JPH0729290U - 折り畳み式網戸 - Google Patents
折り畳み式網戸Info
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- JPH0729290U JPH0729290U JP6364393U JP6364393U JPH0729290U JP H0729290 U JPH0729290 U JP H0729290U JP 6364393 U JP6364393 U JP 6364393U JP 6364393 U JP6364393 U JP 6364393U JP H0729290 U JPH0729290 U JP H0729290U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ネットをアコーディオン式に伸縮させて開閉
する折り畳み式の網戸において、ネットを左右何れの側
からも開閉できるようにする。 【構成】 ネット2の左右両端部に開閉操作用の操作框
3a,3bを取り付け、これらの操作框を網戸枠1に移
動可能に保持させた。
する折り畳み式の網戸において、ネットを左右何れの側
からも開閉できるようにする。 【構成】 ネット2の左右両端部に開閉操作用の操作框
3a,3bを取り付け、これらの操作框を網戸枠1に移
動可能に保持させた。
Description
【0001】
本考案は、ネットをアコーディオン式に伸縮させることにより開閉する折り畳 み式網戸に関するものである。
【0002】
ネットをアコーディオン式に伸縮させることにより横向きに開閉する折り畳み 式網戸は、例えば実開昭5−3591号により公知であるが、従来のこの種のア コーディオン式の網戸は、ネットの一端部を網戸枠における一方の側枠部材に固 定して、ネットの他端部に開閉操作用の操作框を取り付けた構成であるため、ネ ットを左右何れか一方の側、即ち上記操作框を取り付けた側でしか開閉すること ができず、このため、上記網戸が取り付けられている出入口等において、網戸の 使用時に、ネットの固定端側の硝子戸を開けて出入りする必要があるような場合 に、ネットをその位置までほぼ全開しなければならず、防虫効果が著しく損なわ れるという欠点があった。
【0003】
本考案の技術的課題は、ネットをアコーディオン式に伸縮させることにより開 閉する折り畳み式の網戸において、ネットを左右何れの側からも開閉できるよう に構成することにある。
【0004】
上記課題を解決するため、本考案によれば、多数のプリーツを施すことにより アコーディオン式に伸縮自在となしたネットを網戸枠に取り付け、該ネットの伸 縮により開閉自在とした横開き式の網戸において、上記ネットの左右両端部にそ れぞれ開閉操作用の操作框を取り付け、これらの操作框を網戸枠に移動可能に保 持させてなる折り畳み式網戸が提供される。
【0005】
上記構成の網戸は、いずれか一方の操作框を左右に移動させることにより、ネ ットを左右いずれの側からも開閉することができ、左右いずれの側の操作框を開 閉操作するかは、その時の状況に応じて適宜選択することができる。
【0006】
図1乃至図3に示す実施例は、本考案の折り畳み式網戸を、建物開口部におけ る既設のサッシに取り付け可能な横開き式の網戸として構成した場合を示すもの で、図中1は四角形状をなす網戸枠、2は該網戸枠1内に開閉自在に取り付けら れたネット、3a,3bは該ネット2の左右両端部に取り付けられた開閉操作用 の操作框である。
【0007】 上記網戸枠1は、上枠部材1a及び下枠部材1bと左右の側枠部材1c,1d とを、ねじで相互に連結することにより形成され、建物開口部におけるサッシに 適宜手段で固定し得るようになっている。
【0008】 また、上記ネット2は、多数のプリーツをジグザグ状に施すことによりアコー ディオン式に伸縮自在なるように構成したもので、プリーツを縦向きにすること により左右方向に伸縮するように配設され、その上下端は網戸枠1における上枠 部材1a及び下枠部材1bの凹部内にそれぞれ嵌入し、該ネット2の左右両端部 に取り付けられた二つの操作框3a,3bを選択的に操作することにより、左右 何れの側からも開閉し得るように構成されている。
【0009】 上記操作框3a,3bは、それぞれの下端に転輪5を備え、ネット2の開閉時 に該転輪5が下枠部材1bのレール6上を走行するようになっており、走行時の 振れを防いでその走行を安定させるため、各操作框3a,3bの上下端にはそれ ぞれガイド部材7a,8a,7b,8bが突設され、これらのガイド部材7a, 8a,7b,8bが、網戸枠1の上枠部材1a及び下枠部材1bに形成されたガ イド溝9,10にそれぞれ摺動自在に嵌合している。また、各操作框3a,3b におけるネット2の取付面には、凹溝状のネット収容部12a,12bがそれぞ れ形成され、網戸を最大限開放したとき、両操作框3a,3bのネット収容部1 2a,12b同士が相互に当接して、折り畳まれたネット2がこれらのネット収 容部12a,12b間に完全に収容されるようになっている。各操作框3a,3 bの外端面、即ち網戸枠1の側枠部材1c,1dと対向する面には、その中央部 に縦方向の突条13a,13bが形成され、操作框3a,3bを側枠部材1c, 1dに当接させたとき、該突条13a,13bが側枠部材1c,1dに設けた溝 14a,14bに嵌入するように構成されている。
