JPH07293519A - 取付け構造及びディスク装置 - Google Patents

取付け構造及びディスク装置

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JPH07293519A
JPH07293519A JP7908194A JP7908194A JPH07293519A JP H07293519 A JPH07293519 A JP H07293519A JP 7908194 A JP7908194 A JP 7908194A JP 7908194 A JP7908194 A JP 7908194A JP H07293519 A JPH07293519 A JP H07293519A
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head arm
mounting
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JP7908194A
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Shinya Sato
伸也 佐藤
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気ヘッドを保持するスプリングをキャリジ
アームに取付ける等の取付け構造及びディスク装置に関
し、特にキャリッジアームの厚さの縮小に容易に対応で
きる取付け構造及びディスク装置を提供することを目的
とする。 【構成】 先端部の片面の所定長さを薄くした薄板部14
を形成した取付け基板6と、片面に所定長さで所定厚さ
の第1のスペーサ7が結合された第1の取付け板5と、
片面に第1のスペーサ7より長さが短い所定厚さの第2
のスペーサ70が結合された第2の取付け板50とで成り、
第1のスペーサ7の長さ方向の一部が取付け基板6の薄
板部14に結合され、第1のスペーサ7の他の部分が第2
のスペーサ70と対向して結合される構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置のキ
ャリッジのヘッドアームにスプリングを取付ける場合等
の取付け構造及びディスク装置に係り、特にヘッドアー
ムの先端に段部を設けて薄板部を形成し、上下のスプリ
ングに結合したスペーサを薄板部に結合した取付け構造
及びディスク装置に関するものである。
【0002】近来、磁気ディスクに磁気ヘッドによって
情報の書込み/読取りを行う磁気ディスク装置がコンピ
ュータの周辺機として広く使用されている。このような
装置は、磁気ディスクの高密度化、大容量化及び高速化
の進展と共に装置の小型化が進行しており、同軸に積層
される磁気ディスクの間隔も縮小されて、これに伴いキ
ャリッジのヘッドアームに取り付けた磁気ヘッドを搭載
したスプリングの間隔も小さくなり、ヘッドアームへの
取り付け方法も従来方法によるカシメ方法では取り付け
強度を確保することが困難となってきた。そこで小間隔
でもヘッドアームにスプリングを容易に取り付けられる
方法が望まれている。
【0003】
【従来の技術】以下に図4〜図6により従来例を説明す
る。図4は磁気ディスク装置を示す斜視図、図5はキャ
リッジを示す構成図、図6は従来例を示す説明図であ
る。なお、筺体1は本来は図示していない蓋で密閉され
ているが、図では内部が分かるように蓋を外して示して
いる。
【0004】図4に示すように、筺体1内に磁気ディス
ク2a〜2d、及び先端に磁気ヘッド4a〜4hを備えたキャリ
ッジ3が収容されている。磁気ディスク2a〜2dの下方に
は図示していないがモータが配置され、モータの駆動に
より磁気ディスク2a〜2dは水平に矢印方向に回転する。
また磁気ディスク2a〜2cが静止の時は、各面に磁気ヘッ
ド4a〜4fが接触し、磁気ディスク2a〜2dが回転すると磁
気ヘッド4a〜4hが浮上して微小な間隙をおいて対向す
る。
【0005】キャリッジ3にはヘッドアーム6a〜6eが形
成され、ヘッドアーム6a〜6eにスプリング5a〜5hが固定
され、スプリング5a〜5hの先端に磁気ヘッド4a〜4hが保
持されている。
