JPH07294880A

JPH07294880A - 液晶表示装置

Info

Publication number: JPH07294880A
Application number: JP8188694A
Authority: JP
Inventors: Masaru Tanaka; 勝田中; Nagakazu Fujimoto; 長和藤本
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1994-04-20
Filing date: 1994-04-20
Publication date: 1995-11-10

Abstract

(57)【要約】【目的】液晶表示装置から輻射されるノイズを低減さ
せる。【構成】液晶ドライブ用ＩＣ２と液晶パネル１ａとの
接続部分に、有効表示領域３にはみ出さないように金属
膜６を形成し、この金属膜６と金属ケース１１とを導電
物９を介して接続させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置に関し、
特にコンピュータなどの高い周波数で駆動される機器用
に使用される液晶表示装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、液晶表示装置の一つとして、アク
ティブマトリクス駆動方式の液晶表示装置が知られてい
る。この液晶表示装置の表示パネルは、表示媒体である
液晶層を間に挟んで対向配設されたアクティブマトリク
ス基板と対向基板とを有している。このアクティブマト
リクス基板においては、ベースとなるガラス基板の液晶
層側表面に絵素電極がマトリクス状に配置され、その絵
素電極の周辺を通って信号線（以下、ソースバスライン
という）と走査線（以下ゲートバスラインという）とが
相互に交差する状態で配線されている。そのソースバス
ラインとゲートバスラインとの交差部近傍に、絵素駆動
用のスイッチング素子として薄膜トランジスタ（以下、
ＴＦＴという）が設けられ、ソースバスライン、ゲート
バスラインおよび絵素電極に接続されている。他方の基
板においては、ベースとなるガラス基板の液晶側表面に
共通電極が形成されている。これらアクティブマトリク
ス基板と対向基板とは、絵素電極と共通電極とが対向す
る状態で配置される。

【０００３】このような構成の表示パネルには、ソース
ドライバおよびゲートドライバがアクティブマトリクス
基板のベース基板のＴＦＴ形成面側周辺部に接続され
る。このゲートドライバからＴＦＴをオン状態にさせる
走査信号としての電圧などがゲートバスラインに印加さ
れると、そのオン状態のＴＦＴに接続されているソース
バスラインにソースドライバから印加された映像信号と
しての電圧が絵素電極に加えられる。この絵素電極に印
加された電圧と、対向基板に形成された共通電極に印加
された電圧との電位差により、液晶層を光学変調して表
示を行う。

【０００４】ＶＧＡ（ＶｉｄｅｏＧｒａｐｈｉｃｓ
Ａｒｒａｙ）対応型の液晶表示装置においては、約２５
ＭＨｚの周波数を有するデータ信号が入力されるが、上
述のように液晶パネルを上下から駆動させる液晶表示装
置では、ソースドライバに入力されるデータ信号の周波
数は原周波数の半分となる。ソースドライバからは、水
平同期信号と同じ周波数で液晶層への書き込みが行われ
るが、ソースドライバから出力される信号電圧には、液
晶表示装置に中間調を表示させるために水平同期信号の
周波数よりもさらに高周波な成分を有する場合もある。

【０００５】近年においては、水平同期信号を発生する
データクロックの周波数も上昇してきており、また、表
示色を増大させるために、高周波スイッチング回路が採
用されてきている。このため、液晶表示装置からの基本
クロックや高調波成分などの不要輻射がより広域の周波
数帯まで達し、ノイズレベルも上昇して良好な表示が得
にくくなる。従来、このような不要輻射を抑えるため
に、図４ａおよび図４ｂに示すようなエンクロージャー
を金属ケース１１にしてシールドを行う方法がある。

【０００６】図４ａおよび図４ｂにおいて、液晶パネル
１には、その周辺部に液晶ドライブ用ＩＣとしてのソー
スドライバＴＣＰ２が配置されている。また、液晶パネ
ル１の中央部分の有効表示領域３の周りにブラックマト
リクス４が所定幅で設けられている。さらに、液晶ドラ
イブ用ＩＣが接続される側の下側ガラス基板５と上側ガ
ラス基板７の間には液晶層１５が挟持され、これら下側
ガラス基板５および上側ガラス基板７の液晶層１５のあ
る側とは反対側の面上に偏光板８がそれぞれ設けられて
いる。さらに、プラスチックホルダ１０は、ソースドラ
イバの基板１３と下側ガラス基板５を支持しており、プ
ラスチックホルダ１０と下側ガラス基板５の間には絶縁
物からなるクッション１２が設けられている。これらプ
ラスチックホルダ１０、クッション１２、基板１３およ
びソースドライバＴＣＰ２を覆うようにしてシールド用
の金属シャーシ１１が設けられている。

【０００７】さらに、液晶パネルの後面に導電板を敷い
てシールド効果をもたせる方法や液晶パネルの前面に透
明電極を形成してシールドする方法も知られている。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
液晶表示装置からの不要輻射の使用周波数およびノイズ
レベルが高くなって行くと、現行のシールド対策では不
十分である。即ち、エンクロージャーを金属ケースにし
てシールドを行う方法では、図４に示すように、金属ケ
ース１１の開口部と液晶パネル１との間に隙間があり、
この隙間から輻射されるノイズを遮断することができな
い。

【０００９】また、液晶パネルの後面に導電板を設けて
シールドする方法では、液晶パネルの後面に設けたバッ
クライトを光源として表示する透過型液晶表示装置には
用いることができず、反射型液晶表示装置のみとなる。
さらに、液晶パネルの後面に導電板を設けるには、コス
ト、生産性および重量の面から不利である。

【００１０】さらに、液晶パネルの前面に透明電極を形
成してシールドする方法では、下側ガラス基板の方が上
側ガラス基板よりも大きいので、下側ガラス基板におけ
る上側ガラス基板からはみ出した領域からノイズが輻射
される。さらに、シールド材として透明度の高いものが
必要であるので、シールド効果をより高くすることがで
きない。また、通常対向電極が形成されている表示部分
にさらに透明電極を形成することになるので、透過率の
低下などの表示品位の低下が生じる。

【００１１】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、液晶表示装置から発生する不要輻射をより抑えるこ
とができ、より輻射ノイズの低い液晶表示装置を提供す
ることを目的とする。

【００１２】

【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、複数の信号線および走査線を有する液晶パネルの周
囲の辺のうちの複数辺に液晶ドライブ用ＩＣが接続さ
れ、該液晶ドライブ用ＩＣから各信号線および走査線に
信号を供給して液晶表示する液晶表示装置において、該
液晶パネルに該液晶パネルの周囲の各辺のうちの該複数
辺または全部の辺に沿って金属膜または導電性膜を設け
たものであり、そのことにより上記目的が達成される。

【００１３】上記金属膜または導電性膜は、上記液晶パ
ネルの有効表示領域以外の領域に設けられ、この有効表
示領域にまではみ出さないように形成されているのが望
ましい。

【００１４】上記液晶パネルを構成する一対の基板のう
ちの一方の基板に上記液晶ドライブ用ＩＣが接続され、
上記金属膜または導電性膜が該一方の基板上に設けられ
る構成とすることができる。

【００１５】上記液晶パネルを構成する一対の基板のう
ちの一方の基板に上記液晶ドライブ用ＩＣが接続され、
該一方の基板の前記液晶ドライブ用ＩＣ接続面とは反対
側の面上に上記金属膜または導電性膜が設けられる構成
としてもよい。

【００１６】上記金属膜または導電性膜としては、ＩＴ
Ｏ薄膜、または、Ａｌ、Ｔｉ、Ｔａ、ＭｏおよびＣｒか
らなる群から選択される少なくとも１種の金属薄膜、ま
たはこれらの化合物薄膜からなるものを用いることがで
きる。

【００１７】上記液晶パネルを構成する一対の基板のう
ちの一方の基板上に上記複数の信号線および複数の走査
線が設けられ、他方の基板上に対向電極が設けられ、該
液晶パネルの周辺に不要輻射をシールドするための金属
ケースが設けられ、上記金属膜または導電性膜を該金属
ケースと対向電極との隙間を補うように設ける構成とす
ることができる。

【００１８】上記液晶パネルを構成する一対の基板のう
ちの一方の基板上に上記液晶ドライブ用ＩＣが接続さ
れ、該一方の基板上に上記複数の信号線に接続された信
号電極および上記複数の走査線に接続された走査電極が
設けられ、該一方の基板の該液晶ドライブ用ＩＣ接続面
上に上記金属膜または導電性膜を該信号電極、信号線、
走査電極および走査線から絶縁されて設けた構成として
もよい。

【００１９】上記液晶パネルを構成する一対の基板のう
ちの一方に上記液晶ドライブ用ＩＣが接続され、該一方
の基板上に上記複数の信号線に接続された信号電極およ
び上記複数の走査線に接続された走査電極が形成され、
上記金属膜または導電性膜が各電極を効率よくシールド
するようにパターニングされている構成としてもよい。

【００２０】上記金属膜または導電性膜として、上記液
晶パネルの周囲の辺のうちの該複数辺または全部の辺に
沿って、銅テープまたは導電性テープを貼り付けてもよ
い。

【００２１】上記液晶パネルの周辺に不要輻射をシール
ドするための金属ケースが設けられ、上記金属膜、銅テ
ープまたは導電性膜と金属ケースとが電気的に接続され
る構成とするのが望ましい。

【００２２】

【作用】本発明においては、液晶パネルの周囲の辺のう
ち、液晶ドライブ用ＩＣが接続される複数辺または全部
の辺に沿って金属膜または導電性膜が設けられている。
液晶ドライブ用ＩＣ接続側の基板上に金属膜または導電
性膜を形成してグランド（以下ＧＮＤという）と同電位
にすると、金属膜または導電性膜とドライバ出力の信号
電圧ラインとの間が静電容量で結合された形になり、こ
のことにより、ローパスフィルタが形成されて、ドライ
バ出力の信号電圧に乗った高周波成分がなまってカット
され、高周波の輻射ノイズが低減可能となる。この金属
膜は、液晶パネルの周囲の辺に沿って設けられているの
で、反射型液晶表示装置のみならず透過型液晶表示装置
にも用いることができ、コスト、生産性および重量の面
からも有利である。さらに、不要輻射をシールドするた
めの金属ケースと対向電極との隙間を補うように金属膜
または導電性膜を設ければ、シールドを効率よく行うこ
とができる。

【００２３】上記金属膜は、液晶ドライブ用ＩＣが接続
された基板の液晶ドライブ用ＩＣ接続面とは反対側の面
上に形成してもよい。この場合、液晶パネルのセル裏面
に１層のパターニング工程を追加するだけで簡単に製造
される。また、接続側の面上に形成した場合には、液晶
パネル製造工程をより効率よく行うことができる。この
場合には、金属膜は、信号電極、信号線、走査電極およ
び走査線から絶縁するように形成する。

【００２４】さらに、不要輻射をシールドするための金
属ケースと上記金属膜との間に絶縁物が多すぎるとシー
ルド効果があまり期待できないので、両者を接続させる
と金属膜または導電性膜が金属ケースと同電位（ＧＮ
Ｄ）になって、よりシールド効果が向上し、また、上記
金属膜を液晶パネルの全部の辺に沿って形成すると、よ
り広い領域でシールドを行うことができる。

【００２５】上記金属膜または導電性膜は、液晶パネル
の有効表示領域にはみ出さない領域まで形成してより広
い領域をシールドすることが可能であり、直接表示領域
に影響を与えないので透過率の低下は生じない。

【００２６】上記金属膜または導電性膜はべたパターン
で形成してもよく、各電極を効率よくシールドするよう
にパターニングしてもよい。この場合、使用材料の低減
が図られる。

【００２７】このようなシールドに用いられる金属膜ま
たは導電性膜としては、ＩＴＯ薄膜、または、Ａｌ、Ｔ
ｉ、Ｔａ、ＭｏおよびＣｒからなる群から選択される少
なくとも１種の金属薄膜またはこれらの化合物薄膜から
なるものを用いることができる。また、金属膜または導
電性膜として、銅テープまたは導電性テープを貼り付け
るなどして設けてもよい。この金属膜または導電性膜は
透明導電膜である必要がなく、金属膜または導電性膜に
よりシールド効率は高くなる。

【００２８】

【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。な
お、以下の図において、同様の機能を有する部分につい
ては、図４に示した従来の液晶表示装置と同様の部品番
号を用いて示している。

【００２９】（実施例１）図１は本発明の実施例１の液
晶表示装置を示し、ａはドライバ接続側基板の裏側から
見た場合の平面図、ｂはその要部の部分拡大断面図であ
る。図１ａおよび図１ｂにおいて、液晶表示装置の液晶
パネル１ａは、液晶層１５を間に挟んで対向配設された
アクティブマトリクス基板と対向基板とを有している。
このアクティブマトリクス基板は、ベースとなる下側ガ
ラス基板５の液晶層１５側表面に絵素電極（図示せず）
がマトリクス状に配置され、その絵素電極の周辺を通っ
てソースバスライン（図示せず）とゲートバスライン
（図示せず）とが相互に交差する状態で配線されてい
る。これらソースバスラインとゲートバスラインとの交
差部近傍に、ＴＦＴ（図示せず）が設けられ、ソースバ
スライン、ゲートバスラインおよび絵素電極に接続され
ている。また、対向基板には、ベースとなる上側ガラス
基板７の液晶層１５側表面に共通電極（図示せず）が形
成されており、アクティブマトリクス基板と対向基板と
は、絵素電極と共通電極とが対向する状態で配置されて
いる。上側ガラス基板７および下側ガラス基板５には、
液晶層１５とは反対側表面に、表および裏側の偏光板８
がそれぞれ設けられている。また、セルの表側に位置す
る上側ガラス基板７には、遮光を目的としたブラックマ
トリクス４が形成されている。液晶パネル１ａは、下側
ガラス基板５と、液晶ドライブ用ＩＣとしてのソースド
ライバＴＣＰ２とが接続されており、このソースドライ
バＴＣＰ２と下側ガラス基板５の接続部とは、反対側面
の裏偏光板８がある基板面上にシールドを目的とした金
属膜６が形成されている。この金属膜６は、液晶パネル
１ａの有効表示領域３にはみ出さない領域まで形成して
もよい。この実施例ではブラックマトリクス４の領域ま
で形成し、より広い領域をシールドすることができた。
また、直接表示領域に影響を与えないので透過率低下も
生じなかった。このようなシールドに用いられる金属膜
６としては、ＩＴＯ薄膜、Ａｌ、Ｔｉ、Ｔａ、Ｍｏ、Ｃ
ｒのうちの１種または複数種類の金属薄膜、またはこれ
らの化合物薄膜からなるものを用いることができ、これ
らの代わりに銅テープまたは導電性テープを貼り付けて
もよい。この金属膜６は透明導電膜でなくてもよく、シ
ールド効率を高くすることができる。

【００３０】さらに、この液晶表示装置には、不要輻射
のシールドを目的とした金属ケース１１が形成されてい
る。液晶パネル１ａは、ユニット化した時の衝撃などか
ら保護するために、直接金属ケース１１には組み込まれ
ておらず、プラスチックホルダ１０やクッション（図示
せず）などを介した構造となっている。金属ケース１１
と金属膜６との間に絶縁物が多いとシールド効果があま
り期待できなくなるので、本実施例では、プラスチック
ホルダ１０の両端より導電性クッション９を介して金属
膜６と金属ケース１１とを接続させている。この金属ケ
ース１１は、ユニット内で電気的に接地されているの
で、金属膜６を金属ケース１１と同電位（ＧＮＤ）にす
ることができ、よりシールド効果を上げることができ
る。

【００３１】この液晶表示装置は、通常の製造工程に加
えて、液晶パネル１ａのセル裏面にもう１層のパターニ
ング工程を追加するだけで簡単に製造することができ
た。

【００３２】（実施例２）図２は本発明の実施例２の液
晶表示装置における要部を示す部分拡大断面図である。
図２において、ソースドライバＴＣＰ２接続部のある側
の下側ガラス基板５上の面における接続部周囲に、絶縁
膜１４により電極１６から絶縁されるように金属膜６を
形成する。この液晶表示装置は、下側ガラス基板５の同
一面上の処理により金属膜６を形成することができるの
で、実施例１に比べてさらに液晶パネル製造工程を効率
よく行うことができ、生産性を向上させることができ
る。

【００３３】なお、本発明の実施例１、２について説明
したが、本発明はこれに限られず、種々の改変を行うこ
とができる。上記各実施例においては、金属膜６をソー
スドライバＴＣＰ２の接続部周囲の裏側のみに形成した
が、表側でもよく、また、図３の実施例３に示すよう
に、有効表示領域３以外の液晶パネル１ｂの全部の辺に
沿って形成すると、より広い領域でシールドを行うこと
ができる。