【0010】 上記操作框3a,3bは、いずれか一方を開閉操作するとき、他方は閉鎖位置 に固定的に保持しておくことが必要であるが、該操作框3a,3bはある程度の 重量を有しており、一方ネット2は、それ自体に非常に柔軟性があると同時に、 閉鎖時にも完全に伸び切ることがないように十分余裕を持って伸縮するような長 さに形成されているから、一方の操作框3a,3bを移動させてもその力がネッ ト2を通じて他方の操作框3b,3aに伝わるようなことがなく、従って、固定 側の操作框を網戸枠1の側枠部材に特に係止させる必要はない。しかし、必要に 応じて各操作框3a,3bを、フックやマグネット等の適当な係止手段を用いて 側枠部材1c,1dに係脱自在とすることもできる。
【0011】 上記ネット2の開閉操作時に、操作框3a,3bが傾くことによって開閉操作 が不円滑になるのを防止し、該操作框3a,3bを鉛直に保持することによって その上下端を確実に平行移動させ得るようにするため、平行移動機構が設けられ ている。この平行移動機構は、各操作框3a,3bの上半部及び下半部にそれぞ れ張紐の一端を固定し、それらの張紐を、網戸枠1に設けたプーリや固定ガイド 等の転向子に適宜巻き掛けると共に、上下の枠部材1a,1bや側枠部材1c, 1d及びネット2内を通して一旦他方の操作框3b,3a側に導いたうえで、そ の他端を、該張紐の先端が固定されている上記操作框3a,3bの下半部及び上 半部にそれぞれ固定したもので、操作框3a,3bの上半部又は下半部を持って 動かした場合でも、上記張紐を通じて操作框3a,3bの下半部又は上半部にも 同じ大きさの力が同じ方向に加わるようにし、それによって、該操作框3a,3 bの鉛直が保持されて上下両端部が水平移動するように構成したものである。
【0012】 図1に示す平行移動機構について、それを模式的に示す図4と共に更に詳細に 説明すると、一方の操作框3aの上半部及び下半部にはそれぞれ張紐20,21 の一端が固定され、これらの張紐20,21は、それぞれ上枠部材1a及び下枠 部材1b内を通じて他方の操作框3b側に導かれ、該操作框3bと対向する側枠 部材1dの上端部及び下端部の転向子22,23に巻き掛けられて折り返された あと、反対側の側枠部材1cの上端部及び下端部に設けられた転向子24,25 にそれぞれ巻き掛けられて下向き及び上向きに変向されると共に、該側枠部材1 cの下端部及び上端部に位置する上記転向子25,24又はそれらに並設された 他の転向子に巻き掛けられて下枠部材1b及び上枠部材1a内に導かれ、最後に 上記操作框3a内に導かれて、その先端が該操作框3aの下半部及び上半部にそ れぞれ固定されている。
【0013】 また、他方の操作框3bの上半部及び下半部にもそれぞれ別の張紐30,31 の一端が固定され、これらの張紐30,31は、該操作框3bの上端部及び下端 部の転向子32,33にそれぞれ巻き掛けられることにより変向され、ネット2 を水平に貫通して他方の操作框3a側に導かれ、該操作框3aの上端部及び下端 部の転向子34,35にそれぞれ巻き掛けられて下向き及び上向きに向きを変え たあと、該操作框3aの下端部及び上端部の転向子36,37を経て、側枠部材 1cの上記転向子25,24又はそれらに並設された他の転向子に巻き掛けられ て折り返され、下枠部材1b及び上枠部材1aの内部を通じて反対側の側枠部材 1dの下端部及び上端部の上記転向子23,22、又はそれらに並設された他の 転向子に巻き掛けられることにより再び折り返され、最後に上記操作框3bの下 端部及び上端部の転向子38,39に巻き掛けられたあと、その先端が該操作框 3bの下半部及び上半部にそれぞれ固定されている。
【0014】 従って、いずれの操作框3a,3bを開閉操作する場合においても、その操作 框3a,3bを上半部側又は下半部側を持って動かしたとしても、上記各張紐を 通じて該操作框3a,3bの下半部又は上半部にも同じ大きさの力が同じ方向に 加わるため、該操作框3a,3bは確実に鉛直を保持したまま上下両端部が水平 移動することになり、これにより、ネット2を安定的に開閉操作することができ る。
【0015】 上記構成を有する網戸は、一方の操作框3a又は3bをそれに対応する側枠部 材1c又は1dに当接する閉鎖位置に固定状態に保持したまま、他方の操作框3 b又は3aを左右に移動させて開閉するが、左右の操作框3a,3bのうちいず れを固定し又は開閉操作するかは、その時の状況に応じて適宜選択することがで き、これによりネット2を左右いずれの側からも開閉することができる。 また、例えば上記網戸を取り付けた建物開口部が4枚の硝子戸が有していて、 中間の1枚又は2枚の硝子戸を開放した状態でその開放部分のみをネット2で覆 う必要があるような場合には、該ネット2及び両操作框3a,3bを図1に示す ような中間位置に保持することもできる。
【0016】 図5乃至図8は、それぞれ操作框3a,3bを平行移動させるための平行移動 機構の異なる構成例を模式的に示すものである。 このうち図5に示す平行移動機構は、4本の張紐40,41,42,43を図 1のものとは異なる経路を経て張設したもので、その他の構成は図1のものと同 じである。
【0017】 また、図6に示す平行移動機構は、4本の張紐45,46,47,48を全て 一方の操作框3bの上半部と下半部との間に張設したもので、この内の2本の張 紐45,46を他方の操作框3aを経由して張設することにより、該操作框3a に張紐を固定しなくても、それを開閉操作するとき上半部及び下半部に同じ力が 作用するようにしている。この場合、張紐の両端を固定した図の左方の操作框3 bを左方向即ちネット2を閉じる方向に動かす際に、張紐45,46を介して右 側の操作框3aが左方向に引っ張られて移動するのを防止するため、網戸枠1に おける右側の側枠部材1cにフック等の係止手段49を設け、該係止手段49に 操作框3aを係止させるようにしている。
