JPH0728865A - 屋根パネルの引当方法 - Google Patents

屋根パネルの引当方法

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JPH0728865A
JPH0728865A JP5029321A JP2932193A JPH0728865A JP H0728865 A JPH0728865 A JP H0728865A JP 5029321 A JP5029321 A JP 5029321A JP 2932193 A JP2932193 A JP 2932193A JP H0728865 A JPH0728865 A JP H0728865A
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panel
roof
roof panel
panels
allocation
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JP5029321A
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English (en)
Inventor
Sadanao Konno
貞直 今野
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所定の情報を入力するだけで最適な屋根パネ
ルを一意的かつ自動的に引き当てる。 【構成】 ステップ206で、支社側から送信されてき
た平面配置図から所定情報が読み取られてデータ化され
る。次いで、ステップ208における棟ずれが有るか無
いかの判断、ステップ212におけるX1 辺のモデュー
ル数PX1が偶数か奇数かの判断等から、適宜場合分けを
し、出隅パネルや軒先パネル、ケラバパネル等の特殊屋
根パネルが先に引き当てられ、その後に残る部分に中間
パネル(標準屋根パネル)が引き当てられる。従って、
所定の情報を入力するだけで最適な屋根パネルが自動的
に引き当てられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅の屋根を複数枚の
屋根パネルを組み合わせることによって構成する場合に
用いられる屋根パネルの引当方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、複数の屋根パネルを適宜配置
することにより、住宅の屋根を形成する方法が用いられ
ている(一例として、特開平4−128456号公報参
照)。以下、この公報に開示された方法について簡単に
説明する。
【0003】この公報に示された方法は、平面形状設定
工程と、平面分割工程と、パネル原寸計算工程と、屋根
パネル製造工程と、から成る。平面形状設定工程では、
設計図等に基づいて屋根の平面外形及び屋根面勾配の変
化線が線図として表される。次いで、平面分割工程で、
予め設定した矩形パネル、三角形パネル、平行四辺形パ
ネル、逆三角形パネルといった4種類の屋根パネルを適
宜組み合わせながら、前記線図を分割していく。次に、
パネル原寸計算工程で、前記小分割した屋根パネル配置
図に基づいて、屋根面傾斜角度を考慮に入れながら各屋
根パネルの実際の原寸が算定される。そして最後に、屋
根パネル製造工程で、原寸大の屋根パネルが製造され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示された引当方法による場合、4種類の屋根パネ
ルを適宜組み合わせるといっても、引当方法の基準が無
いため、最適な屋根パネルを一意的に引き当てることが
できないという問題点がある。つまり、同一物件に対し
て、複数の作業者が引当操作を行うと、或いは同一の作
業者が複数回引当操作を行うと、その都度異なる引当結
果が生じ得る。しかも、この公報には、どの引当結果が
最適なのかを評価する手段も開示されていない。
【0005】従って、結局は、作業者が試行錯誤を繰り
返しつつ最適な屋根パネルを引き当てることになる。こ
のため、作業者に熟練度が要求され、かつ作業性も低下
するという問題点がある。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、所定の情報を
入力するだけで最適な屋根パネルを一意的かつ自動的に
引き当てることができる屋根パネルの引当方法を得るこ
とが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、屋根未配置の
状態でかつ平面視でモデュール格子上に描かれた住宅外
形図から、住宅外形を構成する辺のモデュール数や棟の
位置等の情報を読み取りデータ化する第1の工程と、予
め所定の形状及び大きさに設定された複数種類の屋根パ
ネルを有する屋根パネル群から、前記モデュール数が偶
数か奇数か、前記棟の位置にずれが有るか否かを判断基
準として、妻側位置、桁側位置、棟ずれ周辺所定位置に
配置される特殊屋根パネルとして適切なものを選別し
て、これを前記住宅外形図上の所定位置に引き当てる第
2の工程と、前記特殊屋根パネルの引当後に、必要枚数
の標準屋根パネルを前記屋根パネル群から選別して、こ
れを前記住宅外形図上の未引当の位置に引き当てる第3
の工程と、を有することを特徴としている。
【0008】
【作用】上記構成によれば、モデュール格子を用いるこ
とによって基本となる尺度が決まる。そして、まず第1
