JPH0729211A - 光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体

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JPH0729211A
JPH0729211A JP5172984A JP17298493A JPH0729211A JP H0729211 A JPH0729211 A JP H0729211A JP 5172984 A JP5172984 A JP 5172984A JP 17298493 A JP17298493 A JP 17298493A JP H0729211 A JPH0729211 A JP H0729211A
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Kazuya Taki
和也 滝
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セクタ位置の検出およびセクタ識別を確実に
行うことのできる光記録媒体を提供する。 【構成】 案内層104にピット24が設けられている
領域がセクタ位置検出信号発生手段であるセクタマーク
26であり、所定の幅で連続的に案内層104が除去さ
れているのが記録領域28である。記録領域28の一部
にはセクタ識別情報がマーク34として記録されるセク
タ識別領域30が設けられ、残りの領域がデータ領域3
2となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光により情報の記録、
再生あるいは消去を行う光記録媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、金属案内層を有する光記録媒体は
図6のようにガラス等から成る基板102と、SiN、Al
N、SiAlON等から成るエンハンス層103とTa等から成
る案内層104と、SiN、AlN、SiAlON等から成る干渉層
105とTbFeCo等から成る記録層106と、SiN、AlN、
SiAlON等から成る保護層107とから構成されている。
【0003】セクタ単位で情報の記録、再生あるいは消
去を行うため、案内層104には図7に示すように、渦
巻あるいは同心円状に沿って所定の幅で連続的に案内層
104が除去されているデータ領域112の他にプリフ
ォーマット領域111が設けられている。データ領域1
12とプリフォーマット領域111とで一つのセクタ1
10が構成される。
【0004】前記プリフォーマット領域111には、セ
クタの開始位置を検出するためのセクタマーク114と
トラック番号およびセクタ番号等のアドレスや同期信号
を検出するためのセクタ識別領域115等が設けられて
いる。セクタマーク114は読み落しが生じないよう、
セクタ識別領域115のピット116よりも長いピット
117で構成されている。
【0005】このような光記録媒体に基板102側から
レーザ光を照射し再生を行うと、ピット116、117
によりレーザ光が回折され反射光量が減少するため、プ
リフォーマット領域111からは図8に示すような再生
信号が得られる。すなわち、セクタマーク114からは
セクタマーク信号120が、セクタ識別領域115から
はアドレスや同期信号121が再生される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、案内層
104が除去された部分、すなわちピット116、11
7内部の反射率が、案内層が残っている部分、すなわち
ピット116、117周囲の反射率よりも高い場合に
は、ピット116の回折による反射光量の減少をピット
116内部からの反射光の増加が打ち消すため、結果的
に図9のような再生波形となる。すなわち、ピット11
7からは、図8に対し極性が反転したセクタマーク信号
122が再生されるが、ピット116からは、変調度が
極端に低下した再生信号123しか得られず、アドレス
や同期信号等が再生できないという問題があった。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、その目的とするところは、セク
タ位置の検出およびセクタ識別を確実に行うことのでき
る光記録媒体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、基板と記録層とを備え、前記基板と記録層
との間に案内層を有し、セクタ単位で情報の記録、再生
あるいは消去を行う光記録媒体であって、セクタ位置検
出信号発生手段が前記案内層に設けられ、セクタ識別情
報が記録層に記録されることを特徴とする。
