JPH07291958A - α−トコフェロール誘導体の製造方法 - Google Patents

α−トコフェロール誘導体の製造方法

Info

Publication number
JPH07291958A
JPH07291958A JP6111685A JP11168594A JPH07291958A JP H07291958 A JPH07291958 A JP H07291958A JP 6111685 A JP6111685 A JP 6111685A JP 11168594 A JP11168594 A JP 11168594A JP H07291958 A JPH07291958 A JP H07291958A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
group
derivative
alcohol
represented
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6111685A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3482618B2 (ja
Inventor
Norio Karibe
則夫 苅部
Kenji Hayashi
憲司 林
Norio Minami
法夫 南
Noriyasu Hirose
徳康 広瀬
Chiaki Seki
千秋 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eisai Co Ltd
Original Assignee
Eisai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eisai Co Ltd filed Critical Eisai Co Ltd
Priority to JP11168594A priority Critical patent/JP3482618B2/ja
Publication of JPH07291958A publication Critical patent/JPH07291958A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3482618B2 publication Critical patent/JP3482618B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Catalysts (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Pyrane Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 抗不妊ビタミン、血中脂質低下剤、血流促進
剤、活性酸素消去剤、細胞老化防止剤、抗酸化剤などと
して有用なα−トコフェロール誘導体の新規な製造法を
提供する。 【構成】 従来、α−トコフェロール誘導体の製造にあ
たっては、ルイス酸が用いられてきたが、実際には塩化
亜鉛が多用されている。しかし、塩化亜鉛はトリメチル
ヒドロキノンあるいはフィトール類に対して化学量論的
に約当量を使用することが好ましく、製造コストに占め
る割合が大きい難点があり、反応容積や廃棄物処理量が
増大すること、また補触媒として塩酸・硫酸・リン酸等
のプロトン酸の併用が好ましいこと、使用できる溶媒に
制限が多ことなど多くの問題点があった。そこで塩化亜
鉛に代わる工業的に優れた触媒が望まれていた。ところ
が、臭化亜鉛を用いることにより、所期の目的を達成し
てα−トコフェロール誘導体を工業的に製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は抗不妊ビタミン、血中脂
質低下剤、血流促進剤、活性酸素消去剤、細胞老化防止
剤、抗酸化剤などとして有用なα−トコフェロール誘導
体(IV)の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来α−トコフェロール誘導体(IV)は、
下記化学式で表されるトリメチルヒドロキノン(I)と、
【0003】
【化5】
【0004】下記化学式で表されるフィトール類のいず
れか
【0005】
【化6】
【0006】をフリーデルクラフツ反応により縮合させ
て製造されてきた。
【0007】
【化7】
【0008】フリーデルクラフツ反応においては触媒が
必須であり、具体的には塩化亜鉛、塩化アルミニウム、
塩化第二錫、塩化第二鉄、四塩化チタン、三フッ化ホウ
素・エーテル錯体等のルイス酸、またはルイス酸と塩
酸、硫酸、リン酸等のプロトン酸の組み合わせが用いら
れてきた。例えば特公昭45-21835号公報には塩化亜鉛と
ハロゲン化水素を用いる方法が、特開昭47-14176号公報
には塩化第二鉄と塩化水素を用いる方法が、特公昭45-2
1712号公報には塩化第二錫と塩化水素を用いる方法が、
特公昭47-8821号公報には三フッ化ホウ素・エーテル錯
体と酸を用いる方法が記載されている。しかし実際に
は、収率、製品純度、操作性、価格などの観点から、塩
