JPH07295216A - 感光性組成物 - Google Patents

感光性組成物

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JPH07295216A
JPH07295216A JP8058294A JP8058294A JPH07295216A JP H07295216 A JPH07295216 A JP H07295216A JP 8058294 A JP8058294 A JP 8058294A JP 8058294 A JP8058294 A JP 8058294A JP H07295216 A JPH07295216 A JP H07295216A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記一般式化1の構造 【化1】 は5隕または6隕の複素環式環である(ここでZは窒
素、置換された窒素、酸素またはいおうであり、R
,RおよびRは水素、アルキル等を示す)〕を
有する化合物を包含する感光性重合体組成物。 【効果】 高度の感光性と優れた水溶性を有する光重合
体組成物を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印刷版、フォトエッチン
グおよびインクの製造に好適な感光性重合体材料および
これらの材料の製法に関する。
【0002】
【従来の技術】感光性レジストは、スクリーン印刷レジ
スト、印刷版および回路板製造の種々の段階の製造のた
めのレジストを含めて種々の型の印刷形態ならびにUV
硬化性インクおよび重ね印刷ワニスの製造を含めた広汎
な種類の用途に好適なことがある。
【0003】水溶性または水性加工可能なフォトレジス
ト材料は取扱いにおける安全性、経費、露光後の加工容
易性等のような点を含めていくつかの利点を有する。さ
らに水溶性または水膨潤性の光重合体材料はカラーTV
および黒白TVのスクリーンの製造ならびに酵素または
微生物生体の不動化等の種類の用途に使用することがで
きる。また、この最初に述べた用途においては不動化段
階中の調査の下で材料の損傷または破壊を防止するため
無害の材料を利用することが絶対に必要となる。
【0004】前述した一つまたはそれ以上の用途に以前
から使用された水性加工可能な系は次の通りである。
【0005】a)重クロム酸塩感作水溶性コロイド。厳
しい安全性および排液処理問題を提起する毒性金属塩の
原因により、また系に「暗所反応」が起ることで貯蔵寿
命が制限されることによりこの材料の使用は衰退しつつ
ある。 b)ジアゾ樹脂。これは通常ジアゾジフェニルアミン/
ホルムアルデヒド縮合生成物である。これは金属を含ま
ない形でしばしば利用され水溶性コロイド例えばポリビ
ニルアルコールと混合すると優れた結果が得られる。し
かしながらこれは多少不安定であり、制限された貯蔵寿
命(特に暖湿条件下では)を持ち、その写真速度はどち
らかと云えば緩慢である。 c)遊離基開始系。これは活性光線に照射されると遊離
基を形成する開始剤とビニル不飽和を有する1個または
それ以上の不飽和モノマーまたはオリゴマーと水溶性コ
ロイドとからなる。この系は酸素および温度の双方に感
受性があるので二重の欠点を持ち、そのため露出速度に
変動を生じることになる。さらにこれは感熱性であり高
温度で貯蔵すると重合する。 d)光重合性材料。これは高速露出の利点があり、湿
気、酸素および熱により影響を受けない。水不溶性の種
類は桂皮酸ポリビニルによりもっとも良く特徴づけられ
る。
【0006】ポリビニルアルコールと反応するのに利用
されるホルミルまたはアセタール基を持ち重合鎖に沿っ
て光二量化可能な置換基を持つ光重合体を生成するスチ
リルピリジニウム塩にもとづく水溶性樹脂がポリビニル
