JPH0729654Y2 - 熱電対装置 - Google Patents
熱電対装置Info
- Publication number
- JPH0729654Y2 JPH0729654Y2 JP1986194581U JP19458186U JPH0729654Y2 JP H0729654 Y2 JPH0729654 Y2 JP H0729654Y2 JP 1986194581 U JP1986194581 U JP 1986194581U JP 19458186 U JP19458186 U JP 19458186U JP H0729654 Y2 JPH0729654 Y2 JP H0729654Y2
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- Japan
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- thermocouple
- cold junction
- fixing member
- junction
- insulating tube
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- Expired - Lifetime
Links
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- 239000002184 metal Substances 0.000 claims 1
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Landscapes
- Control Of Combustion (AREA)
- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、保護管を用いず熱電対の温接点を露出させた
形式の熱電対装置に関する。
形式の熱電対装置に関する。
(従来の技術) 従来のこの種装置として、第5図に示すように、熱電対
aの冷接点a1にリード線bを固着接続し、リード線bを
固定碍子cに貫通させて成るものは知られる(実開昭60
-148859号公報参照)。該装置は、例えば湯沸器の不完
全燃焼検知に適用する場合、その熱電対aの部分を燃焼
胴dに設けられた排気開口eに臨ませ、その固定碍子c
の部分を燃焼胴dに固着された取付板fにねじ止めして
使用される。
aの冷接点a1にリード線bを固着接続し、リード線bを
固定碍子cに貫通させて成るものは知られる(実開昭60
-148859号公報参照)。該装置は、例えば湯沸器の不完
全燃焼検知に適用する場合、その熱電対aの部分を燃焼
胴dに設けられた排気開口eに臨ませ、その固定碍子c
の部分を燃焼胴dに固着された取付板fにねじ止めして
使用される。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来装置では、1対のリード線bをブロック状の固
定碍子cに固定してこれに熱伝対を溶接等により固定
し、該固定碍子cを取付板fにねじ止めしている。従っ
て、固定碍子cに対して熱電対aは不動となり、一方、
固定碍子cの取付板fに対する取付け位置は取付板fの
ねじ穴の位置によって一義的に決まってしまい、固定碍
子cに対する熱電対の固定位置の誤差や取付板fの燃焼
器に対する取付け誤差等の累積誤差によって排気開口e
と熱電対との位置関係がずれても、このずれを調整する
ことができない。また、冷接点a1が露出しており、この
ため排気開口から輻射される熱を受け冷接点a1の温度が
十分に下がらず熱電対aの感度が低下するという問題が
ある。
定碍子cに固定してこれに熱伝対を溶接等により固定
し、該固定碍子cを取付板fにねじ止めしている。従っ
て、固定碍子cに対して熱電対aは不動となり、一方、
固定碍子cの取付板fに対する取付け位置は取付板fの
ねじ穴の位置によって一義的に決まってしまい、固定碍
子cに対する熱電対の固定位置の誤差や取付板fの燃焼
器に対する取付け誤差等の累積誤差によって排気開口e
と熱電対との位置関係がずれても、このずれを調整する
ことができない。また、冷接点a1が露出しており、この
ため排気開口から輻射される熱を受け冷接点a1の温度が
十分に下がらず熱電対aの感度が低下するという問題が
ある。
そこで、取付板fに、熱電対aの位置を調整したい方向
に爪片を並設し、該固定碍子cをねじ止めするのではな
く該爪片にて把持するように構成すれば、排気開口eと
