JPH0729501U - 発光装飾効果を有する積層体 - Google Patents
発光装飾効果を有する積層体Info
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- JPH0729501U JPH0729501U JP6149692U JP6149692U JPH0729501U JP H0729501 U JPH0729501 U JP H0729501U JP 6149692 U JP6149692 U JP 6149692U JP 6149692 U JP6149692 U JP 6149692U JP H0729501 U JPH0729501 U JP H0729501U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 発光装飾効果を有する玄関マットやプラスチ
ックタイルの提供。 【構成】 文字又は図形を切り抜いた不織布製マット1
又はプラスチック製タイルと透明塩化ビニルシート4と
ベース板5とを順次積層してなる積層体において、前記
透明塩化ビニル板4と前記ベース板5との間に、長手方
向の表面を発光面とする多数の透明光ファイバー8を並
列に配置するとともに、前記文字又は図形の切り抜き部
2には着色又は無着色の透明メタクリル樹脂3を充填・
硬化させ、前記透明光ファイバー8の集束端を光源10
に対応させてなる発光装飾効果を有する積層体。
ックタイルの提供。 【構成】 文字又は図形を切り抜いた不織布製マット1
又はプラスチック製タイルと透明塩化ビニルシート4と
ベース板5とを順次積層してなる積層体において、前記
透明塩化ビニル板4と前記ベース板5との間に、長手方
向の表面を発光面とする多数の透明光ファイバー8を並
列に配置するとともに、前記文字又は図形の切り抜き部
2には着色又は無着色の透明メタクリル樹脂3を充填・
硬化させ、前記透明光ファイバー8の集束端を光源10
に対応させてなる発光装飾効果を有する積層体。
Description
【0001】
本考案は、長手方向の表面を発光面とする透明光ファイバーの表面の発光機能 を効果的に利用した積層体に関するもので、玄関等に設置されるマットやタイル として利用できるものである。
【0002】
従来、長手方向の表面に切れ目又は亀裂を設けて発光部とした光ファイバーを 用いた装飾体は、特公昭54-32877号公報に開示されているように公知であり、こ の先行技術においては、布はくに織り込まれたり、編み込まれた光ファイバーの 長手方向表面を部分的に発光させて発光装飾効果を得ている。
【0003】
上記の光ファイバーが織り込まれたり、編み込まれたりした布はくは、その表 面に光ファイバーの一部が露出しているため、他の物と摺接したり、踏まれたり する部分には利用できないものであった。
【0004】
本考案は、透明光ファイバーの長手方向の表面を発光面として、玄関マットや 床材等の苛酷な使用条件下においてもその発光効果が損われない構造の積層体と したことを特徴とするものである。
【0005】 すなわち、本考案は、文字又は図形を切り抜いた不織布製マット1又はプラス チック製タイルと透明塩化ビニルシート4とベース板5とを順次積層してなる積 層体において、前記透明塩化ビニル板4と前記ベース板5との間に、長手方向の 表面を発光面とする多数の透明光ファイバー8を並列に配置するとともに、前記 文字又は図形の切り抜き部2には着色又は無着色の透明メタクリル樹脂3を充填 ・硬化させ、前記透明光ファイバー8の集束端を光源10に対応させてなる発光 装飾効果を有する積層体である。
【0006】
図中1は、厚さ約8mm長さ90cm巾60cmの合成繊維製不織布からなるマット で表面に図形及び文字の切り抜き部2が設けられ、この切り抜き部2に透明メタ クリル樹脂3として三菱レーヨン(株)製のアクリシラップSY−430(商品 名)が充填・硬化されている。
【0007】 なお、透明メタクリル樹脂3の切り抜き部2への充填に際しては、最初に硬化 剤を多い目に入れると、その下面に敷設する塩化ビニルシート4に対する薬剤の 影響を少なくすることができる。 又、この透明メタクリル樹脂3は透明体であれば、着色されていてもよい。
【0008】 4は、マット1の下面に接着により設けられている厚さ約0.5mmの透明塩化 ビニルシートで、前記マット1の切り抜き部2への透明メタクリル樹脂3の流し 込みに先立ち、マット1の下面に、敷設されるものである。
【0009】 5は、アクリル板6の下面にアルミ箔7を貼り合せてなる厚さ約3mmのベース 板で、市販のアルポリック(商品名)板を使用している。このベース板5の上面 に直径1mmの長手方向の表面を発光面とする透明光ファイバー8を800本並列 に載置固定した状態で、前記マット1下面の塩化ビニルシート4と積層され、こ れら積層体の外周縁がエポキシ樹脂による保護膜11により保護される。
【0010】 なお、前記透明光ファイバー8にはエスカCK40ファイバー(商品名)を使 用している。又、該透明光ファイバー8をベース板5の上面に固定するに際して は、ベース板5表面の上下部において、硬化型エポキシ樹脂を用いて接着し、ベ ース板5の下部から外方へ張り出した多数の透明光ファイバー8を適宜集束筒9 に束ねて、その先端面を常法に従って光源10に対応させた。
【0011】 なお、本考案において発光色彩効果を発揮させるための手段としては各種の方 式が挙げられるが、一定の部分に常時一定の色彩を付与する場合には、前記マッ ト1の切り抜き部2に充填する透明メタクリル樹脂3に所望の着色を施せばよく 、又、それぞれの切り抜き部2の下面、例えば塩化ビニルシート4と透明光ファ イバー8との間に着色した透明フィルム(図示せず)を介在させておくこともで きる。
【0012】 更に、それぞれの切り抜き部2において発光する色彩を変化させたい場合には 、図2に示すように集束筒9の先端部と光源10との間に、透明着色板12を同 心円上に複数備えた回転板13を介在させることにより色彩の変化がマット上に て楽しめる。
【0013】 なお、図2においては、マット1と光源10との距離を短かく示しているが、 現実に玄関等に設置するに当っては、集束筒9を長くして、設置状況に応じた距 離をとることになる。 また、図2においては、集束筒を二本用いて多数の透明光ファイバー8を二分 して束ねているが、多数の透明光ファイバー8の全てを一本の集束筒によって束 ねることもできる。
