分に多数の空隙nを形成し
て、空隙nの在る部分と多孔状にする。偏向磁界領域m
の偏向ヨーク5による磁界変化でゲッター支持体7に渦
電流が発生しても、これの発生量を空隙nが抑制して、
渦電流による偏向磁界領域mの磁界攪乱を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極線管の真空度を上
げるゲッターを陰極線管内で支持するゲッター支持体に
関する。
【0002】
【従来の技術】陰極線管は製造時に、管内の真空度を高
度に維持するバリウム等のゲッターを管内に収納保持し
ている。かかるゲッターは、管外から高周波誘導加熱さ
れる金属製ゲッター容器に収容された状態で、陰極線管
の電子銃から延びる帯板状のゲッター支持体で支持され
るのが一般的であり、このようなゲッター支持体を有す
る陰極線管の具体例を図6及び図7を参照して説明す
る。
【0003】図6に示される陰極線管は、ネック部1と
ファンネル部2とフェース部3を備え、ネック部1に電
子銃4を収納し、ファンネル部2のネック部1寄りの外
周に偏向ヨーク5を装着している。電子銃4の先端部
(シールドカップ電極等)にゲッター支持体11の基端
部が溶接で固定される。
【0004】ゲッター支持体11は、ステンレス製の帯
板状の弾性体で、電子銃4から偏向ヨーク5の在る位置
の前方まで延在して、その先端部に図7に示すような金
属製のゲッター容器9を溶接で固定している。ゲッター
容器9は、ゲッターリングやゲッターコンテナと称さ
れ、これの中にバリウムなどのゲッター6が充填され
る。
【0005】陰極線管の外部からゲッター容器9を高周
波誘導加熱してゲッター6を加熱すると、ゲッター6が
蒸発して陰極線管内の不純ガスを吸着し、また、その後
にも管内で発生するガスを吸着して管内真空度を高度に
維持する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記陰極線管において
は、電子銃4の電子ビームが電子銃4の前方で偏向ヨー
ク5の在る偏向磁場の領域mを通過するときに、偏向ヨ
ーク5からの水平と垂直の磁界の変化で偏向を受けてフ
ェース部3の内面の蛍光膜に照射される。この陰極線管
の動作時に、偏向ヨーク5に接近する位置に在って、管
内の偏向磁場の領域mに在るゲッター支持体11に、偏
向ヨーク5による磁界の変化を受けて渦電流が発生し、
この発生した渦電流を阻止するような誘導磁界がゲッタ
ー支持体11に発生して、偏向磁界領域mの偏向ヨーク
5による偏向磁界を攪乱することがあった。偏向ヨーク
5による偏向磁界領域mの偏向磁界がゲッター支持体1
1の誘導磁界で攪乱されると、偏向磁界領域mを通過す
る電子ビームの軌道が乱されて、フェース部3の画像に
歪みが発生するなどの陰極線管の品質低下を招く不具合
が生じていた。
【0007】本発明の目的は、陰極線管内の偏向磁界の
領域に在るゲッター支持体による偏向磁界の磁界攪乱を
抑制した高品質の陰極線管を実現させるゲッター支持体
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、陰極線管のネ
ック部に収納された電子銃に基端部が支持されて電子銃
の前方の、陰極線管のファンネル部外周に装着される偏
向ヨークによる偏向磁場の領域に延在し、その延在した
先端側でゲッターを支持する帯板状の金属製ゲッター支
持体であって、上記目的を達成するため、ゲッター支持
体の少なくとも偏向磁場の領域に位置する部分に部分的
な空隙を形成したことを特徴とする。空隙は、多孔状に
複数形成されたもの、ゲッター支持体の長さ方向に延び
る長穴状のスリットなどが適切である。
【0009】更に、本発明は、陰極線管のネック部に収
納された電子銃に基端部が支持されて電子銃の前方の、
陰極線管のファンネル部外周に装着される偏向ヨークに
よる偏向磁場の領域にし、その延在した先端側でゲッタ
ーを支持する帯板状のゲッター支持体の、少なくとも偏
向磁場の領域に位置する部分を不導体で形成することに
より、上記目的を達成するものである。
