JPH07293431A - 往復動型圧縮機における冷媒ガス吸入構造 - Google Patents

往復動型圧縮機における冷媒ガス吸入構造

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JPH07293431A
JPH07293431A JP6088994A JP8899494A JPH07293431A JP H07293431 A JPH07293431 A JP H07293431A JP 6088994 A JP6088994 A JP 6088994A JP 8899494 A JP8899494 A JP 8899494A JP H07293431 A JPH07293431 A JP H07293431A
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俊郎 藤井
Yuichi Kato
友一 加藤
Kazuaki Iwama
和明 岩間
Katsuya Ooyama
勝矢 大山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピストンの外周面とシリンダボアの内周面と
の間へ漏洩するブローバイガスの回収効率を向上させる
ことにより、圧縮室内への冷媒ガス吸入効率を高める。 【構成】 シリンダブロックには駆動軸を取り巻くよう
に複数のシリンダボアが配設され、各シリンダボアには
両頭ピストン20Aが収容されている。収容孔にはガス
放出通路及び吸入通路が形成されたロータリバルブが収
容されている。両頭ピストン20Aの外周面に形成され
た捕捉溝31上には導通路側に対向する位置に設けられ
た開口部32aと、該導通路側から最も離れた位置に設
けられた開口部とを有するバイパス通路32が該ピスト
ン20Aを貫通するように配設されている。圧縮行程中
に両頭ピストン20Aの外周面とシリンダボアの内周面
との間に漏洩するブローバイガスは捕捉溝31及びバイ
パス通路32に捕捉され、ガス放出通路を介して圧縮行
程開始状態の圧縮室へと供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動軸の周囲に配列さ
れた複数のシリンダボア内にピストンを収容すると共
に、駆動軸の回転に連動してピストンを往復動させる往
復動型圧縮機における冷媒ガス吸入構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平5−71467号公
報記載の斜板式圧縮機のように、シリンダブロックに駆
動軸と平行に形成された複数のシリンダボア内で各ピス
トンが往復動することにより、冷媒ガスの圧縮を行う往
復動型圧縮機が知られている。この種の圧縮機では、シ
リンダブロックの中心軸孔内に駆動軸が嵌挿支承され、
各ピストンはこの駆動軸と共同するクランク室内の斜板
に連係されて各シリンダボア内を直動する。シリンダブ
ロックの端面には、弁板を介してハウジングが接合さ
れ、このハウジングにはシリンダボア内でピストンによ
って圧縮された冷媒ガスが吐出される吐出室が形成され
ている。また、シリンダブロック内の各シリンダボアと
中心軸孔との間には、各シリンダボアと中心軸孔とを放
射状に連通する導通路が形成されている。
【0003】駆動軸にはその回転に同期して回転を行う
ロータリバルブが結合されている。ロータリバルブに
は、吸入行程のシリンダボアと結ばれた導通路と中心軸
孔内の吸入路としての吸入室とを順次連通する吸入通路
が形成されている。更に、ロータリバルブには、圧縮ガ
スの吐出を完了したシリンダボアの圧縮室と、当該シリ
ンダボアの吐出完了時点で圧縮ガスの吸入を既に完了し
ている他のシリンダボアの圧縮室とを、駆動軸の回転に
同期して連通させるガス放出経路が形成されている。
【0004】そして、駆動軸と同期してロータリバルブ
が回転することにより、ピストンが吸入行程にある間、
吸入室の冷媒ガスが順次吸入通路及び導通路を経て各シ
リンダボア内に吸入される。また、シリンダボア内から
吐出室への冷媒ガスの吐出は、ピストンの上死点位置へ
の移動により、弁板に形成された吐出ポートと、この吐
出ポートの吐出室側に設けられてシリンダボア内の圧力
に応じて吐出ポートを開放する吐出弁とを介して行われ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】シリンダボア内でピス
トンが往復動する上述の往復動型圧縮機においては、ピ
ストンの摺動を滑らかに行うために、ピストンの外周面
とシリンダボアの内周面との間には、サイドクリアラン
