JPH0729317U - 立込みボルトの緩み止め具 - Google Patents

立込みボルトの緩み止め具

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JPH0729317U
JPH0729317U JP6087793U JP6087793U JPH0729317U JP H0729317 U JPH0729317 U JP H0729317U JP 6087793 U JP6087793 U JP 6087793U JP 6087793 U JP6087793 U JP 6087793U JP H0729317 U JPH0729317 U JP H0729317U
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bolt
polygonal shaft
hole
insertion hole
mounting plate
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JP6087793U
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Inventor
房子 金岡
Original Assignee
株式会社前川工業所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 立込みボルトの緩め止めを画る。 【構成】 複数の立込みボルト3、3の間隔に対応して
該ボルトの多角形軸部33が回転可能に嵌まる多角形軸遊
嵌孔41及び該孔の近傍にボルト挿通孔42が開設された取
付け板4と、立込みボルト3の多角形軸部33が回転不能
に嵌まる多角形軸挿通孔51及び該孔の近傍にボルト挿通
孔52が開設された回止め板5と、回止め板5及び取付け
板4の両ボルト挿通孔42、52を貫通して挿通されたボル
ト6及び該ボルトに螺合するナット61とによって構成さ
れ、取付け板4と回止め板5の何れか一方のボルト挿通
孔は、多角形軸遊嵌孔41或いは多角形軸挿通孔51の中心
を曲率中心とする円弧状長孔である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、立込みボルトの緩止め具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1、図2、図3は、原料石を破砕して道路用、建築用の骨材生産等に使用す る公知のロールクラッシャーにおける立込みボルトの使用例を示している。 ロールクラッシャーは、フレーム(1)内に、定位ロール(11)及び可動ロール(1 2)を対向配備し、両ロール(11)(12)間に原料石を投入し、ロールの回転により、 原料石を押し潰して破砕する。
【0003】 可動ロール(12)の回転軸(13)は、ベアリングケース(21)内のベアリング(22)に て軸承され、ベアリングケース(21)は、フレーム(1)に設けられガイドレール(1 4)(14)によって、前後にスライド可能に配備されている。 ベアリングケース(21)には、前方に向けて立込みボルト(3)が突設され、該立 込みボルト(3)には、間隙調節ネジ筒(17)がスライド可能に嵌まり、該間隙調節 ネジ筒(17)は支持柱(15)固定したスリーブ(16)の内ネジに螺合されている。
【0004】 立込みボルト(3)の先端にはネジ部(32)が形成され、該先端側ネジ部(32)には ロックナット(18)が螺合され、該ロックナット(18)と間隙調節ネジ筒(17)との間 に、スラストベアリング(19)が介装されている。 立込みボルト(3)にはベアリングケース(21)と支持柱(15)との間にて強力なバ ネ(7)が嵌められ、該バネ(7)と前記間隙調節ネジ筒(17)との間にバネ押し板(7 1)が介装される。
【0005】 間隙調節ネジ筒(17)を締め込んでベアリングケース(21)側に近づけ、ロックナ ット(18)を締め込むと、ベアリングケース(21)が支持柱(15)側に引き寄せられ、 従って可動ロール(12)が定位ロール(11)から離れる。間隙調節ネジ(17)の締め込 み量によって両ロール(11)(12)間の隙間調整ができる。 ロール(11)(12)間に硬質異物が咬み込んだとき、バネ(7)を圧縮してロール間 が開き、異物の通過を許容する。
