JPH07293066A - 磁石カード錠の破壊防止装置 - Google Patents
磁石カード錠の破壊防止装置Info
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- JPH07293066A JPH07293066A JP11204794A JP11204794A JPH07293066A JP H07293066 A JPH07293066 A JP H07293066A JP 11204794 A JP11204794 A JP 11204794A JP 11204794 A JP11204794 A JP 11204794A JP H07293066 A JPH07293066 A JP H07293066A
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Abstract
れる移動部材2の後方に、移動部材2の戻しばね9より
も弾力の大きい押しばね8を押動力を受けるようにして
設けたことを特徴とする。
Description
防止装置に関する。磁石カード錠は、ドアの錠機構に付
設されて用いられることが多い。
読取装置としてその一例が開示されている従来の磁石カ
ード錠は、複数の第1ピン孔を有する基準部材及び複数
の第2ピン孔をを有する移動部材を対向させて設け、基
準部材に対する移動部材の相対的移動を拘束し又は許容
するために、対向する第1ピン孔及び第2ピン孔に跨っ
て保持されるか一方のピン孔に保持される任意数の磁性
ピンを備え、移動部材を拘束させた際の磁性ピンを磁力
により作動させてシアラインに合わせるようにするため
の所要の着磁部を備えた合カード(特定の磁石カード錠
を作動させ得るカード)を、基準部材又は移動部材に近
接させて差し込めるようにしたカード挿入通路を設けて
成る。
では、ドア等に固定的に取り付けられる基準部材に対し
変位可能な移動部材が磁性ピンで拘束状態(施錠状態)
にある時、カード挿入通路から異カード(全ての磁性ピ
ンをシアラインに備えることができないカード)又は鉄
板等の強靱な薄板が差し込まれると、基準部材と移動部
材との間に跨った位置にある磁性ピンには、異カード又
は薄板に差し込み力がそのまま剛的に加えられることに
なり、換言すれば、大きな剪断力が負荷されることにな
り、磁性ピンは長期の使用により、又は瞬時に損壊され
るところとなる。
錠自体が破壊されることであり、ドアその他の取付対象
物の錠機構が不正解錠されて、不法侵入や盗難等の犯罪
を発生させることになる。
題点を解決し、安全性の高い磁石カード錠を提供するた
めに開発された磁石カード錠における破壊防止装置に関
する。
め、請求項1記載の磁石カード錠の破壊防止装置は、上
述した構成を備えた従来の磁石カード錠において、合カ
ードにより直接又は間接的に押動される移動部材の後方
側に、移動部材の戻しばねよりも弾力の大きい押しばね
を押動力を受けるようにして設けたことを特徴とする。
の磁石カード錠において、移動部材を受ける基枠におけ
るカード挿入通路の後方に、一端を挿入される合カード
に対向させ、他端を移動部材の後方部に対向させるよう
にした伝達レバーを枢着し、伝達レバーの他端と移動部
材の後方部との間に移動部材の戻しばねよりも弾力の大
きい押しばねを移動部材に近接させて設けたことを特徴
とする。
磁石カード錠の破壊防止装置の作用について説明する。
図1〜図3の状態では、移動部材2は固定的に装着され
た基準部材12に対し磁性ピン4をもって拘束されてい
る。
が挿入方向Aに向けてカード挿入通路1dに差し込まれ
ると、合カード16の着磁部16bが磁性ピン4に対し
反発力又は吸着力としての磁力(図示例では反発力)を
付与するので、該磁性ピン4はその一端がシアライン
(基準部材12と移動部材2との対向接触面)に合致す
ることになり、移動部材2はその拘束が解かれ、移動が
許容されることになる。
面形がL字状をなす伝達レバー6及び押しばね8を介し
て、移動部材2を矢印Bで示す範囲を変位させる。
伴って弾性変形するが、戻しばね9よりも弾力が大きい
押しばね8は、伝達レバー6の押圧力を単に伝えるだけ
で、当初の姿をそのまま保ち弾性変形することはない。
ような相対的変位は、移動部材2に固定された作用片3
等を通じてドアその他の取付対象物の錠機構(図示しな
い)に伝えられ、その錠機構を解錠させる。
き出せた、前述の操作において作動していた各部材はい
ずれも原位置に戻る。
dに差し込まれて、伝達レバー6が揺動変位すると、移
動部材2は跨った位置にある磁性ピン4により基準部材
12に拘束されたままの状態が保持されるので、伝達レ
バー6の変位は押しばね8の圧縮等の弾性変形により吸
収される。換言すれば、前記の変位は押しばね8の弾性
変形により逃がされる。
圧力の全量が剪断力となって剛的に作用することはな
く、その大部分は押しばね8により逃がされるので、磁
性ピン4を瞬時に破壊させたりすることがなく、また、
