JP2009211421A - 文字入力方式、入力装置及び文字入力方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】迅速な文字入力を可能とする文字入力方式、入力装置及び文字入力方法を提供する。
【解決手段】異なる文字グループの代表文字が割り当てられた複数の領域111と、前記文字グループの代表文字以外の文字が割り当てられた前記領域間の境界領域112(113)とに分割されたキーパッド11と、前記領域及び前記領域に隣接する境界領域に対する指等の入力手段の接触を検出し、入力手段が接触した領域の座標信号を出力する認識デバイスとからなる入力装置と、前記入力装置の出力により入力手段の前記領域への接触による当該領域に割り当てられた代表文字を選択し、前記領域への接触とスライドによる前記領域及び境界領域への接触により当該境界領域に割り当てられた文字を選択する入力制御装置と、を備える。
【選択図】図3
【解決手段】異なる文字グループの代表文字が割り当てられた複数の領域111と、前記文字グループの代表文字以外の文字が割り当てられた前記領域間の境界領域112(113)とに分割されたキーパッド11と、前記領域及び前記領域に隣接する境界領域に対する指等の入力手段の接触を検出し、入力手段が接触した領域の座標信号を出力する認識デバイスとからなる入力装置と、前記入力装置の出力により入力手段の前記領域への接触による当該領域に割り当てられた代表文字を選択し、前記領域への接触とスライドによる前記領域及び境界領域への接触により当該境界領域に割り当てられた文字を選択する入力制御装置と、を備える。
【選択図】図3
Description
本発明は文字入力に関し、特に、キーパネルを使用した文字入力方式、入力装置及び文字入力方法に関する。
本発明の関連技術の電子機器等のユーザーインターフェースとして、分割された複数の領域をキーとするキーパッドを使用するキー入力装置について説明する。
図9、10、11は本発明の関連技術のキー入力装置のキーパッドを示す図である。
図9に示すキーパッドは、携帯電話機等の小型端末のユーザーインターフェースであり、入力文字に対応する分割された複数の領域を有する。各領域はそれぞれ「あ」行〜「わ」行に対応する代表文字「あ」〜「わ」の文字が印字され、文字入力方式として、それぞれのキーを1ないし複数回押下することにより、各領域の押下数の順に各行の順位の文字を入力できるようにしたものである。
図9に示すキーパッドは、携帯電話機等の小型端末のユーザーインターフェースであり、入力文字に対応する分割された複数の領域を有する。各領域はそれぞれ「あ」行〜「わ」行に対応する代表文字「あ」〜「わ」の文字が印字され、文字入力方式として、それぞれのキーを1ないし複数回押下することにより、各領域の押下数の順に各行の順位の文字を入力できるようにしたものである。
しかしこの方式は、例えば「こんにちは」と入力する場合、「こ」は「か」行に対応するキー「か」を5回押下して入力することとなり、同様な操作を繰り返しにより「こんにちは」と入力するには、5+3+2+2+1の合計13回キーを押下する必要があるから、この操作は非常にわずらわしく且つ入力速度も遅いという問題点がある。
図10に示すキーパッドは、五十音全てのキーを設置するものであり、キー押下回数を減らすことが出来るが、小型端末に五十音のそれぞれを入力するキーを設置すると、キーを配置する面積の確保のためキーパネル面が非常に大きくなる。そこで、図11に示すようにキーパネル面の面積のままでキーパッドに五十音全てを配置することも考えられるが、このようなキーパッドではキーの一つ一つが非常に小さくなりキー押下による入力操作が困難となる。
これらに対し、特許文献1には、分割された複数の領域に選択候補が割り当てられたタッチパッド上に、指等の入力手段が触れた位置を始点とし始点から入力手段の移動方向及び移動量に応じて、前記始点を含む領域に割り当てられている複数の選択候補のリストを表示部に表示し、入力手段のスライド位置に応じてリストの選択候補の文字にカーソルの移動表示を行い、入力手段がタッチパッドから離れた位置を終点とし、前記終点に対応する選択候補の文字入力を確定する入力装置と、タッチパッド上の入力手段のスライドによる定義されたゼスチャーによる軌跡によりイベントを発生し、ゼスチャーイベントに対応する機能を実施する入力装置が記載されている。
特開2007−193465号公報
昨今、小型端末の多機能化が進み、さらに様々な用途での使用が可能となっていく中で、ユーザーインターフェースである入力装置は昔から大きく変わっていないため小型端末の用途を狭くしている。このような状況から、ユーザーインターフェースの小型化は小型端末の進化に欠かせない要素であり重要課題である。
前記特許文献1記載の入力装置は、タッチパッドの「あ」〜「わ」の文字が印字された領域毎にそれぞれ「あ」行から「わ」行までの各文字列を対応させ、各領域の何れかへの入力手段の接触時に、それぞれの行の文字列リストを表示部に表示させ、これを参照しながら入力手段を表示された方向にスライドし、カーソルを移動させて文字を選択し、入力手段を離すことにより選択した文字の確定を行うように構成したものである。
