JPH07288008A - 自動車用コンビネーションランプ - Google Patents

自動車用コンビネーションランプ

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JPH07288008A
JPH07288008A JP7887394A JP7887394A JPH07288008A JP H07288008 A JPH07288008 A JP H07288008A JP 7887394 A JP7887394 A JP 7887394A JP 7887394 A JP7887394 A JP 7887394A JP H07288008 A JPH07288008 A JP H07288008A
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竜彦 原田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 隔壁によって画成された機能の異なる隣接ラ
ンプ間の境界域が、非点灯時には目立たないが、点灯時
に鮮明となる自動車用コンビネーションランプの提供。 【構成】 ランプボディ10の前面に側縁部が側方に廻り
込むアウターレンズ11が組付けられて、隔壁50cにより
画成された灯室S3,S4の前面が縦長シリンドリカルステ
ップ13,14を左右に連続形成したアウターレンズ11で覆
われ、灯室S3,S4内にそれぞれ機能を異にするランプの
光源34,44が収容されたコンビネーションランプにおい
て、隔壁50cをアウターレンズ11に略接近する位置まで
延出することで、アウターレンズから透けて見える部分
を少なくして見栄えを良好にし、アウターレンズの灯室
S4対応領域の隔壁近傍A5におけるステップのシリンドリ
カル曲面の曲率(拡散角)を他の領域よりも大きくする
ことで、アウターレンズの導光作用によって灯室S3側に
向かう光を全反射させることなくアウターレンズ外に出
射させて、発光部の境界を鮮明にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、隔壁によってランプボ
ディ内に画成された左右に隣接する灯室の前面に、側方
に廻り込むアウターレンズが配置された自動車用コンビ
ネーションランプに関する。
【0002】
【従来の技術】図7および図8は、従来のこの種のラン
プの一例であるコンビネーションヘッドランプを示して
おり、ランプボディ1の内部には、リフレクター2aと
バルブ2bとからなるヘッドランプユニット2に隣接し
て、ポジションランプ用のバルブ5bが設けられ、ラン
プボディ1の前面開口部には、車両巾方向外側に対応す
る側縁部側が後方に下がった形状に傾斜する前面レンズ
3が組付けられている。符号6は、ランプボディ1から
前方に延出し、ランプボディ1内に左右に隣接する灯室
を画成する隔壁で、隔壁6の先端部は前面レンズ3の裏
面に形成されているリブ7の係合凹部に係合して、ヘッ
ドランプとポジションランプ間において光が混合しない
ようになっている。即ち、ヘッドランプとポジションラ
ンプの境界では、隔壁6によって互いの灯室間を遮光し
て、前面レンズ3における互いのランプの発光領域の境
界が明確となるようになっている。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】前記した従来技術で
は、隣接する灯室相互間における漏光が隔壁6によって
確実に防止される構造となっているが、前面レンズ3に
は隔壁6の先端部を係合させるための巾広のリブ7が形
成されており、非点灯時に前面レンズ3を介してこのリ
ブ7が透けて見えるため見栄えが悪いという問題があっ
た。
【0004】また前面レンズ3がバルブ5bの光軸L0
と直交する方向(符号L1参照)に対し大きく傾斜して
いるため、ポジションランプの点灯時に前面レンズ3の
導光作用によってポジションランプ側の光がヘッドラン
プ側に導かれて、前面レンズ3における両ランプの境界
域が不鮮明となって見栄えが悪いという問題もある。本
発明は前記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、そ
の目的は、隔壁によって画成された機能の異なる隣接ラ
ンプ間の境界域が、非点灯時には目立たないが、点灯時