【0006】また、キャリッジ3はVCM (Voice Coil
Motor)M1 の駆動によりピボット軸30を中心として揺動
する。VCMM1は、ヨークYと図示していないコイル及
びマグネットで構成され、コイルに流す電流の正逆方向
制御により駆動する。
【0007】従って、回転する磁気ディスク2a〜2dの半
径方向に、キャリッジ3の揺動で磁気ヘッド4a〜4hが矢
印で示すように往復駆動して、目的のトラックにシーク
される。そして磁気ヘッド4a〜4hにより磁気ディスク2a
〜2dにデータの書込み/読取りが行われる。
【0008】図5(a) 及び(b) はキャリジ3へのスプリ
ング5a〜5hの取付け部を示す側面図及び斜視図である。
キャリッジ3にはヘッドアーム6a〜6eが磁気ディスク2a
〜2cの集積ピッチと同間隔で形成され、ヘッドアーム6a
〜6eの先端にスプリング5a〜5hが取付け板7a〜7hと共に
取付け孔9aで固定されている。スプリング5a〜5hの先端
にはジンバルバネ8a〜8hを介して磁気ヘッド4a〜4hが取
り付けられている。なお、最上位及び最下位のヘッドア
ーム6a,6e には片側だけにスプリング5a,5h が取付けら
れている。
【0009】ヘッドアーム6a〜6eにスプリング5a〜5hを
取り付ける方法を、ヘッドアーム6bにスプリング5b,5c
を取り付ける場合を例として図6により説明する。図6
(a)に示すように、ヘッドアーム6bに取付け孔9aが設け
られ、スプリング5b,5c の後端に取付け板7b,7c がスポ
ット溶接で固定されている。
【0010】スプリング5b,5c 及び取付け板7b,7c には
ヘッドアーム6bの取付け孔9aに対応する位置に夫々孔10
a,10b が設けられ、孔10a,10b の周辺にヘッドアーム6b
の厚さの1/2以下の高さで、取付け孔9aの上/下面か
ら嵌入できる外径を有するリング部11a,11b が設けられ
ている。実際には、取付け板7a〜7hにリング部11a,11b
が形成され、スプリング5a〜5hに設けられた孔にリング
部11a,11b が嵌入されている。
【0011】なお、ヘッドアーム6a〜6eはアルミニウム
材で形成され、スプリング6a〜6h、取付け板7a〜7h及び
リング部11a,11b はステンレス鋼材(例えば、SUS
材)で形成されている。
【0012】また、リング部11a(11b)の断面は、孔10a
(10b)の縁が面取りされ、リング部11a(11b)の先端は内
側に凸部Tが形成されている。これは次に説明するボー
ル12aを貫通させた時に、リング部11a(11b)の先端がヘ
ッドアーム6bの取付け孔9aの内面に圧着し易くするため
である。
【0013】従って、図6(b) に示すように、ヘッドア
ーム6bの取付け孔9aに取付け板7b,7cのリング部11a,11
b を嵌入して、図6(c) に示すように、リング部11a,11
b の内側の凸部の対向距離より大きい直径のボール12を
孔10a,10b の一方から押圧して貫通させて、リング部11
a,11b を塑性変形させて外面を取付け孔9aの壁面に圧着
させて取り付ける (ボールカシメ方法という) ことがで
きる。
【0014】実際には、ヘッドアーム6a〜6eの取付け孔
9aにスプリング5a〜5h(取付け板7a〜7h) のリング部11
a,11b をすべて嵌入してから、ヘッドアーム6a〜6eの各
間隔に相当する櫛形の治具(図示していない)を挿入し
て、ヘッドアーム6aからヘッドアーム6eまで一度にボー
ル12を貫通させる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方法によれ
ば、キャリジのヘッドアームの先端にスプリングをボー
ルカシメによって取り付けているが、最近では磁気ディ
スク装置の高速化の進展と共に装置の小型化が進行し、
しかも一方では、大容量化が進められているため磁気デ
ィスクの積層枚数が増加し、磁気ディスクの厚さ及び間
隔も縮小され、これに伴いスプリングの間隔が小さくな
って、ヘッドアームが薄く小さくなり、例えば、次のよ
うに推移している。
