JPH07293953A - 超音波加湿機 - Google Patents

超音波加湿機

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JPH07293953A
JPH07293953A JP6081561A JP8156194A JPH07293953A JP H07293953 A JPH07293953 A JP H07293953A JP 6081561 A JP6081561 A JP 6081561A JP 8156194 A JP8156194 A JP 8156194A JP H07293953 A JPH07293953 A JP H07293953A
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JP
Japan
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water
tank
ions
reverse osmosis
osmosis membrane
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Application number
JP6081561A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Niwa
和裕 丹羽
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加湿水中のカルシウムイオンやマグネシウム
イオン等の陽イオンおよび塩素イオン等の陰イオンを除
去し、不純物を含まない加湿水により加湿を行うことを
目的とする。 【構成】 超音波加湿機本体101の内部に霧化水槽1
と、給水タンク104と、霧化水槽1の下部に超音波振
動子103と、給水タンク104の下部に流通経路2
と、流通経路2には逆浸透膜3が設けられている。加湿
運転スイッチをONにすると、超音波振動子103の働
きにより加湿ミストが発生する。加湿ミストが室内に吹
き出されることにより霧化水槽1内の加湿水が減少する
ので、給水タンク104から逆浸透膜3を通って霧化水
槽1内に加湿水が供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加湿水中に含まれるカ
ルシウムイオンやマグネシウムイオン等の陽イオン、お
よび塩素イオン等の陰イオンを除去する超音波加湿機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、健康や衛生に対する社会的関心が
高まるにつれ、超音波加湿機で加湿を行なう場合に、白
い粉が家具やテレビのブラウン管に付着して室内を汚染
するという課題がある。加湿水中に含まれるカルシウム
やマグネシウム等の硬度成分が水を霧化し加湿する空気
と共に室内に放出され、水分の蒸発した後に白い粉とし
て現われるからである。特に、コンピューター室等電子
機器がある室内では、不純物を放出しない加湿方法が求
められている。
【0003】従来この種の超音波加湿機では、特開昭5
4−34540号公報に示すような構成が一般的であっ
た。以下、その構成について図8を参照しながら説明す
る。
【0004】図8に示すように、加湿機本体101内に
は、水の霧化が行なわれる水槽102が設けられ、水槽
102の底部には水を霧化する超音波振動子103が設
置され、その超音波振動子103は、その直下に設けら
れた振動の駆動出力源である発振回路に接続している。
前記加湿機本体101の上には、水槽102の水が一定
量以下になると弁が開く給水タンク104が設けられて
いる。そして、前記水槽102の上方には、霧化室10
5があり、加湿機本体101内、下部の空気吸い込み口
より霧化室105へ風路を介して空気を送るフアンが設
けられ、加湿機本体101内の底部に固定してある。ま
