JPH0728993B2 - ドライクリーナ - Google Patents

ドライクリーナ

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JPH0728993B2
JPH0728993B2 JP2336788A JP2336788A JPH0728993B2 JP H0728993 B2 JPH0728993 B2 JP H0728993B2 JP 2336788 A JP2336788 A JP 2336788A JP 2336788 A JP2336788 A JP 2336788A JP H0728993 B2 JPH0728993 B2 JP H0728993B2
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soap
solvent
concentration
washing tub
pump
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孝宏 林
武志 中田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、1.1.1トリクロルエタン等のクリーニング溶
剤を用いて洗濯を行うドライクリーナに関する。
(ロ)従来の技術 一般にドライクリーナにおいては、洗濯槽内の溶剤中に
ソープを投入し、溶剤中のソープ濃度を適切な値にする
と、所望の洗浄効果が発揮できる。
特公昭52−21397号公報には、このようなソープ濃度管
理を行うためのソープ濃度測定法が示されている。
即ち、溶剤にイオン系界面活性剤を含むソープを投入
し、これに静電気防止剤を配合した状態にて、衣類の洗
濯、乾燥の後に、箔検電器を用いて衣類の帯電量を実測
してソープ濃度を測定する方法が示されている。
そして、この方法にて測定して得られたソープ濃度は、
このソープ濃度を有する溶剤を用いて次の洗濯を行うこ
とに有効に利用される。即ち、現在のソープ濃度が判明
していることにより、次の洗濯を行うときに必要なソー
プ量が分かる。そして、操作者は必要なソープ量を追加
投入して、次の洗濯を実行する。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかし、ソープ投入はあくまでも操作者自身が経験と勘
による手作業で行っているので、正確なソープ投入量は
分かっていても、正確なソープ投入が行えない。
而して、最近、本願出願人により出願された実願昭61−
144409号においては、洗濯槽内に供給された溶剤の量を
測定し、この測定された溶剤の量から適切なソープ濃度
を得るために必要なソープ投入時間を算出し、この算出
時間に基づいてソープを自動的に投入するドライクリー
ナが示されている。
しかし乍ら、このように溶剤の量に基づいてソープ投入
時間を算出してソープを自動投入するドライクリーナに
あっては、洗濯に使用された溶剤を洗濯終了の度に蒸溜
し、溶剤中のソープを逐一除去し、次回の洗濯に使用す
る溶剤中にソープが混入しない場合は、その都度適切な
ソープ濃度が得られるが、蒸溜せずにソープが残留した
溶剤をそのまま次回の洗濯に使用する場合には、残留ソ
ープが影響するため、単に洗濯槽に供給した溶剤の量に
基づいてソープ投入時間を算出するだけでは最適なソー
プ濃度を得ることができない。
本発明は、溶剤中の残留ソープを考慮し、洗濯槽に供給
される溶剤量の他に溶剤中のソープ濃度を測定すること
により、適切なソープ濃度を得るに必要なソープ投入時
間を正しく算出し、この算出時間に基づいて自動的にソ
ープを投入できるようにし、もって洗濯の仕上がりを所
望通りに行うことができるドライクリーナを提供しよう
とするものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明のドライクリーナは、溶剤を収容したタンクと、
このタンク内の溶剤が供給される洗濯槽と、上記タンク
内の溶剤を上記洗濯槽へ供給するポンプと、ソープを収
容するソープ収容器と、上記洗濯槽に対する上記ポンプ
