JPH06510132A - スリーブ付金属ドラムスティック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ス１−ブ・　ドームスーイ・り ゛　の　参 無し Ｕの」　゛　・ １０発明の技術分野 木製ドラムスティックに近い演奏特性を持つが、ドラムやシンバルには最小限の 損傷しか与えず、交換可能なエラストマー製磨耗スリーブと低振動のテーパー付 ばち体とを有する改良された金属ドラムスティックに関するものである。 ２、従来技術 はとんどのドラムスティ、りは、特定の重量を有し、把持部の端から約４５％乃 至５０％の所に重心が位置する木製のものである。木製ドラムスティックの利点 は、軽量性、撓み特性及び特定の重心によってもたらされる木の感触”にある。 木製ドラムスティックの欠点は、耐久性に欠けること、ドラムやシンバルに損傷 を与えること、及び強度が充分でないことである。　一方、金属ドラムスティッ クは、より強く、各スティックをより均一に製造できるが、振動しゃすく、一般 的に重く、また重心の位置が木製ドラムスティックと相違する。更に、それらは 、ドラム演奏者を疲れさせる好ましくない振動や反響を引き起こし、木に比べて 固い表面のためにシンハルやドラムに損傷を与えやすい。非木製ドラムスティッ クの利点を維持しながら、それらの問題を軽減するために多数の特許が出願され いる。 コーデスに許可された、１９７３年３月２７日発行の米国特許第３，７２２．３ ５０号には、小径のまっすぐな円筒先端部を有する中空の円筒状金属ドラムステ ィックが開示されている。プラスチックの被覆又はスリーブをドラムスティック の大径円筒部に設けてもよいが、小径部には設けてはならない。何故なら、小径 部に被覆を施すと必要とされる柔軟性が得られない（第３コラム、第１３行目〜 第１７行目）と記載されているためである。 ローランド・イー・ハイスケルに許可された１９８３年５月３１日発行の米国特 許第４，３８５，５４４号には、把持部の端部からドラムスティック長の４３． ７５％〜４６．８７５％の位置に重心位置を持つ、含浸布を巻いたドラムスティ ックを開示されている。 トーツス・オー・ビーターズに許可された１９７６年５月２５日発行の米国特許 第３，９５８．４８５号には、剛性を高めるための内部リブと振動を無くすため の振動ダンパーを備えた中空のドラムスティックが開示されている。 デーピッド・ジー・トノホーに許可された１９８８年５月２３日発行の米国特許 第４，３２０，６８８号には、軽量化のために繊維を混入したプラスチック材料 によって作られ、打撃領域に近い所に重心位置を有する合成樹脂ドラムスティッ クが開示されている。 従来においては、振動を最小限にし、“木の感覚”を残しながら、ドラムやシン バルに損傷を与えることがない、より安く、より耐久性が高く、より均一で壊れ ないドラムスティックを製造するために数々の試みがなされてきたが、これらの 目的を充分に達成できていない。 主二立！立 従って、本発明は、把持部と、衝撃端と、把持部と衝撃端との間に延在するテー バ部とを持つ細長い金属コアと；前記金属コアの前記テーバ部に取り外し可能に 装着された細長のエラストマー製スリーブと：前記コアの衝撃端に取付けられた 丸みのある打撃チップとを備えたドラムスティックを提供する。 の　な量゛　Ｂ 図１は、本発明の教示に従って製作されたドラムスティックの一部切欠き平面図 である。 図ＩＡは、図１の円ＩＡ部分の拡大図である。 図２は、図１の２−２線で示された面での拡大断面図である。 図３は、図１の３−３線で示された面での拡大断面図である。 図４は、ドラムスティックの把持部内の振動ダンパを示すためにスティック端キ ャップを取り除いた状態のドラムスティックの右端から見た図である。 図５は、ドラムスティックの剛性特性のグラフである。 図６は、ドラムスティックの振動減衰特性のグラフである。 図７は、ドラムスティックの跳ね返り速度特性のグラフである。 しい　し　の量 図１において、ドラムスティックは、細長い金属コア１０を有し、これには、軸 方向に予め応力が与えられた細長いエラストマー製スリーブ１５が装着されてい る。 スリーブ１５の両端に係合する、漸変する壁厚を有する後述のスリップリング３ ５と、丸みのある打撃チップ１１とが、スリーブ１５を軸方向に拘束する。また 、その細長い金属コアは、把持部２８、衝撃端２１、衝撃端２Ｉから把持部２８ に向けて延び、把持部２８の直径よりも僅かに小さな径を持つコアの円筒部２７ で終わっているテーパ部２５とを有している。 