の工程で、住宅外形図から住宅外形を構成する辺のモデ
ュール数や棟の位置等の情報が読み取られ、データ化さ
れる。なお、この住宅外形図は、屋根未配置の状態でか
つ平面視でモデュール格子上に描かれた住宅の外形図で
ある。
【0009】次いで、第2の工程で、妻側位置、桁側位
置、棟ずれ周辺所定位置に配置される特殊屋根パネルの
引当が行われる。すなわち、予め所定の形状及び大きさ
に設定された複数種類の屋根パネルを有する屋根パネル
群から、第1の工程から得られたモデュール数が偶数か
奇数か、棟の位置にずれが有るか否かを判断基準とし
て、特殊屋根パネルとして適切なものが選別されて、こ
れらが住宅外形図上の所定位置に引き当てられる。これ
により、特殊な屋根パネルが必要とされるすべての位置
に、住宅の大きさ等に応じて最も適切とされる特殊屋根
パネルが引き当てられることになる。
【0010】その後、第3の工程で、必要枚数の標準屋
根パネルが屋根パネル群から選別されて、これらが住宅
外形図上の未引当の位置に引き当てられる。これによ
り、住宅外形図上のすべての位置に屋根が引き当てられ
たことになる。しかも、この引当方法によって屋根パネ
ルを引き当てることにより、同一物件に対して、複数の
オペレータが引当操作を行った場合及び同一のオペレー
タが複数回引当操作を行った場合のいずれにおいても、
同じ引当結果が得られる。
【0011】
【実施例】以下に、図1〜図14を用いて、本発明の一
実施例について説明する。
【0012】図14には、屋根パネルの自動引当を行う
ためのシステムの概略構成が示されている。この図に示
されるように、支社側処理装置10は、所定の情報を入
力するためのキーボード12、ハードディスク14、入
力されたデータ等を画面上に映し出すCRT16を始
め、図面出力用のX−Yプロッタ18や部材リスト出力
用のプリンタ20を備えており、これらはマイクロコン
ピュータ22の図示しないドライバに接続されている。
マイクロコンピュータ22は、リードオンリメモリ(R
OM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、中央処理
装置(CPU)、入出力ポート(I/O)及びこれらを
接続するデータバスやコントロールバス等のバスを含ん
で構成されている。なお、フロッピーディスク24は、
後述する本社側処理装置26から送信されてきたデータ
を保存するために用いられる。
【0013】一方、本社側にも、支社側と同様に、本社
側処理装置26が設けられている。すなわち、キーボー
ド28、ハードディスク30、CRT32を始め、X−
Yプロッタ34、プリンタ36を備えており、これらは
マイクロコンピュータ38のドライバに接続されてい
る。なお、本社側においても、処理済のデータをフロッ
ピーディスク40に保存するようになっており、必要に
応じて検索されて使用される。
【0014】また、支社側処理装置10は、マイクロコ
ンピュータ22と接続された通信変換部42を備えてい
る。同様に、本社側処理装置26は、マイクロコンピュ
ータ38と接続された通信変換部44を備えている。双
方の通信変換部42、44は、外部通信部46を経由す
ることにより相互に送受信可能とされている。
【0015】以下に、本実施例の作用を説明する。ま
ず、屋根パネルの引当方法の大要を説明する。図5に示
されるフローチャートは、支社側処理装置10のマイク
ロコンピュータ22に書き込まれたプログラムである。
【0016】このフローチャートから判るように、支社
側では、ステップ100で初期化した後、ステップ10
2で屋根パネルの引当対象となる住宅48(図13参
照)の平面配置図(図11参照)が読み込まれる。この
平面配置図は、具体的には、支社側の営業セクションの
オペレータが、CAD機能を用いることにより作成され
る。つまり、CRT16に映し出されたモデュール格子
50(図12参照)上に、住宅48の二階部分の間取り
の外形線を描いていくことにより、平面配置図が作成さ
れる。作成された平面配置図は、ステップ104で、外
部通信部46を経由して本社側へ送信される。
【0017】送信後、本社側で後述する処理が行われ
る。この間、支社側ではステップ106で、本社側から
の処理済のデータを受信したか否かが判断される。ステ
ップ106で否定されればこの判断が繰り返され、ステ
ップ106で肯定されればステップ108で本社側から
送信されてきたデータが読み取られる。データの読み取
りが済むと、ステップ110で、そのデータ(パネル割
付図〔図9参照〕及びこれに応じた部材リスト)がハー
ドディスク14に記憶される。次いで、ステップ112
で、これらのデータが出力される。すなわち、パネル割
付図は、X−Yプロッタ18によって出力され、部材リ
ストはプリンタ20によって出力される。なお、ステッ
プ110でデータを記憶した後、このデータはフロッピ
ーディスク24に保存される。
【0018】次に、本社側での処理の流れについて説明
する。図4に示されるフローチャートは本社側処理装置
26のマイクロコンピュータ38に書き込まれたプログ
ラムである。このフローチャートから判るように、本社
側では、ステップ114で初期化した後、ステップ11
6で支社側から平面配置図を受信したか否かが判断され
る。ステップ116で否定されれば、この判断が繰り返
される。ステップ116で肯定されれば、受信した平面
配置図をCRT32上に映し出すと共に、ステップ11
8で屋根パネルの引当処理が行われる。これについて