による供給溶剤量を測定する給液量測定手段と、上記洗
濯槽に供給された溶剤に上記ソープ収容器内のソープを
供給するソープ供給手段と、上記洗濯槽に対する供給溶
剤のソープ濃度を測定するソープ濃度測定手段と、上記
洗濯槽に対する供給溶剤のソープ濃度を設定するソープ
濃度設定部と、上記給液量測定手段により測定された溶
剤量、上記ソープ濃度測定手段により測定されたソープ
濃度、及び上記ソープ濃度設定部により設定されたソー
プ濃度に基づき、上記洗濯槽内の溶剤のソープ濃度を設
定ソープ濃度に近づけるために必要な上記ソープ供給手
段の作動時間を演算する演算部と、この演算部の演算結
果に基づいて上記ソープ供給手段を作動させるソープ供
給制御部とから構成したものである。
更に、上記ドライクリーナにおいて、上記給液量測定手
段は、上記ポンプによって供給される溶剤の流量が所定
値に到達するのを検知する流量検知手段と、上記洗濯槽
の所定位まで溶剤が供給されたのを検知する液位検知手
段と、上記流量検知手段による所定値到達検知から上記
液位検知手段による所定位供給検知までを計時する計時
手段とから構成したものである。
(ホ)作用 演算部に、測定された給液量Vがそのまま或いは時間等
の成分で入力されると共に、測定されたソープ濃度
(%)Cx、設定されたソープ濃度(%)Cyが入力され、
更にソープ供給手段の供給能力に係る定数Aが入力され
る。かくして、測定濃度が設定濃度より薄い場合、演算
部は、例えば の式で表わされる演算を実行し、ソープ供給手段が作動
する時間を決める。そして、ソープ供給制御部は、この
演算された時間だけソープ供給手段を作動させ、ソープ
濃度をCyに近づける。
また、給液量Vを、ポンプの立上り等を考慮して給液流
量が所定値に達した時から槽の液位が所定値に達するま
で計時し、この時間Tに変換すれば、上記式は、 と成り、これで演算を実行していく。
(ヘ)実施例 第1図に基づいてクリーニング機械の配管構成から説明
すると、(1)は洗浄用の溶剤を収容した第1タンク、
(2)はすすぎ(第2浴)用の溶剤を収容した第2タン
クであり、夫々元弁(3)(4)を介してポンプ(5)
の吸込側に接続してある。ポンプ(5)の吐出側は手動
弁(6)及び逆止弁(7)を介してフィルター弁
(8)、蒸溜弁(9)及びバイパス弁(10)に接続して
ある。フィルター弁(8)はフィルター(1)を経てサ
イトグラス(12)に、蒸溜弁(9)は蒸溜器(13)に、
バイパス弁(10)は上記サイトグラス(12)に夫々連
る。サイトグラス(12)からは給液弁(14)を介して洗
濯槽(15)と、ソープ濃度の検出器(16)及び循環弁
(17)を介して上記第1タンク(1)とに配管してあ
る。そして、ポンプ(5)の吐出側には溶剤流量が所定
以上に到達した時に信号を出力する流量センサー等の流
量検知手段(18)が設けてある。
上記洗濯槽(15)は、洗濯時及び乾燥時には低速回転し
脱液時に高速回転する回転ドラム(図示せず)を内装し
ており、乾燥室を兼ねるために溶剤回収回路(19)を接
続している。そして、この洗濯槽(15)は低部を排液弁
(20)及びボタントラップ(21)を介して第1タンク
(1)に接続すると共に、所定の高部を溢水路(22)及
びボタントラップ(21)を介して第1タンク(1)に接
続している。そして、ボタントラップ(21)には洗濯槽
(15)内の液位が所定位に到達した時に作動する例えば
フロートスイッチ、リードスイッチ、圧力センサー等か
ら成る液位検知手段(23)が付設してある。
また、洗濯槽(15)の高部には、手動の投入弁(24)と
自動の定量ポンプ(25)を夫々並列的に介してソープ収
容器(26)が接続してある。尚、これらのソープ供給手
段は第1タンク(1)に設けても良い。
蒸溜器(13)によって蒸溜された気化溶剤は、クーラー
(27)で冷却されて凝縮、液化し、水分離器(28)で水
分離してから第2タンク(2)に戻る。
次に、ソープ濃度測定手段を構成する検出器(16)の構
造を第2図に基づいて説明すると、(29)は検出器(1
6)の外形を構成する円筒状の容器で、ステンレス板を