図示した実施例において、中空の細長い金属コア１０は、アルミニウム又はアル ミニウム合金によって作られ、テーバ部２５は円筒部２７から衝撃端に向けて増 加する壁厚を有している。一般的には、５Ｂ型（軽量型）のドラムスティックを 模倣するためには、壁厚を約０．０３０インチからＯ，１００インチに増加させ 、２Ｂ型（重量型）のドラムスティ、りを模倣するためには、壁厚を約０．０３ ５インチからｏ、　１２５インチに増加させる。直径が衝撃端２１に向けて減少 するにつれテーバ付コア１５の壁厚を増加させることにより、直径の減少に伴う 強度の減少を補償している。 金属コア１０の衝撃＄２１は、丸みのある打撃チップ１１を、強固ではあるが、 取り外し可能に圧入装着するように作られている。丸みのある打撃チップ１１は 、ナイロンプラスチック材で作られ、金属コアのテーバ部２５上のスリーブ１５ に当接してそれを保持するための、半径方向に延びた当接肩部を有している。　 図１に最も良く示されているように、スリップリング３５は漸変する壁厚を有し 、そのスリップリング３５の壁厚が厚い側の端に、半径方向に延びたスリーブ当 接肩部を有している。スリ、プリング３５は、ドラムスティックのコア１０に取 外し可能に装着されており、金属コアの把持部２日から円筒部２７への移行部に 位置し、その当接肩部は金属コアの円筒部２７の方を向いている。図ＩＡに最も 良く示されているように、スリップリング３５の内周面は、その長さの約２０％ の部分において、金属コア１０の把持部と円筒部２７との間の移行部と係合し、 リング３５の内周面と金属コアＩＯの外周面との間に隙間４５が存在している。 隙間４５は、エラストマー製スリーブに予め応力を印加することによる効果を高 めるものと考えられ、メカニズムは充分理解できていないが、それによって振動 の減衰が最適になることが、実験の結果によって示された。スリップリング３５ の好適な材料は、アルミニウム又はデルリン（ＤＥＬＲＩＮ）等のプラスチック である。 細長い中空エラストマー製スリーブ１５は、８５Ａ〜６０Ｄ、好ましくは９１Ａ のショアー硬度を有し、射出成形され、金属コア１０のテーパ部２５と円筒部２ ７に取り外し可能に装着される。スリーブ１５は、ウレタン材によって作られ、 好ましくは、円筒部２７がらテーパ部の衝撃端２１に向かってその壁厚が減少し 、ドラムスティックの重量バランスを保っている。好ましくは、スリーブ１５の 壁厚は０．０５０インチから０．０４０インチに減少する。スリーブ１５は、金 属コアのテーパ部２５とにあり、スリップリング３５と丸みのある打撃チップ１ １の係合可能な当接肩部の間に位置するスリーブ１５を拘束することによって発 生された力によって軸方向に予め応力を印加しておくことが好ましい。 ドラｌ、スティックの把持部２日は、内部が中空で、好まし７くは、良好な把持 性のために、粗い表面とした、例えば、刻みりＩ工またはノヨノトピーニング加 工された外周面を有している。その中空把持部は、テーパではなく円筒状であり 、一定の壁厚を有している。金属コア１０が中空であることによって生しる振動 は、長時間の演奏による下の疲労を引き起こす。従って、振動を減衰するために 、振動減衰効果３８を中空の把持部２日の内部に挿入してもよい。好ましくは、 振動減衰材３８は、ゴム化処理された可撓性材料で作られた矩形のソート材であ り、両端が重なるように３６０度以上巻かれており、これにより、振動減衰効果 を予想以上に改善することができる。最後に、調整可能なカウンターバランスキ ャップ１８が、把持部の後部開口端に圧入されており、この後部開口端には、異 なるバランスウェイト（図示路）も取付けることができ、これによってドラムス ティックの平衡点を、把持部の端から測定して４０〜５５％の範囲において調整 することができる。 図５のグラフは、本明細書の記述に従って製作された金属コアのドラムスティッ クの剛性特性を、従来の２種類の木製ドラムステインクの特性との比較で示して いる。 このグラフは、インチ表示の跳ね返り量に対するボンド表示の荷重を示している 。このグラフから分かるように、ここに開示された金属コアのドラムスティック は、従来の木製ドラムスティックに近似した剛性特性を有している。 図６のグラフは、金属コアドラムスティックの振動減衰特性を、従来の木製ドラ ムスティックとの比較で示している。このグラフから分かるように、ここに開示 された金属コアのドラムスティックは、従来のものと同等か、それ以上の振動減 衰特性を有している。 最後に、図７のグラフにおいては、従来の木製ドラムスティックにおけるドラム スティックの跳ね返り速度が、本発明に従って作られた金属のドラムスティック と比較されている。図から分かるように、標準的な衝撃速度３８、８　Ｍ　Ｐ　 Ｈを与えた時、木製ドラムスティックでは、跳ね返り速度が１７．６　Ｍ　Ｐ　 Ｈとなり、本発明による金属ドラムスティックでは、跳ね返り速度が１７．８　 Ｍ　Ｐ　Ｈとなる。この跳ね返り速度の差は無視することができ、従って、本発 明に従って作られた金属のドラムスティ、７りは、木製ドラムスティックと本質 的に同し“感触”を有する。 取り外し可能なスリーブ１５を有する本発明の金属ドラムスティックは、磨耗し た場合、ドラムスティック全体を交換するのではなく、比較的安価なスリーブの みを交換できる利点がある。また、ウレタン製のスリーブ１５は、演奏特性をそ こなうことなく、従来のドラムスティックで引き起こされていたドラム、シンバ ル等の損傷を避けることができる。 記載の好ましい実施例を基に種々の変更を行うことができ、従って保護の範囲は 、添付の請求の範囲における限定によってのみ定められるべきであることは、当 業者であれば容易に認識できるであろう。 補正書の写しく翻訳文）提出書 （特許法第１８４条の７第１項の規定による補正書）平成６年２月２１日

Claims (16)

【特許請求の範囲】
1. １．ａ）把持部と、衝撃端と、前記把持部と前記衝撃端との間に位置するテーパ 部とを有する細長い金属コアと、ｂ）前記金属コアの前記テーパ部に取り外し可 能に装着された細長いエラストマー製スリーブと；ｃ）前記コアの衝撃端に取り 外し可能に取付けられた丸みのある打撃チップとを備えたドラムスティック。
2. ２．請求の範囲第１項記載のドラムスティックであって、前記金属コアの前記テ ーパ部が前記衝撃端に向かって増大する壁厚を有しているもの。
3. ３．請求の範囲第２項記載のドラムスティックであって、前記エラストマー製ス リーブが軸方向に予め応力を印加されているもの。
4. ４．請求の範囲第３項記載のドラムスティックであって、前記丸みのある衝撃チ ップが、前記金属コア上の前記スリーブを保持するために係合可能な当接肩部を 有しているもの。
5. ５．請求の範囲第４項記載のドラムスティックであって、更に、スリーブ当接肩 部を有するスリップリングを備え、このスリップリングは、前記コアの前記把持 部と小径円筒部との間に位置する前記金属コアの移行部に取り外し可能に装着さ れ、この小径円筒部は前記金属コアの前記把持部と前記テーパ部との間に延在し 、前記当接肩部が前記スリーブに当接して、スリーブの軸方向に予め与えられた 応力を補助するもの。
6. ６．請求の範囲第５項記載のドラムスティックであって、前記スリップリングが 、前記把持部から前記衝撃端に向かって漸増する壁厚を有するもの。
7. ７．請求の範囲第６項記載のドラムスティックであって、前記当接肩部と前記金 属コアとの間に隙間が存在するもの。
8. ８．請求の範囲第２項記載のドラムスティックであって、前記スリーブが前記衝 撃端に向かって減少する壁厚を有するもの。
9. ９．請求の範囲第８項記載のドラムスティックであって、前記スリーブがウレク ソであるもの。
10. １０．請求の範囲第９項記載のドラムスティックであって、前記金属コアがアル ミニウム又はアルミニウム合金であるもの。
11. １１．請求の範囲第１０項記載のドラムスティックであって、前記丸みのある衝 撃チップが前記金属コアの衝撃端上に圧入装着されたもの。
12. １２．請求の範囲第１１項記載のドラムスティックであって、前記丸みのある衝 撃チップが卵形のナイロン部材であるもの。
13. １３．請求の範囲第１項記載のドラムスティックであって、前記ドラムスティッ クの前記衝撃端から４０〜５５％の範囲にバランス点が位置するもの。
14. １４．請求の範囲第１３項記載のドラムスティックであって、更に、前記金属コ アの前記把持部内に振動減衰材の塊を備えたもの。
15. １５．請求の範囲第１４項記載のドラムスティックであって、前記振動減衰材が ゴムによって処理された材料で作られ、両端が重なるように３６０度以上巻かれ た可撓製のシート材１であるもの。
16. １６．請求の範囲第１４項記載のドラムスティックであって、更に、前記把持部 内に調整可能なカウンタバランスのための栓を備えたもの。