JPH07290541A - プラスチック成形品の製造方法およびプラスチック成形品 - Google Patents
プラスチック成形品の製造方法およびプラスチック成形品Info
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- Mechanical Engineering (AREA)
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ウェルドラインを発生させないプラスチック
成形品の製造方法を提供すること。 【構成】 金型の樹脂通路1に設けられた樹脂射出ゲー
ト2a、2bから溶融した樹脂が射出される。該樹脂
は、3a、3bの方向に流れ、合流点4にて接合され
る。該合流点4付近の金型内に、加熱・冷却システムを
備えた温度調整入子5a、5b、5cが設置されてお
り、合流点4付近の温度が部分的に約60°C以上にな
るように制御される。この結果、樹脂の接合部は互いに
融合し、ウェルドラインの発生は抑制される。樹脂の融
合が終了すると、温度調整入子5a、5b、5cに冷却
水が供給され、急冷される。そして、金型からプラスチ
ック成形品の取出しが行われる。このため、プラスチッ
ク成形品の製造のサイクルを短縮でき、生産性を向上す
ることができる。
成形品の製造方法を提供すること。 【構成】 金型の樹脂通路1に設けられた樹脂射出ゲー
ト2a、2bから溶融した樹脂が射出される。該樹脂
は、3a、3bの方向に流れ、合流点4にて接合され
る。該合流点4付近の金型内に、加熱・冷却システムを
備えた温度調整入子5a、5b、5cが設置されてお
り、合流点4付近の温度が部分的に約60°C以上にな
るように制御される。この結果、樹脂の接合部は互いに
融合し、ウェルドラインの発生は抑制される。樹脂の融
合が終了すると、温度調整入子5a、5b、5cに冷却
水が供給され、急冷される。そして、金型からプラスチ
ック成形品の取出しが行われる。このため、プラスチッ
ク成形品の製造のサイクルを短縮でき、生産性を向上す
ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はプラスチック成形品の
製造方法およびプラスチック成形品に関し、特に複数個
の溶融樹脂充填口から回った樹脂が接合した面におい
て、ウェルドラインが発生しないようにしたプラスチッ
ク成形品の製造方法およびプラスチック成形品に関す
る。
製造方法およびプラスチック成形品に関し、特に複数個
の溶融樹脂充填口から回った樹脂が接合した面におい
て、ウェルドラインが発生しないようにしたプラスチッ
ク成形品の製造方法およびプラスチック成形品に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、種々のプラスチック成形品が
射出成形により作成されている。テレビのブラウン管取
付け部品であるキャビネットも、従来から射出成形によ
り作成されている。このテレビのキャビネットは、ブラ
ウン管の映像面を露出させるための大きな開口部を有し
ており、またプラスチック樹脂の使用量が多いことか
ら、射出成形時に、複数個の溶融樹脂充填口をもつ金型
を使用している。
射出成形により作成されている。テレビのブラウン管取
付け部品であるキャビネットも、従来から射出成形によ
り作成されている。このテレビのキャビネットは、ブラ
ウン管の映像面を露出させるための大きな開口部を有し
ており、またプラスチック樹脂の使用量が多いことか
ら、射出成形時に、複数個の溶融樹脂充填口をもつ金型
を使用している。
【0003】この金型を用いると、各々の溶融樹脂充填
口から注入され、金型内を回った樹脂は、通常充填口同
士の中間の位置で出会い、該位置で一筋のウェルドライ
ンを発生する。
口から注入され、金型内を回った樹脂は、通常充填口同
士の中間の位置で出会い、該位置で一筋のウェルドライ
ンを発生する。
【0004】このウェルドラインは成形品の外面にも現
れ、テレビのキャビネット等の意匠部品においては、品
質を低下させる要因として、嫌われている。そこで、従
来は、このウェルドラインを隠すために、該成形品の外
面に塗装を施したり、シートを貼付けたり、あるいは絵
柄を印刷したフィルムを金型に挿入して射出成形と同時
に基材に転写する加飾成形をしたりしている。なお、合
成樹脂成形体の表面にシートを貼付けるようにした従来
技術として、例えば、特開平3−27910号公報に開
示されているものがある。
れ、テレビのキャビネット等の意匠部品においては、品
質を低下させる要因として、嫌われている。そこで、従
来は、このウェルドラインを隠すために、該成形品の外
面に塗装を施したり、シートを貼付けたり、あるいは絵