スが設けられている。ところが、ピストンの上死点側へ
の移動によって圧縮室内の冷媒ガスが加圧されていく
と、圧縮室内はピストンとシリンダボアとのサイドクリ
アランスによって完全気密の状態には設定されていない
ため、高圧状態の一部の冷媒ガスがピストンの外周面と
シリンダボアの内周面との間隙へ流入することになる。
【0006】そして、その流入ガス(ブローバイガス)
は、シリンダボアの内周面に沿って圧縮室外へと漏洩す
る。このような漏洩は圧縮室から吐出室への吐出冷媒ガ
ス量の減少に繋がり、吐出効率を悪化させる原因とな
る。本発明は上記問題点を解決するためになされたもの
であって、その目的はピストンの外周面とシリンダボア
の内周面との間へ漏洩するブローバイガスの回収効率を
向上させることにより、圧縮室内への冷媒ガス吸入効率
を高めること可能な往復動型圧縮機における冷媒ガス吸
入構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、シリンダブロックに対し
駆動軸を取り巻くように配列された複数のシリンダボア
内にピストンを収容すると共に、前記駆動軸の回転に連
動して前記ピストンを往復動させることにより、吸入路
から冷媒ガスを前記ピストンによってシリンダボア内に
区画される圧縮室へ吸入し、圧縮された冷媒ガスを吐出
室へ吐出するように構成した往復動型圧縮機において、
前記シリンダブロック内に設けられ、前記駆動軸と同軸
上に位置する収容孔と、該収容孔と前記圧縮室との間に
あって、該収容孔と該圧縮室との連通を図る導通路と、
前記収容孔に摺接嵌合され、前記駆動軸に対し同期回転
可能に支持されると共に、前記吸入路から吸入行程中の
前記圧縮室へ冷媒ガスを吸入するための吸入通路及び、
前記ピストンの外周面により圧縮室側の開口面が閉鎖さ
れる前記導通路と圧縮行程開始状態の前記圧縮室に連通
する前記導通路とを前記駆動軸の回転に同期して連通さ
せるガス放出通路が形成されたロータリバルブと、前記
ピストンを貫穿するように配設され、圧縮行程中に前記
シリンダボアの内周面と前記ピストンの外周面との間に
漏洩するブローバイガスを少なくとも圧縮行程終了時に
前記導通路へ導くバイパス通路とを備えたことをその要
旨とする。
【0008】又、請求項2記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、前記ピストンの外周面と前記シリン
ダボアの内周面との間にあって、少なくとも圧縮行程終
了時に前記バイパス通路と連通する捕捉溝を備えたこと
をその要旨とする。又、請求項3記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、前記ピストンの外周面上に、
少なくとも圧縮行程終了時に前記導通路と連通する捕捉
溝を設けてなり、前記バイパス通路は第一の開口部が前
記駆動軸付近に向かって設けられると共に、第二の開口
部が前記第一の開口部と前記ピストンの軸芯とを結ぶ直
線の延長上付近に設けられ、前記バイパス通路の前記第
一及び第二の開口部を前記捕捉溝上に有したことをその
要旨する。
【0009】
【作用】上記構成を採用したことにより、請求項1記載
の発明では、ロータリバルブ内の吸入通路は、ロータリ
バルブの回転に伴って導通路を介して複数の圧縮室に順
次連通する。この連通は圧縮室に対するピストンの吸入
動作に同期して行われる。吸入通路と圧縮室とが連通し
ている時にピストンが下死点側へ向かい、圧縮室の圧力
が吸入通路の圧力(吸入圧力)以下まで低下していく。
この圧力低下により吸入通路の冷媒ガスが圧縮室へ流入
する。
【0010】ガス放出通路は、ロータリバルブの回転に
伴って圧縮行程終了付近の状態にある圧縮室の導通路
と、圧縮行程開始の状態にある圧縮室の導通路とを順次
連通していく。圧縮行程終了付近の状態にある圧縮室の
冷媒ガスの一部は、ピストン外周面とシリンダボア内周
面との間から漏洩してゆくが、この高圧漏洩ガス(ブロ
ーバイガス)はピストン外周面に開口部を有するバイパ
ス通路に滞留する。そして、ブローバイガスが滞留する
バイパス通路は、ピストンの上死点側への移動により、
圧縮行程終了付近の状態にある圧縮室の導通路に連通す
る。この連通によりバイパス通路内の高圧ブローバイガ
スは圧縮行程終了付近の状態にある圧縮室の導通路、ガ
ス放出通路、圧縮行程開始の状態にある圧縮室の導通路
を介して圧縮行程開始の状態にある圧縮室へ流入する。
【0011】又、請求項2記載の発明では、請求項1に
記載の発明の作用に加えて、圧縮行程終了付近の状態に
ある圧縮室の冷媒ガスの一部は、ピストン外周面とシリ
