JPH07291256A - 板紙製容器 - Google Patents

板紙製容器

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JPH07291256A
JPH07291256A JP6086285A JP8628594A JPH07291256A JP H07291256 A JPH07291256 A JP H07291256A JP 6086285 A JP6086285 A JP 6086285A JP 8628594 A JP8628594 A JP 8628594A JP H07291256 A JPH07291256 A JP H07291256A
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Tatsuo Sasazaki
達夫 笹崎
Kazuaki Kojima
一晃 小島
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Rengo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロック及びその解除が容易で、ロック機能が
強く、見栄えの良い係合機構を有する板紙製容器を提供
することである。 【構成】 この板紙製容器は、下向き凹所を有する上容
器1と、上向き凹所を有する下容器2とが折曲線3を介
して開閉自在に連設されている。下容器2の側壁13a
の先端縁に第一係合片15を延設し、その先端部を外側
に折り返して部分的に固着することにより、固着部に挟
まれる第一遊離係合部22を形成する。一方、上容器1
の側壁6aの先端縁には第二係合片18を連設し、この
第二係合片18を内側に折り返して部分的に固着するこ
とにより、前記第一遊離係合部22に対応する第二遊離
係合部24を形成する。前記第一遊離係合部22と第二
遊離係合部24とにより係合機構が構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内部に種々の商品を
収納する際に使用され、板紙を素材とする容器に関し、
特に、係合機構を用いて容器の開閉を行うことができる
板紙製容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の板紙製容器の一例について、図4
に基づいて説明する。この板紙製容器は、下向き凹所を
有する上容器41と、上向き凹所を有する下容器42と
が、折曲線43を介して開閉自在に連設されている。
【0003】前記折曲線43の対向位置にある前記上容
器41の側壁44の先端縁には、折曲片45が連設さ
れ、この折曲片45の中央に係合舌片46が突設されて
いる。
【0004】一方、前記折曲線43の対向位置にある前
記下容器42の側壁47の中央には、前記係合舌片46
が係合される係合用スリット48が設けられている。
【0005】即ち、この従来例においては、前記係合舌
片46と係合用スリット48とにより係合機構が構成さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の板紙製容器における係合機構は、ロック及びその解
除が非常に面倒である。
【0007】また、ロック機能が弱く、内部に収納され
た商品の荷重が下容器42の側壁47にかかると、この
側壁47が外方に押し出されて、前記係合舌片46の係
合用スリット48への嵌まり込みが少なくなることか
ら、外れやすくなるという欠点があり、見栄えも悪い。
【0008】そこで、この発明は、ロック及びその解除
が容易で、ロック機能が強く、見栄えの良い係合機構を
有する板紙製容器を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、下向き凹所を有する上容器と、上向
き凹所を有する下容器とを、折曲線を介して開閉自在に
連設し、この折曲線の対向位置にある前記上容器と下容
器との側壁相互を、係合機構により係合した板紙製容器
において、前記係合機構を、第一遊離係合部と第二遊離
係合部とにより構成し、前記第一遊離係合部を、上下い
ずれか一方の容器の側壁の先端縁に延設した第一係合片
の先端部を、外側に折り返して部分的に固着することに
より、その他の部分を遊離させて形成し、前記第二遊離
係合部を、他方の容器の側壁の先端縁に連設した第二係
合片を、内側に折り返して部分的に固着することによ
り、その他の部分を遊離させ、且つ前記第一遊離係合部
に対応させて形成する構成を採用したのである。
【0010】
【作用】以上のように構成された板紙製容器は、折曲線
を軸にして内方向へ回動させて上容器と下容器とを重
ね、双方を挟みつけるようにすると、第一遊離係合部と
第二遊離係合部とが互いに係合され、この板紙製容器が
閉鎖される。
【0011】このとき、第一遊離係合部に、第一係合片
と共に外方へ向かう力がかかるため、ロック機能が強固
となる。
【0012】また、内部に収納される商品の荷重が、折
曲線の対向位置にある側壁にかかると、この側壁が外方