熔接して形成してあり、上板にサイドグラス(12)への
接続口を設け、底板には循環弁(17)への接続口を設け
ている。底板には水シール用及び電気絶縁用のテフロン
パッキン(30)を介在して金属製の継手(31)を貫通さ
せている。この継手(31)は容器内では棒状電極(32)
をネジ結合すると共に容器外では端子使用のナット(3
3)を螺合している。また、底板には容器(29)自体を
電極として、その端子用のネジ(34)を螺合させてい
る。
容器(29)及び電極(32)はナット(33)及びネジ(3
4)を経て検出回路(D,C)に電気的に接続されるが、以
下に斯る回路を第3図に基づいて説明すると、(35)は
発振回路であり、上記容器(29)と電極(32)間に±5
V、10kHzの交番電圧を印加する。容器(29)と電極(3
2)間の溶剤及びソープによって構成されるインピーダ
ンスはソープ濃度によって変化しており、容器(29)及
び電極(32)からの出力電圧の波高値も変る。そこで、
斯る交番電圧から2段の直流抽出回路(36)によって力
流分を抽出すると、これがソープ濃度に対応したものと
成る。この直流分をレベルシフト回路(37)にかけ、こ
の回路から全体を制御するマイクロコンピュータ(以下
マイコン)(38)に直流の出力電圧(Vout)を入力して
いる。因みに、ソープA,B,Cの濃度対出力電圧の特性図
を第4図で示す。
上記マイコン(38)は、第3図で示すようにCPU(中央
演算処理装置)、ROM(読出し専用メモリ)、RAM(随時
読出し、書込みメモリ)、I/O(入出力装置)から成る
ものであり、ソープ濃度設定部(39)、ポンプ制御部
(40)、流量検知手段(18)及び液位検知手段(23)と
共に給液量測定手段を構成するカウンタ(41)、比較判
定部(42)、表示制御部(43)、演算部(44)、ソープ
供給制御部(45)、クリーニング機械制御部(46)を構
成するものである。
斯るマイコン(38)は、流量検知手段(18)、液位検知
手段(23)、所望のソープ濃度やスタート信号等の情報
を入力すべく操作されるキーボード(47)から各信号が
入力され、ポンプ(5)、定量ポンプ(25)、その他の
クリーニング機械の各負荷(48)及びディジタル表示装
置(49)に対して出力するものである。
次に、本実施例に於けるマイコン(38)の制御動作につ
いて説明するが、ROMには予め使用ソープの濃度対出力
電圧の基準データ、流量所定値等が記憶してある。キー
ボード(47)によって所望の濃度Cyを指定すると、この
濃度Cyがソープ濃度設定部(39)に設定される。運転は
スタート信号によって開始され、まずクリーニング機械
制御部(46)により給液弁(14)及びバイパス弁(10)
を閉じ、第1元弁(3)、フィルター弁(8)及び循環
弁(17)を開き、ポンプ(5)をポンプ制御部(40)に
よって駆動する。すると、第1タンク(1)内の溶剤は
フィルター(11)及び検出器(16)を通って第1タンク
(1)に戻る。この間にフィルター(11)はプリコート
処理されており、この後に給液弁(14)を開放すると共
に循環弁(17)を閉成し、洗濯槽(15)への給液が開始
する。一方、ポンプ(5)の給液駆動により流量が検知
されており、例えば100l/分と云う流量所定値を超えた
ことを流量検知手段(18)が検知し、検知信号をマイコ
ン(38)に入力する。マイコン(38)はこの検知信号に
よってカウンタ(41)による計時を開始し、槽(15)の
液位が上って液位検知手段(23)から液位検知信号が入
力された時までの給液時間Tを測定する。また、この時
点でポンプ制御部(40)によりポンプ(5)を停止させ
る。
一方、循環弁(17)が閉じたことにより、検出器(16)
は容器(29)内に溶剤を静止状態で貯溜しており、ここ
で先の説明の如く電極間の出力電圧(Vout)をマイコン
(38)に出力する。マイコン(38)は出力電圧を基準デ
ータと比較判定部(42)により比較してソープ濃度を測
定し、表示制御部(43)により表示装置(49)で表示せ
しめる。斯る測定ソープ濃度Cxと、設定ソープ濃度Cy