は、追って詳述する。
【0019】屋根パネルの引当処理の最終部で面積処理
による評価が行われ、フラグ1又はフラグ0がセットさ
れるので、次のステップ120ではフラグ1がセットさ
れているか否かが判断される。ステップ120で肯定さ
れた場合、つまりフラグ1がセットされている場合に
は、引当不良がある意なので、ステップ122で特別引
当指示がなされる。すなわち、本社側のオペレータが、
CAD機能を用いて引当不良を解消するような特別の屋
根パネルを設定し引き当てる。次いで、ステップ124
で、パネル割付図が出力される。なお、ステップ120
で否定された場合、つまり引当不良が無い場合には、特
別引当指示は行われず、そのままステップ124でパネ
ル割付図が出力される。出力後、ステップ126で割付
が完了したか否かが判断される。具体的には、出力され
たパネル割付図の最終的な適否をオペレータが目視にて
判断し、適当と判断すればキーボード28を操作して割
付完了指示をする。ステップ126では、これを受けて
割付完了と判断することになる。ステップ126で否定
されれば、つまりオペレータが不適当と判断した場合に
は、ステップ122に戻り特別引当指示が再び行われ
る。
【0020】次いで、ステップ128で、データ(パネ
ル割付図及びこれに応じた部材リスト)がハードディス
ク30に記憶される。次いで、ステップ130で、これ
らのデータが出力される。すなわち、パネル割付図は、
X−Yプロッタ34によって出力され、部材リストはプ
リンタ36によって出力される。そして最後に、ステッ
プ132で、支社側へデータを送信する。なお、ステッ
プ128でデータを記憶した後、このデータはフロッピ
ーディスク40に保存される。つまり、データは、支社
側及び本社側の双方に保存され、必要に応じて検索され
て使用される。
【0021】以上が、屋根パネルの引当方法の大要であ
る。次に、図1〜図3に示されるフローチャートを用い
て、本社側でのステップ118における屋根パネルの引
当処理の詳細について説明する。この際、実際に支社側
から送信されてきた平面配置図は、住宅48のもの(図
11;平面配置図52)として説明する。
【0022】図1に示されるように、まずステップ20
6で支社側から送信されてきた平面配置図52から所定
の情報が読み取られてデータ化される。具体的には、以
下の通りである。
【0023】第1に、図8に示されるように、辺名称の
特定及びモデュール数の算定が行われる。すなわち、平
面配置図52から、各辺の辺長(=モデュール数
〔P〕)がカウントされる。次いで、桁側の辺と妻側の
辺とに振り分け、桁側の辺ならば「X」とし妻側の辺な
らば「Y」として記憶する。その後、桁側、妻側のそれ
ぞれについて、モデュール数の大きいものから順
に「1 」、「2 」、・・・といった添字を付していく。
なお、モデュール数が同数であった場合には、平面配置
図上で上側となる辺に数が小さい方の添字を付し、下側
となる辺に数が大きい方の添字を付す。これにより、図
8に図示された如く、平面配置図52の各辺に名称及び
モデュール数が付される。例えば、桁側の辺で一番長い
辺は「X1 」という名称が付されると共にそのモデュー
ル数(PX1=11)が付される。
【0024】第2に、棟の位置が特定される。すなわ
ち、妻側の辺Y1 の中間点(Y1 ×1/2の位置)から
3 辺の延長線に下ろした垂線が一つ目の棟線58とさ
れる。また、妻側の辺Y2 の中間点(Y2 ×1/2の位
置)からY3 辺の延長線に下ろした垂線が二つ目の棟線
60とされる。
【0025】第3に、特定された棟線58、60間のモ
デュール数δがカウントされる。この物件では、「δ=
1」となる。
【0026】第4に、図8に示される平面配置図から、
出隅数G1 及び入隅数G2 がカウントされる。ここで、
平面配置図は、桁側及び妻側の各辺によって囲まれた矩
形又は矩形状の閉ループに必ずなる。このことから、桁
側の辺と妻側の辺とのなす角度であって閉ループ内側と
なる角度が90度の場合には「出隅」と判断しその数を
数えて出隅数G1 とし、前記角度が270度の場合には
「入隅」と判断しその数を数えて入隅数G2 とするもの
とする。従って、この物件では、「G1 =5」、「G2
=1」となる。
【0027】次に、ステップ208で、棟ずれがあるか
無いかが判断される。なお、ここでいう「棟ずれ」と
は、複数の棟線が妻方向にずれて存在することをいうも
のとする。視覚的に捉えると、例えば図13に示される
住宅48では、棟線58と棟線60とが妻方向にずれて
存在しており、「棟ずれ」が有るといえる。この棟ずれ
の有無は、ステップ206で得られたモデュール数δか
ら判断される。つまり、棟ずれがあるということは、δ
≠0ということと一致するので、前記モデュール数δが
「0」なのか、「1以上」であるのかによって判断する
ことができる。そして、このモデュール数δは、後述す
るステップにおいてそのまま棟ずれ量として用いられ
る。
【0028】ステップ208で否定された場合(棟ずれ
が無い場合)は、図3に示されるフローチャートに従っ
て処理が行われる。これについては後述する。ステップ
208で肯定された場合(棟ずれが有る場合)は、以下
の如くX1 辺から順に屋根パネルの引当処理がなされて
いく。
【0029】ここで、本社側処理装置26のマイクロコ
ンピュータ38には、図6に示されるように、予め所定
の形状及び大きさに設定された複数種類の屋根パネルを
有する屋根パネル群62が記憶されている。この屋根パ
ネル群62には、A〜Lまでの合計12種類の屋根パネ
ル(出隅パネル、軒先パネル、ケラバパネル、棟ずれ中
間パネル、棟ずれ結合パネル、中間パネル)が含まれて
いる。
【0030】次に、ステップ210で、図7に示される
ように、屋根パネル群62から出隅パネルA〔寸法;
1.5P×1.5P〕が選別されて、これらのパネルが
1 辺の両端出隅位置に引き当てられる。次いで、ステ
ップ212で、PX1が偶数か否かが判断される。この物
件では、PX1=11(奇数)であるので、ステップ21
2では否定される。否定されると、ステップ214で、
屋根パネル群62から軒先パネルB〔寸法;1.5P×
3P〕が選別されて、このパネルがX1 辺における棟ず
れ位置の直上となる位置(以下、単に「X1 辺における
棟ずれ位置」と称す)に引き当てられる。なお、ステッ
プ212で肯定された場合(偶数である場合)には、ス
テップ216で屋根パネル群62から軒先パネルC〔寸
法;1.5P×2P〕が選別されて、このパネルがX1
辺における棟ずれ位置に引き当てられる。この際、ステ
ップ214(又はステップ216)で引き当てられた屋
根パネルは「Z1 」として記憶される。従って、ステッ
プ212で否定された場合にはZ1 =Bとして記憶さ
れ、ステップ212で肯定された場合にはZ1 =Aとし
て記憶される。その後、ステップ218で、屋根パネル
群62から軒先パネルCが選別されて、これらのパネル
がX1 辺における余白部(未引当の部分)のすべてに軒
先パネルCが引き当てられる。これにより、X1 辺の引
当処理が終了し、図7に図示された如く引き当てられた
各屋根パネルが配置される。
【0031】X1 辺の引当処理の終了後、ステップ22
0で棟ずれゾーンθが画定される。なお、この「棟ずれ
ゾーン」とは、X1 辺における棟ずれ位置に配置された
屋根パネルZ1 (軒先パネルB又は軒先パネルC)の桁
方向幅をゾーン幅とする一定の区域の意である。従っ
て、Z1 =Bの場合とZ2 =Cの場合とでは、棟ずれゾ
ーンθのゾーン幅が異なることになる。後述する制御内
容から判るように、この棟ずれゾーンθを導入すること
で、偶数、奇数の場合分けによる引当パネルの変動を吸
収するようになっている。
【0032】次に、X2 辺の引当処理が行われる。すな
わち、ステップ222で、X2 辺のモデュール数が偶数
か否かが判断される。この物件では、PX2=6であり偶
数であるので、肯定されることになる。肯定されると、
まずステップ224で、屋根パネル群62から出隅パネ
ルAが選別されて、これらのパネルがX2 辺の両端出隅
位置に引き当てられる(図9参照)。なお、ステップ2
22で否定された場合(奇数である場合)には、ステッ
プ226で屋根パネル群62から出隅パネルA及び出隅
パネルC(軒先パネルCを出隅パネルとして用いる意)
を各1枚選別して、X2 辺の右側の出隅位置には出隅パ
ネルAが引き当てられ、左側の出隅位置には出隅パネル
Cが引き当てられる。この際、ステップ224(又はス
テップ226)で引き当てられた左側の出隅位置に配置
された屋根パネルは「Z2 」として記憶される。従っ
て、ステップ222で肯定された場合にはZ2 =Aとし
て記憶され、ステップ222で否定された場合にはZ2
=Cとして記憶される。その後、ステップ228で、屋
根パネル群62から軒先パネルCが選別されて、これら
のパネルがX2 辺における余白部(未引当の部分)のす
べてに引き当てられる。これにより、X2 辺の引当処理
が終了し、引き当てられた各屋根パネルが配置される。
【0033】次に、X3 辺の引当処理の一部が行われ
る。すなわち、図2に示されるように、ステップ230
で、屋根パネル群62から出隅パネルA及び軒先パネル
Cが選別されて、これらのパネルがX3 辺における棟ず
れゾーンθ外にX1 辺と同一配列で引き当てられる。
【0034】次に、Y1 辺の引当処理が行われる。すな
わち、ステップ232で、屋根パネル群62から(PY1
−2)枚のケラバパネルD〔寸法;1P×1.5P〕が
選別されて、これらのパネルがY1 辺の余白部(未引当
の部分)に引き当てられる。なお、2モデュール引いて
いるのは、既に出隅パネルAを二枚引き当てているから
である。
【0035】同様にして、Y2 辺の引当処理が行われ
る。すなわち、ステップ234で、屋根パネル群62か
ら(PY3−2)枚のケラバパネルDが選別されて、これ
らのパネルがY1 辺の余白部(未引当の部分)に引き当
てられる。
【0036】上述した引当処理が終了した後、棟ずれゾ
ーンθ内の引当処理が以下の如く行われる。ここで、理
解し易くするために、棟ずれゾーンθ内の引当処理の要
となる事項を先に説明しておくことにする。上述した内
容から、Z1 に引当済みの屋根パネルの組み合わせは軒
先パネルB、Cの2種類であり、Z2 に引当済みの屋根
パネルの組み合わせは出隅パネルA、Cの2種類である
ので、Z1 及びZ2 における屋根パネルの組み合わせと
しては合計4種類あり得る。そして、Z1 =Z 2 =Cと
なる場合を除外して(除外する理由は後述)残る3種類
について、異なる引当処理をそれぞれ合理的に行ってい
く訳である。そのために、後述するステップ236、2
48において、Z1 、Z2 の引当済みの屋根パネルの組
み合わせを判断しているのである。
【0037】まず、ステップ236で、Z1 =BかつZ
2 =Aであるか否かが判断される。つまり、X1 辺にお
