JPH07288287A - Tft負荷型sram - Google Patents

Tft負荷型sram

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JPH07288287A
JPH07288287A JP6103429A JP10342994A JPH07288287A JP H07288287 A JPH07288287 A JP H07288287A JP 6103429 A JP6103429 A JP 6103429A JP 10342994 A JP10342994 A JP 10342994A JP H07288287 A JPH07288287 A JP H07288287A
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tft
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JP6103429A
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Shigeki Kayama
茂樹 加山
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、TFTのOFF時のリーク電流
(即ち、スタンバイ電流)を低減できるようなTFT負
荷型SRAMを提供する。 【構成】 本発明に係るTFT負荷型SRAMは、一方
のTFTのゲート層12及び他方のTFTのチャンネル
層14のドレイン領域の双方を覆うように形成されたコ
ンタクト電極層16と、チャンネル層とコンタクト電極
層との間に形成された層間酸化膜20とを備えている。
コンタクト部24は、ゲート層とチャンネル層との間に
介在するゲート酸化膜12を貫通してゲート層と導通す
る第1コンタクト部26と、層間酸化膜を貫通して第1
コンタクト部及びドレイン領域の双方に接続し、双方を
コンタクト電極層に導通する第2コンタクト部28とか
らなる単一のコンタクト部で形成されている。パターン
上で、コンタクト部は電源ライン22に接近して配置さ
れ、かつ第2コンタクト部のドレイン領域接続部が第1
コンタクト部に対し電源ラインとは反対側に形成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TFT負荷型SRAM
に関し、更に詳細にはTFTのOFF時のリーク電流、
即ちスタンバイ電流が小さいTFT負荷型SRAMに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のTFT負荷型SRAMは、TFT
のOFF時のリーク電流、即ちスタンバイ電流が比較的
大きく、そのためTFT特性の向上が難しかった。TF
TのOFF時のリーク電流を低減させるためには、TF
T負荷型SRAMのメモリーセル・パターンにおいてチ
ャンネル長が長く、またチャンネル層が薄い方が好まし
い。
【0003】しかし、従来のTFT負荷型SRAMのパ
ターンでは、図5から図7を参照して次に説明するよう
に、チャンネル長を長くできない。図5は図6に示すT
FT負荷型SRAM(Full CMOS型SRAM)
のメモリーセル回路図の内の太線部分のみのパターンを
示し、図7は図5の矢視III −III での模式的断面図で
ある。駆動トランジスタ及びトランスファ・トランジス
タを含むセル部分は、基板内に形成されている。先ず、
第1には、従来のTFT負荷型SRAMでは、図5及び
7に示すように、一方のTFTのゲート層(ポリシリコ
ン層)70と他方のTFTのチャンネル層(ポリシリコ
ン層)72のドレイン領域とは、ゲート層70とチャン
ネル層72との間に介在するゲート酸化層74を貫通す
るコンタクト部76によって導通している。一方、一の
メモリーセルと隣接する別のメモリーセルとの間にはチ
ャンネルポリシリコン層72と同一の成膜工程で一体的
に形成されたVDDライン78が存在している。かかる電
源ラインの形成方法では、ディザンルールに従いチャン
ネル層72の縁部とVDDライン78との間には所定の間
隔を設ける必要があることから、コンタクト部76とV
DDライン78との間のスペースが必然的に広くなり、そ
の結果、パターン・レイアウトが制約され、TFTのチ
