JPH07295742A - マウス - Google Patents

マウス

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Publication number
JPH07295742A
JPH07295742A JP6089408A JP8940894A JPH07295742A JP H07295742 A JPH07295742 A JP H07295742A JP 6089408 A JP6089408 A JP 6089408A JP 8940894 A JP8940894 A JP 8940894A JP H07295742 A JPH07295742 A JP H07295742A
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JP
Japan
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switch
mouse
switches
state
pointer position
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JP6089408A
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English (en)
Inventor
Koji Yamauchi
浩司 山内
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 誤操作を起こさないマウスを提供する。ポイ
ンタ位置の移動量の比を変更可能とするマウスを提供す
る。 【構成】 ディスプレイ上のポインタ位置を指定するた
めの1個以上の第1のスイッチと、該第1のスイッチと
は異なる第2のスイッチと、該第2のスイッチが操作さ
れた際に該操作の直前の前記第1のスイッチの操作状態
を保持する保持手段と、前記操作後に前記保持した操作
状態の操作が前記第1のスイッチに対して行われた時に
前記保持した操作状態から前記第1のスイッチの操作を
継続する継続手段とを有する。また、ディスプレイ上の
ポインタ位置を指定するための1個以上の第1のスイッ
チと、該第1のスイッチとは異なる第2のスイッチと、
該第2のスイッチの操作に応じて、前記マウスの移動量
に対する前記ポインタ位置の移動量の比を変更する変更
手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タ(以下、PCという)などに使用されるディスプレイ
上の位置を指し示す装置(ポインティングデバイスと呼
ぶ)の一種であるマウスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、マウスの操作方法には、マウスに
設けられているスイッチを押さずにディスプレイ上のポ
インタを移動させる操作と、スイッチを押したままディ
スプレイ上のポインタを移動させる操作の2種類があ
り、前者を自由走行、後者を負荷走行と呼んでいる。
【0003】例えば、ディスプレイ上に矩形を描く場
合、対角の2点を指定する方法が一般的である。
【0004】この場合のマウスの操作手順を具体的に説
明すると、まず、マウスをマウスパッド(専用の操作面
を指す。:以下、パッドという)上で自由走行によっ
て、ディスプレイ上のポインタを所定の位置に移動した
後、複数のスイッチのうちのいずれかのスイッチを押し
て第1の対角点を指定する。
【0005】その後、押下したスイッチを開放して、再
び自由走行によってポインタを移動させ、最初に押下し
たスイッチとは別のスイッチを押すことにより、その時
のポインタ位置を仮想第2の対角点として線種、線色な
どによって予め決められた仮想線によって仮想矩形が描
かれる。
【0006】ここで、オペレータは、後で押下したスイ
ッチを押したままの負荷走行によって仮想矩形が所望の
矩形になるようにポインタ位置を修正した後、後で押下
したスイッチを開放して第2の対角点を確定する。第2
の対角点が確定すると仮想矩形は確定矩形としてディス
プレイ上に描かれる。
【0007】ディスプレイ上のポインタの移動は、マウ
ス本体の移動によって行われるが、マウスの移動可能な
領域(操作可能領域)は、いわゆる光学式マウスでは、
パッド上に限られており、この範囲を越える移動操作を
行うときは、一旦マウスをパッドから持ち上げ、操作面
内に戻した後、操作面に降下して移動操作を継続させる
必要がある。この操作を追い継ぎ操作と呼んでいる。
【0008】また、光学式以外のマウスとして、いわゆ
る機械式といわれるマウスは、パッドを必要とせず、机