た、霧化室105の上方には、霧化室105で霧化され
た水を含む空気、すなわち加湿空気を吹き出すための吹
き出し口が設けられている。そして前記給水タンク10
4の下方には、イオン交換樹脂槽106が設けられてい
る。
【0005】上記構成において、まず、給水タンク10
4に十分の水を入れ、加湿機本体101の所定の位置に
載置すると給水タンク104内の水は給水弁で調節され
ながらイオン交換樹脂槽106内に供給される。イオン
交換樹脂槽106内には陽イオン交換樹脂と陰イオン交
換樹脂が充填されている。イオン交換樹脂槽106を通
過した加湿水は、加湿水中に含まれるカルシウムイオン
やマグネシウムイオン等の陽イオンは陽イオン交換樹脂
の水素イオンと交換され、塩素イオン等の陰イオンは陰
イオン交換樹脂の水酸化物イオンと交換されて水槽10
2内に満たされる。超音波振動子103を発振回路から
出力された1.7MHzの周波数で振動させると、霧化
室105において粒子径が約5〜50μm程度の水のミ
ストが生成され、これが、フアンにより吹き出し口を通
り室内に吹き出されることになる。吹き出されたミスト
中にはカルシウムイオンやマグネシウムイオン等の陽イ
オンは含まれていないので、水分が蒸発した後に白い粉
は残らない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の加湿
水中のカルシウムイオンやマグネシウムイオン等の陽イ
オンおよび塩素イオン等の陰イオンの除去手段を有した
超音波加湿機では、イオン交換樹脂の交換容量が1ヵ月
程度であるため、白い粉の発生を防止するためには定期
的にイオン交換樹脂を取り替える必要があるという課題
があった。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、カル
シウムイオンやマグネシウムイオン等の陽イオンおよび
塩素イオン等の陰イオンを透過させない逆浸透膜を超音
波加湿機本体内の給水タンクと霧化水槽の間の水路に設
置してカルシウムイオンやマグネシウムイオン等の陽イ
オンおよび塩素イオン等の陰イオンの除去性能を長期間
にわたって持続するので、白い粉の発生を長期間にわた
って防止することができる超音波加湿機を提供すること
を第1の目的とする。
【0008】第2の目的はカルシウムイオンやマグネシ
ウムイオン等の陽イオンおよび塩素イオン等の陰イオン
が除去された加湿水の流量を増加することにより加湿量
を増加することのできる超音波加湿機を提供することに
ある。
【0009】第3の目的はカルシウムイオンやマグネシ
ウムイオン等の陽イオンおよび塩素イオン等の陰イオン
が除去された加湿水の流量を一定の量に制御することの
できる超音波加湿機を提供することにある。
【0010】第4の目的は加湿量に応じてカルシウムイ
オンやマグネシウムイオン等の陽イオンおよび塩素イオ
ン等の陰イオンが除去された加湿水を霧化水槽内に供給
することのできる超音波加湿機を提供することにある。
【0011】第5の目的はカルシウムイオンやマグネシ
ウムイオン等の陽イオンおよび塩素イオン等の陰イオン
を含む水を濃縮水として排水することにより、逆浸透膜
の性能を長期間に渡って持続させることのできる超音波
加湿機を提供することにある。
【0012】第6の目的はカルシウムイオンやマグネシ
ウムイオン等の陽イオンおよび塩素イオン等の陰イオン
が除去された加湿水を脱塩水貯水タンクに貯水すること
により、加湿機の運転状態にかかわらず、カルシウムイ
オンやマグネシウムイオン等の陽イオンおよび塩素イオ
ン等の陰イオンが除去された加湿水を生成することので
きる超音波加湿機を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的を達
成するための第1の手段は超音波加湿機本体と、この超
音波加湿機本体内に設けられた霧化水槽と、着脱可能な
給水タンクと、前記霧化水槽内に設けられた超音波振動