柄を印刷したフィルムを金型に挿入して射出成形と同時
に基材に転写する加飾成形をしたりしている。なお、合
成樹脂成形体の表面にシートを貼付けるようにした従来
技術として、例えば、特開平3−27910号公報に開
示されているものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、環境問題の一つ
である再資源化を図る上で、廃棄物のリサイクルが製造
企業に求められる気運となってきている。従来のテレビ
のキャビネットは、前記したように、意匠的品質を低下
させるウェルドラインを隠すために、成形品の外面に塗
装を施したり、シートを貼付けたりしていたために、該
キャビネットを溶融して再利用しようとすると、前記塗
装やシート等のキャビネットとは異種の材料を除去する
作業が必要になる。もし、これらを除去しないで、キャ
ビネットと一緒に溶融すると、材料としての品質を大き
く損なうことになる。
である再資源化を図る上で、廃棄物のリサイクルが製造
企業に求められる気運となってきている。従来のテレビ
のキャビネットは、前記したように、意匠的品質を低下
させるウェルドラインを隠すために、成形品の外面に塗
装を施したり、シートを貼付けたりしていたために、該
キャビネットを溶融して再利用しようとすると、前記塗
装やシート等のキャビネットとは異種の材料を除去する
作業が必要になる。もし、これらを除去しないで、キャ
ビネットと一緒に溶融すると、材料としての品質を大き
く損なうことになる。
【0006】しかしながら、前記したように、塗装やシ
ート等をキャビネットから除去する作業は、大きな手間
と費用を要し、廃棄物のリサイクルの大きな障害である
という問題があった。
ート等をキャビネットから除去する作業は、大きな手間
と費用を要し、廃棄物のリサイクルの大きな障害である
という問題があった。
【0007】この発明の目的は、前記した従来技術の問
題点を除去し、ウェルドラインを発生させないプラスチ
ック成形品の製造方法を提供することにある。また、他
の目的は、該製造方法により製造された外面にウェルド
ラインが存在しないプラスチック成形品を提供すること
にある。
題点を除去し、ウェルドラインを発生させないプラスチ
ック成形品の製造方法を提供することにある。また、他
の目的は、該製造方法により製造された外面にウェルド
ラインが存在しないプラスチック成形品を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、複数個の溶融樹脂充填口から金型内に溶
融樹脂を射出してプラスチック成形品を製造する方法に
おいて、該金型内の樹脂合流点付近に、加熱・冷却シス
テムを備えた温度調整入子を配し、該樹脂の合流時に、
該合流点の金型表面温度が樹脂の融合温度以上になるよ
うにした点に特徴がある。
に、本発明は、複数個の溶融樹脂充填口から金型内に溶
融樹脂を射出してプラスチック成形品を製造する方法に
おいて、該金型内の樹脂合流点付近に、加熱・冷却シス
テムを備えた温度調整入子を配し、該樹脂の合流時に、
該合流点の金型表面温度が樹脂の融合温度以上になるよ
うにした点に特徴がある。
【0009】
【作用】本発明によれば、ウェルドラインのない外観表
面を有するプラスチック成形品、例えばテレビ受信機の
キャビネットを製作できるので、従来行ってきた、キャ
ビネット表面の塗装、シート貼付け、あるいは加飾成形
等を除く事ができ、経済性の向上を図ることができるよ
うになると共に、再資源化を容易に図ることが可能にな
る。
面を有するプラスチック成形品、例えばテレビ受信機の
キャビネットを製作できるので、従来行ってきた、キャ
ビネット表面の塗装、シート貼付け、あるいは加飾成形
等を除く事ができ、経済性の向上を図ることができるよ
うになると共に、再資源化を容易に図ることが可能にな
る。
【0010】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説
明する。図1(a) 、(b) はそれぞれ、本発明に使用する
金型の概略の正面図とa−a線側から見た右側面図を示
す。 図において、1は例えばテレビのキャビネットの
金型によって形成された樹脂通路(空隙部)、2a、2
bは該金型に設けられた樹脂射出ゲート、3a、3bは
それぞれ前記樹脂射出ゲート2a、2bから射出された
溶融樹脂の流れ、4は該溶融樹脂の合流点を示す。ま
た、5a、5bおよび5cは、該溶融樹脂の合流点に設
けられた加熱・冷却システムを備えた温度調整入子を示
す。
明する。図1(a) 、(b) はそれぞれ、本発明に使用する
金型の概略の正面図とa−a線側から見た右側面図を示
す。 図において、1は例えばテレビのキャビネットの
金型によって形成された樹脂通路(空隙部)、2a、2