ンダボア内周面との間から漏洩してゆくが、この高圧ブ
ローバイガスは捕捉溝にも捕捉される。そして、ピスト
ンの上死点側への移動により、捕捉溝、バイパス通路は
圧縮行程終了付近の状態にある圧縮室の導通路に連通す
る。
【0012】又、請求項3記載の発明では、請求項1に
記載の発明の作用に加えて、圧縮行程終了付近の状態に
ある圧縮室の冷媒ガスの一部は、ピストン外周面とシリ
ンダボア内周面との間から漏洩してゆくが、この高圧ブ
ローバイガスはピストン外周面上の捕捉溝にも捕捉され
る。そして、ブローバイガスの滞留する捕捉溝及びバイ
パス通路は、ピストンの上死点側への移動により、圧縮
行程終了付近の状態にある圧縮室の導通路に連通する。
そのとき、導通路側から最も離れた位置に滞留する捕捉
溝内のブローバイガスは、バイパス通路内を経由するこ
とにより、最短距離で導通路に流入する。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図8に基づいて説明する。図3に示すように、接合され
た前後一対のシリンダブロック1、2の端面には、フロ
ントハウジング3及びリアハウジング4がバルブプレー
ト5、6を介して接合されている。シリンダブロック
1、2、バルブプレート5、6、フロントハウジング3
及びリアハウジング4はボルト7により締め付け固定さ
れており、バルブプレート5、6及び両ハウジング3、
4は、ピン8、9によってシリンダブロック1、2に対
する回動が阻止されている。シリンダブロック1、2の
中心部にはテーパ形状の収容孔1a、2aが貫設されて
おり、収容孔1a、2aの開口縁には環状の位置決め突
起1b、2bが突設されている。位置決め突起1b、2
bには、バルブプレート5、6が嵌合されており、この
嵌合構成によりシリンダブロック1、2に対するバルブ
プレート5、6の位置決めが成されている。
【0014】フロントハウジング3及びリアハウジング
4の中心部には、支持孔3a、4aが形成されている。
支持孔3a、4aには円錐コロ軸受け10、11が収容
されており、駆動軸12が円錐コロ軸受け10、11を
介して両ハウジング3、4の間に回転可能に架設支持さ
れている。駆動軸12の自由端部側であるリアハウジン
グ4の支持孔4a内には、円錐コロ軸受け11の後面に
係合して仕切板13が前後動可能に設けられており、こ
の仕切板13の外周面と支持孔4aの内周面との間に
は、シールリング14が介在されている。この仕切板1
3の前後には、空間A及び空間Bが形成されている。
【0015】フロントハウジング3側からリアハウジン
グ4側に向かって駆動軸12に作用するスラスト荷重は
円錐コロ軸受け11及び仕切板13を介してリアハウジ
ング4で受け止められる。又、リアハウジング4側から
フロントハウジング3側へ向かって駆動軸12に作用す
るスラスト荷重は円錐コロ軸受け10を介してフロント
ハウジング3で受け止められる。
【0016】駆動軸12には、斜板15が固定支持され
ている。吸入路としての斜板室16を構成するシリンダ
ブロック1、2には、導入口17が形成されており、導
入口17には図示しない外部吸入冷媒ガス管路が接続さ
れている。斜板室16には、外部吸入冷媒ガス管路から
冷媒ガスが導入口17を介して導入される。従って、斜
板室16は吸入圧領域となる。
【0017】図4及び図5に示すように、駆動軸12を
中心とする等間隔角度位置には、複数のシリンダボア1
8a〜18e、19a〜19eが形成されている。図3
に示すように前後で対となるシリンダボア18a〜18
e、19a〜19e(本実施例では5対)内には、両頭
ピストン20a〜20eが往復動可能に収容されてい
る。両頭ピストン20a〜20eと斜板15の前後両面
との間には半球状のシュー21、22が介在されてい
る。従って、斜板15の回転はシュー21、22を介す
ることによって両頭ピストン20a〜20eのシリンダ
ボア18a〜18e、19a〜19eにおいての往復動
作に変換される。
【0018】一方、両ハウジング3、4内には吐出室2
3、24が形成されており、両頭ピストン20a〜20
eによって、シリンダボア18a〜18e、19a〜1
9e内に区画される圧縮室Pa1 〜Pa5 、Pb1 〜P
b5 は、バルブプレート5、6上の吐出ポート5a、6
aを介して該吐出室23、24に接続されている。吐出
ポート5a、6aはフラッパ弁型の吐出弁25、26に
より開閉され、吐出弁25、26の開度はリテーナ2
7、28により規制される。そして、吐出弁25、26
及びリテーナ27、28は図示しないボルトによりバル
ブプレート5、6上に締付固定されている。吐出室2