従って、この入力装置は入力手段のスライド方向は、表示部に表示された文字列の方向に予め決定されており、表示部に表示された文字列のリストを参照しながら入力操作を行うものであり、キーパッドを見ながら迅速に文字入力を行うことは極めて困難であるという点で問題がある。
(目的)
本発明の目的は、以上のような課題を解決する文字入力方式、入力装置及び文字入力方法を提供することにある
本発明の目的は、以上のような課題を解決する文字入力方式、入力装置及び文字入力方法を提供することにある
本発明の第1の文字入力方式は、異なる文字グループの代表文字が割り当てられた複数の領域と、前記文字グループの代表文字以外の文字が割り当てられた前記領域に隣接する境界領域とに分割されたキーパッドと、前記領域及び境界領域に対する入力手段の接触を検出し、入力手段が接触した領域及び境界領域の座標信号を出力する認識デバイスとからなる入力装置と、前記入力装置の出力により入力手段の前記領域への接触による当該領域に割り当てられた代表文字を選択し、前記領域への接触とスライドによる前記領域及び境界領域への接触により当該境界領域に割り当てられた文字を選択する入力制御装置と、を備える。
本発明の第1の入力装置は、異なる文字グループの代表文字が割り当てられた複数の領域と、前記文字グループの代表文字以外の文字が割り当てられた前記領域間の境界領域とに分割されたキーパッドと、前記領域及び境界領域に対する入力手段の接触を検出し、入力手段が接触した領域の座標信号を出力する認識デバイスと、を備える。
本発明の第1の文字入力方法は、キーパッドを異なる文字グループの代表文字が割り当てられた複数の領域と、前記文字グループの代表文字以外の文字が割り当てられた前記領域に隣接する境界領域とに分割し、認識デバイスにより前記領域及び境界領域に対する入力手段の接触を検出し、入力手段が接触した領域及び隣接領域の座標信号を出力し、前記認識デバイスの座標信号により入力手段の前記領域への接触による当該領域に割り当てられた代表文字を選択し、前記領域への接触とスライドによる前記領域及び境界領域への接触により当該境界領域に割り当てられた文字を選択することを特徴とする。
本発明によれば、キーパッドのグループの代表文字が割り当てられた領域の周囲に該代表文字を除く文字を割り当て、入力手段の接触とスライド操作により文字選択、確定を可能するものであるから、迅速且つ間違いなく文字入力を行うことが可能である。また、キーの押下回数による文字選択に比べ操作が極めて容易である。
更に、代表文字が割り当てられた領域とそのグループの他の文字が割り当てられた境界領域との重複接触で前記他の文字の入力が可能であるから境界領域の幅(面積)を最小限にすることが可能でありキーパネル面積も充分小さくすることが可能である。
(第1の実施形態)
本発明の文字入力方式、入力装置及び文字入力方法の第1の実施形態について以下説明する。
本発明の文字入力方式、入力装置及び文字入力方法の第1の実施形態について以下説明する。
(構成の説明)
図1は本発明の文字入力方式及び入力装置の第1の実施形態の構成を示す図であり、(a)は文字入力方式の構成、(b)は入力装置の構成である。また、図2は本実施形態の文字入力方式を搭載した小型端末の外観を示す図である。
図1は本発明の文字入力方式及び入力装置の第1の実施形態の構成を示す図であり、(a)は文字入力方式の構成、(b)は入力装置の構成である。また、図2は本実施形態の文字入力方式を搭載した小型端末の外観を示す図である。
本実施形態の文字入力方式は、図1(a)に示すように入力インターフェースとして入力装置10、小型端末の入力制御を行う入力制御装置30、視覚インターフェースとしての液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)等からなる表示装置12により構成される。
また、本実施形態の入力装置10は、図1(b)に示すようにボタン押下式キー入力の代わりにタッチパッドのように指や先端が柔らかいステイラスペン等の入力手段(以下、指の使用例で説明する)を接触することにより文字等の入力操作を行うためのキーパッド11と、キーパッド11の裏面に配置され、キーパッド11への指の接触/非接触を検出し、位置座標信号(座標信号)を出力する位置認識デバイス(認識デバイス)12により構成されている。
本実施形態の小型端末は、図2に示すように例えば携帯端末として構成可能であり、入力制御装置30を内蔵する筺体の一面に、キーパネル11を実装する認識デバイス12からなる入力装置10と表示部20に加え、必要により他の機能キー等を備える。
次に、本実施形態のキーパッド11の構成及び機能について説明する。
図3は本発明の第1の実施形態のキーパッド11の構成を示す図である。本実施形態のキーパッド11は、複数の領域111と、前記領域111が隣り合う境界の領域(「境界領域」という。)112及びキーパッド11の端部側114の境界領域113からなり、前記領域111、境界領域112、113は概ね格子状に配列されている。
また、前記領域111には前記文字グループの代表文字(例えば五十音の各行の先頭文字)が割り当てられ、前記境界領域112、113は前記領域111の隣接方向の幅(面積)より小さい隣接方向の幅(面積)でなり、前記文字グループの代表文字以外の文字(例えば五十音の各行の先頭文字以外の文字)が割り当てられている。