ャンネル長を長く出来ない。尚、図7中、80は基板、
82は下層酸化膜を示す。
【0004】第2には、従来のTFT負荷型SRAMの
パターンでは、VDDラインとチャンネル層とが同一の成
膜工程で一体的に形成されているので、チャンネル層を
薄くすると、VDDラインの電気抵抗が増大するために、
或る程度以上にはチャンネル層を薄くするできない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の問題に鑑み、本
発明は、TFTのOFF時のリーク電流(即ち、スタン
バイ電流)を低減できるようなTFT負荷型SRAMを
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るTFT負荷型SRAMは、pチャンネ
ル型TFTを負荷に用い、かつTFTのゲート層とチャ
ンネル層とを導通するコンタクト部に対向して電源ライ
ンを配置したパターンを有するTFT負荷型SRAMに
おいて、一方のTFTのゲート層及び他方のTFTのチ
ャンネル層のドレイン領域の双方を覆うように形成され
たコンタクト電極層と、チャンネル層とコンタクト電極
層との間に形成された層間酸化膜とを備え、コンタクト
部が、ゲート層とチャンネル層との間に介在するゲート
酸化膜を貫通してゲート層と導通する第1コンタクト部
と、層間酸化膜を貫通して第1コンタクト部及びドレイ
ン領域の双方に接続し、双方をコンタクト電極層に導通
する第2コンタクト部とからなる単一のコンタクト部で
形成され、パターン上で、コンタクト部が電源ラインに
接近し、かつ第2コンタクト部のドレイン領域接続部が
第1コンタクト部に対し電源ラインとは反対側に配置さ
れていることを特徴としている。
【0007】本発明のTFT負荷型SRAMでは、平面
的に見て同一メモリーセル内で2個のTFTがセルの中
心点に関し点対称(回転対称)に配置されている。本発
明のコンタクト部は、いわゆるシェアード・コンタクト
の形式で形成されるものであって、好適には、ゲート層
とチャンネル層との間に介在するゲート酸化膜を貫通し
てゲート層を導通する第1コンタクト部と、層間酸化膜
を貫通して第1コンタクト部及びドレイン領域の双方を
コンタクト電極層に導通する第2コンタクト部とが、上
下2段構造になっている。
【0008】本発明の好適な実施態様では、ゲート層、
チャンネル層及びコンタクト電極層がポリシリコン層で
構成されていることを特徴としている。
【0009】本発明に係る別のTFT負荷型SRAM
は、pチャンネル型TFTを負荷に用い、TFTのゲー
ト層とチャンネル層とのコンタクト部に対向して電源ラ
インを配置したパターンを有するTFT負荷型SRAM
において、パターン上で、一のメモリーセルのTFTの
チャンネル層のソース領域と一のメモリーセルに隣接す
るメモリーセルのTFTのチャンネル層のソース領域と
は、両ソース領域間に双方を電気的に接続させる接続部
を備えて、接続部に関し対称に配置され電源ラインは、
チャンネル層とは別の成膜工程で形成されて接続部の上
を通るように配置され、かつ層間酸化膜を貫通する電源
コンタクト部により接続部に導通し、コンタクト部が前
記電源ラインに接近して配置されていることを特徴とし
ている。
【0010】本発明のTFT負荷型SRAMでは、平面
的に見て、一のメモリーセルのTFTは、隣接するメモ
リーセルのTFTに対して電源ラインを対称軸とする線
対称の配置になっており、更に同一メモリーセル内にお
いて2個のTFTはセルの中心に関し点対称(回転対
称)に配置されている。
【0011】本発明の好適な実施態様では、ゲート層、
チャンネル層及び電源ラインがポリシリコン層で構成さ
れていることを特徴としている。
【0012】
【作用】請求項1の発明では、第1コンタクト部と第2
コンタクト部とコンタクト電極層とからなるシェアード
・コンタクト形式でコンタクト部を形成し、本発明で規
定した特定のパターンで各要素を配置することにより、
従来のTFT負荷型SRAMに適用したデザインルール
に従いチャンネル層のドレイン領域と電源ラインとの間
隔を維持しつつコンタクト部を電源ラインに接近させる
ことができる。これにより、同じ寸法のメモリーセルを
採用した場合でも、従来のTFT負荷型SRAMに比べ