と、カウント時間Tはマイコン(38)の演算部(44)に
入力される。この演算部(44)には更にROMからソープ
供給系の定数Aを入力しており、ここで 但しCy>Cxの式 に基づく演算を実行する。
この演算結果は、ソープ供給手段としての定量ポンプ
(25)の作動時間であり、マイコン(38)のソープ供給
制御部(45)がこの時間だけ定量ポンプ(25)を作動さ
せる。
かくして、ソープ濃度は設定値Cyに近づき、所望どおり
の洗濯仕上りが期待できることになる。
本実施例では検出器(16)を循環弁(17)側に接続して
フィルター循環時にソープ濃度を測定しているが、洗濯
槽(15)への給液路や排液路に接続して測定回数を増加
し、測定精度を向上させることもできる。
第5図及び第6図は、他の実施例を説明するものであ
る。これは第1図々示の構成に対し、洗濯槽(15)の底
部を検出器(16)と循環弁(17)間の配管に接続弁(5
0)を介して接続し、ソープ供給手段として大能力の定
量ポンプ(25′)と小能力の定量ポンプ(25″)とを設
けている。そして、第3図々示の構成に対し、マイコン
(38)は、ROMに濃度差の閾値(Cz)を予め記憶し、こ
の閾値(Cz)を(Cy−Cx)と比較する濃度差比較部(1
5)を構成する。
而して、キーボード(47)によって所望の濃度Cyを指定
すると、このCyがソープ濃度設定部(39)に設定され
る。運転はスタート信号によって開始されるが、当初接
続弁(50)を閉じて先の実施例と同様に進行する。給液
が停止して検出器(16)での電極間の出力電圧(Vout)
をマイコン(38)に入力し、ソープ濃度Cxを測定する。
マイコン(38)は演算部(44)で濃度Co=Cy−Cxの演算
を行ない、次いで濃度差比較部(51)でCz<Coかを比較
する。この条件が満足されると、マイコン(38)は演算
部(44)で次式による演算を行う。
但しA′は定量ポンプ(25′)にかかる定数 これで大能力の定量ポンプ(25′)の作動時間が得ら
れ、マイコン(38)のソープ供給制御部(45)がこの時
間だけ定量ポンプ(25′)を作動させてソープを追加投
入させる。
逆にCz≧Coの条件ではマイコン(38)は、 但しA″は定量ポンプ(25′)にかかる定数 の式を演算部(44)で行い、ソープ供給制御部(45)に
よって小能力の定量ポンプ(25′)を作動させてソープ
を追加投入させる。
このように、濃度差Coの大小に応じてソープをきめ細く
投入したり、多めに投入し、ソープ投入を効率的に、ま
た精度良く実行している。
給液後の洗浄運転中には、バイパス弁(10)と循環弁
(17)を開いて検出器(16)内の溶剤を戻しておき、次
に循環弁(17)を閉じた後に接続弁(50)を開き、洗濯
槽(15)内の溶剤の一部を検出器(16)内に導入する。
検出器(16)は槽最低液位より低い位置に在る。導入さ
れた溶剤はソープが追加投入されてソープ濃度が上って
いるものであり、ここで再び出力電圧(Vout)を検知
し、上述と同様の手法で濃度差Coを演算する。そして、
以下Co=0と成るまで同処理が実行される。
第7図〜第12図は、検出器(16)の他の態様と、ソープ
濃度対出力電圧の基準データを作成する手法とを主とし
て説明するための実施例を示している。第10図はドライ
クリーナの配管系統図であり、洗濯槽(15)内にドラム
(図示せず)を回転自在に取付け、溶剤タンク(1)に
は例えばフロートスイッチ等の給液量検出手段(52)を
付設し、洗濯槽(15)と溶剤タンク(1)間には給液路
と排液路が独立して設けてある。給液路はタンク側から
ポンプ(5)、元弁(3)、検出器(16)、給液弁(1
4)を接続し、排液路は排液弁(20)を接続している。
上記洗浄槽(15)とソープタンク(26)との間は定量ポ
ンプ(25)を介して接続してあり、上記検出器(16)に
は検査用の給液弁(53)と排液弁(54)が管路(5
3′),(54′)を介して分岐接続してある。
ドライクリーナの運転制御は、マイコン(38)を中心と
した制御手段により実行され、その制御回路及び操作部
が第11図及び第12図に示されている。マイコン(38)
は、給液量検出手段(52)からの給液量信号、検出器
(16)からの出力信号、キーボード(47)のテンキー及
び濃度エントリー、呼出し、濃度設定、セット、クリア
ー並びにNo.の各ファンクションキーからのキー信号を
入力し、高周波交番電圧源(55)、LED等の状態表示用
のセットランプ(56)…、ソープNo.、ソープ濃度
(%)、出力電圧(V)のディジタル表示器(57)…及
びドライクリーナの運転駆動手段(弁、ポンプ等)(4
8)に出力する。
ここで、上記検出器(16)は第7図〜第9図で開示され
ており、給液路に金属製の容器(29)の上下面(58),
(59)を接続し、この容器(29)内に9枚の金属平板
(60)…を等間隔で林立させて成る第1電極(61)と、
金属平板(60)…の夫々の間に8枚の金属平板(62)…
を等間隔で林立させ且つ該平板(60)…に対向させて成
る第2電極(63)とを収容している。各平板(60)…、
(60)…はステンレス製の薄板であり、上下部の側端4
ヶ所に切欠(64)…を設けており、各上下端の4隅部分
を耐蝕性、絶縁性に秀れた樹脂から成る基台(65),
(65)及びキャップ(66),(66)の切込み(67)…に
切欠(64)…まで差し込んで止めてある。この結果、各
平板(60)…、(62)…相互の間隔が固定されている。
そして、差し込んだ後に、切込み(67)…の切欠(64)
…対応部分を加熱溶融して埋め、全平板(60)…、(6
2)…、基台(65),(65)及びキャップ(66),(6
6)を一体化している。一方、平板(60)…の端にある
ものは、一端側の上下部分に連結帯(68),(69)をL
字型に折曲して設けており、他の平板(60)…の端面の
折曲片(60′)…とスポット熔接により連結している。
また、平板(62)…の端にあるものも、他端側の上下部
分に連結帯(68),(69)をL字型に折曲して設けてお
り、他の平板(62)…の端面の折曲片(62′)…とスポ
ット熔接により連結している。
そして、下部連結帯(69),(69)はL字型の集電板
(70),(71)の垂直辺にスポット熔接してあり、集電
板(70),(71)の水平辺は夫々第1ボス(72)、第2
ボス(73)に電気的、機械的にネジで止着してある。
第1ボス(72)は容器(29)の下面(59)に埋設固着さ
れ、第2ボス(73)はテフロン等の絶縁樹脂製のパッキ
ン(74)を介して下面(59)を水密的に貫通している。
第2ボス(73)の貫通端は第2外部端子(75)を形成
し、この端子(75)の近傍の下面(59)には第1外部端
子(76)が熔着してある。
かくして、第1、第2外部端子(76)(75)間には例え
ば2kHz〜100kHzの適当な高周波交番電圧が印加され、端
子間の出力電圧がソープ濃度に該当する抵抗値変化に対
応して検知されるのであり、検知された出力電圧(Vou
t)はマイコン(38)で処理される。第1電極(61)を
容器(29)と同電位としたのは、外部との浮遊容量の形
成を阻止するためである。
マイコン(38)は検知出力と比較する基準データを記憶
しておく必要がある。実験で予め判明していればROMに
書き込んでおくが、本実施例では最初に書き込み操作を
行なう。
まず、使用溶剤に使用ソープを計量して混入し、複数種
の既知濃度の溶剤を用意する。そして、No.キー、テン
キーの例えば“1"、セットキーの順に操作し、No.1のソ
ープがセットされたことを表示する。マイコン(38)は
元弁(3)及び給液弁(14)を閉じ、検査用の排液弁
(54)を閉じて給液弁(53)を開いている。この検査用
の弁の開閉は手動でも良い。次いで、例えば正確な計量
された濃度0.1%の溶剤を検出器(16)に入れ、濃度エ
ントリーキー、テンキーで“0",“.",“1"を操作する。
すると、マイコン(38)は濃度0.1%を表示すると共
に、高周波交番電圧源(55)に給電し、出力電圧の入力
により例えば0.60Vを表示する。この後にセットキーを
操作すると、マイコン(38)はソープNo.1は濃度0.1%
では0.60Vであると記憶する。記憶終了は状態1のセッ