図3のキーパッド11は仮名文字の入力用の文字の割り当て例を示している。より具体的には、前記領域111には五十音の各行の先頭文字の「あ」、「か」、「さ」、「た」、「な」、「は」、「ま」、「ら」、「や」、「わ」を割り当て、各領域111の周囲の境界領域112、113には、各先頭文字毎に当該文字の行の文字、例えば、「あ」の領域の場合は「い」「う」「え」「お」を反時計方向等、任意の順に割り当てた例である。
また、キーパッド11には、入力操作上、各領域111に割り当てた文字「あ」〜「わ」を表示(印字)するとともに、各境界領域112、113に割り当てた文字、例えば、「あ」の領域の場合は「い」「う」「え」「お」を表示(印字)する。本実施形態の隣り合う領域111の境界領域112にはそれぞれの行の文字を重複して表示する。
次に、本実施形態のキーパッド11が実装された認識デバイス12の構成及び機能について説明する。
図4は本実施形態の認識デバイスの構成を示す図である。
認識デバイス12は、例えばタッチパッドのように静電容量の変化を検出する静電容量センサ式等の位置の認識デバイスである。図4に示すようにキーパッド11の区分した前記領域及び境界領域に対応する各検出領域を備え、キーパッド面への指の接触/非接触に対し、例えば静電容量の変化により入力位置を検出し、キーパッド面におけるxy軸の位置座標x(x0〜x6)、y(y0〜y10)を示す座標信号(例えば、x1y7、x2y2等)を出力する。なお、入力位置の検出は入力位置の移動がある毎又は一定時間毎に行われる。
認識デバイス12は、例えばタッチパッドのように静電容量の変化を検出する静電容量センサ式等の位置の認識デバイスである。図4に示すようにキーパッド11の区分した前記領域及び境界領域に対応する各検出領域を備え、キーパッド面への指の接触/非接触に対し、例えば静電容量の変化により入力位置を検出し、キーパッド面におけるxy軸の位置座標x(x0〜x6)、y(y0〜y10)を示す座標信号(例えば、x1y7、x2y2等)を出力する。なお、入力位置の検出は入力位置の移動がある毎又は一定時間毎に行われる。
次に、本実施形態の入力制御装置30の制御機能について図1〜4を参照して説明する。
入力制御装置30は、入力装置10の認識デバイス12から座標信号を入力し、座標信号に基づいて、入力文字の選択と選択した文字の確定とを行う機能、選択及び確定した文字を表示部20に表示する機能を有する。ここで、文字の確定とは、仮名漢字変換等、入力文字の変換を伴う場合の変換可能な入力状態もしくは仮名文字等の入力文字の変換を伴わない場合の直接入力等を意味する。
入力制御装置30の文字選択及び確定等の制御機能は基本的には以下のとおりである。
キーパネル上の代表文字(例えば母音文字「あ」)が印字された領域にユーザーが指を触れると、入力制御装置30は認識デバイスから指が接触した座標信号(例えばx1y7)を入力し、当該代表文字(例えば「あ」)を選択(表示)する制御を行う。また、ユーザーがその状態から指を離すと、入力制御装置30は座標信号(例えばx1y7)の消滅により選択した当該代表文字(例えば「あ」)を確定する制御を行う。
キーパネル上の代表文字(例えば母音文字「あ」)が印字された領域にユーザーが指を触れると、入力制御装置30は認識デバイスから指が接触した座標信号(例えばx1y7)を入力し、当該代表文字(例えば「あ」)を選択(表示)する制御を行う。また、ユーザーがその状態から指を離すと、入力制御装置30は座標信号(例えばx1y7)の消滅により選択した当該代表文字(例えば「あ」)を確定する制御を行う。
キーパネル上の代表文字(例えば母音文字「あ」)が印字された領域にユーザーが指を触れると、入力制御装置30は座標信号(例えばx1y7)を入力し、当該代表文字(例えば「あ」)を選択(表示)する制御を行う。更に、ユーザーがその状態から指を離さず(接触しながら)スライド(例えば右方向にスライド)させ代表文字の領域(例えば「あ」)と隣接する境界領域(例えば「う」「こ」)を同時に接触すると、入力制御装置30は、最初の座標信号(例えばx1y7)の入力に次ぐ座標信号(例えばx1y7及びx2y7)の入力により、当該境界領域に印字された文字(例えば、「あ」行の「う」列として印字された「う」)を選択、表示する制御を行う。また、ユーザーがその状態から指を離すと、入力制御装置30は座標信号(例えばx1y7及びx2y7)の消滅により選択した当該文字(例えば「う」)を確定する制御を行う。
また同様に、キーパネル上の代表文字(例えば母音文字「あ」)が印字された前記領域と隣り合う代表文字が印字された領域(例えば、右側の「か」が印字された領域)に指を接触して離した場合は、入力制御装置30は、前述と同様の座標信号(例えばx3y7)の入力と消滅により、当該領域に印字された文字の選択と入力確定を行う。また、当該領域への指の接触状態で左方向へスライドさせ代表文字の領域(例えば「か」)と隣接する境界領域(例えば、「か」、「こ」が印字された領域)へ移動して離した場合は、入力制御装置30は、前述と同様の最初の座標信号(例えばx3y7)に次ぐ座標信号(例えばx3y7及びx2y7)の入力とその消滅により当該境界領域に印字された文字(例えば「か」行の「こ」)の文字選択と入力確定の制御を行う。