そのピン4に大きな疲労を蓄積させることもない。
強靱な薄板を差き出せば、変位していた各部材は原位置
に戻る。
ド又は強靱な薄板がカード挿入通路1dに差し込まれる
と、移動部材2は磁性ピン4により基準部材12に拘束
されたままの状態が保持されるが、薄板等の押圧力は押
しばね8の弾性変形により逃がされることになり、磁性
ピン4には過大な剪断力が作用しないことになる。
いて説明する。図示の磁石カード錠の後方側に付設され
るドア、その他の取付対象物の錠機構(図示しない)
は、機械式のもの、電気式のもの、またハンドルを用い
た手動式のものなど任意に選択し得る。
の取付対象物(図示しない)に固定される基枠、符号1
dは、基枠1の上方部分と固定の蓋板1eとの間に合カ
ード16(図6及び図7参照)をカード挿入方向Aに向
けて差し込むことができるように設けたカード挿入通
路、12は複数の第1ピン孔12aを有し、縦断面がコ
字状をなすカバー板24等で基枠1に固定された基準部
材、2は複数の第2ピン孔2aを有し、基準部材12に
対向させると共に、基枠1に対し例えばカード挿入方向
Aと直角をなす方向に矢印Bの範囲で摺動可能に装着さ
れた移動部材、9は基枠1と移動部材2との間に設けた
圧縮ばね等の戻しばねをそれぞれ示す。
孔2aの組には、複数(図1の実施例で23)の組から
選ばれた任意数(同実施例で7)の組について、磁性ピ
ン4を挿入する。
は、その挿入位置(7個所)を明瞭にするために、いず
れも直交させた斜線でマークして表示した。
a、2aに跨って保持されるか、一方のピン孔のみで保
持されるかにより、基準部材12に対する移動部材2の
相対的移動が拘束され、又はその移動が許容されること
になる。
には磁石層16aが埋設されており、その磁石層16a
に磁性ピン4の配列及び極性に対応させた所要の着磁部
16bが設けてある。
路1dに差し込めば、その着磁部16bにより、基準部
材12と移動部材2との間に跨って存在する磁性ピン4
は、その一端をシアライン(基準部材12と移動部材2
との対向接触面)に合せることができるので、移動部材
2の基準部材12に対する拘束が解除されることにな
る。
a内で圧縮ばね等のピンばね5及び/又は重力の作用に
より基準部材12に向うように付勢するものであるが、
図2において、磁気カード錠を天地を逆にしてドア等の
取付対象物に組み付けた場合、磁性ピン4は重力によっ
て付勢されることになるので、前記のピンばね5は省略
することができる。
第1ピン孔12aから磁性ピン4が抜け出さないように
するため、基枠1には縦断面がコ字状をなすカバー板2
4が取り付けてあるが、例えば、基準部材12の第1ピ
ン孔12aを貫通させたものではなく、有底のものとし
た場合は、そのカバー板24は省略することができる。
におけるカード挿入通路1dの後方には、適当な大きさ
の空間部1aが設けてあり、その空間部1aには縦軸6
aをもって枢着された伝達レバー6が備えてある。符号
1bは基枠1から空間部1aに向け一体に突出させた取
付部で、その取付部1bに伝達レバー6が枢着されてい
る。
形)がL字状をなすように形成してあり、一端をカード
挿入通路1dの後部開口に対向させ、また、他端を移動
部材2の後方部に対向させるようにして設ける。
揺動作動時の伝達レバー6の一端側を逃がすために蓋板
1e、カバー板24及び基準部材12にそれぞれ設けた
切欠きである。
じて基枠1内に向け突出してあり、移動部材2の後方部
に対向する。移動部材2の後部に設けた空所2bには圧
縮ばね、ねじりばねその他任意の種類の押しばね8が装
着してある。
6によって押圧された時、伝達レバー6は揺動すると共
に、その他端で受け板7及び前記押しばね8を介して移
動部材2を摺動変位させる。
れよりも大きいものが採用されている。従って、伝達レ
バー6が合カード16で押された時は、移動部材2は戻
しばね9の圧縮等の弾性変形に伴って変位するが、その
際、弾力の大きい押しばね8は当初の姿をそのまま保
ち、弾性変形はしない。
け板7は、例えば、押しばね8が装着される移動部材2
の空所2bに移動部材2の変位方向に沿って摺動自在に
装着してあり、伝達レバー6及び押しばね8から成る力
の伝達系統の作動を円滑にするために介装したものであ
るが、この受け板7は必ずしも設けることを要しない。
材12は基枠(1)を兼ねており、移動部材2は基準部
材12に対しカード挿入方向Aに沿う方向に変位できる
ように設けてある。
24は移動部材2側に固定されており、磁性ピン4の付
勢は重力によって行われているので、ピンばねは省略さ
れている。
(基枠1)におけるカード挿入通路1dの後方には、移
動部材2の戻しばね9よりも弾力の大きい押しばね8を
装着する。
通路1dに向け基準部材12内で摺動可能な受け板7を
備え、押しばね8の後方には、移動部材2の後方を直角
に折り曲げて形成した作用片を兼ねる折曲部3を当接さ
せる。
後方への移動は、受け板7及び押しばね8が装着された
空所12bに設けた段部12cで制限される。