【0016】 記憶容量 : 240 MB →500 MB →1GB 磁気ヘッド/磁気ディスク枚数 : 8個/4枚→12個/6枚→16個/8枚 ヘッドアーム厚さ : 2.2 mm →1.6 mm →1.0 mm 従って、図7に示すように、上下のリング部11a,11b の
先端aが互いに干渉して固定ができず、干渉を避けるた
めに高さを低くすれば、リング部11a,11b と取付け孔9a
の圧着面が少なくなって十分にスプリング5a〜5hを固定
することができないという問題点がある。
【0017】これに対して、特開平5−151732号
公報「浮動型磁気ヘッド装置」において、キャリッジア
ームを薄くし、上下対になった支持ばねの長さを異なっ
たものとし、キャリアアームに取り付ける上下対になっ
たマウントのカシメ部の位置を前後にずらした構造が提
案されているが、異なる長さの支持ばねを用いているの
で、夫々のカシメ部の位置から磁気ヘッドまでの距離が
異なり、上下の磁気ヘッドの挙動を合わせることが困難
であり、しかも2種類の支持ばねを作る必要があって生
産性が悪いという問題がある。
【0018】また、特開昭60−029988号公報
「磁気ディスク装置」において、ヘッドアームの上側と
下側とに切り欠き溝をずらして設け、各切り欠き溝には
ヘッド支持具の後端部を螺着し、この両ヘッド支持具の
先端部にヘッドを固定する構成が提案されているが、ヘ
ッドアームの幅が広くなり、これにつれて重くなって揺
動動作に負担が掛かるばかりでなく、上下の磁気ヘッド
が左右にずれているので、磁気ディスク面のデータ領域
が狭くなるという問題がある。
【0019】本発明は、キャリジのヘッドアームの厚さ
が縮小してもスプリングの取付け強度を確保することが
でき、小型化及び大容量化に対応することができる取付
け構造及びディスク装置を提供することを目的としてい
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】図1及び図2は本発明の
原理図で、図1は請求項1に対応する原理図、図2は請
求項2に対応する原理図である。
【0021】1)請求項1に対応する手段 図1(a) は分解斜視図、(b) は側断面図である。図にお
いて、7は第1のスペーサ、14は薄板部、70は第2のス
ペーサ、6は先端部の片面の所定長さを薄くした薄板部
14を形成した取付け基板、、5は片面に所定長さで所定
厚さの第1のスペーサ7が結合された第1の取付け板、
50は片面に第1のスペーサ7より長さが短い所定厚さの
第2のスペーサ70が結合された第2の取付け板である。
【0022】第1のスペーサ7の長さ方向の一部が取付
け基板6の薄板部14に結合され、第1のスペーサ7の他
の部分が第2のスペーサ70と対向して結合されるように
構成されている。
【0023】2)請求項2に対応する手段 図2(a) は平面図、(b) は要部側断面図である。図にお
いて、2はディスク、4はヘッド、7は第1のスペー
サ、14は薄板部、70は第2のスペーサ、3はヘッドアー
ム60を有し、ヘッドアーム60を揺動するキャリッジ、5A
は先端にヘッド4を搭載し、片面に所定長さで所定厚さ
の第1のスペーサ7が結合された第1のスプリング、50
A は先端にヘッド4を搭載し、片面に第1のスペーサ7
より長さが短い所定厚さの第2のスペーサ70が結合され
た第2のスプリング、60はキャリッジ3に設けられ、先
端部の片面の所定長さを薄くした薄板部14を形成したヘ
ッドアームである。
【0024】回転するディスク2上の所定位置に揺動す
るヘッド4を対向させて、ヘッド4によりディスク2に
情報を記録或いは再生する磁気ディスク装置であって、
キャリッジ3は、第1のスペーサ7の長さ方向の一部が
ヘッドアーム60の薄板部14に結合され、第1のスペーサ
7の他の部分が第2のスペーサ70と対向して結合される
ように構成されている。
【0025】
【作用】
1)請求項1に対応する作用 第1のスペーサ7の一部分が取付け基板6の先端部の薄
板部14に結合され、第1のスペーサ7の他の部分と第2
のスペーサ70が対向して結合されることにより、取付け
基板6の厚さが薄くても、薄板部14の厚さを第1のスペ
ーサ7がカシメ等によって結合できる厚さに設定するこ
とが容易になり、第1のスペーサ7及び第2のスペーサ
70を介して取付け基板6に第1の取付け板5及び第2の