【0009】
【作用】上記の構成を有する本発明の光記録媒体では、
セクタ位置検出信号発生手段が案内層に設けられてお
り、この部分にレーザ光が照射されると、光の回折や干
渉あるいはピット内部とピット周囲との反射率の差によ
り光量変化が生じ、これを検出することによりセクタ位
置を検出することができる。また、セクタ識別情報は記
録層に記録されているため、ピット内部とピット周囲と
の反射率の大小に依らず安定した再生を行うことができ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0011】本発明を好適に適用した光記録媒体10は
図1に示すように、透明な基板12と、その上に順次積
層されたエンハンス層13、案内膜14、干渉層16、
記録層18、保護層20とから成る。前記案内層14に
は、渦巻状あるいは同心円状に沿って図2に示すような
パターンが形成されている。すなわち、ピット24が設
けられている領域がセクタ位置検出信号発生手段である
セクタマーク26であり、所定の幅で連続的に案内層1
04が除去されているのがレーザ光により記録層へ情報
の記録、再生、消去が可能な記録領域28である。記録
領域28の一部にはセクタ識別情報であるアドレスや同
期信号等がマーク34として記録されるセクタ識別領域
30が設けられ、残りの領域がデータ領域32となる。
【0012】前記基板12には、ガラスやアモルファス
ポリオレフィン樹脂等が用いられる。案内層14の材料
としては、例えばアルミニウム、タンタル、金、銀、
銅、チタン等の金属や窒化チタン等の化合物が用いられ
る。エンハンス層13、干渉層16および保護層20に
は、例えばSiO2、SiAlON、SiN、AlN等の透明酸化物、窒
化物等が、記録層18には、例えばTbFeCo、GdTbFe等の
希土類遷移金属合金等からなる光磁気記録材料が用いら
れる。
【0013】このような光記録媒体10への記録、再生
に用いられる光学ヘッドでは通常、光記録媒体10から
の反射光を互いに直交する2つの偏光成分に分離して検
出し、その出力の差動出力から偏光面の回転に依存する
光磁気信号を得ている。また、これらの出力の和より、
ピット等による反射光量変化に依存する再生和信号を得
ている。
【0014】前記基板12側からレーザ光を照射し、再
生を行うと、図3に示すような信号が得られる。すなわ
ち、セクタマーク26からはピット24の有無による光
量変化が再生和信号として同図(a)のように得られ
る。また、セクタ識別領域30からは記録層18に形成
されたマーク34に対応した光磁気信号が同図(b)の
ように得られ、アドレスや同期信号等のセクタ識別信号
を再生することができる。ここで、光磁気信号は2つの
偏光成分の差動出力であるため、案内層14の有無によ
る反射率の変化の影響を受けにくく、安定してセクタ識
別信号を再生することができる。特に、案内層14から
のノイズの影響を抑制するために、案内層14の反射率
を低くし、相対的に案内層14が除去された部分の反射
率を高めた光記録媒体10に対しても安定してセクタ識
別信号を再生することができる。
【0015】セクタマーク26は案内層14にピット2
4として形成されているため、記録層18の欠陥の影響
を受けにくく、セクタ開始位置の検出を確実に行うこと
ができる。セクタ識別情報は記録層18にマーク34と
して記録する。この場合、同一のセクタ識別情報は3〜
6回程度繰り返して記録され、このとき誤り訂正符号も
付加される。このため、一旦、セクタ開始位置が検出で
きれば、記録層18に欠陥等があり、その一部が再生不
能となっても、残りの部分からセクタ識別情報を確実に
再生することができる。さらに、セクタ識別情報は記録
層に記録されるため、使用する光ディスクドライブに応
じたフォーマットでセクタ識別情報を記録することがで
きる。
【0016】本実施例の光記録媒体10の製造方法を図
4を用いて説明する。まず、同図(a)のように基板1
2上にスパッタ法、真空蒸着法等のよく知られた薄膜形
成手段によりエンハンス層13と案内層14を形成し、
その上に回転塗布法等を用いてフォトレジスト41を塗
布する。次に、同心円状あるいは渦巻状等の所定のパタ
ーンが形成されたフォトマスク42を密着させ紫外線を
照射し露光を行う。露光後、現像することにより同図
(b)のようにフォトレジスト41のうち、紫外線が照
射された部分が溶け、フォトレジスト41でフォトマス
ク42に作製されているパターンと同一のパターンが形
成される。
【0017】ここで、プラズマエッチングあるいは、
酸、アルカリを用いた化学エッチング等のよく知られて
いるエッチング手段により案内層14のフォトレジスト