化亜鉛が多用されている。
【0009】
【本発明が解決しようとする問題点】従来、α−トコフ
ェロール誘導体(IV)の製造方法において触媒として用い
られる塩化亜鉛は、トリメチルヒドロキノン(I)あるい
はフィトール類に対して化学量論的に約当量を使用する
ことが好ましく、触媒ではあっても製造コストに占める
割合が大きく経済的な難点があることと、反応容積や廃
棄物処理量が増大する問題もあった。また塩酸・硫酸・
リン酸等のプロトン酸を補触媒として使用することが好
ましかった。さらに塩化亜鉛を触媒とする場合には、使
用できる溶媒に制限が多く、アルコール系溶媒を利用す
ることはできなかった。
【0010】このように、塩化亜鉛を触媒とする従来の
α−トコフェロール誘導体(IV)の製造方法では、経済
性、操作性、廃棄物処理等において多くの問題点があ
り、これらに代わる工業的に優れた触媒が望まれてい
た。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、上
記従来触媒の問題点の改善を目指して鋭意研究を重ねて
きた。その結果、触媒として臭化亜鉛を用いることによ
り、所期の目的を達成してα−トコフェロール誘導体(I
V)を工業的に製造できることを見い出し本発明を完成し
た。
【0012】従って本発明の目的は、抗不妊ビタミン、
血中脂質低下剤、血流促進剤、活性酸素消去剤、細胞老
化防止剤、抗酸化剤などとして有用なα−トコフェロー
ル誘導体(IV)の工業的に優れた製造方法を提供すること
にある。
【0013】本発明にかかるアリルアルコール誘導体(I
I)は下記一般式で表される。
【0014】
【化8】
【0015】式中、nは0ないし1〜5の整数を、Lは
水酸基、ハロゲン原子、アセトキシ基、メタンスルホニ
ルオキシ基、エタンスルホニルオキシ基、ベンゼンスル
ホニルオキシ基またはトルエンスルホニルオキシ基を意
味する。ハロゲン原子とは具体的には、例えば塩素原
子、臭素原子、ヨウ素原子、フッ素原子等を挙げること
ができる
【0016】さらに具体的には以下の化合物を挙げるこ
とができるが、本発明におけるアリルアルコール誘導体
(II)はこれらに限定されない。さらにこれらの化合物中
には分子内に不斉炭素原子を有するものもあるが、dl体
はもちろん、いずれの光学活性体も含まれることは言う
までもない。 (1) イソプレニルアルコール[別名;3−メチル−2−
ブテン−1−オール] (2) 塩化イソプレニル[別名;1−クロロ−3−メチル
−2−ブテン] (3) 臭化イソプレニル[別名;1−ブロモ−3−メチル
−2−ブテン] (4) ヨウ化イソプレニル[別名;1−ヨード−3−メチ
ル−2−ブテン] (5) 3,7−ジメチル−2−オクテン−1−オール (6) 1−クロロ−3,7−ジメチル−2−オクテン (7) 1−ブロモ−3,7−ジメチル−2−オクテン (8) 1−ヨード−3,7−ジメチル−2−オクテン (9) 3,7,11−トリメチル−2−ドデセン−1−オ
ール (10)1−クロロ−3,7,11−トリメチル−2−ドデ
セン (11)1−ブロモ−3,7,11−トリメチル−2−ドデ
セン (12)1−ヨード−3,7,11−トリメチル−2−ドデ
セン (13)フィトール (14)塩化フィチル (15)臭化フィチル (16)ヨウ化フィチル (17)酢酸フィチル (18)メタンスルホン酸フィチル (19)トルエンスルホン酸フィチル (20)3,7,11,15,19−ペンタメチル−2−イ
コセン−1−オール (21)1−クロロ−3,7,11,15,19−ペンタメ
チル−2−イコセン (22)1−ブロモ−3,7,11,15,19−ペンタメ
チル−2−イコセン (23)1−ヨード−3,7,11,15,19−ペンタメ
チル−2−イコセン (24)3,7,11,15,19,23−ヘキサメチル−
2−テトラコセン−1−オール (25)1−クロロ−3,7,11,15,19,23−ヘ
キサメチル−2−テトラコセン (26)1−ブロモ−3,7,11,15,19,23−ヘ
キサメチル−2−テトラコセン (27)1−ヨード−3,7,11,15,19,23−ヘ
キサメチル−2−テトラコセン
【0017】次に、本発明におけるアルケニルアルコー
ル(III)は下記一般式で表される。
【0018】
【化9】
【0019】式中、nは前記と同様の意味を有する。さ
らに具体的には以下の化合物を挙げることができるが、
本発明におけるアルケニルアルコール(III)はこれらに
限定されない。さらにこれらの化合物中には分子内に不
斉炭素原子を有するものもあるが、dl体はもちろん、い
ずれの光学活性体も含まれることは言うまでもない。 (1) 2−メチル−3−ブテン−2−オール (2) 3,7−ジメチル−1−オクテン−3−オール (3) 3,7,11−トリメチル−1−ドデセン−3−オ
ール (4) イソフィトール (5) 3,7,11,15,19−ペンタメチル−1−イ
コセン−3−オール (6) 3,7,11,15,19,23−ヘキサメチル−
1−テトラコセン−3−オール
【0020】続いて、本発明にかかるα−トコフェロー
ル誘導体(IV)は下記一般式で表わされる。