アルコールへ同様に結合したカルコン誘導体を有するも
のとして記載されている。スチルベン誘導体は通常カル
コン型のものよりもさらに能率的である。
【0007】米国特許第4,339,524号、第4,
564580号、第4,272,620号および第4,
891,220号ならびにヨーロッパ特許第03132
20号および第0373537号に記載された光重合体
はスチルバゾリウム第4級塩にもとづいた系を利用して
いる。しかしながらポリビニルアルコールへの結合点は
スチリル部分に結合したホルミルまたはアセタールを経
由したものであり、これは発色団の吸収特性を変える能
力を厳しく限定し、その結果すべての光重合体組成物は
「同族」におさまる。発色団をコロイドに対する結合点
として使用することにより発色団の成分を限定しなけれ
ばならないことはどんな有利な置換基が分子のその部分
に含まれることができるのかを大きく制限するような大
きな貢献をスチリル基は全分子の吸収特性に与える。ま
たこれは前記の特許に記載された個々の型の感光性樹脂
を製造するのにどんな原料が効果的に(そして実用的
に)利用できるかについて非常に厳しい限定を与える。
【0008】前記の米国特許およびヨーロッパ特許にお
いて光二量化可能な部分は通常塩の形に変換されて材料
に付加的な有利な性質を付与する。しかしながら、これ
らの特許に記載された化合物は構造的に置換の自由度に
関して非常に限定的であり、従って吸収、活性、可溶性
および費用に関して広範囲の望ましい性質を持つ化合物
の製造を不可能にしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は高度の感光性
ならびに卓越した水溶性を有する特定の群の光重合体に
関する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、下記一
般式化3
【0011】
【化3】
【0012】を有する感光性重合体化合物が提供され
る。
【0013】また、本発明によれば、酸性条件下でポリ
ビニルアルコールと下記一般式化4の構造
【0014】
【化4】
【0015】を有する化合物とを加熱することからなる
前述の重合体組成物中の化合物の製造方法が提供され
る。
【0016】本発明の構成、及びその実施態様を列挙す
れば、次の通りである。
【0017】1.下記一般式化5の構造
【0018】
【化5】
【0019】を有する化合物を包含する感光性重合体組
成物。 2.2個またはそれ以上の前記化合物を包含する前記1
に記載の感光性重合体組成物。 3.ホルミルまたはアセタール部分を含有する少なくと
も1種の化合物を非光感受性基として含有する前記1ま
たは2に記載の重合体組成物。 4.変成非光感受性化合物がアセトアルデヒド、アセト
アルデヒドジメチルアセタール、アセトアルデヒドジエ
チルアセタール、クロラール、クロルアセトアルデヒド
ジメチルアセタール、クロルアセトアルデヒドジエチル
アセタール、メチルアミノアセトアルデヒドジメチルア
セタール、4−ジメチルアミノベンズアルデヒド、スル
ホベンズアルデヒドまたはグリオキシル酸である前記3
に記載の重合体組成物。 5.320〜720nmの範囲の吸収スペクトルを有す
る前記4に記載の重合体組成物。 6.感光性塩の基が組成物中のポリビニルアルコールに
基づいて約0.5〜20モル%の濃度で存在する前記5
に記載の重合体組成物。 7.顔料、充填材、ラテックス・エマルジョン、可塑剤
および樹脂から選ばれた少なくとも1種の成分も存在す
る前記6に記載の重合体組成物。 8.mが1〜3である前記1に記載の組成物。 9.mが1である前記8に記載の組成物。 10.nが1である前記9に記載の組成物。 11.Xがクロロである前記10に記載の組成物。 12.下記式化6が下記式化7である前記11に記載の組