へ押し出され、第一遊離係合部と第二遊離係合部とがよ
り深く嵌まり合って強く係合する。
【0013】第一遊離係合部が形成された第一係合片を
有する側壁を内方向へ軽く押し込むようにするか、ある
いは、第二遊離係合部が形成された第二係合片を有する
側壁を外方向へ軽く引き出すようにすると、第一遊離係
合部と第二遊離係合部との係合が解除される。この状態
で、折曲線を軸にして外方向に回動させると、この板紙
製容器が開封される。
【0014】
【実施例】図1に示す板紙製容器は、下向き凹所を有す
る上容器1と、上向き凹所を有する下容器2とを開閉自
在に連設したもので、図2に示すブランクから組立てら
れる。
【0015】図2に示すように、前記上容器1を形成す
るブランク1aと、前記下容器2を形成するブランク2
aとが、折曲線3を介して連設されている。
【0016】前記ブランク1aは、天板4の両側に折目
線5を介して側壁6a、6bを、この天板4の両端に折
目線7を介して端板8をそれぞれ連設し、各側壁6a、
6bの両端に、前記端板8に重ね合わせて固着される折
曲片9を連設したものである。
【0017】一方、前記ブランク2aは、底板11の両
側に折目線12を介して側壁13a、13bを、この底
板11の両端に折目線7を介して端板8をそれぞれ連設
し、各側壁13a、13bの両端に、前記端板8に重ね
合わせて固着される折曲片9を連設したものである。
【0018】また、この実施例においては、前記折曲線
3と対向位置にある前記下容器2の側壁13aの先端縁
に、折目線14を介して第一係合片15が延設され、こ
の第一係合片15の先端部に折り返し線16が設けられ
ている。
【0019】一方、前記折曲線3と対向する前記上容器
1の側壁6aの先端縁には、折り返し線17を介して第
二係合片18が連設されている。
【0020】さらに、この実施例においては、前記各端
板8の先端にフランジ19が設けられている。このフラ
ンジ19によって、後述するように組立てられた上容器
1と下容器2とを重ねたときに、一方の容器の端板8が
他方の容器の端板8の内側に入り込んで、この板紙製容
器が変形するのを防止することができる。
【0021】図2に示すブランクは、以下のようにして
組立てられる。まず、前記折り返し線16を外側、即
ち、紙面の裏側へ向けて折り返し、符号21で示す部分
を糊付けして固着部とし、固着部21に挟まれる部分に
第一遊離係合部22(図1参照)を形成する。
【0022】前記折り返し線17を内側、即ち、紙面の
表側へ向けて折り返し、符号23で示す部分を糊付けし
て固着部とし、固着部23に挟まれる部分に、前記第一
遊離係合部22に対応する第二遊離係合部24(図1参
照)を形成する。
【0023】なお、前記第一遊離係合部22及び第二遊
離係合部24は、第一係合片15及び第二係合片18を
折り返して部分的に固着することにより、折り返し部分
に反発力を生じることから、固着されないその他の部分
が遊離して形成される。
【0024】次に、前記折曲線3を一旦外側に折り曲
げ、天板4及び底板11の両側に各側壁6a、6b、1
3a、13b及び各端板8をそれぞれ起立させ、各端板
8の内面に折曲片9をそれぞれ固着すると、この板紙製
容器が完成する。
【0025】前記下容器2の内部に商品を収納し、前記
折曲線3を軸にして内方向へ回動させて前記上容器1を
重ね、天板4と底板11とを挟みつけるようにする。こ
のようにすると、図3に示すように、前記第一遊離係合
部22と前記第二遊離係合部24とが互いに係合され
て、上容器1と下容器2とが重なった状態で閉鎖され
る。
【0026】このとき、第一遊離係合部22に、第一係
合片15と共に外方へ向かう力がかかるため、ロック機
能が強固となる。
【0027】また、この実施例においては、前記上容器
1及び下容器2の各端板8が扇形状を有し、前記各側壁
6a、6b、13a,13bの両端に連設された折曲片
9を固着することにより、開口面が天板4及び底板11
より大きく形成され、各側壁6a、6b、13a,13
bが、いずれも外方向に向かって傾斜する。
【0028】従って、上述の如く、上容器1と下容器2
とを重ねてロックする際、折目線14が屈曲して、第一
係合片15が内方向へ傾斜するため、この第一係合片1
5に外方へ向かおうとする反発力が生じて、ロック機能
がより強固となり、好ましいものとなる。
【0029】さらに、商品の荷重が、折曲線3の対向位
置にある上容器1の側壁6aと下容器2の側壁13aと
にかかると、この側壁6a及び側壁13aが外方へ押し
出されることから、第一遊離係合部22と第二遊離係合
部24とがより深く嵌まり合って強く係合する。
【0030】この板紙製容器を開封するに際しては、第
一遊離係合部22が形成された第一係合片15を有する
前記側壁13aを内方向へ軽く押し込むようにするか、
あるいは、第二遊離係合部24が形成された第二係合片
18を有する前記側壁6aを外方向へ軽く引き出すよう
にする。
【0031】このようにすると、第一遊離係合部22と
第二遊離係合部24との係合が解除され、この板紙製容
器を簡単に開封することができる。