取付け板50を所定の強度で取り付けることができる。
【0026】2)請求項2に対応する作用 第1のスペーサ7の一部分がヘッドアーム60の先端部の
薄板部14に結合され、第1のスペーサ7の他の部分と第
2のスペーサ70が対向して結合されることにより、ヘッ
ドアーム60の厚さが薄くても、薄板部14の厚さを第1の
スペーサ7がカシメ等によって結合できる厚さに設定す
ることが容易になり、第1のスペーサ7及び第2のスペ
ーサ70を介してヘッドアーム60に第1のスプリング5A及
び第2のスプリング50Aを取り付けることができる。
【0027】従って、小型化及び大容量化により、ディ
スク2の間隔が狭くなっても、ヘッドアーム60に取り付
ける第1のスプリング5A及び第2のスプリング50Aの取
付け強度を確保することができる。
【0028】
【実施例】以下、従来例で説明した磁気ディスク装置に
本発明を適用した実施例を図3により説明する。図3は
本発明の実施例を示す構成図で、(a) は分解斜視図、
(b)は組立後の側断面図である。全図を通じ同一符号は
同一対象物を示す。
【0029】図3のヘッドアーム6Bは、図1の取付け基
板6及び図2のヘッドアーム60に対応し、図3のスプリ
ング5b及びスプリング5cは、図1の第1の取付け板5及
び第2の取付け板50、並びに図2の第1のスプリング5A
及び第2のスプリング50Aに夫々対応し、図3の磁気デ
ィスク2b及び磁気ヘッド4b,4c は、図2のディスク2及
びヘッド4に夫々対応している。
【0030】図5で説明したヘッドアーム6a〜6eにスプ
リング5a〜5hを取り付ける構成を、ヘッドアーム6Bにス
プリング5b,5c を取り付ける場合を例として説明する。
図3(a) に示すように、スプリング5bの後端部にスペー
サ7Aが、例えば、スポット溶接により結合され、スペー
サ7Aはスプリング5bの後端から所定長さ突出した突出部
13を有している。
【0031】スペーサ7Aのスプリング5bに結合した部分
及び突出部13には、夫々従来例の図6で説明したボール
カシメ用の孔10A,10B が設けられ、孔10A,10B の下面周
辺にリング部11A,11B が設けられている。リング部11A,
11B は図6で説明したリング部11a,11b と同様に形成さ
れている。
【0032】スプリング5cの後端部にスペーサ7Bが端部
を揃えて、例えば、スポット溶接により結合されてい
る。スペーサ7Bのスプリング5cが結合した部分には、取
付け孔9Aが設けられている。スペーサ7Bの厚さはスペー
サ7Aの厚さより所定寸法だけ厚く形成され、スペーサ7A
とスペーサ7Bの厚さを加算した寸法は、ヘッドアーム6B
の厚さに等しく設定されている。
【0033】また、ヘッドアーム6Bの長さを従来例で説
明したヘッドアーム6a〜6eよりスペーサ7Bの長さだけ短
くして、先端部に上側を削って薄板部14aが形成されて
おり、薄板部14aには取付け孔9Bが設けられている。ま
た薄板部14aの厚さはスペーサ7Bの厚さとほぼ等しく設
定されている。
【0034】このスペーサ7Bの厚さ及び薄板部14aの厚
さはリング部11A 〜11C をボールカシメするのに十分な
厚さが設定される。ヘッドアーム6B及びスペーサ7Bはア
ルミニウム材で形成され、スペーサ7Aはステンレス鋼材
(例えば、SUS材)で形成されている。
【0035】このような構成を有するので、まずスペー
サ7Aとスペーサ7Bを対向させて、スペーサ7Aの取付け孔
9Aにスペーサ7Aのリング部11A を嵌入して、孔10A に従
来例で説明したようにボール12を貫通させてボールカシ
メを行ってリング部11A をスペーサ7Bに圧着させる。
【0036】次いでスペーサ7Aの突出部13のリング部11
B をヘッドアーム6cの薄板部14aの取付け孔9Bに嵌入し
て同様にボールカシメを行って、リング部11B を薄板部
14aに圧着させる。よって、ヘッドアーム6Bにスプリン
グ5b,5c が結合し、結合されたスペーサ7A,7B の厚さの
中心がヘッドアーム6Bの厚さの中心に一致する。
【0037】このようにして、ヘッドアーム6bの厚さが
薄くても、スペーサ7A,7B を介してヘッドアーム6Bの両
