JPH0729283Y2 - ロッドレスシリンダにおけるピストンヘッドの結合機構 - Google Patents

ロッドレスシリンダにおけるピストンヘッドの結合機構

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JPH0729283Y2
JPH0729283Y2 JP1988109285U JP10928588U JPH0729283Y2 JP H0729283 Y2 JPH0729283 Y2 JP H0729283Y2 JP 1988109285 U JP1988109285 U JP 1988109285U JP 10928588 U JP10928588 U JP 10928588U JP H0729283 Y2 JPH0729283 Y2 JP H0729283Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本願は、ロッドレスシリンダにおけるピストンヘッドの
結合機構、詳しくはピストンアクスルとピストンヘッド
の結合機構に係り、シリンダ径の小さなロッドレスシリ
ンダに適用して特に有効なものである。
従来の技術とその問題点 シリンダ径の大きなロッドレスシリンダの場合、ピスト
ンアクスルとピストンヘッドとの係合は、取付部分が比
較的大きく所望の加工が可能であるので格別問題は生じ
ない。然しながらシリンダ径が直径16又は25mm程度の小
径になると、上記大径のロッドレスシリンダと同様の結
合方法を採用することは加工上に問題があり極めて困難
である。従って従来これ等小径のものは、耐摩耗性を有
するポリアミド、ポリアセタール等のエンジニアリング
プラスチックの素材でピストンヘッドを成型し、これを
接着剤でピストンアクスルに接着していた。然しながら
この接着による結合は、接着後約80℃の温度で30分間加
熱することが必要なので、結合に時間を要するばかりで
なく加熱炉や炉内でピストンを保持する治具を必要とし
て作業性やコスト面で好ましくなく、更に接着に100%
の信頼は望み得ずシリンダに組付後に脱落すると機能低
下を来たす。
問題点を解決するための手段 以下に鑑み本願は、シリンダバレル内に収納されるピス
トンアクスルの両端部に、ピストンパッキンの嵌合溝を
有するピストンヘッドを結合するロッドレスシリンダに
おけるピストンヘッドの結合機構であって、ピストンア
クスル両端部外周には、ピストンアクスル中心軸線の両
側に夫々係合溝を設け、ピストンヘッドをプラスチック
スで成型し、ピストンヘッドの外部嵌合筒体外周面をシ
リンダバレル内周面と摺接する面とし、この外部嵌合筒
体の内側に形成した環状の嵌合部にピストンアクスル端
部を嵌合し、外部環状筒体からは係合舌片を、ピストン
アクスルの長手方向中心に向けて前記係合溝に対応して
延出し、係合舌片の先端に内側へ向けて係合突部を突設
し、ピストンアクスル端部にピストンヘッドを軸方向か
ら嵌合する際に、係合突部がピストンアクスル外周面に
乗り上げて係合舌片を弾性変形して反り返らせた後、係
合溝と対向すると弾性により旧に復して係合溝に係合突
部を係合するように構成したことを特徴とし、きわめて
簡単に、ワンタッチでピストンアクスルにピストンヘッ
ドを装着出来、かつ、その結合は、信頼度が高い。
実施例 以下本願を、実施例を示す図面により詳細に説明する。
最初に、ピストンヘッド1は以下の如くである。ピスト
ンヘッド1は前記したようにポリアミド、ポリアセター
ル等のエンジニアリングプラスチックの素材で略円筒状
に一体成型され、2は外部嵌合筒体で、その外周面は、
シリンダバレル25内へピストンアクスル18とともに収納
されたとき、シリンダバレル25の内周面25aに摺接する
面になっている。また、3は内部嵌合筒体で、内部嵌合
筒体3の中空部4にはクッションパイプ5が収納される
ようになっており、該内部嵌合筒体3は外部嵌合筒体2
より所定寸法だけ突出するとともにその底部は閉鎖さ
れ、両嵌合筒体2、3の間には円環状の嵌合部6が構成
されている。
次に7は係合舌片で、この係合舌片7は、外部嵌合筒体
2の一部を、ピストンアクスル18の長手方向中心側に向