熱電対aとの位置関係を調整した後に該爪片を曲げ固定
碍子cを把持することができるが、該固定碍子cは可撓
性を有しないため、爪片を曲げても該爪片が若干スプリ
ングバックし強固にこれを把持することができず、また
冷接点a1を輻射から遮熱することができない。
に爪片を並設し、該固定碍子cをねじ止めするのではな
く該爪片にて把持するように構成すれば、排気開口eと
熱電対aとの位置関係を調整した後に該爪片を曲げ固定
碍子cを把持することができるが、該固定碍子cは可撓
性を有しないため、爪片を曲げても該爪片が若干スプリ
ングバックし強固にこれを把持することができず、また
冷接点a1を輻射から遮熱することができない。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記従来装置の不都合を解消する装置を提供し
ようとするものであって、温接点が熱源に臨むように、
かつ冷接点を熱源からの熱を受けるような温接点に近い
位置に置いて熱電対を固定部材に保持させる熱電対装置
において、熱電対の冷接点及びその近傍部を可撓性を有
する絶縁管にて覆うと共に、板金加工の固定部材に爪片
を一体に形成し、該爪片を曲げて該絶縁管を介して該熱
電対を把持して成る。
ようとするものであって、温接点が熱源に臨むように、
かつ冷接点を熱源からの熱を受けるような温接点に近い
位置に置いて熱電対を固定部材に保持させる熱電対装置
において、熱電対の冷接点及びその近傍部を可撓性を有
する絶縁管にて覆うと共に、板金加工の固定部材に爪片
を一体に形成し、該爪片を曲げて該絶縁管を介して該熱
電対を把持して成る。
(作用) 本考案は上記構成によるもので、固定部材に設けた爪片
にて熱電対を把持するように構成し熱電対の取付け位置
を所望する位置に調整し得るようにすると共に、該爪片
と熱電対との間に可撓性を有する絶縁管を介在させるこ
とにより固定部材と熱電対との間の絶縁性を確保すると
共に、爪片を絶縁間の周面に食い込ませて爪片により熱
電対を確実に固定できるようにし、更に、この絶縁管で
熱源からの熱を受けるような温接点に近い位置に置いた
冷接点及びその近傍部を被覆することにより輻射熱を該
絶縁管で遮熱し内部の冷接点が加熱されないようにし
た。
にて熱電対を把持するように構成し熱電対の取付け位置
を所望する位置に調整し得るようにすると共に、該爪片
と熱電対との間に可撓性を有する絶縁管を介在させるこ
とにより固定部材と熱電対との間の絶縁性を確保すると
共に、爪片を絶縁間の周面に食い込ませて爪片により熱
電対を確実に固定できるようにし、更に、この絶縁管で
熱源からの熱を受けるような温接点に近い位置に置いた
冷接点及びその近傍部を被覆することにより輻射熱を該
絶縁管で遮熱し内部の冷接点が加熱されないようにし
た。
(実施例) 次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図において、(1)は先端接合部の温接
点(1a)と尾端の冷接点(1b)(1b)とを有する熱電
対、(2)はリード線を示し、該熱電対(1)はその冷
接点(1b)部分において該リード線(2)にろう付等に
より固着接続され、冷接点(1b)側とこれの近傍のリー
ド線(2)部はガラス繊維管等の可撓性を有する絶縁管
(3)により被覆されて電気的並びに熱的に保護され
る。絶縁管(3)で覆われた両部分は板金加工により形
成した固定部材(4)に、該固定部材(4)に突設した
爪片(4a)(4a)(4a)(4a)により固定されるもの
で、具体的には、両部分は矩形鉄板から成る固定部材
(4)の一方の対向する2辺に夫々所定間隔を在して並
設した爪片(4a)(4a)(4a)(4a)を曲げて、上記絶
縁管(3)の上から冷接点(1b)の近傍部分を把持して
該熱電対(1)を所定の位置に保持するようにした。
点(1a)と尾端の冷接点(1b)(1b)とを有する熱電
対、(2)はリード線を示し、該熱電対(1)はその冷
接点(1b)部分において該リード線(2)にろう付等に
より固着接続され、冷接点(1b)側とこれの近傍のリー
ド線(2)部はガラス繊維管等の可撓性を有する絶縁管
(3)により被覆されて電気的並びに熱的に保護され
る。絶縁管(3)で覆われた両部分は板金加工により形
成した固定部材(4)に、該固定部材(4)に突設した
爪片(4a)(4a)(4a)(4a)により固定されるもの
で、具体的には、両部分は矩形鉄板から成る固定部材
(4)の一方の対向する2辺に夫々所定間隔を在して並
設した爪片(4a)(4a)(4a)(4a)を曲げて、上記絶