に鮮明となる自動車用コンビネーションランプを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係る自動車用コンビネーションランプに
おいては、ランプボディの前面開口部に車両巾方向外側
寄りの側縁部が側方に廻り込むアウターレンズが組付け
られて、隔壁によりランプボディ内左右に画成された灯
室それぞれの前面が縦長シリンドリカルステップを左右
に連続形成したアウターレンズで覆われるとともに、灯
室内にそれぞれ機能を異にするランプの光源が収容され
た自動車用コンビネーションランプにおいて、前記灯室
を画成する隔壁をアウターレンズに略接近する位置まで
延出するとともに、前記アウターレンズの車両巾方向外
側寄りの灯室に対応する領域の隔壁近傍領域におけるス
テップ素子のシリンドリカル曲面の曲率(拡散角)を同
灯室対応領域の他の位置のステップ素子のシリンドリカ
ル曲面の曲率(拡散角)よりも大きくするようにしたも
のである。
【0006】
【作用】隔壁の先端部はアウターレンズに接近する位置
まで延出しており、隣接する灯室相互間における漏光が
防止される。またアウターレンズ側には、従来構造の様
に、隔壁の先端部と係合する係合凹部を設けないので、
非点灯時には巾狭の隔壁先端部がアウターレンズを通し
てわずかに透けて見えるものの、アウターレンズ裏面に
形成されている拡散角の大きいシリンドリカルステップ
によってその存在をほとんど判別できず、見栄えが悪い
ことはない。
【0007】またアウターレンズの側縁部が側方に廻り
込むため、アウターレンズには、点灯時にアウターレン
ズに入射した光がアウターレンズの表面(空気との界
面)で全反射を繰り返してアウターレンズに沿って導か
れるという導光作用が生じるが、この導光作用によりア
ウターレンズ内を隣接する灯室側に向かう光のアウター
レンズ裏側の隔壁近傍領域に形成されている曲率(拡散
角)の大きいシリンドリカル曲面への入射角(シリンド
リカル曲面と空気との界面に対する入射角)が臨界角以
下となるため、隣接する灯室側に向かう光の一部はこの
シリンドリカルステップ(シリンドリカル曲面)を透過
し、残りの光はこのシリンドリカル曲面で反射され、こ
のシリンドリカル曲面での反射光のアウターレンズ表側
の空気との界面への入射角が臨界角以下となるため、こ
の反射光はこの空気との界面で反射されることなくアウ
ターレンズ表側に出射する。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図6は本発明の第1の実施例を示すもの
で、図1は自動車用コンビネーションヘッドランプ(自
動車の前端部を正面から見て車両右サイドのヘッドラン
プ)の正面図、図2は同ヘッドランプの水平断面図(図
1に示す線II−IIに沿う断面図)、図3および図4はそ
れぞれ同ヘッドランプの縦断面図で、図1に示す線III
−III,IV−IVに沿う断面図、図5はレンズに形成され
ているシリンドリカルステップのステップ素子のシリン
ドリカル曲面の曲率を示す前面レンズの拡大水平断面
図、図6は前面レンズ内に導かれた光をレンズ外に出射
させるシリンドリカルステップ素子の作用を説明する説
明図である。
【0009】これらの図において、符号10は前方に開
口する容器状のランプボディで、前面開口部にはアウタ
ーレンズである透明な前面レンズ11が組付けられて、
前面側から側方に湾曲する灯室空間が形成されている。
ランプボディ10内には、放物面リフレクター22とバ
ルブ24とからなり、車軸と平行な光軸L2をもつヘッ
ドランプ本体20と、クリアランスランプの灯室領域5
0aとバルブ34とからなり、ヘッドランプ本体20の
光軸L2と平行な光軸L3をもつクリアランスランプ本体
30と、ターンシグナルランプの灯室領域50bとバル
ブ44とからなり、ヘッドランプ本体の光軸L2と平行
な光軸L4をもつターンシグナルランプ本体40とが並
設されている。
【0010】ランプボディ10内に形成されているヘッ
ドランプの灯室S2に収容されているヘッドランプ本体
20は、放物面リフレクター22のバルブ挿着孔にダブ
ルフィラメント24a,24bをもつバルブ24が挿着
され、バルブ24の周りにバルブの発した光の一部を遮
光してすれ違いビームの形成に寄与するシェード24c
が設けられた構造で、走行ビームとすれ違いビームの双
方を択一的に形成することができる。また前面レンズ1
1の灯室S2に対応する領域Bには、図2,3,5に示
すように、配光制御ステップである外側に凸のシリンド