成物。
【0020】
【化6】
【0021】
【化7】
【0022】13.酸性条件下でポリビニルアルコールと
下記一般式化8の構造
【0023】
【化8】
【0024】を有する化合物とを加熱することからなる
前記1に記載の重合体組成物中の化合物の製造方法。 14.前記のポリビニルアルコールが部分的にまたは完全
に加水分解されたポリビニルアセテートである前記13
に記載の方法。 15.1.0〜4.0の範囲のpHで反応を実施する前記
14に記載の方法。 16.ホルミルまたはアセタール基を含有する少なくとも
1種の非光感受性変成化合物を反応混合物中に配合して
反応中にポリビニルアルコールとも縮合させるようにす
る前記15に記載の方法。 17.1種又はそれ以上の変性化合物をアセトアルデヒ
ド、アセトアルデヒドジメチルアセタール、アセトアル
デヒドジエチルアセタール、クロラール、クロロアセト
アルデヒドジメチルアセタール、クロロアセトアルデヒ
ドジエチルアセタール、メチルアミノアセトアルデヒド
ジメチルアセタール、4−ジメチルアミノベンズアルデ
ヒド、スルフォベンズアルデヒド又はグリオキシル酸か
ら選択することからなる上記16記載の方法。 18.リン酸、塩化水素酸、硫酸、p−トルエンスルホン
酸、メタンスルホン酸、ブタンスルホン酸及びベンゼン
スルホン酸から選択される触媒の存在下に反応を行なう
上記17記載の方法。 19.15〜100℃の温度範囲及び2〜100時間にて
反応を行なう上記18記載の方法。 20.感光性発色団がポリビニルアルコールを基準として
0.5〜20モル%の濃度にて存在する上記19の方
法。 21.前記ポリビニルアルコールに対する発色団の比が重
量基準で8.2〜44.0である上記20記載の方法。 前記の陰イオンXは無機系のそして好適にはハロゲンで
ある。アルキルおよびアルキル含有基例えばアルコキシ
およびアルキルアミノ中のアルキル基は1〜6個の炭素
原子を含むのが好ましい。前記のアルケニル基は1〜6
個の炭素原子を含むのが好ましい。
【0025】本発明の代表的な化合物は構造下記式化9
及び化10:
【0026】
【化9】
【0027】
【化10】
【0028】を有する化合物を包含する。
【0029】これらの化合物はポリビニルアルコールの
酸性水溶液を下記一般式化11
【0030】
【化11】
【0031】で表わされる化合物と共に加熱することに
より容易に得ることができる。
【0032】なお「ポリビニルアルコール」の用語はけ
ん化度70〜99モル%を持つけん化された酢酸ビニル
重合体を意味する。したがって、原料の酢酸ビニル重合
体が酢酸ビニルの単独重合体である場合にはビニルアル
コール単位の含量は70〜99モル%、すなわちビニル
アルコール含量70〜99モル%を有するビニルアルコ
ール重合体である。それ故酢酸ビニルと共重合可能な単
量体すなわち酢酸ビニル重合体を構成する単量体の含量
は前記のけん化値が得られるように限定される。酢酸ビ
ニル重合体の重合度は300〜3000であるのが好ま
しい。
【0033】重合体生成物の製造に使用される前記の中
間体は容易に入手できる高価でない工業用薬品から製造
するのが好都合である。例えば反応は下記式化12に示
されるよう次のようにして実施することができる。
【0034】
【化12】
【0035】得られたアセタールは隣接アミドカルボニ
ルにより活性化された極めて活性のクロロ基を含有す
る。したがってそれは良好な「脱離」基であり、次のス
チリル塩基との塩形成反応は非常に簡単で容易である。
【0036】この反応の特定な例は下記式化13に示す
よう次の通りである。
【0037】
【化13】
【0038】容易に光二量化可能な部分を混合すること
ができることに加えて、この光重合体はポリビニルアル