の破壊防止装置によれば、カード挿入通路から異カード
又は鉄板等の強靱な薄板が差し込まれても、磁性ピンに
は、異カード又は強靱な薄板による押圧力の全量が剪断
力となって剛的に作用することはなく、その大部分が押
しばねにより逃がされるので、磁性ピンを瞬時に破壊さ
せたり、そのピンに大きな疲労を蓄積させたりすること
もなく、従って、磁石カード錠の破壊による錠機構の不
正解錠を防止できる上、磁石カード錠の寿命を延長させ
る等の効果を奏する。
一部を取り除いて示す平面図。
縦断側面図。
す平面図。
合カードの平面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の第1ピン孔を有する基準部材及び
複数の第2ピン孔を有する移動部材を対向させて設け、
基準部材に対する移動部材の相対的移動を拘束し又は、
許容するために、対応する第1ピン孔及び第2ピン孔に
跨って保持されるか一方のピン孔に保持される任意数の
磁性ピンを備え、移動部材を拘束させた際の磁性ピンを
磁力により作動させてシアラインに合わせるようにする
ための所要の着磁部を備えた合カードを、基準部材又は
移動部材に近接させて差し込めるようにしたカード挿入
通路を設けて成る磁石カード錠において、合カードによ
り直接又は間接的に押動される移動部材の後方側に、移
動部材の戻しばねよりも弾力が大きい押しばねを押動力
を受けるようにして設けたことを特徴とする磁石カード
錠の破壊防止装置。 - 【請求項2】 複数の第1ピン孔を有する基準部材及び
複数の第2ピン孔を有する移動部材を対向させて設け、
基準部材に対する移動部材の相対的移動を拘束し又は許
容するために、対応する第1ピン孔及び第2ピン孔に跨
って保持されるか一方のピン孔に保持される任意数の磁
性ピンを備え、移動部材を拘束させた際の磁性ピンを磁
力により作動させてシアラインに合わせるようにするた
めの所要の着磁部を備えた合カードを、基準部材又は移
動部材に近接させて差し込めるようにしたカード挿入通
路を設けて成る磁石カード錠において、移動部材を受け
る基枠におけるカード挿入通路の後方に、一端を挿入さ
れる合カードに対向させ、他端を移動部材の後方部に対
向させるようにした伝達レバーを枢着し、伝達レバーの
他端と移動部材の後方部との間に移動部材の戻しばねよ
りも弾力が大きい押しばねを移動部材に近接させて設け
たことを特徴とする磁石カード錠の破壊防止装置。 - 【請求項3】 上記伝達レバーの平面形をL字状とした
ことを特徴とする請求項2記載の磁石カード錠の破壊防
止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11204794A JP3593143B2 (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 磁石カード錠の破壊防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11204794A JP3593143B2 (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 磁石カード錠の破壊防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07293066A true JPH07293066A (ja) | 1995-11-07 |
JP3593143B2 JP3593143B2 (ja) | 2004-11-24 |
Family
ID=14576697
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11204794A Expired - Fee Related JP3593143B2 (ja) | 1994-04-27 | 1994-04-27 | 磁石カード錠の破壊防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3593143B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100397667B1 (ko) * | 2001-11-03 | 2003-09-19 | 주웅섭 | 마그네틱카드 도어락 |
-
1994
- 1994-04-27 JP JP11204794A patent/JP3593143B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100397667B1 (ko) * | 2001-11-03 | 2003-09-19 | 주웅섭 | 마그네틱카드 도어락 |
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JP3593143B2 (ja) | 2004-11-24 |
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