リカルステップ12が形成されており、リフレクター2
2で反射されたバルブ24の光はこのシリンドリカルス
テップ12によって拡散配光されることで、所定の配光
パターンを形成する。
【0011】またリフレクター22は、2本のエイミン
グスクリュー25,26と1個の玉継手27とによって
ランプボディ10に対し傾動可能に支持されている。即
ち、ランプボディ10の背面壁に回転可能に支承されて
前後に延出するエイミングスクリュー25(26)は、
リフレクター22の背面側に延出するブラケットに嵌着
されたナット25a(スクリュー26の螺合するナット
は図示せず)にそれぞれ螺合し、エイミングスクリュー
25,26を回動操作することによって、ヘッドランプ
本体20が水平軸Lx,垂直軸Ly(図1参照)回りに
それぞれ傾動し、これによってヘッドランプ本体20か
らの光の照射方向(ヘッドランプの光軸L2)を上下左
右に傾動調整することができる。なお符号27aは、ラ
ンプボディ10に固着された玉部、符号27bは、リフ
レクター22から延びるブラケットに嵌着されて、玉部
27aを支承する支承部で、玉部27aと支承部27b
とによって玉継手27が構成されている。
【0012】符号50は、クリアランスランプの灯室S
3およびターンシグナルランプの灯室S4を形成する灯室
形成部材で、ランプボディ10と前面レンズ11間に収
容されるとともに、正面視して右側端部がランプボディ
10に設けられた係合溝10a内に板ばね状のストッパ
部材70を介して挿着固定されるとともに、左側端部が
固定ねじ72によってランプボディ10にねじ止めされ
ている。この灯室形成部材50には、クリアランスラン
プの灯室S3を形成する前方に開口する容器状の灯室領
域50aと、ターンシグナルランプの灯室S4を形成す
る同じく前方に開口する灯室領域50bとが隣接して設
けられている。また両灯室領域50a,50b間には、
左右に隣接する灯室S3,S4を画成する隔壁50cが設
けられており、この隔壁50cは前面レンズ11に接近
する位置まで前方に延出して、それぞれの灯室S3,S4
の光が互いに漏れないようになっている。また灯室形成
部材50の表面はアルミ蒸着処理されて、クリアランス
ランプおよびターンシグナルランプのリフレクターとし
て機能する。
【0013】灯室領域50a,50bの背面壁には孔5
3,55が開けられ、ランプボディ10背面壁のバルブ
挿着孔に挿着されたバルブ34,44がこれらの孔5
3,55から前方に突出している。クリアランスランプ
本体30に対応するランプボディ10の背面壁は、図4
符号10bに示すように前方にせり出し、このせり出し
た部位10bにバルブ挿着孔が設けられて、ランプボデ
ィ10の後方に十分なスペースがとられている。そして
クリアランスランプの灯室領域50aの背面壁は平面形
で略鉛直に延び、この略鉛直な背面壁の前面にはバルブ
34の光を反射して平行光とする多重リフレクター51
が形成されており、バルブ34の光はこの多重リフレク
ター51で反射されて略平行な光となり、前面レンズ1
1の灯室S 3対応領域A6に形成されている拡散ステップ
13によって左右に拡散されて前方に配光される。
【0014】一方、ターンシグナルランプの灯室領域5
0bの背面壁は放物面リフレクター52を構成してお
り、バルブ44の光はこのリフレクター52によって前
方に配光されるとともに、隔壁50cの表面(アルミ蒸
着反射面)で反射されて側方にも配光される。勿論、前
面レンズ11を透過して前方および側方に向かう光は、
前面レンズ11の灯室S4に対応する領域A0〜A5に形
成されているシリンドリカルステップ14によって左右
方向に拡散される。符号45は孔55に係合するように
固定されたアンバー色のグローブで、バルブ44の光は
このグローブ45を透過することでアンバー色を帯びた
光となる。
【0015】なお前面レンズ11の裏面に形成されてい
るシリンドリカルステップ12,13,14は、略同一
ピッチで左右方向に連結して形成されているため、非点
灯時に前面レンズ11にあらわれるシリンドリカルステ
ップ12,13,14の見切線による模様に意匠上の統
一があって見栄えが非常によい。また前面レンズ11の
灯室S3,S4に対応する領域には、出射光を左右に拡散
させるための外側に凸なるシリンドリカルステップ1
3,14が左右方向に連続して形成されているが、灯室
4に対応する領域に形成されているシリンドリカルス