【0021】
【化10】
【0022】式中、 nは前記と同様の意味を有する。さ
らに具体的には以下の化合物を挙げることができるが、
本発明におけるα−トコフェロール誘導体(IV)はこれら
に限定されない。さらにこれらの化合物中には分子内に
不斉炭素原子を有するものもあるが、dl体はもちろん、
いずれの光学活性体も含まれることは言うまでもない。 (1) 3,4−ジヒドロ−2,5,7,8−テトラメチル
−2−メチル−2H−1−ベンゾピラン−6−オール (2) 3,4−ジヒドロ−2,5,7,8−テトラメチル
−2−(4−メチルペンチル)−2H−1−ベンゾピラ
ン−6−オール (3) 3,4−ジヒドロ−2,5,7,8−テトラメチル
−2−(4,8−ジメチルノニル)−2H−1−ベンゾ
ピラン−6−オール (4) α−トコフェロール (5) 3,4−ジヒドロ−2,5,7,8−テトラメチル
−2−(4,8,12,16−テトラメチルヘプタデシ
ル)−2H−1−ベンゾピラン−6−オール (6) 3,4−ジヒドロ−2,5,7,8−テトラメチル
−2−(4,8,12,16,20−ペンタメチルヘニ
コシル)−2H−1−ベンゾピラン−6−オール
【0023】最後に、本発明に触媒として用いる臭化亜
鉛は、試薬あるいは工業原料として市販されており、容
易に入手可能である。しかし、これまで臭化亜鉛を触媒
とするα−トコフェロール誘導体(IV)の製造方法は、全
く知られていなかった。
【0024】次に、本発明にかかる製法について、以下
に詳しく述べる。本製造方法は、フリーデルクラフツ反
応の常法に従って行うことができるが、通常はトリメチ
ルヒドロキノン(I)と触媒を混合し、無溶媒または必要
に応じて溶媒を加え、ここにトリメチルヒドロキノン
(I)に対して約0.9〜1.1当量のアリルアルコール誘導体
(II)またはアルケニルアルコール(III)を加える。また
反応にあたっては窒素、アルゴン等の不活性気流下に行
うことが好ましいが、なくてもよく限定されない。
【0025】本発明においては無溶媒で実施することも
できるが、溶媒を使用することが好ましい。使用する場
合、トリメチルヒドロキノン(I)、アリルアルコール誘
導体(II)またはアルケニルアルコール(III)あるいは臭
化亜鉛に対して不活性な溶媒であれば限定されない。具
体例としては例えばベンゼン、トルエン、キシレン、ニ
トロベンゼン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ニ
トロメタン、テトラヒドロフラン、1,2-ジメトキシエタ
ン、エチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチルエ
ーテル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、プロ
ピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、酪酸メチル、酪
酸エチル、アセトン、2−ブタノン(メチルエチルケト
ン)、3−ペンタノン(ジエチルケトン)、3−ヘキサ
ノン(エチルプロピルケトン)、4−ヘプタノン(ジプ
ロピルケトン)、2,4−ジメチル−3−ペンタノン
(ジイソプロピルケトン)、プロピルアルコール、ブチ
ルアルコール、ペンタノール、t-アミルアルコール、ヘ
キサン、オクタン、デカン、デカリン、シクロヘキサ
ン、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2-ジ
クロロエタン、1,1,1-トリクロロエタン、1,1,2-トリク
ロロエタン、トリクレン、1,1,1,2-テトラクロロエタ
ン、1,1,2,2-テトラクロロエタン、1-クロロプロパン、
2-クロロプロパン、1,1-ジクロロプロパン、1,2-ジクロ
ロプロパン、1,3-ジクロロプロパン、2,2-ジクロロプロ
パン、1,4-ジオキサン、1,3-ジオキソラン等を挙げるこ
とができるが、好ましくは塩化メチレン、クロロホル
ム、四塩化炭素、ジクロロエタン、トリクロロエタン、
ベンゼン、トルエン、キシレン、酢酸エチル、2−ブタ
ノン、プロピルアルコール、n-ヘキサン、オクタン、シ
クロヘキサンまたはニトロメタンである。
【0026】溶媒の使用量は限定されないが、通常はト
リメチルヒドロキノン(I)に対して約0.5〜100容を、好
ましくは約0.7〜50容を、さらに好ましくは約1〜20容を
用いる。なお溶媒は単独でも2種類以上の混合物を用い
てもいずれでもよい。さらに塩酸・硫酸・リン酸等の補
触媒を必要としない。
【0027】また本発明における触媒の使用量は限定さ
れないが、通常はトリメチルヒドロキノン(I)に対して
約0.01〜1.5当量を、好ましくは約0.05〜1.0当量を、さ
らに好ましくは約0.1〜0.5当量を使用する。このように
本発明方法においては、従来法のように触媒を化学量論
的に約当量使用しなくてもよい。さらに本発明において
は、塩酸・硫酸・リン酸等の補触媒を必要としない利点
がある。
【0028】本発明における反応温度は室温〜溶媒還流
温度または加熱下において行うことができるが、通常は
