JPH07289673A - バット - Google Patents

バット

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Publication number
JPH07289673A
JPH07289673A JP6083041A JP8304194A JPH07289673A JP H07289673 A JPH07289673 A JP H07289673A JP 6083041 A JP6083041 A JP 6083041A JP 8304194 A JP8304194 A JP 8304194A JP H07289673 A JPH07289673 A JP H07289673A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grip
weight
bat
grip end
dynamic vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6083041A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuto Sedo
一登 背戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYOWA GOKIN KK
Original Assignee
KYOWA GOKIN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KYOWA GOKIN KK filed Critical KYOWA GOKIN KK
Priority to JP6083041A priority Critical patent/JPH07289673A/ja
Publication of JPH07289673A publication Critical patent/JPH07289673A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25GHANDLES FOR HAND IMPLEMENTS
    • B25G1/00Handle constructions
    • B25G1/01Shock-absorbing means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 動吸振器のウエイトの可動範囲を拡大し制振
効果を高め得るバットを提供する。 【構成】 グリップ2及びグリップエンド3からなるグ
リップ部4に動吸振器5を内蔵したバット1において、
上記グリップエンド3を薄肉中空状に形成すると共にそ
のグリップエンド3内に上記動吸振器5のウエイト19
を配置したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は野球用バットに係り、特
に打撃時におけるしびれ等を防止すべくグリップ部に動
吸振器を内蔵したバットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、金属バットは高校野球で使用が許
可されだしてから急速に普及してきた。現在では、高校
野球をはじめ大学野球・社会人野球・少年野球やソフト
ボールに至るまで金属バットが広く用いられている。金
属バットの特長は、木製バットに比し折れにくいために
耐久性に優れており、バットにかかる費用が軽減できる
ことである。また金属バットによってボールの飛距離が
多少延びるという付随効果もある。
【0003】しかし、一方ではバットのスウィートスポ
ットをはずしてボールを打撃したとき、打者の引き腕は
しびれ、ひどいときにはその試合中ずっとしびれが残っ
て手の感覚が麻痺したような状態になることもある。ま
た、硬式野球では打撃音によりキャッチャーが難聴にな
るということも起きている。この難聴対策に、高校野球
ではバット内部に詰めものをした消音バットと呼ばれる
バットが採用された。これは高い周波数での金属音の低
減には効果を上げたようではあるが、スウィートスポッ
トをはずして打撃したとき、手のしびれを生じさせる低
い周波数での振動までは低減できない。
【0004】そこでボールを打ち損なったときの手のし
びれを軽減するため、動吸振器を内蔵した金属バットが
日本機械学会論文集(C編)57巻 543号において報告さ
れている。
【0005】図3に示すように、ここで示された金属バ
ット1は、グリップ2及びグリップエンド3からなるグ
リップ部4に動吸振器5を内蔵している。通常バット1
は中空構造であり、よってそのグリップ部4には終端が
開放された中空孔6が形成され、グリップエンド3はそ
の外径が拡大されて厚肉となっている。
【0006】動吸振器5は、これを区画形成する筒状の
ケーシング7と、ケーシング7の両端部に嵌合固定され
る粘弾性材8と、これら粘弾性材8に両端が挿入固定さ
れるシャフト9と、シャフト9の中心部に固定されるウ
エイト10とから構成される。ケーシング7の外径は中
空孔6の内径に適合され、よって動吸振器5は中空孔6
にその開放端から挿入された後、グリップエンド3にそ
の径方向外方から螺合される3本の固定ねじ11によっ
て固定される。
【0007】このようなバット1を製作して解析および
実験を行った結果、打撃時におけるバット1の振動は抑
制されしびれ感は効果的に低減されることがわかった。
また同時に打撃音も小さくなることがわかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、動吸振器5
