JPH07295902A

JPH07295902A - 情報伝送装置

Info

Publication number: JPH07295902A
Application number: JP6109011A
Authority: JP
Inventors: Isao Hishikari; 功菱刈; Yukikoto Hosoya; 幸言細矢
Original assignee: Chino Corp
Current assignee: Chino Corp
Priority date: 1994-04-25
Filing date: 1994-04-25
Publication date: 1995-11-10

Abstract

(57)【要約】【目的】バスを利用してプログラムの自動インストール
を可能とする。【構成】識別符号を付してプログラム情報をバスＬに情
報出力装置４が出力する。このバスＬに流れる情報のう
ち必要とするプログラム情報を操作表示装置５、６等は
並行して取り込み、格納し、自動インストールが完了す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、プログラム情報を伝
送して用いるための情報伝送装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】データを収集する装置からの温度等のプ
ロセスデータを伝送ラインに送出し、このデータを他の
装置が取り込み、さらに外部に出力したり、あるいはデ
ータのトレンド等を表示器に表示したりする伝送装置が
ある。この表示を行うための操作表示装置は、たとえば
パソコンやワークステーション等のように表示器や操作
器を備え、処理装置がアプリケーション・プログラムに
従って、所定の取り込みデータを加工したり、トレンド
・グラフを表示したり、システム全体の監視等を行なう
ようなものである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プロセ
ス入力の数、種類が大幅に変更となったり、異なるアプ
リケーション・プログラムを用いようとすると、あらた
めて、操作表示装置のプログラムを別のものにインスト
ールし直さなければならない。

【０００４】通常は、操作表示装置毎に、別個にこのア
プリケーション・プログラムをインストールする等のシ
ステム構築を実施し直さねければならず、操作表示装置
が複数個ある場合、いちいち個別にこのプログラム変更
の処理が必要となり、時間と手間を大幅に要し、取り扱
いが煩雑であった。

【０００５】この発明の目的は、以上の点に鑑み、プロ
グラム情報をバスを介して送るようにし、プログラムの
自動インストールを可能とした情報伝送装置を提供する
ことである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この発明は、識別符号を
付してプログラム情報をバスに出力する情報出力装置
と、バスに流れる情報のうち識別符号から必要と判断し
た前記プログラム情報を取り込み格納するその他の装置
とを備えるようにした情報伝送装置である。

【０００７】

【実施例】図１は、この発明の一実施例を示す構成説明
図である。図において、伝送ラインとしての共通のネッ
トワークのようなバスＬに、たとえば１個以上の入力装
置１、１個以上の出力装置２、１個以上の演算装置３、
プログラム情報を出力する情報出力装置４、操作表示装
置５、６、あるいは図示しない制御装置その他のさまざ
まな装置が接続されている。

【０００８】このシステムにおいて、入力装置１に入力
された温度等のデータは、たとえばリニアライズ等の必
要な処理がなされた後、その入力装置１の固有の装置番
号を付してバスＬに出力される。また、出力装置２は、
バスＬを流れるデータのうち必要とするデータの装置番
号を取込番号として設定し、その取込番号と一致するデ
ータを取り込み、外部へ出力するよう働く。また、演算
装置３は、バスＬを流れるデータのうち必要とするデー
タの装置番号を取込番号として設定し、その取込番号と
一致するデータを取り込み、所定の演算処理の後、その
演算装置３の固有の装置番号を付してバスＬに出力す
る。

【０００９】また、操作表示装置５、６もバスＬを流れ
るデータのうち、必要とする装置番号のデータあるいは
すべてのデータを取り込み、あらかじめ組み込まれたア
プリケーションプログラムに従って、キーボード等の操
作手段を操作してりして、内部のＣＰＵ等の処理手段に
よりＣＲＴディスプレイのような表示手段に全体的なデ
ータのトレンド表示や、警報表示等を行い、システム全
体の監視等を行う。