100℃程度の加熱下または加熱還流することが反応時間
短縮のため好ましい。100℃程度の加熱下または加熱還
流した場合には、通常1〜12時間程度で終了する。また
適当な溶媒を用いて共沸脱水することにより、さらに反
応時間を短縮することもできる。
【0029】なお生成したα−トコフェロール誘導体(I
V)は、シリカゲルカラムクロマトグラフィー、HPLC、分
子蒸留等の常法により精製することができる。
【0030】次に本発明を具体的に説明するため以下に
実施例を掲げるが、本発明がこれらに限定されないこと
は言うまでもない。
【実施例】
【0031】実施例1 α−トコフェロールの合成
【0032】
【化11】
【0033】TMH 23.3g(0.15mol)と臭化亜鉛 15.8g(0.0
7mol)を、プロピルアルコール(12.7ml)とトルエン(47.5
ml)の混合液に加え、5分間加熱還流した。加熱還流
下、ここにイソフィトール 47.4g(0.16mol)を3時間か
けて滴下した。そのままさらに8.5時間反応を続けた。
冷却後、ヘキサンを加えて水洗、1N-水酸化ナトリウム
水溶液で洗浄、水洗し、有機相を硫酸マグネシウムで乾
燥した。有機相を減圧濃縮して、褐色油状の標題化合物
66.4gを得た。(収率; 100%、 GLC純度; 95.2%)
【0034】実施例2 α−トコフェロールの合成 TMH 23.3g(0.15mol)と臭化亜鉛 15.8g(0.07mol)を、2
−ブタノン(12.7ml)とトルエン(47.5ml)の混合液に加
え、5分間加熱還流した。加熱還流下、ここにイソフィ
トール 47.4g(0.16mol)を4時間かけて滴下した。その
ままさらに6.5時間反応を続けた。冷却後、ヘキサンを
加えて水洗、1N-水酸化ナトリウム水溶液で洗浄、水洗
し、有機相を硫酸マグネシウムで乾燥した。有機相を減
圧濃縮して、褐色油状の標題化合物 65.5gを得た。(収
率; 99.5%、 GLC純度; 96.3%)
【0035】実施例3〜6 α−トコフェロールの合成 TMH 2.9g(0.019mol)を溶媒に懸濁し、室温にて臭化亜鉛
2.15g(0.0095mol)を加えた。次にイソフィトール 5.93
g(0.020mol)を70℃にて15分間で滴下した。6時間加熱
還流し、冷却後、トルエンを加えて、1N-水酸化ナトリ
ウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、有機相を硫酸マ
グネシウムで乾燥した。有機相を減圧濃縮して、褐色油
状の標題化合物を下表の通り得た。
【0036】
【表1】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記化学式で表されるトリメチルヒドロ
    キノン(I)と、 【化1】 下記一般式で表されるアリルアルコール誘導体(II) 【化2】 [式中、 nは0ないし1〜5の整数を、Lは水酸基、ハ
    ロゲン原子、アセトキシ基、メタンスルホニルオキシ
    基、エタンスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホニルオ
    キシ基またはトルエンスルホニルオキシ基を意味す
    る。]または下記一般式で表されるアルケニルアルコー
    ル(III) 【化3】 [式中、nは前記と同様の意味を有する。]との縮合反
    応において、臭化亜鉛の存在下に行うことを特徴とする
    下記一般式で表されるα−トコフェロール誘導体(IV)の
    製造方法。 【化4】 [式中 nは、前記と同様の意味を有する。]
  2. 【請求項2】 溶媒として塩化メチレン、クロロホル
    ム、四塩化炭素、ジクロロエタン、トリクロロエタン、
    ベンゼン、トルエン、キシレン、酢酸エチル、2−ブタ
    ノン、プロピルアルコール、ブタノール、ペンタノー
    ル、t-アミルアルコール、n-ヘキサン、オクタン、シク
    ロヘキサンまたはニトロメタンからなる群から選ばれた
    1種以上を用いる請求項1記載のα−トコフェロール誘
    導体(IV)の製造方法。
JP11168594A 1994-04-28 1994-04-28 α−トコフェロール誘導体の製造方法 Expired - Lifetime JP3482618B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11168594A JP3482618B2 (ja) 1994-04-28 1994-04-28 α−トコフェロール誘導体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11168594A JP3482618B2 (ja) 1994-04-28 1994-04-28 α−トコフェロール誘導体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07291958A true JPH07291958A (ja) 1995-11-07
JP3482618B2 JP3482618B2 (ja) 2003-12-22