更に、文字入力に関連する「ひらがな」、「カタカナ」及び「仮名漢字変換」等、文字種や機能の選択、小文字/大文字、全角/半角の切り替え、文字選択のクリア等の機能は、キーパネル11上の任意の領域に割り当てるか、前記他の機能キー等のキースイッチを設けて制御するように構成することができる。例えば、キーパネル11上の特定領域への接触、キースイッチの押下又は接触(押下)回数に応じて入力制御装置30が前記各機能を実現する制御を行うように構成することができる。
また、入力制御装置30に、文字入力の確定や入力文字のクリア(取り消し)等、前回の入力処理の終了後、代表文字が印字された領域への指の接触時に、当該領域の隣接する境界領域への指の接触ミスによる境界領域の座標信号の同時入力を無効として取り扱う機能を持たせることができる。
更に入力制御装置30に、前述の指のスライドによる境界領域への接触時に、スライド方向の代表文字が印字された領域への指の接触ミスによる3つの座標信号の同時入力があった場合も当該領域の座標信号(3つ目の座標信号)を無効として取り扱う機能を持たせると好適である。これらにより代表文字の入力時の境界領域等への接触ミスによる誤動作を防止することができる。
以上の制御により「あ」、「か」、「さ」、「た」、「な」、「は」、「ま」、「ら」、「や」、「わ」の並びの中から任意の文字を一つ触り、そのまま指を離す又は上下左右の境界領域に跨るようにスライドさせた後に指を離すことにより、グループの代表文字の選択と入力確定、同グループの他の文字の選択と入力確定が実現できる。
(動作の説明)
図5は本実施形態の入力制御装置の処理フローチャートの例を示す図である。入力制御装置30は認識デバイス12から入力した座標信号に対する論理的操作を用い、以下のような処理手順(方法)を実行する。
図5は本実施形態の入力制御装置の処理フローチャートの例を示す図である。入力制御装置30は認識デバイス12から入力した座標信号に対する論理的操作を用い、以下のような処理手順(方法)を実行する。
ユーザーが指を代表文字の何れかの領域に触れると(ステップs1)、認識デバイス12は座標信号を入力制御装置30に出力し、入力制御装置30は入力した座標信号がx1y7(「あ」領域の座標)か否かを判断する(ステップs2)。
ステップs2において、ステップs1による座標信号がx1y7(「あ」領域の座標)とすると、入力制御装置30は点線S内の処理を実行する。
最初に入力制御装置30は座標信号のx1y7により代表文字「あ」を選択し表示部20に表示する。その後、入力制御装置30は座標信号x1y7が消滅した(ユーザーが接触した位置の指を離した)か否かを判断し(ステップs4)、もし、座標信号x1y7が消滅したことを検出すると、選択(表示)した「あ」の入力を確定する(ステップs8)。
また、入力制御装置30は、ステップs4の座標信号x1y7の入力状態で、座標信号がx1y7からx1y7とx1y8に切換った(ユーザーが接触した指を離さずにスライドさせた)か否かを判断し(ステップs5)、座標信号x1y7とx1y8への切り替わりを検出すると(ステップs5、Yes)、ユーザーの指が「あ」領域から「い」領域にスライドしたとして「あ」の選択、表示から「い」の選択、表示に切替える(ステップs6)。その後、入力制御装置30は座標信号x1y7とx1y8が消滅したか否かを判断し(ステップs7)、座標信号x1y7とx1y8の消滅を検出するまで「い」の選択、表示を継続し(ステップs7、No)、座標信号x1y7とx1y8の消滅を検出すると(ステップs7、Yes)、「い」の入力を確定する(ステップs8)。
また、入力制御装置30はステップs5において、x1y7からx1y7とx1y8への切り替わりを検出せず、x1y7からx1y7とx2y7への切り替わりを検出した場合(ステップs9、Yes)、入力制御装置30は「う」を選択、表示する(ステップs10)。その後、入力制御装置30は座標信号x1y7とx2y7が消滅したか否かを判断し(ステップs11)、座標信号x1y7とx2y7の消滅を検出するまで「う」の選択、表示を継続し(ステップs11、No)、座標信号x1y7とx2y7が消滅すると(ステップs11、Yes)、入力「う」を確定する(ステップs8)。
入力制御装置30はステップs9において、x1y7からx1y7とx2y7への切り替わりも検出しない場合(ステップs9、No)、同様に次のステップである「え」の入力処理(図示を省略)に移行し、入力制御装置30は同様な処理を実行する。また、当該ステップでx1y7からx1y7とx1y6への切り替わりも検出しない場合、ステップs12に移行する。