上などの平坦な面であれば何所でも使用できるが、机上
の他の物品のために操作可能領域が制限されている場合
が多く、追い継ぎ操作はマウスの方式のいかんにかかわ
らず発生する。
【0009】通常、マウスは、第1指と第4、5指で本
体を保持して移動操作を行い、スイッチは、第2指から
第4指のいずれかを使用して上から下に押しつけて操作
するようになっている。
【0010】なお、ここでいう光学式マウスとは、パッ
ドに刻まれているメッシュの通過数を光学的に読み取
り、その移動量を算出する方式のマウスを言い、機械式
マウスとは、内蔵されているボールの回転をロータリー
エンコーダによってX、Y軸方向に分解し、その増分値
を検出する方式のマウスを指している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方式では、マウスが操作面に接触している状態では優れ
た操作性を有するが、追い継ぎ操作を行う時は、マウス
を操作面から持ち上げた状態でスイッチを押し続けると
いう無理な操作が必要となり、ともすると、この間にス
イッチを開放してしまい、誤った位置に第2の対角点を
確定させてしまうといった誤操作が起きるという問題が
あった。
【0012】この問題は、マウスが有しているスイッチ
の数には無関係に発生する問題である。
【0013】また、従来のマウスでは、例えば、所望の
矩形を描く場合、ディスプレイ上のポインタ位置を移動
させるスピードが変えられない、すなわち、ポインタの
移動量の比を変更することができないため、詳細な図形
を描く場合に時間がかかるという問題があった。
【0014】本発明の目的は、誤操作を起こさないマウ
スを提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、ポインタの移動量の
比を変更することが可能なマウスを提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば下
記の通りである。
【0017】すなわち、ディスプレイ上のポインタ位置
を指定するための1個以上の第1のスイッチと、該第1
のスイッチとは異なる第2のスイッチと、該第2のスイ
ッチが操作された際に該操作の直前の前記第1のスイッ
チの操作状態を保持する保持手段と、前記操作後に前記
保持した操作状態の操作が前記第1のスイッチに対して
行われた時に前記保持した操作状態から前記第1のスイ
ッチの操作を継続する継続手段を有するようにしたもの
である。
【0018】また、ディスプレイ上のポインタ位置を指
定するための1個以上のスイッチを有するマウスであっ
て、前記マウスが該マウスの操作面に接触しているか否
かを検出する検出手段と、前記マウスが前記操作面から
離れた時に、その直前の前記スイッチの操作状態を保持
する保持手段と、前記操作面から離れた前記マウスが前
記操作面に接触した後に、前記保持した操作状態の操作
が前記スイッチに対して行われた時に前記保持した操作
状態から前記スイッチの操作を継続する継続手段とを有
するようにしたものである。
【0019】また、ディスプレイ上のポインタ位置を指
定するための1個以上の第1のスイッチと、該第1のス
イッチとは異なる第2のスイッチと、該第2のスイッチ
の操作に応じて、前記マウスの移動量に対する前記ポイ
ンタ位置の移動量の比を変更する変更手段とを有するよ
うにしたものである。
【0020】
【作用】前記手段によれば、前記第1のスイッチがディ
スプレイ上のポインタ位置を指定し、前記第2のスイッ
チが操作された際に該操作の直前の前記第1のスイッチ
の操作状態を保持し、前記操作を行った後に、前記保持
した操作状態の操作が前記第1のスイッチに対して行わ
れた時に、前記保持した状態から前記第1のスイッチの
操作を継続するので、マウスの移動中に前記第1のスイ
ッチを開放しても、誤操作を起こすことがない。
【0021】また、ディスプレイ上のポインタ位置を指
定するための1個以上のスイッチを有するマウスであっ
て、前記検出手段が、前記マウスが前記操作面から離れ
た状態を検出し、前記保持手段が、その直前の前記スイ
ッチの操作状態を保持し、前記マウスが前記操作面に再
び接触した時、前記継続手段が、前記のスイッチの操作
状態が前記保持状態と同一になるまで前記スイッチの操
作状態を継続するので、前記スイッチの操作状態を気に
することなく、マウスの追い継ぎ操作を行うことができ
る。
【0022】また、第1のスイッチが、ディスプレイ上
のポインタ位置を指定し、該第1のスイッチとは異なる
第2のスイッチの操作に応じて変更手段が、前記マウス
の移動量に対する前記ポインタ位置の移動量の比を変更
するので、任意の図形を詳細に描く場合であっても、容
