JPH0729499U - 高温発熱体のカバー体 - Google Patents

高温発熱体のカバー体

Info

Publication number
JPH0729499U
JPH0729499U JP6428493U JP6428493U JPH0729499U JP H0729499 U JPH0729499 U JP H0729499U JP 6428493 U JP6428493 U JP 6428493U JP 6428493 U JP6428493 U JP 6428493U JP H0729499 U JPH0729499 U JP H0729499U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover body
air
heating element
flow passage
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6428493U
Other languages
English (en)
Inventor
和生 神門
典夫 小田
英仁 野杁
一志 花塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoac Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inoac Corp filed Critical Inoac Corp
Priority to JP6428493U priority Critical patent/JPH0729499U/ja
Publication of JPH0729499U publication Critical patent/JPH0729499U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温に発熱する物体からの熱を確実に遮蔽す
ることのできる高温発熱体のカバー体を提供する。 【構成】 発熱体Hの熱を遮蔽するために前記発熱体に
近接して取り付けられるカバー体10において、内部が
空気流通路13とされた中空構造からなって、前記空気
流通路と外部とを連通する空気導入口14および空気排
出口15の形成されたカバー本体11と、前記カバー本
体の空気排出口に連結された排気用ファン20とからな
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、高温発熱体のカバー体に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7および図8に、ワードプロセッサーやパーソナルコンピューターなどに連 結して用いられるレーザープリンターを示す。符号60はレーザープリンター、 61はハウジング、62は給紙トレー、63は給紙ローラ、64は搬送ローラで ある。 このレーザープリンター60によれば、図示しないレーザーダイオードから照 射されるレーザービームによって、OPCドラム65の表面にトナー66を付着 させる。 そして、用紙Pが給紙トレー62より前記OPCドラム65の下部を通過する 際、転写チャージャー67に高電圧を印加することにより、OPCドラム65上 のトナー66を用紙Pに転写するようになっている。
【0003】 転写された用紙Pは、さらに、スプリング70によって互いに圧接する定着ロ ーラ68と加圧ローラ69との間を通過させ、トナー66を用紙P表面に定着さ せる。符号72はトナーカートリッジ、73はトナー補給ローラである。 その際、前記定着ローラ68はヒーターによって加熱されており、その表面温 度は約220℃程度にのぼることがある。 そのため、前記定着ローラ68を樹脂などからなる保護カバー71で覆うこと があるが、当該保護カバー71の温度が100℃から140℃にまで上昇するお それがあり、安全面での効果は充分ではなかった。
【0004】 また、保護カバー71として表面に植毛したものもあるが、その場合でも保護 カバー自体の温度は植毛の無いものと同じ温度まで高くなるため、安全面で充分 とは言い難かった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、上記した点に鑑み提案されたものであって、このような高温に発 熱する物体からの熱を確実に遮蔽して、表面温度を低くできる高温発熱体のカバ ー体を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、この考案は、発熱体の熱を遮蔽するために前記発熱体に近接して取 り付けられるカバー体において、内部が空気流通路とされた中空構造からなって 、前記空気流通路と外部とを連通する空気導入口および空気排出口の形成された カバー本体と、前記カバー本体の空気排出口に連結された排気用ファンとからな ることを特徴とする高温発熱体のカバー体に係る。
【0007】
【実施例】
以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説明する。 図1はこの考案の高温発熱体のカバー体の一例を示す斜視図、図2はその2− 2線における断面図、図3は図1の3−3線における断面図、図4ないし図6は 他の例のカバー本体を示す断面図である。
【0008】 この考案のカバー体は、高温に発熱するものに近接して設けることにより、そ の熱を効果的に遮蔽するもので、前記したようなレーザープリンターの定着ロー ラの遮蔽カバーに限定されるものではなく、同様に発熱する多種の発熱体に対し て好適に用いられる。図1および図3にこのカバー体の一例を示す。
【0009】 図1および図3に示されるように、この考案のカバー体10は、カバー本体1 1と排気用ファン20とからなる。 カバー本体11は樹脂などからなり、内部に中空部12が形成されている。こ の中空部12は前記カバー体10の空気流通路13を構成しており、カバー本体 11に設けられた空気導入口14と空気排出口15とによって外部と連通してい る。
【0010】 なお、カバー本体11の断面積に占める中空部12、すなわち空気流通路13 の割合は、カバー本体11の肉厚および強度を考慮して可能な限り大きくするの が好ましい。この中空部12の割合が少ないと空気による熱の遮蔽効果、および この中空部12、すなわち空気流通路13を通る空気の量が減少して冷却効率が 低くなり、逆にあまり多くなるとカバー本体11の強度が低下するようになる。
【0011】 空気流通路13は、カバー本体11内部にカバー本体11外の空気を流通させ ることによって、カバー本体11の温度上昇を抑えるためのもので、空気導入口 14および空気排出口15を備えている。また、図2から理解されるように、カ バー本体11の冷却効率を高めるために、前記空気流通路13はカバー本体11 の長手方向に沿って空気が流れるように形成されることが好ましい。
【0012】 空気導入口14はカバー本体11表面側に適宜数設けられており、それぞれが 空気流通路13を介して空気排出口15と連通している。前記空気導入口14は 、遮蔽される発熱体の熱量や排気用ファンの能力によって適宜の個数および位置 に設けることができる。この例において、前記空気導入口14は、前記カバー本 体11の端部に一か所、および上面に三か所設けられている。
【0013】 前記カバー本体11の形状は、取り付けられる発熱体の形状に応じて適宜に決 定することができ、図1ないし図3に示したような、発熱体Hを上方から覆う略 コの字形状のほか、箱形状あるいは衝立形状でもよい。 また、カバー本体11の形状によっては、中空部12内面に空気流通路13を 閉鎖しない形状に補強用リブあるいは冷却用フィンを設けてもよい。