bは該金型に設けられた樹脂射出ゲート、3a、3bは
それぞれ前記樹脂射出ゲート2a、2bから射出された
溶融樹脂の流れ、4は該溶融樹脂の合流点を示す。ま
た、5a、5bおよび5cは、該溶融樹脂の合流点に設
けられた加熱・冷却システムを備えた温度調整入子を示
す。
【0011】図2は該温度調整入子5aの平面図、図3
は図2のb−b線断面図、図4は図2のc−c線断面図
である。なお、他の温度調整入子5b、5cは温度調整
入子5aと同じ構成であるので、これらの代表に温度調
整入子5aを上げ、以下に詳細に説明する。
は図2のb−b線断面図、図4は図2のc−c線断面図
である。なお、他の温度調整入子5b、5cは温度調整
入子5aと同じ構成であるので、これらの代表に温度調
整入子5aを上げ、以下に詳細に説明する。
【0012】図において、11は温度調節駒、12は断
熱材、13は組込み調整駒である。また、14は図4か
ら明らかなように温度調節駒11中に配置されたヒータ
であり、該ヒータ14は、本実施例では該温度調節駒1
1中に4個配置されている。15は冷却回路であり、冷
却水バルブ18、ホース20を通って、冷却媒体例えば
水が該冷却回路15に送り込まれる。19は該冷却回路
15とホース20の接続プラグである。また、16は前
記温度調節駒11中に設けられた温度センサ、17は成
形中の金型表面温度を調節するために、図示されていな
い成形機と連動する制御装置である。該制御装置17
は、該成形機からの制御信号および前記温度センサ16
からの検出信号に基づいて前記冷却水バルブ18をオ
ン、オフ制御する。21は金型昇温部である。
熱材、13は組込み調整駒である。また、14は図4か
ら明らかなように温度調節駒11中に配置されたヒータ
であり、該ヒータ14は、本実施例では該温度調節駒1
1中に4個配置されている。15は冷却回路であり、冷
却水バルブ18、ホース20を通って、冷却媒体例えば
水が該冷却回路15に送り込まれる。19は該冷却回路
15とホース20の接続プラグである。また、16は前
記温度調節駒11中に設けられた温度センサ、17は成
形中の金型表面温度を調節するために、図示されていな
い成形機と連動する制御装置である。該制御装置17
は、該成形機からの制御信号および前記温度センサ16
からの検出信号に基づいて前記冷却水バルブ18をオ
ン、オフ制御する。21は金型昇温部である。
【0013】図5は前記温度調整入子5aを金型1aに
取付けた時の金型の一部の断面図を示し、1a、1bは
金型を示している。前記溶融樹脂は3a、3bの両方向
から流れてきて合流点4で合流する。この合流点4に、
前記金型昇温部21が面するように、温度調整入子5a
が金型1aに取付けられている。なお、符号11、1
2、13は、図3と同一物を示す。
取付けた時の金型の一部の断面図を示し、1a、1bは
金型を示している。前記溶融樹脂は3a、3bの両方向
から流れてきて合流点4で合流する。この合流点4に、
前記金型昇温部21が面するように、温度調整入子5a
が金型1aに取付けられている。なお、符号11、1
2、13は、図3と同一物を示す。
【0014】次に、前記制御装置17の動作を、図6の
シーケンス図を参照して説明する。まず、制御装置17
に押出板戻り信号が入力すると、該制御装置17はヒー
タ14に通電する。ヒータ14によって加熱された金型
昇温部21の温度は温度センサ16によって検出され、
制御装置17に通知される。次に、該制御装置17は型
締完了信号がきた後前記温度センサ16による検出温度
が所定の温度(例えば、60°C〜100°C)になる
と、昇温を完了しこの温度を維持する。この時、図示さ
れていない射出装置により、溶融樹脂が樹脂射出ゲート
から注入される。射出完了信号が該制御装置17に届く
と、該制御装置17はヒータ14への通電を停止し、前
記冷却水バルブ18を開いて、冷却水を冷却回路15に
送り込む。前記温度センサ16からの検出信号により、
所定の温度まで冷却されたと判断されると、冷却水バル
ブ18を閉じて、冷却水の供給を停止すると共に、型開
きが行われる。続いて、製品の取出しが行われる。以上
で、1サイクルの動作が終了する。
シーケンス図を参照して説明する。まず、制御装置17
に押出板戻り信号が入力すると、該制御装置17はヒー
タ14に通電する。ヒータ14によって加熱された金型
昇温部21の温度は温度センサ16によって検出され、
制御装置17に通知される。次に、該制御装置17は型
締完了信号がきた後前記温度センサ16による検出温度
が所定の温度(例えば、60°C〜100°C)になる
と、昇温を完了しこの温度を維持する。この時、図示さ
れていない射出装置により、溶融樹脂が樹脂射出ゲート
から注入される。射出完了信号が該制御装置17に届く
と、該制御装置17はヒータ14への通電を停止し、前
記冷却水バルブ18を開いて、冷却水を冷却回路15に
送り込む。前記温度センサ16からの検出信号により、
所定の温度まで冷却されたと判断されると、冷却水バル
ブ18を閉じて、冷却水の供給を停止すると共に、型開
きが行われる。続いて、製品の取出しが行われる。以上
で、1サイクルの動作が終了する。
【0015】本発明において、前記ヒータ14により金
型昇温部21の温度を60°C〜100°Cでは、製品
にウェルドラインが生じないことを確認した。逆に、該
金型昇温部21の温度を60°C未満にすると、製品に
ウェルドラインが生じることを確認した。
型昇温部21の温度を60°C〜100°Cでは、製品
にウェルドラインが生じないことを確認した。逆に、該
金型昇温部21の温度を60°C未満にすると、製品に
ウェルドラインが生じることを確認した。
【0016】図7は、本発明のプラスチック成形品製造
方法によって製造されたプラスチック成形品の一例を示
す図である。図において、31はテレビ受信機のブラウ
ン管の映像面を露出させる開口部、32はキャビネット
を示す。本発明によって作成されたキャビネット32に
は、その表面に意匠の品質を低下させるウェルドライン
が入らないので、ウェルドラインを隠すために、従来の
ように、キャビネット表面を塗装したり、他のシートを
貼着したりする必要がなくなる。
方法によって製造されたプラスチック成形品の一例を示
す図である。図において、31はテレビ受信機のブラウ
ン管の映像面を露出させる開口部、32はキャビネット
を示す。本発明によって作成されたキャビネット32に
は、その表面に意匠の品質を低下させるウェルドライン
が入らないので、ウェルドラインを隠すために、従来の
ように、キャビネット表面を塗装したり、他のシートを
貼着したりする必要がなくなる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、ウェルドラインが入ら
ないプラスチック成形品を製造することができるので、
従来のように、キャビネット表面を塗装したり、他のシ
ートを貼着したりする必要がなくなる。この結果、プラ
スチック成形品を再度溶融して再利用する場合に、品質
の良好なプラスチック成形品を、安価にかつ手間を掛け
ずに再生産することができるという効果がある。
ないプラスチック成形品を製造することができるので、
従来のように、キャビネット表面を塗装したり、他のシ
ートを貼着したりする必要がなくなる。この結果、プラ
スチック成形品を再度溶融して再利用する場合に、品質
の良好なプラスチック成形品を、安価にかつ手間を掛け
ずに再生産することができるという効果がある。
【図1】 本発明に使用される金型によって成形された
樹脂通路の概略の正面図と右側面図を示す。
樹脂通路の概略の正面図と右側面図を示す。
【図2】 本発明に使用される温度調整入子の平面図で
ある。
ある。
【図3】 図2のb−b線断面図である。
【図4】 図2のc−c線断面図である。
【図5】 温度調整入子が装着された金型の一部の断面
図である。
図である。
【図6】 本発明の温度制御動作を示すシーケンス図で
ある。
ある。
【図7】 本発明によって成形されたプラスチック成形
品の一例を示す斜視図である。
品の一例を示す斜視図である。
1…金型の樹脂通路、2a、2b…樹脂射出ゲート、3
a、3b…溶融樹脂の流れ、4…溶融樹脂の合流点、5
a、5b、5c…温度調整入子、11…温度調節駒、1
2…断熱材、13…組込み調整駒、14…ヒータ、15
…冷却回路、16…温度センサ、17…制御装置、18
…冷却水バルブ、19…接続プラグ、20…ホース、2
1…金型昇温部。
a、3b…溶融樹脂の流れ、4…溶融樹脂の合流点、5
a、5b、5c…温度調整入子、11…温度調節駒、1
2…断熱材、13…組込み調整駒、14…ヒータ、15
…冷却回路、16…温度センサ、17…制御装置、18
…冷却水バルブ、19…接続プラグ、20…ホース、2
1…金型昇温部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:34 (72)発明者 岩谷 重治 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所AV機器事業部内
Claims (5)
- 【請求項1】 複数個の溶融樹脂充填口から金型内に溶
融樹脂を射出してプラスチック成形品を製造する方法に
おいて、 該金型内の樹脂合流点付近に、加熱・冷却システムを備
えた温度調整入子を配し、該樹脂の合流時に、該合流点
の金型表面温度が樹脂の融合温度以上になるようにした
ことを特徴とするプラスチック成形品の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1のプラスチック成形品の製造方
法において、 前記合流点の金型表面温度を、60°C〜100°Cと
したことを特徴とするプラスチック成形品の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1のプラスチック成形品の製造方
法において、樹脂の融合が行われた後、前記冷却システ
ムを作動させて、前記合流点の金型表面温度を速かに冷
却させるようにしたことを特徴とするプラスチック成形
品の製造方法。 - 【請求項4】 複数個の溶融樹脂充填口から金型内に溶
融樹脂を射出して成形されたプラスチック成形品であっ
て、 樹脂の合流点にウェルドラインのない外観表面を有する
ことを特徴とするプラスチック成形品。 - 【請求項5】 請求項4のプラスチック成形品におい
て、 該プラスチック成形品がテレビ受像機のキャビネットで
あることを特徴とするプラスチック成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11186394A JPH07290541A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | プラスチック成形品の製造方法およびプラスチック成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11186394A JPH07290541A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | プラスチック成形品の製造方法およびプラスチック成形品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07290541A true JPH07290541A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=14572059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11186394A Pending JPH07290541A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | プラスチック成形品の製造方法およびプラスチック成形品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07290541A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004074629A (ja) * | 2002-08-20 | 2004-03-11 | Tokai Rika Co Ltd | 金型装置及び成形方法 |
KR100428370B1 (ko) * | 2001-06-12 | 2004-04-27 | 현대자동차주식회사 | 사출 금형의 웰드라인 온도 제어장치 |
JP2005319727A (ja) * | 2004-05-11 | 2005-11-17 | Munekata Co Ltd | 四角形状の枠型製品の射出成形方法及びこの成形方法に用いられる金型 |
JP2006076276A (ja) * | 2004-08-10 | 2006-03-23 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | インサート成形金型及びインサート成形品の製造方法並びにインサート成形品 |
JP2007223143A (ja) * | 2006-02-23 | 2007-09-06 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 熱可塑性樹脂成形体の製造方法 |
JP2008087172A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-17 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 熱可塑性樹脂成形体の製造方法 |
JP2008087171A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-04-17 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 熱可塑性樹脂成形体の製造方法 |
-
1994
- 1994-04-28 JP JP11186394A patent/JPH07290541A/ja active Pending
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