【００１０】ところで、別の入力装置が付加されたりし
てプロセスデータの数や種類が異なり、異なるアプリケ
ーションプログラム等を操作表示装置５、６にインスト
ールする場合は次のようにする。情報出力装置４に必要
とするアプリケーションプログラムを格納し、次いで、
情報出力装置４から変更されるべきアプリケーションプ
ログラムであることを示す識別符号「Ｐ」を付して、ア
プリケーションプログラム情報をバスＬに出力する。す
ると、各操作表示装置５、６は、バスＬに流れる情報の
うち、上記識別符号から必要と判断されたアプリケーシ
ョンプログラム情報を取り込んで格納し、アプリケーシ
ョンプログラムの更新処理を行い、インストールが完了
する。そして、再びモニター等の処理を行う。

【００１１】このように、情報出力装置４から、バスＬ
に対し、１度、アプリケーションプログラム等のプログ
ラム情報を出力することで、各操作表示装置４、５は、
このプログラム情報を同時に取り込み、インストールは
同時に自動完了し、何台あっても、いちいちインストー
ルしてシステム構築を行なわなくてよい。

【００１２】次に、図２はやや詳細な構成説明図で、情
報出力装置４は、ＣＰＵ等の処理手段４１により、あら
かじめ用意された更新すべきアプリケーションプログラ
ム情報を、操作手段４２、表示手段４３等を利用してＲ
ＡＭその他のメモリ４４に格納する。また、ＲＯＭのよ
うなメモリ４４にあらかじめアプリケーションプログラ
ム情報を格納してもよい。そして、出力手段４５から、
変更されるべきアプリケーションプログラム情報である
ことを示す識別符号「Ｐ」を付して、そのメモリ４４に
格納されたアプリケーションプログラム情報をバスＬに
出力する。

【００１３】そして、操作表示装置５は、バスＬに流れ
るデータのうち、変更されるべき必要とする識別符号の
アプリケーションプログラム情報を、取込手段５１で判
別、取込んでファイル５２に格納する。すると、ＣＰＵ
等の処理手段５３は、ファイル５２に格納されたアプリ
ケーションプログラム情報を呼び出し、メモリ５４に格
納し、新たなアプリケーションプログラムのインストー
ルを行う。このことにより、システム構築は、終了し、
操作手段５５を操作して、表示手段５６に必要な新たな
トレンド、警報表示等を行うことができる。

【００１４】この操作表示装置５は、何台あっても、同
様の動作により、新たなアプリケーションプログラムの
インストールつまりシステム構築が並行して、自動的に
完了する。

【００１５】また、上記の説明は、操作表示装置につい
て説明したが、プログラムの変更が必要なその他の演算
装置、制御装置等に対しても、同様に、情報出力装置４
からプログラム情報をバスに出力してプログラム変更の
自動インストールができる。この場合、識別符号を「Ｐ
１」、「Ｐ２」等とし、プログラム変更を必要とするそ
の他の装置の種類に応じたものを用いればよい。また、
例えば装置のなかにも複数種ある場合、種類に応じて、
さらに、識別符号「Ｐ１ａ」、「Ｐ１ｂ」、…と区別し
て用いるようにする。また、１つのプログラムを分割し
て、識別符号を「Ｐ１−１」、「Ｐ１−２」、…とし、
各プログラム・エリア毎に更新してもよい。

【００１６】

【発明の効果】以上述べたように、この発明は、情報出
力装置から識別符号を付してプログラム情報をバスに流
し、各操作表示装置その他の装置はバスを介してこの情
報を取り込むことにより、プログラムのインストールが
並行して自動的に完了し、装置がいくつあっても、個別
にインストールする必要はなく、大幅な立ち上げ、変更
の時間短縮、システム構築、再構築の簡素化、自動化、
容易化が図られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例を示す構成説明図である。

【図２】この発明の一実施例を示す構成説明図である。

【符号の説明】

１入力装置２出力装置３演算装置４情報出力装置５、６操作表示装置Ｌバス

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】識別符号を付してプログラム情報をバスに
出力する情報出力装置と、バスに流れる情報のうち識別
符号から必要と判断した前記プログラム情報を取り込み
格納するその他の装置とを備えたことを特徴とする情報
伝送装置。