【0010】
【作用】金属製のゲッター支持体が陰極線管内の偏向ヨ
ークによる偏向磁界領域に在って、ゲッター支持体に偏
向ヨークの磁界変化で渦電流が発生しても、この渦電流
はゲッター支持体の空隙で分断され、或いは、空隙のた
めにゲッター支持体の磁界変化を受ける面積が小さくな
って、ゲッター支持体での渦電流が抑制され、偏向磁界
領域の磁界攪乱が問題無い程度まで抑制される。
【0011】また、ゲッター支持体がセラミック等の不
導体で、この不導体が陰極線管内の偏向ヨークによる偏
向磁界領域に在っても、渦電流は全く発生せず、偏向磁
界領域の磁界攪乱が皆無となる。
【0012】
【実施例】各種実施例について図1乃至図5を参照しな
がら説明する。尚、図6及び図7を含む全図を通じ同
一、又は、相当部分には同一符号が付してある。
【0013】図1及び図2に示される第1の実施例のゲ
ッター支持体7aは、陰極線管のネック部1からファン
ネル部2の略中央まで延びるステンレス等の金属の帯板
で、基端部が電子銃4の先端部に溶接で固定される。ゲ
ッター支持体7aは、電子銃4の先端から陰極線管内の
偏向ヨーク5の位置に相当する偏向磁界領域mを超えて
延び、その先端部にステンレス等の金属のゲッター容器
9が溶接で固定され、ゲッター容器9にバリウム等のゲ
ッター6が充填される。
【0014】第1の実施例においては、帯板状のゲッタ
ー支持体7aに板厚方向に貫通させた空隙nを形成して
いる。空隙nは、例えば円形の透孔で、ゲッター支持体
7aの偏向磁界領域mに位置する部分に複数形成され
て、ゲッター支持体7aを部分的に多孔板にする。この
ような空隙nは、ゲッター支持体7aの全長に亘り形成
してもよい。また、個々の空隙nの大きさ、形状、配列
は図2の例に限らず、異なる大きさ、形状の複数を一列
配列や二列配列等で形成してもよい。
【0015】ゲッター支持体7aは陰極線管内に偏向ヨ
ーク5に近接した位置に配置され、これにも陰極線管内
の偏向磁界領域mにおける偏向ヨーク5の偏向磁界の変
化で空隙nの周辺部分で渦電流が発生する。しかし、ゲ
ッター支持体7aの空隙nの在る部分は、空隙nで偏向
磁界を受ける面積が小さくなっており、その面積縮小の
分、偏向磁界の変化で発生する渦電流の発生量が少なく
なる。また、ゲッター支持体7aの空隙nの周辺部分に
発生する渦電流は、部分的に形成された複数の空隙nで
分断された形の小さなものとなる。その結果、ゲッター
支持体7aに発生する渦電流は微少であり、渦電流で生
起される誘導磁界も微少で、陰極線管内の偏向磁界領域
mの偏向磁界をほとんど攪乱せず、攪乱しても電子ビー
ムの軌道を変える程でない。
【0016】次に、図3乃至図5に示される本発明の他
の各実施例を説明する。
【0017】図3に示される第2の実施例のゲッター支
持体7bは、ステンレス線などの金属線10で形成され
た帯板状の金属メッシュで、金属線10の間に空隙nが
多孔状に形成される。このゲッター支持体7において
は、金属線10に渦電流がほとんど発生せず、第1の実
施例のゲッター支持体7と同様の機能を発揮する。
【0018】図4に示される第3の実施例のゲッター支
持体7cは、ステンレス等の金属の帯板にその長さ方向
に一条のスリット8を形成している。スリット8でゲッ
ター支持体7を幅方向で2分割することで、渦電流の発
生を抑制する。
【0019】図5に示される第4の実施例のゲッター支
持体7dは、セラミック等の不導体で形成された帯板で
ある。不導体のゲッター支持体7dの基端部と電子銃
4、また、先端部とゲッター容器9との固定は、接着法
やかしめ法等で行われる。不導体のゲッター支持体7d
が、図1の陰極線管の偏向磁界領域mに在って偏向ヨー
ク5からの偏向磁界の変化を受けても、このゲッター支
持体7dは不導体ゆえに全く渦電流が発生しない。従っ
て、ゲッター支持体7dによる偏向磁界領域mの磁界攪
乱が皆無となる。
【0020】尚、図5の不導体のゲッター支持体7dに
おいては、全長に亘り不導体で形成するのが製作的に有