3、24は図示しない外部吐出冷媒ガス管路に連通する
と共に、通路4bを介して前記空間Bにも連通される。
【0019】図4に示すように、収容孔1aの内周面に
は、シリンダボア18a〜18eと同数の導通路29a
〜29eがシリンダボア18a〜18eと一対一で常に
連通するよう、等間隔角度位置に配列形成されている。
同様に、図5に示すように、収容孔2aの内周面には、
シリンダボア19a〜19eと同数の導通路30a〜3
0eがシリンダボア19a〜19eと一対一で常に連通
するよう、等間隔角度位置に配列形成されている。
【0020】さて、図1、図2に示すように、両頭ピス
トン20aの外周面には環状の捕捉溝31が設けられて
おり、該ピストン20aのヘッド側から所定距離L離れ
た位置に設定されている。更に、両頭ピストン20aに
は捕捉溝31上に開口部32a、32bを有する略円形
断面のバイパス通路32が貫穿されている。バイパス通
路32は両頭ピストン20aの直径方向に向けて貫通さ
れており、両頭ピストン20aの外周面とシリンダボア
18a、19aの内周面とで区画される捕捉溝31の断
面積とほぼ同等の断面積を有している。
【0021】図3に示すように、開口部32aは駆動軸
12側、即ち導通路29a、30a側に向けて配設され
ており、圧縮行程終了付近における捕捉溝31と導通路
29a、30aとの連通時には導通路29a、30aに
対向するような位置に開口している。開口部32bは開
口部32aと両頭ピストン20aの軸芯とを結ぶ直線の
延長上、即ち、導通路29a、30a側から最も離れた
位置33に配設されている。尚、捕捉溝31及びバイパ
ス通路32は各両頭ピストン20b〜20eにおいても
上記両頭ピストン20aと同様に設けられている。
【0022】駆動軸12上にはテーパ形状を有したロー
タリバルブ34、35が該駆動軸12に嵌入支承されて
いる。ロータリバルブ34、35には駆動軸12に止着
されたキー12a、12bに係合するキー溝36、37
が設けられており、ロータリバルブ34、35は駆動軸
12と一体回転可能に、且つ、スライド可能に収容孔1
a、2a内に収容されている。収容孔1a、2aはテー
パ形状を有しており、それぞれ斜板室16側に向かうに
つれて拡径となっている。そして、ロータリバルブ3
4、35は、その外周面が収容孔1a、2aの内周面に
当接されるように嵌合挿入されている。即ち、ロータリ
バルブ34の小径端部34aが吐出室23側を向き、ロ
ータリバルブ34の大径端部34bは斜板室16側を向
いている。又、ロータリバルブ35の小径端部35aは
吐出室24側を向き、ロータリバルブ35の大径端部3
5bは斜板室16側を向いている。
【0023】ロータリバルブ34、35の大径端部34
b、35bには、斜板室16に開口する凹部34c、3
5cが形成され、該凹部34c、35cの底壁と斜板1
5との間には、シール力付与バネ38、39が介在され
ている。そして、そのシール力付与バネ38、39はロ
ータリバルブ34、35を大径端部34b、35b側か
ら小径端部34a、35a側へと付勢している。そのた
め、ロータリバルブ34、35の外周面はシール力付与
バネ38、39のバネ力によって収容孔1a、2aの内
周面に密接することになる。
【0024】又、図6に示すように、ロータリバルブ3
4、35内には、吸入通路40、41が形成されてい
る。吸入通路40、41の入口は斜板室16に向けて開
口しており、吸入通路40、41の出口はロータリバル
ブ34、35の外周面上に開口している。ロータリバル
ブ34、35の外周面上には、吸入通路40、41に接
続された案内溝42、43が周方向に沿って設けられて
いる。前述した各導通路29a〜29e、30a〜29
eは案内溝42、43の周回領域内において配置されて
いる。
【0025】更に、ロータリバルブ34の外周面上に
は、ガス放出通路44(45)が形成されている。ガス
放出通路44(45)は、ロータリバルブ34の回転中
心に関して吸入通路40(41)の出口とは反対側に設
けられており、ガス放出通路44(45)は軸方向の接
続溝44a(45a)と両接続溝44a(45a)を大
径端部34b(35b)側で繋ぐ周回溝44b(45
b)とから構成されている。ロータリバルブ34(3
5)の回転中心に関する接続溝44a(45a)の角度
間隔は導通路29a〜29e(30a〜30e)の配列
角度間隔の2倍にしてある。尚、ロータリバルブ35に
ついての説明は括弧内の符号を以て説明を省略する。
【0026】支持孔3a、4aは駆動軸12とロータリ
バルブ34、35との間のクリアランスを介して斜板室