縁管(3)の上から冷接点(1b)の近傍部分を把持して
該熱電対(1)を所定の位置に保持するようにした。
ところで、該冷接点(1b)は熱源である排気開口(8)
からの熱を受ける程に温接点(1a)に近い位置に設けら
れている。
からの熱を受ける程に温接点(1a)に近い位置に設けら
れている。
尚、各爪片を曲げる前に熱電対(1)の位置を該各爪片
の並設方向に対して調整し、その後に各爪片を曲げて熱
電対(1)を固定するようにした。尚、各爪片を曲げな
ければならないので上記固定部材(4)を形成する板材
の厚みを余り厚くすることができず、固定部材(4)の
強度が低下する。そこで、該固定部材(4)の他方の対
向する2辺の夫々に立片(4b)(4b)を立設し、固定部
材(4)の機械的強度を向上させるようにした。また、
該立片(4b)(4b)を設けることにより冷接点(1b)
(1b)間の距離を該立片(4b)(4b)の長さに確保する
ことができる。
の並設方向に対して調整し、その後に各爪片を曲げて熱
電対(1)を固定するようにした。尚、各爪片を曲げな
ければならないので上記固定部材(4)を形成する板材
の厚みを余り厚くすることができず、固定部材(4)の
強度が低下する。そこで、該固定部材(4)の他方の対
向する2辺の夫々に立片(4b)(4b)を立設し、固定部
材(4)の機械的強度を向上させるようにした。また、
該立片(4b)(4b)を設けることにより冷接点(1b)
(1b)間の距離を該立片(4b)(4b)の長さに確保する
ことができる。
第3図は上記した構成の熱電対装置(5)を、ガス湯沸
器(6)に適用した場合を示すもので、まず熱電対
(1)が仮固定された固定部材(4)を燃焼胴(7)に
ねじ止めした後、該熱電対(1)の温接点(1a)をガス
湯沸器(6)の燃焼胴(7)に設けた排気開口(8)に
対して所定の位置に調整し、その後爪片を曲げて該熱電
対(1)を本固定する。尚、第3図中、(9)はバー
ナ、(10)は通水管を示す。ところで、上記実施例で
は、熱電対(1)の冷接点(1b)側とこれの近傍のリー
ド線(2)部分を絶縁管(3)で覆ったが、冷接点(1
b)側のみ又はこれの近傍のリード線(2)部分のみが
実際に輻射熱を受けるのであれば、この実際に輻射熱を
受ける一方のみを絶縁管(3)で覆っても良い。
器(6)に適用した場合を示すもので、まず熱電対
(1)が仮固定された固定部材(4)を燃焼胴(7)に
ねじ止めした後、該熱電対(1)の温接点(1a)をガス
湯沸器(6)の燃焼胴(7)に設けた排気開口(8)に
対して所定の位置に調整し、その後爪片を曲げて該熱電
対(1)を本固定する。尚、第3図中、(9)はバー
ナ、(10)は通水管を示す。ところで、上記実施例で
は、熱電対(1)の冷接点(1b)側とこれの近傍のリー
ド線(2)部分を絶縁管(3)で覆ったが、冷接点(1
b)側のみ又はこれの近傍のリード線(2)部分のみが
実際に輻射熱を受けるのであれば、この実際に輻射熱を
受ける一方のみを絶縁管(3)で覆っても良い。
更に第4図に示すごとく、排気開口(8)より多少小さ
目に形成された透孔(11)を備えた固定部材(41)に爪
片(4a)(4a)を形成し、この爪片(4a)(4a)を曲げ
て絶縁管(3)(3)を介して熱電対(1)を保持する
ようにしても良い。
目に形成された透孔(11)を備えた固定部材(41)に爪
片(4a)(4a)を形成し、この爪片(4a)(4a)を曲げ
て絶縁管(3)(3)を介して熱電対(1)を保持する
ようにしても良い。
(考案の効果) このように本考案によるときは、熱電対の取付け位置を
所望する位置に調整することができると共に、固定部材
と熱電対との間の絶縁性を確保しつつ、該熱電対を強固
に把持することができる。また、熱源からの熱を受ける
ような温接点に近い位置に置いた冷接点及びその近傍部
を絶縁管で覆うことにより冷接点に対する輻射熱の影響
を排除することができる。
所望する位置に調整することができると共に、固定部材
と熱電対との間の絶縁性を確保しつつ、該熱電対を強固
に把持することができる。また、熱源からの熱を受ける
ような温接点に近い位置に置いた冷接点及びその近傍部
を絶縁管で覆うことにより冷接点に対する輻射熱の影響
を排除することができる。
第1図は本考案の実施の1例を示す正面図、第2図はそ
の側面図、第3図は第1図の熱電対装置をガス湯沸器の
不完全燃焼検知に適用した場合の説明図、第4図は他の
実施例を示す斜視図、第5図は従来例の側面図である。 (1)…熱電対、(1a)…温接点 (1b)…冷接点、(2)…リード線 (3)…絶縁管、(4)…固定部材 (4a)…爪片、(5)…熱電対装置 (41)…固定部材