利であるが、陰極線管の偏向磁界領域mに存在する部分
だけ不導体で形成して、他の両端部分は金属で形成して
もよい。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、陰極線管内の偏向ヨー
クによる偏向磁界領域に在る金属製のゲッター支持体に
偏向ヨークの磁界変化で渦電流が発生しても、この渦電
流はゲッター支持体の空隙で分断される等して渦電流量
が抑制され、陰極線管内の偏向磁界領域の磁界攪乱をほ
とんどしない、陰極線管の高品質化を可能にするゲッタ
ー支持体が提供できる。
【0022】また、ゲッター支持体をセラミック等の不
導体で形成することにより、このゲッター支持体が陰極
線管内の偏向ヨークによる偏向磁界領域に在っても全く
渦電流が発生せず、尚更確実に陰極線管の高品質化を可
能にするゲッター支持体が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゲッター支持体の第1の実施例を
示すゲッター支持体と陰極線管の部分断面図
【図2】図1のゲッター支持体の部分拡大斜視図
【図3】本発明に係るゲッター支持体の第2の実施例を
示す平面図
【図4】本発明に係るゲッター支持体の第3の実施例を
示す平面図
【図5】本発明に係るゲッター支持体の第4の実施例を
示す平面図
【図6】従来のゲッター支持体を有する陰極線管の部分
断面を含む側面図
【図7】図6におけるゲッター支持体の拡大平面図
【符号の説明】
1 ネック部 2 ファンネル部 4 電子銃 5 偏向ヨーク m 偏向磁界領域 6 ゲッター 7a ゲッター支持体(金属) 7b ゲッター支持体(金属) 7c ゲッター支持体(金属) 7d ゲッター支持体(不導体) n 空隙 8 スリット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極線管のネック部に収納された電子銃
    に基端部が支持されて電子銃の前方の、陰極線管のファ
    ンネル部外周に装着される偏向ヨークによる偏向磁場の
    領域に延在し、その延在した先端側でゲッターを支持す
    る帯板状の金属製ゲッター支持体であって、 少なくとも陰極線管内の偏向磁場の領域に位置する部分
    に部分的な空隙を形成したことを特徴とするゲッター支
    持体。
  2. 【請求項2】 前記空隙が多孔状に複数形成されている
    請求項1記載のゲッター支持体。
  3. 【請求項3】 前記空隙がゲッター支持体の長さ方向に
    延びる長穴状のスリットである請求項1記載のゲッター
    支持体。
  4. 【請求項4】 陰極線管のネック部に収納された電子銃
    に基端部が支持されて電子銃の前方の、陰極線管のファ
    ンネル部外周に装着される偏向ヨークによる偏向磁場の
    領域に延在し、その延在した先端側でゲッターを支持す
    る帯板状のゲッター支持体であって、 少なくとも陰極線管内の偏向磁場の領域に位置する部分
    が不導体で形成されていることを特徴とするゲッター支
    持体。
JP8707694A 1994-04-26 1994-04-26 ゲッター支持体 Pending JPH07296747A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100286586B1 (ko) * 1997-07-25 2001-05-02 김순택 음극선관의 게터플래싱방법 및 음극선관용 게터

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05205663A (ja) * 1992-01-27 1993-08-13 Matsushita Electron Corp 受像管
JPH05242833A (ja) * 1992-02-28 1993-09-21 Nec Corp カラー受像管

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990615