子を備え、前記給水タンクと前記霧化水槽の間の加湿水
の流通経路に逆浸透膜を設けた構成としたものである。
【0014】また、第2の目的を達成するための第2の
手段は、前記第1の手段に加えて前記給水タンクと前記
霧化水槽の間の前記逆浸透膜に加湿水を供給する為に給
水タンク中の加湿水の加圧手段を設けた構成としたもの
である。
【0015】また、第3の目的を達成するための第3の
手段は、前記第1の手段に加えて前記給水タンクと前記
霧化水槽の間の前記逆浸透膜に加湿水を供給する為の給
水ポンプを設けた構成としたものである。
【0016】また、第4の目的を達成するための第4の
手段は、前記第1の手段に加えて前記霧化水槽内に水位
検知手段と前記逆浸透膜に前記水位検知手段と連動した
流路開閉手段を設けた構成としたものである。
【0017】また、第5の目的を達成するための第5の
手段は、前記第1の手段に加えて前記給水タンクと前記
霧化水槽の間の前記逆浸透膜の濃縮側に濃縮水貯水タン
クを接続した構成としたものである。
【0018】また、第6の目的を達成するための第6の
手段は、前記第1の手段に加えて前記給水タンクと前記
霧化水槽の間の前記逆浸透膜の脱塩側に脱塩水貯水タン
クと前記逆浸透膜の濃縮側に濃縮水貯水タンクを接続し
た構成としたものである。
【0019】
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により、給
水タンク中の加湿水は重力によって逆浸透膜を透過す
る。このときカルシウムイオンやマグネシウムイオン等
の陽イオンおよび塩素イオン等の陰イオンは逆浸透膜を
透過することができないので加湿水中のカルシウムイオ
ンやマグネシウムイオン等の陽イオンおよび塩素イオン
等の陰イオンを除去することができるものである。
【0020】また、第2の手段の構成により、給水タン
ク中の加湿水は加圧手段によって逆浸透膜を透過する。
このときカルシウムイオンやマグネシウムイオン等の陽
イオンおよび塩素イオン等の陰イオンは逆浸透膜を透過
することができないので加湿水中のカルシウムイオンや
マグネシウムイオン等の陽イオンおよび塩素イオン等の
陰イオンを除去することができる。加圧手段を用いるこ
とにより、逆浸透膜を透過する加湿水の流量を増加する
ことができるものである。
【0021】また、第3の手段の構成により、給水タン
ク中の加湿水は給水ポンプによって逆浸透膜を透過す
る。このときカルシウムイオンやマグネシウムイオン等
の陽イオンおよび塩素イオン等の陰イオンは逆浸透膜を
透過することができないので加湿水中のカルシウムイオ
ンやマグネシウムイオン等の陽イオンおよび塩素イオン
等の陰イオンを除去することができる。給水ポンプを用
いることにより、逆浸透膜を透過する加湿水の流量を一
定量に制御することができるものである。
【0022】また、第4の手段の構成により、超音波加
湿機を運転すると、霧化水槽内の水位検知手段が霧化水
槽内の水位の低下を検知する。それに連動して、加湿水
の流通経路に設けられた流通経路開閉手段が開くので、
給水タンク中の加湿水は加湿量に応じて逆浸透膜を透過
した後霧化水槽内に供給されることにより、カルシウム
イオンやマグネシウムイオン等の陽イオンおよび塩素イ
オン等の陰イオンが除去された加湿水を霧化水槽内に供
給することができるものである。
【0023】また、第5の手段の構成により、カルシウ
ムイオンやマグネシウムイオン等の陽イオンおよび塩素
イオン等の陰イオンを含む水を濃縮水として排水するこ
とにより、逆浸透膜の性能を長期間に渡って持続させる
ことができるものである。
【0024】また、第6の手段の構成により、カルシウ
ムイオンやマグネシウムイオン等の陽イオンおよび塩素
イオン等の陰イオンが除去された加湿水を脱塩水貯水タ
ンクに貯水することにより、加湿機の運転状態にかかわ
らず、カルシウムイオンやマグネシウムイオン等の陽イ
オンおよび塩素イオン等の陰イオンが除去された加湿水