ける棟ずれ位置に軒先パネルBが引き当てられ、かつ、
2辺における棟ずれ位置に出隅パネルAが引き当てら
れているか、否かが判断される。図9のパネル割付図か
ら判るように、この物件では正にその通りである。つま
り、この物件では、Z1 =BでかつZ2 =Aの組み合わ
せであることが判る。これにより、双方の屋根パネルの
桁方向モデュール数のギャップが判る(3P〔軒先パネ
ルB〕−1.5P〔出隅パネルA〕=1.5P)ので、
続いて引き当てられる軒先パネル、棟ずれ中間パネル、
ケラバパネルを引き当てる際の情報となる訳である。
【0038】この物件では、前述したようにステップ2
36では肯定されることになる。肯定されると、ステッ
プ238で、屋根パネル群62から軒先パネルE〔寸
法;1.5P×1.9P〕が選別されて、このパネルが
3 辺における棟ずれゾーンθ内に引き当てられる。な
お、軒先パネルEの桁方向のモデュール数が1.9Pと
端数になっているのは、このステップ238で引き当て
られる屋根パネルの一方の端部は住宅48の壁63(図
13参照)に突き当てられることから、壁63の厚み
(0.1P)分を除外する必要があるからである。逆に
みれば、後に引き当てられるケラバパネルD(又はケラ
バパネルL)の軒出し65(図13参照)を常に0.4
Pに設定する意である。この点については、後述する軒
先パネルE、F、G及び棟ずれ中間パネルH、I、J
(図6参照)についても同様である。
【0039】次いで、ステップ240で、屋根パネル群
62からQ1 枚の棟ずれ結合パネルK〔寸法;1P×3
P〕が選別されて、これらのパネルが棟ずれゾーンθ内
に軒先パネルBに隣接して引き当てられる。なお、Q1
は、Q1 =PY2/2−1という式で求められる。この式
で1モデュール分引いているのは、軒先パネルBが既に
引き当てられているためである。この物件では、Y2
のモデュール数PY2=6であるのでQ1 =2枚となり、
2枚の棟ずれ結合パネルKが引き当てられることにな
る。
【0040】次に、ステップ242で、屋根パネル群6
2からQ2 枚の棟ずれ中間パネルH〔寸法;1P×1.
9P〕が選別されて、これらのパネルが棟ずれゾーンθ
内に軒先パネルEに隣接して引き当てられる。なお、Q
2 は、Q2 =PY2/2−1という式で求められる。つま
り、Q2 は、前記Q1 の算定式と同じ算定式で求まるこ
とになるので、両者は一致する。但し、Q2 における
「−1」の意味は、軒先パネルEが既に引き当てられて
いるためである。この物件では、Q2 =2枚の棟ずれ中
間パネルHが引き当てられることになる。
【0041】次に、ステップ244で、棟ずれゾーンθ
内に屋根パネル群62からQ3 枚のケラバパネルDが選
別されて、これらのパネルが棟ずれゾーンθ内に出隅パ
ネルAに隣接して引き当てられる。なお、Q3 は、Q3
=PY1−(Q1 +2)という式で求められる。この式で
2モデュール分引いているのは、軒先パネルB及び出隅
パネルCが既に引き当てられているためである。この物
件では、Y1 辺のモデュール数PY1=8であるので、Q
3 =8−(2+2)=4枚となり、4枚のケラバパネル
Dが引き当てられることになる。これにより、棟ずれゾ
ーンθ内における屋根パネルの引当処理が終了する。
【0042】そして最後に、ステップ246で、屋根パ
ネル群62から中間パネルL〔寸法;1P×2P〕が選
別されて、これらのパネルが残る余白部(未引当の部
分)のすべてに引き当てられる。以上により、すべての
引当処理が終了する。
【0043】一方、ステップ236で否定されると、更
にステップ248でZ1 =BかつZ 2 =Cであるか否か
が判断される。ステップ248で肯定されると、ステッ
プ250で屋根パネル群62から軒先パネルF〔寸法;
1.5P×1.4P〕が選別されて、このパネルがX3
辺における棟ずれゾーンθ内に引き当てられる。次い
で、ステップ252で、屋根パネル群62からQ1 枚の
棟ずれ結合パネルKがこれらのパネルが選別されて、棟
ずれゾーンθ内に軒先パネルBに隣接して引き当てられ
る。次いで、ステップ254で、屋根パネル群62から
2 枚の棟ずれ中間パネルI〔寸法;1P×1.4P〕
が選別されて、これらのパネルが棟ずれゾーンθ内に軒
先パネルFに隣接して引き当てられる。次いで、ステッ
プ256で、屋根パネル群62からQ3 枚のケラバパネ
ルL(中間パネルLをケラバパネルとして用いる意)が
選別されて、これらのパネルが棟ずれゾーンθ内に出隅
パネルCに隣接して引き当てられる。これにより、棟ず
れゾーンθ内における屋根パネルの引当が終了する。
【0044】そして最後に、前述した場合と同様に、ス
テップ246で、残る余白部(未引当の部分)のすべて
に中間パネルLが引き当てられて、すべての引当処理が
終了する。
【0045】また、ステップ248で否定された場合
(Z1 =軒先パネルCでかつZ2 =軒先パネルAの場
合)には、ステップ258で屋根パネル群62から軒先
パネルG〔寸法;1P×1.4P〕が選別されて、この
パネルがX3 辺における棟ずれゾーンθ内に引き当てら
れる。次いで、ステップ260で、屋根パネル群62か
らQ1 枚の棟ずれ結合パネルL(中間パネルを棟ずれ結
合パネルとして用いる意)が選別されて、これらのパネ
ルが棟ずれゾーンθ内に軒先パネルCに隣接して引き当
てられる。次いで、ステップ262で、屋根パネル群6
2からQ2 枚の棟ずれ中間パネルJ〔寸法;1P×0.