コールとの縮合の間に非光感受性共反応成分の付加によ
りさらに変成することができ、接着性、溶解性または溶
剤または水に対する抵抗性などの性質を変える。このよ
うな非光感受性共反応成分の例はアセトアルデヒド、そ
のジアルキルアセタール、クロロアセトアルデヒドジア
ルキルアセタール、メチルアミノアセトアルデヒドジメ
チルアセタール、プロピオンアルデヒド、スルホベンズ
アルデヒド、ジアルキルアミノベンズアルデヒドおよび
グリオキシル酸等である。ポリビニルアルコールは部分
的または完全に加水分解された任意の等級のものでよ
く、そして光重合体はスチリル塩基の光二量化可能な塩
の形をポリビニルアルコールの水溶液中で酸触媒の存在
下で反応させることにより製造できる。この反応は塩
酸、硫酸、りん酸または有機スルホン酸を用いて通常約
2.0のpHで実施される。この反応は通常約70℃に
おいて4〜8時間で実施される。
【0039】しかしながら所望ならば時間および温度は
大巾に変えることができる。この光重合体は適当な非溶
剤(例えばアセトン)を直接使用してあるいはイオン変
換樹脂等を使用してpHを調整した後で使用してこの非
溶剤中で析出させることにより分離してもよい。
【0040】本発明は完全な発色団を有利には吸収、溶
解、活性あるいは光重合体の経費にも影響を与えること
ができる任意の基または多数の基で容易に置換させるこ
とができる点で特に有利である。前記の米国特許および
ヨーロッパ特許では光二量化可能な部分は塩の形に変換
され、材料に付加的な利点を与えるのに対して本発明は
スチリル塩基と第4級塩を生成する「結合」部分(ポリ
ビニルアルコールと反応できるもの)を使用する。これ
は吸収、活性、溶解性および費用の選択を許容するスチ
リル環実際には完全発色団中で置換の自由度を与える。
しかも、簡単な方法で非常に異なった吸収特性を持つ2
種類またはそれ以上の誘導体を単離し、そしてこれらを
組合わせて広いスペクトルに感受性のある生成物とし、
多種類の異なった露出光源で露光速度を増大させる。前
記の特許は比較すると極めて限定的なものである。本発
明は塩形成により水溶性を与え、その場合塩を生成する
部分はまたコロイドに対する結合点となる。
【0041】さらに、光反応の効率に対して、露光した
種類(発色団の光分解の後に残留する部分)が光活性な
発色団と類似の波長を吸収しないことは極めて望ましい
ことであり、また光活性の発色団が活性光により急速に
分解するのも極めて望ましいことである。これは表面層
を自己スクリーニングすなわち下層に「フィルター」効
果を示すことから防止する。
【0042】本発明により特徴とされる光重合体は非常
に高い光効率を有し、光重合体の厚い層は適当な波長の
光に比較的短時間露光した場合においても被覆の全厚さ
を通して硬化される。この光重合体は前記したジアゾ系
または他の系よりも速い露光速度を示す。本発明の交叉
結合の機構は光二量化によるものであり、したがって本
発明で特徴とされる光重合体は他の系のように酸素湿分
および温度に対して受容性を示さない。
【0043】高準位の感光性を得るために光二量化可能
な発色団はポリビニルアルコールコロイドにもとづいて
5モル%よりも少ない低濃度でしか存在する必要性がな
い。したがってポリビニルアルコール(非常に広汎の溶
剤に対して抵抗性があり、低濃度のメタ過よう素酸塩す
なわち漂白剤で簡単に分解)の多くの秀れた性質が残さ
れる。本発明による光重合体は非常に広範囲の用途に好
適であり、例えば印刷版およびシリンダー、名札、ダイ
ヤル等のためのエッチングレジストとして、印刷方法
(プリント回路板の製造)のレジストとして、平版印刷
のためのインク受容層として、またスクリーン印刷ステ
ンシルとしてレジスト、ステンシルまたはレリーフ画像