テップ14は、各ステップ素子のシリンドリカル曲面の
曲率(拡散角)が光量の強い部位程大きくなるように設
定されている。即ち、バルブ44の光軸L4に正対する
領域A0は、バルブ44からの直射光と放物面リフレク
ター52からの反射光によって、前面レンズ11におけ
るクリアランスランプの発光面の中で最も光の強さが大
きくなる部位であり、このバルブ正対領域A0における
ステップ素子のシリンドリカル曲面の曲率半径は5.6
mmとされ、このバルブ正対領域A0から左右方向に行
くに従って、符号A1で示す曲率半径6.4mmのバル
ブ近傍領域,符号A2で示す曲率半径6.9mmの中程
領域,符号A3で示す曲率半径8.2mmのバルブ遠方
領域および符号A4で示す曲率半径9.0mmのバルブ
最遠方領域という具合に、バルブ44の光軸L4から左
右に離間するに従ってステップ素子のシリンドリカル曲
面の曲率が大きく(曲率半径が小さく)されており、バ
ルブ44近傍の強度の大きい光は左右方向に広く拡散さ
せ、バルブ44から遠方となって強度の小さい光は左右
拡散の度合いを小さくすることで、前面レンズ11の灯
室S4に対応する領域(ターンシグナルランプの発光面
全体)が均一の強さで発光し、即ち、ターンシグナルラ
ンプをどの方向から見た場合にも略同一の明るさに見え
るようになっている。
【0016】なお、クリアランスランプおよびヘッドラ
ンプのバルブ正対領域A0(B0)におけるシリンドリカ
ルステップのシリンドリカル曲面の曲率が他の領域より
も大きい(曲率半径が小さい)ことは、バルブ44(2
4)が透けて見えない様にする上でも有効である。また
アウターレンズ11の灯室S4に対応する領域では、シ
リンドリカルステップの符号A5で示す隔壁50c近傍
領域のステップ素子のシリンドリカル曲面の曲率が、そ
の他の領域(A0〜A4)におけるステップ素子のシリン
ドリカル曲面の曲率より大きく(曲率半径がR=4.0
mmと小さく)されて、湾曲する前面レンズ11の導光
作用によって前面レンズ11内を通りクリアランスラン
プ側に導かれるターンシグナルランプ側の光を、前面レ
ンズ11の表又は裏側に積極的に出射させるようになっ
ている。即ち、前面レンズ11の灯室S4に対応する領
域は、バルブ44およびリフレクター52の光軸L4
直交する形態に対して大きく傾斜しているため、前面レ
ンズ11に入射した光が、図6実線に示されるように、
前面レンズ11の表側の表面(空気との界面)とシリン
ドリカルステップ14のシリンドリカル面(空気との界
面)間で全反射を繰り返し、前面レンズ11内を灯室S
3側に導かれるという導光作用が生じる。
【0017】しかし、この前面レンズ11内を灯室S3
側に向かおうとする光は、図6破線に示されるように、
一部が隔壁近傍領域(A5領域)に形成されている曲率
の大きい(曲率半径の小さい)シリンドリカルステップ
のシリンドリカル曲面を透過するとともに、一部が同シ
リンドリカル曲面で反射されることで、前面レンズ11
の表側の表面(空気との界面)F0に対する入射光の入
射角θが大巾に減少して臨角界以下となるため、光は前
面レンズ11の表側の表面(空気との界面)F 0で反射
されることなく前面レンズ11外に出射する。即ち、前
面レンズ11の導光作用によって前面レンズ内を灯室S
3側に向かう光は、灯室S3側に導かれることなく前面レ
ンズ11外(レンズ11の裏側又は表側)に出射され
る。
【0018】このためクリアランスランプとターンシグ
ナルランプとが境界域でクリアランスランプの白色とタ
ーンシグナルランプのアンバー色が混ざるということが
ない上に、前面レンズ11の導光作用によって前面レン
ズ11内を隔壁近傍領域A5まで導かれた光は、この領
域A5のシリンドリカルステップによって前方に出射さ
れることから、この領域A5における発光量が高められ
て、クリアランスランプとの境界域がより鮮明となる。
【0019】また隔壁近傍領域(A5領域)に隣接する
領域(灯室S3に対応する領域)A6におけるシリンドリ
カルステップのシリンドリカル曲面の曲率半径は15m
mで、隔壁近傍領域(A5領域)のシリンドリカル曲面
の曲率半径4mmに比べて曲率がかなり小さくされてい
る。これは、A5領域においてレンズ外に出射されずに
レンズ内をA6領域に導かれた光を、図6符号L30に示
すように、積極的に全反射させ、即ち積極的に導光作用
を行わしめて、ターンシグナルランプのアンバー色の光
