JPH07294296A - 遠隔監視装置 - Google Patents

遠隔監視装置

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JPH07294296A
JPH07294296A JP6090344A JP9034494A JPH07294296A JP H07294296 A JPH07294296 A JP H07294296A JP 6090344 A JP6090344 A JP 6090344A JP 9034494 A JP9034494 A JP 9034494A JP H07294296 A JPH07294296 A JP H07294296A
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JP
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unit
image
acceleration
image pickup
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JP6090344A
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English (en)
Inventor
Shigeru Tajima
茂 田島
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH07294296A publication Critical patent/JPH07294296A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 監視する目的物のある場所に撮像部2を設置
し、光学視覚部1を、該目的物のある場所から離れた場
所にいるユーザが装着して遠隔から上記目的物の監視を
行う遠隔監視装置であって、マイコン6が、X軸方向,
Y軸方向及びZ軸方向にそれぞれ設けられた加速度セン
サ4及び圧電ジャイロ5からの出力に基づいて、ユーザ
の動きを示す位置検出情報及び方位検出情報を算出し、
これらを送信回路7を介して撮像部2側に無線送信す
る。上記撮像部2は、上記位置検出情報及び方位検出情
報に応じてカメラ16a,16bの撮像位置を可変し、
この映像情報を赤外線送信する。上記光学視覚装置1
は、上記赤外線送信された映像情報をディスプレイに表
示する。 【効果】 上記光学視覚部1の小型軽量化,ローコスト
化及び当該遠隔監視装置のワイヤレス化を図ることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば高所等のような
危険な場所にある監視物を、該危険な場所から離れた場
所で監視する場合や、工場で生産される生産物及び生産
機器の監視を、離れた場所で行う場合等に用いて好適な
遠隔監視装置に関し、特にユーザの動きを検出する手段
として加速度センサ,圧電ジャイロを用いることによ
り、使用可能範囲の拡大,システムの小型化及びワイヤ
レス化等を図った遠隔監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日において、バーチャル・リアリティ
・システムが知られている。このバーチャル・リアリテ
ィ・システムは、ユーザが装着する、例えば眼鏡型(或
いは、ヘルメット型)の光学視覚装置と、ユーザが移動
可能な範囲に磁界を発生するとともに、ユーザの移動に
応じた映像情報を供給するコントロール部とを接続ライ
ンを介して接続することにより構成されている。
【0003】上記光学視覚装置には、磁気センサと、上
記コントロール部からの映像情報を表示するディスプレ
イとを有している。上記磁気センサは、X軸方向,Y軸
方向及びZ軸方向の3軸にそれぞれ設けられており、ユ
ーザの移動位置及び移動方向に応じた上記コントロール
部が発生する磁界の方向及び強さをそれぞれ検出し、こ
の各検出出力を上記接続ラインを介して上記コントロー
ル部に供給する。
【0004】上記コントロール部は、上記磁気センサか
らの検出出力に基づいてユーザの移動位置及び移動方向
を検出し、この検出結果に応じた映像情報を上記接続ラ
インを介して上記光学視覚装置のディスプレイに供給す
る。これにより、上記ディスプレイに、ユーザの移動位
置や移動方向に応じた映像情報を表示することができ
る。
【0005】ユーザは、自分の移動した位置や方向に応