が必要とされる写真方法および光化学方法の双方へ使用
することができる。この光重合体はまた黒白テレビおよ
びカラーテレビの双方に用いられる陰極管のフォトマス
クの製造に用いることができる。この光重合体は特殊な
水性UV硬化性インクの製造にも用途がある。前述した
ように本発明で特徴とされる光重合体は前例のない波長
範囲をカバーするため非常に容易に変成でき、例えば平
版印刷版の直接走査に使用されるような種々の異なった
レーザー機器の用途に好適である。
【0044】
【実施例】本発明は以下の実施例から明白となろう。こ
れらの実施例は例示的なものであり、限定するものと考
えるべきではない。
【0045】
【実施例1】 N−2−ジメトキシエチル−N−メチル−クロロアセト
アミド 200ccの水中168gの無水炭酸カリウムの溶液に
かきまぜながら以下の物質を加えた。
【0046】 メチルアミノジメチルアセタール 144g 氷 400g 塩化メチレン 400g 界面活性剤−ドデシルフェニルスルホン酸の トリエチルアミン塩(60%水溶液) 2g 得られた分散液にかきまぜなかせら30分間を要して 塩化クロロアセチル 142g 塩化メチレン 100g の溶液を滴下した。
【0047】この滴下中400gの氷を少量づつ加えて
反応温度を5℃以下に保持した。
【0048】滴下が終了後30分間かきまぜを続けて反
応混合物を周囲温度とした。有機層を分離し、水層を塩
化メチレンで3回抽出した。抽出液と有機層とを合して
活性炭で処理し、次いで活性炭を濾過により除去した。
有機溶剤(塩化メチレン)を回転蒸発器中で真空下に除
去すると234gの生成物が淡黄色の油状物として残留
する。
【0049】
【実施例2】 4−(4−メトキシスチリル)−ピリジン 4−ピコリン 38g 4−アニスアルデヒド 55g キシレン 400g ジメチルホルムアミド 32g p−トルエンスルホン酸 32g を含有する混合物をディーン・シュターク脱水装置を用
いて環流下に24時間かきまぜ反応中に生成した水を除
去した。次いで約250ccのキシレン/ジメチルホル
ムアミドを蒸留により除去した。残留物を冷却し、次い
でヘキサンをかきまぜながら加えた。固体を濾過により
除去し、ヘキサンで洗浄し次いで風乾した。この固体を
1リットルの水中に分散させ、この水性分散液を沸騰近
くまで加熱した。かきまぜながら28gの無水重炭酸ナ
トリウムを少量づつ加えた。この混合物を沸騰近くに保
持し、2時間かきまぜ、pHを検査してpHがアルカリ
性であることを確めた、必要に応じて炭酸ナトリウムを
加え、次いで濾過した。生成物を水洗し風乾すると74
gの淡褐色固体が得られた。
【0050】
【実施例3】 N−2−ジメトキシエチル−N−メチルアセトアミド−4−(3,4−ジオキ シメチレンスチリル)−ピリジニウムクロライド 4−(3,4−ジオキシメチレンスチリル)ピリジン 4.5g 酢酸エチル 40.0g N−2−ジメトキシエチル−N−メチルクロロアセトアミド 4.2g を含有する混合物を還流下で24時間かきまぜ、冷却
し、濾過し、そして酢酸エチルで洗浄した。この生成物
を風乾すると6.8gの黄色固体が得られた。
【0051】
【実施例4】下記式化14のN−2−ジメトキシエチル
−N−メチルアセトアミド−4−(4−クロロスチリ
ル)ピリジニウムクロライドとポリビニルアルコールと
の縮合
【0052】
【化14】
【0053】500ccの沸騰水を激しくかきまぜて良
い渦を作り、44.0gのVinnolの名前のポリビニルア
ルコールを注意深く渦の中に加えた。Vinnol 540は
20℃の4%水溶液中で40〜50cpsの粘度を有す
る87〜89%けん化された酢酸ポリビニルである。完
全な溶液ができるまでかきまぜを続け、次いで温度を約
65〜70℃に降下させた。次いで85%りん酸の8.