けて延出して設けられ、後述の係合溝28と対応して、左
右両側に相対するように設けてあり、各係合舌片7の先
端には、内側へ向かって楔形の係合突部8が突設されて
いる。係合舌片7の基部9は第2図、第3図に示すよう
に内側に僅かに突出するとともに、その内側面側が平面
状の接触面10となっており、基部9の両側には係合舌片
7の弾性を助長するための割溝11を設けている。12は上
記内部嵌合筒体3の中空部4前面側に設けたクッション
レール13の嵌合溝で、クッションレール13の脱落を防止
する係止突起14が設けられている。尚図中15はピストン
パッキン16の嵌合溝、又17は、外部嵌合筒体2の外周上
面部に設けたインナーシールバンド23の案内溝である。
18はピストンアクスル又19はピストンヨークで、アルミ
合金にて一体的に成型されている。而してピストンアク
スル18は第1図に示すように、両側部を残してその中間
部のみがピストンヨーク19と一体に連続した相対する二
枚の弧状片20、21からなり、両弧状片20、21の上側両側
部に構成された空間部が、インナーシールバンド23の通
路22となっている。又ピストンヨーク19の上下両面は、
アウターシールバンド23aとインナーシールバンド23と
の摺接を円滑にするために湾曲面とされ、上面側にピス
トンマウント24が取付けられており、以上のように構成
されたピストンアクスル18とピストンヨーク19をシリン
ダバレル25に収納すると、ピストンヨーク19の略半分が
スリット26からシリンダバレル25外に突出する。
而してピストンアクスル18を構成する二枚の弧状片20、
21の両端部には、前記ピストンヘッド1に設けた係合舌
片7の基部9に対応させ、外周面を削切して設けた平面
状の受面27を構成するとともに、該受面27の内側即ちピ
ストンアクスル18の中心部側に、係合舌片7の係合突部
8が係合する係合溝28が、ピストンアクスル18の中心軸
線の両側(インナーシールバンド23の案内溝17を挾んだ
バンド幅方向両側)に夫々設けられている。
以上のように構成されたピストンアクスル18と、ピスト
ンヘッド1との結合は以下のようにして行なわれる。ピ
ストンヘツド1の係合舌片7とピストンアクスル18の受
面27とを一致させ、ピストンヘッド1をピストンアクス
ル18の端面に軸方向から挿入すると、内部嵌合筒体3が
弧状片20、21の間に嵌合するとともに嵌合部6内にピス
トンアクスル18の端部が嵌合し、この嵌合に伴ない、係
合突部8はピストンアクスル18の外周面に乗り上げ、係
合舌片7を反り返るように弾性変形させ、ピストンアク
スル18にピストンヘッド1が完全に嵌合すると、係合突
部8と係合溝28とが一致するので係合舌片7は弾性によ
って旧に復し、係合突部8は係合溝28に弾性的に係合し
てピストンアクスル18とピストンヘッド1とは一体的に
結合される。而して係合舌片7の弾性は、素材そのもの
の弾性と基部9の両側に設けた割溝11の効果とにより更
に助長されて円滑な結合が行なわれ、又基部9は、前記
の如く肉厚となって補強されているので反り返る際に折
損したり塑性変形を起すことがない。上記したように両
者が結合すると、接触面10と受面27とが密接してピスト
ンヘッド1の円周方向を位置決めするので、案内溝17は
常に第3図に示す所定の位置を維持し、インナーシール
バンド23の案内に支障を来たすことはない。
以上詳記したようにして、ピストンヘッド1を結合した
ピストンアクスル18をシリンダバレル25内に収納する
と、第1図及び第2図から明らかなように、係合舌片7
はシリンダバレル25の内周面25aに接しているので、ど
のような過酷な使用条件で使用しても係合突部8の係合
が脱することはない。又外部嵌合筒体2は、その外周面
がシリンダバレル25の内周面25aに接して摺動するの
で、従来のようにウエアリングを別個に取付ける必要は
ない。
考案の効果 以上詳記したように本願は、シリンダバレル内に収納さ
れるピストンアクスルの両端部に、ピストンパッキンの
嵌合溝を有するピストンヘッドを結合するロッドレスシ
リンダにおけるピストンヘッドの結合機構であって、ピ
ストンアクスル両端部外周には、ピストンアクスル中心