易に、かつ、より正確に描くことができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0024】なお、実施例を説明するための全図におい
て、同一機能を有するものは、同一符号を付け、その繰
り返しの説明は省略する。
【0025】(実施例1)図1は本実施例1に係るマウ
スの外観図であり、(A)は上から見た平面図、(B)
は右から見た側面図である。
【0026】図1において、1はマウス、2はスイッチ
A、3はスイッチB、および4はスイッチCである。
【0027】図1に示すように、スイッチA2、スイッ
チB3は、通常のマウス1に備えられているディスプレ
イ上のポインタ位置の指定などに使用されるスイッチで
あり、マウス1の側面にあるスイッチC4が本発明に係
るスイッチである。
【0028】スイッチC4は、特に側面に設けなくとも
マウス1上面(スイッチA2、B3)の横に、スイッチ
A2、B3と同形状の物を設けてもよい。
【0029】図2は本実施例1のマウスの内部回路構成
を示す回路図である。
【0030】図2において、2はスイッチA、3はスイ
ッチB、4はスイッチC、5はX軸検出回路、6はY軸
検出回路、7は中央処理装置(以下、CPUという)、
8はDATA、および9はCLOCKである。
【0031】図2に示すように、通常、マウス1を操作
すると、例えば、機械式マウスの場合、マウス1内のボ
ール(図示していない)が回転し、このボールの回転方
向と回転数から、LED、フォトトランジスタなどで構
成されるX軸検出回路5、Y軸検出回路6により、Y軸
またはX軸方向の移動量を検出し、そのデータをCPU
7に送る。
【0032】CPU7は、送られたデータの処理を行
い、上位側(この場合は、PC本体)と約束されたイン
タフェースによりDATA8、CLOCK9を上位側に
送出する。
【0033】スイッチA2およびB3が押された場合
(ON状態)は、直接、CPU7にこのON情報を送出
するようになっている。
【0034】本実施例1に係るスイッチC4について
も、スイッチA2、スイッチB3と同様に、スイッチC
4のON/OFF情報をCPU7に送出するようにして
いる。
【0035】図3は従来のマウスによる追い継ぎ操作と
本実施例1に係るマウスによる追い継ぎ操作の違い説明
するためのタイムチャートである。
【0036】図3(A)において、30はタイムチャー
トAであり、マウス1が操作面に接触している状態をロ
ーレベルで表し(図中では、DOWNと表示してい
る)、離れている状態をハイレベルで表している(図中
では、UPと表示している)。
【0037】このローレベルおよびハイレベルは、前記
X軸検出回路5、Y軸検出回路6により検出される。す
なわち、マウス1が操作面から離れている場合は、ボー
ルが回転しないので、XY軸方向の移動量が「0」であ
ることにより検出される。
【0038】図3(B)において、31はタイムチャー
トBであり、スイッチB3が押されている状態をローレ
ベルで表し(図中では、ONと表示している)、スイッ
チB3が開放されている状態をハイレベルで表している
(図中では、OFFと表示している)。
【0039】図3(C)において、32はタイムチャー
トCであり、スイッチC4が押されている状態をローレ
ベルで表し(図中では、ONと表示している)、スイッ
チC4が開放されている状態をハイレベルで表してい
る。(図中では、OFFと表示している)。
【0040】図3(D)において、33はタイムチャー
トDであり、従来技術によるCPU7から上位側に送出
されるDATA8の状態変化を示している。(図中、O
Nは、負論理「0」を、OFFは、正論理「1」を示し
ている)。
【0041】図3(E)において、34はタイムチャー
トEであり、本発明に係るスイッチC4の操作により、
スイッチB3の操作状態を制御し、CPU7から上位側
に送出されるDATA8の状態変化を示している(図
中、ONは、負論理「0」を、OFFは、正論理「1」
を示している)。
【0042】以下、図3に示すタイムチャート(A)、
(B)、(C)、(D)および(E)を用いて、マウス
1による矩形の描画操作について説明する。
【0043】なお、説明の前提条件として、第1の対角
点は、スイッチA2により予め指定されているものとす
る。
【0044】まず、図3のタイムチャート(B)31に
示すように、時刻T1以前は自由走行状態であり、時刻
T1でスイッチB3が押され、その後、負荷走行に移る
(図中ONで示す)。
【0045】この負荷走行の状態における時刻T2で、
追い継ぎ操作のためマウス1が操作面から離され(タイ
ムチャート(A)30のUP部分)、時刻T3の時、再