【0018】 図7に示す平行移動機構は、各操作框3a,3bの上半部と下半部との間に、 それぞれ1本の張紐50,51を互いに他方の操作框3b,3aを経由して張設 したものである。この平行移動機構においては、左右何れの操作框3a,3bを ネット2を閉じる方向に動かすときにも、張紐50,51を介して反対側の操作 框3a,3bが同じ方向に引っ張られるため、網戸枠1の左右の側枠部材1c, 1dにそれぞれ係止手段52,53を設け、該係止手段に操作框3a,3bを係 止させるようにしている。
【0019】 更に、図8に示す平行移動機構は、網戸枠1の上枠部材1aと下枠部材1b及 び側枠部材1d内においてループ状に張り渡した張紐55を、それぞれ左右の操 作框3a,3bにおける上下のガイド部材7a,8a,7b,8bに固定するこ とにより、両操作框3a,3bを相互に連動して同期的に開閉するように構成し たものである。また、ネット2及び操作框3a,3bの上半部及び下半部には、 該ネット2の緩みを防止して張設状態を安定化する張紐56,57がそれぞれ設 けられ、これらの張紐56,57の両端がそれぞれ左右の側枠部材1c,1dの 上端部及び下端部に固定されている。
【0020】 なお、上記折り畳み式網戸は、既設のサッシに取り付ける場合だけでなく、建 物開口部に直接的に取り付けるなど、任意の態様で設置することができることは いうまでもない。
【0021】
以上に詳述した如く、本考案の折り畳み式網戸によれば、ネットの左右両端部 にそれぞれ開閉操作用の操作框を取り付けることにより、該ネットを左右何れの 側からも開閉することができる。
【図1】本考案にかかる折り畳み式網戸の一実施例を示
す正面図である。
す正面図である。
【図2】図1におけるA−A線での断面図である。
【図3】図1におけるB−B線での断面図である。
【図4】図1における操作框の平行移動機構の構成を模
式的に示す説明図である。
式的に示す説明図である。
【図5】操作框の平行移動機構の異なる構成例を模式的
に示す説明図である。
に示す説明図である。
【図6】操作框の平行移動機構の更に異なる構成例を模
式的に示す説明図である。
式的に示す説明図である。
【図7】操作框の平行移動機構の更に異なる構成例を模
式的に示す説明図である。
式的に示す説明図である。
【図8】操作框の平行移動機構の更に異なる構成例を模
式的に示す説明図である。
式的に示す説明図である。
1 網戸枠 2 ネット 3a,3b 操作框
Claims (1)
- 【請求項1】多数のプリーツを施すことによりアコーデ
ィオン式に伸縮自在となしたネットを網戸枠に取り付
け、該ネットを伸縮させることにより開閉自在とした横
開き式の網戸において、 上記ネットの左右両端部にそれぞれ開閉操作用の操作框
を取り付け、これらの操作框を網戸枠に移動可能に保持
させた、 ことを特徴とする折り畳み式網戸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993063643U JP2575803Y2 (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | 折り畳み式網戸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993063643U JP2575803Y2 (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | 折り畳み式網戸 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0729290U true JPH0729290U (ja) | 1995-06-02 |
JP2575803Y2 JP2575803Y2 (ja) | 1998-07-02 |
Family
ID=13235249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993063643U Expired - Lifetime JP2575803Y2 (ja) | 1993-11-02 | 1993-11-02 | 折り畳み式網戸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2575803Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05256071A (ja) * | 1992-03-12 | 1993-10-05 | Fujisash Co | 組付け網戸装置 |
-
1993
- 1993-11-02 JP JP1993063643U patent/JP2575803Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05256071A (ja) * | 1992-03-12 | 1993-10-05 | Fujisash Co | 組付け網戸装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2575803Y2 (ja) | 1998-07-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |