JPH07291266A - 果物包装用箱 - Google Patents

果物包装用箱

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JPH07291266A
JPH07291266A JP8619094A JP8619094A JPH07291266A JP H07291266 A JPH07291266 A JP H07291266A JP 8619094 A JP8619094 A JP 8619094A JP 8619094 A JP8619094 A JP 8619094A JP H07291266 A JPH07291266 A JP H07291266A
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JP
Japan
Prior art keywords
side wall
box
outer box
fruits
lid
Prior art date
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Pending
Application number
JP8619094A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Otani
政浩 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メロン等の果物を箱に詰めたり出したりする
ときに屑が出ず、しかもプラスチックフォームのシート
やネットで果物を包むような煩わしい作業を必要としな
い果物包装用箱を提供する。 【構成】 逆V字状に組み合わされかつ2個のメロンに
内側斜め下方から接するように配置された2面の傾斜面
25を有する仕切り材2を用いる。蓋16が形成された
外箱1の第1側壁12に対向する第4側壁15に、その
上端から外箱1の内側下方へ折り返されてメロンの上端
に対応する高さの位置までのびる連接部15aと、連接
部15aの下端から第1側壁12へ向かって折り返され
た押さえ面15bとを形成し、蓋16を閉じたときに押
さえ面15bでメロン等の果物を上から押さえるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メロン等の果物を包装
するために用いる果物包装用箱に関し、特に果物を2個
包装するために用いる果物包装用箱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、メロン等の果物は一般に段ボ
ールなどで組み立てた紙箱に入れて販売されている。ま
た、持ち運ぶときにメロン等が箱の中で動いて傷んでし
まうのを防止するため、一般に、包装する際、箱の中に
は緩衝材が詰められる。この緩衝材としては、例えば、
木毛や、プラスチックフォーム(ポリスチレンフォーム
やポリエチレンフォームなど)により毛状、シート状、
あるいはネット状に形成されたものなどが用いられ、こ
れらの緩衝材によって箱の中でのメロンの動きが防止さ
れるようになっている。このような緩衝材を用いること
は、特にメロンを2個詰める包装用箱においてメロン同
士の衝突を防止するのに有効である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、木毛や毛状プ
ラスチックフォームを用いるとメロンを箱に詰めるとき
や箱から出すときにこれらが散らばって細かい屑が出や
すく、また、シート状やネット状のプラスチックフォー
ムを用いる場合には箱詰めするときにメロンを1つずつ
包まなければならないという作業上の問題があった。
【0004】したがって、本発明の解決すべき技術的課
題は、果物を箱に詰めたり出したりするときに屑が出
ず、しかもプラスチックフォームのシートやネットで果
物を包むような煩わしい作業を必要としない果物包装用
箱を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る果物包装用
箱は、長方形形状の底壁と、底壁の四辺にそれぞれ連接
した4面の側壁と、第1の側壁の上端に折り曲げ可能に
連接した蓋と、第1側壁の両隣に位置する第2、第3の
側壁の上端にそれぞれ形成された内フラップと、蓋の先
端に形成されかつ第1側壁に対向する第4側壁と内フラ
ップとの間に挿入される外フラップとを有する直方体形
状の外箱と、この外箱の中で2個の果物を長手方向に並
べて位置決めする仕切り材とからなる果物包装用箱であ
って、上述の技術的課題を解決するために以下のように
構成されたことを特徴としている。
【0006】すなわち、仕切り材が、逆V字状に組み合
わされかつ2個の果物に内側斜め下方から接するように
配置された2面の傾斜面を有し、第4側壁が、その上端
から外箱の内側下方へ折り返されて果物の上端に対応す
る高さの位置までのびる連接部と、連接部の下端から第
1側壁へ向かって折り返された押さえ面とを有してい
る。
【0007】また、仕切り材に、逆V字状に組み合わさ
れかつ2個の果物に内側斜め下方から接するように配置
された2面の傾斜面だけでなく、第4側壁側における果
物の上端に対応する高さの位置から第1側壁へ向かって
のびる押さえ面を設け、外箱に、第4側壁の上端から外
箱の内側下方へ折り返されて先端が押さえ面と接する押
さえフラップを形成してもよい。
【0008】
【作用・効果】一般に外箱は段ボールなどの比較的強度
のある紙で形成されるため、上記構成においてメロン等