びマウス1が操作面に降ろされるものとする(タイムチ
ャート(A)30の後半のDOWN部分)。
【0046】この時刻2から時刻T3間の誤操作によっ
て、スイッチB3が開放されたり(タイムチャート
(B)の破線枠部分311)、押されたり(タイムチャ
ート(B)の破線枠部分312)すると、従来技術によ
るタイムチャート(D)33では、前記スイッチB3の
ON/OFFに対応したDATA8が送出される。
【0047】このように従来技術では、追い継ぎ操作の
ためマウス1が操作面から離されている間のスイッチB
3の誤操作により、タイムチャート(D)33の時刻T
2’の時に、第2の対角点が確定してしまい、所望の図
形を描くことができない。
【0048】これに対して、本発明に係るスイッチC4
を、時刻T1において、スイッチB3と同時に押下する
と、タイムチャート(E)34に示すように、時刻T2
から時刻T3間におけるスイッチB3のON/OFF操
作を無効とし、マウス1が再び操作面に接触した後の時
刻T4におけるスイッチB3の操作(タイムチャート
(B)実線枠部分313)を有効として、時刻T1から
時刻T5まで、DATA8のON状態を保持し、時刻T
5において第2の対角点が確定することになり、所望の
矩形を描くことができる。
【0049】図4は実施例1の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【0050】図4に示すように、まず、スイッチA2を
押下し、第1の対角点をする(ステップ401)。
【0051】次に、第2の対角点を確定するために、ス
イッチB3を押下し、(ステップ402)、ここで、ス
イッチC4が押下されているか否かを判定する(ステッ
プ403)。
【0052】スイッチC4が押下されていなければ、
(ステップ403:No)、スイッチB3を押下した状
態、すなわち、負荷走行状態となり(ステップ40
7)、スイッチB3を離すことにより(ステップ40
8)、図形が確定する(ステップ409)。
【0053】ステップ403において、スイッチC4が
押下されていれば(ステップ403:Yes)、スイッ
チB3のON情報を保持し(ステップ404)、マウス
1が再び操作面14に接触した後のスイッチB3の開放
状態により(ステップ405)、図形が確定する(ステ
ップ406)。
【0054】以上の説明から分かるように、本実施例1
によれば、スイッチC4の操作により、スイッチB3の
状態が保持されるので、マウス1の追い継ぎ操作を容易
に行うことができ、マウス1を操作面から持ち上げた状
態でスイッチB3を押し続けるという無理な操作が不必
要となり、誤操作は発生しない。
【0055】なお、本実施例1では、ポインタ位置を指
定するためのスイッチを2個有するマウスについて説明
したが、このスイッチの数は、2個に限定されるもので
はなく、1個以上のスイッチを有するマウスに適用可能
である。
【0056】(実施例2)図5は実施例2のマウスが操
作面に接触しているか否かを検出する手段を説明するた
めの、一部欠き側面図であり、(A)は、マウスが操作
面に接触した状態の時の構成を示す図、(B)は、マウ
スが操作面から離れた状態の時の構成を示すずである。
【0057】図5において、1はマウス、2はスイッチ
A、11はボール、12は発光ダイオード(以下、TL
ED:Transmitter LED という)、13は受光ダイオー
ド(以下、RLED:Receive LEDという)、14は操作
面である。なお、スイッチB3は図示していない。
【0058】本実施例2は、他にスイッチを設けること
なく追い継ぎ操作を容易にできるようにしたものであ
り、図5(A)に示すように、通常、マウス1のボール
11の実装エリアは、上下に若干の隙間があり、マウス
1が操作面14に接触している時はボール11が上方に
上がり、X、Y軸検出回路のローラ(図示していない)
に接触し移動を検出するようになっている。
【0059】また、マウス1を操作面14から離した時
は、図5(B)に示すように、ボール11の回転により
ローラ(図示していない)が回らないよう、ボール11
が下るようになっている。
【0060】この時、ボール11の上部にTLED12
とRLED13を実装しておくことにより、マウス1が
操作面14に接触している時は、ボール11が上がるの
で、TLED12の光はボール11によりさえぎられ、
RLED13に達しない。
【0061】マウス1が操作面14から離された時は、
ボール11が下がるので、TLED12の光はRLED
13に達し、マウス1が操作面14から離れていること
を検出することができる。
【0062】このように、マウス1が操作面14に接触
