JPH07292262A - 金型清掃用樹脂組成物 - Google Patents

金型清掃用樹脂組成物

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JPH07292262A JP6107391A JP10739194A JPH07292262A JP H07292262 A JPH07292262 A JP H07292262A JP 6107391 A JP6107391 A JP 6107391A JP 10739194 A JP10739194 A JP 10739194A JP H07292262 A JPH07292262 A JP H07292262A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 硬化製樹脂成形材料の自動成形時における金
型表面の汚れを、広範囲の金型清掃成形条件において好
適に清掃する。 【構成】 硬化性樹脂,有機及び無機フィラー、添加剤
からなる金型清掃用樹脂組成物であって、キュラストメ
ーターにおける硬化速度が、金型表面温度145℃での
T90値が280秒〜420秒である金型清掃用樹脂組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は硬化性樹脂成形材料の自
動成形において、自動成形機の金型表面の汚れを清掃す
る金型清掃用樹脂組成物に関し、特に広範囲の成形条件
で良好な金型清掃効果を示す金型清掃用樹脂組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、エポキシ樹脂等の硬化性樹脂によ
る集積回路等の封止成形物(以下IC・LSIと略記す
る)の成形は、一回に数百個の成形品をトランスファー
成形する方法が一般的であり、数百個取りの大きな金型
を使用して、大きなタブレット状成形材料を用い、手動
で成形していた。
【0003】しかしながら長時間成形を続けると金型内
部表面が汚れ、そのまま連続して成形を続けると、成形
品の表面が汚れたり、成形品が金型に付着して成形作業
が続けられなくなる場合が多々あった。そのため、金型
を定期的に清掃する必要があり、成形材料数百ショット
成形する毎に数ショットの割合で金型清掃用樹脂を成形
して金型清掃を行う方法が提案されている。
【0004】例えば特公昭52-788号公報には「硬化性樹
脂成形材料(但しアミノ系樹脂成形材料を除く)の成形
時における金型表面の汚れをアミノ系樹脂を主体とする
材料で成形することによって、清掃する方法」が提案さ
れ、アミノ系樹脂、有機質基材及び/又は無機質基材、
離型剤からなる金型清掃用樹脂組成物が開示されてい
る。また特公昭64-10162号公報にはアミノ系樹脂とフェ
ノール樹脂の共縮合樹脂と新モース硬度6〜15の鉱物性
粉体を含有してなる金型清掃用樹脂組成物が開示されて
いる。
【0005】これらの金型清掃用樹脂組成物は、成形材
料と同一サイズのタブレット状で用いられることが多
く、タブレットの内温が90℃〜110℃になるように予熱
した後、成形することによって金型全体に充填され、硬
化時に金型表面の汚れを取り込むことにより金型表面を
清掃するのである。
【0006】近年、成形の無人化、クリーン化の要請に
より、硬化性樹脂自動成形機が開発され、成形の自動化
が広く行われるようになってきた。この自動成形機は、
IC・LSI等を、数個〜十数個取りの小さな金型で成
形するのであるが、ミニタブレットをポットに供給し、
ポット内において予熱されながら成形が行われ、その後
成形品を自動的に取り出すという一連の工程を自動的に
繰り返す成形方法をとっている。
【0007】一方IC・LSI等の高集積化、薄型化、
表面実装化に伴い、成形品の形状、構造の多様化が進ん
でおり、多品種の各成形品に最適な成形温度条件、成形
時間の組み合せも多様化している。自動成形機において
は設定した成形条件を無人で繰り返し効率良く成形する
ことが特徴であり、成形の中断、条件変更等は極力避け
なければならない課題であった。
【発明が解決しようとする課題】
【0008】このような状況下では、金型清掃作業を実
施するために自動成形機を止め、金型清掃用樹脂組成物
の成形条件を再設定して金型清掃作業を行うことは極め
て不合理かつ不経済であり、成形用硬化性樹脂ミニタブ
レットと同一の成形条件で清掃用樹脂ミニタブレットの
成形を行うことにより金型清掃作業を実施する必要がで
てきた。
【0009】そこで、特公昭52-788号公報等に記載され
ているような、従来知られている金型清掃用樹脂組成物
をミニタブレット化し、自動成形機の金型清掃用に用い