面にスプリング5b,5c を取り付けることができる。同様
にして、ヘッドアーム6A〜6Eにスプリング5a〜5hを取り
付けて、磁気ヘッド4a〜4hを磁気ディスク2a〜2dに対応
させて組立てた状態を図3(b) に示している。但し、最
上位及び最下位のヘッドアーム6A,6E は片側だけにスプ
リング5a,5hが夫々取り付けられるので、ヘッドアーム6
Aはスプリングを結合しないスペーサ7Aが使用され、ま
たヘッドアーム6Eはスプリング5hを結合したスペーサ7A
だけが使用される。
【0038】従って、小型化及び大容量化により、磁気
ディスク2a〜2dの間隔が狭くなっても、リング部11B の
高さをヘッドアーム6a〜6eの厚さの半分以上に設定でき
るので、ヘッドアーム6a〜6eに取り付けるスプリング5a
〜5hの取付け強度を確保することができる。
【0039】また、スプリング5b,5c は一対として同じ
長さのものを使用することができるので生産性が良い。
しかも公知例で懸念されるような、磁気ヘッド4b,4c の
挙動に影響が無く、また磁気ヘッド4b,4c にずれがない
ので、磁気ディスク2a,2b のデータ領域に影響がない。
【0040】上記例では、スペーサ7Bの厚さをスペーサ
7Aの厚さより大きく設定し、薄板部14aの厚さをスペー
サ7Bの厚さとほぼ等しく設定した場合を説明したが、必
ずしも等しくなくても良く、スペーサ7B及び薄板部14a
の厚さはカシメ等により結合を行うのに十分な厚さがあ
れば良い。
【0041】また、上記例では、スペーサ7Aとスペーサ
7Bを結合してから、スペーサ7Aの突出部13aをヘッドア
ーム6Bの薄板部14aに結合した場合を説明したが、突出
部13を薄板部14aに結合してから、スペーサ7Aにスペー
サ7Bを結合する方法としても良いことは勿論である。
【0042】更に、上記例ではボールカシメにより結合
する場合を説明したが、ボールは楕円球形でも良く、更
に他の方法、例えば、先端が球状または円錐形のスピン
ドルを用いても良く、また圧入によって結合する方法と
ししても良い。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1では、取付け基板の厚さが薄くても、薄板部の厚
さを第1のスペーサがカシメ等によって結合できる厚さ
に設定することが容易になり、取付け基板に第1のスペ
ーサ及び第2のスペーサを介して第1の取付け板及び第
2の取付け板を所定の強度で取り付けることができる。
【0044】請求項2では、薄板部の厚さを第1のスペ
ーサがカシメ等によって結合できる厚さに設定すること
が容易になり、第1のスペーサ及び第2のスペーサを介
してヘッドアームに第1のスプリング及び第2のスプリ
ングを取り付けることができる。従って、小型化及び大
容量化により、ディスクの間隔が狭くなって、ヘッドア
ームの厚さが薄くなっても、ヘッドアームに取り付ける
第1のスプリング及び第2のスプリングの取付け強度を
確保することができる。
【0045】請求項3では、薄板部の厚さを取付け基板
或いはヘッドアームの厚さの1/2より大きく設定した
ことにより、取付け基板或いはヘッドアームの厚さが薄
くても、カシメ等による結合を容易、且つ確実に行うこ
とができる。
【0046】請求項4では、第2のスペーサの厚さを第
1のスペーサの厚さより厚く設定したことにより、第1
のスペーサをカシメ等により第2のスペーサに容易、且
つ確実に結合することができる。
【0047】請求項5では、取付け基板に対して第1の
取付け板及び第2の取付け板の取り付け位置或いはヘッ
ドアームに対する第1のスプリング及び第2のスプリン
グの位置が対称となり、従来方法による取付け基板の位
置或いは組み立て上ヘッドアームの磁気ディスク間隔に
対する位置の調整を行う必要がない。という効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の請求項1に対応する原理図
【図2】 本発明の請求項2に対応する原理図
【図3】 本発明の実施例を示す構成図
【図4】 磁気ディスク装置を示す斜視図
【図5】 キャリッジを示す構成図
【図6】 従来例を示す説明図
【図7】 従来方法の問題点を示す説明図
【符号の説明】