しているか離れているかを検出することにより、例え
ば、第1の対角点を指定した後、自由走行によりディス
プレイ上のポインタ位置を指定してスイッチB3(図示
していない)のON状態で仮想矩形を描く場合、スイッ
チB3を押したまま負荷走行により所望の矩形となるよ
うにポインタ位置を修正する時、操作面14からマウス
1が離れている時は、スイッチB3が操作されてもスイ
ッチB3のON状態を継続させ、マウス1が再び操作面
14に接触している時のスイッチB3の操作のみを有効
とみなし、第2の対角点が確定されることになる。
【0063】以上の説明から分かるように、本実施例2
によれば、スイッチB3の操作状態を保持するための他
のスイッチを設けることなく、マウス1が操作面から離
れたか否かを自動的に検出するので、追い継ぎ操作を容
易に行うことができ、スイッチB3による誤操作は発生
しない。
【0064】なお、本実施例2では、ポインタ位置を指
定するためのスイッチを2個有するマウスについて説明
したが、このスイッチの数は、2個に限定されるもので
はなく、1個以上のスイッチを有するマウスに適用可能
である。
【0065】また、光学式マウスにおいては、もともと
操作面14に接触しているか離れているかを検出するこ
とができるので、本実施例2における処理手順をCPU
7内に追加すればよい。
【0066】(実施例3)図6は実施例3のマウスのポ
インタ位置の移動動作の手順を示すフローチャートであ
る。
【0067】本実施例3は、前記実施例1に示したスイ
ッチC4を応用してディスプレイ上のポインタの移動ス
ピードを遅らせる手段を備えたものであり、その手段の
動作手順は、図6に示すように、まず、マウス1の操作
により、ディスプレイ上のポインタを移動し(ステップ
601)、スイッチA2を操作し第1の対角点を指定す
る(ステップ602)。
【0068】次に、第2の対角点を指定するためにマウ
ス1を移動すると、ディスプレイ上のポインタも移動す
る(ステップ603)。
【0069】この時、まず、スイッチC4の状態を確認
し(ステップ604)、スイッチC4がOFFの場合
(ステップ604:No)、通常の(従来の)マウス1
の操作を行い、矩形を描く。
【0070】次に、スイッチC4がONの場合(ステッ
プ604:Yes)で、スイッチB3が操作された時
(ステップ605)、再度スイッチC4が継続してON
されているか否かを確認する(ステップ606)。
【0071】スイッチC4がOFFの場合は(ステップ
606:No)、従来と同様の処理(スイッチB3を押
下した後、開放することによって、第2の対角点を指定
する)を行う。
【0072】このように、従来は、ポインタを移動し第
2の対角点を指定するが、この時、スイッチC4がON
の場合(ステップ606:Yes)、マウス1の移動量
(X、Y)をマウス1内で、例えば、10分の1にし、
そのDATA8を上位側のPCに送出する(ステップ6
07)。
【0073】この処理により、ディスプレイ(図示して
いない)上のポインタの移動スピードが10分の1にな
るので、より正確にポインタの位置決めを行うことがで
きる。
【0074】そして、最後に、スイッチB3の押下/開
放操作により、第2の対角点が指定され、仮想矩形から
確定矩形が描かれることになる。
【0075】なお、本実施例3では、マウスの移動量と
ポインタの移動量の比を10分の1にした例について説
明したが、スイッチC4を押すごとに、その縮小の度合
いを変化する(例えば、1回押すと、1/10、2回押
すと、1/5…など)ようにすることもできる。
【0076】以上の説明から分かるように、本実施例3
によれば、ディスプレイ上のポインタ位置の移動スピー
ドが遅くなる、すなわち、マウスの移動量に対するポイ
ンタ位置の移動量の比を変更することにより、詳細な図
形を描くためのマウスの移動操作が容易になり、より正
確な図形を描くことができる。
【0077】なお、本実施例3では、ポインタ位置を指
定するためのスイッチを2個有するマウスについて説明
したが、このスイッチの数は、2個に限定されるもので
はなく、1個以上のスイッチを有するマウスに適用可能
である。
【0078】前記本実施例1、2および3においては、
前記各種処理を、マウス1内で処理した場合について説
明したもので、現状のマウスに対しスイッチを1つ追加
するか、操作面14に接触しているか離れているかを検
出する手段を設け、これらの情報を上位側(本実施例
1、2、3では、PC)に送り、上位側のプログラム処
理などにより、前記追い継ぎ操作を改善をすることもで
きる。
【0079】
【発明の効果】本願で開示される発明のうち、代表的な
ものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の