入力制御装置30はステップs12において、座標信号がx1y7からx1y7とx0y7への切り替わりを検出したか否かを判断し、x1y7とx0y7への切り替わりを検出した場合は(ステップs12、Yes)、「お」を選択、表示する(ステップs13)。その後、入力制御装置30は座標信号x1y7とx0y7が消滅したか否かを判断し(ステップs14)、座標信号x1y7とx0y7の消滅を検出するまで「お」の選択、表示を継続し(ステップs14、No)、座標信号x1y7とx0y7が消滅すると(ステップs14、Yes)、入力「お」を確定する(ステップs8)。ステップs12でx1y7からx1y7とx0y7への切り替わりを検出しない場合は「あ」の選択、表示を継続するステップs3に戻る。
また、代表文字への接触に関するステップs2において、座標信号がx1y7(「あ」領域の座標)の入力でない場合(ステップs2、No)、入力制御装置30はステップs15に移行して、座標信号がx3y7(「か」領域の座標)か否かを判断する。ステップs15でx3y7(「か」領域の座標)でない場合も同様であり、順次後続のステップの「さ」…「や」の入力処理(図示を省略)に移行して、入力制御装置30は同様な処理を実行し、最後に座標信号がx3y1(「わ」領域の座標)か否かを判断する。ステップs16で座標信号がx3y1(「わ」領域の座標)でない場合はステップs2に戻る。
また、ステップs15〜ステップs16で座標信号がそれぞれx3y7〜x3y1の場合は、前述の点線S内で示す同様の処理(図示を省略)により、前述と同様の「か」行〜「わ」行の入力選択、確定動作を実行する。
以上の処理においては、ユーザーのキーパッド11への接触/非接触の操作に対し、認識デバイス12が座標信号を生成して出力し、入力制御装置30は前記座標信号の入力と消滅を検出して入力文字の選択、表示の制御を行うように構成したが、認識デバイス12は、キーパッドへの指の接触/非接触の操作に対し、座標信号に加えて、接触/非接触の有無を示す信号をも出力する機能を持たせ、入力制御装置30は両信号により以上の制御を行うように構成することが可能である。
また、入力制御装置30はキーパネル11上の前記特定領域への接触、キースイッチの押下等に応じて入力文字を「ひらがな」と「カタカナ」等の切り替え、小文字/大文字、半角/全角への切り替え、「仮名漢字変換」等の制御を実行する。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、認識デバイス12は各領域又は境界領域への接触/非接触により、各代表文字が割り当てられた領域への接触は何れかの領域(及び境界領域)に接触することを想定したが、最初に触れた代表文字が割り当てられている領域(例えばx1y7)への接触時に、隣りの代表文字が割り当てられている領域(例えばx1y5)にも接触すると、認識デバイスは複数の代表文字が割り当てられている領域の座標信号が発生することになり、入力制御装置30での正常な処理を妨げるおそれがある。
第1の実施形態では、認識デバイス12は各領域又は境界領域への接触/非接触により、各代表文字が割り当てられた領域への接触は何れかの領域(及び境界領域)に接触することを想定したが、最初に触れた代表文字が割り当てられている領域(例えばx1y7)への接触時に、隣りの代表文字が割り当てられている領域(例えばx1y5)にも接触すると、認識デバイスは複数の代表文字が割り当てられている領域の座標信号が発生することになり、入力制御装置30での正常な処理を妨げるおそれがある。
第2の実施形態として、認識デバイス12自体に接触ミスによる複数の座標信号の出力を防止する機能を持たせるように構成する。つまり、代表文字が割り当てられている領域に指が触れている場合に、当該領域の指の接触面積等に対応する接触量の情報をも検出し、複数の代表文字が印字された領域の座標信号が生成される場合に、それぞれの接触量の情報を相互に比較して、当該接触量が最大である領域の座標信号を選択して入力制御装置30に出力する。
図6は本発明の第2の実施形態の認識デバイスの構成例を示す図である。上下方向の一列分の分割した領域に対する処理回路の構成例を示している。
代表文字が割り当てられた領域111への重複する接触は、上下に並んだ領域111への接触が考えられるので、重複した領域111への接触時に、それぞれの接触量の情報の大小比較を行って、大きい方の座標信号のみを当該指の接触による座標信号として出力する。第2の実施形態の構成、動作を説明すると以下のとおりである。
キーパッド11の各領域の静電容量の変化から検出される接触量の情報a10…、a7、a5、a3…を入力し、前記情報a10…、a7、a5、a3…から指の接触を検出するしきい値(ヒステリシス特性)を有する比較器を用いた検出器…c7、c5、c3…と、検出器…c7、c5、c3…の出力により座標信号を生成する座標生成回路o10…、o7、o5、o3…と、隣り合う代表文字が割り当てられている領域の座標信号の面積比較を行う比較回路…h7-5、h5-3…と、隣り合う代表文字が割り当てられている領域の検出器…c7、c5、c3…の出力の論理積により比較回路…h7-5、h5-3…を動作状態とするAND回路…f7-5、f5-3…と、比較回路…h7-5、h5-3…の出力(反転/非反転出力)により制御され、比較回路が非動作状態及び比較回路のHレベルで導通状態のゲートスイッチ…g7、g5、g3…とから構成される。なお、境界領域に対する回路例はx1y0に対し例示しているように検出器c10及び座標生成回路お10のみでなり、他の境界領域の同様の回路は省略している。