を生成することができるものである。
【0025】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について、図1を
参照しながら説明する。
【0026】なお、従来例と同一部分は同一番号を付
し、説明は省略する。超音波振動子103の上部に霧化
水槽1と、給水タンク104の下部の加湿水の流通経路
2に逆浸透膜3が設けられている。
【0027】従来は逆浸透膜により水を浄化する場合は
数10kg/cm2の圧力を必要としたが近年では逆浸
透膜の素材開発の結果、1kg/cm2以下の圧力によ
り水の浄化をすることが可能となった。
【0028】図に示すように、加湿水は逆浸透膜3を通
過することによって、カルシウムイオンやマグネシウム
イオン等の陽イオンおよび塩素イオン等の陰イオン等が
除去される。
【0029】上記構成において、以下その動作について
説明する。加湿運転スイッチをONにすると、超音波振
動子103の働きにより加湿ミストが発生する。加湿ミ
ストが室内に吹き出されることにより霧化水槽内の加湿
水が減少するので、給水タンク104から流通経路2を
通って霧化水槽1内に加湿水が供給される。流通経路2
の途中には逆浸透膜3がある。逆浸透膜3は水分は透過
するが、加湿水中に溶解しているカルシウムイオンやマ
グネシウムイオン等の陽イオンおよび塩素イオン等の陰
イオンは、逆浸透膜3を透過できない。したがって逆浸
透膜3を透過した加湿水中にはカルシウムイオンやマグ
ネシウムイオン等の陽イオンおよび塩素イオンなどの陰
イオンは含まれない。
【0030】このように本発明の第1実施例の超音波加
湿機によればカルシウムイオンやマグネシウムイオン等
の陽イオンおよび塩素イオン等の陰イオン等の不純物を
含まない水を加湿に用いることができる。
【0031】なお、実施例では逆浸透膜を平板状で図示
したが、逆浸透膜の形状は平板状に限られるものではな
く、巻物状にすることによって大きな表面積の逆浸透膜
を少ないスペースに納めたものを利用しても、カルシウ
ムイオンやマグネシウムイオン等の陽イオンおよび塩素
イオン等の陰イオンを除去することができることは言う
までもない。
【0032】次に、本発明の第2実施例について、図2
を参照しながら説明する。なお、従来例と同一部分は同
一番号を付し、説明は省略する。
【0033】超音波振動子103の上部に霧化水槽1
と、給水タンク104の下部に逆浸透膜3と、給水タン
ク104にはつる巻きばね4が設けられている。
【0034】図に示すように、加湿水はつる巻きばね4
により加圧されているので、逆浸透膜3を通過すること
によって、カルシウムイオンやマグネシウムイオン等の
陽イオンおよび塩素イオン等の陰イオン等が除去され
る。
【0035】上記構成において、以下その動作について
説明する。加湿運転スイッチをONにすると、超音波振
動子103の働きにより加湿ミストが発生する。つる巻
きばね4により給水タンク104が加圧されているの
で、加湿水は給水タンク104から逆浸透膜3を通って
霧化水槽1内に供給される。
【0036】このように本発明の第2実施例の超音波加
湿機によればカルシウムイオンやマグネシウムイオン等
の陽イオンおよび塩素イオン等の陰イオン等の不純物を
含まない水を加湿に用いることができ、また逆浸透膜3
は供給する水の圧力を高めることによって、透過水量を
増加することができる。したがって、本発明の第2実施
例の超音波加湿機によれば、加湿水の流量を増加するこ
とができる。
【0037】なお、実施例では加圧手段としてつる巻き
ばねを利用しているが、おもり等の重量を利用して給水
タンク中の加湿水を加圧しても同様の効果が得られるこ
とは言うまでもない。
【0038】次に、本発明の第3実施例について、図3
を参照しながら説明する。なお、従来例と同一部分は同
一番号を付し、説明は省略する。
【0039】超音波振動子103の上部に霧化水槽1