2はディスク、 2a〜2dは磁気ディスク、 3,3
a はキャリッジ、4はヘッド、 4a〜4hは磁気
ヘッド、 5は第1の取付け板、5Aは第1のスプリン
グ、5a〜5hはスプリング、 6は取付け基板、6a〜6
e,60 はヘッドアーム、 7は第1
のスペーサ、7a〜7hは取付け板、 7A,7B はスペー
サ、 14,14aは薄板部、50は第2の取付け板、 50
A は第2のスプリング、70は第2のスペーサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部の片面の所定長さを薄くした薄板
    部(14)を形成した取付け基板(6) と、 片面に所定長さで所定厚さの第1のスペーサ(7) が結合
    された第1の取付け板(5) と、 片面に該第1のスペーサ(7) より長さが短い所定厚さの
    第2のスペーサ(70)が結合された第2の取付け板(50)と
    で成り、 該第1のスペーサ(7) の該長さ方向の一部分が該取付け
    基板(6) の該薄板部(14)に結合され、該第1のスペーサ
    (7) の他の部分が該第2のスペーサ(70)と対向して結合
    される構成としたことを特徴とする取付け構造。
  2. 【請求項2】 回転するディスク(2) と、 先端にヘッド(4) を搭載した第1のスプリング(5A)及び
    第2のスプリング(50A) が取り付けられたヘッドアーム
    (60)を有し、該ヘッドアーム(60)を揺動するキャリッジ
    (3) とを備え、 回転する該ディスク(2) 上の所定位置に、揺動する該ヘ
    ッド(4) を対向させて、該ディスク(2) に該ヘッド(4)
    により情報を記録或いは再生するディスク装置であっ
    て、 前記キャリッジ(3) は、 先端部の片面の所定長さを薄くした薄板部(14)を形成し
    たヘッドアーム(60)と、 片面に所定長さで所定厚さの第1のスペーサ(7) が結合
    された第1のスプリング(5A)と、 片面に該第1のスペーサ(7) より長さが短い所定厚さの
    第2のスペーサ(70)が結合された第2のスプリング(50
    A) とを備え、 該第1のスペーサ(7) の該長さ方向の一部分が該ヘッド
    アーム(60)の該薄板部(14)に結合され、該第1のスペー
    サ(7) の他の部分が該第2のスペーサ(70)と対向して結
    合される構成としたことを特徴とするディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記薄板部(14)の厚さを前記取付け基板
    (6) 或いはヘッドアーム(60)の厚さの1/2より大きく
    設定したことを特徴とする請求項1或いは請求項2の取
    付け構造及びディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記第2のスペーサ(70)の厚さを前記第
    1のスペーサ(7) の厚さより厚く形成したことを特徴と
    する請求項1、請求項2或いは請求項3の取付け構造及
    びディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記結合された第1のスペーサ(7) 及び
    第2のスペーサ(70)の厚さの中心が前記取付け基板(6)
    或いは前記ヘッドアーム(60)の厚さの中心に一致するこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3或いは請
    求項4の取付け構造及びディスク装置。
JP7908194A 1994-04-19 1994-04-19 取付け構造及びディスク装置 Withdrawn JPH07293519A (ja)

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JP7908194A Withdrawn JPH07293519A (ja) 1994-04-19 1994-04-19 取付け構造及びディスク装置

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