て、チャンネル長を長くすることができるので、TFT
のリーク電流が小さくなる。
【0013】請求項3の発明では、チャンネル層とは別
個に形成した電源ライン層を備えることにより、従来の
TFT負荷型SRAMに適用したデザインルールを適用
する必要がなくなるので、チャンネル層と電源ラインと
の間隔を小さくできる。よって、同じ寸法のメモリーセ
ルを採用した場合でも、コンタクト部を電源ラインに接
近させることにより、従来のTFT負荷型SRAMに比
べて、チャンネル長を長くすることができる。また、電
源ラインとは別個にチャンネル層の厚さを設定できるの
で、チャンネル層を薄くすることができる。以上のよう
に、本発明では、チャンネル長を長くし、しかもチャン
ネル層の膜厚を薄く出来るので、従来のTFT負荷型S
RAMに比べて、TFTのリーク電流が著しく小さくな
る。
【0014】
【実施例】以下、添付図面を参照し、実施例に基づいて
本発明をより詳細に説明する。実施例1 図1は、請求項1の発明に係るTFT負荷型SRAMの
実施例1のメモリーセル・パターンであって、図6に示
したTFT負荷型SRAM(Full CMOS型SR
AM)のメモリーセル回路図の太線部分のパターンであ
る。図2は図1のメモリーセル・パターンの矢視I−I
での断面図である。
【0015】本実施例のTFT負荷型SRAMは、メモ
リーセル内に図6の太線部分の回路に相当する2個のp
チャンネル型TFTを備え、各TFTは、第1ポリシリ
コン層からなるゲート層12と、同じく第2ポリシリコ
ン層からなるチャンネル層14と、第3ポリシリコン層
からなるコンタクト電極層16とを備えている。一のメ
モリーセル内において、2個のTFTはセルの中心に関
し点対称(回転対称)に配置されている。ゲート層12
とチャンネル層14との間には、第1酸化膜(ゲート酸
化膜)18が介在し、チャンネル層14とコンタクト電
極層16との間には、第2酸化膜(層間酸化膜)20が
介在している。また、VDDライン22は同一の成膜工程
によりチャンネル層14と一体的に形成されている。
【0016】ゲート層12とチャンネル層14とは、単
一のコンタクト部24とコンタクト電極層16とを介し
て導通するいわゆるシェアード・コンタクト形式で接続
されている。コンタクト部24は、第1酸化膜18を貫
通する第1コンタクト部26と、第2酸化膜20を貫通
する第2コンタクト部28とから構成されている。第2
コンタクト部28は、チャンネル層14のドレイン領域
から第2酸化膜20を貫通してコンタクト電極層16に
導通するドレイン領域接続部29と第1コンタクト部2
6の延長部とからなり、それらが一体的に形成されてい
る。換言すれば、コンタクト部24は、第1コンタクト
部26と、第2コンタクト部28との上下2段構造にな
っている。メモリーセル・パターン上で、コンタクト部
24がVDDライン22に接近して配置され、かつ第2コ
ンタクト部28のドレイン領域接続部29が第1コンタ
クト部26の延長部に対しVDDライン22とは反対側に
配置されており、チャンネル層14のドレイン領域端
は、第2コンタクト部28のドレイン領域接続部29の
位置に位置している。第2コンタクト部28のドレイン
領域接続部29の構造から言って、第2コンタクト部2
8のドレイン領域接続部29を越えてチャンネル層14
をVDDライン22に接近させる必要はない。よって、本
実施例では、コンタクト部24自体をVDDライン22に
接近させても、図5に示す従来のTFT負荷型SRAM
に適用したデザインルールによる間隔をチャンネル層1
4とVDDライン26との間に確保でき、図1に示すチャ
ンネル長が確保できる。尚、図2中、30は駆動トラン
ジスタ及びトランスファ・トランジスタを含むセル部分
が形成された基板、32は下層酸化膜である。
【0017】図1及び図2を参照して、本実施例のTF
T部分の製作方法を以下に説明する。 (1)CVD法により膜厚50nmのポリシリコン層を下
層酸化膜32上に形成し、不純物としてボロンを1014
のオーダーのドーズ量でイオン注入する。次いで、ホト
リソグラフィ法と反応性イオンエッチングを適用して、
パターニングし、ゲート層12を形成する。 (2)CVD法により膜厚40nmの第1酸化層(SiO
2層)18をゲート層12上に形成する。 (3)ホトリソグラフィ法と反応性イオンエッチングを