トランプ(56)の点灯で判る。以下、濃度の違うものを
入れ替えて同様に0%,0.2%,0.3%…の濃度及び出力電
圧を記憶させる。マイコン(38)としては、各点をブロ
ットしてその間の濃度を演算して自己補完するものが望
ましい。
こうして、基準データを記憶してしまえば、試験溶剤を
抜いて、実際の運転に備える。この運転は、濃度設定キ
ー、テンキーで、“0.2"を操作し、ソープNo.1で0.2%
の濃度による運転であることを指示し、例えばスタート
キー(図示せず)を操作することにより開始する。する
と、ポンプ(5)が駆動し、元弁(3)及び給液弁(1
4)が開放し、溶剤をタンク(1)から洗濯槽(15)に
送る。
かくして、給液量検出信号と出力電圧(Vout)がマイコ
ン(38)に入力されると、マイコン(38)は0.2%濃度
を保持するために必要なソープの量を演算し、定量ポン
プ(25)を駆動させる。例えば、初期濃度が0%の溶剤
を50l供給していれば、0.1のソープを供給するように
する。また、1回目の洗濯終了後の溶剤のソープ濃度が
0.18%にまで低下していることを出力電圧によって知れ
ば、マイコン(38)はソープ追加量0.01を演算し、ポ
ンプ(25)にその分駆動するように指示する。
このように、第1電極(61)及び第2電極(63)の夫々
の電極面積を拡大し且つ各々を一定間隔で対向配置した
ので、検知容器(29)内で広範囲に亘り且つ各電極間
(60)…、(62)…が同一条件のまま出力検知を実行す
ることができソープに電離性の悪いものを使った場合で
も確実に濃度検知を行なうことができる。
次に、第13図〜第15図は、ソープ濃度対出力電圧の基準
データを自動的に且つ精度良く作成するための装置を開
示している。この装置は、少くとも一対の電極(77)を
内装した溶剤の容器(78)と、電極(77)に対して高周
波交番電圧を印加する高周波交番電圧源(79)と、ソー
プタンク(80)と、ソープタンク(80)から容器(78)
にソープを所定量供給するソープ用ポンプ(81)と、容
器(78)内の溶剤等を循環させ、或いは溶剤等を排出す
る循環兼排出用ポンプ(82)と、データ作成作業全体を
制御し且つ作成データを記憶保持できるマイコン(83)
と、LEDから成るセットランプ群(84)と、ディジタル
表示器(85)と、テンキー(86)と、ファンクションキ
ー(87)と、スタートキー(88)とから成る。
容器(78)の上蓋(89)には各ポンプ(81)(82)の吐
出パイプが着脱自在に止めてあるが、この上蓋(89)を
取って、ある溶剤を計量(V(l))して入れる。そし
て、ファンクションキー(87)とテンキー(86)によ
り、ソープ種を示すソープNo.、溶剤の種類を示す溶剤N
o.、サンプル点数、ソープ濃度の幅(A%)等を入力デ
ータとしてマイコン(83)に入力する。
ここで、スタートキー(88)を操作すると、ソープ用ポ
ンプ(81)がm(ml)だけの量のソープを自動投入す
る。m(ml)は次式で示される。
m(ml)=(V・A)・10-2 ソープ用ポンプ(81)に引続いて循環兼排出用ポンプ
(82)がT秒だけ駆動し、容器(78)内の溶剤及びソー
プを循環してよく混合させる。
次に、高周波交番電圧源(79)によって電極(77)に高
周波交番電圧を印加し、電極からの出力を絶対値回路、
平滑化回路、増幅回路(これらの回路は第6図で示され
ているもの)を介してマイコン(83)にVoutとして入力
する。
この出力電圧(Vout)を得る作業をサンプル点数に達す
るまで、マイコン(83)はA%間隔でソープ自動投入、
溶剤循環等を繰返えさせ、都度出力電圧(Vout)を入力
している。出力電圧(Vout)は、ソープ投入前にも測定
しておくのが望ましい。
かくして、各ソープ濃度に対して測定された各出力電圧
に基づき、マイコン(83)は一次近似、二次近似、最小
2乗法を用いて自動的に検量線(例えば第4図)を作成
し、基準データとして記憶する。そして、記憶された基
準データはデータ転送等の手法でドライクリーナ(クリ
ーニング機械)の運転を制御するマイコン(38)に取り