9P〕が選別されて、これらのパネルが棟ずれゾーンθ
内に軒先パネルGに隣接して引き当てられる。次いで、
ステップ264で、屋根パネル群62からQ3 枚のケラ
バパネルDが選別されて、これらのパネルが棟ずれゾー
ンθ内に軒先パネルAに隣接して引き当てられる。これ
により、棟ずれゾーンθ内における屋根パネルの引当が
終了する。
【0046】そして最後に、前述した場合と同様に、ス
テップ246で、残る余白部(未引当の部分)のすべて
に中間パネルLが引き当てられて、すべての引当処理が
終了する。
【0047】なお、ステップ216でX1 辺の棟ずれ位
置に軒先パネルCが引き当てられ、ステップ226でX
2 辺の左出隅位置に出隅パネルCが引き当てられる場合
も理論上はあり得るが、実際に入力される物件にはこの
ような組み合わせのもの(棟ずれがあるにも拘わらず、
軒出し65〔図13参照〕が無い場合)は無い。仮に、
オペレータの入力ミス等によりこのような組み合わせが
生じたとしても、後述するステップ300でフラグ1が
セットされ、ステップ122で特別引当指示という工程
に移行するので、この時点でオペレータが入力ミスに気
付くことになる。別の方法として、Z1 =Z2 =Cとな
った時点でエラー信号をCRT32の画面上に表示させ
るようにしてもよい。
【0048】ところで、ステップ208で否定され棟ず
れ無しと判断された場合、即ち図10のパネル割付図に
示されるように、物件の平面配置図が矩形であった場合
には、図3に示されるフローチャートに従って処理がな
される。まず、ステップ266で、屋根パネル群62か
ら出隅パネルAが選別されて、これらのパネルがX1
の両端出隅位置に引き当てられる。次いで、ステップ2
68で、X1 辺のモデュール数PX1が偶数か否かが判断
される。この物件では、PX1=8であり偶数であるの
で、ステップ270で肯定されることになる。このた
め、ステップ272で、屋根パネル群62から軒先パネ
ルCが選別されて、これらのパネルがX1 辺の余白部の
すべてに引き当てられる。次いで、ステップ274で、
屋根パネル群62から出隅パネルA、軒先パネルDが選
別されて、これらのパネルがX2 辺にX1 辺と同一の配
列で引き当てられる。次いで、ステップ276で、屋根
パネル群62から(PY1−2)枚のケラバパネルDが選
別されて、これらのパネルがY 1 辺の余白部に引き当て
られる。次いで、ステップ278で、屋根パネル群62
からケラバパネルDが選別されて、これらのパネルがY
2 辺の余白部にY1 辺と同一の配列で引き当てられる。
そして最後に、ステップ280で、屋根パネル群62か
ら中間パネルLが選別されて、これらのパネルが残る余
白部のすべてに引き当てられる。
【0049】一方、ステップ270で否定された場合
(奇数であった場合)には、ステップ282で、屋根パ
ネル群62から軒先パネルBが選別されて、このパネル
がX1辺の中央に引き当てられる。次いで、ステップ2
84で、屋根パネル群62から軒先パネルCが選別され
て、これらのパネルがX1 辺の余白部に引き当てられ
る。次いで、ステップ286で、屋根パネル群62から
出隅パネルA、軒先パネルB、Cが選別されて、これら
のパネルがX2 辺にX1 辺と同一配列で引き当てられ
る。次いで、ステップ288で、屋根パネル群62から
(PY1−2)枚のケラバパネルDが選別されて、これら
のパネルがY1 辺の余白部に引き当てられる。次いで、
ステップ290で、屋根パネル群62からケラバパネル
Dが選別されて、これらのパネルがY2 辺の余白部にY
1 辺と同一の配列で引き当てられる。次いで、ステップ
292で、屋根パネル群62から(PY1−2)枚の中間
パネルK(棟ずれ結合パネルKを中間パネルとして用い
る意)が選別されて、これらのパネルがX1 辺の軒先パ
ネルBとX2 辺の軒先パネルBとの間に引き当てられ
る。その後、前述した場合と同様にステップ280で、
屋根パネル群62から中間パネルLが選別されて、これ
らのパネルが残る余白部のすべてに引き当てられる。
【0050】以上によって、棟ずれ有りの場合及び棟ず
れ無しの場合の屋根パネルの引当処理がすべて終了す
る。次に、いずれの場合であっても、面積処理による評
価が行われる。
【0051】すなわち、ステップ294(図2参照)
で、まず引き当てられた屋根パネルの有効総面積A1
算定される。この有効総面積A1 は、棟ずれが有る場合
は(1)式から、棟ずれが無い場合は(2)式から算定
される。
【0052】 〔ΣA(x)×F(x)〕−Ay −〔ΣP(Xn )×0.5P+ΣP(Yn ) ×0.5P+G1 ×(0.5P×0.5 P)−G2 ×(0.5P×0.5P) 〕・・・・(1) 但し、 F(x) ;各屋根パネルA〜Lの引当
枚数 A(x) ;各屋根パネルA〜Lの個別面積 Ay ;オーバーラップ部64の面積 P(Xn ) ;各桁側辺のモデュール数 P(Yn ) ;各妻側辺のモデュール数 G1 ;出隅数 G2 ;入隅数 補足説明すると、まず第1項目の〔ΣA(x)×F
(x)〕で引き当てられた屋根パネルの総面積を求めて
いる。また、図9のパネル割付図54から判るように、
棟ずれゾーンθ内において軒先パネルE(1枚分)、棟
ずれ中間パネルH(2枚分)と、ケラバパネルD(3.
5枚分)とが、軒だしを作るべく重なるため(破線図
示)、このオーバーラップ部64の面積を第2項目のA
y として、第1項目から差し引いている。この第1項目
及び第2項目までで、パネル割付図54内の面積が算定
される。ところが、この面積には、X1 辺〜X3 辺及び
1 辺〜Y3 辺における軒だし部分が含まれている。こ
のため、これらの軒だし部分を除外する必要がある。そ
こで、第3項乃至第6項のΣP(Xn )×0.5P+Σ
P(Yn )×0.5P+G1 ×(0.5P×0.5
P)−G2 ×(0.5P×0.5P)において、軒だし
部分の総和を求めて、これを(第1項−第2項)から引
く。ここで、G1 ×(0.5P×0.5 P)を〔ΣP
(Xn )×0.5P+ΣP(Yn )×0.5P〕に足し
ているのは、これには出隅の面積が含まれていないから
である。また、G2 ×(0.5P×0.5Pを〔ΣP
(Xn )×0.5P+ΣP(Yn )×0.5P〕から引
いているのは、これには入隅の面積が重複して加算され
ているからである。
【0053】一方、棟ずれが無い場合には、オーバーラ
ップ部64が生じない(図10参照)ので、次式で算定
される。
【0054】 〔ΣA(x)×F(x)〕−〔ΣP(Xn )×0.5P+ΣP(Yn )×0. 5P+G1 ×(0.5P×0.5 P)〕・・・・(2) 次に、ステップ296で、平面配置図52(図11参
照)の面積A0 を算定する。この面積A0 は、各桁側辺
のモデュール数、各妻側辺のモデュール数から幾何学的
に算定することができる。また、平面配置図52の図形
内のモデュール数をそのままカウントしてもよい。
【0055】次に、ステップ298で、A1 =A0 か否
かが判断される。否定されればステップ300でフラグ
1がセットされ、肯定されればステップ302でフラグ
0がセットされる。フラグ0は評価としては「適当」を
意味し、フラグ1は評価としては「不適当」を意味す
る。
【0056】その後、図4に示されるメインルーチンに
戻って、ステップ304でフラグ1がセットされている
か否かが判断される。肯定された場合、つまりA1 ≠A
0 であった場合には、引当不良があるということを意味
するので、前述したようにステップ306で特別引当指
示がなされる。その後のステップ124以降の処理につ
いては、前記大要において説明した通りである。
【0057】付言的に説明しておくと、ステップ120
で否定された場合、A1 =A0 (適当)ということなの
でステップ124へ移行して、パネル割付図54(図
9)又はパネル割付図56(図10)が出力される。ス
テップ120で肯定された場合、A1 ≠A0 (不適当)
ということなので、ステップ122で、CRT32上に
表示されたコメント(ex.「特別引当を指示して下さ
い。」)に従ってオペレータが特別引当指示を行う。そ
の後、ステップ124で同様にパネル割付図54(図
9)又はパネル割付図56(図10)が出力される。ス
テップ126で割付完了か否かが判断され、否定されれ
ばステップ122に戻り、肯定されればステップ128
でデータが記憶される。そして、ステップ130で、パ
ネル割付図54(図9)又はパネル割付図56(図1
0)及びこれに応じた部材リストが、本社用として出力
される。と同時に、ステップ132で、このデータは外
部通信部46を経由して支社側へ送信される。
【0058】なお、上述した制御内容におけるステップ
206が本発明における第1の工程に相当し、ステップ
208乃至ステップ292(但し、ステップ246、ス
テップ280は除く)が本発明における第2の工程に相
当し、ステップ246、ステップ280が本発明におけ
る第3の工程に相当する。
【0059】このように本実施例では、モデュール格子
50を用いることにより基本となる尺度を決定し、この
モデュール格子50上に描かれた平面配置図52から必
要な情報(モデュール数や棟の位置)を読み取ってデー
タ化し、このデータに基づいてモデュール数が偶数か奇
数か、棟ずれが有るか無いか、といった観点で場合分け
をして、屋根パネルA〜Lを有する屋根パネル群から出
隅・軒先・ケラバ・棟ずれ中間・棟ずれ結合パネルとい
った特殊屋根パネルを先に引当て、その後に残る余白部
に中間パネルを引き当てるようにしたので、屋根パネル
の引当処理を一意的かつ自動的に行うことができる。こ
のため、屋根パネルの引当処理を手作業で行う場合に比
し、作業効率を著しく向上させることができる。
【0060】なお、本実施例では、切妻屋根を適用対象
として説明したが、これに限らず、更に複雑な下屋、寄
棟屋根等を対象として本発明を適用してもよいし、これ
らすべてを含む形で本発明を適用してもよい。この場
合、場合分け、条件等を若干変更する必要があるが、原
理的には同様に行えば良い。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る屋根パ
ネルの引当方法は、モデュール格子を用いることによっ
て基本となる尺度を定め、その上で第1の工程で住宅外
形図から住宅外形を構成する辺のモデュール数や棟の位
置等の情報を読み取りデータ化し、第2の工程でモデュ
ール数が偶数か奇数か、棟の位置にずれが有るか否かを
判断基準として特殊屋根パネルとして適切なものを先に
引き当て、第3の工程で住宅外形図上の未引当の位置に
必要枚数の標準屋根パネルを引き当てるため、所定の情
報を入力するだけで最適な屋根パネルを一意的かつ自動
的に引き当てることができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の屋根パネル引当ルーチンの一部を示
すフローチャートである。
【図2】図1同様に、屋根パネル引当ルーチンの一部を
示すフローチャートである。
【図3】図2同様に、屋根パネル引当ルーチンの一部を
示すフローチャートである。
【図4】本社側のメインルーチンを示すフローチャート
である。
【図5】支社側のメインルーチンを示すフローチャート
である。
【図6】屋根パネル群を示す概念図である。
【図7】桁側のX1 辺の屋根パネルの引当処理が終了
し、棟ずれゾーンθが画定された状態を示す説明図であ
る。
【図8】平面配置図に桁側、妻側各辺の名称及びモデュ
ール数が付された状態を示す説明図である。
【図9】本実施例で用いた棟ずれ有りの方の物件のパネ
ル割付図である。
【図10】棟ずれ無しの方の物件のパネル割付図であ
る。
【図11】図9の物件の平面配置図である。
【図12】モデュール格子を示す説明図である。
【図13】本実施例の適用対象となった物件の住宅外観
を示す斜視図である。
【図14】屋根パネルの引当処理を行うための本社側処
理装置、支社側処理装置のシステムの概略図である。
【符号の説明】
26 本社側処理装置 38 マイクロコンピュータ 50 モデュール格子 52 平面配置図(住宅外形図) 58 棟線(棟の位置) 60 棟線(棟の位置) 62 屋根パネル群 A 出隅パネル(特殊屋根パネル) B 軒先パネル(特殊屋根パネル) C 軒先パネル(特殊屋根パネル) D ケラバパネル(特殊屋根パネル) E 軒先パネル(特殊屋根パネル) F 軒先パネル(特殊屋根パネル) G 軒先パネル(特殊屋根パネル) H 棟ずれ中間パネル(特殊屋根パネル) I 棟ずれ中間パネル(特殊屋根パネル) J 棟ずれ中間パネル(特殊屋根パネル) K 棟ずれ結合パネル(特殊屋根パネル) L 中間パネル(標準屋根パネル)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根未配置の状態でかつ平面視でモデュ
    ール格子上に描かれた住宅外形図から、住宅外形を構成
    する辺のモデュール数や棟の位置等の情報を読み取りデ
    ータ化する第1の工程と、 予め所定の形状及び大きさに設定された複数種類の屋根
    パネルを有する屋根パネル群から、前記モデュール数が
    偶数か奇数か、前記棟の位置にずれが有るか否かを判断
    基準として、妻側位置、桁側位置、棟ずれ周辺所定位置
    に配置される特殊屋根パネルとして適切なものを選別し
    て、これを前記住宅外形図上の所定位置に引き当てる第
    2の工程と、 前記特殊屋根パネルの引当後に、必要枚数の標準屋根パ
    ネルを前記屋根パネル群から選別して、これを前記住宅
    外形図上の未引当の位置に引き当てる第3の工程と、を
    有することを特徴とする屋根パネルの引当方法。
JP5029321A 1993-02-18 1993-02-18 屋根パネルの引当方法 Pending JPH0728865A (ja)

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JP5029321A JPH0728865A (ja) 1993-02-18 1993-02-18 屋根パネルの引当方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015132881A (ja) * 2014-01-09 2015-07-23 株式会社東芝 配置設計装置、配置設計方法、及び配置設計プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015132881A (ja) * 2014-01-09 2015-07-23 株式会社東芝 配置設計装置、配置設計方法、及び配置設計プログラム

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