ることが一般に行われている。しかしながらこれらの金
型清掃用樹脂組成物では、一般に大きなタブレットを予
熱成形した場合の成形性向上や清掃作業時間の短縮を目
的として組成が決定されているため、ミニタブレット無
予熱成形という自動成形機特有の条件下で、良好にな金
型清掃効果を示す成形範囲が限られ、清掃効果が不十分
である成形条件で清掃作業を実施する場合には、清掃シ
ョット数を増やすことによって対応せざるを得なかっ
た。
【0010】例えば特公昭52-788号公報で例示されてい
るような金型清掃用樹脂組成物をミニタブレット化し金
型清掃に使用した場合には、硬化が遅すぎて、低温の成
形条件下で清掃用樹脂のふくれが発生し、低温自動成形
時の金型清掃には使用できなかった。
【0011】また特公昭64-10162等に例示されている金
型清掃用樹脂組成物をミニタブレット化して使用した場
合には、硬化が速すぎ、硬化性樹脂成形条件が比較的低
温の条件では清掃効果があるものの、高温自動成形の条
件下では通常の2倍のショット数清掃しても自動成形機
金型を好適に清掃することはできなかった。
【0012】多種多様の成形品に対応する多種多様な成
形条件毎に、それぞれ好適な清掃効果を示す金型清掃用
樹脂組成物を使い分けることなど、作業性、経済性の面
から不可能であり、自動成形機金型の清掃作業において
広範囲の成形条件で好適な金型清掃効果を示す金型清掃
用樹脂組成物が要求されていたのである。
【0013】本発明者らは、前記課題を解決すべく研究
を進めた結果、キュラストメータにおける硬化挙動が清
掃用樹脂組成物の好適清掃範囲に密接な関係があるこ
と、特定範囲の硬化速度の清掃用樹脂組成物が広範囲の
成形条件で好適な金型清掃効果を示すことを見い出し、
本発明を完成した。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決すべくなされたものであり、硬化性樹脂成形材料の自
動成形時、金型表面の汚れを取り除くことを特徴とする
メラミン系樹脂組成物において、キュラストメーターに
おける硬化速度が金型表面温度145℃でのT90値が2
80秒〜420秒であることを特徴とする金型清掃用樹
脂組成物に関するものである。
【0015】以下本発明を詳細に説明する。
【0016】本発明における樹脂組成物とはメラミン樹
脂、メラミン−フェノール共縮合物またはメラミン−ユ
リア共縮合物等を示すものであって、メラミン−フェノ
ール共縮合物は、メラミン等のトリアジン類、フェノー
ル類、ホルムアルデヒド等のアルデヒド類等から共縮合
されてなるものであり、メラミン−ユリア共縮合樹脂
は、メラミン等のトリアジン類、ユリア類、アルデヒド
類から共縮合されてなるものである。
【0017】また上記メラミン樹脂は、メラミン等のト
リアジン類とアルデヒド類とを縮合して得られるもので
あり、ユリア樹脂はユリア類とアルデヒド類とを縮合し
て得られるものである。上記トリアジン類としては、メ
ラミンの他に、該トリアジン類100重量%に対して、
例えば、ベンゾグアニジン、アセトグアナミン等のメラ
ミン以外のトリアジン類を30重量%以下含有していて
もよい。
【0018】また上記もフェノール類としては、フェノ
ールのほかに、該フェノール類100重量%に対して、
例えば、クレゾール、キシレノール、エチルフェノー
ル、ブチルフェノール等のフェノール以外のフェノール
類を30重量%以下含有していてもよい。さらに上記の
アルデヒド類としては、ホルムアルデヒドのほかに、例
えば、パラホルム、アセトアルデヒドなどのホルムアル
デヒド類を含有していてもよい。
【0019】更に又、本発明で用いる樹脂組成物は、こ
れとブレンド可能な副次量の他の樹脂類を、本発明組成
物の前記改善性質に悪影響を与えない量で配合すること
ができる。このような樹脂の例としては、アルキッド樹
脂、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ樹
脂、ゴム類などを例示できる。
【0020】本発明の金型清掃用樹脂組成物は、既述の
樹脂の他に鉱物性粉体を含有してなる。例えばコランダ
ム、エメリー、ざくろ石、ケイ石等の天然材及びケイ
素、鉄、チタン、ナトリウム、カルシウム、マグネシウ
ム、アルミニウム、クロム、ホウ素等の酸化物もしくは
炭化物が好ましく、これらの化合物としては、酸化ケイ
素、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、炭化ケイ
素、炭化ホウ素等を挙げることができる。
【0021】上記鉱物質粉体の粒度は特に限定されるわ