と、給水タンク104の下部に逆浸透膜3と給水ポンプ
5が設けられている。
【0040】図に示すように、加湿水は給水ポンプ5に
より逆浸透膜3を通過することによって、カルシウムイ
オンやマグネシウムイオン等の陽イオンおよび塩素イオ
ン等の陰イオン等が除去される。
【0041】上記構成において、以下その動作について
説明する。加湿運転スイッチをONにすると、超音波振
動子103の働きにより加湿ミストが発生する。同時に
給水ポンプ5により、給水タンク104から逆浸透膜3
を通って霧化水槽1内に加湿水が供給される。
【0042】このように本発明の第3実施例の超音波加
湿機によればカルシウムイオンやマグネシウムイオン等
の陽イオンおよび塩素イオン等の陰イオン等の不純物を
含まない水を加湿に用いることができ、また逆浸透膜3
は供給する水の圧力を高めることによって、透過水量を
増加することができる。また給水ポンプ5は一定の圧力
で逆浸透膜3に加湿水を供給することができる。したが
って、本発明の第3実施例の超音波加湿機によれば、加
湿水の流量を増加することができ、さらに一定の量の加
湿水を供給することができる。
【0043】なお、本実施例では給水ポンプとして、ギ
ヤーポンプを使用したが、これに限定されるものでな
く、加湿水を加圧することができるものであればどのよ
うな形式のポンプを使用しても同様の効果を得ることが
できる。
【0044】次に、本発明の第4実施例について、図4
を参照しながら説明する。なお、従来例と同一部分は同
一番号を付し、説明は省略する。
【0045】超音波振動子103の上部に霧化水槽1
と、霧化水槽1の内部に水位センサ6と、給水タンク1
04の下部に流通経路2と、流通経路2には逆浸透膜3
と電磁弁7が設けられている。
【0046】水位センサ6と電磁弁7の構造を図5に示
す。図4に示すように、加湿水は逆浸透膜3を通過する
ことによって、カルシウムイオンやマグネシウムイオン
等の陽イオンおよび塩素イオン等の陰イオン等が除去さ
れる。
【0047】上記構成において、以下その動作について
説明する。加湿運転スイッチをONにすると、超音波振
動子103の働きにより加湿ミストが発生する。加湿ミ
ストが室内に吹き出されることにより霧化水槽1内の加
湿水が減少するので、水位センサ6が低下した水位を検
出する。水位センサ6には電磁弁7が連動している。霧
化水槽1内の加湿水が減少すると電磁弁7が開くので給
水タンク104から逆浸透膜3を通って霧化水槽1内に
加湿水が供給される。
【0048】図5に示すように、水位センサ6はフロー
トスイッチなので霧化水槽内の加湿水の水位が低下する
と回路が開き、電磁弁7が開放状態となる。電磁弁7が
開放状態となると加湿水は電磁弁を通過して霧化水槽1
に貯水される。霧化水槽1の加湿水の水位が上昇すると
回路が閉じ、電磁弁7も閉じられる。
【0049】このように本発明の第4実施例の超音波加
湿機によればカルシウムイオンやマグネシウムイオン等
の陽イオンおよび塩素イオン等の陰イオン等の不純物を
含まない水を加湿に用いることができ、加湿量が少ない
場合は流路開閉手段が閉じている時間が長いので、加湿
水が霧化水槽から溢れてしまうこともなく、加湿量に応
じて加湿水を霧化水槽に供給することができる。
【0050】なお、本実施例では水位センサとしてフロ
ートスイッチを使用しているが、これに限られるもので
はなく、霧化水槽の水位低下を検知して、水位が低下し
た場合に加湿水の流通経路の電磁弁を開く構造であれば
電極式の水位センサ等他の方式の水位センサを用いても
同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0051】次に、本発明の第5実施例について、図6
を参照しながら説明する。なお、従来例と同一部分は同
一番号を付し、説明は省略する。
【0052】超音波振動子103の上部に霧化水槽1
と、給水タンク104の下部に逆浸透膜3と、逆浸透膜