適用して、コンタクトホールを第1酸化層18に設け、
第1コンタクト部26を形成する。 (4)CVD法により膜厚10nmのポリシリコン層を第
1酸化層18上に形成し、しきい値電圧を調整するため
不純物としてボロンを1012のオーダーのドーズ量でイ
オン注入する。次いで、ホトリソグラフィ法と反応性イ
オンエッチングを適用して、パターニングし、チャンネ
ル層14を形成する。
【0018】(5)ホトリソグラフィ法とイオン注入法
を適用して、チャンネル層14に不純物としてボロンを
1014のオーダーのドーズ量でイオン注入し、ソース領
域及びドレイン領域を形成する。 (6)CVD法により膜厚50nmの第2酸化層(SiO
2層)20をチャンネル層14上に形成する。 (7)ホトリソグラフィ法と反応性イオンエッチングを
適用して、コンタクトホールを第2酸化層20に設け、
シェアード・コンタクトを構成する第2コンタクト部2
8を形成し、第1コンタクト部26と結合してコンタク
ト部24とする。 (8)CVD法により膜厚50nmのポリシリコン層を第
2酸化層20上に形成し、不純物としてボロンを1014
のオーダーのドーズ量でイオン注入する。次いで、ホト
リソグラフィ法と反応性イオンエッチングを適用して、
パターニングし、コンタクト電極層16を形成する。
【0019】本実施例では、上述のように特定したコン
タクト部24の構成とメモリーセル・パターンにより、
図5に示す従来のTFT負荷型SRAMの場合と同じデ
ザインルールに従いチャンネル層14のドレイン領域と
DDライン20との間隔を維持しつつコンタクト部24
をVDDライン20に接近させることができる。よって、
同一寸法のメモリーセルを採用した場合でも、従来のT
FT負荷型SRAMに比べてチャンネル長さを長くでき
る。
【0020】実施例2 図3は、請求項2の発明に係るTFT負荷型SRAMの
一実施例のメモリーセル・パターンであって、図6に示
したTFT負荷型SRAM(Full CMOS型SR
AM)のメモリーセル回路図の太線部分のパターンであ
る。図4は図3のメモリーセル・パターンの矢視II−II
での断面図である。本実施例のTFT負荷型SRAM
は、メモリーセル40内に図6の太線部分の回路に相当
する2個のpチャンネル型TFTを備え、一のメモリー
セル40のTFTは、隣接するメモリーセル41のTF
Tに対してVDDライン52の中心を対称軸として線対称
の配置になっている。
【0021】各TFTは、第1ポリシリコン層からなる
ゲート層42と、第2ポリシリコン層からなるチャンネ
ル層44とを備え、同一メモリーセル内では、2個のT
FTはセルの中心に関し点対称(回転対称)に配置され
ている。また、メモリーセル40のTFTのチャンネル
層44のソース領域とメモリーセル40に隣接するメモ
リーセル41のTFTのチャンネル層44のソース領域
とは、接続部46により相互に電気的に接続されてい
る。一方のTFTのゲート層42と他方のTFTのチャ
ンネル層44との間には、第1酸化膜(ゲート酸化膜)
48が介在し、接続部46上には第2酸化膜(層間酸化
膜)50を介在させて第3ポリシリコン層からなるVDD
ライン52が形成されている。
【0022】一方のTFTのゲート層42と他方のTF
Tのチャンネル層44とは、コンタクト部54を介して
導通し、接続部46とVDDライン52とは、別のコンタ
クト部、電源コンタクト部56を介して導通している。
メモリーセル40のチャンネル層42とメモリーセル4
0に隣接するメモリーセル41のチャンネル層とは、相
互に接近し、かつ双方ともVDDライン52に接近した位
置に配置されている。これにより、本実施例では、図3
に示すチャンネル長が確保されている。尚、図2中、5
8は駆動トランジスタ及びトランスファ・トランジスタ
を含むセル部分が形成された基板、60は下層酸化膜で
ある。
【0023】図3及び図4を参照して、実施例2のTF
T部分の製作方法を以下に説明する。 (1)CVD法により膜厚50nmのポリシリコン層を下
層酸化膜60上に形成し、不純物としてボロンを1014
のオーダーのドーズ量でイオン注入する。次いで、ホト
リソグラフィ法と反応性イオンエッチングを適用して、
パターニングし、ゲート層42を形成する。 (2)CVD法により膜厚40nmの第1酸化層(SiO