【0014】 カバー本体11を構成する樹脂としては特に限定はないが、用いられるカバー の性質上、耐熱性を有しているものが好ましい。この例では、ガラス繊維を20 〜40%添加して強化したPET樹脂が用いられている。 また、前記カバー本体11の成形方法としては、プラスチック成形に利用され るブロー成形、射出成形または公知のガスインジェクション成形など、本体内部 に中空構造が形成される方法であれば特に限定はない。
【0015】 たとえば、ブロー成形によりカバー本体11を成形する場合には、一度にカバ ー本体を成形できる利点がある。また、そのブロー成形時に、カバー本体11周 壁を部分的に空気流通路13内へリブ状に屈曲させて、カバー本体11の強度を 高めることも容易にできる。
【0016】 一方、射出成形により中空のカバー本体11を成形する場合には、分離した上 下半体を射出成形し、その後上下半体を一体に組み合わせる必要がある。しかし 、この射出成形によれば、前記上下半体内面の少なくともいずれか一方に空気流 通路13に突出する冷却用フィンを容易に形成することができる。さらに、カバ ー本体11外周面にも放冷用フィンを形成することも容易である。さらに、上下 半体の組み合わせ面に意図的に形成した、あるいは自然に形成された隙間を空気 導入口として利用することも可能である。
【0017】 また、熱可塑性樹脂の射出成形時に、その樹脂中に気体を注入することによっ て、成形品内部に中空部を形成するガスインジェクション成形によれば、形状が 複雑なカバー本体でも容易に成形でき、しかも成形時に使用した気体注入口をカ バー本体の空気導入口14として利用できる。この方法によれば、空気の漏れが ないため高い効率で空気を流すことができ、きわめて効率よくカバー本体11を 成形することができる。
【0018】 前記カバー本体の空気排出口15には排気用ファン20が取り付けられる。 排気用ファン20は、前記空気導入口14からカバー本体11外の空気を取り 込んで前記カバー本体11内を流通させて外部に排気させるためのもので、公知 の電動ファンが用いられる。なお、このカバー体10が取り付けられるような機 械には、一般的に冷却用ファンが設けられているため、その機械のファンを排気 用ファン20として利用してもよい。また、新たに設けたファンを用いてもよい 。符号21はダクト部である。このダクト部21は、排気用ファン20と空気排 出口15とを連結するものであるが、ダクト部21を介さず、直接排気用ファン 20を空気排出口15に連結してもよい。
【0019】 この構造のカバー体10によれば、前記空気流通路13が空気の層となってカ バー本体11内に形成されるので、熱を効果的に遮断することができる。さらに また、前記空気流通路13内は、発熱体Hによって温められた空気が、排気用フ ァン20によって常にカバー本体外部の比較的冷えた空気と交換されているので 、熱の遮断効果が高まるだけでなく、カバー本体11表面の温度上昇を抑えるこ とができる。
【0020】 次にその他の実施例について説明する。 図4に示す実施例のカバー本体31は、ブロー成形により成形されたもので、 カバー本体31周壁を部分的に空気流通路33内へリブ状に屈曲させ、その屈曲 部36によりカバー本体31の強度を高めるようにしたものである。この実施例 においては、空気導入口および空気排出口はカバー本体31の長手方向(図面の 紙面に対して垂直方向)両端に形成されている。
【0021】 図5に示すカバー本体41は、射出成形により形成されたもので、上半体41 aと下半体41bの組み合わせからなり、その上半体41aの内面に、空気流通 路43内に突出する冷却用フィン46が形成されている。もちろん、上下半体4 1a,41bの両内面に、あるいは上半体41a内面に代えて下半体41b内面 のみに冷却用フィンを形成してもよい。この場合、カバー本体41の外部から空 気流通路43に導入される比較的低温の空気とカバー本体41内面との接触面積 が、前記冷却用フィン46の存在により増大するため、カバー本体41の冷却効 率が増大する利点がある。44は空気導入口である。また、空気排出口は、カバ ー本体41の長手方向端部に形成されている。
【0022】 図6に示すカバー本体51は、外周面に放冷用フィン56が形成されたもので ある。この場合、放冷用フィン56によりカバー本体51外面とカバー本体51 外の比較的低温の空気との接触面積が増大し、カバー本体51がより効率的に冷 却される。図中53は空気流通路、54は空気導入口、55は空気排出口である 。 なお、前記放冷用フィン56に代えて、短い棒などからなる放冷用突起を無数 に設けても良い。また、前記放冷用フィン56に加えて、カバー本体51内面に は前記図5で示したような冷却用フィンを設けてもよい。
【0023】
【考案の効果】
以上図示し説明したように、この考案の高温発熱体のカバー体によれば、排気 用ファンによってカバー本体内にカバー本体外部の空気を流通させているので、 発熱体からの熱を効果的に遮断するとともに、カバー本体そのものの発熱を防ぐ ことができ、前記したレーザープリンターの定着ローラのような高温発熱体の保 護カバーとして好適に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の高温発熱体のカバー体の一例を示す
斜視図である。
【図2】その2−2線における断面図である。
【図3】図1の3−3線における断面図である。
【図4】この考案の他の実施例のカバー本体の断面図で
ある。
【図5】この考案の他の実施例のカバー本体の断面図で
ある。
【図6】この考案の他の実施例のカバー本体の断面図で
ある。
【図7】一般的なレーザープリンターの一例を示す断面
図である。
【図8】その要部を拡大した断面図である。
【符号の説明】
10 カバー体 11 カバー本体 12 中空部 13 空気流通路 14 空気導入部 15 空気排出部 20 排気用ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小田 典夫 東京都品川区大崎2丁目9番12号 株式会 社イノアックコーポレーション内 (72)考案者 野杁 英仁 東京都品川区大崎2丁目9番12号 株式会 社イノアックコーポレーション内 (72)考案者 花塚 一志 東京都目黒区下目黒2丁目3番8号 松下 電送株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱体の熱を遮蔽するために前記発熱体
    に近接して取り付けられるカバー体において、内部が空
    気流通路とされた中空構造からなって、前記空気流通路
    と外部とを連通する空気導入口および空気排出口の形成
    されたカバー本体と、前記カバー本体の空気排出口に連
    結された排気用ファンとからなることを特徴とする高温
    発熱体のカバー体。
JP6428493U 1993-11-05 1993-11-05 高温発熱体のカバー体 Pending JPH0729499U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6428493U JPH0729499U (ja) 1993-11-05 1993-11-05 高温発熱体のカバー体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6428493U JPH0729499U (ja) 1993-11-05 1993-11-05 高温発熱体のカバー体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0729499U true JPH0729499U (ja) 1995-06-02