41のついていない部分を除去し、さらにフォトレジス
ト41を除去すると、同図(c)のように案内層14に
セクタマーク26や記録領域28の所定のパターンが形
成される。この上に同図(d)のようにスパッタ法等の
よく知られた薄膜形成手段により干渉層16、記録層1
8、保護層20を積層することにより本実施例の光記録
媒体10を製造することができる。
【0018】以上、本発明の一実施例を図1から図4に
基づいて詳細に説明したが、、その主旨を逸脱しない範
囲で種々の変更を加えることができる。
【0019】セクタ位置検出信号発生手段は、セクタの
開始位置を検出するために限定されるものではない。例
えば、セクタの終了位置を検出するために用いてもよ
い。この場合、セクタ終了信号が検出された次の位置か
ら、新たなセクタが開始されることが検出される。
【0020】また、図5(a)のようにセクタ識別領域
30とデータ領域32とを分離してもよい。これによ
り、データを書き換える場合の開始点の検出が容易とな
り、セクタ識別情報の誤消去や、データの開始部分の消
し残り等の発生を防止することができる。さらに、セク
タ識別領域30とデータ領域32の間にも分離ピット等
を設けてもよい。また、図5(b)のようにセクタマー
ク24の幅よりも記録領域28の幅を広くしてもよい。
これにより、マーク34の幅も広くでき、再生時の信号
出力が向上する。
【0021】また、案内層14の材料についても特に限
定されない。例えば、光を吸収する材料で形成してもよ
い。
【0022】また、記録層18もTbFeCo以外の希土類遷
移金属合金、PtCoやPdCoの多層膜、希土類鉄ガーネット
等の酸化物磁性体およびこれらを組み合わせた光磁気材
料だけでなく、Te、Bi等の穴開け型や、GeSbTe、TeOx
の相変化形材料、色素等の有機材料等を用いてもよい。
このとき、記録領域における回折は一定であるため、記
録層に形成されたマークの反射率の変化による反射光量
変化のみを容易に検出することができる。
【0023】また、エンハンス層13、干渉層16、保
護層20の材料についても特に限定されない。さらに、
それらが複数の材料を用いた多層膜で構成されていても
よい。
【0024】また、光記録媒体10の構成は図1の構成
に限定されるわけではない。例えば、エンハンス層13
は設けなくてもよい。また、保護層20の上にAl等から
なる反射層を設けてもよい。また、干渉層16は必ずし
も必要ではなく、設けなくてもよい。この場合、案内膜
14と記録層18との反射率の差を検出し、例えば3ビ
ーム法によりトラッキングを行えばよい。
【0025】また、案内層14へのパターン形成を行う
場合、基板12を回転させながらアルゴンレーザを照射
し露光を行う、いわゆる光ディスクのマスタリング技術
を用いてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の光記録媒体では、案内層にセクタ位置検出信号発
生手段が設けられているため、記録層から情報を再生す
る場合、記録層に欠陥があっても、セクタの開始位置を
確実に検出できる。さらに、セクタ識別情報は記録層に
記録されるため案内層の反射率が低い場合にも安定した
再生を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である光記録媒体の半径方向
の要部断面図である。
【図2】その光記録媒体の案内層に形成されたパターン
を示す平面図である。
【図3】その光記録媒体における再生信号を示す説明図
である。
【図4】その光記録媒体の製造方法を説明する要部断面
図である。
【図5】他の実施例を示す案内層パターンの平面図であ
る。
【図6】従来の光記録媒体を示す要部断面図である。
【図7】従来の光記録媒体の案内層のパターンを示す要
部平面図である。
【図8】従来の光記録媒体における再生信号を示す説明
図である。
【図9】従来の光記録媒体における再生信号を示す説明
図である。
【符号の説明】
10 光記録媒体 12 基板 14 案内層 18 記録層 24 ピット 29 セクタ 26 セクタマーク(セクタ位置検出信号発生手段) 30 セクタ識別領域 34 マーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と記録層とを備え、前記基板と記録
    層との間に案内層を有し、セクタ単位で情報の記録、再
    生あるいは消去を行う光記録媒体であって、 セクタ位置検出信号発生手段が前記案内層に設けられ、
    セクタ識別情報が記録層に記録されることを特徴とする
    光記録媒体。
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