通りである。
【0080】(1)マウスの追い継ぎ操作において、ポ
インタ位置を指定するための1個以上のスイッチの操作
状態を気にすることなくマウスの負荷走行を継続させる
ことができるので、誤操作を起こすことがなくなり、マ
ウスの操作性が向上する。
【0081】(2)前記検出手段が、マウスが操作面に
接触しているか否かを自動的に検出するので、スイッチ
の操作状態を気にすることなく、マウスの追い継ぎ操作
を行うことができ、誤操作を起こすことがない。
【0082】(3)マウスの追い継ぎ操作時、マウスの
移動量に対するポインタ位置の移動量の比を変更する、
すなわち、ディスプレイ上のポインタの移動スピードを
微調整することができるので、任意の図形を詳細に描く
場合であっても、容易に、かつ、より正確に描くことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマウスの一実施例の外形示す外形
図である。
【図2】実施例1のマウスの内部回路を示す回路図であ
る。
【図3】実施例1のマウスのスイッチ操作信号を説明す
るためのタイムチャートである。
【図4】実施例1の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図5】実施例2のマウスの操作面への接触/非接触を
検出する機構の構造を示す構造図である。
【図6】実施例3のマウスのポインタ位置の移動動作の
手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…マウス、2…スイッチA、3…スイッチB、4…ス
イッチC、5…Y軸検出回路、6…X軸検出回路、7…
中央処理装置(CPU)、8…DATA、9…CLOC
K、11…ボール、12…発光ダイオード(TLE
D)、13…受光ダイオード(RLED)、14…操作
面。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイ上のポインタ位置を指定す
    るための1個以上の第1のスイッチと、該第1のスイッ
    チとは異なる第2のスイッチと、該第2のスイッチが操
    作された際に該操作の直前の前記第1のスイッチの操作
    状態を保持する保持手段と、前記操作後に前記保持した
    操作状態の操作が前記第1のスイッチに対して行われた
    時に前記保持した操作状態から前記第1のスイッチの操
    作を継続する継続手段とを有することを特徴とするマウ
    ス。
  2. 【請求項2】 ディスプレイ上のポインタ位置を指定す
    るための1個以上のスイッチを有するマウスであって、 前記マウスが該マウスの操作面に接触しているか否かを
    検出する検出手段と、前記マウスが前記操作面から離れ
    た時に、その直前の前記スイッチの操作状態を保持する
    保持手段と、前記操作面から離れた前記マウスが前記操
    作面に接触した後に、前記保持した操作状態の操作が前
    記スイッチに対して行われた時に前記保持した操作状態
    から前記スイッチの操作を継続する継続手段とを有する
    ことを特徴とするマウス。
  3. 【請求項3】 ディスプレイ上のポインタ位置を指定す
    るための1個以上の第1のスイッチと、該第1のスイッ
    チとは異なる第2のスイッチと、該第2のスイッチの操
    作に応じて、前記マウスの移動量に対する前記ポインタ
    位置の移動量の比を変更する変更手段とを有することを
    特徴とするマウス。
JP6089408A 1994-04-27 1994-04-27 マウス Pending JPH07295742A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6089408A JPH07295742A (ja) 1994-04-27 1994-04-27 マウス

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002157084A (ja) * 2000-11-22 2002-05-31 Anritsu Corp トラックボール装置及びそれを用いたパラメータ設定装置

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JP2002157084A (ja) * 2000-11-22 2002-05-31 Anritsu Corp トラックボール装置及びそれを用いたパラメータ設定装置

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