JPH07289981A - 塗布液の流量制御方法 - Google Patents

塗布液の流量制御方法

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Publication number
JPH07289981A
JPH07289981A JP8644794A JP8644794A JPH07289981A JP H07289981 A JPH07289981 A JP H07289981A JP 8644794 A JP8644794 A JP 8644794A JP 8644794 A JP8644794 A JP 8644794A JP H07289981 A JPH07289981 A JP H07289981A
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JP
Japan
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flow rate
coating
coating liq
liq
feeding
Prior art date
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Pending
Application number
JP8644794A
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English (en)
Inventor
Shigeji Hatayama
繁治 畑山
Toshimichi Umemura
俊陸 梅村
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】塗布液の塗布装置への供給開始時に減圧泡の発
生しない流量制御方法を提供する。 【構成】塗布液供給開始時の該塗布液の流量制御方法に
おいて、該塗布液の流量を調節する弁が全閉の状態から
徐々に弁開度を上げ、設定流量に到達するようにしたこ
とを特徴とする塗布液供給開始時の流量制御方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗布液の流量を制御する
方法に関し、特に写真感光材料塗布液をヘッド差を利用
して供給する装置における塗布液供給開始時の流量制御
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】写真感光材料を構成する塗布液、例えば
ハロゲン化銀乳剤層、保護層、下塗層、ハレーション防
止層、裏塗層等は貯蔵釜から配管を通り塗布装置に供給
され、支持体に塗布される。塗布装置は、一般的に知ら
れているものが各種あるが、スライドビード塗布装置、
エクストルージョン塗布装置、カーテン塗布装置等は、
その塗布方式より、塗布量の制御は塗布装置に供給され
る塗布液の流量調節によって行われる。従って塗布液貯
蔵釜から塗布装置の間の配管に流量を調節するための流
量検出器、調節計、調節弁等が設置される。
【0003】一般に配管を流れる塗布液の流量調節は、
流量検出器、調節計及び調節弁が一体となって行われ
る。つまり流量検出器で流量を検出し、流量変換器にて
変換された電気信号を調節計に取り込み、調節計はあら
かじめ設定されていた流量になるように、電空変換器に
て電気信号を空気信号に変換し、調節弁の弁開度を調節
させる。
【0004】図1に貯蔵釜から塗布装置までの一般的な
フロー図を示す。貯蔵釜1に貯蔵された塗布液2は配管
4を通り、塗布装置11へ供給されるが、その配管中に
塗布液の流量を調節するための流量検出器5、流量変換
器6、調節計7、電空変換器8、調節弁9が設置され
る。
【0005】通常、塗布液を供給する直前まで、配管4
には水が封入されており、塗布液2を供給開始するため
に開閉弁3、10が開放されて、貯蔵釜1内の塗布液2
が配管中の水を押し出すような形で塗布装置11に供給
される。
【0006】この時、塗布液の流量は、あらかじめ調節
計7に設定されており、塗布液を供給していない状態で
は、流量検出器5は流量0を検出し、それを受け調節計
は7の出力は設定流量になるように調節弁9に弁の開放
を指示する。このため塗布液を供給していない状態で
は、調節弁9は全開になっており、塗布液供給開始時に
開閉弁3、10が開放された時、塗布液2は貯蔵釜1か
ら一気に細い配管4に流れ込むため、配管内は減圧状態
になり、塗布液中の溶存酸素が気泡(以降、減圧泡と称
す)に変わる。
【0007】この減圧泡は塗布液中に混入された状態で
塗布装置に供給され、支持体に塗布されるため塗布開始
時、泡ハジキや泡筋のような塗布故障発生の原因となっ
ていた。
【0008】また減圧泡の一部は配管内壁及び弁や塗布
装置のよどみ部分に滞留し、塗布中に徐々に排出され継
続的に塗布故障を発生させていた。
【0009】このような塗布故障は写真感光材料にとっ
て致命的欠陥であり、製品仕上工程で除去しなければな
らず、歩留りの低下や生産効率の低下を招いていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、塗布
液の塗布装置への供給開始時に減圧泡の発生しない流量
制御方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、塗
布液供給開始時の該塗布液の流量制御方法において、該
塗布液の流量を調節する弁が全閉の状態から徐々に弁開
度を上げ、設定流量に到達するようにしたことを特徴と
する塗布液供給開始時の流量制御方法によって達成され
た。
【0012】つまり、塗布液供給開始時において、従来
は調節弁が全開の状態から設定流量になるように弁開度
を下げていたが、本発明は調節弁が全閉の状態から設定
流量になるように弁開度を徐々に上げていくようにし
た。
【0013】本発明において、流量を調節さるための流
量検出器、調節計、調節弁は公知のものを使用すること