Family

ID=13253787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6428493U Pending JPH0729499U (ja) 1993-11-05 1993-11-05 高温発熱体のカバー体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0729499U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7040383B2 (en) 2001-08-16 2006-05-09 Nec Corporation Telecommunication device including a housing having improved heat conductivity

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7040383B2 (en) 2001-08-16 2006-05-09 Nec Corporation Telecommunication device including a housing having improved heat conductivity

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI488031B (zh) 電子裝置
US6439712B1 (en) Ink liquid fixing device and ink jet recording apparatus provided with such ink liquid fixing device
US8218996B2 (en) Image forming apparatus with improved ventilation
US5856909A (en) Heat-radiation structure of electric unit box
US11452232B2 (en) Electronic device
US9946223B2 (en) Cooling device and image forming apparatus incorporating the cooling device
US5325158A (en) Ventilation and cooling device for a photocopier
JPH0729499U (ja) 高温発熱体のカバー体
US10919362B2 (en) Coolant heater
CN109378554A (zh) 一种吸尘器供电装置及应用其的吸尘器
CN213789643U (zh) 脱毛仪
US20070065124A1 (en) Heat-expelling device with a wind guide
JPH11231760A (ja) 画像形成装置
JPH10115958A (ja) 画像形成装置の冷却装置
JPS6014282Y2 (ja) 電子写真装置における定着装置
KR930004159Y1 (ko) 정착장치
CN218605466U (zh) 电吹风
KR102530060B1 (ko) 탄소섬유히터
JP6569339B2 (ja) 冷却装置及び画像形成装置
CN212876496U (zh) 加热底座散热风道结构及加热底座
JPH11174941A (ja) 画像形成装置
KR102639688B1 (ko) 자동차용 히팅 장치
JPH11338332A (ja) 画像形成装置の遮熱装置
TWI492703B (zh) 散熱模組
JP2002023598A (ja) 画像形成装置