の果物2個を外箱の中に長手方向に並べて入れてから押
さえ面を果物の上に載せ、さらに蓋を閉じると、蓋の先
端の外フラップにより連接部もしくは押さえフラップが
第4側壁に沿うように押さえられ、それに伴ってメロン
の上端が押さえ面で押さえられることになる。
【0009】一方、2個のメロンの間には下から上へ向
かってV字状に突出する傾斜面が介在している。したが
って、両メロンは傾斜面に沿った状態で下へ押さえつけ
られることになる。このため、持ち運ぶときに多少の振
動があったとしても、メロン同士が傾斜面を乗り越えて
互いに衝突することはないから、メロンが痛むのを防止
できる。
【0010】
【実施例】以下に、図1から図4に示した本発明の第1
実施例に係る果物包装用箱について詳細に説明する。
【0011】図1は、この包装用箱の蓋をあけた状態の
斜視図である。図示するように、この包装用箱は、ほぼ
直方体形状の外箱1と、外箱1の中でメロン3(図4)
を2つ並べて位置保持する仕切り材2とから構成されて
いる。外箱1及び仕切り材2は、それぞれ段ボールで形
成されている。外箱1の表面には化粧シートが張られて
おり、図示していないがメロンの種類や産地、あるいは
販売店名などが印刷されている。
【0012】外箱1は、長方形形状の底壁11(図4参
照)と、この底壁11の四辺にそれぞれ連接した4面の
側壁12〜15と、この4面の側壁12〜15のうちの
第1の側壁12の上端に折り曲げ可能に連接した蓋16
と、蓋16の先端に形成された外フラップ16aと、第
1側壁12の両隣に位置する第2、第3側壁13,14
の上端にそれぞれ形成された内フラップ13a,14a
とを有している。
【0013】図2は仕切り材2の展開図(ブランクの平
面図)、図3は仕切り材2を外箱1の中に入れる形に折
り曲げた状態での斜視図である。なお、図2において、
破線は折り目を示し、実線は切り込みを示している。
【0014】この仕切り材2のブランクは、ほぼ長方形
で図の上下と左側の部分に3枚の折り曲げ片21a,2
1bを有している。仕切り材2は、このブランクの折り
目2aのところで各折り曲げ片21a,21bを下へ折
り曲げ、折り目2b,2c,2dで折り曲げ片22,2
3,24を上へ向かってほぼU字状に折り曲げ、さら
に、切り込み2eによって形成された2枚の切り込み片
25を上へ折り曲げて逆V字に組み合わせてその先端の
係合片25a同士をかみ合わせるとともに、それぞれ三
角形に形成された切り込み片25bを下へ折り曲げるこ
とにより、図3の形状に形成される。逆V字状に組み合
わされた2枚の切り込み片25により、2個のメロンに
内側斜め下方から接する傾斜面が構成され、三角形の各
切り込み片25bを下へ折り曲げた部分が、メロン3を
受けるための保持凹部26となる。
【0015】一方、外箱1は、第1側壁12に対向する
第4側壁15の上端から外箱1の内側下方へ折り返され
てメロン3の上端に対応する高さの位置までのびる連接
部15aと、この連接部15aの下端から第1側壁12
へ向かって折り返された押さえ面15bとを有してい
る。本実施例においては、外箱1の中に仕切り材2を入
れて保持凹部26にメロン3を載せ、さらに押さえ面1
5bをメロン3の上に載せて蓋16を閉じると、メロン
3を包装した状態の断面図である図4に示すように、蓋
16の先端の外フラップ16aにより連接部15aが第
4側壁15に沿うように押さえられるので、押さえ面1
5bがメロン3を上から押さえることになる。これは、
外箱1が段ボールで形成されていて、連接部15aと押
さえ面15bとの間に形成される角度が鈍角になろうと
する性質があるためである。
【0016】このように2個のメロン3が上から押さえ
られると、両者のメロン3に傾斜面25が下方から接
し、しかもメロン3の蔓が仕切り材2の折り曲げ片23
の上に載ってメロン3が安定するため、持ち運ぶときに
多少の振動があったとしてもメロン3同士が外箱1の中
で衝突するのが避けられる。したがって、メロン3が痛
むのを防止できる。
【0017】次に、図5及び図6に示した第2実施例に
ついて説明する。図5は仕切り材2'の部分破断斜視図
であり、図6はメロンを包装した状態の断面図である。
本実施例においては、押さえ面28が外箱1'にではな
く仕切り材2'に形成されている。なお、その他の構成
は第1実施例と同一であるため説明は省略する。
【0018】本実施例の仕切り材2'は、第1実施例の
仕切り材2と同じように段ボールにより形成されている
が、第1実施例において折り曲げ片21bを下へ折り曲
げたのとは違って、折り曲げ片27を上へ折り曲げ、さ
らに押さえ面28を第1側壁12側へ折り曲げた構成と
なっている。この押さえ面28の高さは、保持凹部26
に載せたメロン3の上端と接するように定められてい
る。また外箱1'には、第4側壁15'の上端から外箱
1'の内側下方へ折り返されて先端が押さえ面28と接
する押さえフラップ15cが形成されている。
【0019】本実施例においては、外フラップ16aで
押さえフラップ15cが第4側壁15'側へ押さえら
れ、この押さえフラップ15cで押さえ面28がメロン
3の上に押し付けられる。したがって、第1実施例と同
様、持ち運ぶときに多少の振動があったとしてもメロン
3同士が外箱1'の中で衝突して痛むのを防止できる。
【0020】なお、第1実施例及び第2実施例の包装用
箱は、2個1組にすれば、業者によるメロン3の運搬時
にも有効に利用することができる。図7に、上記各実施
例の包装用箱2個を連結部材4で1組にした状態の斜視