いま、ユーザーがキーパッド11のx1y7(「あ」領域)に単独で触れた場合は、検出器c7がH(High)レベルを出力し、座標生成回路o7は前記Hレベルにより座標信号x1y7を出力する。このときAND回路f7-5は検出器s5の出力がL(Low)レベルのためLレベルを出力し、比較回路h7-5は非動作状態である。このためゲートスイッチg7は導通状態(他のゲートスイッチも導通状態)にあり、前記座標生成回路o7の座標信号x1y7はゲートスイッチg7を通して入力制御装置30に出力される。
また、ユーザーがキーパッド11のx1y7(「あ」領域)に触れた際、接触ミスによりx1y5(「た」領域)にも接触した場合は、検出器c7とc5がHレベルを出力し、座標生成回路o7はx1y7を出力するとともに、座標生成回路o5もx1y5を出力する。この場合、AND回路f7-5は何れの入力もHレベルであるからHレベルを出力し、比較回路h7-5は動作状態となり接触量の情報の比較動作を行う。
ユーザーは「あ」領域への接触を意図し、「あ」領域の接触量が「た」領域への接触量が大きいとすると、比較回路h7-5は非反転出力がHレベル、反転出力がLレベルとなりゲートスイッチg7は導通のままであり、ゲートスイッチg5は非導通に制御される。これにより座標生成回路o5の座標信号x1y5の出力はゲートスイッチg5により阻止され、座標生成回路o7の座標信号x1y7はゲートスイッチg7を通過し入力制御装置30側に出力される。
また、仮に、上記動作例で、「あ」領域の接触量が「た」領域の接触量より小さいとすると、座標生成回路o7の座標信号x1y7の出力はゲートスイッチg7により阻止され、座標生成回路o5の座標信号x1y5の出力はゲートスイッチg5を通過し入力制御装置30側に出力される。以上の動作はx11y5とx1y3の領域の間の接触ミスの場合でも同様である。なお、前記接触ミスでの境界領域の座標信号の発生は第1の実施形態で述べた入力制御装置30で無視して取り扱う機能により解決可能である。
以上、代表文字が割り当てられた領域に関する重複接触の例を上下方向の一列分の領域の部分的に説明したが、このような重複ミスによる座標信号の処理回路は全領域に適用される。
また、前述した接触量の比較による指の接触ミスの処理は3以上の領域への接触についても拡張可能である。つまり、接触量の比較を3以上で行い、最大の接触量の領域を特定することで実現可能である。
更に、最大の接触量の領域111(例えばx1y5)の特定時に、当該領域に隣接する境界領域の座標信号の出力を禁止するように構成することも可能である。例えば、図6に示すAND回路を隣接する境界領域(例えばx1y6、x1y4)の検出器(例えば図示しないc6、c4)との間にもそれぞれ設けて、それぞれのAND回路の出力で前記特定した領域111と隣接する境界領域(例えばx1y6、x1y4)に対応する座標発生回路(例えば図示しないo6、o4)の出力にゲートスイッチ(図示しないg6、g4)を設けて出力を禁止するように制御することで実現可能である。
キーパッド11への接触ミスによる文字選択等の誤動作を防止する他の実施形態として、代表文字が割り当てられている領域に指が触れている場合に、当該領域の指の接触量の情報を前記座標信号とともに入力制御装置30に出力し、入力制御装置30側で重複する接触に対して誤動作を防止するように構成することができる。例えば、認識デバイス12は指が接触した領域にかかる座標信号とともに、静電容量等のデータを生成し、接触面積等の接触量の情報として入力制御装置30に並行して出力する。
入力制御装置30は、代表文字を判定するステップ(図5のステップs2、s15、s16等)において、代表文字が印字された領域の座標信号として、複数の代表文字が印字された領域の座標信号を受信した場合に、それぞれに付加された接触量の情報を比較して、当該接触量の最大のものを選択し、当該最大の接触量に対応する座標信号により代表文字を選定する。本実施形態によれば、キーパッド11への接触ミスによる文字選択等の誤動作を防止することが可能である。
(第3の実施形態)
以上の実施形態においては、キーパッド11への指の接触及びスライドによる文字入力について説明したが、キーパッド11上の所定箇所(始点)から他の箇所(終点)までのスライドの方向や形のパターン(スライドパターン)に対し、予め小型端末の各種の機能を設定することにより、小型端末の特定機能の操作性を向上させることが可能である。
以上の実施形態においては、キーパッド11への指の接触及びスライドによる文字入力について説明したが、キーパッド11上の所定箇所(始点)から他の箇所(終点)までのスライドの方向や形のパターン(スライドパターン)に対し、予め小型端末の各種の機能を設定することにより、小型端末の特定機能の操作性を向上させることが可能である。
図7は本発明の第3の実施形態のキーパッドの構成を示す図である。同図ではキーパッド部分の周囲の一辺又は複数辺に亘り、指をスライドすることにより、小型端末に設定した特定機能を起動するように構成したものである。