2層)48をゲート層42上に形成する。 (3)ホトリソグラフィ法と反応性イオンエッチングを
適用して、第1酸化層48にコンタクトホールを設け、
第1コンタクト部54を形成する。 (4)CVD法により膜厚10nmのポリシリコン層を第
1酸化層48上に形成し、しきい値電圧を調整するため
不純物としてボロンを1012のオーダーのドーズ量でイ
オン注入する。次いで、ホトリソグラフィ法と反応性イ
オンエッチングを適用して、パターニングし、チャンネ
ル層44を形成する。
【0024】(5)ホトリソグラフィ法とイオン注入法
を適用して、チャンネル層44に不純物としてボロンを
1014のオーダーのドーズ量でイオン注入し、ソース領
域及びドレイン領域を形成する。 (6)CVD法により膜厚50nmの第2酸化層(SiO
2層)50をチャンネル層44上に形成する。 (7)ホトリソグラフィ法と反応性イオンエッチングを
適用して、コンタクトホールを第2酸化層50に設け別
のコンタクト部56を形成する。 (8)CVD法により膜厚50nmのポリシリコン層を第
2酸化層50上に形成し、不純物としてボロンを1014
のオーダーのドーズ量でイオン注入する。次いで、ホト
リソグラフィ法と反応性イオンエッチングを適用してパ
ターニングし、VDDライン52を形成する。
【0025】本実施例では、チャンネル層44とは別個
に形成したVDDライン52を備えることにより、メモリ
ーセル40のチャンネル層42とメモリーセル40に隣
接するメモリーセル41のチャンネル42の間隔をデザ
インルールに従って確保する限り、図5に示す従来のT
FT負荷型SRAMに適用したデザインルールを適用す
る必要がなくなり、チャンネル層44とVDDライン52
との間隔を小さくできる。よって、同じ寸法のメモリー
セルを採用する場合も、コンタクト部56をVDDライン
52に接近させ、従来のTFT負荷型SRAMに比べて
チャンネル長を長くすることができる。また、VDDライ
ン52をチャンネル層44とは別の第3ポリシリコン層
で形成するので、VDDラインの電気抵抗の増大を考慮す
る必要がなくなり、チャンネル層44を自由に薄くでき
る。以上の二つのことからTFTのOFF時のリーク電
流が低減する。更には、VDDライン52の膜厚を厚くし
て、VDDライン52の電気抵抗を低減できるので、最低
動作電圧時のプロセス・マージンが増加する。
【0026】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、コンタクト部
をシェアード・コンタクト形式で構成し、本発明で規定
した特定のメモリーセル・パターンに従うことにより、
電源ラインとチャンネル層とを同じ成膜工程で同時に形
成する場合でも、所定のデザインルールに従いチャンネ
ル層のドレイン領域と電源ラインとの間隔を維持しつつ
コンタクト部を電源ラインに接近させることができる。
従って、同一寸法のメモリーセルを採用する場合でも、
従来のTFT負荷型SRAMに比べてチャンネル長さを
長くできる。よって、本発明に係るTFT負荷型SRA
Mでは、TFTのOFF時のリーク電流(スタンバイ電
流)が小さくなる。
【0027】請求項3の発明によれば、チャンネル層と
は別個に形成した電源ラインを備え、本発明で規定した
特定のメモリーセル・パターンに従うことにより、従来
のTFT負荷型SRAMに適用したデザインルールを適
用する必要がなくなり、チャンネル層と電源ラインとの
間隔を小さくできる。よって、同じ寸法のメモリーセル
を採用する場合でも、従来のTFT負荷型SRAMに比
べてコンタクト部を電源ラインにより一層接近させるこ
とにより、チャンネル長を長くすることができる。ま
た、電源ラインをチャンネル層とは別の層で形成するの
で、電源ラインの電気抵抗の増大を考慮する必要なく、
チャンネル層を自由に薄くできる。以上の二つのことか
ら、本発明に係るTFT負荷型SRAMでは、TFTの
OFF時のリーク電流が低減する。更には、電源ライン
の膜厚を厚くして、電源ラインの電気抵抗を低減できる
ので、最低動作電圧時のプロセス・マージンが増加す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るTFT負荷型SRAMの実施例1
のメモリーセル・パターンであって、図6に示したTF