軸線の両側に夫々係合溝を設け、ピストンヘッドをプラ
スチックスで成型し、ピストンヘッドの外部嵌合筒体外
周面をシリンダバレル内周面と摺接する面とし、この外
部嵌合筒体の内側に形成した環状の嵌合部にピストンア
クスル端部を嵌合し、外部環状筒体からは係合舌片を、
ピストンアクスルの長手方向中心に向けて前記係合溝に
対応して延出し、係合舌片の先端に内側に向けて係合突
部を突設し、ピストンアクスル端部にピストンヘッドを
軸方向から嵌合する際に、係合突部がピストンアクスル
外周面に乗り上げて係合舌片を弾性変形して反り返らせ
た後、係合溝と対向すると弾性により旧に復して係合溝
に係合突部を係合するように構成したので、ピストンア
クスルにピストンヘツドをワンタッチで装着でき、従来
に較べて作業時間を格段に短縮できるばかりか、加熱炉
やその他の治工具を不要にでき、製造コストを低減する
ことができる。また、係合舌片を弾性変形させて結合す
るために、比較的小さな押込力で結合作業ができ、組立
て作業が楽になる。しかも、このように組立て作業が楽
なものでも、結合状態において、係合舌片は嵌合途中で
の弾性変形が旧に復しているために、係合舌片が外方に
拡がって取り付けられる恐れは全く無く、従って、きわ
めて高い結合状態を保ったまま、シリンダバレル内を円
滑に移動することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本願実施の一例を示し、第1図は一部を省略し、
ピストンアクスルの右側端部を除いた他の部分の断面
図、第2図は第1図II−II線断面図、第3図は第1図II
I−III線断面図、第4図はピストンヘッドの拡大前面
図、第5図は第4図の背面図、第6図は第5図の側面
図、第7図は第4図VI−VI線断面図である。 1……ピストンヘッド、2……外部嵌合筒体、3……内
部嵌合筒体、6……嵌合部、7……係合舌片、8……係
合突部、9……基部、10……接触面、11……割溝、17…
…案内溝、18……ピストンアクスル、20、21……弧状
片、25……シリンダバレル、25a……内周面、27……受
面、28……係合溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダバレル内に収納されるピストンア
    クスルの両端部に、ピストンパッキンの嵌合溝を有する
    ピストンヘッドを結合するロッドレスシリンダにおける
    ピストンヘッドの結合機構であって、ピストンアクスル
    両端部外周には、ピストンアクスル中心軸線の両側に夫
    々係合溝を設け、ピストンヘッドをプラスチックスで成
    型し、ピストンヘッドの外部嵌合筒体外周面をシリンダ
    バレル内周面と摺接する面とし、この外部嵌合筒体の内
    側に形成した環状の嵌合部にピストンアクスル端部を嵌
    合し、外部環状筒体からは係合舌片を、ピストンアクス
    ルの長手方向中心に向けて前記係合溝に対応して延出
    し、係合舌片の先端に内側へ向けて係合突部を突設し、
    ピストンアクスル端部にピストンヘッドを軸方向から嵌
    合する際に、係合突部がピストンアクスル外周面に乗り
    上げて係合舌片を弾性変形して反り返らせた後、係合溝
    と対向すると弾性により旧に復して係合溝に係合突部を
    係合するように構成したことを特徴とするロッドレスシ
    リンダにおけるピストンヘッドの結合機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59165290U (ja) * 1983-04-22 1984-11-06 株式会社 昭和製作所 フロントフオ−クのピストン構造
JPS6396305A (ja) * 1986-10-11 1988-04-27 Akio Matsui ロツドレスシリンダ

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JPH0230505U (ja) 1990-02-27

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