じた映像を上記ディスプレイを介して認識することがで
きるため、あたかも自分がその空間に存在しているよう
な錯覚を覚える。これにより、仮想的な空間の提供が実
現される。
【0006】ここで、このような技術は、例えば工場で
生産される生産物及び生産機器等の監視を遠隔から行う
遠隔監視装置に適用することができる。
【0007】すなわち、上記生産物及び生産機器等の近
辺に、ユーザの移動(頭の動き等)に応じて撮像位置が
可変可能なカメラ装置を設け、このカメラ装置からの撮
像出力が上記光学視覚装置に供給されるとともに、該光
学視覚装置からの移動情報が上記カメラ装置に供給され
るように、該カメラ装置と光学視覚装置とをライン接続
する。そして、上記光学視覚装置を装着したユーザが、
上記生産物等の監視を行う位置に磁界を発生する。
【0008】これにより、ユーザが頭等を動かす毎に上
記磁気センサがこれを検出し、この移動情報を上記接続
ラインを介してカメラ装置に供給する。上記カメラ装置
は、上記移動情報に応じて撮像位置を可変し、この可変
した移動位置に応じた映像情報を上記接続ラインを介し
て上記光学視覚装置のディスプレイに供給する。
【0009】従って、ユーザの移動に応じた映像を上記
ディスプレイに表示して該ユーザに認識させることがで
き、離れた場所にいながら上記生産物の生産状況や生産
機器の動作具合等を監視可能とすることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の遠隔監
視装置は、上記光学視覚装置において磁気センサを用い
てユーザの移動を検出するようにしていたため、ユーザ
が監視を行う位置に磁界を発生させる必要がある。この
ため、システムが大掛かりとなる問題があった。
【0011】また、上記コントロール部から発生される
磁界の発生範囲は非常に狭く限界がある。このため、ユ
ーザの監視位置が上記磁界が発生している位置に限定さ
れてしまい、ユーザの自由が束縛される問題があった。
【0012】また、ユーザの移動位置及び移動方位を検
出するためには、上記コントロール部により発生された
磁界と同期をとりながら上記磁気センサで検出する必要
があるため、上記光学視覚装置とカメラ装置とを接続ラ
インで接続する必要があった。このため、ユーザの移動
時に上記接続ラインが邪魔になり、該ユーザの移動に支
障をきたす問題があった。
【0013】さらに、上記磁界を用いて動き検出を行う
ため、近くで同時に使用できる人数に制限があるうえ、
該発生磁界が外部磁界の影響を受けやすく、実用的では
なかった。
【0014】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
のであり、小規模で実現することができ、システムのワ
イヤレス化を図ってユーザの移動範囲を広くすることが
できるうえ、外部磁界に関係なく複数人数での同時使用
を可能とすることができるような実用的な遠隔監視装置
の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る遠隔監視装
置は、X軸方向,Y軸方向或いはZ軸方向のいずれか一
方向に設けられ、該設けられた軸方向の加速度を検出し
て加速度情報を出力する少なくとも1つの加速度センサ
と、上記加速度センサからの加速度情報を無線送信する
送信手段と、外部から供給される上記送信手段により送
信された加速度情報に応じた映像情報を表示する表示手
段とを備える光学視覚部を有する。
【0016】また、上記光学視覚部の送信手段から送信
された加速度情報に応じて撮像位置を可変して被写体を
撮像する撮像手段と、上記撮像手段が上記被写体の撮像
を行うことにより形成された映像情報を上記光学視覚部
に無線送信する映像送信手段とを備える撮像部を有す
る。
【0017】また、本発明に係る遠隔監視装置は、X軸
方向,Y軸方向或いはZ軸方向のいずれか一方向に設け
られ、該設けられた軸方向の回転方向を検出して回転情
報を出力する少なくとも1つの圧電ジャイロと、上記圧
電ジャイロからの回転情報を無線送信する送信手段と、
外部から供給される上記送信手段により送信された回転
情報に応じた映像情報を表示する表示手段とを備える光
学視覚部を有する。
【0018】また、上記光学視覚部の送信手段から送信
された回転情報に応じて撮像方向を可変して被写体を撮
像する撮像手段と、上記撮像手段が上記被写体の撮像を
行うことにより形成された映像情報を上記光学視覚部に
無線送信する映像送信手段とを備える撮像部を有する。
【0019】また、本発明に係る遠隔監視装置は、X軸
方向,Y軸方向或いはZ軸方向のいずれか一方向に設け
られ、該設けられた軸方向の加速度を検出して加速度情
報を出力する少なくとも1つの加速度センサと、上記加
速度センサと同じ軸方向に設けられ、該設けられた軸方
向の回転方向を検出して回転情報を出力する少なくとも
1つの圧電ジャイロと、上記加速度センサ及び圧電ジャ
イロからの加速度情報及び回転情報をそれぞれ無線送信
する送信手段と、外部から供給される上記送信手段によ
り送信された加速度情報及び回転情報に応じた映像情報
を表示する表示手段とを備える光学視覚部を有する。
【0020】また、上記光学視覚部の送信手段から送信
された加速度情報及び回転情報に応じて撮像位置を可変
して被写体を撮像する撮像手段と、上記撮像手段が上記
被写体の撮像を行うことにより形成された映像情報を上
記光学視覚部に無線送信する映像送信手段とを備える撮
像部を有する。
【0021】また、本発明に係る遠隔監視装置は、上記
撮像手段として、右目用の映像情報及び左目用の映像情
報をそれぞれ形成して出力するものを有する。
【0022】
【作用】本発明に係る遠隔監視装置は、例えば危険地帯
にある目的物の監視をする場合等に用いることができ、
この場合、撮像部は、該危険地帯の目的物を監視できる
位置に設置され、光学視覚部は、上記目的物の監視を行
う安全な位置でユーザにより装着される。
【0023】上記光学視覚部は、ユーザが装着可能な、
例えば眼鏡型(或いはヘルメット型)となっており、X
軸方向,Y軸方向或いはZ軸方向にそれぞれ加速度セン
サ及び圧電ジャイロが設けられている。上記光学視覚部
がユーザに装着されユーザに動きがあると、上記加速度
センサ及び圧電ジャイロが、このユーザの動きに対応す
る各軸方向の加速度及び回転方向(角速度或いは角加速
度)を検出し、この各加速度情報及び各回転情報を送信
手段に供給する。
【0024】上記送信手段は、上記各加速度情報及び各
回転情報を上記危険地帯に設置された撮像部の撮像手段
に供給する。
【0025】上記撮像手段は、上記光学視覚部の送信手
段から送信された各加速度情報及び各回転情報に応じて
撮像位置を可変し、上記危険地帯にある目的物を撮像す
る。すなわち、上記撮像手段は、上記ユーザの動きに応
じて上下,左右,斜め等に撮像位置が可変され、上記目
的物の撮像を行う。上記撮像手段は、このように目的物
の撮像を行うと、この撮像により右目用の映像信号及び
左目用の映像信号を形成し、これらを映像送信手段に供
給する。
【0026】上記映像送信手段は、上記各映像信号を、
安全な場所にいるユーザに装着されている上記光学視覚
部に例えば赤外線送信する。
【0027】上記光学視覚部は、上記映像送信手段から
各映像信号が赤外線送信されると、これを受信して上記
表示手段に供給する。これにより、上記ユーザの動きに
応じて撮像された映像が上記表示手段に表示されること
となる。従って、ユーザは、安全な場所にいながらにし
て、上記危険地帯の目的物の監視を行うことができる。
【0028】本発明に係る遠隔監視装置は、上記ユーザ
の動きを加速度センサ及び圧電ジャイロで検出し、これ
を上記撮像部に無線送信するとともに、該撮像部により
ユーザの動きに応じた撮像を行い形成された映像情報を
光学視覚部に赤外線送信するようにしているため、当該
遠隔監視装置の完全なワイヤレス化を図ることができ
る。このため、ユーザの動きを束縛することなく自由に
動き回ることを可能とすることができる。
【0029】また、磁界発生方式のように特定範囲の発
生磁界を必要としないため、小規模で実現することがで
きるうえ、外部磁界に影響を受けることがなく、同時に
複数人数での使用を可能とすることができる。
【0030】また、上記加速度センサ及び圧電ジャイロ
は、半導体で形成することができるため、小型,安価,
且つ軽量に形成することができ、上記光学視覚部に設け
た場合に設置面積をとらない。このため、上記光学視覚
部の小型化,軽量化及びローコスト化を図ることができ
る。従って、実用的な遠隔監視装置を提供することがで
きる。
【0031】なお、上記加速度センサは、X軸方向,Y
軸方向,Z軸方向の各軸方向にそれぞれ1つずつ設ける
こととしたが、これは、何れか1つの軸方向、或いは、
所望の2つの軸方向にそれぞれ設けるようにしてもよ
い。同じく、上記圧電ジャイロは、X軸方向,Y軸方
向,Z軸方向の各軸方向にそれぞれ1つずつ設けること
としたが、これも、何れか1つの軸方向、或いは、所望
の2つの軸方向にそれぞれ設けるようにしてもよい。
【0032】このような加速度センサ及び圧電ジャイロ
を設ける軸方向は、そのシステムが必要とする軸方向の
み設ければよく、該システム等の設計に応じて適宣変更
すればよい。
【0033】
【実施例】以下、本発明に係る遠隔監視装置の好ましい
実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0034】本発明に係る遠隔監視装置は、例えば工場
で生産される生産物及び生産機器等の監視を遠隔から行
う工業用の監視システムに適用することができる。
【0035】この実施例に係る遠隔監視装置は、図1に
示すように上記生産物の生産状況及び生産機器の動作具
合等の監視を行うユーザが、該生産機器から離れた場所
で装着する眼鏡型の光学視覚部1と、上記生産機器等の
近傍に設置され、該生産物の生産状況及び生産機器の動
作具合等を撮像する撮像部2とで構成されている。
【0036】上記光学視覚部1は、内側に映像情報を表
示するディスプレイが設けられた眼鏡型の光学視覚部本
体3と、それぞれ半導体で形成され、ユーザの移動に応
じた加速度及び回転方向(角速度)を検出し、加速度信
号及び角速度信号を出力する加速度センサ4及び圧電ジ
ャイロ5とを有している。
【0037】また、上記光学視覚部1は、上記撮像部2
からの映像情報等を受光する受光回路8と、上記加速度
センサ4からの加速度信号,圧電ジャイロ5からの角速
度信号及び上記受光回路8を介して供給される制御信号
に基づいて、ユーザの移動位置及び移動方位を算出し、
位置検出信号及び方位検出信号を出力するマイクロコン
ピュータ(マイコン)6と、上記マイコン6からの位置
検出信号及び方位検出信号を上記撮像部2側に無線送信
する送信回路7とを有している。
【0038】上記加速度センサ4及び圧電ジャイロ5
は、図2に示すようにそれぞれ直交するX軸方向,Y軸
方向,Z軸方向に1つずつ設けられている。
【0039】すなわち、上記加速度センサ4は、X軸方
向の加速度(X)を検出する第1の加速度センサ4X
と、Y軸方向の加速度(Y)を検出する第2の加速度セ
ンサ4Yと、Z軸方向の加速度(Z)を検出する第3の
加速度センサ4Zとで構成されており、各加速度センサ
4X,4Y,4Zからの各加速度信号は、それぞれ増幅
回路20を介してA/D変換器21に供給されデジタル
化されて上記マイコン6に供給される構成となってい
る。
【0040】また、上記圧電ジャイロ5は、X軸方向の
回転方位(r)を検出する第1の圧電ジャイロ5Xと、
Y軸方向の回転方向(θ)を検出する第2の圧電ジャイ
ロ5Yと、Z軸方向の回転方向(φ)を検出する第3の
圧電ジャイロ5Zとで構成されており、各圧電ジャイロ
5X,5Y,5Zからの各角速度信号は、それぞれ増幅
回路20を介してA/D変換器21に供給されデジタル
化されて上記マイコン6に供給される構成となってい
る。
【0041】一方、上記撮像部2は、上記光学視覚部1
から送信される位置検出信号及び方位検出信号を受信す
る受信回路11と、上記受信回路11で受信された位置
検出信号及び方位検出信号に基づいて、可動台ドライバ
14を介して撮像部本体16を駆動制御するシステムコ
ントローラ12とを有している。
【0042】上記撮像部本体16は、右目用カメラ16
a及び左目用カメラ16bと、上記各カメラ16a,1
6bを上下に移動させる可動軸16cと、上記可動軸1
6cを介して上記各カメラ16a,16bを左右及び斜
め方向に回転させる回転台16dとで構成されている。
【0043】また、上記撮像部2は、上記撮像部本体1
6の各カメラ16a,16bが、上記生産物等の撮像を
行うことにより形成された各映像信号に所定のプロセス
処理を施す映像処理回路13と、複数の赤外線発光ダイ
オードで構成されており、上記システムコントローラ1
2からの後に説明するスタート信号やリセット信号等及
び上記各映像信号をそれぞれ上記光学視覚部1側に赤外
線送信する発光回路15とを有している。
【0044】次に、このような構成を有する本実施例に
係る遠隔監視装置の動作説明をする。
【0045】まず、上記光学視覚部1側に設けられてい
るマイコン6において、ユーザの正確な動きを検出する
には、該マイコン6に、絶対位置及び絶対方位を教える
必要がある。このため、上記撮像部2側のシステムコン
トローラ12は、上記生産物等の監視に先立って、上記
絶対位置及び絶対方位を示す位置リセットデータに基づ
いて上記発光回路15を発光駆動する。これにより、上
記位置リセットデータが赤外線信号として上記光学視覚
部1側に無線送信される。
【0046】上記光学視覚部1は、受光回路8により上
記赤外線信号として送信される位置リセットデータを受
光し、これをマイコン6に供給する。これにより、上記
マイコン6は、絶対位置及び絶対方位を知ることがで
き、以後、加速度センサ4及び圧電ジャイロ5からの加
速度信号及び角速度信号に基づいてユーザの正確な移動
位置,移動方位の検出が可能となる。
【0047】次に、上記撮像部2のシステムコントロー
ラ12は、上記マイコン6の位置方位検出動作の開始を
指示するスタート信号,送信速度を設定するための送信
速度選択信号,上記光学視覚部1から送信される各検出
信号を連続出力とするか単出力とするかを選択するため
の出力モード選択信号、及び、上記各検出信号の送信同
期をとるための同期信号に基づいて上記発光回路15を
発光駆動する。これにより、上記各信号が赤外線送信さ
れ、上記光学視覚部1側の受光回路8により受光され上
記マイコン6に供給される。
【0048】上記マイコン6は、上記スタート信号が供
給されると、位置方位検出動作の開始であることを認識
し、以後、上記加速度センサ4及び圧電ジャイロ5から
の検出出力に基づいて、ユーザの動き検出を行う。
【0049】すなわち、上記生産物等の監視が開始され
ると、上記各加速度センサ4X,4Y,4Zは、それぞ
れユーザの動きにより生じたX軸方向の加速度,Y軸方
向の加速度及びZ軸方向の加速度を検出し、この各加速
度信号を上記マイコン6に供給する。
【0050】また、上記各圧電ジャイロ5X,5Y,5
Zは、それぞれユーザの動きにより生じたX軸方向の回
転方向,Y軸方向の回転方向及びZ軸方向の回転方向を
検出し、この各角速度信号を上記マイコン6に供給す
る。
【0051】上記マイコン6は、上記各加速度信号及び
各角速度信号に基づいて、ユーザの移動した位置及び方
位を算出し、この位置検出信号及び方位検出信号を、予
め設定された送信速度及び出力モードとなるように上記
同期信号に同期させて送信回路7に供給する。
【0052】これにより、上記送信回路7を介して上記
各検出信号が上記撮像部2側に送信される。
【0053】上記送信回路7を介して送信された上記各
検出信号は、上記撮像部2側の受信回路11で受信さ
れ、上記システムコントローラ12を介して可動ドライ
バ14に供給される。
【0054】上記可動台ドライバ14は、上記各検出信
号に応じて撮像部本体16に設けられている可動軸16
cを上下及び斜め移動させるとともに、回転台16dを
左右に回転駆動する。上述のように、上記可動軸16c
には、右目用及び左目用の各カメラ16a,16bが設
けられている。このため、上記各カメラ16a,16b
の撮像位置は、ユーザの動きに応じて可変され、上記生
産物等を撮像することとなる。この各カメラ16a,1
6bで撮像された上記生産物等の各映像信号は、それぞ
れ映像処理回路13に供給される。
【0055】上記映像処理回路13は、上記各映像信号
に所定のプロセス処理を施し、これを発光回路15に供
給する。これにより、上記発光回路15が上記各映像信
号に応じて発光駆動され、該各映像信号が上記光学視覚
部1側に赤外線送信される。
【0056】上記赤外線送信された上記各映像信号は、
上記受光回路8により受光され、光学視覚部本体3の裏
側に設けられているディスプレイに供給される。これに
より、上記ディスプレイに、ユーザの動きに応じた上記
生産物等の映像を表示することができる。従って、ユー
ザは、離れた場所にいながらにして、上記生産物の生産
状況及び生産機器の動作具合等を監視することができ
る。
【0057】なお、このような監視は、上記システムコ
ントローラ12から監視終了を示すストップ信号が上記
マイコン6に供給されるまで続けられる。
【0058】このように、各加速度センサ4X,4Y,
4Zを用いて3次元の位置検出を行うとともに、各圧電
ジャイロ5X,5Y,5Zを用いて3次元の方位検出を
行い、この各検出情報を上記撮像部2側に無線送信する
ことにより、上記撮像部2側では、計6次元の情報に基
づいて、上記各カメラ16a,16bの撮像位置を可変
制御することができる。従って、ユーザがその場で監視
しているのと略々同様な監視状態を実現することができ
る。
【0059】また、上記加速度センサ4及び圧電ジャイ
ロ5により検出された各検出情報は、それぞれ無線送信
されるうえ、上記撮像部2側からの映像情報等も赤外線
送信するようにしているため、磁界方式のように発生磁
界との同期をとる必要がなく、外部磁界に影響を受ける
ことがないうえ、同時に複数人数での使用を可能とする
ことができる。このため、ユーザの動きを束縛すること
なく自由に動き回ることを可能とすることができ、実用
的な遠隔監視装置を提供することができる。
【0060】また、上記加速度センサ4及び圧電ジャイ
ロ5は半導体で形成されており、軽量且つ小型で設置面
積をとらないことから、上記光学視覚部1の軽量化,小
型化及びローコスト化を図ることができる。
【0061】次に、上述の実施例の説明では、監視の開
始に先立って、上記撮像部2のシステムコントローラ1
2から絶対位置及び絶対方位を知らせるための位置リセ
ットデータを出力して光学視覚部1側のマイコン6の位
置方位検出をリセットすることとしたが、これは、図3
に示すように地磁気センサ25を用いて上記マイコン6
の位置方位検出をリセットするようにしてもよい。
【0062】上記地磁気センサ25は、例えば磁気抵抗
効果素子(MR素子)で構成されており、地磁気を検出
しこの検出出力を上記位置リセットデータとして上記マ
イコン6に供給する。これにより、上記マイコン6が、
監視の開始に先立って位置方位検出をリセットすること
ができる。従って、監視の開始に先立って行う位置方位
検出のリセットを自動化することができる。
【0063】なお、上記地磁気センサ25の検出出力
は、地球の緯度により変化するため、監視に先立って、
上記システムコントローラ12からマイコン6に緯度情
報を供給することが好ましい。また、上記地磁気センサ
25は、その伏角により検出角度に誤差を生ずる虞れが
あるが、この誤差の補正は、上記加速度センサ4及び圧
電ジャイロ5からの各検出出力に行うようにすればよ
い。
【0064】最後に、上述の実施例の説明では、本発明
に係る遠隔監視装置の一部を構成する上記光学視覚部1
は眼鏡型であることとしたが、これはヘルメット型とす
る等、ユーザが装着可能な型であればどのような型でも
適用可能である。
【0065】また、上記圧電ジャイロ5は角速度を検出
することとしたが、これは、角加速度を検出するように
しても上述と同じ効果を得ることができる。
【0066】また、上記撮像部2側からは、各カメラ1
6a,16bで撮像された映像情報のみを送信すること
としたが、これは、該撮像部2側にマイクロホンを設け
るとともに、上記光学視覚部1側にイヤホンを設け、上
記映像情報とともに音声情報をも送信するようにしても
よい。
【0067】また、各軸方向に、それぞれ3つずつ加速
度センサ4X,4Y,4Z及び圧電ジャイロ5X,5
Y,5Zを設け、計6次元の動き検出を行うこととした
が、これは、例えばX軸方向の加速度のみを検出した
り、X軸方向及びY軸方向の加速度及び回転方向を検出
する等のように、そのシステムが必要とする動き検出に
応じて1次元,2次元,3次元等の検出を行うように適
宣変更可能であることは勿論である。
【0068】
【発明の効果】本発明に係る遠隔監視装置は、ユーザの
動きを加速度センサ及び(或いは)圧電ジャイロで検出
し、これを撮像部に無線送信するとともに、該撮像部に
よりユーザの動きに応じた撮像を行い形成された映像情
報を光学視覚部に赤外線送信するようにしているため、
当該遠隔監視装置の完全なワイヤレス化を図ることがで
きる。このため、ユーザの動きを束縛することなく自由
に動き回ることを可能とすることができる。
【0069】また、上記加速度センサ及び圧電ジャイロ
は、半導体で形成することができるため、小型,安価,
且つ軽量に形成することができ、上記光学視覚部に設け
た場合に設置面積をとらない。このため、上記光学視覚
部の小型化,軽量化及びローコスト化を図ることができ
る。
【0070】また、磁界発生方式のように特定範囲の発
生磁界を必要としないため、小規模で実現することがで
き、外部磁界に影響を受けることがなく、同時に複数人
数での使用を可能とすることができる。
【0071】従って、実用的な遠隔監視装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る遠隔監視装置のブロック
図である。
【図2】上記実施例に係る遠隔監視装置を構成する光学
視覚部に設けられている加速度センサ及び圧電ジャイロ
の位置関係を説明するための図である。
【図3】上記光学視覚部に地磁気センサを設けた場合の
ブロック図である。
【符号の説明】
1 光学視覚部 2 撮像部 3 光学視覚部本体 4 加速度センサ 5 圧電ジャイロ 6 マイクロコンピュータ(マイコン) 7 光学視覚部の送信回路 8 光学視覚部の受光回路 11 撮像部の受信回路 12 システムコントローラ 13 映像処理回路 14 可動台ドライバ 15 発光回路(赤外線発光ダイオード) 16 撮像部本体 16a 右目用カメラ 16b 左目用カメラ 16c 可動軸 16d 回転台 25 地磁気センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 1/00 G08C 15/00 D H04N 7/18 D

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X軸方向,Y軸方向或いはZ軸方向のい
    ずれか一方向に設けられ、該設けられた軸方向の加速度
    を検出して加速度情報を出力する少なくとも1つの加速
    度センサと、上記加速度センサからの加速度情報を無線
    送信する送信手段と、外部から供給される上記送信手段
    により送信された加速度情報に応じた映像情報を表示す
    る表示手段とを備える光学視覚部と、 上記光学視覚部の送信手段から送信された加速度情報に
    応じて撮像位置を可変して被写体を撮像する撮像手段
    と、上記撮像手段が上記被写体の撮像を行うことにより
    形成された映像情報を上記光学視覚部に無線送信する映
    像送信手段とを備える撮像部とから構成される遠隔監視
    装置。
  2. 【請求項2】 X軸方向,Y軸方向或いはZ軸方向のい
    ずれか一方向に設けられ、該設けられた軸方向の回転方
    向を検出して回転情報を出力する少なくとも1つの圧電
    ジャイロと、上記圧電ジャイロからの回転情報を無線送
    信する送信手段と、外部から供給される上記送信手段に
    より送信された回転情報に応じた映像情報を表示する表
    示手段とを備える光学視覚部と、 上記光学視覚部の送信手段から送信された回転情報に応
    じて撮像方向を可変して被写体を撮像する撮像手段と、
    上記撮像手段が上記被写体の撮像を行うことにより形成
    された映像情報を上記光学視覚部に無線送信する映像送
    信手段とを備える撮像部とから構成される遠隔監視装
    置。
  3. 【請求項3】 X軸方向,Y軸方向或いはZ軸方向のい
    ずれか一方向に設けられ、該設けられた軸方向の加速度
    を検出して加速度情報を出力する少なくとも1つの加速
    度センサと、上記加速度センサと同じ軸方向に設けら
    れ、該設けられた軸方向の回転方向を検出して回転情報
    を出力する少なくとも1つの圧電ジャイロと、上記加速
    度センサ及び圧電ジャイロからの加速度情報及び回転情
    報をそれぞれ無線送信する送信手段と、外部から供給さ
    れる上記送信手段により送信された加速度情報及び回転
    情報に応じた映像情報を表示する表示手段とを備える光
    学視覚部と、 上記光学視覚部の送信手段から送信された加速度情報及
    び回転情報に応じて撮像位置を可変して被写体を撮像す
    る撮像手段と、上記撮像手段が上記被写体の撮像を行う
    ことにより形成された映像情報を上記光学視覚部に無線
    送信する映像送信手段とを備える撮像部とから構成され
    る遠隔監視装置。
  4. 【請求項4】 上記撮像手段は、右目用の映像情報及び
    左目用の映像情報をそれぞれ形成して出力することを特
    徴とする請求項1,請求項2又は請求項3記載の遠隔監
    視装置。
JP6090344A 1994-04-27 1994-04-27 遠隔監視装置 Pending JPH07294296A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09138367A (ja) * 1995-11-15 1997-05-27 Sony Corp 画像表示装置及びそのシステム
US7616232B2 (en) 2005-12-02 2009-11-10 Fujifilm Corporation Remote shooting system and camera system
JP2017508227A (ja) * 2014-09-29 2017-03-23 フィリップス ライティング ホールディング ビー ヴィ 対話検出ウェアラブル制御デバイス

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