図を示しており、図8に連結部材4の斜視図を示してい
る。
【0021】連結部材4は、包装用箱を2個並べた状態
での平面積にほぼ等しい大きさの天板41と、その4辺
に連接した2対の側板42,43とを有している。この
連結部材4は段ボールで形成されたものであって、対向
する1組の側板42の左右に形成した耳部42aを隣り
合う側板43に張り付けて、図8の形状に組み立てられ
ている。2個並べた包装用箱は、この連結部材4を上下
からかぶせ、必要であればバンドなどで締め付けること
により、1組として扱うことができる。
【0022】従来は、一般に、メロン3は段ボールの箱
に4個ないし6個程度詰められて運搬されていたが、運
搬用の段ボール箱では表面に奇麗に印刷できないので見
栄えが良くなかった。これに対して、表面に化粧シート
を張れば印刷面の見栄えを良くすることは可能である
が、運搬だけのためにそのような構成をとるのはコスト
的に極めて無駄である。一方、本発明の包装用箱は、販
売時にも使用するものであるから、上述したように表面
に化粧シートを張ったものを用いても無駄ではなく、ま
た運搬時の見栄えも良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係る包装用箱の蓋をあ
けた状態の斜視図である。
【図2】 仕切り材の展開図(ブランクの平面図)であ
る。
【図3】 仕切り材を外箱の中に入れる形に折り曲げた
状態での斜視図である。
【図4】 メロンを包装した状態での断面図である。
【図5】 第2実施例に係る包装用箱に用いる仕切り材
の部分破断斜視図である。
【図6】 メロンを包装した状態での断面図である。
【図7】 連結板で包装用箱2個を1組にした状態の斜
視図である。
【図8】 連結板の斜視図である。
【符号の説明】
1,1' 外箱 2,2' 仕切り材 2a〜2d 折り目 2e 切り込み 3 メロン 4 連結部材 11 底壁 12 第1側壁 13 第2側壁 13a 内フラップ 14 第3側壁 14a 内フラップ 15 第4側壁 15a 連接部 15b 押さえ面 16 蓋 16a 外フラップ 21a,21b 折り
曲げ片 22,23,24 折り曲げ片 25 切り込み片(傾
斜面) 25a 係合片 25b 切り込み片 26 保持凹部 27 折り曲げ片 28 押さえ面 42 天板 42,43 側板 42a 耳部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形形状の底壁(11)と、該底壁
    (11)の四辺にそれぞれ連接した4面の側壁(12,
    13,14,15)と、第1側壁(12)の上端に折り
    曲げ可能に連接した蓋(16)と、該第1側壁(12)
    の両隣に位置する第2、第3側壁(13,14)の上端
    にそれぞれ形成された内フラップ(13a,14a)
    と、該蓋(16)の先端に形成されかつ第1側壁(1
    2)に対向する第4側壁(15)と内フラップ(13
    a,14a)との間に挿入される外フラップ(16a)
    とを有する直方体形状の外箱(1)と、 上記外箱(1)の中で2個の果物(3)を長手方向に並
    べて位置決めする仕切り材(2)とからなる果物包装用
    箱であって、 上記仕切り材(2)は、逆V字状に組み合わされかつ上
    記2個の果物(3)に内側斜め下方から接するように配
    置された2面の傾斜面(25)を有し、 上記第4側壁(15)は、該第4側壁(15)の上端か
    ら外箱(1)の内側下方へ折り返されて果物(3)の上
    端に対応する高さの位置までのびる連接部(15a)
    と、該連接部(15a)の下端から第1側壁(12)へ
    向かって折り返された押さえ面(15b)とを有するこ
    とを特徴とする果物包装用箱。
  2. 【請求項2】 長方形形状の底壁(11)と、該底壁
    (11)の四辺にそれぞれ連接した4面の側壁(12,
    13,14,15')と、第1側壁(12)の上端に折
    り曲げ可能に連接した蓋(16)と、該第1側壁(1
    2)の両隣に位置する第2、第3側壁(13,14)の
    上端にぞれぞれ形成された内フラップ(13a,14
    a)と、該蓋(16)の先端に形成されかつ第1側壁
    (12)に対向する第4側壁(15')と内フラップ
    (13a,14a)との間に挿入される外フラップ(1
    6a)とを有する直方体形状の外箱(1')と、 上記外箱(1')の中で2個の果物(3)を長手方向に
    並べて位置決めする仕切り材(2')とからなる果物包
    装用箱であって、 上記仕切り材(2')は、逆V字状に組み合わされかつ
    上記2個の果物(3)に内側斜め下方から接するように
    配置された2面の傾斜面(25)と、上記第4側壁(1
    5')側における果物(3)の上端に対応する高さの位
    置から第1側壁(12)へ向かってのびる押さえ面(2
    8)とを有し、 上記外箱(1')は、上記第4側壁(15')の上端から
    外箱(1')の内側下方へ折り返されて先端が上記押さ
    え面(28)と接する押さえフラップ(15c)を有す
    ることを特徴とする果物包装用箱。
JP8619094A 1994-04-25 1994-04-25 果物包装用箱 Pending JPH07291266A (ja)

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