小型端末が携帯電話機等の機能を有する場合、事前に座標x0y0からx6y0への指のスライドパターンに対し、宛先へ電話を掛ける、もしくはメール作成画面を起動する等を設定する。また、x0y0からx0y10を経由してx6y10への指のスライドパターンに対し、小型端末のロックを解除するためのパスワード等の暗号入力等を起動するように設定する。更に他のスライドパターンにより、選択した入力文字のクリア(取り消し)機能を起動するように設定する。
入力制御装置30は、設定情報と電話番号の入力と発信動作の開始の情報、もしくはメール作成画面の起動情報、パスワード等の暗号入力の起動の情報を記憶し、ユーザーのスライドパターンの操作時に、入力制御装置30はこの操作を認識して、その機能を起動する等の制御信号の選択、表示及び対応する機能を起動する制御を実行する。本実施形態によれば予め設定した所定のスライド動作により、当該機能を起動できるから小型端末の操作性が向上する。
(他の実施形態)
以上の実施形態においてキーパッド11の格子状の領域による「ひらがな」の文字入力に代えて、他の実施形態として、カタカナやアルファベット等の文字入力を可能に構成することができる。
以上の実施形態においてキーパッド11の格子状の領域による「ひらがな」の文字入力に代えて、他の実施形態として、カタカナやアルファベット等の文字入力を可能に構成することができる。
図8はアルファベット入力のキーパッドの構成を示す図である。アルファベットを「a、b、c」、「d、e、f」…と3文字単位の文字グループとし、領域111にその代表文字を割り当て、その境界領域112、113に残りの文字を割り当てたものである。アルファベットの選択、確定等の文字入力方法は第1の実施形態と同様である。キーパッド11に「ひらがな」と「アルファベット」の両方を表示「印字」し、他のスイッチ等により何れかの文字入力機能へ切り替えるように構成することができる。
また、他の実施形態として、キーパッド11に大文字、小文字、全角文字、半角文字、その他の記号など複数の文字種を割り当てることができる。例えば、記号の割り当ての例では、領域111に記号「*」を割り当てその境界領域に「、」「。」「?」等を割り当てることができる。
また、他の領域に、ひらがな文字入力機能を割り当て、その境界領域にカタカナ、アルファベット等の複数の文字種への切換え機能を割り当て、第1の実施形態の文字入力と同様な操作により、入力文字の切り替えを可能に構成することができる。
本発明の文字入力方式はソフトウエアによりプログラム制御により実現することが可能である。入力制御装置として機能するCPU(Central Processing Unit)、書換え可能なROM(Read Only Memory)、CPUの作業領域としてのRAM(Random Access Memory)等で構成され、ROMには入力制御装置で実行される制御プログラム、各種アプリケーションプログラムやデータが格納され、RAMにはCPUにおいて制御プログラムや各種アプリケーションプログラムの実行時に一時的にデータ等を格納する。
入力制御装置は、ROMに格納されている制御プログラムを読み込み、読み込んだ制御プログラムにより制御され、各部を制御することによって、小型端末としての各種の動作を制御し、本発明の入力装置10の認識デバイスからの座標信号の入力及び座標信号の組み合わせへの遷移、非接触への遷移を判定し、文字選択、表示の制御を行う。このため、ROMには、各領域(境界領域)の座標情報に対応して、予め、ひらがな、カタカナ、アルファベット等を文字グループ化して格納しておき、入力制御装置は認識デバイスからの座標信号の入力及び座標信号の組み合わせへの遷移、非接触への遷移等を判定し、座標信号が示す座標情報をインデックスとしてROMに格納した文字を選択し、RAMに確保した入力文字の文字列の領域に、先頭から順次、入力文字の情報を記憶し、該文字列を表示部20に表示する等の制御を行う。
本発明は、限られた面積のキーパネルによる効率的な文字入力を可能とするものであるから、小型端末として携帯電話機、携帯情報端末、ドアロック等のロック及びロック解除用等を行うキーパネル部分、10キー押下型ユーザーインターフェース等に適用可能である。
10 入力装置
11 キーパッド
12 位置認識デバイス(認識デバイス)
20 表示装置
30 入力制御装置
111 グループの代表文字が割り当てられた領域
112、113 クループの他の文字が割り当てられた境界領域
11 キーパッド
12 位置認識デバイス(認識デバイス)
20 表示装置
30 入力制御装置
111 グループの代表文字が割り当てられた領域
112、113 クループの他の文字が割り当てられた境界領域
Claims (21)
- 異なる文字グループの代表文字が割り当てられた複数の領域と、前記文字グループの代表文字以外の文字が割り当てられた前記領域に隣接する境界領域とに分割されたキーパッドと、前記領域及び境界領域に対する入力手段の接触を検出し、入力手段が接触した領域及び境界領域の座標信号を出力する認識デバイスとからなる入力装置と、前記入力装置の出力により入力手段の前記領域への接触による当該領域に割り当てられた代表文字を選択し、前記領域への接触とスライドによる前記領域及び境界領域への接触により当該境界領域に割り当てられた文字を選択する入力制御装置と、を備えることを特徴とする文字入力方式。