【0032】なお、折曲線3の対向位置にある上容器1
の側壁6aに第一係合片15を、下容器2の側壁13a
に第二係合片18を設けて、第一遊離係合部22と第二
遊離係合部24とをそれぞれ形成する構成としても、同
様の作用を示す板紙製容器を得ることができる。
【0033】また、第一係合片15及び第二係合片18
の両端部及び中央の各三箇所に固着部21、23を設け
ることにより、各固着部21、23に挟まれる第一遊離
係合部22及び第二遊離係合部24を、それぞれ所要間
隔をおいて二箇所に形成することもできる。
【0034】あるいは、第一係合片15、第二係合片1
8の中央部にのみ固着部21、23を設け、両端に第一
遊離係合部22、第二遊離係合部24をそれぞれ形成す
る構成としてもよい。
【0035】さらに、第一遊離係合部22と第二遊離係
合部24とが対応する位置に設けられておれば良く、各
固着部21、23の位置が、上容器1と下容器2とで多
少ずれていても差し支えない。
【0036】
【発明の効果】以上のように、この発明にかかる板紙製
容器は、上容器と下容器とを重ねて挟みつけるようにす
ると、第一遊離係合部と第二遊離係合部とが互いに係合
され、第一係合片を有する側壁を内方向へ押し入れる
か、あるいは、第二係合片を有する側壁を外方向へ引き
出すことにより、第一遊離係合部と第二遊離係合部との
係合が解除されることから、開閉が極めて容易である。
【0037】また、内部に収容する商品の荷重がかかる
と、側壁が外方に押し出されることにより、第一遊離係
合部と第二遊離係合部との係合がさらに強くなることか
ら、ロック機能に優れたものを提供することができる。
【0038】さらに、一方の側壁の内側に係合機構が存
することから、係合機構が外側から見えず、外観の美し
い板紙製容器を提供することができる。
【0039】加えて、係合機構を構成する第一遊離係合
部と第二遊離係合部とが、それぞれ折曲線の対向位置に
ある側壁の先端を折り返して、部分的に固着されて形成
されることから、製作加工が簡単であり、大量生産に適
した板紙製容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の開封状態の斜視図
【図2】同上の展開図
【図3】同上の閉鎖状態の縦断側面図
【図4】従来例の開封状態の斜視図
【符号の説明】
1、41 上容器 1a、2a ブランク 2、42 下容器 3、43 折曲線 4 天板 5、7、12、14 折目線 6a、6b、13a、13b、44、47 側壁 8 端板 9、45 折曲片 11 底板 15 第一係合片 16、17 折り返し線 18 第二係合片 19 フランジ 21、23 固着部 22 第一遊離係合部 24 第二遊離係合部 46 係合舌片 48 係合用スリット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下向き凹所を有する上容器と、上向き凹
    所を有する下容器とを、折曲線を介して開閉自在に連設
    し、この折曲線の対向位置にある前記上容器と下容器と
    の側壁相互を、係合機構により係合した板紙製容器にお
    いて、 前記係合機構を、第一遊離係合部と第二遊離係合部とに
    より構成し、 前記第一遊離係合部を、上下いずれか一方の容器の側壁
    の先端縁に延設した第一係合片の先端部を、外側に折り
    返して部分的に固着することにより、その他の部分を遊
    離させて形成し、 前記第二遊離係合部を、他方の容器の側壁の先端縁に連
    設した第二係合片を、内側に折り返して部分的に固着す
    ることにより、その他の部分を遊離させ、且つ前記第一
    遊離係合部に対応させて形成したことを特徴とする板紙
    製容器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013121851A (ja) * 2011-12-05 2013-06-20 Indag Ges Fuer Industriebedarf Mbh & Co Betriebs Kg パウチ型飲料容器を包装するためのカートン、包装体を閉鎖するための装置、及び、包装体を閉鎖するための方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013121851A (ja) * 2011-12-05 2013-06-20 Indag Ges Fuer Industriebedarf Mbh & Co Betriebs Kg パウチ型飲料容器を包装するためのカートン、包装体を閉鎖するための装置、及び、包装体を閉鎖するための方法
KR101496695B1 (ko) * 2011-12-05 2015-02-27 인다크 게젤샤프트 퓌어 인두스트리에베다르프 엠베하 운트 코. 베트리브즈 카게 파우치 타입 음료 용기를 패킹하는 카톤, 패킹을 폐쇄하는 기계 및 패킹을 폐쇄하는 방법

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