けではないが一般に#10〜#8000、好ましくは#
50〜4000、更に好ましくは#100〜#2000
であるのがよい。#8000より粒度が小さくなると清
掃効果が悪くなり、取扱い時粉塵が発生し作業環境が悪
化する等の欠点が生じやすく、#10より粒度が大きく
なると金型の損傷、清掃の不均一等の欠点が生じ易い。
【0022】また、前記鉱物質粉体の使用量は特に限定
されるわけではないが本発明の金型清掃用樹脂組成物1
00重量部に対して10重量部〜90重量部、好ましく
は10重量部〜30重量部、更に好ましくは17重量部
〜29重量部である。
【0023】本発明組成物は、既述の鉱物質粉体の他
に、他の無機もしくは有機充填剤、着色剤、硬化触媒、
滑剤、抗酸化剤などの他の添加物を含有していてよい。
そのような添加剤の例としては、例えば、パルプ、木
粉、ビニロン繊維、ガラス粉、ガラス繊維、無処理炭酸
カルシウム、タルク、水酸化アルミニウム、硫酸バリウ
ム、硫化亜鉛の如き他の無機もしくは有機充填剤;例え
ば、酸化チタン、カーボンブラック、亜鉛華、カドミウ
ムイエロー、ベンガラ等の無機顔料、フタロシアニン
系、アゾ系、ジアゾ系等の有機顔料、ベンゾオキサゾー
ル系、ナフトトリアゾール系、コーマリン系等の蛍光顔
料、アンスラキノン系、インジコ系、アゾ系等の染料の
如き着色剤;例えば、無水フタル酸、蓚酸、スルファミ
ン酸、パラトルエンスルホン酸等の有機酸、塩酸、硫酸
等の無機酸、これら酸類とトリエチルアミン、トリエタ
ノールアミン、β−ジメチルアミノエタノール、2−メ
チル−2−アミノ−1−プロパノール等との塩類の如き
硬化触媒;例えばステアリン酸カルシウム、ステアリン
酸亜鉛、ステアロアミド、メチロールステアロアミド、
メチレンビスステアロアミド、パラトルエンスルホン酸
アミド、セチルアルコール、パラフィン、シリコンオイ
ルの如き滑剤;例えばナフチルアミン系抗酸化剤、p−
フェニレンジアミン系抗酸化剤、チオビスフェノール系
抗酸化剤の如き抗酸化剤などをあげることができる。
【0024】また前記パルプとしては藁パルプ、竹パル
プ、木材パルプ(針葉樹パルプ、広葉樹パルプ)等が使
用され、また化学パルプ、機械パルプのいずれを使用し
てもよい。また前記パルプ、木粉等のセルロース充填材
のサイズは特に限定されないが、一般には5μ〜100
0μ、好ましくは10μ〜200μ程度がよい。またセ
ルロースの量は、前記のアミノ系樹脂100重量部に対
して、15重量部〜70重量部、好ましくは20重量部
〜60重量部が一般に使用される。
【0025】本発明組成物の調整に際してはアミノ系樹
脂、鉱物質類粉体、所望により他の副次量の樹脂、添加
剤類を均一に混合し得る任意の手段が採用できる。例え
ばニーダー、リボンブレンダー、ヘンシェルミキサー、
ボールミル、ロール練り、らいかい機、タンブラー等を
例示できる。
【0026】前記の原料物質を配合し、前記の方法で製
造することにより、キュラストメーターによるT90値が
金型表面温度145℃で280秒〜420秒好ましくは
300秒〜400秒であるような金型清掃用樹脂組成
物を製造する。T90値が大き過ぎる組成物では、自動成
形が低温で実施されると、成形時間によっては、成形時
にふくれが発生し、清掃材料自身が金型に残存して清掃
効果が悪くなる。一方T90値が小さ過ぎる材料では自動
成形が高温条件で実施されると清掃効果が低下するた
め、好適に清掃するためにショット数を増やさなければ
ならない。
【0027】本発明の組成物を用いて金型を清掃できる
硬化性樹脂成形材料としては、例えば、エポキシ樹脂成
形材料、フェノール樹脂成形材料等、好ましくは、エポ
キシ樹脂成形材料であり、特に半導体封止用エポキシ樹
脂成形材料である。また、本発明の金型清掃用樹脂組成
物が適用される金型としては、該硬化樹脂成形材料を自
動成形する際に使用する金型ならいかなる金型にも使用
できるが、一般には鉄、クロム等よりなる金型が適用で
きる。
【0028】本発明の組成を有する金型清掃用樹脂組成
物は、これを硬化性樹脂成形材料の自動成形金型の清掃
に使用すると、従来の清掃用材料と比較して、広範囲の
温度条件、硬化時間範囲で良好な清掃効果を示す。
【0029】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
る。なお、硬化速度の測定は以下の方法によって実施し
た。
【0030】(1)キュラストメーターによる硬化速度
(T90値)の測定 市販のJSR型キュラストメーターにて、金型表面温度
145℃とし、一定振幅の振動変形を与え、硬化時間に
対する金型清掃用樹脂組成物の発生応力変化を検出す