T負荷型SRAM(Full CMOS型SRAM)の
メモリーセル回路図の太線部分のパターンである。
【図2】図1のメモリーセル・パターンの矢視I−Iで
の断面図である。
【図3】本発明に係るTFT負荷型SRAMの実施例2
のメモリーセル・パターンであって、図6に示したTF
T負荷型SRAM(Full CMOS型SRAM)の
メモリーセル回路図の太線部分のパターンである。
【図4】図3のメモリーセル・パターンの矢視II−IIで
の断面図である。
【図5】図6に示すTFT負荷型SRAM(Full
CMOS型SRAM)のメモリーセル回路図の内の太線
部分のみのパターンを示す。
【図6】TFT負荷型SRAMのメモリーセル回路図で
ある。
【図7】図5の矢視III −III での模式的断面図であ
る。
【符号の説明】
12 ゲート層 14 チャンネル層 16 コンタクト電極層 18 第1酸化膜(ゲート酸化膜) 20 第2酸化膜(層間酸化膜) 22 VDDライン 24 コンタクト部 26 第1コンタクト部 28 第2コンタクト部 29 第2コンタクト部のドレイン領域接続部 30 基板 32 下層酸化膜 40、41 メモリーセル 42 ゲート層 44 チャンネル層 46 接続部 48 第1酸化膜(ゲート酸化膜) 50 第2酸化膜(層間酸化膜) 52 VDDライン 54 コンタクト部 56 コンタクト部 58 基板 60 下層酸化膜である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 pチャンネル型TFTを負荷に用い、か
    つTFTのゲート層とチャンネル層とを導通するコンタ
    クト部に対向して電源ラインを配置したパターンを有す
    るTFT負荷型SRAMにおいて、 一方のTFTのゲート層及び他方のTFTのチャンネル
    層のドレイン領域の双方を覆うように形成されたコンタ
    クト電極層と、 チャンネル層とコンタクト電極層との間に形成された層
    間酸化膜とを備え、 コンタクト部が、ゲート層とチャンネル層との間に介在
    するゲート酸化膜を貫通してゲート層と導通する第1コ
    ンタクト部と、層間酸化膜を貫通して第1コンタクト部
    及びドレイン領域の双方に接続し、双方をコンタクト電
    極層に導通する第2コンタクト部とからなる単一のコン
    タクト部で形成され、 パターン上で、コンタクト部が電源ラインに接近し、か
    つ第2コンタクト部のドレイン領域接続部が第1コンタ
    クト部に対し電源ラインとは反対側に配置されているこ
    とを特徴とするTFT負荷型SRAM。
  2. 【請求項2】 前記ゲート層、チャンネル層及びコンタ
    クト電極層がポリシリコン層で構成されていることを特
    徴とする請求項1に記載のTFT負荷型SRAM。
  3. 【請求項3】 pチャンネル型TFTを負荷に用い、T
    FTのゲート層とチャンネル層とのコンタクト部に対向
    して電源ラインを配置したパターンを有するTFT負荷
    型SRAMにおいて、 パターン上で、一のメモリーセルのTFTのチャンネル
    層のソース領域と一のメモリーセルに隣接するメモリー
    セルのTFTのチャンネル層のソース領域とは、両ソー
    ス領域間に双方を電気的に接続させる接続部を備えて、
    接続部に関し対称に配置され、 電源ラインは、チャンネル層とは別の成膜工程で形成さ
    れて接続部の上を通るように配置され、かつ層間酸化膜
    を貫通する電源コンタクト部により接続部に導通し、 コンタクト部が前記電源ラインに接近して配置されてい
    ることを特徴とするTFT負荷型SRAM。
  4. 【請求項4】 前記ゲート層、チャンネル層及び電源ラ
    インがポリシリコン層で構成されていることを特徴とす
    る請求項3に記載のTFT負荷型SRAM。
JP6103429A 1994-04-18 1994-04-18 Tft負荷型sram Pending JPH07288287A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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