【0006】 前記立込みボルト(3)は、基端のネジ部(31)をベアリングケース(21)に強力に 立て込んでいるが、立込みボルト(3)には、振動を伴って耐えず軸方向に力が作 用しており緩み易い。 従来は、立込みボルト(3)の先端に多角形軸部(33)を形成し、両端に角孔(40) (40)を開設した取付け板(4)を両立込みボルト(3)(3)に跨がり且つ、多角形軸 部(33)を角孔(40)に嵌めて取り付け、立込みボルト(3)の回止めを画っている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記の如く、取付け板(4)の両端部に開設した角孔(40)に立込みボルト(3)の 多角形軸部(33)を嵌めるには、各立込みボルト(3)(3)の多角形軸部(33)(33)と 取付け板(4)の角孔(40)の位相が一致しなければならない。 ところが、立込みボルト(3)は限界まで締め込まれるため、多角形軸部(33)と 取付け板(4)の角孔(40)の位相が一致することは稀であり、回止め取付け板(4) の取り付けの際、該取付け板(4)の角孔(40)に立込みボルト(3)先端の多角形軸 部(33)の位相を合わせるべく、立込みボルト(3)を少し緩めて使用することが多 い。
【0008】 一旦限界まで立て込んだボルト(3)を少しでも緩めて使用すると、立込みボル ト(3)の基端ネジ部(31)と相手ネジ孔との嵌合が甘くなり、この状態で立込みボ ルト(3)に、軸方向の力が繰り返し作用すると、立込みボルト(3)と相手ネジ孔 との間に隙間が生じる。一旦ネジ係合部に隙間が生じると、ネジ面どうしが繰り 返し衝突して、ネジ面が損傷し、隙間は加速度的に大きくなり、立込みボルト( 3)が緩む。 本考案は、立込みボルトを、限界まで立て込んだ状態で緩み止めを画ることの できるボルトの緩み止め具を明らかにするものである。
【0009】
【課題を解決する手段】
本考案は、基台(2)に立て込まれ先端に多角形軸部(33)が形成された複数の立 込みボルト(3)の緩み止め具であって、 立込みボルト(3)の間隔に対応して該ボルト先端の多角形軸部(33)が回転可能 に嵌まる多角形軸遊嵌孔(41)及び該孔の近傍にボルト挿通孔(42)が開設された取 付け板(4)と、 立込みボルト(3)の多角形軸部(33)が回転不能に嵌まる多角形軸挿通孔(51)及 び該孔の近傍にボルト挿通孔(52)が開設された回止め板(5)と、 回止め板(5)及び取付け板(4)の両ボルト挿通孔(42)(52)に挿通され回止め板 (5)と取付け板(4)を固定するボルト(6)とによって構成され、 取付け板(4)と回止め板(5)の何れか一方のボルト挿通孔は、多角形軸遊嵌孔 (41)或いは多角形軸挿通孔(51)の中心を曲率中心とする円弧状長孔である。
【0010】
【作用及び効果】
立込みボルト(3)を基台(2)に限界まで立込み、ボルト(3)の先端の多角形軸 部(33)を、回止め板(5)の多角形軸挿通孔(51)に嵌める。 次に、各立込みボルト(3)に跨がって取付け板(4)を配備し、該取付け板(4) の多角形軸遊嵌孔(41)に立込みボルト(3)の多角形軸部(33)を嵌める。 多角形軸遊嵌孔(41)は、各立込みボルト(3)の対応位置にて多角形軸部(33)が 回転可能に嵌まる大きさに開設されており、各立込みボルト(3)の多角形軸部(3 3)の位相に無関係に嵌めることができる。
【0011】 回止め板(5)のボルト挿通孔(52)と取付け板(4)のボルト挿通孔(42)に一連に ボルト(6)を挿通し、ナット(61)を締め付ける。 これによって、立込みボルト(3)を確実に回り止めできる。 上記の場合、回止め板(5)を取付け板(4)の内側に位置させたが、回止め板( 5)を取付け板(4)の外側に位置させることもできる。 又、回止め板(5)に円形のボルト挿通孔を開設し、取付け板(4)に多角形軸遊 嵌孔(41)の中心を円弧中心とする円弧状の長孔を開設しても上記同様の効果を奏 することができる。
【0012】
【実施例】
実施例は、クラッシャーの可動ロールの回転軸を支持するベアリングケース(2 1)に立て込んだ2本の立込みボルト(3)の回り止めに実施したものであるが、こ れに限定されることはなく、ベアリングケース(21)以外の基台(2)に立込まれた 他の用途の複数本の立込みボルト(3)の回り止めに実施できる。 クラッシャーの全体構成は、従来例と同様であるので説明を省略する。
【0013】 2本の立込みボルト(3)(3)は、先端にボルトと同心にボルトよりも細い多角 形軸部(33)を突設している。 実施例の多角形軸部(33)の断面形状は、対角長さが立込みボルト(3)の直径と 同じ或いは少し小さい正方形である。 上記2本の立込みボルト(3)(3)の緩み止めを画る緩み止め具は、各立込みボ ルト(3)の多角形軸部(33)に嵌まる回止め板(5)(5)と、両立込みボルト(3)( 3)に跨がって取り付けられる取付け板(4)と、取付け板(4)と回止め板(5)と を固定するボルト(6)とによって構成される。
【0014】 取付け板(4)の両端には、立込みボルト(3)先端の多角形軸部(33)が回転可能 に嵌まる円形の多角形軸遊嵌孔(41)(41)が、ボルト(3)(3)の間隔に対応して開 設されている。 各多角形軸遊嵌孔(41)の近傍には、多角形軸遊嵌孔(41)の直径線の延長上に、 該孔の中心から等距離はなれた位置にボルト挿通孔(42)が開設されている。