【0014】 上記実施例においては、積層体の外周縁に保護膜11を設けてマット1、透 明塩化ビニルシート2及びベース板5の三者を一体的に積層しているが、マット 1及び透明塩化ビニルシート2の部分とベース板5(上面には透明光ファイバー 8が固定されている)の部分とを分離可能な状態で積層することもでき、この場 合には、マット1及び透明塩化ビニルシート2の部分を取りはずして、洗滌や交 換ができるので便利である。 また、上記実施例においては、不織布製マットについて説明したが、このマッ トに代えて硬質のプラスチック製タイル(一般に「Pタイル」と呼ばれている) を用いてもよく、この場合には発光装飾効果を有する壁材や床材、天井材として も利用することができる。
【0015】
本考案においては、不織布製マットやプラスチック製タイルに設けた切り抜き 部2に充填・硬化させた透明メタクリル樹脂の部分から、透明光ファイバー8の 表面から発する装飾光を見ることができる。
【0016】 透明光ファイバー8から発する装飾光を着色したり、又、その色彩が順次変化 するものとすることができるのでバラエティ−に富んだ発光装飾効果を有するも のとなる。又、ベース板5としてアクリル板6の下面にアルミ箔7を貼り合せた ものを使用した場合は、アルミ箔7による反射効果が増幅され、より鮮かな発光 装飾効果が得られる。
【0017】
本考案は上述のようにバラエティに富んだ発光装飾効果を有するため、ホテル 等の玄関マットをはじめ、壁面や床面の装飾材として使用し、光源により透明光 ファイバーの端面に投光すれば、暗やみ中にカラフルな文字や図形が鮮かに発光 状態にて浮かび上らせることができ、人々の目を楽しませることができる。 更に、光源に非常灯用電源を接続すれば、停電時における案内光として活用す ることができる。
【図1】本考案の縦断側面図
【図2】本考案の平面図
1 不織布製マット 2 切り抜き部 3 透明メタクリル樹脂 4 透明塩化ビ
ニルシート 5 ベース板 6 アクリル板 7 アルミ箔 8 透明光ファ
イバー 9 集束筒 10 光源 11 保護膜 12 透明着色板 13 回転板
ニルシート 5 ベース板 6 アクリル板 7 アルミ箔 8 透明光ファ
イバー 9 集束筒 10 光源 11 保護膜 12 透明着色板 13 回転板
Claims (2)
- 【請求項1】 文字又は図形を切り抜いた不織布製マッ
ト1又はプラスチック製タイルと透明塩化ビニルシート
4とベース板5とを順次積層してなる積層体において、
前記透明塩化ビニル板4と前記ベース板5との間に、長
手方向の表面を発光面とする多数の透明光ファイバー8
を並列に配置するとともに、前記文字又は図形の切り抜
き部2には着色又は無着色の透明メタクリル樹脂3を充
填・硬化させ、前記透明光ファイバー8の集束端を光源
10に対応させてなる発光装飾効果を有する積層体。 - 【請求項2】 ベース板5が、アクリル板6の下面にア
ルミ箔を貼り合せたものである請求項1記載の発光装飾
効果を有する積層体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992061496U JP2600387Y2 (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 発光装飾効果を有する積層体からなる建築物の内・外装材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992061496U JP2600387Y2 (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 発光装飾効果を有する積層体からなる建築物の内・外装材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0729501U true JPH0729501U (ja) | 1995-06-02 |
JP2600387Y2 JP2600387Y2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=13172766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992061496U Expired - Fee Related JP2600387Y2 (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 発光装飾効果を有する積層体からなる建築物の内・外装材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2600387Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012510845A (ja) * | 2008-12-04 | 2012-05-17 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | カーペット用パッド及びカーペット−パッドの組合わせ |
CN115142169A (zh) * | 2021-03-30 | 2022-10-04 | 和硕联合科技股份有限公司 | 光纤织物装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3002303U (ja) * | 1994-03-23 | 1994-09-20 | 大一産業株式会社 | ポップスタンド |
-
1992
- 1992-08-07 JP JP1992061496U patent/JP2600387Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012510845A (ja) * | 2008-12-04 | 2012-05-17 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | カーペット用パッド及びカーペット−パッドの組合わせ |
CN115142169A (zh) * | 2021-03-30 | 2022-10-04 | 和硕联合科技股份有限公司 | 光纤织物装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2600387Y2 (ja) | 1999-10-12 |
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Legal Events
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