ができる。例えば流量検出器として電磁流量計やコリオ
リの質量流量計等、調節計としてプログラマブル調節計
等、調節弁として特開昭59−194177号公報に記
載されたもの等。また出力信号を変換するための流量変
換器、電空変換器等も任意に用いることができる。
【0014】本発明において、調節計はプログラムを組
み込めることが必須条件であり、プログラマブル調節計
が用いられる。
【0015】図1を用いて本発明の制御方法を具体的に
説明する。調節計7は塗布液が供給されていない時は調
節弁9に全閉を指示し、塗布液供給開始時に操作盤12
にて供給開始の操作を行い、開閉弁3、10が開放され
た時、その電気信号を受けた調節計7は調節弁9に弁開
度を徐々に上げるように指示する。調節計7にはあらか
じめ所定の流量が設定されており、その設定流量に到達
するまで調節弁9の弁開度を徐々に上げていき、設定流
量に到達したところで、通常の流量制御に切替わるよう
になっている。
【0016】設定流量に到達するまでに要する時間は、
本発明において特に限定されない。要するに配管内が減
圧状態にならない条件を選択すればよく、その条件は設
定流量、配管の径、ヘッド差によって異なるが、塗布液
供給開始から設定流量に到達するまでの時間は5秒以上
が好ましく、特に10秒以上が好ましい。
【0017】図2に塗布液供給開始時の流量変化につい
て、本発明と従来の方法の違いを示す。(a)は本発
明、(b)は従来のものである。(a)は塗布液供給開
始時に流量0の状態から、徐々に流量が上昇し設定流量
に到達している。(b)は塗布液供給開始時、一気に流
量が上昇した後、ハンチングしながら設定流量に調節さ
れている。
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例にて詳細に説明する。
図1に示す装置を用いて、ハロゲン化銀乳剤をポリエチ
レン被覆紙に塗布した。ハロゲン化銀乳剤の塗布量は5
0cc/m2 、塗布速度は120m/分、塗布幅は10
00mmであり、貯蔵釜とスライドビード塗布装置のヘ
ッド差は10m、配管内径は20mmである。
【0019】本発明の流量制御方法はハロゲン化銀乳剤
の供給開始時に調節弁が全閉、つまり流量0の状態から
設定流量の6000cc/分に15秒かけて到達するよ
うにした。
【0020】一方、従来の制御方法はハロゲン化銀乳剤
の供給開始時に調節弁が全開になっているため、瞬時的
に流量が11000cc/分に達し、その状態から設定
流量の6000cc/分になるようにした。
【0021】前記2つの流量制御方法を用いて、各々1
0000m×5回塗布した。その時の泡による塗布故障
(泡ハジキ、泡筋)を調べた。その結果、本発明の10
000m当りの発生数は、平均で1.3ヶであったが、
従来の方法は8.7ヶであった。
【0022】
【発明の効果】塗布液供給開始時に本発明の流量制御方
法を用いることによって、減圧泡による塗布故障が大幅
に減少した。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な貯蔵釜から塗布装置までのフロー図。
【図2】塗布液供給開始時の流量変化のグラフ。
【符号の説明】
1 貯蔵釜 2 塗布液 3 開閉弁 4 配管 5 流量検出器 6 流量変換器 7 調節計 8 電空変換器 9 調節弁 10 開閉弁 11 塗布装置 12 操作盤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗布液供給開始時の該塗布液の流量制御
    方法において、該塗布液の流量を調節する弁が全閉の状
    態から徐々に弁開度を上げ、設定流量に到達するように
    したことを特徴とする塗布液供給開始時の流量制御方
    法。
JP8644794A 1994-04-25 1994-04-25 塗布液の流量制御方法 Pending JPH07289981A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8644794A JPH07289981A (ja) 1994-04-25 1994-04-25 塗布液の流量制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8644794A JPH07289981A (ja) 1994-04-25 1994-04-25 塗布液の流量制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07289981A true JPH07289981A (ja) 1995-11-07

Family

ID=13887187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8644794A Pending JPH07289981A (ja) 1994-04-25 1994-04-25 塗布液の流量制御方法

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JP (1) JPH07289981A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010036063A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Anest Iwata Corp 空圧制御弁を用いた塗料供給制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010036063A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Anest Iwata Corp 空圧制御弁を用いた塗料供給制御方法

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