0gを加え、さらに8.2gのN−2−ジメトキシエチ
ル−N−メチルアセトアミド−4−(4−クロロスチリ
ル)ピリジニウムクロライドを加えた。
【0054】淡黄色の溶液が素早く生成し、65〜70
℃で7時間かきまぜを続けた(pHは1.8であっ
た)。この溶液を冷却し、水に置換え10%w/w溶液
とした。
【0055】例4による溶液を230白色ポリエステル
メッシュの上に被覆し、乾燥し、卓上VNH蛍光管露出
ユニット上でラインテスト陽画を通して5個の2−ユニ
ット段(ユニットは約1.2秒)露光した。VNHは光
源として蛍光球を有する露光ユニットでVNH Industr
ies Inc. から入手できる。水で現像した際、原画の線
陽画洗浄物の忠実な陰画複製が得られすべての露光段は
メッシュ基体に接着していた。
【0056】前述した方法を使用してピリジン環が他の
N−含有族系環で置換された化合物が製造できる。
【0057】
【実施例5】300ccの沸騰水および22.0gのVi
nnol 540を使用して例4の方法を繰返した。85%
りん酸の代りに濃塩酸(1.5g)を使用した。酸の添
加後、4.1gのN−2−ジメトキシエチル−N−メチ
ルアセトアミド−4−(4−クロロスチリル)ピリジニ
ウムクロライド次いで5gの50%グリオキシル酸水溶
液を加えた。淡黄色の溶液が生成し、pHは2.0以下
に降下した。約65〜70℃で8時間かきまぜを続け、
次いで水を加えて10%w/w溶液とした。
【0058】この溶液を白色ポリエステルメッシュ基体
に被覆し、被覆物を乾燥させ次いでUV光に露光した。
現像した乾燥フィルムは水に対して増大した抵抗性を示
す一方、未変成の材料の溶剤抵抗性をすべて残している
だけでなく漂白剤溶液またはメタ過よう素酸イオンによ
る分解への抵抗性を残していた。
【0059】
【実施例6】下記式化15にて示す
【0060】
【化15】
【0061】2−[4−メトキシスチリル]−キノリン キナルジン 14.3g アニスアルデヒド 13.6g キシレン 100.0g DMF 8.0g PTSA 8.0g 上記の成分を含む混合物を還流しながら〔ディーン・シ
ュターリの条件下に〕かきまぜた。2時間後に黄色/橙
色の固体が泡立ておよび動抱と共に析出した。12時間
還流を継続し、冷却し、次いでこの混合物を濾過した。
得られた固体を沸騰水に加え、かきまぜた後、炭酸ナト
リウムを液が十分にアルカリ性になるまで注意して添加
した。〔沸騰近くの温度で〕2時間液のかきまぜを続
け、液がまだアルカリ性であることを確かめた後、濾過
した。得られた固体を熱水で洗浄し、風乾すると黄色の
固体が得られた。収量16.9g。
【0062】
【実施例7】下記式化16にて示す
【0063】
【化16】
【0064】2−[4−クロロスチリル]−キノリン 4−クロロベンズアルデヒド 14.0g キナルジン 14.3g 無水酢酸 18.0g 氷酢酸 9.0g 上記の成分を含む混合物を11時間還流下でかきまぜ、
次いで 氷/水 1.0kg 上に注加した。混合物をかきまぜ15.0gの無水の炭
酸ナトリウムを少量づつこの混合物に加えた。混合物を
さらにかきまぜ約60℃〔pHはアルカリ性〕に加熱し
45分間かきまぜた。次いで混合物を濾過し、得られた
固体を熱水で洗浄した。オーブン中でこの固体を乾燥す
ると淡褐色の粒状固体が得られた。収量25.1g
【0065】
【実施例8】下記式化17にて示す
【0066】
【化17】
【0067】4−[4−ヒドロキシ−3−メトキシスチ
リル]ピリジン 4−ピコリン 38.0g ベニリン 61.0g キシレン 400.0cc DMF 40.0cc PTSA 32.0g 上記の成分を含む混合物を〔ディーン・シュターク条件
の下で〕7時間還流下にかきまぜた。反応で生成した水
が約7cc補集されると反応溶液は完全に澄明となっ
た。しかしながらこの反応溶液は生成物が析出し始める
に従って混濁し始めた。ディーン・シュターク条件の下
で混合物の加熱とかきまぜを合計して7時間続けた。こ
の際混合物を過熱しないように注意する〔反応混合物を
過熱すると分解が多少起る〕。この反応混合物を一夜放
置し、濾過し、固体をヘキサンで洗浄し、次いで熱水中