のウエイト10は打撃時に振動することになるが、ウエ
イト10が比較的狭いケーシング7内に収められている
ため、バット1に大きな打撃力が加わった際にウエイト
10がケーシング7内面にぶつかって効果が損なわれる
問題がある。またウエイト10の可動範囲が小さいため
にセッティング範囲が狭くなる問題もある。
【0009】そこで、上記問題点を解決すべく本発明は
創案され、その目的は、動吸振器のウエイトの可動範囲
を拡大し制振効果を高め得るバットを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、グリップ及びグリップエンドからなるグリ
ップ部に動吸振器を内蔵したバットにおいて、上記グリ
ップエンドを薄肉中空状に形成すると共にそのグリップ
エンド内に上記動吸振器のウエイトを配置したものであ
る。
【0011】
【作用】上記構成によれば、グリップエンド内の広い空
間にウエイトが配置されるのでその可動範囲は多分に拡
大される。
【0012】
【実施例】以下本発明の好適実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0013】図1は、本発明に係るバットを示す側断面
図である。
【0014】図示するように、バット1はアルミ合金等
で作られた金属バット1であり、その全長に亘ってほぼ
パイプ状に形成された中空構造となっている。またバッ
ト1はグリップ2及びグリップエンド3からなるグリッ
プ部4を有し、グリップ部4にはバット1の制振を行う
べく動吸振器5が内蔵されている。
【0015】グリップ2は所定の肉厚を有するパイプ状
或いは中空状に形成され、よってその内部には長手方向
に沿った中空孔12が形成されている。このグリップ2
終端にグリップエンド3が圧入等の方法により一体的に
接続されるが、本実施例においてグリップエンド3は前
記従来例と異なる薄肉中空状に形成され、よってその中
空部13はグリップ2の中空孔12と連通すると共に比
較的広い空間を形成する。またグリップエンド3の終端
中心部にはグリップ2外径と略同径の終端開口3aが形
成されており、終端開口3aには樹脂等で作られたキャ
ップ14が嵌め込まれる。尚、通常グリップエンド3は
バット1のすっぽ抜け防止等のためその最大外径がグリ
ップ2外径より拡大されている。
【0016】動吸振器5は、中空孔12内に挿入固定さ
れる所定長さのパイプ状ケーシング15と、パイプ状ケ
ーシング15の両端部に嵌合固定される粘弾性材16,
17と、先端側の粘弾性材16から終端側の粘弾性材1
7を貫通して中空部13内に延出されるシャフト18
と、シャフト18の終端側端部に固定されるウエイト1
9とから構成される。
【0017】パイプ状ケーシング15は、中空孔12の
孔径と適合する外径を有し、圧入等の方法で中空孔12
内に固定される。粘弾性材16,17には本実施例では
天然ゴム或いは合成ゴムなどのゴム材料が用いられ、特
に先端側の粘弾性材16には硬質のもの、終端側の粘弾
性材17には軟質のものが採用されている。粘弾性材1
6,17のそれぞれの中心にはシャフト18を挿通或い
は圧入させるための中心孔20,21が穿設されてお
り、これら中心孔20,21にシャフト18を挿通させ
ることでシャフト18は軸心に沿って延出される。なお
粘弾性材16,17とパイプ状ケーシング15或いはシ
ャフト18との接合部分には接着剤等を用いてもよい。
シャフト18は金属製であり、ウエイト19もまた鉄等
の金属製で所定の質量即ち重量を有する。ウエイト19
は所定厚さの円板状に形成され、その中心がシャフト1
8に固定されて中空部13の中央に配置される。またウ
エイト19の外径は終端開口3aの口径とほぼ等しいか
或いは小さくされる。このようにしてウエイト19は、
前記従来例の両端支持と異なりシャフト18及び粘弾性
材16,17によって片持ち支持されている。
【0018】次に上記実施例の作用について説明する。
【0019】上記動吸振器5においては、前記報告にあ
るように、ウエイト19の質量、粘弾性材16,17の
ばね定数、減衰率等を最適に定めることにより最大の制
振効果を生じる。特に本動吸振器5の構造は片持ちでウ
エイト19を支持することにより回転慣性効果を増大さ
せ、大きな等価質量を設定することが可能となり、動吸
振器5を最適設計する上で都合が良い構造である。よっ
て、例えば軽量なウエイト19にて同等に機能させるこ
ともでき、両端支持の場合に比し有利である。また、粘
弾性材16,17は先端側16が硬質、終端側17が軟
質とされ、先端側16は主にウエイト19の支持とばね
機能、終端側17は主に減衰機能を受け持つ。これによ
りウエイト19の支持は確実となり、また機能を分担さ
せることでセッティングも容易となる。
【0020】さらに、グリップエンド3を薄肉中空状に
形成したので中空部13は広い空間となり、その中空部
13にウエイト19を配置したので、それを片持ち支持
させたことも相俟ってウエイト19の可動範囲を多分に
拡大することができる。これによって、バット1に大き
な打撃力が加わった際のウエイト10のぶつかりを未然
に防止できると共に、セッティング範囲をも拡大し制振
効果を高めることができる。
【0021】また、グリップエンド3に終端開口3aを
形成したので、動吸振器5を着脱自在とすればそこから
取付け・取外しを行うことも可能である。この場合動吸
振器5或いはパイプ状ケーシング15を例えばねじ止め
式等とすることも考えられる。さらにウエイト19等の
各部品を取外し可能とすれば部品ごとの交換も可能とな
る。特に終端開口3aはグリップ2外径と略同径で、よ
って中空孔12の孔径より大きく、またウエイト19外
径は終端開口3aの口径とほぼ等しいか或いは小さいた
め、全ての部品は終端開口3aから出入することができ
る。またキャップ14により砂等異物の侵入は確実に防
止される。
【0022】さらに、粘弾性材16,17を中空孔12
内に収容固定したことによりコンパクトな装着が可能と
なる。ここでパイプ状ケーシング15を省略して中空孔
12に直接粘弾性材16,17を嵌め込んでもよいが、
本実施例では組立性等も考慮して、それを用いることに
より動吸振器5のユニット化を図っている。
【0023】次に、図2に示す変形実施例にあっては、
グリップエンド3の中空部13に軟質の粘弾性材22が
充填されると共に、その粘弾性材22にはウエイト19
が完全に埋設されている。中空部13とグリップ2の中
空孔12とは仕切板23によって完全に仕切られてお
り、またグリップエンド3のほぼ最大外径部分、即ち軸
方向略中心位置には、粘弾性材22の充填時にウエイト
19を位置決めするための孔24が直径方向に沿って設
けられている。尚、粘弾性材22には前記同様にゴム材
料が採用されており、それの充填は終端開口3aから行
われてもよい。
【0024】この実施例の場合、軟質の粘弾性材22の
みが用いられているが、それでもその特性(硬さや粘性
等)或いはウエイト重量等を考慮することにより制振効
果を発揮させることができる。また粘弾性材22にウエ
イト19を直接支持させるので、部品点数が減りシンプ
ル、コスト安となる。
【0025】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0026】(1)ウエイトの可動範囲を拡大して制振
効果を高めたバットを提供できる。
【0027】(2)セッティング範囲を拡大できると共
にコンパクトな装着が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバットの一実施例を示す側断面図
である。
【図2】バットの変形実施例を示す側断面図である。
【図3】従来のバットを示す図で、(a)は終端側から
見た断面図、(b)は側断面図である。
【符号の説明】
1 バット 2 グリップ 3 グリップエンド 4 グリップ部 5 動吸振器 8,16,17,22 粘弾性材 10,19 ウエイト 13 中空部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリップ及びグリップエンドからなるグ
    リップ部に動吸振器を内蔵したバットにおいて、上記グ
    リップエンドを薄肉中空状に形成すると共に該グリップ
    エンド内に上記動吸振器のウエイトを配置したことを特
    徴とするバット。
  2. 【請求項2】 上記グリップが上記グリップエンドの中
    空部と連通する中空状に形成され、該グリップ内には粘
    弾性材が収容固定され、上記ウエイトが上記粘弾性材に
    より片持ち支持された請求項1記載のバット。
  3. 【請求項3】 上記グリップエンドの中空部に粘弾性材
    が充填されると共に該粘弾性材に上記ウエイトが埋設さ
    れた請求項1記載のバット。
JP6083041A 1994-04-21 1994-04-21 バット Pending JPH07289673A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6083041A JPH07289673A (ja) 1994-04-21 1994-04-21 バット

Applications Claiming Priority (1)

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JP6083041A JPH07289673A (ja) 1994-04-21 1994-04-21 バット

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JPH07289673A true JPH07289673A (ja) 1995-11-07

Family

ID=13791131

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JP6083041A Pending JPH07289673A (ja) 1994-04-21 1994-04-21 バット

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005334630A (ja) * 2004-04-26 2005-12-08 Teinen Kogyo Kk 球技用バット
JP2006051593A (ja) * 2004-07-15 2006-02-23 Makita Corp 防振ハンドル
EP1514648A3 (en) * 2003-09-10 2006-08-23 Makita Corporation Vibration isolating handle
JP2009521989A (ja) * 2006-01-03 2009-06-11 イーストン・スポーツ・インコーポレイテッド 柔軟性継手によって接続された多ピースボールバット

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