込まれる。
容器(78)を溶剤回路中の容器(29)で、電極(77)を
電極(62),(64)で、高周波交番電圧源(79)を(5
5)で、マイコン(83)を(38)で夫々兼用することに
より、溶剤回路をデータ作成作業に兼用できることは、
先の実施例から明白である。
溶剤を容器(78)から排出する場合は、循環兼排出用ポ
ンプ(82)の吐出パイプを上蓋(89)から外して排出路
に向け、該ポンプ(82)を単独で駆動させれば良く、こ
の排出指示をファンクションキー(87)等を利用して行
なうことも可能である。
(ト)発明の効果 本発明によれば、溶剤中の残留ソープを考慮し、洗濯槽
に供給される溶剤量の他に溶剤中のソープ濃度を測定
し、設定ソープ濃度を得るに必要なソープ投入時間を正
しく算出し、この算出時間に基づいて自動的にソープを
投入できるようにしたものであり、従って、洗濯の仕上
がりを自動制御の下で所望通りに行える、極めて使い勝
手の良いドライクリーナを提供することができる。
また、給液用のポンプが立ち上がってからの時間に基づ
いて、洗濯槽に供給される溶剤量を測定するようにした
ものであり、供給溶剤量を精度良く測定でき、ソープ投
入時間を一層正しく算出することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るドライクリーニング機械の配管構
成図、第2図は検出器の断面図、第3図は測定及び制御
回路図、第4図はソープ種別のソープ濃度対出力電圧の
特性図、第5図は他のドライクリーニング機械の配管構
成図、第6図は第5図々示のものに対応する測定及び制
御回路図、第7図は他の検出器の断面図、第8図は同じ
く内部の斜視図、第9図は同じく電極取付け状態を示す
断面図、第10図は模式的な配管構成図、第11図は第10図
々示のものに対応する制御回路図、第12図はキーボード
の正面図、第13図は基準データ作成装置の斜視図、第14
図は同じく断面図、第15図は同じく制御回路図である。 (5)…ポンプ、(15)…洗濯槽、(16)…検出器、
(18)…流量検知手段、(23)…液位検知手段、(25)
…定量ポンプ、(38)…マイコン、(39)…ソープ濃度
設定部、(40)…ポンプ制御部、(41)…カウンタ、
(44)…演算部、(45)…ソープ供給制御部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶剤を収容したタンクと、このタンク内の
    溶剤が供給される洗濯槽と、上記タンク内の溶剤を上記
    洗濯槽へ供給するポンプと、ソープを収容するソープ収
    容器と、上記洗濯槽に対する上記ポンプによる供給溶剤
    量を測定する給液量測定手段と、上記洗濯槽に供給され
    た溶剤に上記ソープ収容器内のソープを供給するソープ
    供給手段と、上記洗濯槽に対する供給溶剤のソープ濃度
    を測定するソープ濃度測定手段と、上記洗濯槽に対する
    供給溶剤のソープ濃度を設定するソープ濃度設定部と、
    上記給液量測定手段により測定された溶剤量、上記ソー
    プ濃度測定手段により測定されたソープ濃度、及び上記
    ソープ濃度設定部により設定されたソープ濃度に基づ
    き、上記洗濯槽内の溶剤のソープ濃度を設定ソープ濃度
    に近づけるために必要な上記ソープ供給手段の作動時間
    を演算する演算部と、この演算部の演算結果に基づいて
    上記ソープ供給手段を作動させるソープ供給制御部とを
    備えたドライクリーナ。
  2. 【請求項2】上記給液量測定手段は、上記ポンプによっ
    て供給される溶剤の流量が所定値に到達するのを検知す
    る流量検知手段と、上記洗濯槽の所定位まで溶剤が供給
    されたのを検知する液位検知手段と、上記流量検知手段
    による所定値到達検知から上記液位検知手段による所定
    位供給検知までを計時する計時手段とから構成した請求
    項(1)記載のドライクリーナ。
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