16に連通している。従って、支持孔3a、4aは吸入
圧領域となる。46は駆動軸12の周面におけるシール
を行うリップシールである。リップシール46は支持孔
3aから圧縮機外部への冷媒ガス漏洩を防止する。
【0027】次に、上記構成の往復動型圧縮機における
冷媒ガス吸入構造の作用について説明する。駆動軸7が
図4、5に示す矢印Q方向に回転することにより、斜板
室16内に供給された冷媒ガスは、圧縮室Pa1 〜Pa
5 、Pb1 〜Pb5 内の圧力が斜板室16内の圧力を下
回ると案内溝42、43と連通状態にある導通路29a
〜29e、30a〜30eを介して圧縮室Pa1 〜Pa
5 、Pb1 〜Pb5 に吸入される。
【0028】図3、図4及び図5に示す状態では両頭ピ
ストン20aは前側のシリンダボア18aに対して上死
点位置付近にあり、後側のシリンダボア19aに対して
下死点位置付近にある。このようなピストン配置状態の
とき、吸入通路40の出口は案内溝42を介してシリン
ダボア18aの導通路29aに連通する直前にあり、ガ
ス放出通路44の接続溝44aとシリンダボア18aの
導通路29aとが接続した直後にある。そして、両頭ピ
ストン20aがシリンダボア18aに対して上死点位置
から下死点位置に向かう吸入行程に入ったときには、吸
入通路40は案内溝42を介してシリンダボア18aの
圧縮室Pa1 に連通する。この連通により斜板室16内
の冷媒ガスは吸入通路40を経由してシリンダボア18
aの圧縮室Pa1 に吸入される。
【0029】一方、両頭ピストン20aがシリンダボア
19aに対して下死点位置から上死点位置に向かう圧縮
行程に入ったときには、吸入通路41はシリンダボア1
9aの圧縮室Pb1 との連通が遮断される。この連通遮
断によりシリンダボア19aの圧縮室Pb1 内の冷媒ガ
スは両頭ピストン20aの移動に伴って圧縮され、所定
圧力まで圧縮されると吐出弁26を押し退けつつ吐出ポ
ート6aから吐出室24に吐出される。
【0030】このような冷媒ガスの吸入及び吐出は他の
シリンダボア18b〜18e、19b〜19eの圧縮室
Pa2 〜Pa5 、Pb2 〜Pb5 においても同様に行わ
れ、吐出室23、24に吐出された冷媒ガスは図示しな
い排出口を介して外部吐出冷媒ガス管路に圧送される。
この冷媒ガスの圧縮と同時に、斜板室16内の吸入冷媒
ガスは、ロータリバルブ35と駆動軸12との間の通路
を通過して空間Aに導かれ、吐出室24内の吐出冷媒ガ
スの一部は、通路4bを介して空間Bに導かれる。この
ため、仕切板13の前後に圧力差が生じ、仕切板13が
前方に押圧される結果、円錐コロ軸受け11に前方に向
かう予荷重が付与される。
【0031】上記圧縮行程において、両頭ピストン20
a〜20eがシリンダボア18a〜18e、19a〜1
9eに対する上死点側に移動していくと、圧縮室Pa1
〜Pa5 、Pb1 〜Pb5 内の圧力は徐々に上昇する。
その間、両頭ピストン20a〜20eの外周面とシリン
ダボア18a〜18e、19a〜19eの内周面との間
(クリアランス)には、圧縮室Pa1 〜Pa5 、Pb1
〜Pb5 内の一部の冷媒ガス(ブローバイガス)が漏洩
することになる。そのブローバイガスは両頭ピストン2
0a〜20eの外周面に設けられた捕捉溝31によって
捕捉され、該捕捉溝31内とバイパス通路32内とに滞
留する。
【0032】先ず、図7に示すように、一方のシリンダ
ボア18aの上死点付近にある両頭ピストン20aは、
その外周面によって導通路29aのシリンダボア18a
側の開口面の閉鎖を行う。そして、その閉鎖と共に導通
路29aは、ロータリバルブ34上のガス放出通路44
の一方の接続溝44aに接続し、他方の接続溝44aは
導通路29cに接続される。従って、導通路29aはガ
ス放出通路44及び導通路29cを介して圧縮室Pa3
に連通される。導通路29aに連通する該圧縮室Pa3
は、圧縮行程開始状態にあり、この状態の圧縮室Pa3
内の圧力は吸入行程状態にある圧縮室Pa4 、Pa5 内
の圧力とそれほど違わない。導通路29a内の残留ガス
の圧力は圧縮室Pa3 内の圧力よりも高圧であるため、
その残留ガスはガス放出通路44を経由して圧縮室Pa
3 に放出され、導通路29a内の圧力が吸入圧近くまで
低下する。そのとき、圧縮行程開始状態に入った圧縮室
Pa3 の導通路29cと吸入通路40とは、ロータリバ
ルブ34の外周面によって遮断されているため、導通路
29aからガス放出通路44を経由して圧縮室Pa3 に
放出された残留ガスが吸入通路40から斜板室16へ流
出することはない。