- 前記入力制御装置は、選択した文字を表示部に表示することを特徴とする請求項1記載の文字入力方式。
- 前記入力制御装置は、前記領域へ接触した入力手段の非接触への遷移により選択した前記代表文字を確定し、前記領域及び境界領域へ接触した入力手段の非接触への遷移により当該境界領域に割り当てられた前記文字グループ内の前記代表文字以外の文字を確定することを特徴とする請求項1又は2記載の文字入力方式。
- 前記文字グループは、仮名文字の各行単位の文字グループとし、前記代表文字は各行の先頭文字としたことを特徴とする請求項1ないし3の何れかの請求項記載の文字入力方式。
- 前記キーパッドの前記領域及び境界領域には、割り当てられた文字が印字されていることを特徴とする請求項1ないし4の何れかの請求項記載の文字入力方式。
- 前記認識デバイスは、前記入力手段が前記領域の複数に同時接触した場合に、最も接触量の大きい領域の座標信号を出力することを特徴とする請求項1ないし5の何れかの請求項記載の文字入力方式。
- 前記境界領域は、前記領域との隣接方向の幅が前記領域より狭いことを特徴とする請求項1ないし6の何れかの請求項記載の文字入力方式。
- キーパッド上の入力手段のスライドパターンに応じて設定した特定機能の制御信号又は起動信号を出力し、前記入力制御装置はそれぞれ前記特定機能の制御又は起動を実行することを特徴とする請求項1ないし7の何れかの請求項記載の文字入力方式。
- 異なる文字グループの代表文字が割り当てられた複数の領域と、前記文字グループの代表文字以外の文字が割り当てられた前記領域間の境界領域とに分割されたキーパッドと、前記領域及び境界領域に対する入力手段の接触を検出し、入力手段が接触した領域の座標信号を出力する認識デバイスと、を備えることを特徴とする入力装置。
- 前記キーパッドの前記領域及び境界領域には、割り当てられた文字が印字されていることを特徴とする請求項9記載の入力装置。
- 前記認識デバイスは、前記入力手段が代表文字が割り当てられた領域の複数に同時接触した場合に、最も接触量の大きい領域の座標信号を出力することを特徴とする請求項9又は10記載の入力装置。
- 前記境界領域は、前記領域との隣接方向の幅が前記領域より狭いことを特徴とする請求項9ないし11の何れかの請求項記載の入力装置。
- キーパッド上の入力手段のスライドパターンに応じて設定した特定機能の制御信号又は起動信号を出力することを特徴とする請求項9ないし12の何れかの請求項記載の入力装置。
- キーパッドを異なる文字グループの代表文字が割り当てられた複数の領域と、前記文字グループの代表文字以外の文字が割り当てられた前記領域に隣接する境界領域とに分割し、認識デバイスにより前記領域及び境界領域に対する入力手段の接触を検出し、入力手段が接触した領域及び隣接領域の座標信号を出力し、前記認識デバイスの座標信号により入力手段の前記領域への接触による当該領域に割り当てられた代表文字を選択し、前記領域への接触とスライドによる前記領域及び境界領域への接触により当該境界領域に割り当てられた文字を選択することを特徴とする文字入力方法。
- 前記選択した文字を表示部に表示することを特徴とする請求項14記載の文字入力方法。
- 前記領域へ接触した入力手段の非接触への遷移により選択した前記代表文字を確定し、前記領域及び境界領域へ接触した入力手段の非接触への遷移により当該境界領域に割り当てられた前記文字グループ内の前記代表文字以外の文字を確定することを特徴とする請求項14又は15記載の文字入力方法。
- 前記文字グループは、仮名文字の各行単位の文字グループとし、前記代表文字は各行の先頭文字とたことを特徴とする請求項14ないし16の何れかの請求項記載の文字入力方法。
- 前記キーパッドの前記領域及び境界領域には、割り当てられた文字が印字されていることを特徴とする請求項14ないし17の何れかの請求項記載の文字入力方法。
- 前記認識デバイスは、前記入力手段が前記領域の複数に同時接触した場合に、最も接触量の大きい領域の座標信号を出力することを特徴とする請求項14ないし18の何れかの請求項記載の文字入力方法。
- 前記境界領域は、前記領域との隣接方向の幅が前記領域より狭いことを特徴とする請求項14ないし19の何れかの請求項記載の文字入力方法。
- キーパッド上の入力手段のスライドパターンに応じて予め設定した特定機能の制御又は起動を実行することを特徴とする請求項14ないし20の何れかの請求項記載の文字入力方法。
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JP2008053935A JP2009211421A (ja) | 2008-03-04 | 2008-03-04 | 文字入力方式、入力装置及び文字入力方法 |
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2008
- 2008-03-04 JP JP2008053935A patent/JP2009211421A/ja not_active Withdrawn
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