に分散させる。この分散液をかきまぜこれに加熱炭酸ナ
トリウム10.0gを少量づつ加える。混合物を2時間
激しくかきまぜた後、この混合物のpHは7〜8であっ
た。混合物を濾過し、固体と熱水で洗浄し、次いで風乾
すると黄色の固体が得られた。収量86.2g。
【0068】
【実施例9】下記式化18にて示す
【0069】
【化18】
【0070】4−[3,4−ジメトキシスチリル]ピリ
ジン 4−ピコリン 28.5g 3,4−ジメトキシベンズアルデヒド 50.0g キシレン 300.0cc DMF 24.0cc PTSA 24.0g 上記の成分を含む混合物を24時間還流下にかきまぜ、
冷却した後ヘキサンを激しくかきまぜながら加えた。こ
の反応混合物を一夜放置し、溶剤をすべて溢流して除
き、粘着性のある固体を約200ccの熱メタノールに
溶解し、こうして得られた溶液を8N−苛性ソーダ50
0cc中にかきまぜながら注加した。混合物を1時間か
きまぜた後、濾過し、固体を熱水で洗浄した。固体を風
乾すると淡褐色の固体が得られた。収量60.0g。
【0071】
【実施例10】
【0072】
【化19】
【0073】上記式化19にて示す N−2−ジメトキシエチル−N’−メチルアセトアミド−4−[3,4,5−ト リメトキシスチリル]ピリジニウムクロライド 4−[3,4,5−トリメトキシスチリル]ピリジン 5.4g 酢酸エチル 35.0cc N−2−ジメトキシエチル−N’−メチルクロロアセトアミド 4.2g 上記の成分を含む混合物を還流下に30時間かきまぜた
後、冷却し、次いで濾過した。得られた固体を酢酸エチ
ルで洗浄し、次いで風乾すると淡褐色の固体が得られ
た。収量8.8g。
【0074】
【実施例11】下記式化20にて示す
【0075】
【化20】
【0076】4−[4−クロロスチリル]−ピリジン 4−ピコリン 40g 4−クロロベンズアルデヒド 56g 無水酢酸 70cc 氷酢酸 35cc 上記の成分を含有する混合物を還流下で15時間かきま
ぜ、次いで激しくかきまぜながら水中に注加した。この
混合物を濾過し、得られた固体を高熱水で洗浄し、次い
でヘキサンで洗浄した後、風乾した。黄色の固体が得ら
れた。収量68g。
【0077】
【実施例12】下記式化21にて示すN−2−ジメトキ
シエチル−N’−メチルアセトアミド−4−[3,4−
ジオキシメチレンスチリル]ピリジニウムクロライドと
GohsenolGH23(PVOH)との縮合
【0078】
【化21】
【0079】400ccの沸騰水に激しくかきまぜなが
らGohsenol GH23 22.0gを添加した。Gohseno
l GH23が完全に溶解して溶液となったらこの溶液の
温度を約70℃に下降させ濃塩酸1.5gを加え、そし
て直ちにN−2−ジメトキシエチル−N’−メチルアセ
トアミド−4−[3,4−ジオキシメチレンスチリル]
ピリジニウムクロライド2.4gを加えた。澄明で黄色
の溶液が直ちに生成した〔pH2以下〕。65〜75℃
で7時間この溶液のかきまぜを続け、次いで冷却し、水
を加えて約10%w/w溶液とした。
【0080】このようにして生成した溶液を230番白
色ポリエステルメッシュ上に被覆し、乾燥後、ライン陽
画を通して5個の5−ユニット段(1段は約1.2秒)
まで卓上型VNH蛍光管露光ユニットにより露光した。
簡単な洗浄後良好な画像が形成された。段はすべて前記
のポリエステル織布上に接着した。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 3/06 H // C08F 16/06 MKV 16/38 MLC 9456−4J

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式化1の構造 【化1】 を有する化合物を包含する感光性重合体組成物。
  2. 【請求項2】 酸性条件下でポリビニルアルコールと下
    記一般式化2の構造 【化2】 を有する化合物とを加熱することからなる請求項1に記
    載の重合体組成物中の化合物の製造方法。
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