がクリアランスランプの隔壁近傍位置(A6)前方に出
射しないようにして、クリアランスランプの隔壁近傍付
近における発光量の増加が抑制され、これによってクリ
アランスランプとターンシグナルランプの境界域がより
鮮明なものとなっている。
【0020】なお前記実施例では、前面レンズ11に形
成されている拡散ステップを表面が凸のシリンドリカル
ステップ14として説明したが、表面が凹のシリンドリ
カルステップであってもよい。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る自動車用コンビネーションランプによれば、左右
の灯室を画成するとともに、隣接する灯室間相互間にお
ける漏光を防止するための隔壁の先端部がアウターレン
ズに接近する位置とされているので、非点灯時に巾狭の
隔壁先端部がアウターレンズを通してわずかに透けて見
えるものの、拡散角の大きいシリンドリカルステップに
よって隔壁の存在が判別できず、それだけ見栄えが良好
となる。
【0022】また導光作用によってアウターレンズ内を
隣接する灯室側に向かう光は、アウターレンズ裏側の隔
壁近傍領域に形成されている曲率(拡散角)の大きいシ
リンドリカルステップのシリンドリカル曲面から一部が
出射し、同曲面で一部が反射され、この反射光のアウタ
ーレンズ表側の空気層との界面への入射角が臨界角以下
となり、光は全反射されることなくアウターレンズ前方
に出射するので、隣接する2つのランプの発光部が境界
域で混合することなく鮮明化されて視認性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である自動車用コンビネーシ
ョンヘッドランプの正面図
【図2】同ヘッドランプの水平断面図(図1に示す線II
−IIに沿う断面図)
【図3】同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線III
−IIIに沿う断面図)
【図4】同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線IV−
IVに沿う断面図)
【図5】レンズに形成されているシリンドリカルステッ
プのステップ素子のシリンドリカル曲面の曲率を示す前
面レンズの拡大水平断面図
【図6】前面レンズ内に導かれた光をレンズ前方に出射
させるシリンドリカルステップ素子の作用を説明する説
明図
【図7】従来のコンビネーションランプの水平断面図
【図8】同ランプの要部を拡大して示す水平断面図
【符号の説明】
10 ランプボディ 11 アウターレンズである前面レンズ 34 クリアランスランプの光源であるバルブ 44 ターンシグナルランプの光源であるバルブ 50 灯室形成部材 50a,50b 灯室領域 50c 隔壁 S3,S4 隔壁によって画成された灯室 L3 クリアランスランプのバルブの光軸 L4 ターンシグナルランプのバルブの光軸 A5 シリンドリカルステップ素子のシリンドリカル曲
面の曲率が他のステップ素子のシリンドリカル曲面の曲
率よりも大きくされた隔壁近傍領域 A0 前面レンズのバルブと正対する領域

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプボディの前面開口部に車両巾方向
    外側寄りの側縁部が側方に廻り込むアウターレンズが組
    付けられて、隔壁によりランプボディ内左右に画成され
    た灯室それぞれの前面が縦長シリンドリカルステップを
    左右に連続形成したアウターレンズで覆われるととも
    に、前記灯室内にはそれぞれ機能を異にするランプの光
    源が収容された自動車用コンビネーションランプにおい
    て、 前記灯室を画成する隔壁がアウターレンズに略接近する
    位置まで延出されるとともに、前記アウターレンズの車
    両巾方向外側寄りの灯室に対応する領域の隔壁近傍位置
    におけるステップ素子のシリンドリカル曲面の曲率(拡
    散角)が同灯室対応領域の他の位置のステップ素子のシ
    リンドリカル曲面の曲率(拡散角)よりも大きくされた
    ことを特徴とする自動車用コンビネーションランプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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