【0033】さて、図5、図8に示すように、両頭ピス
トン20aの上死点側への移動がさらに進むと、導通路
29aは捕捉溝31及びバイパス通路32の開口部32
aと連通することになる。そのため、捕捉溝31内及び
バイパス通路32内に捕捉されたブローバイガスは、上
記導通路29a内の高圧残留ガスと同様に、導通路29
a、ガス放出通路44、導通路29cを介して圧縮行程
開始状態にあるシリンダボア18cの圧縮室Pa3 に放
出され、捕捉溝31内及びバイパス通路32内の圧力が
吸入圧近くまで低下する。このとき、捕捉溝31内の導
通路29a側から最も離れた位置33付近に滞留するブ
ローバイガスは、両頭ピストン20aの外周面にある捕
捉溝31を通って導通路29aに流入せずに開口部32
bから導通路29aに最短距離であるバイパス通路32
を通って導通路29aに流入することになる。そのた
め、導通路29aが捕捉溝31及びバイパス通路32の
開口部32aと連通する短い区間においてブローバイガ
スの放出を完了することが可能となる。
【0034】図9の曲線D1 、D3 及びC3 はロータリ
バルブ34の回転角度に対する圧縮室Pa1 、圧縮室P
a3 内の圧力状態を示しており、特に曲線C3 は本発明
による残留ガス及びブローバイガスが流入した状態の圧
力曲線を示している。ここで横軸はロータリバルブ34
の回転角度を表しており、縦軸は圧縮室Pa1 、Pa3
内の圧力を表している。このグラフでは、両頭ピストン
20aが圧縮室Pa1に対して上死点位置にあるときの
回転角度を0°、360°、720°、・・・としてい
る。角度範囲θにおける曲線D3 は捕捉溝31とバイパ
ス通路32及びガス放出通路44のない往復動型圧縮機
における圧力曲線である。圧縮行程時での本発明の曲線
C3 は、曲線D3 に比して上方位置に設定される。これ
は、捕捉溝31及びバイパス通路32からガス放出通路
44を経由して流入する冷媒ガスによって昇圧されるた
めである。従って、圧縮行程において吐出圧Pd区間を
長く設定することができ、吐出効率を向上させることが
できる。
【0035】圧縮行程終了直前の状態にある圧縮室から
漏洩する冷媒ガスを圧縮行程開始状態にある他の圧縮室
へ移行する作用は、圧縮室Pa2 、Pa4 間、圧縮室P
a3、Pa5 間、圧縮室Pa4 、Pa1 間、圧縮室Pa5
、Pa2 間でも同様に行われる。勿論、圧縮室Pb1
〜Pb5 においても捕捉溝31及びバイパス通路32に
よって同様に行われる。
【0036】以上詳述したように、本実施例の往復動型
圧縮機における冷媒ガス吸入構造によれば、両頭ピスト
ン20a〜20eの外周面とシリンダボア18a〜18
e、19a〜19eの内周面との間を介して圧縮室Pa
1 〜Pa5 、Pb1 〜Pb5から漏洩したブローバイガ
スは、斜板室16へ流出することなく両頭ピストン20
a〜20eの捕捉溝31及びバイパス通路32に滞留す
ることになる。従って、圧縮室Pa1 〜Pa5 、Pb1
〜Pb5 へ流入する冷媒ガス量は、斜板室16から吸入
通路40、41を経由して吸入された冷媒ガス量と、捕
捉溝31及びバイパス通路32からガス放出通路44、
45を経由して流入した冷媒ガス量との和となり、従来
以上に冷媒ガス吸入率を高めることができる。その結
果、圧縮室Pa1 〜Pa5 、Pb1 〜Pb5 の体積効率
を向上させることができると共に、圧縮行程における一
行程当たりの圧縮ガスの吐出量を増大させることができ
る。
【0037】又、ブローバイガスを導通路29、30に
回収するうえで、両頭ピストン20a〜20eの外周面
に設けられた環状の捕捉溝31の直径部にバイパス通路
32を設けたことにより、導通路29a〜29e、30
a〜30e側から最も離れた位置33に滞留するブロー
バイガスを速やかに該導通路29a〜29e、30a〜
30eに導くことができ、回収効率の向上を図ることが
可能となる。
【0038】又、捕捉溝31に対応するように、導通路
29a〜29e、30a〜30eを上死点側から下死点
側に若干ずらした位置に開口させたので、圧縮行程終了
付近における高圧ガスの両頭ピストン20a〜20eの
外周面による閉じ込み量を低減することができる。従っ
て、両頭ピストン20a〜20eの下死点位置への退動
に伴う残留ガスの再膨張量を減少させることができ、吸
入行程において圧縮室Pa1 〜Pa5 、Pb1 〜Pb5
の体積効率を向上させることができる。
【0039】更に、このような冷媒ガス吸入効率の向上
をもたらす捕捉溝31は冷媒ガス中に含まれる潤滑油の
存在によって潤滑溝にもなりうる。尚、本発明は上記実