3の濃縮側8には濃縮水貯水タンク9が設けられてい
る。
【0053】図に示すように、加湿水は逆浸透膜3を通
過することによって、カルシウムイオンやマグネシウム
イオン等の陽イオンおよび塩素イオン等の陰イオン等が
除去される。同時にカルシウムイオンやマグネシウムイ
オン等の陽イオンおよび塩素イオン等の陰イオンの濃縮
された濃縮水は濃縮水貯水タンク9に貯水される。
【0054】上記構成において、以下その動作について
説明する。加湿運転スイッチをONにすると、超音波振
動子103の働きにより加湿ミストが発生する。加湿ミ
ストが室内に吹き出されることにより霧化水槽内の加湿
水が減少するので、給水タンク104から逆浸透膜3を
通って霧化水槽1内に加湿水が供給される。同時にカル
シウムイオンやマグネシウムイオン等の陽イオンおよび
塩素イオン等の陰イオンの濃縮された濃縮水は濃縮水貯
水タンク9に貯水される。
【0055】このように本発明の第5実施例の超音波加
湿機によればカルシウムイオンやマグネシウムイオン等
の陽イオンおよび塩素イオン等の陰イオン等の不純物を
含まない水を加湿に用いることができる。またカルシウ
ムイオンやマグネシウムイオン等の陽イオンおよび塩素
イオン等の陰イオンは濃縮水として貯水されるので、逆
浸透膜3の表面にカルシウムイオンやマグネシウムイオ
ン等の陽イオンおよび塩素イオン等の陰イオンが付着す
るのを防止できるので、逆浸透膜の性能を長期間にわた
って持続できる。
【0056】次に、本発明の第6実施例について、図7
を参照しながら説明する。なお、従来例と同一部分は同
一番号を付し、説明は省略する。
【0057】超音波振動子103の上部に霧化水槽1
と、給水タンク104の下部に逆浸透膜3と、逆浸透膜
3の濃縮側8には濃縮水貯水タンク9と、逆浸透膜3の
脱塩側10には脱塩水貯水タンク11が設けられてい
る。
【0058】図に示すように、加湿水は逆浸透膜3を通
過することによって、カルシウムイオンやマグネシウム
イオン等の陽イオンおよび塩素イオン等の陰イオン等が
除去される。同時にカルシウムイオンやマグネシウムイ
オン等の陽イオンおよび塩素イオン等の陰イオンの濃縮
された濃縮水は濃縮水貯水タンク9に貯水され、カルシ
ウムイオンやマグネシウムイオン等の陽イオンおよび塩
素イオン等の陰イオンの除去された脱塩水は脱塩水貯水
タンク11に貯水される。
【0059】上記構成において、以下その動作について
説明する。加湿運転スイッチをONにすると、超音波振
動子103の働きにより加湿ミストが発生する。加湿ミ
ストが室内に吹き出されることにより霧化水槽内の加湿
水が減少するので、脱塩水貯水タンク11から霧化水槽
1内に加湿水が供給される。脱塩水貯水タンク11には
加湿機の運転状態にかかわらず、給水タンク104から
逆浸透膜3を通って加湿水が供給される。同時にカルシ
ウムイオンやマグネシウムイオン等の陽イオンおよび塩
素イオン等の陰イオンの濃縮された濃縮水は濃縮水貯水
タンク9に貯水される。
【0060】このように本発明の第6実施例の超音波加
湿機によればカルシウムイオンやマグネシウムイオン等
の陽イオンおよび塩素イオン等の陰イオン等の不純物を
含まない水を加湿に用いることができる。また加湿水は
加湿機の運転状態にかかわらず脱塩水貯水タンクに貯水
しておくことができる。またカルシウムイオンやマグネ
シウムイオン等の陽イオンおよび塩素イオン等の陰イオ
ンが除去された加湿水を脱塩水貯水タンクに貯水するこ
とにより、加湿機の運転状態にかかわらず、カルシウム
イオンやマグネシワムイオン等の陽イオンおよび塩素イ
オン等の陰イオンが除去された加湿水で加湿をおこなう
ことができる。
【0061】
【発明の効果】上記の実施例から明らかなように、本発
明によれば、カルシウムイオンやマグネシウムイオン等
の陽イオンおよび塩素イオン等の陰イオンを透過させな
い逆浸透膜を超音波加湿機本体内の給水タンクと霧化水
槽の間の水路に設置してカルシウムイオンやマグネシウ