【0015】 回止め板(5)には、中心に立込みボルト(3)の多角形軸部(33)が回転不能に嵌 まる多角形軸挿通孔(51)が開設され、更に該多角形軸挿通孔(51)を挟んで、一対 のボルト挿通孔(52)(52)が開設されている。 ボルト挿通孔(52)は、多角形軸挿通孔(51)の中心を曲率中心とする円弧状長孔 に開設され、曲率半径は前記取付け板(4)の多角形軸遊嵌孔(41)の中心からボル ト挿通孔(42)の中心までの距離に一致し、90゜円弧の有効長さを有している。
【0016】 然して、立込みボルト(3)を基台(2)に限界まで立込み、ボルト(3)の先端の 多角形軸部(33)を、回止め板(5)の多角形軸挿通孔(51)に貫通させる。 次に、各立込みボルト(3)に跨がって取付け板(4)を配備し、該取付け板(4) の多角形軸遊嵌孔(41)に立込みボルト(3)の多角形軸部(33)を嵌める。 多角形軸遊嵌孔(41)は、各立込みボルト(3)の対応位置にて多角形軸部(33)が 回転可能に嵌まる大きさに開設されており、各立込みボルト(3)の位相に無関係 に嵌めることができる。
【0017】 回止め板(5)のボルト挿通孔(52)と取付け板(4)のボルト挿通孔(42)に一連に ボルト(6)を挿通し、ナット(61)を締め付ける。 これによって、立込みボルト(3)を確実に回り止めできる。 立込みボルト(3)の多角形軸部(33)の断面は正方形であり、回止め板(5)のボ ルト挿通孔(52)は90゜の有効円弧長さに開設されているため、多角形軸部(33) の位相に無関係に、ボルト(6)を取付け板(4)のボルト挿通孔(42)に挿通できる 。 多角形軸部(33)の断面が六角形の場合、回止め板(5)のボルト挿通孔(52)の有 効円弧長さは、60゜で可い。
【0018】 取付け板(4)のボルト挿通孔(42)をネジ孔とすれば、ナット(61)を省略できる 。 上記実施例では、回止め板(5)を取付け板(4)の内側に位置させたが、回止め 板(5)を取付け板(4)の外側に位置させることもできる。 又、回止め板(5)に円形のボルト挿通孔を開設し、取付け板(4)に多角形軸遊 嵌孔(41)の中心を円弧中心とする円弧状の長孔を開設しても上記同様の効果を奏 することができる。 本考案は、上記実施例の構成に限定されることはなく、実用新案登録請求の範 囲に記載の範囲で種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】クラッシャーの側面図である。
【図2】クラッシヤーの要部平面図である。
【図3】クラッシャーの正面図である。
【図4】立込みボルトの緩止め具の分解斜面図である。
【符号の説明】
(2) 基台 (3) 立込みボルト (4) 取付け板 (41) 多角形軸遊嵌孔 (42) ボルト挿通孔 (5) 回止め板 (51) 多角形軸挿通孔 (52) ボルト挿通孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台(2)に立て込まれ先端に多角形軸部
    (33)が突設された複数の立込みボルト(3)の緩み止め具
    であって、 立込みボルト(3)の間隔に対応して該ボルト先端の多角
    形軸部(33)が回転可能に嵌まる多角形軸遊嵌孔(41)が開
    設され、多角形軸遊嵌孔(41)の近傍にボルト挿通孔(42)
    が開設された取付け板(4)と、 立込みボルト(3)の多角形軸部(33)が回転不能に嵌まる
    多角形軸挿通孔(51)及び該孔の近傍にボルト挿通孔(52)
    が開設された回止め板(5)と、 回止め板(5)及び取付け板(4)の両ボルト挿通孔(42)(5
    2)に挿通され回止め板(5)と取付け板(4)を固定するボ
    ルト(6)とによって構成され、 取付け板(4)と回止め板(5)の何れか一方のボルト挿通
    孔は、多角形軸遊嵌孔(41)或いは多角形軸挿通孔(51)の
    中心を曲率中心とする円弧状長孔である立込みボルトの
    緩み止め具。
JP6087793U 1993-11-12 1993-11-12 立込みボルトの緩み止め具 Pending JPH0729317U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012071989A (ja) * 2010-08-24 2012-04-12 Manitowoc Crane Group France Sas 調節式の足元支持具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012071989A (ja) * 2010-08-24 2012-04-12 Manitowoc Crane Group France Sas 調節式の足元支持具
US9132998B2 (en) 2010-08-24 2015-09-15 Manitowoc Crane Group France Sas Adjustable bearing foot

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19951114