【００３４】また、上記金属膜はべたパターンで形成し
たが、各電極のみをシールドできるようにパターニング
すると、使用材料の低減を図ることができる。

【００３５】さらに、金属膜６と金属ケース１１との接
続を導電性クッション９により行ったが、ＦＰＣ（Ｆｌ
ｅｘｉｂｌｅＰｒｉｎｔｅｄＣｉｒｃｕｉｔ）や導
電テープなどを用いてもよい。

【００３６】さらに、上記実施例では、スイッチング素
子としてＴＦＴを用いているが、他の種類のスイッチン
グ素子を使用することもでき、また、ソースドライバＴ
ＣＰ以外の液晶ドライブからの高周波輻射ノイズを低減
することもできる。

【００３７】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、高周波成
分を含むドライバ出力の信号電圧ラインと金属膜または
導電性膜との間を静電容量で結合した形にすることがで
き、ドライバ出力の信号電圧に含まれる不要な高周波成
分を除去して、高周波の輻射ノイズを低減することがで
きる。この液晶表示装置は、反射型および透過型のいず
れにも用いることができ、コスト、生産性および重量の
面からも優れている。液晶ドライブ用ＩＣ接続側基板に
金属膜または導電性膜を形成すると、はみ出した領域か
らノイズが輻射されることがない。また、不要輻射をシ
ールドするための金属ケースと対向電極との隙間を補う
ように金属膜または導電性膜を形成することができるの
で、シールドを効率よく行うことができる。不要輻射を
シールドするための金属ケースと金属膜または導電性膜
とを接続させることによりシールド効果を上げることが
でき、金属膜または導電性膜を液晶パネルの全部の辺に
沿って形成すると、より広い領域でシールドを行うこと
ができる。

【００３８】さらに、金属膜または導電性膜は、液晶パ
ネルの有効表示領域にはみ出さない領域まで形成してよ
り広い領域をシールドすることができ、直接表示領域に
影響を与えないので透過率を低下させることなく、輻射
ノイズを低減させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例１の液晶表示装置を示し、ａは
ドライバ接続側基板の裏側から見た場合の平面図、ｂは
その要部の部分拡大断面図である。

【図２】本発明の実施例２の液晶表示装置における要部
を示す部分拡大断面図である。

【図３】金属膜の他の形成例を示す本発明の実施例３に
おける液晶表示装置の平面図である。

【図４】従来の液晶表示装置を示し、ａはソースドライ
バＴＣＰ接続側基板の裏側から見た場合の平面図、ｂは
その要部の部分拡大断面図である。

【符号の説明】

１ａ，１ｂ液晶パネル２ソースドライバＴＣＰ３有効表示領域４ブラックマトリクス５下側ガラス基板６金属膜７上側ガラス基板９導電性クッション１１金属シャーシ１４絶縁膜１６電極

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】複数の信号線および走査線を有する液晶
パネルの周囲の辺のうちの複数辺に液晶ドライブ用ＩＣ
が接続され、該液晶ドライブ用ＩＣから各信号線および
走査線に信号を供給して液晶表示する液晶表示装置にお
いて、該液晶パネルに該液晶パネルの周囲の各辺のうちの該複
数辺または全部の辺に沿って金属膜または導電性膜を設
けた液晶表示装置。
【請求項２】前記金属膜または導電性膜が、ＩＴＯ薄
膜、または、Ａｌ、Ｔｉ、Ｔａ、ＭｏおよびＣｒからな
る群から選択される少なくとも１種の金属薄膜またはこ
れらの化合物薄膜からなる請求項１記載の液晶表示装
置。
【請求項３】前記液晶パネルを構成する一対の基板の
うちの一方の基板上に前記液晶ドライブ用ＩＣが接続さ
れ、該一方の基板上に前記複数の信号線に接続された信
号電極および前記複数の走査線に接続された走査電極が
設けられ、該一方の基板の該液晶ドライブ用ＩＣ接続面
上に前記金属膜または導電性膜を該信号電極、信号線、
走査電極および走査線から絶縁されて設けた請求項１記
載の液晶表示装置。
【請求項４】前記液晶パネルの周辺に不要輻射をシー
ルドするための金属ケースが設けられ、かつ、前記金属
膜または導電性膜と金属ケースとが電気的に接続される
請求項１、２または３記載の液晶表示装置。