ムイオン等の陽イオンおよび塩素イオン等の陰イオンの
除去性能を長期間にわたって持続するので、白い粉の発
生を長期間にわたって防止することができる効果のある
超音波加湿機が提供できる。
【0062】また、カルシウムイオンやマグネシウムイ
オン等の陽イオンおよび塩素イオン等の陰イオンが除去
された加湿水の流量を増加することにより加湿量を増加
することのできる効果のある超音波加湿機が提供でき
る。
【0063】さらに、カルシウムイオンやマグネシウム
イオン等の陽イオンおよび塩素イオン等の陰イオンが除
去された加湿水の流量を一定の量に制御することのでき
る効果のある超音波加湿機を提供できる。
【0064】さらに、加湿量に応じてカルシウムイオン
やマグネシウムイオン等の陽イオンおよび塩素イオン等
の陰イオンが除去された加湿水を霧化水槽内に供給する
ことのできる効果のある超音波加湿機を提供できる。
【0065】さらに、カルシウムイオンやマグネシウム
イオン等の陽イオンおよび塩素イオン等の陰イオンを含
む水を濃縮水として排水することにより、逆浸透膜の性
能を長期間に渡って持続させることのできる効果のある
超音波加湿機を提供できる。
【0066】さらに、カルシウムイオンやマグネシウム
イオン等の陽イオンおよび塩素イオン等の陰イオンが除
去された加湿水を脱塩水貯水タンクに貯水することによ
り、加湿機の運転状態にかかわらず、カルシウムイオン
やマグネシウムイオン等の陽イオンおよび塩素イオン等
の陰イオンが除去された加湿水を生成することのできる
効果のある超音波加湿機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の超音波加湿機の縦断面図
【図2】本発明の第2実施例の超音波加湿機の縦断面図
【図3】本発明の第3実施例の超音波加湿機の縦断面図
【図4】本発明の第4実施例の超音波加湿機の縦断面図
【図5】本発明の第4実施例の超音波加湿機の水位セン
サと電磁弁の相関図
【図6】本発明の第5実施例の超音波加湿機の縦断面図
【図7】本発明の第6実施例の超音波加湿機の縦断面図
【図8】従来のイオン交換樹脂槽を備えた超音波加湿機
の縦断面図
【符号の説明】
1 霧化水槽 2 流通経路 3 逆浸透膜 4 つる巻きばね 5 給水ポンプ 6 水位センサ 7 電磁弁 8 濃縮側 9 濃縮水貯水タンク 10 脱塩側 11 脱塩水貯水タンク 101 超音波加湿機本体 103 超音波振動子 104 給水タンク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波加湿機本体と、この超音波加湿機本
    体内に設けられた霧化水槽と、着脱可能な給水タンク
    と、前記霧化水槽内に設けられた超音波振動子を備え、
    前記給水タンクと前記霧化水槽の間の加湿水の流通経路
    に逆浸透膜を設けた超音波加湿機。
  2. 【請求項2】給水タンク中の加湿水の加圧手段を設けた
    請求項1記載の超音波加湿機。
  3. 【請求項3】給水タンクと逆浸透膜の間の加湿水の流通
    経路に給水ポンプを設けた請求項1記載の超音波加湿
    機。
  4. 【請求項4】霧化水槽内に水位検知手段と、給水タンク
    と逆浸透膜の間の流通経路に前記水位検知手段と連動し
    て動作する流通経路開閉手段を設けた請求項1、2また
    は3記載の超音波加湿機。
  5. 【請求項5】給水タンクと霧化水槽の間の逆浸透膜の濃
    縮側に濃縮水貯水タンクを接続した請求項1、2または
    3記載の超音波加湿機。
  6. 【請求項6】給水タンクと霧化水槽の間の逆浸透膜の脱
    塩側に脱塩水貯水タンクと前記逆浸透膜の濃縮側に濃縮
    水貯水タンクを接続した請求項1、2または3記載の超
    音波加湿機。
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