施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しな
い範囲で例えば次のように構成することもできる。尚、
上記実施例と同一の構成については同一の符号を付して
説明を省略する。
【0040】(1) 上記実施例では、バイパス通路3
2の開口部は、開口部32aと開口部32bの2ヵ所だ
けとしたが、これに限定されるものでなく、例えば図9
(a)に示すように、開口部32aに接続する貫通路4
7を更に設けてもよい。又、図9(b)に示すように分
岐路48を設けてもよい。要は、捕捉溝31上において
導通路29、30側までの距離を短くするようなバイパ
ス通路32が貫穿されていればよい。
【0041】又、バイパス通路32の断面積及び断面形
状は、使用する圧縮機の圧縮比及び容量に応じて適宜選
択すればよい。 (2) 上記実施例では、テーパ形状を有したロータリ
バルブ34、35を用いたが、これに限定されるもので
なく、例えば図10に示すように、ロータリバルブ3
4、35の外周面をストレート形状としてもよい。この
場合、ガス放出通路44、45は圧縮行程にある圧縮室
Pa1 〜Pa5 、Pb1 〜Pb5 の導通路29a〜29
e、30a〜30eを包囲するように設定することが望
ましい。このようにすれば、圧縮行程にある圧縮室Pa
1 〜Pa5 、Pb1 〜Pb5 の導通路29a〜29e、
30a〜30eから漏洩する冷媒ガスをガス放出通路4
4、45で捕捉することができる。
【0042】(3) 上記実施例では、両頭ピストン2
0a〜20eに捕捉溝31及び開口部32a、32bを
有したバイパス通路32を設けたが、両頭ピストン20
a〜20eにバイパス通路32だけを設けてもよい。こ
の場合、両頭ピストン20a〜20eにおいて、開口部
を該開口部32a、32bに加えて多数、貫穿配設する
ことが好ましく、等間隔角度位置に貫穿配設することが
望ましい。又、圧縮機におけるピストンの駆動方式、又
は、圧縮比に応じて局部的に開口部を設けてもよい。
又、捕捉溝31、バイパス通路32は、全ての両頭ピス
トン20a〜20eに設ける必要はなく、例えば、ある
ピストンには捕捉溝31だけを、あるピストンにはバイ
パス通路32だけを、あるピストンには捕捉溝31及び
バイパス通路32の両方を、と組合せを以て配設しても
よい。
【0043】(4) 上記実施例では、バイパス通路3
2と捕捉溝31とは、ほぼ同等の断面積を有していた
が、これに限定されるものではなく、バイパス通路32
と捕捉溝31とが異なった断面積であってもよい。 (5) 上記実施例では、吸入路として斜板室16を用
いたが、ハウジング内において吸入路を設けることによ
り、ロータリバルブ34、35の吸入通路40、41に
吸入冷媒ガスを導入してもよい。
【0044】(6) 上記実施例では、捕捉溝31を両
頭ピストン20a〜20eの外周面に設けたが、シリン
ダボア18a〜18e、19a〜19eの内周面に設け
てもよい。この場合、捕捉溝31を導通路29a〜29
e、30a〜30eに接続するように設けることが望ま
しい。又、シリンダボア18a〜18e、19a〜19
eの内周面において、捕捉溝31を導通路29a〜29
e、30a〜30eから下死点側にずらして設けること
により、両頭ピストン20a〜20eの外周面による該
捕捉溝31内に残留する冷媒ガス量を低減することが可
能となる。
【0045】(7) 上記実施例では、斜板式両頭ピス
トン圧縮機に本発明を具体化したが、斜板式片側ピスト
ン圧縮機、可変容量型斜板式圧縮機、揺動斜板式圧縮
機、或いは特開平5−026158公報に開示されたよ
うなウェーブプレート式圧縮機型等に具体化してもよ
い。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、ピストンの外周面とシリンダボアの内周面
との間に漏洩するブローバイガスの回収効率を向上させ
ることにより、圧縮室内への冷媒ガス吸入効率を高める
ことができるという優れた効果を奏する。
【0047】又、請求項2に記載の発明によれば、請求
項1に記載の発明の効果に加えて、ピストンの外周面と
シリンダボアの内周面との間に捕捉溝を設けたことによ
り、ブローバイガスを完全に捕捉することができるとい
う優れた効果を奏する。又、請求項3に記載の発明によ
れば、ピストンの外周面に捕捉溝を設け、該捕捉溝内を
繋ぐようにバイパス通路を設けたので、導通路側から最
も離れた位置に滞留する捕捉溝内のブローバイガスをバ
イパス通路を経由させることによって、速やかに該導通
路に導くことができ、請求項1に記載の発明の効果に加