る。応力変化がほぼ一定となった最高値を100%と
し、硬化開始から応力最高値の90%にあたる発生応力
になるまでの時間をT90値(秒)とする。
【0031】実施例1 メラミン346重量部とフェノール131重量部とホル
マリン(37%水溶液)522重量部、水酸化カリウム
4重量部を攪拌機付きの反応槽中で加熱反応し、公知の
方法でメラミンーフェノール共縮合樹脂液を作る。この
樹脂液を減圧乾燥し、粉末化したもの70重量部、粒度
#200の硅石粉20重量部、更に粉末パルプ9.5重
量部に、安息香酸を0.05重量部、ステアリン酸亜鉛
を0.5重量部加え、ボールミルにて粉砕して金型清掃
用樹脂組成物Aを得た。得られた金型清掃用樹脂組成物
のT90値は、金型表面温度145℃で355秒であっ
た。清掃効果の試験結果を表−1、に記す。試験結果か
ら判るように、広範囲の清掃成形条件で良好な清掃効果
が得られた。
【0032】実施例2 実施例1と同様な方法でホルマリンの添加量を730重
量部として樹脂粉末を製造し、粉末化したもの70重量
部、粒度#200の硅石粉20重量部、更に粉末パルプ
9.5重量部、ステアリン酸亜鉛を0.5重量部加え、ボ
ールミルにて粉砕して金型清掃用樹脂組成物Bを得た。
得られた金型清掃用樹脂組成物のT90値は、金型表面温
度145℃で362秒であった。清掃効果の試験結果を
表−1に記す。試験結果から判るように、広範囲の清掃
成形条件で良好な清掃効果が得られた。
【0033】実施例3 メラミン360重量部とユリア90重量部とホルマリン
(37%水溶液)550重量部を用いて、公知の方法に
てメラミン−ユリア共縮合樹脂液を作り、減圧乾燥させ
粉末としたもの60重量部、粒度#1000の石英粉2
0重量部、更に粉末パルプ20重量部に無水フタル酸
0.04重量部、ステアリン酸亜鉛0.5重量部を加え、
ボールミルで粉砕して金型清掃用樹脂組成物Cを得た。
得られた金型清掃用樹脂組成物のT90値は、金型表面温
度145℃で318秒であった。清掃効果の試験結果を
表1に記す。試験結果から判るように、広範囲の清掃成
形条件で良好な清掃効果が得られた。
【0034】実施例4 実施例1と同様な方法で、メラミンフェノール共縮合樹
脂粉末を製造し、粉末70重量部、粒度#600の硅石
粉20部に安息香酸を0.015重量部、更に木粉12
重量部、ステアリン酸亜鉛を0.5重量部加え、ボール
ミルにて粉砕して金型清掃用樹脂組成物Dを得た。得ら
れた金型清掃用樹脂組成物のT90値は、金型表面温度1
45℃で402秒であった。清掃効果の試験結果を表−
1に記す。試験結果から判るように、広範囲の清掃成形
条件で良好な清掃効果が得られた。
【0035】比較例1 実施例1と同様な方法で、安息香酸の添加量を0.15
重量部とし、金型表面温度145℃でのT90値が210
秒である金型清掃用樹脂組成物Eを製造した。
【0036】比較例2 実施例1と同様な方法で、安息香酸の添加量を0とし、
金型表面温度145℃でのT90値が460秒である金型
清掃用樹脂組成物Fを製造した。
【0037】A〜Fの金型清掃用樹脂組成物を用いて下
記の試験方法により金型清掃試験を実施した結果を表−
1に示す。
【0038】試験方法 市販のエポキシ樹脂成形材料(日東電工(株)社製ニト
ロンMP)ミニタブレットを用い、自動成形機用の金型
で封止成形品を400ショットトランスファー成形し、
金型を汚染させた。次に金型を試験温度とし、硬化時間
を変えて、金型清掃用樹脂組成物を用いて5ショット成
形を行った後、金型表面を観察し、清掃効果を下記のよ
うに評価した。 5:くもり等全くなし 4:くもり等ほぼなし 3:ややくもりあり 2:くもりあり 1:汚れ多い
【0039】
【表1】
【0040】
【発明の効果】上記のように硬化性樹脂成形材料の自動
成形時、金型表面の汚れを取り除く金型清掃用樹脂組成
物のキュラストメーターにおける硬化速度を、金型表面
温度145℃でのT90値を280秒〜420秒とするこ
とにより、様々なエポキシ樹脂成形品の自動成形条件に
おいて、広範囲で好適な清掃効果を示すことができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項 1】硬化性樹脂成形材料の自動成形時、金型表
    面の汚れを取り除く金型清掃用樹脂組成物において、キ
    ュラストメーターにおける硬化速度が、金型表面温度1
    45℃でのT90値が280秒〜420秒であることを特
    徴とする金型清掃用樹脂組成物。
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