の側面図、第3図は第1図の熱電対装置をガス湯沸器の
不完全燃焼検知に適用した場合の説明図、第4図は他の
実施例を示す斜視図、第5図は従来例の側面図である。 (1)…熱電対、(1a)…温接点 (1b)…冷接点、(2)…リード線 (3)…絶縁管、(4)…固定部材 (4a)…爪片、(5)…熱電対装置 (41)…固定部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 太田 弘逸 愛知県名古屋市中川区福住町2番26号 リ ンナイ株式会社内 (72)考案者 栗木 圭一 愛知県名古屋市中川区福住町2番26号 リ ンナイ株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−132613(JP,U) 実開 昭60−61749(JP,U) 実開 昭60−163329(JP,U) 実開 昭61−187431(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】温接点が熱源に臨むように、かつ冷接点を
熱源からの熱を受けるような温接点に近い位置に置いて
熱電対を固定部材に保持させる熱電対装置において、熱
電対の冷接点及びその近傍部を可撓性を有する絶縁管に
て覆うと共に、板金加工の固定部材に爪片を一体に形成
し、該爪片を曲げて該絶縁管を介して該熱電対を把持し
て成る熱電対装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986194581U JPH0729654Y2 (ja) | 1986-12-19 | 1986-12-19 | 熱電対装置 |
KR2019870020158U KR930003176Y1 (ko) | 1986-12-19 | 1987-11-20 | 연소기기의 열전대 장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986194581U JPH0729654Y2 (ja) | 1986-12-19 | 1986-12-19 | 熱電対装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63100861U JPS63100861U (ja) | 1988-06-30 |
JPH0729654Y2 true JPH0729654Y2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=31151684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986194581U Expired - Lifetime JPH0729654Y2 (ja) | 1986-12-19 | 1986-12-19 | 熱電対装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0729654Y2 (ja) |
KR (1) | KR930003176Y1 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6061749U (ja) * | 1983-09-30 | 1985-04-30 | 日本電気株式会社 | 熱電対コ−ド |
JPS60163329U (ja) * | 1984-04-10 | 1985-10-30 | 株式会社東芝 | 温度センサ−のリ−ド線 |
JPS61132613U (ja) * | 1985-02-06 | 1986-08-19 | ||
JPS61187431U (ja) * | 1985-05-15 | 1986-11-21 |
-
1986
- 1986-12-19 JP JP1986194581U patent/JPH0729654Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1987
- 1987-11-20 KR KR2019870020158U patent/KR930003176Y1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63100861U (ja) | 1988-06-30 |
KR930003176Y1 (ko) | 1993-05-31 |
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