えて、一層、回収効率の向上を図ることができるという
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の両頭ピストンを示す側面図である。
【図2】図1のA−A線要部断面図である。
【図3】圧縮機全体を示す断面図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】図3のC−C線断面図である。
【図6】ロータリバルブの斜視図である。
【図7】残留ガスの放出過程を示す要部概略図である。
【図8】ブローバイガスの放出過程を示す要部概略図で
ある。
【図9】ロータリバルブの回転角度と圧縮室内圧力との
関係を示すグラフである。
【図10】別例を示す両頭ピストンの要部断面図であ
る。
【図11】ロータリバルブの別例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1、2…シリンダブロック、1a、2a…収容孔、12
…駆動軸、16…吸入路としての斜板室、18a〜18
e、19a〜19e…シリンダボア、20a〜20e…
両頭ピストン、Pa1 〜Pa5 、Pb1 〜Pb5 …圧縮
室、23、24…吐出室、29a〜29e…導通路、3
1…捕捉溝、32a…第一の開口部としての開口部、3
2b…第二の開口部としての開口部、34、35…ロー
タリバルブ、40、41…吸入通路、44、45…ガス
放出通路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大山 勝矢 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダブロックに対し駆動軸を取り巻
    くように配列された複数のシリンダボア内にピストンを
    収容すると共に、前記駆動軸の回転に連動して前記ピス
    トンを往復動させることにより、吸入路から冷媒ガスを
    前記ピストンによってシリンダボア内に区画される圧縮
    室へ吸入し、圧縮された冷媒ガスを吐出室へ吐出するよ
    うに構成した往復動型圧縮機において、 前記シリンダブロック内に設けられ、前記駆動軸と同軸
    上に位置する収容孔と、 該収容孔と前記圧縮室との間にあって、該収容孔と該圧
    縮室との連通を図る導通路と、 前記収容孔に摺接嵌合され、前記駆動軸に対し同期回転
    可能に支持されると共に、前記吸入路から吸入行程中の
    前記圧縮室へ冷媒ガスを吸入するための吸入通路及び、
    前記ピストンの外周面により圧縮室側の開口面が閉鎖さ
    れる前記導通路と圧縮行程開始状態の前記圧縮室に連通
    する前記導通路とを前記駆動軸の回転に同期して連通さ
    せるガス放出通路が形成されたロータリバルブと、 前記ピストンを貫穿するように配設され、圧縮行程中に
    前記シリンダボアの内周面と前記ピストンの外周面との
    間に漏洩するブローバイガスを少なくとも圧縮行程終了
    時に前記導通路へ導くバイパス通路とを備えた往復動型
    圧縮機における冷媒ガス吸入構造。
  2. 【請求項2】 前記ピストンの外周面と前記シリンダボ
    アの内周面との間にあって、少なくとも圧縮行程終了時
    に前記バイパス通路と連通する捕捉溝を備えた請求項1
    に記載の往復動型圧縮機における冷媒ガス吸入構造。
  3. 【請求項3】 前記ピストンの外周面上に、少なくとも
    圧縮行程終了時に前記導通路と連通する捕捉溝を設けて
    なり、前記バイパス通路は第一の開口部が前記駆動軸付
    近に向かって設けられると共に、第二の開口部が前記第
    一の開口部と前記ピストンの軸芯とを結ぶ直線の延長上
    付近に設けられ、前記バイパス通路の前記第一及び第二
    の開口部を前記捕捉溝上に有してなる請求項1に記載の
    往復動型圧縮機における冷媒ガス吸入構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2000039445A1 (en) * 1998-12-29 2000-07-06 Ab Volvo Piston
WO2010068026A3 (ko) * 2008-12-09 2010-08-05 두원공과대학교 사판식 압축기
JP2014125993A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Toyota Industries Corp 斜板式圧縮機

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