Family

ID=14567587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11168594A Expired - Lifetime JP3482618B2 (ja) 1994-04-28 1994-04-28 α−トコフェロール誘導体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3482618B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3482618B2 (ja) 2003-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011178801A (ja) エステルの製造方法
JP2011121968A (ja) クロマン誘導体、特にα−トコフェロールおよびそのアルカノエートの製造方法
JP2002519416A (ja) トコフェロールの製造
JP3416281B2 (ja) α−トコフェロール誘導体の製造方法および触媒
JP3848380B2 (ja) α−トコフェロール誘導体の製造法
KR101154117B1 (ko) α-토코페릴 아세테이트의 제조방법
US20050124688A1 (en) Process for synthesizing d-tocotrienols from 2-vinylchromane compound
JPH07291958A (ja) α−トコフェロール誘導体の製造方法
EP3039017B1 (en) Formation of chromanes and chromenes by using silver(i) or gold(i) salts or complexes
JP2644460B2 (ja) α−トコフェロールの製造方法
EP1446398B1 (en) Manufacture of alpha- tocopherol
CN100503593C (zh) 生育酚乙酸酯的制造
JP2000273095A (ja) α−トコフェロール誘導体の製造方法
JP4558742B2 (ja) トリメチルヒドロキノンジアルカノエートの製造方法
JPH01249765A (ja) クロマン誘導体及びαートコフェロールの製造方法
FI112223B (fi) Menetelmä sitalopraamin valmistamiseksi
RU2098416C1 (ru) Способ получения dl-альфа-токоферола или его ацетата
JP3726918B2 (ja) α−トコフェロール誘導体の製造法
JPH0211585A (ja) クロマン誘導体の製造方法
JPH101477A (ja) α−トコフェロールの製造法
JPS59225177A (ja) クロマン誘導体およびその製造法
JPH09188674A (ja) α−トコフェロールの製造方法
EA030593B1 (ru) Получение хиральных 4-хроманонов с применением хиральных пирролидинов в присутствии фенолов или тиофенолов
TW200531968A (en) Process for the manufacture of chroman derivatives, especially α-tocopherol and alkanoates thereof

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071017

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081017

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081017

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091017

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091017

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101017

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131017

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term